JP2007148079A - トナー濃度調整装置及びトナー濃度調整方法 - Google Patents

トナー濃度調整装置及びトナー濃度調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】像担持手段に経年変化によるセンサ出力の変動、或いは、機差によるセンサの感度ばらつきにかかわらず、像担持手段に形成された基準トナー像の濃度を正確に検出して適正に濃度調整できるトナー濃度調整装置及びトナー濃度調整方法を提供する。
【解決手段】像担持手段に担持されたトナー像を記録媒体に転写する画像形成装置に設けられ、前記像担持手段51に担持された基準トナー像からの反射光量に基づいて濃度を検出するトナー濃度センサ80と、前記トナー濃度センサ80の出力値に基づいて前記基準トナー像の濃度が所定の濃度となるように調整するトナー濃度調整手段84を備えて構成されるトナー濃度調整装置84であって、前記記録媒体に転写され、定着された前記基準トナー像の画像濃度に基づいて前記トナー濃度センサ80の出力値を補正する補正手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、像担持手段に担持されたトナー像を記録媒体に転写する画像形成装置に設けられ、前記像担持手段に担持された基準トナー像からの反射光量に基づいて濃度を検出するトナー濃度センサと、前記トナー濃度センサの出力値に基づいて前記基準トナー像の濃度が所定の濃度となるように調整するトナー濃度調整手段を備えて構成されるトナー濃度調整装置及びトナー濃度調整方法に関する。
従来、経年変化等によるトナー像担持手段の表面状態の変化にかかわらず、トナー像担持手段に担持されたトナーの付着量を正確に測定することができるトナー付着量測定部として、前記トナー像担持手段の法線方向に対して所定の傾斜角度で単一の偏光光を投光する投光手段と、前記法線方向に対して前記投光手段と反対側に配置され、前記トナー像担持手段からの反射光を前記投光光と同一の第1の偏光光と前記投光光と異なる第2の偏光光とに分離する偏光分離手段と、前記第1及び前記第2の偏光光を受光する第1及び第2の受光手段と、前記第1及び前記第2の受光出力信号の差に応じて、前記トナー像担持手段上のトナー付着量を求める制御手段を備えたものが提案されている。
前記トナー付着量測定部は、前記トナー像担持手段に表面からの反射光が生じない所定量のトナーが付着している際に得られる前記第1及び前記第2の受光出力信号のレベルが等しくなるように前記第1及び前記第2の受光手段の出力レベルが調整されるとともに、前記トナー像担持手段上にトナーが付着していない状態で得られた前記第1及び前記第2の受光出力信号の差を基準値として、前記トナー像担持手段にトナー像が形成された際の前記第1及び前記第2の受光出力信号の差である測定出力値を前記基準値で除した値に基づいて補正出力値を求め、該補正出力値に基づいて前記トナー像担持手段のトナー付着量を求めるものである。
特開2004−177608号公報
しかし、上述した特許文献1に記載された技術を採用しても、前記トナー担持手段の表面の磨耗による粗度が増大すると十分に補正できず、図2に示すように、その感度が低下するという問題があった。そのようなトナー付着量測定部により測定されたトナー付着量に基づいてトナー付着量、つまりトナー濃度を補正すると、過補正となり全体的にコントラストが強く階調性の低い画像になるという問題があった。また、投光手段と受光手段で構成されるセンサ個々の感度ばらつきや機差によるばらつきが十分に吸収されるものでは無いため、制御精度を一層向上させるという観点でさらなる改善の余地があった。
本発明の目的は、上述の従来欠点に鑑み、像担持手段に経年変化によるセンサ出力の変動、或いは、機差によるセンサの感度ばらつきにかかわらず、像担持手段に形成された基準トナー像の濃度を正確に検出して適正に濃度調整できるトナー濃度調整装置及びトナー濃度調整方法を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明によるトナー濃度調整装置の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、像担持手段に担持されたトナー像を記録媒体に転写する画像形成装置に設けられ、前記像担持手段に担持された基準トナー像からの反射光量に基づいて濃度を検出するトナー濃度センサと、前記トナー濃度センサの出力値に基づいて前記基準トナー像の濃度が所定の濃度となるように調整するトナー濃度調整手段を備えて構成されるトナー濃度調整装置であって、前記記録媒体に転写され、定着された前記基準トナー像の画像濃度に基づいて前記トナー濃度センサの出力値を補正する補正手段を備えている点にある。
上述の構成によれば、画像形成装置から出力された記録媒体上の基準トナー像に対する画像濃度に基づいてトナー濃度センサの出力値が補正されるようになるので、像担持体の表面状態の変化のみならず、機差、現像や転写プロセスに起因する画像濃度の変動をも吸収した補正が可能となるので、より良好な画像を得ることのできるトナー濃度調整装置を実現できるようになる。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、像担持手段に担持されたトナー像を記録媒体に転写する画像形成装置に設けられ、前記像担持手段に担持された基準トナー像からの反射光量に基づいて濃度を検出するトナー濃度センサと、前記トナー濃度センサの出力値に基づいて前記基準トナー像の濃度が所定の濃度となるように調整するトナー濃度調整手段を備えて構成されるトナー濃度調整装置であって、前記記録媒体に転写され、定着された前記基準トナー像の画像濃度を検出する画像濃度検出手段と、前記画像濃度検出手段により検出された画像濃度に基づいて前記トナー濃度センサの出力値を補正する補正手段を備えている点にある。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一または第二特徴構成に加えて、前記補正手段は、前記トナー濃度センサによる前記像担持手段の表面からの反射光量に基づいて判定される所定時期に作動するように構成されている点にある。
上述の構成によれば、前記トナー濃度センサによる前記像担持手段の表面からの反射光量に基づいて前記像担持手段の表面の荒れ状態を間接的に把握し、トナー濃度センサの出力の補正が必要と判断されるときのみ補正できるようになるので、トナー濃度調整にかかる時間を必要最小限に抑え、また、必要以上に記録媒体を使用すること無くトナー濃度調整に必要なコストの増加を抑えることができるのである。
本発明によるトナー濃度調整方法の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、像担持手段に担持されたトナー像を記録媒体に転写する画像形成装置において、前記像担持手段に担持された基準トナー像からの反射光量に基づいて濃度を検出するトナー濃度検出ステップと、前記トナー濃度検出ステップで検出されたセンサの出力値に基づいて前記基準トナー像の濃度が所定の濃度となるように調整するトナー濃度調整ステップを備えて構成されるトナー濃度調整方法であって、前記記録媒体に転写され、定着された前記基準トナー像の画像濃度を検出する画像濃度検出ステップと、前記画像濃度検出ステップにより検出された画像濃度に基づいて前記トナー濃度センサの出力値を補正する補正ステップを備えている点にある。
以上説明した通り、本発明によれば、像担持手段に経年変化によるセンサ出力の変動、或いは、機差によるセンサの感度ばらつきにかかわらず、像担持手段に形成された基準トナー像の濃度を正確に検出して適正に濃度調整できるトナー濃度調整装置及びトナー濃度調整方法を提供することが可能となった。
以下、本発明によるトナー濃度調整装置及びトナー濃度調整方法がタンデム式のデジタル複合機に適用される場合の実施形態を説明する。
デジタル複合機は、図3に示すように、カラーCCD10を備え、原稿画像を光電変換して読み取る画像読取部1と、前記画像読取部1で読み取られたRGB成分の画像データに対して階調変換、カラー調整、倍率変換等の画像処理を施し、YMCKの各成分による出力画像データに変換する画像処理部2と、前記画像処理部2で変換された出力画像データに基づいてYMCKの各色成分のトナー像を形成する画像形成部3と、前記画像形成部3に記録媒体としての用紙を供給する給紙部4と、給紙された用紙にトナー像を転写する転写部5と、トナー像が転写された記録媒体を定着処理する定着部6と、それらを制御するマイクロコンピュータを備えた制御部7を備えて構成されている。
前記画像形成部3は、図1に示すように、像担持手段としての転写ベルト51に沿って配置されたM(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色に対応した四つの感光体ユニット30で構成され、各感光体ユニット30には、感光体31の周方向に沿って帯電チャージャー32、露光ヘッド33、現像器34、クリーナ35、除電ランプ36等が配置されている。
前記帯電チャージャー32により表面が均一に帯電された前記感光体31が、画像データに基づき駆動される前記露光ヘッド33により走査露光されると、その表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。前記現像器34によりその静電潜像にトナーが付着され可視化されたトナー像が前記転写ベルト51に一次転写された後に、前記感光体31表面の残存トナーが前記クリーナ35で除去され、前記除電ランプ36によりイレースされるという画像形成プロセスが繰り返される。
前記現像器34にはM(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)の夫々のトナーが充填され、例えば、M(マゼンダ)の現像器34がセットされた感光体ユニット30ではM成分の画像データに基づいて走査露光されたM成分のトナー像が形成されるように構成されている。
前記転写部5は、三本のローラ50に支持された無端状の転写ベルト51と、前記転写ベルト51に接触配置された複数の転写ローラ52、53とクリーナ54等を備えて構成されている。前記感光体ユニット30で形成されたM(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)の夫々のトナー像が前記転写ローラ52に印加される転写電圧の作用によって前記転写ベルト51上に一次転写され、前記転写ローラ53に印加される転写電圧の作用によって前記給紙部4から給紙された用紙に二次転写される。二次転写の後、前記転写ベルト51に残存するトナーが前記クリーナ54によって除去される。
前記画像形成部3により形成されるトナー像の濃度が所定の濃度に維持されるように、前記転写ベルト51に担持された各色の基準トナー像からの反射光量に基づいて各色の濃度を検出するトナー濃度センサ80と、前記トナー濃度センサ80の出力値に基づいて前記基準トナー像の濃度が所定の濃度となるように調整するトナー濃度調整手段84が設けられている。
前記トナー濃度センサ80は、前記転写ベルト51の回転方向に沿って配置された前記感光体ユニット30の下流側に配置されている。詳述すると、前記トナー濃度センサ80は、図4に示すように、前記転写ベルト51の法線方向に対して所定の傾斜角度で単一の偏光光を投光する投光部81と、前記法線方向に対して前記投光部81と反対側に配置され、前記転写ベルト51からの反射光を前記投光光と同一の第1の偏光光と前記投光光と異なる第2の偏光光とに分離する偏光分離部82と、前記第1及び前記第2の偏光光を受光する第1及び第2の受光部83とを備えて構成されている。
前記トナー濃度センサ80は、前記転写ベルト51の表面からの反射光が生じない程度の所定量のトナーが付着している際に得られる前記第1及び前記第2の受光出力信号のレベルが等しくなるように前記第1及び前記第2の受光部83の出力レベルが調整され、前記トナー濃度調整手段84は、前記転写ベルト51に前記基準トナー像が形成された際の前記第1及び前記第2の受光出力信号の差である測定出力値を、前記転写ベルト51上にトナーが付着していない状態で得られる前記第1及び前記第2の受光出力信号の差である基準値で除した値をトナー濃度値として算出する。
つまり、トナー濃度値は基準トナー像が形成されない前記転写ベルト51表面を検出したときを1として、基準トナー像の濃度が濃くなるほど低い値を示すようになる。
前記制御部7は、例えば、装置の電源スイッチが投入され、通常の画像形成プロセスが可能な状態に移行するウォーミングアップ完了の前の所定時期に、前記画像形成部3に形成された基準トナー像が前記転写ベルト51に転写されるように制御し、前記トナー濃度調整手段84にトナー濃度の調整動作を実行させる。
前記基準トナー像は、図5に示すように、前記画像処理部2から出力される予め設定された8階調から10階調の階調パターンを表す複数のテストパッチデータに基づいて前記画像形成部3で作像された複数のテストパッチ20が前記転写ベルト51に転写された階調の異なる複数のトナー像で構成され、前記トナー濃度調整手段84は、前記トナー濃度センサ80により読み取られた各テストパッチ20の反射濃度からトナー濃度値を求め、前記トナー濃度値が所定の濃度値に維持されるように、前記画像形成部3で形成されるトナー像の濃度、つまりトナーの付着量を調整する。
詳述すると、前記トナー濃度調整手段84は、前記テストパッチ20に対するトナー濃度が所定濃度になるように前記現像器34の現像バイアスを調整し、現像バイアスで調整できないときには、例えば、前記画像処理部2で濃度調整するための階調変換テーブルデータを書き替える。
前記階調変換テーブルは、入力画像データに対して出力画像データが所望の階調性を確保できるように数値変換するルックアップテーブルで、図6に示すような階調特性を持たせたものである。前記トナー濃度調整手段84は、前記トナー濃度センサ80による検出濃度が低いときには前記階調特性の傾きが大きくなるように、つまりトナー濃度が高くなるようにテーブルデータを補正し、検出濃度が高いときには前記階調特性の傾きが小さくなるように、つまりトナー濃度が低くなるようにテーブルデータを補正するのである。
このように、前記トナー濃度調整手段84により前記テストパッチ20に対するトナー濃度値が所定濃度になるように調整されることにより、通常の画像形成プロセスにおいて一定品質の画像が形成されるようになるのであるが、画像形成プロセスが繰り返し実行されることにより前記転写ベルト51の表面の磨耗や傷等の発生により表面状態が変化すると、前記トナー濃度センサ80による検出濃度が変動し、正確なトナー濃度値が得られなくなる。また、前記トナー濃度センサ80のばらつき、前記画像形成部3や前記転写部5の構成部材のばらつきや組付け誤差を含む機差により、最終的に出力される画像濃度が不適正に調整される虞もある。
そこで、前記トナー濃度調整手段84に、定着された前記基準トナー像の画像濃度を検出する画像濃度検出手段と、前記画像濃度検出手段により検出された画像濃度に基づいて前記トナー濃度センサ80の出力から得られるトナー濃度値を補正する補正手段を備えている。
前記制御部7は、前記トナー濃度センサ80による前記転写ベルト51の表面からの反射光量に基づいて前記転写ベルト51が磨耗して正確にトナー濃度が検出できなくなったと判定される所定時期、つまり、前記トナー濃度調整手段84の作動時に前記トナー濃度センサ80により検出される前記転写ベルト51の表面からの反射光量、ここでは、上述した第1または第2の受光部83の何れかの出力値が初期に検出された反射光量に対して一定レベル減衰したときに、前記転写ベルト51に形成されたテストパッチ20を用紙に転写・定着させて出力するセットアップモードに移行するように制御する。
尚、前記セットアップモードへ移行するための具体的な判定手法については、上記の手法に限定するものではなく、例えば、前記転写ベルト51の表面にトナーが付着していない状態で得られた前記第1及び前記第2の受光出力信号の差が初期値に対して一定割合減衰したときに移行するものであってもよく、前記転写ベルト51の表面の粗度を検出するセンサを別途設置し、前記センサにより検出された前記粗度が初期値に対して一定の範囲を超えたと判断されるときに移行するものであってもよい。
セットアップモードで図7に示すような、テストパッチ20が印刷された用紙がオペレータにより前記原稿読取部1にセットされ、図示しない操作部のスタートスイッチが押圧操作されると、前記原稿読取部1によって前記テストパッチ20が読み込まれ、前記画像処理部2により前記テストパッチ20に対応する領域の濃度が算出される。即ち、前記原稿読取部1と前記画像処理部2により前記画像濃度検出手段が構成される。
前記補正手段は、用紙に印刷された適正濃度の前記テストパッチ20に対して前記画像濃度検出手段により検出されるべき適正画像濃度データと、前記適正画像濃度データに対応して前記トナー濃度センサ80に基づき得られるトナー濃度値が示すべき適正トナー濃度データの相関関係が示された図8の実線に示すような関係テーブルを予め備え、同一の前記テストパッチ20に対する前記トナー濃度センサ80によるトナー濃度値と前記画像濃度検出手段による検出画像濃度値が前記関係テーブルに示される相関関係を満たしているか否かを判断し、図8の破線で示すように関係がずれている場合に当該相関関係が保たれるように前記トナー濃度センサ80に基づくトナー濃度値を校正するための補正データを生成する。
例えば、図8に示すようにトナー濃度値がDtで検出される際、所定の関係では検出画像濃度値はDdとならなければならない。しかし、検出画像濃度値がDd1の際にトナー濃度値がDtとして検出されている場合や、検出画像濃度値がDd2の際にトナー濃度値がDtとして検出されている場合がある。つまり、トナー濃度値がDtにおいて、検出画像濃度値がDd1の際にはトナー濃度が薄く、検出画像濃度値がDd2の際にはトナー濃度が濃い状態となっている。
そこで、検出画像濃度値がDd1の際には、トナー濃度値を本来検出されるべきDt1に下方補正するような補正データを生成し、検出画像濃度値がDd2の際には、トナー濃度値を本来検出されるべきDt2にトナー濃度値を上方補正するような補正データを生成することで、トナー濃度値に対するトナー濃度を所定の濃度に補正するのである。
ここで、前記画像濃度検出手段により検出されるM(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)各色の前記テストパッチ20に対する画像濃度が、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分データとして取得され、M(マゼンダ)のパターン濃度として補色であるG(緑)成分が、C(シアン)のパターン濃度として補色であるR(赤)成分が、Y(イエロー)のパターン濃度として補色であるB(青)が、K(ブラック)のパターン濃度としてG(緑)成分が夫々参照され、それらの値に基づいて画像濃度データが算出される。
前記補正手段は、前記画像濃度検出手段により検出された前記テストパッチ20の画像濃度と前記関係テーブルに基づいて前記補正データを生成するのである。
前記トナー濃度調整手段84は、以降、前記トナー濃度センサ80によるトナー濃度値を前記補正データに基づいて校正した校正トナー濃度値に基づいてトナー濃度を調整する。
その後は、セットアップモードで検出された前記転写ベルト51の表面からの反射光量を初期値として、前記トナー濃度調整手段84の作動時に検出される前記転写ベルト51の表面からの反射光量が一定レベル減衰したときにセットアップモードへの移行を繰り返す。
尚、セットアップモードに移行する時期は、予め設定された所定時期、例えば、累積複写枚数が所定枚数に達したときや累積稼動時間が所定時間に達したとき等のメンテナンス時期、さらにはサービスマンによる任意のメンテナンス時等であってもよい。
即ち、像担持手段に担持されたトナー像を記録媒体に転写する画像形成装置において、前記像担持手段に担持された基準トナー像からの反射光量に基づいて濃度を検出するトナー濃度検出ステップと、前記トナー濃度検出ステップで検出されたセンサの出力値に基づいて前記基準トナー像の濃度が所定の濃度となるように調整するトナー濃度調整ステップを備えて構成されるトナー濃度調整方法であって、前記記録媒体に転写され、定着された前記基準トナー像の画像濃度を検出する画像濃度検出ステップと、前記画像濃度検出ステップにより検出された画像濃度に基づいて前記トナー濃度センサの出力値を補正する補正ステップを備えているトナー濃度調整方法が実現される。
以下に別実施形態を説明する。上述した実施形態では、セットアップモードで前記テストパッチ20が印刷された用紙をオペレータが前記原稿読取部1にセットするものを説明したが、図9に示すように、用紙搬送経路に前記テストパッチ20が印刷された用紙を前記原稿読取部1に搬送する経路を備え、前記制御部7により自動搬送し、前記テストパッチ20の画像濃度を読取るように構成してもよい。
上述した実施形態では、トナー濃度を調整するトナー濃度調整手段84は、前記転写ベルト51の法線方向に対して所定の傾斜角度で単一の偏光光を投光する投光部81と、前記法線方向に対して前記投光部81と反対側に配置され、前記転写ベルト51からの反射光を前記投光光と同一の第1の偏光光と前記投光光と異なる第2の偏光光とに分離する偏光分離部82と、前記第1及び前記第2の偏光光を受光する第1及び第2の受光部83とを備えた前記トナー濃度センサ80を備え、前記トナー濃度センサ80は、前記転写ベルト51の表面からの反射光が生じない程度の所定量のトナーが付着している際に得られる前記第1及び前記第2の受光出力信号のレベルが等しくなるように前記第1及び前記第2の受光部83の出力レベルが調整され、前記トナー濃度調整手段84は、前記転写ベルト51に前記基準トナー像が形成された際の前記第1及び前記第2の受光出力信号の差である測定出力値を、前記転写ベルト51上にトナーが付着していない状態で得られる前記第1及び前記第2の受光出力信号の差である基準値で除した値をトナー濃度値として算出し、前記トナー濃度調整手段が備える補正手段により該トナー濃度値を補正する構成としていたが、前記トナー濃度調整手段が行うトナー濃度の調整方法はこれに限定するものではない。
例えば、本発明は、特許第2729976号公報に記載されたように、前記転写ベルト51の法線方向に対して所定の傾斜角度で単一の偏光光を投光する投光部81と、前記法線方向に対して前記投光部81と反対側に配置され、前記転写ベルト51からの反射光を前記投光光と同一の第1の偏光光と前記投光光と異なる第2の偏光光とに分離する偏光分離部82と、前記第1及び前記第2の偏光光を受光する第1及び第2の受光部83とを備えた前記トナー濃度センサ80において、前記第1及び前記第2の受光出力信号の差を求め、該差分値に対して補正を行う構成であってもよい。
また、前記トナー濃度調整手段が備えるトナー濃度センサとしては可視光線を利用し、YMCKの分光感度特性を有する個別のカラーセンサ等を用いてトナー濃度値を求めてもよく、前記トナー濃度調整手段は、該カラーセンサにより求められるトナー濃度値に基づいて、トナー濃度を補正する構成であってもよい。
上述の実施形態では、像担持手段が転写ベルト51で構成されるものを説明したが、像担持手段はこのような形態のものに限らず、転写ドラムで構成されるものであってもよい。この場合、前記画像形成手段は、M(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)の夫々の現像器を単一の感光体の周囲に配置した単一の感光体ユニットで構成される。
上述の実施形態では、本発明によるトナー濃度調整装置が画像読取部1を備えたデジタル複合機に適用される場合を説明したが、画像読取部を備えないプリンタ等の画像形成装置に適用される場合には、用紙に印刷された前記テストパッチ20の各濃度をスキャナや反射濃度計等で構成される画像濃度測定装置によって計測し、その計測データを前記補正手段に入力するように構成してもよい。入力形態としては、ハンディターミナルやネットワークを介して電子データとして入力するもの、操作パネルを介して入力するもの等適宜構成すればよい。
上述の実施形態は何れも本発明の一実施例に過ぎず、当該記載により本発明の範囲が限定されるものではなく、各部の具体的構成は本発明による作用効果を奏する範囲において適宜変更することができることは言うまでもない。
デジタル複合機の画像形成部の説明図 転写ベルト上のトナー濃度の検出特性図 デジタル複合機の概略の構成を示す縦断説明図 トナー濃度センサの説明図 転写ベルト上に転写されるテストパッチの説明図 階調変換用ルックアップテーブルの特性図 テストパッチが印刷された用紙の説明図 検出画像濃度値と、トナー濃度値の相関関係を示すグラフ 別実施形態を示し、デジタル複合機の概略の構成を示す縦断説明図
符号の説明
1:画像読取部
3:画像形成部
20:テストパッチ
30:感光体ユニット
31:感光体
32:帯電チャージャー
33:露光ヘッド
34:現像器
35:クリーナ
36:除電ランプ
5:転写部
51:転写ベルト
52、53:転写ローラ
80:トナー濃度センサ
84:トナー濃度調整手段
81:投光部
82:偏光分離部
83:受光部

Claims (4)

  1. 像担持手段に担持されたトナー像を記録媒体に転写する画像形成装置に設けられ、前記像担持手段に担持された基準トナー像からの反射光量に基づいて濃度を検出するトナー濃度センサと、前記トナー濃度センサの出力値に基づいて前記基準トナー像の濃度が所定の濃度となるように調整するトナー濃度調整手段を備えて構成されるトナー濃度調整装置であって、
    前記記録媒体に転写され、定着された前記基準トナー像の画像濃度に基づいて前記トナー濃度センサの出力値を補正する補正手段を備えているトナー濃度調整装置。
  2. 像担持手段に担持されたトナー像を記録媒体に転写する画像形成装置に設けられ、前記像担持手段に担持された基準トナー像からの反射光量に基づいて濃度を検出するトナー濃度センサと、前記トナー濃度センサの出力値に基づいて前記基準トナー像の濃度が所定の濃度となるように調整するトナー濃度調整手段を備えて構成されるトナー濃度調整装置であって、
    前記記録媒体に転写され、定着された前記基準トナー像の画像濃度を検出する画像濃度検出手段と、前記画像濃度検出手段により検出された画像濃度に基づいて前記トナー濃度センサの出力値を補正する補正手段を備えているトナー濃度調整装置。
  3. 前記補正手段は、前記トナー濃度センサによる前記像担持手段の表面からの反射光量に基づいて判定される所定時期に作動するように構成されている請求項1または2記載のトナー濃度調整装置。
  4. 像担持手段に担持されたトナー像を記録媒体に転写する画像形成装置において、前記像担持手段に担持された基準トナー像からの反射光量に基づいて濃度を検出するトナー濃度検出ステップと、前記トナー濃度検出ステップで検出されたセンサの出力値に基づいて前記基準トナー像の濃度が所定の濃度となるように調整するトナー濃度調整ステップを備えて構成されるトナー濃度調整方法であって、
    前記記録媒体に転写され、定着された前記基準トナー像の画像濃度を検出する画像濃度検出ステップと、前記画像濃度検出ステップにより検出された画像濃度に基づいて前記トナー濃度センサの出力値を補正する補正ステップを備えているトナー濃度調整方法。
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