JP3775739B2 - 建設機械のキャブ用フロント窓構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建設機械のキャブ用フロント窓構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】
油圧ショベル等の建設機械ではキャブの外側にある作業機を見ながら作業機を操作することが行われている。このために、従来から建設機械のキャブには複数の窓を設けて視界を広げている。例えば、公開実用新案公報、昭62−56682号に開示されているように、キャブの左右両側に窓が設けられている他にキャブの前後にも設けられている。しかもキャブのフロント面にはフロント面全体にわたって窓を設けて視野を広げている。従来のフロント窓構造ではフロント面を上下に分割してフロント窓を設けている。
【0003】
図7及び図8は従来のフロント面の窓構造の1例を示す。図7において、キャブ50のフロント面にはフロント下窓51とフロント上窓53が設けられている。フロント下窓51は固定窓にして開閉不可能にしたものや、図7に示すように前後に回転して開閉可能にしたものなどがある。また、フロント上窓53はフロント面及び天井裏面の左右両側に連続したガイドレール54を設けると共にフロント上窓53の両側に設けられたローラ55がこのガイドレール54に沿って上下にスライドして開閉可能に構成されている。これによって、フロント上窓53を開放して良好な視界の下で作業ができるように工夫されている。
【0004】
図8(A)にキャブ50の矢印A−Aから見た側面図を示す。図8(A)において、フロント上窓53aはフロント上窓53を閉じた状態を示し、フロント上窓53bはフロント上窓53を開放した状態を示す。従来のキャブ50の天井裏空間57は狭いためにガイドレール54を拡張することができず、大きなフロント窓、例えばフロント面全体を占める一個の窓を設けても天井空間に収納させることができなかった。フロント面を分割して2個のフロント窓で構成せざるを得なかった。
【0005】
しかし、フロント面を分割して2個のフロント窓で構成した場合には、図8(B)に示すように、フロント上窓53の下側枠53d、或いは、フロント上窓53とフロント下窓51との境界に設けられている桟等のために視界60の一部59が遮られてしまう。このためにフロント面の視界60の一部に死角59が生じ、フロント前方、特に下側の作業がやりにくいという課題があった。また、従来のフロント窓構造は固定されており、種々のサイズのフロント窓に交換可能に設けられていないために、ユーザの種々の需要に応えることが困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事実に鑑みなされたものであり、フロント全体を占めるフロント窓を装着可能にすると共に、種々のサイズのフロント窓に交換し、装着可能に設けてユーザの種々の需要に応えられる窓構造を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するための手段として以下の構成を採用している。即ち、請求項1記載の発明は、建設機械のフロント面及び天井裏の左右に、フロント面の下端にまで延長し、かつ、該建設機械のキャブ後方に設けられた拡張天井空間にまで延長した連続なガイドレールを設け、フロント側下部又は適宜の位置で該ガイドレールの両側に雌ねじ穴を設け、上窓支承用ストッパ並びに下窓を回動自在に支持する筒状部を中央に具備したフロント下窓支承部材をねじ手段により着脱自在に装着可能にしたことを特徴としている。
【0008】
請求項弐記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記フロント窓枠構造は、フロント面の下端部にフロント下窓固定部材を設けると共に前記フロント下窓の上方にピンを出入り可能にした装着部を設けたことを特徴としている。
【00010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図に基づいて説明する。図1〜図6は本発明を実施した実施形態1の窓構造を示す。図1において、キャブ10の天井部15は後方に突出するように拡張されている。従来の窓構造と異なり、ガイドレール11はフロント面の下端まで延長されていると共に、ガイドレール11は後方に拡張されたキャブ10の天井空間後方にまで延長されている(図5(A)参照)。これによって、ガイドレール11はフロント面全体を占めるフロント大窓13が装着可能になっている。また、フロント大窓13を開放したときに天井裏に収納可能になっている。
【0011】
フロント大窓13には1枚の窓ガラス14が装着されると共に上下左右両側にガイドレール11と嵌合するローラ16が装着されている。窓ガラス11は強化された強化ガラスであることが望ましい。なお、フロント大窓13は従来のフロント窓と同様に開閉可能に構成されている。例えば、フロント大窓13を閉めるときは、下端までフロント大窓13を降ろし、前方に押す操作をするとか、開閉の操作をするには図示省略の取っ手を掴んで行う。また、図示されていないが、ワイパーは大きいサイズのものと小さいサイズのものが交換可能に装着できるように構成されていることが望ましい。
【0012】
ガイドレール11のフロント側の下部又は適宜の位置に、図2(A)の拡大図に示すように、ガイドレール11の両側に雌ねじ17,18が切られている。雌ねじ17,18を利用して、図2(B)に示すように、ストッパ21、フロント下窓支持部材22がネジ23により、着脱自在に装着される。ストッパ21はローラ16の下方への移動を止めている。フロント下窓支持部材22は中央部に筒状部22aを具備している。これによって、図3に示すように、普通サイズのフロント上窓25とフロント下窓27がフロント大窓13と交換して装着可能になる。フロント上窓25にはローラ16が上下両側に設けられており、スライドさせて開閉する。また、フロント下窓27はフロント上窓25の下側に着脱可能に設ける。なお、フロント上窓25とフロント下窓27を取り付けた場合には、フロント上窓25とフロント下窓27の間には図示されていない桟等の手段を設けて隙間が生じないようにフロント面を構成することが望ましい。また、フロント下窓27は開閉可能に装着する構成にしてもよいし、常にロックした状態で装着する構成にしてもよい。
【0013】
図4はフロント下窓27をロックした状態で着脱可能にした実施例を示す。図4に示すように、フロント面の下端部分にフロント下窓固定部材29を設けると共に、フロント下窓27の上方にピン30を出入り可能にした装着部31を取り付けて、フロント下窓27を着脱できる構成にしてもよい。なお、ストッパ21並びにフロント下窓支持部材22を上下に移動させて固定した場合には、それに応じたサイズのフロント上窓25とフロント下窓27が装着可能である。
【0014】
図5はキャブ10の側面図で、図5(A)はフロント大窓13を装着した場合で、図5(B)はフロント上窓25とフロンと下窓27を装着した場合を示す。フロント大窓13を開放した場合及びフロント上窓25を開放した場合は何れも窓枠の上端部がガイドレール11の後端部に来るように構成されており、図示省略のロック装置によりロックされるように構成されている。なお、雌ねじ17,18を数カ所の位置に設けて、フロント上窓25とフロンと下窓27のサイズを段階的に設けて、必要に応じて交換可能に構成してもよい。
【0015】
本実施形態は以上のように構成されているので、図1に示すようなフロント大窓13を装着した場合にはフロント上窓とフロント下窓の境界が無くなり、視界の中に死角が無くなる。従って、作業がやりやすくなるという効果が得られる。また、図3に示すように、フロント大窓13の代わりにフロント上窓25とフロント下窓27を装着できるのでユーザの要望に応えたフロント窓枠構造を提供できるという効果が得られる。例えば、採石現場等の工事におけるように窓ガラスの下側部分に破損が生じやすい場合は2個のフロント窓に容易に交換できる。しかもそれらのサイズを段階的に交換可能にすることにより種々のユーザのニーズに対応することができるという効果が得られる。
【0016】
以上本発明の実施形態を図面に基づいて詳述してきたが、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。例えば、キャブ10の後方空間部の拡張は図5(又は図1,図3)に示した天井空間を拡張する場合だけでなく、図6に示すように上半部(B)を拡張する場合、或いは後方全体を拡張する場合も本発明に含まれる。なお、拡張しない場合でも前記したフロント大窓13を収納できるスペースがある場合も含まれる。また、ストッパ21はローラ16の固定手段はネジに限定されるものではない。
【0017】
【発明の効果】
本発明はフロント面にフロント全面を占めるフロント大窓を装着可能にしたのでフロント面の視界から死角がなくなり、作業が容易になるという効果が得られる。さらに、フロント大窓を2個のフロント窓に交換可能にし、しかもサイズが段階的に異なる2個のフロント窓を装着可能にしたので、ユーザの種々の需要に応えることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フロント大窓を装着した場合の実施形態を示す。
【図2】 (A)は雌ねじの位置を示し、(B)はストッパ及びフロント下窓支持部材の取付けを示す。
【図3】 フロント上窓とフロント下窓を装着した場合の実施形態を示す。
【図4】 フロント下窓を着脱可能に装着する実施例を示す。
【図5】 フロント大窓を装着した場合(A)と、フロント上窓とフロント下窓を装着した場合(B)のキャブの側面図を示す。
【図6】 (A)、(B)はキャブの後方空間を拡張する別の実施例を示す。
【図7】 従来のフロント窓構造を示す。
【図8】 (A)は従来のフロント窓構造の側面図を示し、(B)は従来のフロント窓構造の視界を示す。
【符号の説明】
10 キャブ
11 ガイドレール
13 フロント大窓
15 キャブ天井
16 ガイドローラ
17,18 取付け用雌ネジ
21 ストッパ
22 フロント下窓支持部材
25 フロント上窓
27 フロント下窓
29 フロント下窓固定部材
31 フロント下窓装着部

Claims (2)

  1. 建設機械のフロント面及び天井裏の左右に、フロント面の下端にまで延長し、かつ、該建設機械のキャブ後方に設けられた拡張天井空間にまで延長した連続なガイドレールを設け、フロント側下部又は適宜の位置で該ガイドレールの両側に雌ねじ穴を設け、上窓支承用ストッパ並びに下窓を回動自在に支持する筒状部を中央に具備したフロント下窓支承部材をねじ手段により着脱自在に装着可能にしたことを特徴とする建設機械のキャブ用フロント窓枠構造。
  2. 前記フロント窓枠構造において、フロント面の下端部にフロント下窓固定部材を設けると共に前記フロント下窓の上方にピンを出入り可能にした装着部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の建設機械のキャブ用フロント窓枠構造。
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