JP4803979B2 - 小型車両におけるフロントウィンド - Google Patents

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Description

本発明は、縦方向に延びる左右レールに対し上下に移動可能となるよう支持される窓板を備えるゴルフカートなどの小型車両におけるフロントウィンドに関するものである。
上記小型車両におけるフロントウィンドには、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、上記小型車両におけるフロントウィンドは、車体の前部を構成し、縦方向に延びる左右一対のレールと、これら左右レールの間に形成された窓開口の下部を閉じるよう上記車体に支持される下部窓板と、上記窓開口の上部を閉じるよう設けられ、上記下部窓板に重なるように下方に向かって往、復移動可能となるよう上記左右レール側に支持される上部窓板とを備えている。
上記した車両の状態は、上部窓板が窓開口の上部を閉じた全閉状態である。一方、上記上部窓板を下部窓板に重なるように往移動させると、上記窓開口の上部の全開状態が得られる。
特開2003−154844号公報
ところで、上記車両では、下部窓板と上部窓板とはそれぞれ幅寸法が大きいものである。このため、上記下部窓板の上縁部と上部窓板の上、下縁部とは、それぞれ剛性が低くなりがちである。
よって、車両の走行時や上部窓板の往、復移動時には、上記下部窓板の上縁部と、上部窓板の上、下縁部とがそれぞれ前、後方向に交互に容易に撓んでがたついたり、きしんだりするおそれがある。そして、このがたつきなどにより、無用な騒音が生じる可能性がある。この場合、騒音が仮に小さいものであるとしても、一般に、静かな環境であるゴルフ場に設けられるゴルフカートにとって、特に好ましくない。
一方、上記小型車両におけるフロントウィンドでは、その窓開口の全閉状態においても、下部窓板の上縁部と上部窓板の下縁部との間には隙間がある。このため、車両の前進走行中など、上記フロントウィンドの外面に風雨が当たるときには、上記隙間を通して風雨や塵埃が車室に容易に侵入する可能性がある。そして、このような風雨等の侵入は、車両への乗り心地を低下させる原因となって好ましくない。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、車両の走行時などに、フロントウィンドの窓開口に設けられる下部窓板と上部窓板とが撓みを繰り返すことにより騒音を生じる、ということを防止することである。
また、本発明の他の目的は、上記下部窓板と上部窓板との間の隙間を通して、車体内部の車室に外部の風雨や塵埃が侵入しないようにし、車両への乗り心地を向上させるようにすることである。
請求項1の発明は、車体2の前部を構成し、縦方向に延びる左右一対のレール26と、これら左右レール26の間に形成された窓開口27の下部を閉じるよう上記車体2に支持される下部窓板28と、上記窓開口27の上部を閉じるよう設けられ、上記下部窓板28に重なるように下方に向かって往、復移動A,B可能となるよう上記左右レール26側に支持される上部窓板29とを備えた小型車両におけるフロントウィンドにおいて、
上記下部窓板28の上縁部に取り付けられる補強材58と、上記下部窓板28の上記上縁部と上記上部窓板29との間をシールするシール材59とを設け、
上記上部窓板29が上記窓開口27の上部を全閉状にした全閉状態と、上記上部窓板29が往移動Aして上記窓開口27の上部を全開状にした全開状態とのそれぞれの状態のとき、上記上部窓板29の各側縁部の後面を上記レール26側に圧接させる圧接体49,50,54を設けたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記圧接体50,54を上記下部窓板28に固定したものである。
請求項3の発明は、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記各レール26に沿って上記往、復移動A,B可能とされる移動体37−39を備え、上記上部窓板29の上記各側縁部の上、下端部と中途部とをそれぞれ上記移動体37−39を介して上記各レール26に支持させたものである。
請求項4の発明は、請求項1から3のうちいずれか1つの発明に加えて、上記車体2の上面部を構成して、その前縁部48が上記全閉状態の上記上部窓板29の上縁部をその前方から覆う屋根板22を備えた小型車両におけるフロントウィンドにおいて、
上記全閉状態のとき、上記上部窓板29の側縁部の上端部の後面に上記圧接体49が圧接するようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項1から4のうちいずれか1つの発明に加えて、上記上部窓板29が上記窓開口27の上部を全閉状にした全閉状態と、上記上部窓板29が往移動Aして上記窓開口27の上部を全開状にした全開状態とのうち、少なくともいずれか一方の状態のとき、上記上部窓板29の幅方向の中途部を上記車体2側に圧接させる他の圧接体52,55を設けたものである。
請求項6の発明は、請求項5の発明に加えて、上記車体2の上面部を構成して、その前縁部48が上記全閉状態の上記上部窓板29の上縁部をその前方から覆う屋根板22を備えた小型車両におけるフロントウィンドにおいて、
上記全閉状態のとき、上記上部窓板29の上記上縁部の後面に上記他の圧接体52が圧接するようにしたものである。
請求項7の発明は、請求項1から6のうちいずれか1つの発明に加えて、上記各レール26の前縁部41を、上記下部窓板28と上記上部窓板29の各側縁部よりも前側に突出させたものである。
請求項8の発明は、請求項1から7のうちいずれか1つの発明に加えて、上記上部窓板29の下縁部の前面に取っ手60を取り付けたものである。
請求項9の発明は、請求項1から8のうちいずれか1つの発明に加えて、車体2の上部を構成し、車両1の長手方向に延びる左右一対の側部フレーム18を備えた小型車両におけるフロントウィンドにおいて、
上記各側部フレーム18の前端部を、上記各レール26の上端部に嵌合させて固定したものである。
請求項10の発明は、請求項1から9のうちいずれか1つの発明に加えて、上記上部窓板29が上記全閉状態と全開状態とのそれぞれの状態のとき、この上部窓板29を上記圧接体50,54に係脱可能に係止させる係止具66を設けたものである。
請求項11の発明は、請求項1から10のうちいずれか1つの発明に加えて、上記上部窓板29が上記全閉状態のときにこの上部窓板29の各側縁部の後面を上記レール26側に圧接させる圧接体50と、上記上部窓板29が全開状態のときにこの上部窓板29の各側縁部の後面を上記レール26側に圧接させる圧接体50とを互いに兼用させたものである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、車体の前部を構成し、縦方向に延びる左右一対のレールと、これら左右レールの間に形成された窓開口の下部を閉じるよう上記車体に支持される下部窓板と、上記窓開口の上部を閉じるよう設けられ、上記下部窓板に重なるように下方に向かって往、復移動可能となるよう上記左右レール側に支持される上部窓板とを備えた小型車両におけるフロントウィンドにおいて、
上記下部窓板の上縁部に取り付けられる補強材と、上記下部窓板の上記上縁部と上記上部窓板との間をシールするシール材とを設けている。
このため、車両の走行時や、フロントウィンドの窓開口を開閉させる際の上部窓板の往、復移動時に、上記下部窓板の上縁部が撓むということは、上記補強材により防止される。また、上記上部窓板の下縁部は、上記シール材を介し上記補強材により補強されるため、上記上部窓板の下縁部が撓むということも防止される。
よって、車両の走行時などに、上記下部窓板と上部窓板とが撓みを繰り返すことにより騒音を生じる、ということが防止される。そして、これは、一般に、静かな環境であるゴルフ場に設けられるゴルフカートにとって、特に有益である。
また、上記したように、下部窓板の上縁部と上部窓板との間をシールするシール材を設けたため、上記下部窓板と上部窓板との間の隙間を通して、車体内部の車室に外部の風雨や塵埃が侵入する、ということは、上記シール材により防止される。よって、車両への乗り心地が向上する。
また、上記上部窓板が上記窓開口の上部を全閉状にした全閉状態と、上記上部窓板が往移動して上記窓開口の上部を全開状にした全開状態とのそれぞれの状態のとき、上記上部窓板の各側縁部の後面を上記レール側に圧接させる圧接体を設けている。
ここで、上記車両は、上記全閉状態もしくは全開状態で走行することが多い。そして、この場合には、上記したようにレール側に上部窓板が圧接するため、上記レール側に対し上部窓板が、がたつくことは防止され、車両の走行時における騒音の発生が防止される
求項3の発明は、上記各レールに沿って上記往、復移動可能とされる移動体を備え、上記上部窓板の上記各側縁部の上、下端部と中途部とをそれぞれ上記移動体を介して上記各レールに支持させている。
このため、上記上部窓板が各レールに対し往、復移動するとき、これら各レールに対し上部窓板が直接摺動するということが防止される。よって、この上部窓板の耐久性が向上すると共に、摩擦係数の小さい上記移動体の選定により、上記上部窓板を、より円滑に往、復移動させることができる。
請求項4の発明は、上記車体の上面部を構成して、その前縁部が上記全閉状態の上記上部窓板の上縁部をその前方から覆う屋根板を備えた小型車両におけるフロントウィンドにおいて、
上記全閉状態のとき、上記上部窓板の側縁部の上端部の後面に上記圧接体が圧接するようにしている。
このため、上記全閉状態のとき、上記上部窓板の側縁部の上端部は上記圧接体により前方に押動されて、上記屋根板の前縁部に接近させられる。すると、上記上部窓板の上縁部と屋根板の前縁部との間の隙間が狭められる。よって、この隙間を通して、車体内部の車室に外部の風雨や塵埃が侵入する、ということは防止される。この結果、車両への乗り心地が向上する。
請求項5の発明は、上記上部窓板が上記窓開口の上部を全閉状にした全閉状態と、上記上部窓板が往移動して上記窓開口の上部を全開状にした全開状態とのうち、少なくともいずれか一方の状態のとき、上記上部窓板の幅方向の中途部を上記車体側に圧接させる他の圧接体を設けている。
ここで、上記上部窓板の幅方向の中途部は、車両の走行時に前、後方向に撓み易い部分である。しかし、上記したように全閉状態もしくは全開状態では、上記上部窓板の中途部は、上記他の圧接体により車体側に圧接させられる。このため、上記車体側に対し上部窓板の中途部が、がたつくことは防止され、車両の走行時における騒音の発生が防止される。
請求項6の発明は、上記車体の上面部を構成して、その前縁部が上記全閉状態の上記上部窓板の上縁部をその前方から覆う屋根板を備えた小型車両におけるフロントウィンドにおいて、
上記全閉状態のとき、上記上部窓板の上記上縁部の後面に上記他の圧接体が圧接するようにしている。
このため、上記全閉状態のとき、上記上部窓板の上縁部の中途部は上記他の圧接体により前方に弾性的に撓まされて、上記屋根板の前縁部に接近させられる。すると、上記上部窓板の上縁部と屋根板の前縁部との隙間が狭められる。よって、この隙間を通して、車体内部の車室に外部の風雨や塵埃が侵入する、ということは防止される。この結果、車両への乗り心地が向上する。
請求項7の発明は、上記各レールの前縁部を、上記下部窓板と上記上部窓板の各側縁部よりも前側に突出させている。
ここで、車両の走行時など、上記下部窓板と上部窓板の前面に風雨が衝突する場合には、この風雨の一部は、上記下部窓板と上部窓板の各側縁部を迂回して車体内部の車室に侵入しようとする。しかし、このように下部窓板と上部窓板の各側縁部側を風雨の一部が迂回しようとすることは、上記のように突出した各レールの前縁部によって防止される。よって、上記車室への風雨の侵入が、より確実に防止されて、車両への乗り心地が、より向上する。
請求項8の発明は、上記上部窓板の下縁部の前面に取っ手を取り付けている。
このため、身長が低い人でも、上記取っ手を把持することにより、上記上部窓板の往、復移動をさせることが容易にできる。
また、シートへの着座者が上記フロントウィンドを通して前方を見るとき、上記取っ手が視界の邪魔になることが防止される。よって、上記取っ手を設けても、上記車両への乗り心地は良好に保たれる。
請求項9の発明は、車体の上部を構成し、車両の長手方向に延びる左右一対の側部フレームを備えた小型車両におけるフロントウィンドにおいて、
上記各側部フレームの前端部を、上記各レールの上端部に嵌合させて固定している。
このため、上記車両の組み立て時には、上記各側部フレームの前端部を、上記各レールの上端部に嵌合させることにより、両者の位置決めや仮組みがし易くなる。よって、その分、上記車両の組み立て作業が容易にできる。
また、上記側部フレームとレールとは互いに嵌合した状態で固定されるため、両者の結合強度が向上し、車体の強度と剛性とが向上する。
請求項10の発明は、上記上部窓板が上記全閉状態と全開状態とのそれぞれの状態のとき、この上部窓板を上記圧接体に係脱可能に係止させる係止具を設けている。
このため、上記全閉状態と全開状態とにおける各上部窓板が、その位置で、縦方向に向かってがたつくということは、上記係止具によって防止される。よって、車両の走行時における騒音の発生がより確実に防止される。
本発明の小型車両におけるフロントウィンドに関し、車両の走行時などに、フロントウィンドの窓開口に設けられる下部窓板と上部窓板とが撓みを繰り返すことにより騒音を生じる、ということを防止する、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、車両のフロントウィンドは、車体の前部を構成し、縦方向に延びる左右一対のレールと、これら左右レールの間に形成された窓開口の下部を閉じるよう上記車体に支持される下部窓板と、上記窓開口の上部を閉じるよう設けられ、上記下部窓板の前側に重なるように下方に向かって往、復移動可能となるよう上記左右レール側に支持される上部窓板とを備えている。上記下部窓板の上縁部に取り付けられる補強材と、上記下部窓板の上縁部と上部窓板との間をシールするシール材とが設けられている。また、上記上部窓板が上記窓開口の上部を全閉状にした全閉状態と、上記上部窓板が往移動して上記窓開口の上部を全開状にした全開状態とそれぞれの状態のとき、上記上部窓板の各側縁部の後面を上記レール側に圧接させる圧接体が設けられている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図1,2において、符号1はゴルフカートで例示される小型車両で、矢印Frはこの車両1の進行方向の前方を示している。
上記車両1は、車体2と、この車体2の前部に操向可能に支持される左右前車輪3と、車体2の後部に支持される左右後車輪4と、上記車体2内部の車室5の前部に配置されて上記各前車輪3と連動連結されるハンドル6と、このハンドル6の後方に配置されて車体2に支持されるシート7とを備えている。上記車体2は上記前、後車輪3,4により走行路面8上に支持される。上記シート7は運転用シートとされ、このシート7に着座する着座者9により上記ハンドル6の操作が可能とされている。上記車両1は、その幅方向の中央部10を中心として、左右ほぼ対称形とされている。
上記車体2は、その下部を構成して上記前、後車輪3,4を支持する車台11と、この車台11上に支持されて上記車体2の骨格部材を構成する車体フレーム12とを備えている。この車体フレーム12は、上記車台11の前部から後上方に向かって突出する縦向きの左右一対の前フレーム13と、上記車台11の後部から上方に向かって突出する左右一対の後フレーム14と、上記車体2の上部を構成し、車両1の長手方向に延びてその前、後端部が上記各前フレーム13と後フレーム14の各上端部に締結具17により結合される左右一対の側部フレーム18と、上記車体2の上部を構成し、車両1の幅方向に延び、その各端部が上記各側部フレーム18の前端部に締結具19により結合される前クロスメンバ20と、車両1の幅方向に延び、その各端部が上記各側部フレーム18の後端部に結合される不図示の後クロスメンバとを備えている。
また、上記車体2は、この車体2の上面部を構成して、上記車体フレーム12の各側部フレーム18、前クロスメンバ20、および後クロスメンバに締結具21により支持される樹脂製の屋根板22と、上記車体2の前面部を構成するフロントウィンド23とを備えている。
図1−11において、上記フロントウィンド23は、上記車台11の前部に支持されて縦方向に延びる左右一対のレール26と、これら左右レール26の間に形成された窓開口27の下部を閉じるよう上記車体2に支持される下部窓板28と、上記窓開口27の上部を閉じるよう設けられル上部窓板29とを備えている。この上部窓板29は、その各側縁部が上記左右レール26側に支持されて、上記下部窓板28の前側近傍に重なるように下方に向かって往、復移動A,B可能とされている。
上記各レール26は、上記車体フレーム12の各前フレーム13にそれぞれ一体的に形成されている。上記各レール26はアルミ金属製の押し出し材とされている。上記各レール26は、車両1の上記中央部10に向かって開口する断面C形状の溝32を形成したレール本体33と、このレール本体33の上記中央部10側に一体的に形成された閉断面で、高強度かつ高剛性の補強材34とを備えている。この場合、前記した各側部フレーム18の前端部は、上記レール26の補強材34の上端部に嵌入されて、上記締結具17により固定されている(図3、図8)。
上記下部窓板28と上部窓板29とは、ポリカーボネイトやアクリル製の透明樹脂材とされ、いずれも自由状態で平坦形状をなしている。一方、上記下部窓板28と上部窓板29とは、弾性を有しており、これら各窓板28,29は、車両1の側面視(図1)で、大きい半径の円弧形状に全体的に屈曲可能とされている。
上記フロントウィンド23は、上記各レール26の溝32に嵌入されてこれらレール26に沿ってそれぞれ往、復移動A,B可能とされる複数の移動体37−39を備えている。上記上部窓板29の各側縁部の上、下端部と中途部とにそれぞれ上記移動体37−39が締結具40により固定されている。これにより、上記上部窓板29の各側縁部の上、下端部と中途部とが、それぞれ移動体37−39を介して上記各レール26に往、復移動A,B可能に支持されている。上記各移動体37−39は摩擦係数の小さい樹脂製で、上記レール26に対し円滑に摺動可能とされている。
上記各レール26のレール本体33の前縁部41は、上記下部窓板28と上部窓板29の各側縁部よりも前側に突出させられている(図3、図4、図7、図8、図10−図12)。
図1−11中、実線図示の状態は、上記上部窓板29が窓開口27の上部を全閉状にした「全閉状態」を示している。
図6中、一点鎖線と図12との状態は、上記上部窓板29が往移動Aして上記窓開口27の上部を全開状にした「全開状態」を示している。
上記「全閉状態」から、上記上部窓板29がそれ以上に復移動Bしようとすることを阻止する樹脂製の上ストッパ43が設けられている。この上ストッパ43は、上記各レール26のレール本体33の上端部に締結具44により固定されている。より具体的には、上記上部窓板29と共に復移動Bする上記した上側の移動体37が上記上ストッパ43に当接して、上記上部窓板29のそれ以上の復移動Bが阻止される(図2、図3、図8)。
上記「全開状態」から、上記上部窓板29がそれ以上に往移動Aしようとすることを阻止する樹脂製の下ストッパ46が設けられている。この下ストッパ46は、上記各レール26のレール本体33の下端部に上記下部窓板28の下縁部と共に締結具47により固定されている。より具体的には、上記上部窓板29と共に往移動Aする上記した下側の移動体38が上記下ストッパ46に当接して、上記上部窓板29のそれ以上の往移動Aが阻止される(図12)。
上記「全閉状態」で、上記屋根板22の前縁部48は、上記上部窓板29の上縁部をその前方から覆っている。
上記「全閉状態」で、上記上部窓板29の各側縁部の上、下端部を上記レール26側に圧接させる樹脂製の上、下圧接体49,50が設けられている。これら49,50のうちの上側の圧接体49は、上記上ストッパ43に一体的に形成されている(図2、図3)。一方、下側の圧接体50は、上記下部窓板28の側縁部の上端部と共に、上記レール26に締結具51により固定されている(図4、図9、図10)。より具体的には、上記上部窓板29が復移動Bして、上記「全閉状態」になったとき、上記上部窓板29と共に復移動Bする上記移動体37,38が、上記レール26をこじながら上記各圧接体49,50の前面に乗り上げることとされ、これにより、上記上部窓板29の各側縁部の上、下端部が上記各圧接体49,50を介しレール26側に圧接される(図3、図4、図9、図10)。
上記の場合、上部窓板29の側縁部の上端部の後面に上記上側の圧接体49が圧接することとされている。この圧接により、上記上部窓板29の上縁部が前方に向けて、つまり、上記屋根板22の前縁部48に向けて押動される。
上記「全閉状態」で、上記上部窓板29の上縁部の幅方向の中途部を上記車体2の前クロスメンバ20側に圧接させる樹脂製の他の圧接体52が設けられている。この他の圧接体52は、上記前クロスメンバ20の長手方向の中途部に締結具53により固定されている。より具体的には、上記上部窓板29が復移動Bして、上記「全閉状態」になったとき、上記上部窓板29の上縁部の中途部が弾性的な撓みを伴いながら上記他の圧接体52の前面に乗り上げることとされ(図5中、一点鎖線から実線)、これにより、上記上部窓板29の中途部が上記前クロスメンバ20側に圧接される(図2、図5)。
上記の場合、上部窓板29の上縁部の後面に上記他の圧接体52が圧接する。この圧接により、上記上部窓板29の上縁部が前方に向けて、つまり、上記屋根板22の前縁部48に向けて撓まされる。
上記「全開状態」で、上部窓板29の下縁部を上記レール26側など車体2側に圧接させる樹脂製の圧接体54,55が設けられている。これら圧接体54,55は上記圧接体49,52が上下反転したものと同構成、同作用とされている(図6中一点鎖線、図12)。
上記下部窓板28の上縁部の後面には、この上縁部を補強する金属製で矩形パイプ形状の補強材58が取り付けられている。この補強材58は、上記下部窓板28の幅方向のほぼ全体にわたり設けられている。また、上記補強材58の長手方向の各端部は、上記下側の圧接体50用の締結具51により上記下部窓板28の上縁部に共締めされている(図4、図6、図9、図10、図12)。
上記下部窓板28の上縁部と上部窓板29との間をシールするブラシ形状のシール材59が設けられている。このシール材59は、上記下部窓板28の上縁部の前面に取り付けられ、この下部窓板28の幅方向のほぼ全体にわたり設けられている(図6、図9、図10)。
上記上部窓板29の下縁部の前面には取っ手60が取り付けられている。この取っ手60は、上記上部窓板29の幅方向のほぼ全体にわたり設けられ、上記上部窓板29の下縁部を全体的に補強している(図2、図6、図9、図10)。
上記シート7は、上記フロントウィンド23の後方に配置されて車台11に支持されている。上記シート7に着座した着座者9の目62の位置よりも、上記「全閉状態」における上記補強材58、シール材59、および取っ手60が低く位置させられている(図1)。
上記上部窓板29の側縁部にはシール材63が突設され、このシール材63の突出縁部は上記レール26のレール本体33の溝32に嵌入されている。この溝32は上記下部窓板28、上部窓板29、およびシール材63の各前面側から流入した雨水を下方に排水する樋とされている(図9、図11)。
上記各レール26は、車両1の側面視で前方に向かって凸となる円弧形状をなしている。上記各レール26に支持された上記上部窓板29は、上記各レール26に形状が合致する円弧形状に弾性的に撓まされている(図1)。なお、図3−図6、図12において、説明の便宜上、上記各レール26、下部窓板28、および上部窓板29は直線形状にて示してある。
上記上部窓板29が往、復移動A,Bする範囲でのいずれかの位置で、この上部窓板29を上記車体2側に係脱可能に係止させる係止具66が設けられている。より詳しくは、上記上部窓板29側である下側の移動体38に第1係止孔67が形成されている。また、上記下側の圧接体50に第2係止孔68が形成されている。更に、上記更に他の圧接体54に第3係止孔69が形成されている。上記「全閉状態」では、上記第1係止孔67と第2係止孔68とが互いに合致し(図4)、「全開状態」では、上記第1係止孔67と第3係止孔69とが互いに合致することとされている(図12)。
上記第1係止孔67と、上記第2、第3係止孔68,69のうちのいずれか一方の係止孔とに嵌脱可能に嵌入される係止ピン70が設けられている。上記第1係止孔67と第2係止孔68とに上記係止ピン70を嵌入させれば、上記「全閉状態」が保持される(図2、図4、図9)。一方、上記第1係止孔67と第3係止孔69とに上記係止ピン70を嵌入させれば、上記「全閉状態」が保持される(図12)。
図9において、上記第1係止孔67への係止ピン70の嵌入状態を解除可能にロックするロック具72が設けられている。このロック具72は、上記下側の各移動体38に形成されるロック孔73に対し、上記係止ピン70に突設されるロック突起74を嵌脱可能とさせるものである。上記第1係止孔67に上記係止ピン70を嵌入した状態(図9中、実線)から、この係止ピン70をその軸心回りに少し往回動Cさせれば、上記第1係止孔67への係止ピン70の嵌入状態がロックされる(図9中、一点鎖線)。この状態から、上記係止ピン70を復回動(Cと逆)させれば、上記ロックが解除される(図9中実線)。
上記構成によれば、下部窓板28の上縁部に取り付けられる補強材58と、上記下部窓板28の上縁部と上部窓板29との間をシールするシール材59とを設けている。
このため、車両1の走行時や、フロントウィンド23の窓開口27を開閉させる際の上部窓板29の往、復移動A,B時に、上記下部窓板28の上縁部が撓むということは、上記補強材58により防止される。また、上記上部窓板29の下縁部は、上記シール材59を介し上記補強材58により補強されるため、上記上部窓板29の下縁部が撓むということも防止される。
よって、車両1の走行時などに、上記下部窓板28と上部窓板29とが撓みを繰り返すことにより騒音を生じる、ということが防止される。そして、これは、一般に、静かな環境であるゴルフ場に設けられるゴルフカートにとって、特に有益である。
また、上記したように、下部窓板28の上縁部と上部窓板29との間をシールするシール材59を設けたため、上記下部窓板28と上部窓板29との間の隙間を通して、車体2の内部の車室5に外部の風雨や塵埃が侵入する、ということは、上記シール材59により防止される。よって、車両1への乗り心地が向上する。
また、前記したように、上記フロントウィンド23の後方に配置されて上記車体2に支持されるシート7を備えた小型車両におけるフロントウィンドにおいて、
上記シート7に着座した着座者9の目62の位置よりも、上記補強材58とシール材59とを低く位置させている。
このため、上記シート7への着座者9が上記フロントウィンド23を通して前方を見るとき、上記補強材58とシール材59とが視界の邪魔になることが防止される。よって、上記補強材58とシール材59とを設けても、上記車両1への乗り心地は良好に保たれる。
また、前記したように、上部窓板29を弾性材で構成し、この上部窓板29を弾性的に撓ませた状態で、上記左右レール26に支持させている。
このため、上記上部窓板29は、それ自身の弾性力で元の形状に戻ろうとする。そして、上記弾性力により、上記上部窓板29はレール26側と圧接する。よって、このレール26側に対し上部窓板29が、がたつくことは防止され、車両1の走行時などにおける騒音の発生が防止される。
また、前記したように、各レール26に沿って上記往、復移動A,B可能とされる移動体37−39を備え、上記上部窓板29の各側縁部の上、下端部と中途部とをそれぞれ上記移動体37−39を介して上記各レール26に支持させている。
このため、上記上部窓板29が各レール26に対し往、復移動A,Bするとき、これら各レール26に対し上部窓板29が直接摺動するということが防止される。よって、この上部窓板29の耐久性が向上すると共に、摩擦係数の小さい上記移動体37−39の選定により、上記上部窓板29を、より円滑に往、復移動A,Bさせることができる。
また、前記したように、上部窓板29が上記窓開口27の上部を全閉状にした「全閉状態」と、上記上部窓板29が往移動Aして上記窓開口27の上部を全開状にした「全開状態」とのうち、少なくともいずれか一方の状態のとき、上記上部窓板29の各側縁部を上記レール26側に圧接させる圧接体49,50,54を設けている。
ここで、上記車両1は、上記「全閉状態」もしくは「全開状態」で走行することが多い。そして、この場合には、上記したようにレール26側に上部窓板29が圧接するため、上記レール26側に対し上部窓板29が、がたつくことは防止され、車両1の走行時における騒音の発生が防止される。
また、前記したように、「全閉状態」のとき、上記上部窓板29の側縁部の上端部の後面に上記圧接体49が圧接するようにしている。
このため、上記「全閉状態」のとき、上記上部窓板29の側縁部の上端部は上記圧接体49により前方に押動されて、上記屋根板22の前縁部48に接近させられる。すると、上記上部窓板29の上縁部と屋根板22の前縁部48との間の隙間が狭められる。よって、この隙間を通して、車体2内部の車室5に外部の風雨や塵埃が侵入する、ということは防止される。この結果、車両1への乗り心地が向上する。
また、前記したように、上部窓板29が上記窓開口27の上部を全閉状にした「全閉状態」と、上記上部窓板29が往移動Aして上記窓開口27の上部を全開状にした「全開状態」とのうち、少なくともいずれか一方の状態のとき、上記上部窓板29の幅方向の中途部を上記車体2側に圧接させる他の圧接体52,55を設けている。
ここで、上記上部窓板29の幅方向の中途部は、車両1の走行時に前、後方向に撓み易い部分である。しかし、上記したように「全閉状態」もしくは「全開状態」では、上記上部窓板29の中途部は、上記他の圧接体52,55により車体2側に圧接させられる。このため、上記車体2側に対し上部窓板29の中途部が、がたつくことは防止され、車両1の走行時における騒音の発生が防止される。
また、前記したように、「全閉状態」のとき、上記上部窓板29の上縁部の後面に上記他の圧接体52が圧接するようにしている。
このため、上記「全閉状態」のとき、上記上部窓板29の上縁部の中途部は上記他の圧接体52により前方に弾性的に撓まされて、上記屋根板22の前縁部48に接近させられる。すると、上記上部窓板29の上縁部と屋根板22の前縁部48との隙間が狭められる。よって、この隙間を通して、車体2内部の車室5に外部の風雨や塵埃が侵入する、ということは防止される。この結果、車両1への乗り心地が向上する。
上記の場合、上部窓板29が往、復移動A,Bする範囲で、上記「全閉状態」と「全開状態」のときのみ、上記上部窓板29が車体2側とレール26側とに上記各圧接体49,50,52,54,55により圧接させられている。
このため、上記「全閉状態」と「全開状態」の間で、上記上部窓板29が往、復移動A,Bするときは、上記圧接から解放される。よって、上記上部窓板29の往、復移動A,Bが円滑にできる。
また、前記したように、各レール26を車体2の骨格部材とし、上記各レール26を押し出し材により成形している。
このため、上記各レール26が車体2の骨格部材である前フレーム13に利用された分、上記車体2の構成部品が少なくなって、車両1の構成が簡単になる。
また、上記各レール26は成形の容易な押し出し材により成形されることから、その分、上記車両1の成形が容易となる。
また、前記したように、各レール26の前縁部41を、上記下部窓板28と上部窓板29の各側縁部よりも前側に突出させている。
ここで、車両1の走行時など、上記下部窓板28と上部窓板29の前面に風雨が衝突する場合には、この風雨の一部は、上記下部窓板28と上部窓板29の各側縁部を迂回して車体2内部の車室5に侵入しようとする。しかし、このように下部窓板28と上部窓板29の各側縁部側を風雨の一部が迂回しようとすることは、上記のように突出した各レール26の前縁部41によって防止される。よって、上記車室5への風雨の侵入が、より確実に防止されて、車両1への乗り心地が、より向上する。
また、前記したように、上部窓板29の下縁部に取っ手60を取り付けている。
このため、身長が低い人でも、上記取っ手60を把持することにより、上記上部窓板29の往、復移動A,Bをさせることが容易にできる。
また、シート7への着座者9が上記フロントウィンド23を通して前方を見るとき、上記取っ手60が視界の邪魔になることが防止される。よって、上記取っ手60を設けても、上記車両1への乗り心地は良好に保たれる。
また、前記したように、各側部フレーム18の前端部を、上記各レール26の上端部に嵌合させて固定している。
このため、上記車両1の組み立て時には、上記各側部フレーム18の前端部を、上記各レール26の上端部に嵌合させることにより、両者18,26の位置決めや仮組みがし易くなる。よって、その分、上記車両1の組み立て作業が容易にできる。
また、上記側部フレーム18とレール26とは互いに嵌合した状態で固定されるため、両者18,26の結合強度が向上し、車体2の強度と剛性とが向上する。
また、前記したように、上部窓板29が往、復移動A,Bする範囲のいずれかの位置で、この上部窓板29を上記車体2側に係脱可能に係止させる係止具66を設けている。
このため、いずれかに移動させられた上部窓板29が、その位置で、縦方向に向かってがたつくということは、上記係止具66によって防止される。よって、車両1の走行時における騒音の発生がより確実に防止される。
なお、以上は図示の例によるが、上記車両1は遊園地などを走るラウンドカーであってもよい。また、車両1の側面視で、上記レール26を直線形状にしてもよい。また、このようにレール26を直線形状にする一方、上記上部窓板29の自由状態の形状を円弧形状とし、上記レール26に支持させる際に、弾性変形させて直線形状にさせてもよい。
また、車両1の幅方向に延び、かつ、下方に向かって開く溝を上記屋根板22の前縁部48に形成し、上記「全閉状態」のとき、上記上部窓板29の上縁部が上記溝にがたつきなく嵌入させられるようにしてもよい。
また、上記移動体37−39はローラであってもよい。
車両の全体側面図である。 車両の全体正面図である。 図2の3−3線矢視拡大断面図である。 図2の4−4線矢視拡大断面図である。 図2の5−5線矢視拡大断面図である。 図2の6−6線矢視拡大断面図である。 図4の7−7線矢視拡大断面図である。 図3の8−8線矢視拡大断面図である。 図4の9−9線矢視図である。 図9の10−10線矢視断面図である。 図9の11−11線矢視断面図である。 「全開状態」を説明する図で、図4に相当する図である。
1 車両
2 車体
5 車室
7 シート
9 着座者
10 中央部
18 側部フレーム
21 締結具
22 屋根板
23 フロントウィンド
26 レール
27 窓開口
28 下部窓板
29 上部窓板
37 移動体
38 移動体
39 移動体
41 前縁部
48 前縁部
49 圧接体
50 圧接体
52 圧接体
54 圧接体
55 圧接体
58 補強材
59 シール材
60 取っ手
62 目
66 係止具
67 第1係止孔
68 第2係止孔
69 第3係止孔
70 係止ピン
A 往移動
B 復移動

Claims (11)

  1. 車体の前部を構成し、縦方向に延びる左右一対のレールと、これら左右レールの間に形成された窓開口の下部を閉じるよう上記車体に支持される下部窓板と、上記窓開口の上部を閉じるよう設けられ、上記下部窓板に重なるように下方に向かって往、復移動可能となるよう上記左右レール側に支持される上部窓板とを備えた小型車両におけるフロントウィンドにおいて、
    上記下部窓板の上縁部に取り付けられる補強材と、上記下部窓板の上記上縁部と上記上部窓板との間をシールするシール材とを設け、
    上記上部窓板が上記窓開口の上部を全閉状にした全閉状態と、上記上部窓板が往移動して上記窓開口の上部を全開状にした全開状態とのそれぞれの状態のとき、上記上部窓板の各側縁部の後面を上記レール側に圧接させる圧接体を設けたことを特徴とする小型車両におけるフロントウィンド。
  2. 上記圧接体を上記下部窓板に固定したことを特徴とする請求項1に記載の小型車両におけるフロントウィンド。
  3. 上記各レールに沿って上記往、復移動可能とされる移動体を備え、上記上部窓板の上記各側縁部の上、下端部と中途部とをそれぞれ上記移動体を介して上記各レールに支持させたことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載の小型車両におけるフロントウィンド。
  4. 上記車体の上面部を構成して、その前縁部が上記全閉状態の上記上部窓板の上縁部をその前方から覆う屋根板を備えた小型車両におけるフロントウィンドにおいて、
    上記全閉状態のとき、上記上部窓板の側縁部の上端部の後面に上記圧接体が圧接するようにしたことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1つに記載の小型車両におけるフロントウィンド。
  5. 記上部窓板が上記窓開口の上部を全閉状にした全閉状態と、上記上部窓板が往移動して上記窓開口の上部を全開状にした全開状態とのうち、少なくともいずれか一方の状態のとき、上記上部窓板の幅方向の中途部を上記車体側に圧接させる他の圧接体を設けたことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載の小型車両におけるフロントウィンド。
  6. 上記車体の上面部を構成して、その前縁部が上記全閉状態の上記上部窓板の上縁部をその前方から覆う屋根板を備えた小型車両におけるフロントウィンドにおいて、
    上記全閉状態のとき、上記上部窓板の上記上縁部の後面に上記他の圧接体が圧接するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の小型車両におけるフロントウィンド。
  7. 上記各レールの前縁部を、上記下部窓板と上記上部窓板の各側縁部よりも前側に突出させたことを特徴とする請求項1から6のうちいずれか1つに記載の小型車両におけるフロントウィンド。
  8. 上記上部窓板の下縁部の前面に取っ手を取り付けたことを特徴とする請求項1から7のうちいずれか1つに記載の小型車両におけるフロントウィンド。
  9. 車体の上部を構成し、車両の長手方向に延びる左右一対の側部フレームを備えた小型車両におけるフロントウィンドにおいて、
    上記各側部フレームの前端部を、上記各レールの上端部に嵌合させて固定したことを特徴とする請求項1から8のうちいずれか1つに記載の小型車両におけるフロントウィンド。
  10. 上記上部窓板が上記全閉状態と全開状態とのそれぞれの状態のとき、この上部窓板を上記圧接体に係脱可能に係止させる係止具を設けたことを特徴とする請求項1から9のうちいずれか1つに記載の小型車両におけるフロントウィンド。
  11. 上記上部窓板が上記全閉状態のときにこの上部窓板の各側縁部の後面を上記レール側に圧接させる圧接体と、上記上部窓板が全開状態のときにこの上部窓板の各側縁部の後面を上記レール側に圧接させる圧接体とを互いに兼用させたことを特徴とする請求項1から10のうちいずれか1つに記載の小型車両におけるフロントウィンド。
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