JP4447824B2 - 画像形成装置、仕切り紙制御システム及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、仕切り紙制御システム及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特に、複数のジョブを受け用紙に画像を形成するデジタル複合機等に適用する場合に好適な画像形成装置、仕切り紙制御システム及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像読取機能・画像形成機能・ファクシミリ(FAX)機能等の複数の機能を備えると共に大容量の記憶媒体を装備し、原稿から画像を読み取り用紙に複写するコピー出力、画像を外部に送信するFAX送信出力、用紙に画像を形成するプリント出力などの様々な出力を行うデジタル複合機が普及している。更に、デジタル複合機に接続されると共に排紙トレイを装備し、束オフセットソート(画像形成を行った複数の用紙束を排紙トレイに積載する際に、各用紙束を区別できるように各用紙束を互い違いに所定方向へオフセットさせ積載する処理)、用紙を綴じるステイプル処理、用紙を3つに折るZ折り処理、用紙を真中で折り綴じる中綴じ処理など、様々なシート後処理が可能なシート後処理装置(以降フィニッシャと呼ぶ)も開発されている。
【0003】
このフィニッシャにおいては、デジタル複合機が上記大容量の記憶媒体に蓄積された大量の画像データを用紙に画像形成し出力するために、1つの排紙トレイにおける用紙積載可能枚数を増やすと共に、排紙トレイを複数(例えば2乃至3)装備したものが開発されている。これに伴い、フィニッシャにおいては、1つの排紙トレイに複数ジョブの用紙束を重ねて排紙するような場合に、排紙トレイ上に排紙した各用紙束を区別するために上記の束オフセットソートなどの機能を設けている。
【0004】
但し、フィニッシャで束オフセットソートを実行する際に、1ジョブ1ページ(1つのジョブが1枚の用紙から構成される場合)に対して適用すると、操作者が排紙トレイから用紙を取り出す際にハンドリングしにくい出力結果となる。このような場合に対処可能とすべく、フィニッシャの排紙トレイに複数のジョブに対応した各用紙束を出力する際、ジョブとジョブの区切りに(当該ジョブを構成する用紙と次のジョブを構成する用紙の間に)色紙などを出力している。即ち、ジョブ間の区切りが分かるようにするためのジョブ間仕切り紙に対する要望も高くなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては次のような問題があった。デジタル複合機にフィニッシャを接続した状態において、例えば、フィニッシャにより用紙を真中で折り綴じる中綴じ処理を実行する場合、中綴じ工程で用いる2つ折り機構は、縦方向の搬送路で用紙の2つ折りを行うことから、中綴じが可能な用紙サイズには制限があり、用紙サイズの混在(例えばA3とA4の混在など)も認めない機構となっている。
【0006】
このような2つ折り機構に対し、該2つ折り機構で2つ折りにする用紙(当該ジョブの最後の用紙と次のジョブの最初の用紙)の区切りとすべく、ジョブ間仕切り紙を出力しようとする場合、2つ折り機構は上記のように用紙サイズの混在を認めない機構となっているため、画像形成用紙と同じ用紙サイズのジョブ間仕切り紙しか選択できないように設定されている。そのため、ユーザが画像形成用紙と異なる用紙サイズの所望のジョブ間仕切り紙(例えば色紙等の用紙サイズが異なる紙)を給紙してしまうと、紙詰まりを発生させてしまう。従来技術ではこのような紙詰まりを防止したいという課題があった。
【0007】
但し、中綴じ工程では半折り可能な用紙枚数に制限があり、画像形成用紙の出力枚数が制限枚数を超える出力枚数になった場合は、中綴じ工程を実行せずそのまま排紙トレイに出力を行っている。このときは、ジョブ間仕切り紙は必要となる。
【0008】
更に、デジタル複合機で画像形成が完了した用紙に、フィニッシャでパンチ穴をあけるパンチ処理や用紙を3つに折るZ折り処理を行う場合は、ジョブ間仕切り紙にもパンチ処理やZ折り処理を行っているため、画像形成用紙及びジョブ間仕切り紙の出力に関わるスループットの低下を招く要因となっていた。
【0009】
また、デジタル複合機では、用紙の種類として様々な紙種を登録することが可能であり、ユーザは用途に分けて所望の紙種の用紙を使用している。例えば、給紙対象とするジョブ間仕切り紙の紙種を色紙とするところを誤って厚紙等の紙種を設定した場合、従来は、紙種が誤って設定されたジョブ間仕切り紙をそのまま出力していた。しかし、紙種が誤って設定されたジョブ間仕切り紙の出力はユーザが所望する出力結果ではなく、ジョブ間仕切り紙として出力すべき色紙が出力できない場合があると共に、無駄な出力となっていた。
【0010】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、用紙出力のパフォーマンスの向上、紙詰まりの防止、無駄な用紙出力の防止を可能とした画像形成装置、仕切り紙制御システム及びプログラムを提供することを目的とする。
【0014】
記目的を達成するため、本発明の請求項記載の仕切り紙制御システムは、プリンタで画像形成された先行ジョブの用紙と後続ジョブの用紙との区切りを示すための仕切り紙として用いる用紙を、前記先行ジョブの用紙が排紙された排紙部に排紙できるように構成されたシステムであって、前記プリンタで画像形成された用紙の中綴じ処理が可能なフィニッシャで中綴じ処理を行わせるための設定が操作手段を介して行われた場合、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数か判断するためのフィニッシング設定判断手段と、前記フィニッシング設定判断手段によって前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数であることが判断された場合に、前記仕切り紙として用いる用紙を前記排紙部に排紙しないで前記後続ジョブの画像形成された用紙に前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施すための仕切り紙制御手段を備えることを特徴とする。
【0015】
上記目的を達成するため、本発明の請求項記載の仕切り紙制御システムは、プリンタで画像形成された先行ジョブの用紙と後続ジョブの用紙との区切りを示すための仕切り紙として用いる用紙を、前記先行ジョブの用紙が排紙された排紙部に排紙できるように構成されたシステムであって、前記プリンタで画像形成された用紙の中綴じ処理が可能なフィニッシャで中綴じ処理を行わせるための設定が操作手段を介して行われた場合、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数か判断するためのフィニッシング設定判断手段と、前記フィニッシング設定判断手段によって前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数ではないことが判断された場合に、前記仕切り紙として用いる用紙を前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙し、前記後続ジョブの画像形成された用紙についても前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙するための仕切り紙制御手段を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項記載の仕切り紙制御システムは、プリンタで画像形成された先行ジョブの用紙と後続ジョブの用紙との区切りを示すための仕切り紙として用いる用紙を、前記先行ジョブの用紙が排紙された排紙部に排紙できるように構成されたシステムであって、前記プリンタで画像形成された用紙の中綴じ処理が可能なフィニッシャで中綴じ処理を行わせるための設定が操作手段を介して行われた場合、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数か判断するためのフィニッシング設定判断手段と、前記フィニッシング設定判断手段によって前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数ではないことが判断された場合に、前記仕切り紙として用いる用紙を前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙し、前記後続ジョブの画像形成された用紙についても前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙するための仕切り紙制御手段を備え、更に、前記仕切り紙として用いる用紙の用紙タイプを判断するための用紙タイプ判断手段によって判断された当該用紙タイプが予め定められた用紙タイプではないなら警告メッセージを前記操作手段に表示するための仕切り紙警告表示制御手段を備えること特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項記載の仕切り紙制御システムは、プリンタで画像形成された先行ジョブの用紙と後続ジョブの用紙との区切りを示すための仕切り紙として用いる用紙を、前記先行ジョブの用紙が排紙された排紙部に排紙できるように構成されたシステムであって、前記プリンタで画像形成された用紙の中綴じ処理が可能なフィニッシャで中綴じ処理を行わせるための設定が操作手段を介して行われた場合、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数か判断するためのフィニッシング設定判断手段と、前記フィニッシング設定判断手段によって前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数ではないことが判断された場合に、前記仕切り紙として用いる用紙を前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙し、前記後続ジョブの画像形成された用紙についても前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙するための仕切り紙制御手段を備え、更に、前記仕切り紙として用いる用紙の用紙タイプを判断するための用紙タイプ判断手段によって判断された当該用紙タイプが予め定められた用紙タイプではないなら、前記予め定められた用紙タイプの用紙を仕切り紙とするための設定が前記操作手段を介して行われた後に、当該予め定められた用紙タイプの用紙を前記仕切り紙として前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙するための仕切り紙変更制御手段を備えることを特徴とする。
【0016】
記目的を達成するため、本発明の請求項10記載のプログラムは、プリンタで画像形成された先行ジョブの用紙と後続ジョブの用紙との区切りを示すための仕切り紙として用いる用紙を、前記先行ジョブの用紙が排紙された排紙部に排紙できるように構成されたシステムのための仕切り紙制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ実行可能なプログラムであって、前記仕切り紙制御方法は、前記プリンタで画像形成された用紙の中綴じ処理が可能なフィニッシャで中綴じ処理を行わせるための設定が操作手段を介して行われた場合、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数か判断するためのフィニッシング設定判断工程と、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数であることが判断された場合に、前記仕切り紙として用いる用紙を前記排紙部に排紙しないで前記後続ジョブの画像形成された用紙に前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施すための仕切り紙制御工程とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項11記載のプログラムは、プリンタで画像形成された先行ジョブの用紙と後続ジョブの用紙との区切りを示すための仕切り紙として用いる用紙を、前記先行ジョブの用紙が排紙された排紙部に排紙できるように構成されたシステムのための仕切り紙制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ実行可能なプログラムであって、前記仕切り紙制御方法は、前記プリンタで画像形成された用紙の中綴じ処理が可能なフィニッシャで中綴じ処理を行わせるための設定が操作手段を介して行われた場合、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数か判断するためのフィニッシング設定判断工程と、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数ではないことが判断された場合に、前記仕切り紙として用いる用紙を前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙し、前記後続ジョブの画像形成された用紙についても前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙するための仕切り紙制御工程とを備えることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の実施の形態の概要を説明する。本発明の実施の形態は、画像形成装置にシート後処理装置を付設した状態で、画像形成からシート後処理までを行うジョブ間(当該ジョブを構成する用紙と次のジョブを構成する用紙の間、或いは当該ジョブを構成する用紙束の最後の用紙と次のジョブを構成する用紙束の最初の用紙の間)の区切りを示すジョブ間仕切り紙を出力する場合、シート後処理に応じてジョブ間仕切り紙の出力制御を行う。また、ジョブ間仕切り紙の紙種が操作者の意図する紙種でない場合はジョブ間仕切り紙の出力を停止する制御を行う。これにより、用紙出力のパフォーマンスの向上、紙詰まりの防止、無駄な用紙出力の防止を実現するものである。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
<画像形成装置及びシート後処理装置の構成>
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置及びシート後処理装置(フィニッシャ)の内部構造を示す構成図である。画像形成装置は、例えば画像読取機能・画像形成機能・ファクシミリ機能を有する複合機として構成されると共に、各ジョブ間の区切りを示すジョブ間仕切り紙の出力を制御する機能を有するものであり、原稿から画像を読み取るリーダ部(画像読取部)1と、画像を用紙に形成するプリンタ部(画像形成部)2から大略構成されている。画像形成装置には、シート後処理装置、即ち、用紙を3つに折るZ折り処理を行うZ折りユニット260、用紙にパンチ穴をあけるパンチ処理を行うパンチユニット250、用紙を綴じるステイプル処理や用紙を真中で折り綴じる中綴じ処理を行うステイプルソータ230が付設されている。
【0019】
リーダ部1は、原稿給送装置101、原稿台ガラス102、スキャナユニット104、ミラー106、107、レンズ108、CCDイメージセンサ部(以下CCD)109、コネクタ121、CPU回路部122等を備えている。また、プリンタ部2は、露光制御部201、ミラー207、感光体211、現像器212、転写紙積載部214、215、225、226、転写部216、定着部217、排紙部218、排出ローラ219、搬送方向切り替え部材220、反転搬送路(再給紙用被転写紙積載部)221等を備えている。
【0020】
リーダ部1において、原稿給送装置101は、積載された原稿を原稿台ガラス102の上面に搬送する。原稿台ガラス102上には、読取対象の原稿が搬送される。スキャナユニット104は、ランプ103により原稿を照射し、ミラー105により原稿からの反射光を反射させる。ミラー106、107は、ミラー105からの反射光をレンズ108に導光する。レンズ108は、反射光をCCD109に結像させる。CCD109は、原稿からの反射光を電気信号に変換する光電変換を行う。
【0021】
原稿給送装置101上に積載された原稿は1枚ずつ順次、原稿台ガラス102上に搬送される。原稿が原稿台ガラス102の所定位置へ搬送されると、スキャナユニット104のランプ103が点灯し且つスキャナユニット104が移動して原稿を照射する。原稿の反射光は、ミラー105、106、107、レンズ108を介してCCD109に入力される。リーダ部1は、CCD109による光電変換に基づく画像信号をプリンタ部2へ出力する。
【0022】
プリンタ部2において、露光制御部201は、画像信号を変調された光信号に変換する。ミラー207は、レーザ光を反射させ感光体211に照射する。感光体211上には、照射光により潜像が形成される。現像器212は、感光体211上の潜像を現像する。転写紙積載部214、215、225、226は、それぞれ複数枚の転写紙(以下用紙)を積載状態で格納する。転写部216は、感光体211上の現像された像を用紙に転写する。定着部217は、用紙上の像を加熱及び加圧により定着する。排紙部218は、像が定着された用紙を排出ローラ219により画像形成装置外部へ排出する。搬送方向切り替え部材220は、片面に画像が形成された用紙の搬送方向を反転させる。反転搬送路221は、用紙の両面に画像形成を行う場合に反転させた用紙を転写部側へ再給紙する。
【0023】
リーダ部1からプリンタ部2に入力された画像信号は、露光制御部201にて変調された光信号に変換されて感光体211を照射する。照射光によって感光体211上に作られた潜像は現像器212によって現像される。現像の先端とタイミングを合わせて転写紙積載部214、215、225、226の何れかから用紙が搬送され、転写部216において、上記現像された像が用紙に転写される。用紙に転写された像は定着部217にて用紙に定着された後、用紙は排紙部218により排出ローラ219を介して画像形成装置外部に付設されたZ折りユニット260に排出される。
【0024】
画像形成装置の排出ローラ219により排出された用紙はZ折りユニット260に送り込まれ、Z折りユニット260によるZ折り処理が設定されている場合は、Z折りユニット260の後述するZ折り部でZ折りされる。その後、用紙はパンチユニット250に送り込まれ、パンチユニット250によるパンチ処理が設定されている場合は、パンチユニット250でパンチ穴があけられる。その後、用紙はステイプルソータ230に渡され、ステイプルソータ230によるソート処理が設定されている場合には、ステイプルソータ230の各ビンに排出され、ステイプルソータ230によるソート処理が設定されていない場合には、ステイプルソータ230の最上位のビン242に排出され、ステイプルソータ230によるステイプルソート処理が設定されている場合には、ソートビンに複数装備されているステイプルユニットの中から1つのステイプルユニットが選択されステイプルされる。
【0025】
尚、本実施の形態では、ステイプルソータ230のソートビンに複数装備されているステイプルユニットから1つのステイプルユニットを選択することにより用紙を綴じるステイプル位置を変更するが、これに限定されるものではなく、1つのステイプルユニットを移動させることによりステイプル位置の変更を実現してもよい。
【0026】
ステイプルソータ230による用紙を真中で折り綴じる中綴じ処理が設定されている場合は、パンチユニット250から搬送ローラ231を介して搬送された用紙は、方向変更部材232が動作することによりサドルパス234に送り込まれる。サドルスタック部235に用紙をスタックするために、サドルローラ236は所定量正転し、その後逆転し、サドルスタック部235に用紙を搬送する。この動作を繰り返し、サドルスタック部235に設定出力枚数まで用紙をスタックする。全ての用紙がサドルスタック部235にスタックされた後、サドルローラ236は所定量正転し、サドル折り部材239が用紙の真中にくるまで回転する。
【0027】
サドルローラ236の回転が止まると、サドル折り部材239が動作を開始し、折りローラ237に用紙が到達すると、折りローラ237が回転を開始する。折りローラ237は排出ローラ238方向に用紙を排出するように回転するため、サドル折り部材239により用紙にしっかりとした折り目をつけることができる。この後、ステイプラ(図示略)で用紙の折り部の2箇所を綴じるステイプルを行い、中綴じ処理が完了した用紙をステイプルソータ230外部のビン242に排出する。
【0028】
このように、用紙を真中で折り綴じる中綴じ処理においては、サドルローラ236の正転、逆転のタイミングが用紙の長さを基準に決められるため、ステイプルソータ230に対し用紙サイズが異なる用紙を供給する用紙の混載等を行うと、ステイプルソータ230内で正しく用紙を搬送することができないため、紙詰まりが発生する。そこで、本実施の形態では後述するようなジョブ間仕切り紙の出力制御を行うことで紙詰まりを防止するものである。
【0029】
次に、上記Z折りユニット260において用紙を3つに折るZ折り処理を行うZ折り部について説明する。画像形成装置からZ折りユニット260のZ折り部に搬送され予め定められた用紙サイズに合致した用紙は、方向変更部材268が動作することにより、Z折り部パス261に送り込まれる。用紙の1/4が折りローラ262を通過したタイミングで、折りローラ262、263が用紙を中間折りパス265に進めるように回転する。この回転動作により用紙の1/4が折られる。
【0030】
そのまま中間折りパス265に用紙が1/4進んだタイミングで、折りローラ263、264が最終パス267に用紙を進めるように回転する。このため、用紙の1/4が折られ、用紙がZ折りとなる。Z折りされた用紙はそのまま搬送され、パンチユニット250に搬送される。Z折りユニット260におけるこのZ折り処理はラージサイズ(例えばA3)の用紙のみに適用され、スモールサイズ(例えばA4)の用紙に対しては方向変更部部材268は動作せず、スモールサイズの用紙はそのままパンチユニット250に搬送される。
【0031】
<リーダ部の信号処理構成>
図2は画像形成装置のリーダ部1の信号処理構成を示すブロック図である。リーダ部1は、CCD109、増幅器110R、110G、110B、A/D変換器111、シェーディング回路112、Y信号生成・色検出回路113、変倍・リピート回路114、輪郭・エッジ強調回路115、マーカエリア判定・輪郭生成回路116、パターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117、画像データセレクタ118、レーザドライバ回路119、画像メモリ120、コネクタ121、CPU回路部122、操作部123、画像データ減少回路126を備えている。
【0032】
CCD109に結像された原稿の反射光は、該CCD109で光電変換され、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各色の電気信号に変換される。CCD109から出力されたカラー情報(R、G、B)は、次段の増幅器110R、110G、110BでA/D変換器111の入力信号レベルに合わせてそれぞれ増幅される。A/D変換器111からの出力信号は、シェーディング回路112に入力され、該シェーディング回路112でランプ103の配光ムラやCCD109の感度ムラが補正される。シェーディング回路112からの出力信号は、Y信号生成・色検出回路113及び外部インタフェース切り替え回路(図示略)に入力される。
【0033】
Y信号生成・色検出回路113は、Y信号生成機能を有しており、上記シェーディング回路112からの出力信号に対し下記の式で演算を行いY信号を得る。
【0034】
Y=0.3R+0.6G+0.1B
更に、Y信号生成・色検出回路113は、R、G、Bの信号に基づき7つの色に分離し各色に対する信号を出力する色検出機能を有する。Y信号生成・色検出回路113からの出力信号は、変倍・リピート回路114に入力される。スキャナユニット104の走査速度により副走査方向の変倍を行い、変倍・リピート回路114により主走査方向の変倍を行う。また、変倍・リピート回路114により複数の同一画像を出力することが可能である。
【0035】
輪郭・エッジ強調回路115は、変倍・リピート回路114からの出力信号の高周波成分を強調することによりエッジ強調情報及び輪郭情報を得る。輪郭・エッジ強調回路115からの出力信号は、マーカエリア判定・輪郭生成回路116と、パターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117に入力される。マーカエリア判定・輪郭生成回路116は、原稿上における指定された色のマーカペンで書かれた部分を読み取り、マーカの輪郭情報を生成する。次に、パターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117は、この輪郭情報から太らせやマスキングやトリミングを行う。また、パターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117は、Y信号生成・色検出回路113からの色検出信号によりパターン化を行う。
【0036】
パターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117からの出力信号は、プリンタ部2に出力する場合は、後述する画像データセレクタ118により選択され、レーザドライバ回路119に入力される。レーザドライバ回路119は、各種処理された信号をレーザを駆動するための信号に変換する。レーザドライバ回路119の出力信号は、プリンタ部2に入力され可視像として画像形成が行われる。画像メモリ120は、画像データセレクタ118により送られた画像データを、CPU回路部122の指示により画像メモリ120の指定位置に後述する方法で書き込み及び読み出しを行うものであり、画像の回転処理を行う機能、画像を画像メモリ上で合成する機能を有する。
【0037】
CPU回路部122は、リーダ部1及び後述の図3に示す各部を制御するものであり、制御プログラム、エラー処理プログラム等を記憶するROM124と、各種プログラムを実行する際のワークエリア等のために利用されるRAM125と、各種タイマ制御部等から構成される。尚、画像記憶可能RAM(図示略)に記憶された画像データを、CPU回路部122の指示により画像メモリ120上に展開することも可能である。コネクタ121は、後述の図3に示す以外のデバイス(例えば増設メモリなど)をCPU回路部122に接続するためなどに設けられている。
【0038】
<CPU回路部に対する接続>
図3は画像形成装置のCPU回路部122を中心とした構成を示すブロック図である。CPU回路部122には、リーダ部(画像読取部)1における上記図1での該CPU回路部の制御対象部分、プリンタ部(画像形成部)2における上記図1での該CPU回路部の制御対象部分、用紙に形成する画像に関する画像処理を行う画像処理部22、図2に示した画像データセレクタ118、コネクタ121、図4に示す構成を有する操作部123、画像形成装置で使用する文字・数字・記号等のキャラクタデータを記憶するキャラクタデータ用メモリ130が接続されている。
【0039】
<操作部の構成>
図4は画像形成装置の操作部123の詳細構成を示す図である。操作部123は、リーダ部1の画像読取処理に対する画像編集内容、コピー枚数等の画像形成動作を指示する各種キー群と、操作時の内容を表示する液晶表示装置からなるドットマトリックスで構成される液晶表示部438等を備えている。液晶表示部438は、画像形成装置の状態、コピー枚数、コピー倍率、選択用紙、及び各種操作画面を表示し、コントロールキー等により操作される。スタートキー403は、画像形成装置にコピー動作を開始させるためのキーであり、復帰(リセット)キー402は、設定モードを標準状態に復帰させるためのキーである。
【0040】
キー群405は、コピー枚数、ズーム倍率等を入力するための0〜9までのテンキーと、その入力をクリアするためのクリアキーから構成されている。濃度キー407は、濃度を濃い設定から薄い設定までアップダウンするためのキーであり、これにより調整される濃度は濃度表示部441に表示される。自動濃度調整キー437は、自動濃度調整機能をON/OFFするためのキーと、該自動濃度調整機能を表示する表示部を備えている。用紙選択キー406は、用紙を給紙する給紙口(図1の転写紙積載部)及びオート用紙選択を選択するためのキーであり、この選択状態は液晶表示部438に表示される。
【0041】
キー408、409、410は、コピー時におけるそれぞれ定形縮小、等倍、定形拡大を設定するためのキーである。ズームキー418は、オート変倍モードを設定するためのキーと、選択状態を示す表示部を備えており、この選択状態は液晶表示部438にも表示される。両面キー442は、用紙両面に画像を複写する両面コピーを指示するためのキーである。ユーザモードキー440は、液晶表示部438に対する後述の図7(1)〜(6)等に示す操作画面の表示を指示するためのキーである。
【0042】
<ジョブ間仕切り紙の給紙口及び用紙種類の設定方法>
次に、本画像形成装置におけるジョブ間仕切り紙の給紙口の設定方法及び給紙口に対する用紙の種類の設定方法について図7(1)〜(6)を参照しながら説明する。本例では上記図1に示した4つの転写紙積載部を給紙口と称することとする。例えば、給紙口1にB4サイズ、給紙口2にA4サイズ、給紙口3にA4サイズ、給紙口4にA4サイズの用紙が格納されているものとする。尚、CPU回路部122は操作者による操作部123を介した下記の各種設定を設定値として記憶する。
【0043】
操作者が操作部123のユーザモードキー440を押下すると、図7(1)に示す操作画面が液晶表示部438に表示される。図7(1)の操作画面において、キー701は、画像形成装置に対し所定の共通機能の設定を行うためのキーであり、該キー701を押下すると共通機能を設定することができる。キー702は、画像形成装置のコピー機能に対し設定を行うためのキーであり、該キー702を押下すると自動的に画像回転処理を行うオート回転機能のON/OFFなどを設定することができる。キー703は、調整クリーニングに対するキーであり、該キー703を押下するとズームの調整などを設定することができる。キー704は、タイマに関するキーであり、該キー704を押下すると日付時刻などを設定することができる。
【0044】
図7(1)の操作画面でキー701を押下すると、図7(2)に示す操作画面が液晶表示部438に表示される。図7(2)の操作画面において、キー708は、ジョブ間仕切り紙を設定するためのキーであり、該キー708を押下すると、図7(3)に示す操作画面が液晶表示部438に表示される。図7(3)の操作画面において、キー708−1、キー708−6は、ジョブ間仕切り紙の設定をそれぞれON、OFFするためのキーであり、どちらかのキーを押下すると他方のキーが無効になるトグルキーになっている。キー708−2、キー708−3、キー708−4、キー708−5は、ジョブ間仕切り紙を出力するモードがONになっている状態で有効になり、ジョブ間仕切り紙を給紙するための給紙段(給紙口)を設定することができる。
【0045】
再度、図7(2)の操作画面において、キー706は、用紙種類(用紙タイプ)を設定するためのキーであり、該キー706を押下すると、図7(4)に示す操作画面が液晶表示部438に表示される。図7(4)の操作画面において、キー707−2〜キー707−5までを押下することで、各々の給紙口に対する用紙の種類を設定することができる。例えば、給紙口1の用紙種類を普通紙に設定したとする。同様にして、給紙口2の用紙種類を色紙、給紙口3の用紙種類を再生紙、給紙口4の用紙種類を普通紙に設定したとする。また、キー707―6は、用紙種類の優先順位を設定するためのキーである。図7(4)の操作画面において、各種類の用紙に対応した給紙口を自動的に選択する自動給紙選択における優先順位を設定することができる。
【0046】
図7(5)の操作画面は、例えば給紙口1の用紙の種類の選択を促す表示である。図示例は、普通紙、再生紙、厚紙、色紙、パンチ紙、OHP紙、ラベル紙、第二原図紙、レターヘッドの中から選択可能とした場合の例である。尚、図示例以外にもプレ印刷紙等の選択を可能としてもよい。図7(6)の操作画面は、用紙種類(用紙タイプ)の優先度の設定を促す表示である。図示例は、普通紙の優先度を1、再生紙の優先度を1、色紙の優先度を2、パンチ紙の優先度を3、ラベル紙の優先度を4、厚紙の優先度を4、OHP紙の優先度を4、レターヘッドの優先度を4、第二原図紙の優先度を4とした場合の例である。
【0047】
<画像データの書き込み方法及び読み出し方法>
次に、画像メモリ120に対する画像データの書き込み方法及び読み出し方法について図5(1)〜(5)及び図6を参照しながら説明する。図5(1)は、画像メモリ120の1つの記憶領域における記憶容量の概念を示したものである。本実施の形態では、画像メモリ120の1つの記憶領域に600dpi基準でA3サイズに相当する画像データの記憶ができるもので、記憶領域は縦7015x横9920ビットで構成される。画像メモリ120の全体の記憶領域は、図6に示すように画像レイアウト領域1つとキャラクタ用データ領域1つと画像データ記憶領域として、例えば100枚分の画像データを記憶できるように構成されている(蓄積メモリ1〜蓄積メモリ100)。
【0048】
続いて、図5(2)は、原稿から読み取った画像データを画像メモリ120に書き込む場合の例を示したものである。図5(2)の(2a)に示すように置かれた原稿は、図示のように矢印の方向に順次読み込まれる。図5(2)の(2b)に示すように、(0、0)アドレスをスタート位置として、X方向のカウンタのカウントアップ、Y方向のカウンタのカウントアップに指定して、先ず、原稿の1ライン目が読み込まれると、Y方向のカウンタがカウントアップされ、(0、7015)アドレス方向に順に画像メモリ120に書き込まれる。
【0049】
次に、原稿の2ライン目が読み込まれると、X方向のカウンタがカウントアップされ、(1、0)アドレスから(1、7015)アドレス方向に順に画像メモリ120に書き込まれる。次に、原稿の3ライン目が読み込まれると、X方向のカウンタがカウントアップされ、(2、0)アドレスから(2、7015)アドレスまでが画像メモリ120に書き込まれる。このように、原稿画像の読み込み及び画像データの書き込みを繰り返すことで、(4960、7015)アドレスまで画像メモリ120に書き込まれる。
【0050】
次に、上記図5(2)の手順で画像メモリ120に書き込まれた画像データを読み出す処理を図5(3)と図5(4)を用いて説明する。図5(3)では、図5(3)の(3a)に示すように、先ず、画像メモリ120に書き込まれた画像データのうち原稿の1ライン目の画像データは、(4960、0)アドレスをスタート位置に、X方向のカウンタをカウントダウン、Y方向のカウンタをカウントアップに指定して、(0、0)アドレス方向にX方向のカウンタを順にカウントダウンしながら読み出す。次に、原稿の2ライン目の画像データを、Y方向のカウンタをカウントアップさせ、(4960、1)アドレスから(0、1)アドレスの方向に読み出す。順次、画像メモリ120から原稿の各ラインの画像データをこのように読み出すことにより、図5(3)の(3b)に示すように画像データを読み出すことができる。
【0051】
図5(4)では、図5(4)の(4b)に示すように、先ず、画像メモリ120に書き込まれた画像データのうち原稿の1ライン目の画像データは、(0、0)のアドレスをスタート位置にし、X方向のカウンタをカウントアップ、Y方向のカウンタをカウントダウンに指定して、(0、7015)アドレスの方向にY方向のカウンタを順次カウントアップしながら読み出す。次に、原稿の2ライン目の画像データを、X方向のカウンタをカウントアップさせ、(1、0)アドレスから(1、7015)アドレス方向に読み出す。順次、画像メモリ120から原稿の各ラインの画像データをこのように読み出すことにより、図5(4)の(4b)に示すように画像データを読み出すことができる。
【0052】
従って、図5(2)の(2a)に示すA4幅の原稿を図5(3)の方向で読み出すことで、画像を回転しないで読み出すことができる。
【0053】
また、図5(4)の(4c)に示すように、先ず、画像メモリ120に書き込まれた画像データのうち原稿の1ライン目の画像データは、(4960、7015)アドレスをスタート位置にし、Y方向のカウンタをカウントダウンし、(4960、0)アドレスまで順次読み出す。原稿の2ライン目の画像データは、X方向のカウンタをカウントダウンさせ、(4959、7015)アドレスから、Y方向のカウンタをカウントダウンさせ、(4959、0)アドレスまで順読み出す。順次、画像メモリ120から原稿の各ラインの画像データをこのように読み出すことにより、図5(4)の(4d)に示すように180度回転した画像を読み出すことができる。
【0054】
次に、上記図6の画像レイアウトメモリについて説明する。上述したように、図5(5)の(5a)(5b)に示すような、画像メモリ120に個々に記憶された画像データを読み出し、画像レイアウトメモリの所望の位置に画像データを書き込むことにより、図5(5)の(5c)に示すように別々の原稿画像データを画像メモリ120上で合成することができる。
【0055】
<両面出力方法>
次に、画像形成装置の画像メモリ120から順次読み込む画像データを1枚の用紙の両面に画像形成する両面出力方法について図1を参照しながら説明する。画像形成装置の定着部217で画像が定着された用紙を一旦、排紙部218まで搬送した後、搬送方向切り替え部材220により用紙の搬送向きを反転して反転搬送路(再給紙用被転写紙積載部)221に搬送する。次の原稿が準備されると、上記プロセスと同様にして原稿画像が読み取られるが、原稿画像を転写するための用紙については反転搬送路(再給紙用被転写紙積載部)221より給紙されるので、結局、同一用紙の表面及び裏面の両面に2枚の原稿画像を形成することができる。
【0056】
<ジョブ間仕切り紙の出力制御>
次に、本画像形成装置に付設したシート後処理装置(フィニッシャ)でシート後処理を行う場合(Z折り処理設定、パンチ処理設定、ステイプル処理設定、中綴じ処理設定)におけるジョブ間仕切り紙を出力する際の動作について図8及び図9のフローチャート並びに図10を参照しながら説明する。本フローチャートに示す処理は、画像形成装置のCPU回路部122がROM124に格納されたプログラムに基づき実行する。
【0057】
(1)Z折り処理設定の場合
先ず、画像形成用紙に対しZ折り処理が設定された場合について説明する。本例では、画像形成装置が装備する上記図1に示した4段の転写紙積載部(給紙口)のうち、1段目の給紙口にA4普通紙、2段目の給紙口にA4色紙、3段目の給紙口にA3普通紙、4段目の給紙口にA3厚紙がそれぞれ格納されているものとする。また、原稿サイズがA4→A3→A4→A3の順に原稿を読み取るものとする。また、フィニッシャによるシート後処理の設定としてZ折りユニット260で用紙を3つに折るZ折り処理を指定し、今回のジョブと前のジョブの間の区切りを示すジョブ間仕切り紙として4段目の給紙口に格納されているA3厚紙を指定したとする。また、本例では、ステイプルソータ230の所定ビンに前のジョブに関わる画像形成用紙が排出されているものとする。
【0058】
操作者が画像形成装置の操作部123のスタートキー403を押下すると、ステップS801で、本処理が開始され、ステップS802で、CPU回路部122はジョブ間仕切り紙の出力が設定されているか否かを判断する。本例ではジョブ間仕切り紙として4段目の給紙口のA3厚紙が設定されているため、ステップS803に進む。ステップS803では、CPU回路部122は画像形成する用紙に対しシート後処理(フィニッシング)が設定されているか否かを判断する。本例ではシート後処理(用紙を3つに折るZ折り処理)が設定されているため、ステップS804に進む。
【0059】
ステップS804では、CPU回路部122はZ折り処理が設定されているか否かを判断し、本例ではZ折り処理が設定されているため、ステップS808に進み、ジョブ間仕切り紙であるA3厚紙に対してZ折り処理を行わないように設定する。次に、ステップS813に進み、CPU回路部122はジョブ間仕切り紙の用紙タイプ(種類)の設定を参照する。本例ではジョブ間仕切り紙の用紙タイプは厚紙に設定されている。ジョブ間仕切り紙の用紙タイプ(厚紙)は、予め定められた用紙タイプである普通紙、再生紙、色紙に一致しない。そこで、ステップS812に進み、CPU回路部122は図10に示すような警告メッセージ(「仕切り紙のメディアタイプ対象外です」)を操作部123の液晶表示部438に表示し、ジョブ間仕切り紙の出力を停止する(尚、ジョブ間仕切り紙の用紙タイプが、普通紙、再生紙、色紙に一致する場合は、ジョブ間仕切り紙を出力する)。
【0060】
ここで、操作者がジョブ間仕切り紙としてA3厚紙をA3普通紙に変更設定したとすると、ステップS813に進み、CPU回路部122はジョブ間仕切り紙の上記設定変更された用紙タイプが予め定められた用紙タイプに一致すると判断し、ステップS814に進み、記録紙(今回のジョブで画像形成を行った用紙)が存在するか否かを判断する。本例では記録紙が存在するので、ステップS815に進み、今回のジョブと前のジョブの間の区切りを示すために、3段目の給紙口からA3普通紙のジョブ間仕切り紙を出力する。
【0061】
上記ステップS808においてジョブ間仕切り紙にZ折り処理をしないと設定したので、CPU回路部122はZ折りユニット260でジョブ間仕切り紙にZ折り処理を行わずにステイプルソータ230の上記所定ビン(所定ビンに排出されている前のジョブに関わる画像形成用紙の上)に排出する。ジョブ間仕切り紙の排出が終わったので、ステップS817に進み、CPU回路部122はZ折りユニット260により、原稿サイズがA4→A3→A4→A3の順で読み取られた原稿の画像が形成されたA4、A3、A4、A3の用紙のうち、Z折り可能なA3の用紙に対してZ折り処理を行い、本処理を終了する。
【0062】
(2)パンチ処理設定の場合
次に、画像形成用紙に対しパンチ処理が設定された場合について説明する。本例では、原稿サイズがA4→A3→A4→A3の順に原稿を読み取るものとする。また、フィニッシャによるシート後処理の設定としてパンチユニット250で用紙にパンチ穴をあけるパンチ処理を指定し、今回のジョブと前のジョブの間の区切りを示すジョブ間仕切り紙として4段目の給紙口に格納されているA3厚紙を指定したとする。また、本例では、ステイプルソータ230の所定ビンに前のジョブに関わる画像形成用紙が排出されているものとする。
【0063】
操作者が画像形成装置の操作部123のスタートキー403を押下すると、ステップS801で、本処理が開始され、ステップS802で、CPU回路部122はジョブ間仕切り紙の出力が設定されているか否かを判断する。本例ではジョブ間仕切り紙として4段目の給紙口のA3厚紙が設定されているため、ステップS803に進む。ステップS803では、CPU回路部122は画像形成する用紙に対しシート後処理(フィニッシング)が設定されているか否かを判断する。本例ではシート後処理(用紙にパンチ穴をあけるパンチ処理)が設定されているため、ステップS804に進む。
【0064】
ステップS804では、CPU回路部122はZ折り処理が設定されているか否かを判断し、本例ではZ折り処理ではないため、ステップS805に進む。ステップS805では、CPU回路部122はパンチ処理が設定されているか否かを判断し、本例ではパンチ処理が設定されているため、ステップS809に進み、ジョブ間仕切り紙であるA3厚紙に対してパンチ処理を行わないように設定する。
【0065】
次に、ステップS813に進み、CPU回路部122はジョブ間仕切り紙の用紙タイプ(種類)の設定を参照する。本例ではジョブ間仕切り紙の用紙タイプは厚紙に設定されている。ジョブ間仕切り紙の用紙タイプ(厚紙)は、予め定められた用紙タイプである普通紙、再生紙、色紙に一致しない。そこで、ステップS812に進み、CPU回路部122は図10に示すような警告メッセージ(「仕切り紙のメディアタイプ対象外です」)を操作部123の液晶表示部438に表示し、ジョブ間仕切り紙の出力を停止する。
【0066】
ここで、操作者がジョブ間仕切り紙としてA3厚紙をA3普通紙に変更設定したとすると、ステップS813に進み、CPU回路部122はジョブ間仕切り紙の上記設定変更された用紙タイプが予め定められた用紙タイプに一致すると判断し、ステップS814に進み、記録紙(今回のジョブで画像形成を行った用紙)が存在するか否かを判断する。本例では記録紙が存在するので、ステップS815に進み、今回のジョブと前のジョブの間の区切りを示すために、3段目の給紙口からA3普通紙のジョブ間仕切り紙を出力する。
【0067】
上記ステップS809においてジョブ間仕切り紙にパンチ処理をしないと設定したので、CPU回路部122はパンチユニット250でジョブ間仕切り紙にパンチ処理を行わずにステイプルソータ230の上記所定ビン(所定ビンに排出されている前のジョブに関わる画像形成用紙の上)に排出する。ジョブ間仕切り紙の排出が終わったので、ステップS817に進み、CPU回路部122はパンチユニット250により、原稿サイズがA4→A3→A4→A3の順で読み取られた原稿の画像が形成されたA4、A3、A4、A3の用紙に対してパンチ処理を行い、本処理を終了する。
【0068】
(3)ステイプル処理設定の場合
次に、画像形成用紙に対しステイプル処理が設定された場合について説明する。本例では、原稿サイズがA4→A3→A4→A3の順に原稿を読み取るものとする。また、フィニッシャによるシート後処理の設定としてステイプルソータ230で用紙を綴じるステイプル処理を指定し、今回のジョブと前のジョブの間の区切りを示すジョブ間仕切り紙として4段目の給紙口に格納されているA3厚紙を指定したとする。また、本例では、ステイプルソータ230の所定ビンに前のジョブに関わる画像形成用紙が排出されているものとする。
【0069】
操作者が画像形成装置の操作部123のスタートキー403を押下すると、ステップS801で、本処理が開始され、ステップS802で、CPU回路部122はジョブ間仕切り紙の出力が設定されているか否かを判断する。本例ではジョブ間仕切り紙として4段目の給紙口のA3厚紙が設定されているため、ステップS803に進む。ステップS803では、CPU回路部122は画像形成する用紙に対しシート後処理(フィニッシング)が設定されているか否かを判断する。本例ではシート後処理(用紙を綴じるステイプル処理)が設定されているため、ステップS804に進む。
【0070】
ステップS804では、CPU回路部122はZ折り処理が設定されているか否かを判断し、本例ではZ折り処理ではないため、ステップS805に進む。ステップS805では、CPU回路部122はパンチ処理が設定されているか否かを判断し、本例ではパンチ処理でもないため、ステップS806に進む。ステップS806では、CPU回路部122はステイプル処理が設定されているか否かを判断し、本例ではステイプル処理が設定されているため、ステップS810に進み、ジョブ間仕切り紙であるA3厚紙に対してステイプル処理を行わないように設定する。
【0071】
次に、ステップS813に進み、CPU回路部122はジョブ間仕切り紙の用紙タイプ(種類)の設定を参照する。本例ではジョブ間仕切り紙の用紙タイプは厚紙に設定されている。ジョブ間仕切り紙の用紙タイプ(厚紙)は、予め定められた用紙タイプである普通紙、再生紙、色紙に一致しない。そこで、ステップS812に進み、CPU回路部122は図10に示すような警告メッセージ(「仕切り紙のメディアタイプ対象外です」)を操作部123の液晶表示部438に表示し、ジョブ間仕切り紙の出力を停止する。
【0072】
ここで、操作者がジョブ間仕切り紙としてA3厚紙をA3普通紙に変更設定したとすると、ステップS813に進み、CPU回路部122はジョブ間仕切り紙の上記設定変更された用紙タイプが予め定められた用紙タイプに一致すると判断し、ステップS814に進み、記録紙(今回のジョブで画像形成を行った用紙)が存在するか否かを判断する。本例では記録紙が存在するので、ステップS815に進み、今回のジョブと前のジョブの間の区切りを示すために、3段目の給紙口からA3普通紙のジョブ間仕切り紙を出力する。
【0073】
上記ステップS810においてジョブ間仕切り紙にステイプル処理をしないと設定したので、CPU回路部122はステイプルソータ230でジョブ間仕切り紙にステイプル処理を行わずにステイプルソータ230の上記所定ビン(所定ビンに排出されている前のジョブに関わる画像形成用紙の上)に排出する。ジョブ間仕切り紙の排出が終わったので、ステップS817に進み、CPU回路部122はステイプルソータ230により、原稿サイズがA4→A3→A4→A3の順で読み取られた原稿の画像が形成されたA4、A3、A4、A3の用紙に対してステイプル処理を行い、本処理を終了する。
【0074】
(4)中綴じ処理設定の場合(原稿枚数4枚)
次に、画像形成用紙に対し中綴じ処理が設定された場合で且つ原稿枚数が4枚の場合について説明する。本例では、原稿サイズがA3→A3→A3→A3の順に原稿を読み取るものとする。また、フィニッシャによるシート後処理の設定としてステイプルソータ230で用紙を真中で折り綴じる中綴じ処理を指定し、今回のジョブと前のジョブの間の区切りを示すジョブ間仕切り紙として4段目の給紙口に格納されているA3厚紙を指定したとする。また、本例では、ステイプルソータ230の所定ビンに前のジョブに関わる画像形成用紙が排出されているものとする。
【0075】
操作者が画像形成装置の操作部123のスタートキー403を押下すると、ステップS801で、本処理が開始され、ステップS802で、CPU回路部122はジョブ間仕切り紙の出力が設定されているか否かを判断する。本例ではジョブ間仕切り紙として4段目の給紙口のA3厚紙が設定されているため、ステップS803に進む。ステップS803では、CPU回路部122は画像形成する用紙に対しシート後処理(フィニッシング)が設定されているか否かを判断する。本例ではシート後処理(用紙を真中で折り綴じる中綴じ処理)が設定されているため、ステップS804に進む。
【0076】
ステップS804では、CPU回路部122はZ折り処理が設定されているか否かを判断し、本例ではZ折り処理ではないため、ステップS805に進む。ステップS805では、CPU回路部122はパンチ処理が設定されているか否かを判断し、本例ではパンチ処理でもないため、ステップS806に進む。ステップS806では、CPU回路部122はステイプル処理が設定されているか否かを判断し、本例ではステイプル処理でもないため、ステップS807に進む。
【0077】
ステップS807では、CPU回路部122は中綴じ処理が設定されているか否かを判断し、本例では中綴じ処理が設定されているため、ステップS811に進み、画像形成(印字)を行った用紙の枚数である印字枚数をカウントする。本例では原稿枚数が4枚であるため、ステイプルソータ230で中綴じ処理が可能な中綴じ可能枚数(例えば15枚)を満たす。そこで、ステップS816に進み、CPU回路部122はジョブ間仕切り紙を出力しないように制御し、ステイプルソータ230により用紙4枚に中綴じ処理を行い、本処理を終了する。
【0078】
(5)中綴じ処理設定の場合(原稿枚数16枚)
次に、画像形成用紙に対し中綴じ処理が設定された場合で且つ原稿枚数が16枚の場合について説明する。本例では、フィニッシャによるシート後処理の設定としてステイプルソータ230で用紙を真中で折り綴じる中綴じ処理を指定し、今回のジョブと前のジョブの間の区切りを示すジョブ間仕切り紙として4段目の給紙口に格納されているA3厚紙を指定したとする。また、本例では、ステイプルソータ230の所定ビンに前のジョブに関わる画像形成用紙が排出されているものとする。
【0079】
操作者が画像形成装置の操作部123のスタートキー403を押下すると、ステップS801で、本処理が開始され、ステップS802で、CPU回路部122はジョブ間仕切り紙の出力が設定されているか否かを判断する。本例ではジョブ間仕切り紙として4段目の給紙口のA3厚紙が設定されているため、ステップS803に進む。ステップS803では、CPU回路部122は画像形成する用紙に対しシート後処理(フィニッシング)が設定されているか否かを判断する。本例ではシート後処理(用紙を真中で折り綴じる中綴じ処理)が設定されているため、ステップS804に進む。
【0080】
ステップS804では、CPU回路部122はZ折り処理が設定されているか否かを判断し、本例ではZ折り処理ではないため、ステップS805に進む。ステップS805では、CPU回路部122はパンチ処理が設定されているか否かを判断し、本例ではパンチ処理でもないため、ステップS806に進む。ステップS806では、CPU回路部122はステイプル処理が設定されているか否かを判断し、本例ではステイプル処理でもないため、ステップS807に進む。
【0081】
ステップS807では、CPU回路部122は中綴じ処理が設定されているか否かを判断し、本例では中綴じ処理が設定されているため、ステップS811に進み、画像形成(印字)が行われた用紙の枚数である印字枚数をカウントする。本例では原稿枚数が16枚であるため、ステイプルソータ230で中綴じ処理が可能な中綴じ可能枚数(例えば15枚)を満たさない。そこで、ステップS820に進み、CPU回路部122はジョブ間仕切り紙以外の、原稿16枚を読み取り画像形成を行った画像形成用紙も中綴じ処理しないように設定する。
【0082】
次に、ステップS813に進み、CPU回路部122はジョブ間仕切り紙の用紙タイプ(種類)の設定を参照する。本例ではジョブ間仕切り紙の用紙タイプは厚紙に設定されている。ジョブ間仕切り紙の用紙タイプ(厚紙)は、予め定められた用紙タイプである普通紙、再生紙、色紙に一致しない。そこで、ステップS812に進み、CPU回路部122は図10に示すような警告メッセージ(「仕切り紙のメディアタイプ対象外です」)を操作部123の液晶表示部438に表示し、ジョブ間仕切り紙の出力を停止する。
【0083】
ここで、操作者がジョブ間仕切り紙としてA3厚紙をA3普通紙に変更設定したとすると、ステップS813に進み、CPU回路部122はジョブ間仕切り紙の上記設定変更された用紙タイプが予め定められた用紙タイプに一致すると判断し、ステップS814に進み、記録紙(今回のジョブで画像形成を行った用紙)が存在するか否かを判断する。本例では記録紙が存在するので、ステップS815に進み、今回のジョブと前のジョブの間の区切りを示すために、3段目の給紙口からA3普通紙のジョブ間仕切り紙を出力する。
【0084】
上記ステップS820においてジョブ間仕切り紙に中綴じ処理をしないと設定したので、CPU回路部122はステイプルソータ230でジョブ間仕切り紙に中綴じ処理を行わずにステイプルソータ230の上記所定ビン(所定ビンに排出されている前のジョブに関わる画像形成用紙の上)に排出する。ジョブ間仕切り紙の排出が終わったので、ステップS817に進み、画像形成を行った画像形成用紙(印字用紙)16枚に対して上記ステップS820において中綴じ処理しないと設定したので印字用紙16枚に対しても中綴じ処理を行わずに排出し、本処理を終了する。
【0085】
以上説明したように、本実施の形態によれば、画像形成装置で画像形成した用紙に対するシート後処理装置で実行するシート後処理に応じて、ジョブの区切りを示すジョブ間仕切り紙の出力を制御し、また、ジョブ間仕切り紙にはシート後処理を行わないため、用紙出力のパフォーマンスを向上させることができるという効果を奏する。
【0086】
また、ジョブ間仕切り紙の紙種に応じてジョブ間仕切り紙の出力を制御するため、従来のように操作者が設定したジョブ間仕切り紙の紙種の如何に関わらずジョブ間仕切り紙を出力する場合に発生する紙詰まりを防ぐことが可能となると共に、従来のように操作者がジョブ間仕切り紙の紙種を誤って設定した場合に発生する無駄な用紙出力をしなくても済むようになるという効果を奏する。
【0087】
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、画像形成装置にシート後処理装置としてZ折りユニット、パンチユニット、ステイプルソータを付設した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像形成装置に付設するシート後処理装置の種類や数は任意とすることが可能である。
【0088】
上記実施の形態では、画像読取機能・画像形成機能・ファクシミリ機能を備えた画像形成装置(複合機)におけるジョブ間仕切り紙の出力制御を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像読取機能・画像形成機能を備えた画像形成装置(複写機)や、画像形成機能を備えた画像形成装置(プリンタ)におけるジョブ間仕切り紙の出力制御に適用することも可能である。
【0089】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明が達成されることは言うまでもない。
【0090】
この場合、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなどを用いることができる。
【0091】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0092】
更に、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0093】
【発明の効果】
求項記載の本発明によれば、プリンタで画像形成された先行ジョブの用紙と後続ジョブの用紙との区切りを示すための仕切り紙として用いる用紙を、前記先行ジョブの用紙が排紙された排紙部に排紙できるように構成されたもので、前記プリンタで画像形成された用紙の中綴じ処理が可能なフィニッシャで中綴じ処理を行わせるための設定が操作手段を介して行われた場合において、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数である場合に、前記仕切り紙として用いる用紙を前記排紙部に排紙しないで前記後続ジョブの画像形成された用紙に前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施すことができ、請求項記載の本発明によれば、プリンタで画像形成された先行ジョブの用紙と後続ジョブの用紙との区切りを示すための仕切り紙として用いる用紙を、前記先行ジョブの用紙が排紙された排紙部に排紙できるように構成されたもので、前記プリンタで画像形成された用紙の中綴じ処理が可能なフィニッシャで中綴じ処理を行わせるための設定が操作手段を介して行われた場合において、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数ではない場合に、前記仕切り紙として用いる用紙を前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙し、前記後続ジョブの画像形成された用紙についても前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙でき、請求項記載の本発明によれば、請求項記載の本発明の効果に加えて更に、前記仕切り紙として用いる用紙の用紙タイプが予め定められた用紙タイプではないなら警告メッセージを前記操作手段に表示でき、請求項記載の本発明によれば、請求項記載の本発明の効果に加えて更に、前記仕切り紙として用いる用紙の用紙タイプが予め定められた用紙タイプではないなら、前記予め定められた用紙タイプの用紙を仕切り紙とするための設定が前記操作手段を介して行われた後に、当該予め定められた用紙タイプの用紙を前記仕切り紙として前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙できる。
【0094】
このように、ジョブ間仕切り紙を実現するもので、用紙出力のパフォーマンス向上、紙詰まりの防止、無駄な用紙出力の防止が可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置及びシート後処理装置(フィニッシャ)の内部構造を示す構成図である。
【図2】画像形成装置のリーダ部の信号処理系の構成を示すブロック図である。
【図3】画像形成装置のCPU回路部を中心とした構成を示すブロック図である。
【図4】画像形成装置の操作部の構成を示す図である。
【図5】(1)は画像メモリの1つの記憶容量を示す図、(2)〜(5)は画像データの書き込み、読み出し例を示す図である。
【図6】画像レイアウトメモリを示す図である。
【図7】(1)〜(6)はジョブ間仕切り紙の設定用操作画面を示す図である。
【図8】ジョブ間仕切り紙の出力時の動作を示すフローチャート
【図9】図8の続きを示すフローチャートである。
【図10】ジョブ間仕切り紙に関する警告表示画面を示す図である。
【符号の説明】
1 リーダ部(画像読取手段)
2 プリンタ部(画像形成手段)
122 CPU回路部(制御手段、設定手段、紙種設定手段)
123 操作部(設定手段、紙種設定手段)
230 ステイプルソータ(後処理手段、中綴じ手段、ステイプル手段)
250 パンチユニット(後処理手段、パンチ手段)
260 Z折りユニット(後処理手段、折り手段)

Claims (11)

  1. プリンタで画像形成された先行ジョブの用紙と後続ジョブの用紙との区切りを示すための仕切り紙として用いる用紙を、前記先行ジョブの用紙が排紙された排紙部に排紙できるように構成されたシステムであって、
    前記プリンタで画像形成された用紙の中綴じ処理が可能なフィニッシャで中綴じ処理を行わせるための設定が操作手段を介して行われた場合、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数か判断するためのフィニッシング設定判断手段と、
    前記フィニッシング設定判断手段によって前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数であることが判断された場合に、前記仕切り紙として用いる用紙を前記排紙部に排紙しないで前記後続ジョブの画像形成された用紙に前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施すための仕切り紙制御手段を備えることを特徴とする仕切り紙制御システム。
  2. プリンタで画像形成された先行ジョブの用紙と後続ジョブの用紙との区切りを示すための仕切り紙として用いる用紙を、前記先行ジョブの用紙が排紙された排紙部に排紙できるように構成されたシステムであって、
    前記プリンタで画像形成された用紙の中綴じ処理が可能なフィニッシャで中綴じ処理を行わせるための設定が操作手段を介して行われた場合、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数か判断するためのフィニッシング設定判断手段と、
    前記フィニッシング設定判断手段によって前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数ではないことが判断された場合に、前記仕切り紙として用いる用紙を前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙し、前記後続ジョブの画像形成された用紙についても前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙するための仕切り紙制御手段を備えることを特徴とする仕切り紙制御システム。
  3. プリンタで画像形成された先行ジョブの用紙と後続ジョブの用紙との区切りを示すための仕切り紙として用いる用紙を、前記先行ジョブの用紙が排紙された排紙部に排紙できるように構成されたシステムであって、
    前記プリンタで画像形成された用紙の中綴じ処理が可能なフィニッシャで中綴じ処理を行わせるための設定が操作手段を介して行われた場合、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数か判断するためのフィニッシング設定判断手段と、
    前記フィニッシング設定判断手段によって前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数ではないことが判断された場合に、前記仕切り紙として用いる用紙を前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙し、前記後続ジョブの画像形成された用紙についても前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙するための仕切り紙制御手段を備え、
    更に、
    前記仕切り紙として用いる用紙の用紙タイプを判断するための用紙タイプ判断手段によって判断された当該用紙タイプが予め定められた用紙タイプではないなら警告メッセージを前記操作手段に表示するための仕切り紙警告表示制御手段を備えること特徴とする仕切り紙制御システム。
  4. プリンタで画像形成された先行ジョブの用紙と後続ジョブの用紙との区切りを示すための仕切り紙として用いる用紙を、前記先行ジョブの用紙が排紙された排紙部に排紙できるように構成されたシステムであって、
    前記プリンタで画像形成された用紙の中綴じ処理が可能なフィニッシャで中綴じ処理を行わせるための設定が操作手段を介して行われた場合、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数か判断するためのフィニッシング設定判断手段と、
    前記フィニッシング設定判断手段によって前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数ではないことが判断された場合に、前記仕切り紙として用いる用紙を前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙し、前記後続ジョブの画像形成された用紙についても前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙するための仕切り紙制御手段を備え、
    更に、
    前記仕切り紙として用いる用紙の用紙タイプを判断するための用紙タイプ判断手段によって判断された当該用紙タイプが予め定められた用紙タイプではないなら、前記予め定められた用紙タイプの用紙を仕切り紙とするための設定が前記操作手段を介して行われた後に、当該予め定められた用紙タイプの用紙を前記仕切り紙として前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙するための仕切り紙変更制御手段を備えることを特徴とする仕切り紙制御システム。
  5. 前記予め定められた用紙タイプは、少なくとも厚紙とは異なることを特徴とする請求項3又は4記載の仕切り紙制御システム。
  6. 前記予め定められた用紙タイプは、少なくともパンチ紙とは異なることを特徴とする請求項3又は4記載の仕切り紙制御システム。
  7. 前記予め定められた用紙タイプは、少なくともOHP紙とは異なることを特徴とする請求項3又は4記載の仕切り紙制御システム。
  8. 前記予め定められた用紙タイプは、普通紙、再生紙、色紙の何れかであることを特徴とする請求項3又は4記載の仕切り紙制御システム。
  9. 請求項1乃至の何れか1項に記載の仕切り制御システムに適用される画像形成装置であって、少なくとも前記プリンタと前記フィニッシング設定判断手段と前記仕切り紙制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  10. プリンタで画像形成された先行ジョブの用紙と後続ジョブの用紙との区切りを示すための仕切り紙として用いる用紙を、前記先行ジョブの用紙が排紙された排紙部に排紙できるように構成されたシステムのための仕切り紙制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ実行可能なプログラムであって、
    前記仕切り紙制御方法は、
    前記プリンタで画像形成された用紙の中綴じ処理が可能なフィニッシャで中綴じ処理を行わせるための設定が操作手段を介して行われた場合、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数か判断するためのフィニッシング設定判断工程と、
    前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数であることが判断された場合に、前記仕切り紙として用いる用紙を前記排紙部に排紙しないで前記後続ジョブの画像形成された用紙に前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施すための仕切り紙制御工程とを備えることを特徴とするコンピュータ実行可能なプログラム。
  11. プリンタで画像形成された先行ジョブの用紙と後続ジョブの用紙との区切りを示すための仕切り紙として用いる用紙を、前記先行ジョブの用紙が排紙された排紙部に排紙できるように構成されたシステムのための仕切り紙制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ実行可能なプログラムであって、
    前記仕切り紙制御方法は、
    前記プリンタで画像形成された用紙の中綴じ処理が可能なフィニッシャで中綴じ処理を行わせるための設定が操作手段を介して行われた場合、前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数か判断するためのフィニッシング設定判断工程と、
    前記中綴じ処理で1束とする前記後続ジョブの用紙の枚数が前記フィニッシャで前記中綴じ処理が可能な枚数ではないことが判断された場合に、前記仕切り紙として用いる用紙を前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙し、前記後続ジョブの画像形成された用紙についても前記フィニッシャで前記中綴じ処理を施さずに前記排紙部に排紙するための仕切り紙制御工程とを備えることを特徴とするコンピュータ実行可能なプログラム。
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