JP5796971B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、より詳しくは、画像の補正のために記録材上に形成するパッチ画像を判別する技術に関する。
カラープリンタやカラー複写機等のカラー画像形成装置については、出力画像の高画質化が求められている。出力画像の濃度の階調とその安定性は、画像の品質を決める重要な要素であり、カラー画像形成装置においては、環境変動や長時間の使用による濃度の変動を抑えることが必要となる。
このため、特許文献1及び2は、濃度又は色値検出のためのトナー画像(以下、パッチ画像と呼ぶ。)を記録材上に形成し、記録材上に形成したパッチ画像の濃度又は色値を検出してトナー画像の濃度又は色値を補正する構成を開示している。ここで補正精度を上げるためには多数のパッチ画像を形成することが望ましく、これを達成するために各濃度又は色のパッチ画像を、記録材上にその間隔を空けずに配置している。
このとき、各パッチ画像間の間隔を空けないため、特許文献1では、隣接するパッチ画像間の濃度差が所定値以上となる様にパッチ画像を配置し、RGBカラーセンサにより赤、緑、青の値を検出して各パッチ画像を判別している。なお、特許文献1では、青色LED、緑色LED、青色LEDを用いており、特許文献2では、白色LED及びRGBフィルタの組み合わせをカラーセンサとして開示している。
特開2000−039747号公報 特開2006−308812号公報
カラー画像形成装置において、より厳密な色再現性を実現するためには、シアン、マゼンタ、イエローによる有彩色の単色のみならず、二次色、三次色などの多次色のパッチ画像(混色パッチ画像)を検出することが望ましい。しかしながら、多次色のパッチ画像を想定した場合に、従来技術においては、以下の問題を生じ得る。即ち、複数の混色パッチ画像を隙間なく配置した場合、隣接するパッチ画像の色関係によっては、その境界を判別できないことが生じ得る。
例えば、隣接する2つのパッチ画像53、54があり、白色光源に対する反射光のスペクトルが、夫々、図16に示すものであったとする。なお、図16において、符号50、51及び52は、夫々、赤、緑、青(RGB)のフィルタの分光透過曲線である。図16の場合、パッチ画像53と54の反射光のRGBの各値は、どちらのパッチ画像もほぼ同じ値となる。従って、隣接するパッチ画像を判別することが難しくなってしまう、言い換えれば判別精度が劣化するという問題があった。
本発明は、隣接するパッチ画像に関して、現在検出対象のパッチ画像から次のパッチ画像の検出へ移ったことを精度よく判別できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明による画像形成装置は、複数のパッチ画像を連続して記録材に形成する画像形成手段と、
記録材に形成した前記パッチ画像に光を照射し、前記パッチ画像から反射した反射光に含まれる複数の波長の光強度を検出する検出手段と、第1パッチ画像を検出した光強度と第2パッチ画像を検出した光強度との差分に応じて、前記第1パッチ画像から前記第2パッチ画像に遷移したことを判別するために用いる判別用波長を選択する選択手段と、前記判別用波長における光強度が第1の閾値より大きく変動すると、前記検出手段が光強度を検出しているパッチ画像が前記第1パッチ画像から前記第2パッチ画像に遷移したと判別する判別手段と、を備えることを特徴とする。
隣接するパッチ画像の夫々の検出結果について、判別用波長における光強度が閾値より大きく変化したときに、次のパッチ画像の検出に移行したことを判別する。この構成により、精度良く、現在検出しているパッチ画像を判別することができる。
一実施形態における画像形成装置の画像形成部のブロック図。 一実施形態におけるカラーセンサのブロック図。 一実施形態におけるカラーセンサが検出する各波長の強度を示す図。 一実施形態における画像形成装置のブロック図。 一実施形態におけるパッチ画像を示す図。 一実施形態における画像形成条件の設定処理のフローチャート。 一実施形態におけるカラーセンサ検出部のブロック図。 一実施形態における分光分布の検出処理のフローチャート。 一実施形態における判別用波長の決定を説明する図。 一実施形態におけるカラーセンサ検出部のブロック図。 一実施形態における分光分布の検出処理のフローチャート。 一実施形態におけるカラーセンサ検出部のブロック図。 一実施形態における分光分布の検出処理のフローチャート。 一実施形態におけるカラーセンサのブロック図。 一実施形態における判別用波長の決定を説明する図。 反射光のRGB値がほぼ同じとなるパッチ画像を示す図。
本発明を実施するための形態について、以下では図面を用いて詳細に説明する。
(第一実施形態)まず、画像形成装置の画像形成部1について図1を用いて説明する。イエロー(Y)のトナー画像を形成するための部材3Yは、感光体30の表面を帯電する帯電部31と、帯電された感光体30の表面を露光して静電潜像を形成する露光部32を備えている。さらに、部材3Yは、静電潜像が形成された感光体30の表面をトナーで現像する現像部33と、感光体30上のトナー画像を中間転写体4に転写する一次転写器34とを備えている。なお、部材3M,3C、3Kは、夫々、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー画像を形成するものであるが、部材3Yとその構成は同様であるため、その説明は省略する。
中間転写体4に転写されたトナー画像は、二次転写器5により、用紙搬送路2を搬送される記録材9に転写される。記録材9に転写されたトナー画像は、定着部6により定着される。画像形成部1は、記録材9上に形成された定着後のパッチ画像の各波長の光強度を用紙搬送路2上の検出位置2aにて検出するカラーセンサ7を備えている。
カラーセンサ7は、例えば、100以上といった、複数の波長の光強度を測定することができる分光カラーセンサ(分光分布検出部)である。例えば、図2に示す様に、カラーセンサ7の白色LED71は、定着後のパッチ画像10が形成された記録材9に対して斜め45度より光を入射させる。スリット72は、記録材9の表面に対して90度方向から入射されるパッチ画像の反射光を通過させる。回折格子73は、スリット72を通過したパッチ画像からの反射光を波長に応じた光に分光する。複数の受光部を有するラインセンサ74は、回折格子73により分光された各波長の光強度を検出する。検出範囲λ(nm)〜λLmax(nm)、ここで、Lmaxは受光部の総数、に対して、波長χにおける光強度をV(χ)とすると、分光分布はV(λ)(λ=λ、λ、・・・、λLmax)で表される。なお、検出位置のカラーセンサ7から見た対向面には白色基準板11が設けられている。
図3は、図16のパッチ画像54に対して、カラーセンサ7により各波長での光強度を測定した状態を示している。なお、図3の黒丸の位置が、光強度を検出した波長位置である。図3より、パッチ画像53の各波長の光強度も取得して、パッチ画像54の各波長の光強度と比較することで、RGBの値がほぼ同じとなるパッチ画像が隣接していたとしても、その境界を認識し、検出しているパッチ画像が変更したか否かを判別できることが分かる。一方、カラーセンサ7が検出する総ての波長における光強度を使用してパッチ画像を判別する場合、処理が膨大となり判別に時間がかかることとなる。さらに、回路規模の増大につながりコストアップの要因となってしまう。本実施形態においては、以下に説明する様に、総ての波長における光強度を使用するのではなく、判別用波長に基づき現在検出しているパッチ画像の判別を行う。これにより、演算負荷を低くし、処理を高速化する。
続いて、図4を用いて、本実施形態における画像形成装置の動作について説明する。画像形成装置は、パーソナルコンピュータ等の外部機器80からの画像信号(RGB信号)を受信する。画像処理部81は、受信したRGB信号をCMYK信号に変換する。なお、RGB信号からCMYK信号への変換の際には、例えば、3次元ルックアップテーブルを使用する。画像処理部81は、生成したCMYK信号を、その後、補正テーブルにより濃度、階調特性の補正を行って、図1の露光部32に供給する画像信号を生成する。
画像形成制御部82は、画像形成部1を統括して制御する。なお、画像形成制御部82のROM61は、CPU60が実行するプログラムを保存しており、RAM62は、CPU60による制御処理時に各種データを記憶しておくものである。なお、カラーセンサ検出部85は、補正テーブルの作成又は更新処理時、カラーセンサ7から各パッチ画像の各波長の光強度を受信し、色値変換部86は、受信した各波長の光強度を色値に変換する。
図5に示す様に、記録材9上に形成するパッチ画像10は、パッチ画像10a、10b、・・・、10zといった複数の種類のパッチ画像を含み、これら複数のパッチ画像を示すデータは、画像処理部81の記憶部88に記憶されている。なお、複数のパッチ画像10は、記録材9の搬送方向に沿って隙間なく配置される。各パッチ画像は、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの単色のトナーにより形成されるものや、2つ以上の色のトナーで形成されるもの(混色パッチ画像)がある。画像形成制御部82は、パッチ画像10の各波長の光強度をカラーセンサ7により検出し、この検出結果を例えばCIE−L*a*b*表色系等の色値に変換する。なお、分光分布からCIE−L*a*b*表色系等の色値を演算する手法については周知の事項であるので、ここでの詳しい説明を省略する。
画像形成条件設定部87は、この変換した色値が、記憶部88に保存している基準の色値となる様に補正データを算出して画像形成条件を設定する。ここでの画像形成条件とは、上に説明した3次元ルックアップテーブルであったりする。またその他にも画像形成条件としては、例えばRGB信号から生成されたCMYK信号を、C‘M‘Y‘K‘信号に変換するテーブルとしてもよい。こうして算出した補正データに基づいて補正制御を行うことで、良好な色味/濃度トナー画像を形成することが可能になる。画像形成条件の設定は、例えば、画像形成装置の起動時や、通常の印刷処理の合間に実施される。なお、画像形成条件の設定については、予め設定した条件により自動的に開始することも、利用者の明示的な指示の入力により開始することもできる。
次に、図6を用いて、本実施形態における画像形成条件の設定処理について説明する。CPU60は、S101において、画像処理部81の記憶部88に保存されているパッチ画像10の画像データに基づき、画像形成部1を制御して複数のパッチ画像を連続して記録材9上に形成する。
カラーセンサ検出部85は、CPU60からの指示により、S102において、パッチ画像10の先頭が検出位置2aに到達するより前にカラーセンサ7を起動し、総てのパッチ画像の分光分布を検出する処理を行う。ここでの分光分布を検出するとは、カラーセンサ7が、複数の波長の光強度を測定することを意味する。なお、S102における処理の詳細は後述する。色値変換部86は、CPU60からの指示により、S103において、検出した各パッチ画像の分光分布を例えばCIE―L*a*b*表色系等の色値に変換する。
画像形成条件設定部87は、S104において、次にトナー画像を形成したときに、仮に色値変換部86により色値を変換すると、画像処理部81の記憶部88に保存されている基準の色値になる様に、画像形成条件を更新する。ここでの画像形成条件とは、上に述べたように例えば、RGB値からCMYK値を求めるための計算式の各係数であり、画像形成条件設定部87は、例えば3次元ルックアップテーブルを更新する。更新後の3次元ルックアップテーブルに従い、RGB値をCMYK値に変換することで、所望の色値の画像が形成できるようになる。
続いて、図7を用いて、本実施形態におけるカラーセンサ検出部85の詳細を説明する。制御命令部810は、カラーセンサ検出部85全体の制御を統括するものである。なお、簡潔化のため、図7においては、各要素間の総ての制御線やデータ線を図示してはいない。また、データ取得部800は、分光分布、つまり、カラーセンサ7が検出した各波長λ(λ=λ,…λLmax)の光強度V(λ)を取得する。なお、カラーセンサ7の起動/停止は、制御命令部810が制御する。データ保存部870は閾値870a(第1の閾値)と、パッチ画像を判別するための、各パッチ画像に対応する判別用波長870bと、パッチ画像の総数870cと、各パッチ画像の分光分布870dを示すデータを保存する。波長選択部820、データ抽出部830、基準値設定部840、比較部850は、パッチ画像判別部を構成し、カラーセンサ7が検出しているパッチ画像の判別に関する一連の処理を行う。比較部850は、カラーセンサ7が検出しているパッチ画像の変更を検出すると制御命令部810へ境界検出信号を送る。保存データ選択部860は、データ取得部800が取得した分光分布をデータ保存部870へ保存するか否かを選択する。具体的には、制御命令部810は境界検出信号を受け取ると保存データ選択部860に保存命令を発出し、これにより、保存データ選択部860は、1つのパッチ画像の分光分布をデータ保存部870へ保存する。
続いて、図8を用いて、図6のS102におけるパッチ画像の分光分布の検出処理の詳細を説明する。なお、検出処理は、CPU60の指示により、カラーセンサ検出部85の各要素が、制御命令部810の制御の下に実行する。
S201において、制御命令部810は、パッチ画像の番号を示すカウンタNを0に初期化する。ここで、カウンタNは、0からパッチ画像の総数であるNmaxまでの値をとる。なお、N=0は、白色基準板11の分光分布を取得する場合に、N=1〜Nmaxは、夫々、対応する番号のパッチ画像の分光分布を取得する場合に対応している。
S202において、データ取得部800は、白色基準板の分光分布V(λ)を取得して、保存データ選択部860は、白色基準板の分光分布V(λ)をデータ保存部870に保存する。S203において、制御命令部810は、カウンタNを1だけ増加させ、S204において、波長選択部820にカウンタNを通知して選択命令を行う。波長選択部820は、選択命令により、データ保存部870の判別用波長870bから、カウンタN、つまりN番目のパッチ画像に対応する波長Λを読み出してデータ抽出部830に通知する。なお、Λは1番目のパッチ画像の開始を、Λは1番目と2番目のパッチ画像の境界を越えたことを判定するために使用する波長であり、ΛNmaxは、最後のパッチ画像とその前のパッチ画像の境界を越えたことを判定するために使用する波長である。
S205において、データ抽出部830は、N−1番目、すなわち一つ前のパッチ画像の分光分布の、S204で読み出した判別用波長における光強度S=VN−1(Λ)を基準値設定部840に設定する。なお、0番目のパッチ画像(N=1のとき)は白色基準板11に対応する。
S206において、データ取得部800は、カラーセンサ7から分光分布V(λ)を取得する。S207において、データ抽出部830は、データ取得部800が取得した分光分布から、S204で読み出した判別用波長における光強度A=V(Λ)を取得して比較部850に出力する。
S208において、比較部850は、光強度Aと光強度Sの差の絶対値が、データ保存部870に保存されている閾値870a(値T)以上であるか否かを判定する。これにより、カラーセンサ7が検出しているパッチ画像が、最初に検出していた第1パッチ画像から次の検出対象である第2パッチ画像に遷移したかを判別する。具体的には、差の絶対値が閾値T以上であれば、比較部850は、N−1番目とN番目のパッチ画像の境界を既に越え、カラーセンサ7はN番目のパッチ画像を検出していると判定して制御命令部810に境界検出信号を出力する。一方、差の絶対値が閾値Tを超えていなければ、比較部850は、カラーセンサ7は依然N−1番目のパッチ画像を検出していると判定する。閾値Tを超えていない場合、処理はS206へ戻り、差の絶対値が閾値T以上となるまでS206からS208の処理が十分早いサンプリング時間で(例えば2m秒)繰り返される。
差の絶対値が閾値T以上となった場合、S209において、データ取得部800は、カラーセンサ7から分光分布V(λ)を取得する。なお、S206で取得した分光分布V(λ)を使用しても良く、その場合にはS209は省略される。S210において、制御命令部810は、保存データ選択部860に対して保存命令を行う。保全命令を受けたことにより、保存データ選択部860は、データ取得部800からの分光分布V(λ)を、N番目のパッチ画像の分光分布V(λ)としてデータ保存部870に保存する。S211において、制御命令部810は、総てのパッチ画像が検出されたか否かを判定し、総てのパッチ画像の検出が終了していない場合には、総てのパッチ画像を検出するまで上述した処理を繰り返し行う。
次に、データ保存部870の判別用波長870bの決定方法について説明する。判別用波長870bは、画像形成装置の設計値として予め決定され、データ保存部870に保存されたものである。
図9(a)、(b)及び(c)は、夫々、白色基準板、1番目のパッチ画像及び2番目のパッチ画像の分光分布V(λ)、V(λ)及びV(λ)を示している。白色基準板と1番目のパッチ画像の分光分布において、光強度の差が最大となる波長はΛである。従って、1番目のパッチ画像の開始は、波長Λの光強度の差を利用することにより最も判別し易くなる。同様に、1番目と2番目のパッチ画像の分光分布において、光強度の差が最大となる波長はΛである。従って、1番目から2番目のパッチ画像への移行の検出には、波長Λの光強度の差を利用する。この様にして決定した波長Λ、Λ、・・・、ΛNmaxを判別用波長870bとしてデータ保存部870に保存する。
以上、本実施形態においては、各パッチ画像を認識するために、予め定めた波長を使用してパッチ画像の境界を越えたことを判定する。これにより、RGBの値からでは判別できなかったパッチ画像の境界を判定することが可能になる。特に、本実施形態では、カラーセンサ7が検出する総ての波長を使用する必要はなく、よって、演算負荷が低くなるため、処理を高速化することができ、回路規模を削減することができる。
なお、各パッチ画像に対応する判別用波長は、隣接するパッチ画像の光強度の差が所定の値以上である波長から選択する形態であっても良い。また、カラーセンサ7が取得する複数の波長の一部から、処理負荷を高くしない程度の複数の波長を選択する形態であっても良い。
(第二実施形態)パッチ画像の境界を越えたことを判定するための、判別用波長における光強度の差は、パッチ画像の境界毎に異なるが、第一実施形態において、閾値Tは、各境界で同じ値を使用していた。よって、閾値Tは、各隣接するパッチ画像の判別用波長における光強度の差の中で最小な値よりも小さな値としなければならなかった。本実施形態においては、パッチ画像の境界毎に異なる閾値を使用する。
以下、図10、図11を用いて本実施形態の説明を行う。なお、図10のカラーセンサ検出部85のブロック図においては、第一実施形態と同様の要素には同じ参照符号を使用してその詳細な説明は省略する。図10に示す様に、本実施形態においては、図7の構成に閾値選択部881を追加している。さらに、閾値870aに代えて、閾値871a(第1の閾値)を設けている。閾値871aは、各判別用波長に夫々対応するT、T、・・・、TNmaxのNmax個の値を含んでいる。なお、Tは、白色基準板から1番目のパッチ画像への移行を検出するための閾値であり、Tは、1番目から2番目のパッチ画像への移行を検出するための閾値である。以後、同様にして、TNmaxは、最後のパッチ画像への移行を検出するための閾値である。閾値選択部881は、判別対象のパッチ画像毎に閾値871aを選択する。また、本実施形態において、データ保存部870は、パッチ画像の境界に到達したと判断したときに、カラーセンサ7からの光スポットがパッチ画像の境界に跨っていないかどうかを確認するために使用する閾値871e(値M:第3の閾値)を保持している。
続いて、図11を用いて、本実施形態における分光分布の検出処理について説明する。なお、S301〜S307までの処理は、図8のS201〜S207までの処理と同様であるため、その説明は省略する。S308において、比較部850は、光強度Aと光強度Sの差の絶対値が、データ保存部870に保存されている閾値T以上であるか否かを判定することにより、カラーセンサ7がN番目とN−1番目のどちらのパッチ画像を検出しているのかを判定する。Tは、N番目のパッチ画像とN−1番目のパッチ画像とにおいて光強度の差分が大きくなるΛでの差分値に従い設定されている。すなわちΛでの差分値が大きければTは大きい値に設定されΛでの差分値が小さければTは小さい値に設定される。なお、閾値Tは、N−1番目のパッチ画像の検出からN番目のパッチ画像の検出への移行を判定するための閾値であり、例えば、VN−1(Λ)とV(Λ)の差の半分の値としてあらかじめ求めておく。しかしながら、VN−1(Λ)とV(Λ)の差より小さい他の値であっても良い。差の絶対値が閾値T以上であれば、S309の処理に進み、差の絶対値が閾値Tを超えていなければ、第一実施形態と同じく、パッチ画像の境界に到達していないと判断してS306の処理に戻る。
S309〜S313は、検出対象のパッチ画像がN-1番目からN番目に移行したと判別した(S308でYES)後に更にカラーセンサ7からの光スポットが、N番目のパッチ画像の領域に収まっているか否かを一応判断し、検出精度を向上させる処理である。
まず、S309において、制御命令部810は、検出回数を表すカウンタkを0に初期化する。S310において、制御命令部810は、カウンタkを1だけ増加させる。S311において、データ取得部800は、カラーセンサ7から分光分布V(λ)を取得し、S312において、データ抽出部830は、分光分布V(λ)から、波長Λにおける光強度A=V(Λ)を抽出して比較部850に出力する。S313において、比較部850は、AとAk−1を比較する。なお、Aは、比較部850がS307で取得したものである。本実施形態においては、AとAk−1の差の絶対値が閾値M以下である場合、カラーセンサ7の光スポットがN番目のパッチ画像の領域に収まっているものと判断する。これは、光スポットがパッチ画像の境界に跨っているときには、測定毎の光強度の変動が大きくなるからである。なお、閾値Mは、同じパッチ画像内で生じる光強度の測定毎の変動量を加味して決定する。差の絶対値が閾値Mより大きい場合、光スポットが2つのパッチ画像に跨っていると判定して、S310に戻る。一方、閾値M以下であれば、光スポットがN番目のパッチ画像に収まっているものとしてS314に進む。S314及びS315は、図8のS210及びS211に対応する処理であり、その説明は省略する。
なお、第一の実施形態に対して、S308において閾値を可変にすることのみでもより判別精度を向上させることができる。従って、S308で比較部850がYESと判定した後にS314の処理にジャンプしても良い。また、S309乃至313の処理を、実施例1のS208とS209の間で実行することで実施例1における判別精度を更に向上させることもできる。
以上、本実施形態においては、パッチ画像の境界毎に、パッチ画像の境界を越えたことの判定に使用する閾値を変更する。このため、精度高く、現在検出しているパッチ画像を判別することができる。さらに、光スポットが、隣接するパッチ画像の下流側のパッチ画像に収まっているかどうかを判定することで、対象とするパッチ画像の分光分布を正確に取得することができる。
(第三実施形態)第一及び第二実施形態においては、判別用波長を隣接するパッチ画像に対応して予め選択していた。カラーセンサ7は、記録材9を搬送させながら分光分布の検出を行うため、記録材9のバタツキ等による検出誤差が生じる。さらに、カラーセンサ7の特性のばらつきや、環境変動による検出誤差も生じる。これらの検出誤差と、隣接するパッチ画像の組み合わせによっては、パッチ画像判別の精度が劣化する場合がある。
本実施形態においては、複数の波長を判別用波長として使用する。以下、図12、図13を用いて本実施形態の説明を行う。なお、図12のカラーセンサ検出部85のブロック図においては、第一実施形態と同様の要素には同じ参照符号を使用してその詳細な説明は省略する。なお、本実施形態においては、図2の白色LED71に変えて、図14に示す様に、赤色LED71R、緑色LED71G及び青色LED71Bを有するカラーセンサ70を使用するものとする。カラーセンサ70は、可視光領域全体に発光スペクトルを持ち、かつ、輝線のある光を照射する。3つのLEDを同時に発光させることによって白色光源と同等の発光スペクトルを得ることができる。また、本実施形態においては、図7の波長選択部820の代わりに、波長決定部822が設けられている。波長決定部822は、白色基準板の分光分布V(λ)に基づき複数の判別用波長872bを決定して、データ保存部870に保存する。また、データ保存部870は、各判別用波長872bに対応する閾値872aを保存している。
続いて、図13を用いて、本実施形態における分光分布の検出処理について説明する。S401及びS402は、図8のS201及びS202と同様の処理であり説明は省略する。S403において、波長決定部822は、白色基準板の分光分布V(λ)から、光強度が特徴的な値を持つ波長を選択し、選択した波長をデータ保存部870に判別用波長872bとして保存する。図12に示す様に、本実施形態においては、波長Λ、Λ、Λが判別用波長872bとして選択されたものとする。なお、判別用波長872bの選択方法については後述する。
S404で、制御命令部810は、カウンタNを1だけ増加させる。S405において、データ抽出部832は、制御命令部810の指示により、データ保存部870から判別用波長872bを読み出す。S406において、データ抽出部830は、N−1番目のパッチ画像の分光分布の、各判別用波長Λ、Λ、Λにおける光強度S=VN−1(Λ)、S=VN−1(Λ)、S=VN−1(Λ)を基準値設定部840に設定する。なお、0番目のパッチ画像(N=1のとき)は白色基準板に対応する。S407において、データ取得部800は、カラーセンサ7から分光分布V(λ)を取得する。S408において、データ抽出部830は、データ取得部800が取得した分光分布から、各判別用波長Λ、Λ、Λにおける光強度A=V(Λ)、A=V(Λ)、A=V(Λ)を取得して比較部850に出力する。
S409において、比較部850は、各判別用波長における光強度差と、対応する閾値(第1の閾値)を比較する。具体的には、光強度Aと光強度Sの差の絶対値が閾値T以上であるか否かと、光強度Aと光強度Sの差の絶対値が閾値T以上であるか否かと、光強度Aと光強度Sの差の絶対値が閾値T以上であるか否かを判定する。本実施形態においては、いずれかの差分の絶対値が対応する閾値を超えていれば、比較部850は、N番目のパッチ画像に到達したと判断してS410に進む。そうでなければ、比較部850は、パッチの境界に到達していないと判断しS407へ戻る。なお、S410〜S412の処理は、夫々、図8のS209〜S211の処理に対応しており、詳細な説明は省略する。
続いて、波長決定部822による判別用波長872bの算出について説明する。図15は、白色基準板に所定の分光スペクトル(スペクトル幅)を持った光源で光を照射したときの分光分布V(λ)の例を示している。所定の分光スペクトルにおいては複数のピークが存在する。図15において、白色基準板に所定の分光スペクトルを持った光源で光を照射したときの分光分布V(λ)の極大値は全部で3箇所ある。白色基準板に所定の分光スペクトルを持った光源で光を照射したときの分光分布の極大値となる波長における、各パッチ画像の光強度の差は比較的大きくなるため、パッチ画像の境界を越えたことを判別するために有用である。従って、波長決定部822は、白色基準板の分光分布V(λ)の極大値を、各境界に共通の判別用波長872bに決定する。また、同様の効果が得られるのであれば、白色基準板に所定の分光スペクトルを持った光源で光を照射したときの分光分布の極大値でなくとも、略極大値の波長を採用してもよい。
なお、本実施形態は、第二実施形態と同様に、光スポットがパッチ画像の境界に跨っているか否かを判定する処理と組み合わせることもできる。また、上述した説明では、判別用波長872bを極大値から選択するとしていたが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、白色基準板の分光分布において、光強度が所定の値(第2の閾値)以上である波長から処理負荷が増えない程度に、一部の波長を判別用波長872bとして追加することもできる。また、第一実施形態や、第二実施形態での判別用波長と、白色基準板の分光分布に基づいて選択した判別用波長を組み合わせる形態とすることもできる。さらに、本実施形態においては、閾値872aを予めデータ保存部870に設定していたが、波長決定部822が判別用波長を決定したときに、例えば、制御命令部810が決定する構成であっても良い。
さらに、図13のS409においては、差の絶対値が対応する閾値以上となる数が、半数以上又は予め決めた数以上(少なくとも1以上)あるときに、次のパッチ画像の検出と判別しても良い。これらの構成により、ノイズによる誤判別の可能性を低減させることができる。
さらに、LED71は、可視光領域全体に発光スペクトルを持つ光源であれば赤、緑、青の3つのLEDを用いた光源以外の光源とすることができる。さらに、波長決定部822を設けるのではなく、工場出荷時に予め算出した設計上の値を、判別用波長872bとしてデータ保存部870に保存しておく構成とすることもできる。
以上、本実施形態においては、白色基準板の分光分布に基づいて選択した複数の判別用波長によりパッチ画像を判別する。これにより、検出誤差の影響を受けにくくなり、精度良くパッチ画像を判別して分光分布を検出することができる。
以上、画像形成装置は、カラーセンサ7により光強度を検出しているパッチ画像が現在のパッチ画像(第1パッチ画像)から次のパッチ画像(第2パッチ画像)へ遷移したことを判別するパッチ画像判別部を備えている。パッチ画像判別部は、カラーセンサ7が検出する、判別対象のパッチ画像の判別用波長における光強度が、当該判別用波長に対応する第1の閾値より大きく変動すると、判別対象のパッチ画像の検出を判別する。隣接するパッチ画像に応じた判別用波長を選択することで、従来では判別できなかった、カラーセンサ7が検出しているパッチ画像の変更を判別することができる。
なお、判別用波長を複数の波長とし、例えば、多数決判定といった、予め決めた数の波長における光強度が、当該波長に対する第1の閾値より大きく変動したことにより判別対象のパッチ画像を判別する構成とする。この構成により、検出誤差の影響を受けにくくすることができる。
さらに、判別用波長を、各境界で共通である複数の波長とし、これら複数の波長を、白色基準板の分光分布における光強度が第2の閾値以上である波長から選択する。この構成により、検出誤差の影響を受けにくくなり、精度良くパッチ画像を判別して分光分布を検出することができる。なお、判別用波長は、例えば、白色基準板の分光分布の極大値とすることで、簡易に選択することができる。なお、各パッチ画像の判別用波長を1つの波長とすることもでき、処理負荷を大いに削減することができる。
また、判別用波長における光強度が、当該判別用波長に対応する第1の閾値より大きく変動したことを検出した後、当該判別用波長における光強度の変動が第3の閾値以下であることを監視する。この構成により、光強度測定のための光スポットがパッチ画像の境界に跨っていることを検出することができ、より確実にパッチ画像の分光分布を取得することができる。

Claims (15)

  1. 複数のパッチ画像を連続して記録材に形成する画像形成手段と、
    記録材に形成した前記パッチ画像に光を照射し、前記パッチ画像から反射した反射光に含まれる複数の波長の光強度を検出する検出手段と、
    第1パッチ画像を検出した光強度と第2パッチ画像を検出した光強度との差分に応じて、前記第1パッチ画像から前記第2パッチ画像に遷移したことを判別するために用いる判別用波長を選択する選択手段と、
    前記判別用波長における光強度が第1の閾値より大きく変動すると、前記検出手段が光強度を検出しているパッチ画像が前記第1パッチ画像から前記第2パッチ画像に遷移したと判別する判別手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 各パッチ画像の判別用波長は複数の波長を含み、
    前記判別手段は、前記判別用波長に含まれる複数の波長のうちの予め決めた数の波長における光強度が前記第1の閾値より大きく変動すると、前記検出手段が光強度を検出しているパッチ画像が第1パッチ画像から第2パッチ画像に遷移したと判別することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 各パッチ画像の判別用波長は複数の波長を含み、かつ各パッチ画像で共通であり、前記判別用波長に含まれる複数の波長は、白色基準板に所定の分光スペクトルを持った光源で光を照射したときの分光分布の光強度が第2の閾値以上である波長から選択したものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記判別用波長に含まれる複数の波長は、前記白色基準板の分光分布の極大値或いは略極大値となる波長から選択されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 各パッチ画像に対応する判別用波長は1つの波長であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記判別手段は、前記判別用波長における光強度が前記第1の閾値より大きく変動した後、該判別用波長における光強度の変動が第3の閾値以下となると、前記検出手段が光強度を検出しているパッチ画像が第1パッチ画像から第2パッチ画像に遷移したと判別することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記選択手段は、前記第1パッチ画像を検出した光強度と前記第2パッチ画像を検出した光強度との差分が所定の値より大きくなる波長を、前記判別用波長として選択することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記パッチ画像は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのいずれかにより形成された単色パッチである、又は2つ以上の色のトナーを混色して形成された混色パッチであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 記録材である紙の上に形成された画像を定着する定着手段をさらに備え、
    前記パッチ画像は紙の上に形成され前記定着手段により定着された後、前記画像形成装置から排出される前に前記検出手段により検出されることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 複数のパッチ画像を連続して記録材に形成する画像形成手段と、
    記録材に形成した前記複数のパッチ画像に光を照射し、その反射光を複数の波長に分光する分光検出手段と、
    第1パッチ画像を検出した光強度と第2パッチ画像を検出した光強度との差分に応じて、前記第1パッチ画像が検出されたか前記第2パッチ画像が検出されたかを判別するために用いる判別用波長を選択する選択手段と、
    前記分光検出手段により検出された前記複数の波長の光強度のうち、前記判別用波長の光強度の変化に応じて、前記複数のパッチ画像のうち前記第1パッチ画像が検出されたか前記第2パッチ画像が検出されたかを判別する判別手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記選択手段は、前記第1パッチ画像を検出した光強度と前記第2パッチ画像を検出した光強度との差分が所定の値より大きくなる波長を、前記判別用波長として選択することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記パッチ画像は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのいずれかにより形成された単色パッチである、又は2つ以上の色のトナーを混色して形成された混色パッチであることを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. 記録材である紙の上に形成された画像を定着する定着手段をさらに備え、
    前記パッチ画像は紙の上に形成され前記定着手段により定着された後、前記画像形成装置から排出される前に前記分光検出手段により検出されることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 複数のパッチ画像を連続して記録材に形成する画像形成手段と、
    記録材に形成した前記パッチ画像に光を照射し、前記パッチ画像から反射した反射光に含まれる複数の波長の光強度を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された複数の波長のうち、パッチ画像が第1パッチ画像から第2パッチ画像に遷移したことを判別するための判別用波長における光強度が第1の閾値より大きく変動すると、前記検出手段が光強度を検出しているパッチ画像が第1パッチ画像から第2パッチ画像に遷移したと判別する判別手段と、を備え、
    各パッチ画像の判別用波長は複数の波長を含み、かつ各パッチ画像で共通であり、前記判別用波長に含まれる複数の波長は、白色基準板に所定の分光スペクトルを持った光源で光を照射したときの分光分布の光強度が第2の閾値以上である波長から選択したものであることを特徴とする画像形成装置。
  15. 前記判別用波長に含まれる複数の波長は、前記白色基準板の分光分布の極大値或いは略極大値となる波長から選択されていることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
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