JP4810022B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式、静電記憶方式等の複写機、プリンタなどの画像形成装置に関し、特に、そのトナー像の濃度、階調性、色味の改善に関するものである。
【0002】
【従来技術】
図13(a)はフォトダイオードを用いたトナーからの反射光を検出するセンサの例である。図13(b)はフォトダイオードの出力電流を電圧に変換する回路の例である。201はフォトダイオードであり、102は光源となるLEDで、104は転写材1上に形成された検出対象のトナー像(以下トナーパッチという)である。トナーパッチからの反射光206はフォトダイオード201に入射しフォトカレントが発生する。フォトカレントは抵抗202により電圧V203に変換される。この電圧V203はトナー面の反射光量をリアルタイムに反映している。
【0003】
図14は従来の蓄積型のラインセンサの構成を示すブロック図である。204はセンサアレイ、205は読み出し回路、206はリセット回路である。207〜209,220は表面を遮光した画素(ダーク画素)である。210〜219は光に反応する画素である。207,220は端部に位置することによるセンサで特性のばらつきを吸収するダミー画素を兼ねる。ここでは簡単のため光に反応する画素が10画素の例を示したが必要に応じて有効画素数は決定される。ダーク画素は前半に3ビット、後半に1ビットの例を示したものの、画素間の光の漏れこみ度合いや使用するシステムの要請によってビット数は増減される。
【0004】
図15は図14に示す蓄積型ラインセンサの動作を示すタイミングチャートである。リセットパルス221によりセンサをリセットした後、リセットを解除し蓄積を開始する。蓄積の間、センサの蓄積容量(図示せず)は入射光量に応じたフォトカレントで充電される。ただし、遮光されたビットはセンサで発生する暗電流により蓄積容量が充電される。所定時間ta蓄積後、転送パルス222によりセンサの出力は一括して読み出し回路205に転送され、読み出し回路205内のシフトレジスタによるシフトパルス223に基づき1画素ごとに出力信号224としてシリアルに出力される。この際、ダーク画素208に対応した出力を暗時出力の代表とし、それ以降の有効画素の出力から減算することにより、センサの暗電流による誤差分を補正した信号が得られる。
【0005】
図16を用いて、多色画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの全体構成について、その概略を説明する。カラーレーザプリンタは、画像形成部において画像信号に基づいて形成される画像光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して可視画像を形成し、更に、このカラー可視画像を記録媒体である転写材へ転写し、ついでカラー可視画像を定着させるものである。画像形成部は、現像色の数だけ並置したステーション毎の感光ドラム5Y,5M,5C,5K、一次帯電手段としての注入帯電手段7Y,7M,7C,7K、現像手段8Y,8M,8C,8K、トナーカートリッジ11Y,11M,11C、11K、中間転写体12、給紙部、転写部および定着部13によって構成されている。
【0006】
感光ドラム5Y、5M、5C、5Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光ドラム5Y、5M、5C、5Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。感光ドラム5Y、5M、5C、5Kへの露光光はスキャナ部10Y、10M、10C、10Kから送られ、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面に選択的に露光することにより、順次静電潜像が形成される。
【0007】
一次帯電手段として、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の感光ドラムを帯電させるための4個の注入帯電器7Y、7M、7C、7Kを備え、各注入帯電器にはスリーブ7YS、7MS、7CS、7KSが具備されている。
【0008】
現像手段として、前記静電潜像を可視化するために、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う4個の現像器8Y、8M、8C、8Kとを備え、各現像器にはスリーブ8YS、8MS、8CS、8CKが設けられている。尚、各々の現像器は装置本体に対して脱着可能に取り付けられている。
【0009】
中間転写体12は、駆動ローラ18a、および従動ローラ18b、18cに張設された無端ベルト体であって、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kに接触しており、カラー画像形成時に時計周り方向に回転し、各色用の一次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kの作用によって順次転写を受ける。
【0010】
給紙手段(給紙口)としての給紙カセット2または給紙トレー3には転写材1が収容されており、転写材1は給紙ローラ4および搬送ローラ24などにより構成される搬送路25を搬送されてレジストローラ23に到達する。これはレジ前センサ19によって検知される。
【0011】
画像形成時には、レジ前センサ19によって中間転写体12上のカラー可視画像が転写領域に到達するタイミングを合わせられて、所定時間、転写材1の搬送を停止させる。転写材1がレジストローラ23から転写領域に給紙され、中間転写体12に2次転写ローラ9が接触して転写材1を挟持し搬送することにより転写材1に中間転写体12上のカラー可視画像を同時に重畳転写する。
【0012】
2次転写ローラ9は、中間転写体12上にカラー可視画像を重畳転写している間は実線にて示すように中間転写体12に当接させるが、印字処理終了時は、点線にて示す位置に離間する。
【0013】
定着部13は、転写材1を搬送させながら、転写されたカラー可視画像を定着させるものであり、図16に示すように転写材1を加熱する定着ローラ14と転写材1を定着ローラ14に圧接させるための加圧ローラ15とを備えている。定着ローラ14と加圧ローラ15は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ16、17が内蔵されている。すなわち、カラー可視画像を保持した転写材1は定着ローラ14と加圧ローラ15により搬送されるとともに、熱および圧力を加えることによりトナーが転写材表面に定着される。
【0014】
可視画像定着後の転写材1は、その後図示しない排出ローラによって図示しない排紙部に排出して画像形成動作を終了する。転写材1の定着部13からの排紙は定着排紙センサ20によって検知される。
【0015】
クリーニング手段21は、中間転写体12上に形成された4色のカラー可視画像を転写材1に転写した後の廃トナーを蓄える。
【0016】
色ずれ検出手段22は、転写材1上に色ずれ検出パターンを形成し、各色間の主走査、副走査方向のずれ量を検出し、画像データを微調整することにより色ずれ低減させるようにフィードバックをかける。
【0017】
前記画像形成装置を使用する際、環境の変化や長時間の使用による装置各部に変動が生じると、得られる画像の濃度や色度が変動してしまう。特に電子写真方式のカラー画像形成装置の場合、わずかな濃度変動でもカラーバランスが崩れてしまう恐れがあるので、常に一定の濃度、階調性、色味を保つ必要がある。
【0018】
そこで、各色のトナーに対して絶対湿度に対応した数種類の露光量や現像バイアスなどのプロセス条件、ルックアップテーブル(LUT)などの階調補正手段をもち、図示しない温湿度センサによって測定された絶対湿度に基づいて、その時のプロセス条件や階調補正値を選択している。
【0019】
また、使用中装置各部に変動が起こっても一定の濃度、階調性、色味(画像形成特性ということもできる)が得られるように、各色のトナーで濃度検知用のトナーパッチを中間転写体上に作成し、このトナーパッチを色ずれ検出手段22と同等の位置に配置した光学センサで検知し、その結果より露光量、現像バイアスなどのプロセス条件にフィードバックをかけて濃度制御を行うことで安定した画像を得るようにしている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像形成装置において安定した画像を得るため、従来例のセンサを用いて、定着後の紙上のトナーパッチの色味や中間転写体上のトナーパッチの濃度の検出を行うには次のような問題があった。
【0021】
まず、図13(a)に示すフォトダイオードを用いたセンサでは、受光部で発生するフォトカレントをそのままIV(電流→電圧)変換しているため、十分S/Nの良いセンサ出力を得るための光量を確保することが難しい。トナーパッチからの乱反射光を用いて中間転写体上のトナー濃度の検出を行う場合、正反射光を除いた反射光を検出するため光量は減少する。また、γ補正のためには様々な反射率のトナーからの反射光を検出しなければならず、反射率の低いパッチも読む必要がありこの場合センサに入射する光量はさらに低くなる。
【0022】
また、紙上のトナーの色味を検出するため、乱反射光をRGBといったカラーフィルタを介して選択的に検出する場合、センサの1つの画素に入射する波長領域が制限されることにより光量はさらに低下する。また、回折格子等を用いて分光した光を検出する場合、センサの各画素にはより狭い波長領域の光が入射するため光量は大幅に減少してしまう。
【0023】
IV変換用の抵抗値を大きくすれば電圧は大きく出来るものの、抵抗で発生するランダムノイズが増加したり、外来ノイズの影響を受けやすくなったりしてS/N的にはあまり改善できない。また、レンズを用いて集光すればセンサに入射する光量を増やすことができるものの、光学系が複雑になりコストアップしてしまうという問題がある。
【0024】
一方、図14に示す蓄積型のセンサを用いた場合、受光部で発生するフォトカレントを蓄積容量に蓄積し読み出すため、十分な光量が確保できなくても良好なS/Nが得られる。しかし、リアルタイムでの入射光量の変化は検出できないため、検出すべきトナーパッチの先頭位置検出ができない。このため、感光ドラムに検出用パッチの静電潜像を形成するタイミングからセンサの蓄積開始タイミングを決めなければならず、センサの検出エリアにトナーパッチが到着する時間バラツキを考慮して、大きなトナーパッチを形成する必要がある。従って、トナーの濃度を検出するため中間転写体上のトナーパッチを読む場合、トナーパッチのサイズを大きくすることにより検出時間が長くなりユーザビリティが低下したり、無駄なトナーが増加し経済性が低下するという問題が起こる。一方定着後の紙上のトナーパッチを読む場合、所定の紙サイズ内に打てるトナーパッチの数が少なくなってしまい、検出できる情報が少なくなり、該当する画像形成装置の色安定化制御の精度が低下してしまうという問題がある。
【0025】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、少ない光量でトナーパッチのからの反射光をS/Nよく検出するとともに、トナーを無駄にすることなく、限られた時間、限られた中間転写体や転写材の長さの中でトナーパッチの色味や濃度を正確に検出することを可能とし色再現性のよい画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明では、画像形成装置を次の(1)ないし(12)のとおりに構成する。
【0027】
(1)無端ベルト上に転写されたトナー像を転写材上に形成する画像形成装置であって、
画像形成特性検出用のトナーパッチと位置検出用のトナーパッチを、前記無端ベルト上または前記転写材上に形成するトナーパッチ形成手段と、
前記画像形成特性検出用のトナーパッチに光を照射したときの反射光を検出する蓄積型センサからなる第1光検出手段と、
前記位置検出用のトナーパッチに光を照射したときの反射光に応じたフォトカレントをリアルタイムに出力する光センサと前記リアルタイムに出力されたフォトカレントを検出結果としての電圧に変換する回路とを含む第2光検出手段と、
前記第2光検出手段で検出した前記位置検出用のトナーパッチの検出タイミングに基づき、前記第1光検出手段の検出動作を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記(1)に記載の画像形成装置において、前記トナーパッチ形成手段は、複数の前記画像形成特性検出用のトナーパッチと複数の前記位置検出用のトナーパッチとを形成し、前記複数の位置検出用のトナーパッチの夫々には、少なくとも1以上の前記画像形成特性検出用のトナーパッチが対応していることを特徴とする画像形成装置。
(3)前記(2)に記載の画像形成装置において、前記トナーパッチ形成手段は、前記無端ベルト上または前記転写材上に、前記位置検出用のトナーパッチを画像形成特性検出用のトナーパッチ毎に形成し、前記制御手段は、前記第2光検出手段で検出した各位置検出用のトナーパッチの検出タイミングに基づき、前記第1光検出手段の検出動作を制御することを特徴とする画像形成装置。
(4)前記(2)に記載の画像形成装置において、前記トナーパッチ形成手段は、前記無端ベルト上または前記転写材上に、前記位置検出用のトナーパッチを複数の画像形成特性検出用のトナーパッチ毎に形成し、前記制御手段は、前記第2光検出手段で検出した各位置検出用のトナーパッチの検出タイミングに基づき、前記第1光検出手段の検出動作を制御することを特徴とする画像形成装置。
(5)前記(1)ないし(4)のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記第1光検出手段は、可視光全体にわたるスペクトルを持つ光源と、3つ以上の分光特性をもつフィルタをそれぞれ備えた画素を有する蓄積型センサであることを特徴とする画像形成装置。
(6)前記(1)ないし(4)のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記第1光検出手段は、可視光全体にわたるスペクトルを持つ光源と、分光手段と、この分光手段により分光された光がそれぞれ入射する複数の画素からなる蓄積型センサであることを特徴とする画像形成装置。
(7)前記(1)ないし(4)のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記第1光検出手段は、3つ以上のそれぞれ異なる分光特性をもつ光源と、入射光の波長を制限するフィルタを設けない1つの以上の画素からなる蓄積型センサであり、前記蓄積型センサで反射光を検出すべき1つのトナーパッチにつき、前記複数の光源のうち1つの光源のみの点灯状態での蓄積型センサのトナーパッチからの反射光の検出を、全ての光源についてそれぞれ実行することを特徴とする画像形成装置。
(8)前記(1)ないし(4)のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記位置検出用のトナーパッチの搬送方向の長さを前記画像形成特性検出用のトナーパッチの搬送方向の長さより短くし、前記位置検出用のトナーパッチと前記画像形成特性検出用のトナーパッチの間に、間隔をあけ前記無端ベルトまたは前記転写材からの反射光を前記第2光検出手段が受光できるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
(9)前記(1)ないし(8)のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記第1光検出手段と前記第2光検出手段を同一半導体基板上に形成したことを特徴とする画像形成装置。
(10)前記(1)ないし(9)のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記画像形成特性検出用のトナーパッチは、前記無端ベルト上の単色のトナーパッチ、または、転写材上の単色または混色のトナーパッチであることを特徴とする画像形成装置。
(11)前記(1)ないし(10)のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記第1光検出手段から得られた信号に基づき、トナー像の濃度、階調性、色味の少なくとも一つの制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
(12)前記(1)ないし(10)のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記第1及び第2光検出手段は、前記転写材の排出口と前記トナー像を転写材に定着させる定着手段との間に設置されていることを特徴とする画像形成装置。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を画像形成装置の実施例により詳しく説明する。なお、本発明は、装置の形に限らず、実施例の説明に裏付けられて、方法の形で実施することもできる。
【0042】
【実施例】
(実施例1)
図1に実施例1である“画像形成装置”のハードウエア構成を示す。後述の同期回路と蓄積型センサを26の位置に配置する点以外は、図16と同様なので、図16の説明を援用する。
【0043】
図2に同期回路、蓄積型センサ、光源、トナーパッチの関係を示す。図3に蓄積型センサの動作タイミングを決める同期回路の構成を示す。図4に光源となるLEDの駆動回路を示す。図5に蓄積型センサの構成を示す。図6に本実施例を用いてトナーパッチの検出を行う際の(蓄積型センサと同期回路の動作を示す)タイミングチャートを示す。
【0044】
まず図2について説明する。101は詳細を図5に示す蓄積型センサである。102は図3に具体例を示す同期回路である。103は同じく図4に具体例を示す光源である。光源103から発せられた光は約45°で転写材1の上に形成された位置検出用トナーパッチ104や色味や濃度検出用のトナーパッチ105に入射し、トナー面で乱反射し上面に広がる。蓄積型センサ101はこの反射光の乱反射成分を検出する。図3の同期回路はコンパレータ110と抵抗分割により定電圧V116を作る抵抗108と109、フォトダイオード141とフォトダイオードで発生する光電流をIV変換する抵抗107より構成されている。転写材上の光量をモニタするフォトダイオード141は、単に位置検出用のトナーパッチの有り無しを検出できればよいため、カラーフィルタを載せる必要は無くフィルタによる入射光量の低下は無い。複数画素からなる蓄積型センサと違って、センサは1つでよいためフォトダイオードの面積を必要以上に小さくする必要も無く光量不足は起こらない。また、良好なS/Nも必要としないため、通常のフォトダイオード(フォトトランジスタでも良い)を用いたセンサで十分機能を果たすことが出来る。
【0045】
ここでフォトダイオード141が例えば転写材としての紙からの反射光を受けている場合、光電流はトナーからの反射光に比較し大きいためカソード側の電圧V115はリファレンス電圧に対して十分小さく、コンパレータの出力V111はロウレベルとなる。次に位置検出用のトナーパッチ104からの反射光を受けるとフォトダイオード141で発生する光電流が減少しV115は上昇しコンパレータ110は反転しV111はハイとなる。さらに、位置検出用のトナーパッチが移動し、再び紙からの反射光を受けるようになると、コンパレータは再度反転しV111はロウとなる。従ってV111がハイからロウになるタイミングから所定時間(位置検出用のトナーパッチと引き続く色味や濃度検出用のトナーパッチの時間間隔)後に、蓄積型センサの蓄積を開始すれば、正確にトナーパッチに合わせた検出が可能となる。この様に同期回路の出力をモニタすることにより、蓄積型センサを駆動させるタイミングを正確に知ることができる。
【0046】
図4に示すように光源はLED142と電流制限抵抗112、LEDのオン・オフを切り替えるNMOSFET113から成る。制御信号φLがロウの時、NMOSFET113はオフし、LED142には電流が流れず消灯する。逆に制御信号φLがハイのときNMOSFET113がオンし、電源からLEDに電流が流れ光源は点灯する。従ってφLのハイ・ロウを切り替えることにより光源の点灯・消灯を選択することが出来る。トナーの色味をみる場合光源としては、白色LEDのように可視光全域にスペクトルを持つような光源を用いる。トナーの濃度のみを検出する場合、赤外のLEDでよく白色である必要は無い。
【0047】
次に蓄積型センサについて図5を用いて説明する。121は本願人により提案されているバイポーラタイプの蓄積型センサBASIS(BAse Stored Image Sensor)の1画素の等価回路図の例である。124は光を検出する高電流増幅率のバイポーラトランジスタであり、125はベース−コレクタ間の容量で電荷を蓄積する役割を果たす。126はベースリセット信号φbrに基づきベース電圧をVbbにリセットするPMOSFET、127はエミッタリセット信号φerに基づきエミッタリセットを行うNMOSFET、128は転送信号φtに基づき各センサの出力を容量129に一括して転送するためのNMOSFET、130は容量129に転送された電荷をシフトレジスタ132の出力φsr1に応じて出力ラインVoutに出力するためのNMOSFET、131は出力ラインリセット信号φhrに基づき出力ラインVoutを電圧VhrにリセットするためのNMOSFETである。
【0048】
図5では本センサをRGB各色に対応して3画素分(121,122,123)設けており、各画素の表面にオンチップカラーフィルタを設けることにより、反射光のうちR、G、B3色の信号を検出することが可能となる。出力ラインVoutに出力された信号をAD変換することにより、トナー面で反射した反射光のうちR、G、Bの各波長に対応した光を所定時間蓄積した信号を得ることができる。なお、各駆動信号は本画像形成装置の動作を制御するCPU等(図示せず)から供給される。
【0049】
図6のタイミングチャートを用いて同期回路と蓄積型センサの動作を説明する。転写材1(ここでは紙とする)にトナーパッチを形成する。φLをハイとし光源をオンした後、時刻t1で同期回路を含むセンサ部に定着後の紙の先端が達すると、フォトダイオード141は紙面からの反射光を受け、V111はロウとなる。次に時刻t2でセンサの検出エリアに位置検出用トナーパッチが到着すると、同期回路102のコンパレータ出力が反転し出力V111はハイとなる。時刻t3において検出用トナーパッチがセンサの検出エリアから出ると、同期回路102のコンパレータ出力が反転し出力V111はロウとなる。CPUがこの2回目のV111の立下りを検出し蓄積型のセンサ101の動作を開始させることにより、トナーパッチの位置に合わせた蓄積タイミングの設定が可能となる。具体的にはV111の立ち下がりを受けて、所定のパルス幅のセンサリセットパルスφbrとφerを生成しセンサ101のリセットを行う。即ちφbrをロウとするとPMOSFET126がオンしトランジスタ124のベースはVbbにリセットされる。φerをハイとするとNMOSFET127がオンしトランジスタ124のエミッタはほぼVebにリセットされ、トランジスタ124のベース電位はエミッタ電位に応じて低下する。時刻t4でφerをロウとするとトランジスタ124はエミッタ、ベースともフローティング状態となりセンサは蓄積を開始する。
【0050】
所定の蓄積時間ts経過後、時刻t5においてφtを出力し蓄積された信号を容量129に転送し蓄積を終了する。その後シフトレジスタ132を動作させ、NMOS130をオンし、センサの出力をVoutに読み出す。読み出された信号はAD変換器(図示せず)でAD変換され本画像形成装置の動作を制御するCPU(図示せず)のメモリに収納される。1つのセンサの出力を読み出した後、出力ラインはφhrをハイとすることによりNMOSFET131によってVhrにリセットされる。シフトレジスタは次々にφsr2、φsr3をオンし引き続くG、Bのフィルタ対応したセンサ出力を読み出す。
【0051】
ひとつ目のトナーパッチに対応する信号を読み出した後は、トナーパッチの長さに相当する時間間隔tp(パッチの搬送方向の速度でパッチの長さを割って得られる時間)の周期でセンサリセット、信号の蓄積、読み出しを繰り返し、色味や濃度検出用の複数のトナーパッチを読み取っていくことにより、本画像形成装置の各種制御の基となるデータを得ることが出来る。
【0052】
前述の同期回路と蓄積型センサを、定着後の紙上トナーの色を検出するセンサや定着後のトナーパッチの濃度を検出する濃度センサとして使用する場合、図1の定着部13と排紙口(図示せず)の中間26の位置に配置する。検出を行う場合、転写材1に位置検出用のパッチと検出対象のトナーパッチを転写・定着後、転写材1はセンサの検出範囲に搬送されてくる。搬送時間にむらがあってもトナーパッチに先立つ位置検出用パッチの到着するタイミングを同期手段によって検出することにより、トナーパッチの位置に合わせた蓄積型センサの駆動の制御が可能となり、検出用のトナーパッチのサイズにマージンを見る必要がなくなるため、限られた紙の長さの範囲内に多くの検出用パッチを打つことが出来る。また、蓄積型センサを用いているので、光電流のIV変換値をそのまま読み出すタイプのセンサに比較しレンズをつけたり、複数の光源を設け光量をアップするなどのコストアップ無しに、乱反射光のわずかな光量でもS/Nの高い検出が可能となる。
【0053】
蓄積型センサにて転写材1に定着されたトナーパッチからの反射光を読み取ったRGBの各センサの出力から、各色のトナーに対応した絶対湿度に応じた数種類の露光量や、現像バイアスなどのプロセス条件、ルックアップテーブルなどの階調補正手段にフィードバックをかけ、転写材上に所望の色味を出すように制御できる。この際、パッチ数を増やせることによりより多くの情報に基づいた制御が可能となり、色安定化制御の精度向上が図れる。
【0054】
また定着前の中間転写体上のトナー濃度を検出する濃度センサとして用いる場合、色を検出するわけではないのでセンサとしてはカラーフィルタを載せる必要が無く、画素は一つでもよいしパッチの位置によるバラツキを平均化するため、複数個のセンサを設けてもよい。設置する位置は従来から濃度センサや色ずれ検出手段が置かれてきた22の位置に本センサを配置する。この場合も濃度検出用パッチに先立つ位置検出用パッチがセンサの検出範囲に到着するタイミングを、同期手段によって検出することにより、パッチの位置に合わせて蓄積型センサの駆動の制御が可能となり、検出用のパッチのサイズにマージンを見る必要がなくなるため、より短時間、より少ないトナー量で必要なパッチ数の測定が可能となり、露光量、現像バイアスなどのプロセス条件にフィードバックをかけて濃度制御を行い安定した画像を得ることが出来るだけでなく、ユーザビリティを向上させることが出きる。なお、その他の画像形成装置の動作は図16の従来例と同じため省略する。トナーパッチとしては、中間転写体上には単色のトナーパッチが、転写材上には単色または混色のトナーパッチが用いられる。
【0055】
以上説明したように、蓄積型センサを用いることにより、トナーパッチからの少ない乱反射光のうちカラーフィルタを介したり、分光されたりしてさらに光量が減った信号でもS/Nの良い検出ができる。さらに、位置検出用パッチを設け同期回路で検出することより色味や濃度の検出用パッチがセンサの検出エリアに到達したことを正確に検出でき、トナーパッチの長さに余分なマージンを設けなくて良くなり、より少ないトナー量、少ない時間で検出が可能となる。このため、画像形成装置の色安定性の向上とユーザビリティの向上が実現できる。
【0056】
なおここではトナーの色を検出する場合RGBの3つのフィルタを載せた3つのセンサの例を示した。しかし、センサは3つに限定されず対称性をよくするため両側に複数のダミー画素を設けたり、RGBの各フィルタに対応した画素を複数設け、それらの出力の和や平均をとってトナーパッチの位置的むらを平均化して精度を向上させるような制御を行っても良いことは言うまでもない。また、フィルタの透過する波長もRGBに限ったものではない。さらに回折格子やプリズムを用いる分光測光方式に対応し異なる波長範囲の光が入射するようにした多数のセンサを設けたラインセンサや、R・G・BのLEDといったの異なる発光波長の光源を切り替えて1つのセンサでトナーパッチの反射光を測定する場合でも同様の効果があることは言うまでも無い。また、ここでは蓄積型のセンサとしてBASISの例を示した。しかし、特にセンサの種類によらす、蓄積型センサであればCMOSセンサやCCDのようなセンサであってもよいことは言うまでも無い。また、ここではタンデム方式の画像形成装置の例を示したものの、本発明のトナーパッチの検出方法はタンデム方式に限ったものではなく、1ドラム方式の画像形成でも同様の効果がある。
【0057】
以上説明したように、本実施例によれば、蓄積型のセンサを用い紙上や中間転写体上のトナーの色味や濃度検出を行うため、トナーパッチからの少ない乱反射光、特にカラーフィルタを透過して光量が減ったり、回折格子やプリズムを透過して分光されて光量が減った光でもS/Nの良い信号を検出できる。さらに、トナーパッチの先頭に位置検出用パッチを配置すると共に、この位置検出用パッチを読み取る同期回路を設けることにより、色味や濃度を検出するパッチがセンサの検出エリアに到達したタイミングを正確に知ることができるため、トナーパッチの大きさにマージンもたせる必要が無くなり、限られた時間、限られた中間転写体や転写材の長さでより多くのパッチを設けることができ、ユーザビリティを向上させるともに色安定制御に使える情報量を増やすことができる。これらによりユーザビリティを低下させることなしに色安定性のよい画像形成装置を提供できる。
【0058】
(実施例2)
図7に、実施例2である“画像形成装置”で使用するトナーパッチの例を示し、図8に、本実施例の動作のタイミングチャートを示す。前記実施例1では、先頭の位置検出用パッチを同期回路で検出して、それ以降の検出用パッチ読み取りのため蓄積型センサの動作を制御するようにしていた。この場合、例えば転写材を駆動するローラの磨耗等の原因でスリップが発生し、検出最中に紙搬送の速度が変動するとトナーパッチの位置とセンサが信号を検出するタイミングがずれて、それ以降の全てのデータが不良となってしまい、このまま画像形成装置の色補正を行うと異常な画像が出力されてしまうという問題が発生する。また、測定された値からデータの異常を検知し再度パッチを打ち直して補正用のデータの取り直しを行ったとしても、その分プリントできない時間が増加し、転写材も余分に消費することになるためユーザビリティが低下してしまう。
【0059】
そこで、本実施例では、位置検出用のパッチを複数設け、搬送むらが発生しても誤検知を起こさない装置を提供する。すなわち、図7に示すように、色味や濃度検出用トナーパッチ152〜156等の前に必ず位置検出用のパッチ151を設けている。
【0060】
なお、本実施例におけるハードウエア構成は、トナーパッチの形状を除いて実施例1と同様なので、図1ないし図4とその説明を援用し、説明を省略する。
【0061】
図8のタイミングチャートを用いて図7の配置の場合の動作を説明する。最初にφLをハイとしLED142を点灯する。転写材1がセンサの検出エリアに達しない状態では、同期回路102のセンサ141に光が入射せず、モニタ出力V115はハイとなる。時刻t1においてトナーパッチが転写された転写材1が同期回路102を含むセンサの検出エリアに達すると、転写材1からの反射光を受けてモニタ出力V115はロウとなる。時刻t2において位置検出用のトナーパッチが検出エリアに達するとトナーパッチにより反射光が大きく減少するため、モニタ出力V115は増加してV116を越えるため、コンパレータ110の出力は反転し同期回路の出力V111はハイとなる。時刻t3において位置検出用パッチがセンサの検出エリアから出ると反射光が増加し、同期回路102のコンパレータ110の出力が反転し出力V111はロウとなる。CPUがこの2回目のV111の立下りを検出し蓄積型センサ101の動作を制御することにより、トナーパッチの位置に合わせた蓄積タイミングの設定が可能となる。
【0062】
蓄積型センサ101のリセット、蓄積、読み出しの動作に関しては実施例1と同じであるので、説明は省略する。本例では色味や濃度検出用の各トナーパッチの前に位置検出用のトナーパッチを設けているため、最初の色味や濃度検出用トナーパッチに対応したセンサの出力の読み出し終了後、同期回路102はコンパレータ出力V111のモニタ状態となり、時刻t7において次の位置検出用トナーパッチの終わり(V111の立下り)を検出すると、CPUは蓄積型センサ101にリセット、蓄積、読み出しといった次のサイクルの動作を開始させる。なお、色味や濃度検出用のトナーパッチの反射率が低い場合、トナーパッチを検出中もコンパレータ110の出力V111はハイレベルとなる(t8〜t9の間がこの一例)。このため、位置検出用トナーパッチは色味や濃度検出用のトナーパッチよりも蓄積しない分短くて良いことを利用し、V111のパルス幅により位置検出用のトナーパッチからの信号なのか、色味や濃度検出用トナーパッチからの信号なのかを判断する。図7のように位置検出用のトナーパッチと、色味や濃度検出用のトナーパッチの間で転写材1からの反射光を検出するようにしておけば、反射率の低い色味や濃度検出用トナーパッチと、位置検出用のトナーパッチの間で一度コンパレータ出力111はロウレベルとなる。パルス幅tw1とtw2に対して、位置検出用のトナーパッチの幅に対応する時間を超えてもロウにおちない場合、位置検出用トナーパッチを検出していないことが分かるため誤動作を防ぐことが出来る。
【0063】
この繰り返しによって、最後までトナーパッチがセンサの検知位置に到達する時間に合わせて蓄積型センサ101の動作を行うことが可能となり、ローラの磨耗等の原因で転写材1がスリップするといった問題が発生しても、正確にトナーパッチの色味や濃度の検出が可能となり画像形成装置の各種制御の基となるデータが得られる。
【0064】
(実施例3)
図9に、実施例3である“画像形成装置”で使用するトナーパッチの例を示し、図10に、本実施例の動作のタイミングチャートを示す。
【0065】
本実施例も実施例2と同様に、位置検出用のパッチを複数設け、搬送むらが発生しても誤検知を起こさない装置を提供する。すなわち、図9に示すように、複数の色味や濃度検出用トナーパッチごとに位置検出用トナーパッチを設けている。
【0066】
なお、本実施例におけるハードウエア構成は、トナーパッチの形状を除いて実施例1と同様なので、図1ないし図4とその説明を援用し、説明を省略する。
【0067】
図10のタイミングチャートを用いて図9の配置の場合の動作を説明する。実施例2では色味や濃度検出用トナーパッチ毎に位置検出用トナーパッチを設けていた。しかし、搬送ずれはそう頻繁に発生するものではないことと、位置検出用パッチの数が多いと、1枚の紙に書ける色味や濃度検出用パッチの数の減少にもつながるので、本実施例では一連のトナーパッチ内に複数の位置検出用トナーパッチを設ける例として3パッチおきに設けた例を示す。まずφLをハイとしLED142を点灯する。転写材1がセンサの検出エリアに達しない状態では、同期回路のセンサに光が入射せず、モニタ出力V115はハイとなる。時刻t1においてトナーパッチが転写された転写材1が同期回路102を含むセンサの検出エリアに達すると、転写材1からの反射光を受けてモニタ出力V115はロウとなる。時刻t2において位置検出用のトナーパッチが検出エリアに達すると、トナーパッチにより反射光が大きく減少するため、モニタ出力V115は増加してV116を越えるため、コンパレータ110の出力は反転し同期回路102の出力V111はハイとなる。時刻t3において位置検出用トナーパッチがセンサの検出エリアから出ると反射光が増加し、同期回路102のコンパレータ110の出力が反転し出力V111はロウとなる。CPUがこの2回目のV111の立下りを検出し蓄積型センサ101の動作を制御することにより、色味や濃度検出用トナーパッチの位置に合わせた蓄積タイミングの設定が可能となる。
【0068】
蓄積型センサのリセット、蓄積、読み出しの動作に関しては実施例1と同じであるので、説明は省略する。本例では3つのトナーパッチ毎に位置検出用のトナーパッチを設けているため、最初の色味や濃度検出用トナーパッチに対応したセンサの出力の読み出し終了後、さらに2回、中間転写体12の速度と1つのトナーパッチの大きさと間隔で決まる所定の時間間隔で蓄積型センサ101のリセット、トナーパッチからの信号の蓄積と読み出しを繰り返す。その後同期回路102はコンバータ出力V111のモニタ状態となり、時刻t11において次の位置検出用トナーパッチの終わり(V111の立下り)を検出すると、CPUは蓄積型センサ101にリセット、蓄積、読み出しといった次のサイクルの動作を開始させる。なお、色味や濃度検出用トナーパッチの反射率が低い場合、トナーパッチを検出中もコンパレータ110の出力V111はハイレベルとなる(t8〜t9の間がこの一例)。このため、位置検出用トナーパッチは色味や濃度検出用のパッチよりも蓄積しない分短くて良いことを利用し、V111のパルス幅により位置検出用トナーパッチからの信号なのか、色味や濃度検出用トナーパッチからの信号なのかを判断する。図10の時刻t9〜t10間のように位置検出用トナーパッチと、色味や濃度検出用トナーパッチの間に転写材1からの反射光を検出するようにしておけば、反射率の低い色味や濃度検出用トナーパッチと位置検出用のトナーパッチの間で一度コンパレータ出力111はロウレベルとなる。tw2のように位置検出用のトナーパッチの幅に対応する時間を超えてもロウにおちない場合、位置検出用トナーパッチを検出していないことが分かるため誤動作を防ぐことが出来る。
【0069】
この繰り返しによって、色味や濃度検出用パッチの数の減少を最小限に抑えて最後までトナーパッチがセンサの検知位置に到達する時間に合わせて蓄積型センサの動作を行うことが可能となり、ローラの磨耗等の原因で転写材がスリップするといった問題が発生しても、正確にトナーパッチの色味や濃度の検出が可能となり画像形成装置の各種制御の基となるデータが得られる。
【0070】
(実施例4)
図11に実施例4で用いる蓄積型センサと同期回路のブロック図を示す。本実施例では蓄積型センサと同期回路を同一半導体基板上に形成するようにしている。前述の3つの実施例では蓄積型センサと同期回路を別々に形成している。この場合、2種類のセンサと周辺回路を別々に製造したのち実装しなければならないため、コストアップ要因となる。本実施例ではこの無駄を省いている。
【0071】
次に図11を用いて構成を説明する。121〜123は図5に説明した蓄積型のセンサで、それぞれRGBのフィルタが表面に載っており、トナー表面での反射光のうち各フィルタを透過した信号成分を検出する。162、163は121と同等の回路構成を持ったダミーブロックないしは、センサの暗電流補正を行う信号を得るための表面を遮光したダーク画素を示している。ここでは1ブロック分代表して書いてあるものの、それぞれ複数ブロックから構成しても良い。132は蓄積型センサの出力を逐次読み出すためのシフトレジスタである。165はセンサのリセットや蓄積を制御する駆動信号を生成するタイミングジェネレータ(駆動信号をCPU−図示せず−から全て供給する場合は、本回路は入力バッファで置き換えることが出来る)、164はセンサのリセット電圧を生成する基準電圧発生回路、160は図5のNMOSFET 131の読み出しラインリセット回路とセンサ出力を増幅またはバッファする回路を示している。161は図3に示したフォトダイオードを含む同期回路である。
【0072】
これらの回路を同一半導体基板上に形成するためにはNPNトランジスタ、CMOSトランジスタ、抵抗、容量、フォトダイオードが形成できる半導体プロセスが必要となる。これは図12に断面図を示すようなBiCMOSデバイスにより実現できる。
【0073】
図12において、301はp型半導体基板、302はp型の埋込み層、304はn型の埋め込み層、305はn型のエピ層、303はp型のウエル、306はnpnトランジスタのベース領域を形成する、濃度の薄いp型の拡散層である。307はPMOSのソース・ドレイン、抵抗、pウエルやnpnのベースに対するのコンタクト領域等を構成する濃いp型の拡散層である。308はNMOSのソース・ドレイン、NPNトランジスタのエミッタ、エピに対するコンタクト領域を構成する濃いn型の拡散層である。312は素子分離のための厚い酸化膜の領域、309は薄いゲート酸化膜、308はn型の埋込み層に低抵抗でコンタクトを取る為の深いn型の拡散層、310はMOSのゲートと容量の一方の端子を形成するポリシリコンである。311は拡散層やポリシリコンにコンタクトをとるメタル層、313は層間絶縁膜である。図12では1層目のメタルより上の構造を省略しているが、実用上は多層配線、保護膜、カラーフィルタ等が積層される。
【0074】
図12のうち、領域321がポリシリコンゲートのPMOSトランジスタ、領域322がポリシリコンゲートのNMOSトランジスタ、領域323がゲート酸化膜を誘電体とする容量、領域324がnpnトランジスタ、領域325がp型の拡散層とn型のエピタキシャル層を用いたフォトダイオード、領域326がp型拡散層による抵抗の構造を示している。本構造は通常のBASISを製造する工程で実現できる。蓄積型センサとしてCMOSセンサを用いる場合、領域324のnpnトランジスタは不用となるものの、同様な構造で実現できる。
【0075】
なお、蓄積型センサと同期回路の動作については実施例1〜3と同一であるので説明を省略する。
【0076】
このような半導体デバイスを用いることにより、同期回路と蓄積型センサを同一チップ上に集積することができ、実装コストが削減できるだけででなく、2ブロック間の実装位置の誤差がなくなるため、色度や濃度検出用パッチの幅のマージン(センサのリセット、蓄積、読み出しにかかる時間以外で同期回路と蓄積型センサの検出位置の誤差により余分に取らなければならないパッチの幅)を最小にすることができる。
【0077】
なお以上の各実施例の技術は、モノクロの画像形成装置においても有用であることは勿論である。以上説明したように、蓄積型センサを用い紙(転写材)上や中間転写体上のトナーの色味や濃度検出(画像形成特性検出)を行うため、トナーパッチからの少ない乱反射光、特にカラーフィルタを透過して光量が減ったり、回折格子やプリズムを透過して分光されて光量が減った光でもS/Nの良い信号を検出できる。さらに、位置検出用のトナーパッチを配置すると共に、この位置検出用のトナーパッチを読み取る同期回路を設けることにより、色味や濃度を検出するトナーパッチがセンサの検出エリアに到達したタイミングを正確に知りことができるため、色味や濃度を検出するトナーパッチの大きさにマージンもたせる必要が無くなり、限られた時間、限られた中間転写体や転写材の長さでより多くのパッチを設けることができ、ユーザビリティを向上させるともに色安定制御に使える情報量を増やすことができる。これらによりユーザビリティを低下させることなしに色安定性のよい画像形成装置を提供できる。また、色味や濃度を検出する一つ以上のトナーパッチごとにそれぞれ位置検出用のトナーパッチを設け、色味や濃度を検出するトナーパッチの搬送に合わせて蓄積型センサの検出動作を制御するため、搬送むら等で検出位置に色味や濃度を検出するトナーパッチが到達する時間にばらつきが生じても、トナーパッチの大きさにマージンもたせる必要が無くなり、限られた時間、限られた中間転写体や転写材の長さでより多くのパッチを設けることができ、ユーザビリティの低下を防ぐとともに色安定制御に使える情報量を増やすことができる。これらによりユーザビリティを低下させることなしに色安定性のよい画像形成装置を提供できる。また、蓄積型センサとリアルタイムに反射光を検出できるセンサを含む同期回路を同一半導体基板上に形成するので低コストでトナーの色味や濃度を検出でき、低コストで色安定性のよい画像形成装置を提供できる。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、少ない光量でトナーパッチのからの反射光をS/Nよく検出するとともに、トナーを無駄にすることなく、限られた時間、限られた中間転写体や転写材の長さの中でトナーパッチの色味や濃度を正確に検出することを可能とし色再現性のよい画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の全体構成を示す図
【図2】 蓄積型センサ、同期回路、光源、トナーパッチの位置関係を示す図
【図3】 同期回路の構成を示す図
【図4】 光源であるLEDの駆動回路を示す図
【図5】 蓄積型センサの回路構成を示す図
【図6】 蓄積型センサと同期回路の動作を示すタイミングチャート
【図7】 実施例2で用いるトナーパッチを示す図
【図8】 実施例2の動作を示すタイミングチャート
【図9】 実施例3で用いるトナーパッチを示す図
【図10】 実施例3の動作を示すタイミングチャート
【図11】 実施例4で用いる蓄積型センサと同期回路の構成を示すブロック図
【図12】 蓄積型センサと同期回路とを同一半導体基板上に実現するデバイスの断面図
【図13】 従来のフォトダイオードを用いたセンサの説明図
【図14】 従来の蓄積型ラインセンサの構成を示すブロック図
【図15】 図14のラインセンサの動作を示すタイミングチャート
【図16】 従来の画像形成装置の構成を示す図
【符号の説明】
101 蓄積型センサ
102 同期回路
103 光源
104 位置検出用のトナーパッチ
105 色味や濃度検出用のトナーパッチ
Claims (12)
- 無端ベルト上に転写されたトナー像を転写材上に形成する画像形成装置であって、
画像形成特性検出用のトナーパッチと位置検出用のトナーパッチを、前記無端ベルト上または前記転写材上に形成するトナーパッチ形成手段と、
前記画像形成特性検出用のトナーパッチに光を照射したときの反射光を検出する蓄積型センサからなる第1光検出手段と、
前記位置検出用のトナーパッチに光を照射したときの反射光に応じたフォトカレントをリアルタイムに出力する光センサと前記リアルタイムに出力されたフォトカレントを検出結果としての電圧に変換する回路とを含む第2光検出手段と、
前記第2光検出手段で検出した前記位置検出用のトナーパッチの検出タイミングに基づき、前記第1光検出手段の検出動作を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、前記トナーパッチ形成手段は、複数の前記画像形成特性検出用のトナーパッチと複数の前記位置検出用のトナーパッチとを形成し、前記複数の位置検出用のトナーパッチの夫々には、少なくとも1以上の前記画像形成特性検出用のトナーパッチが対応していることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2に記載の画像形成装置において、前記トナーパッチ形成手段は、前記無端ベルト上または前記転写材上に、前記位置検出用のトナーパッチを画像形成特性検出用のトナーパッチ毎に形成し、前記制御手段は、前記第2光検出手段で検出した各位置検出用のトナーパッチの検出タイミングに基づき、前記第1光検出手段の検出動作を制御することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2に記載の画像形成装置において、前記トナーパッチ形成手段は、前記無端ベルト上または前記転写材上に、前記位置検出用のトナーパッチを複数の画像形成特性検出用のトナーパッチ毎に形成し、前記制御手段は、前記第2光検出手段で検出した各位置検出用のトナーパッチの検出タイミングに基づき、前記第1光検出手段の検出動作を制御することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記第1光検出手段は、可視光全体にわたるスペクトルを持つ光源と、3つ以上の分光特性をもつフィルタをそれぞれ備えた画素を有する蓄積型センサであることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記第1光検出手段は、可視光全体にわたるスペクトルを持つ光源と、分光手段と、この分光手段により分光された光がそれぞれ入射する複数の画素からなる蓄積型センサであることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記第1光検出手段は、3つ以上のそれぞれ異なる分光特性をもつ光源と、入射光の波長を制限するフィルタを設けない1つの以上の画素からなる蓄積型センサであり、前記蓄積型センサで反射光を検出すべき1つのトナーパッチにつき、前記複数の光源のうち1つの光源のみの点灯状態での蓄積型センサのトナーパッチからの反射光の検出を、全ての光源についてそれぞれ実行することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記位置検出用のトナーパッチの搬送方向の長さを前記画像形成特性検出用のトナーパッチの搬送方向の長さより短くし、前記位置検出用のトナーパッチと前記画像形成特性検出用のトナーパッチの間に、間隔をあけ前記無端ベルトまたは前記転写材からの反射光を前記第2光検出手段が受光できるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記第1光検出手段と前記第2光検出手段を同一半導体基板上に形成したことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記画像形成特性検出用のトナーパッチは、前記無端ベルト上の単色のトナーパッチ、または、転写材上の単色または混色のトナーパッチであることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記第1光検出手段から得られた信号に基づき、トナー像の濃度、階調性、色味の少なくとも一つの制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記第1及び第2光検出手段は、前記転写材の排出口と前記トナー像を転写材に定着させる定着手段との間に設置されていることを特徴とする画像形成装置。
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