JP2540591Y2 - 摺動体の駆動装置 - Google Patents
摺動体の駆動装置Info
- Publication number
- JP2540591Y2 JP2540591Y2 JP2424993U JP2424993U JP2540591Y2 JP 2540591 Y2 JP2540591 Y2 JP 2540591Y2 JP 2424993 U JP2424993 U JP 2424993U JP 2424993 U JP2424993 U JP 2424993U JP 2540591 Y2 JP2540591 Y2 JP 2540591Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide rail
- sliding body
- rotating shaft
- hook piece
- sliding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ガイドレールに摺動自
在に係合する摺動体を駆動して摺動体に連結される被駆
動物を移動する、摺動体の駆動装置に関する。
在に係合する摺動体を駆動して摺動体に連結される被駆
動物を移動する、摺動体の駆動装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の装置として、摺動体にナ
ットを設け、該ナットにガイドレールに沿わせて設けた
回転軸を挿通し、該回転軸にナットに螺合するねじ部を
形成して、回転軸の回転により摺動体を駆動するように
したものは知られている。
ットを設け、該ナットにガイドレールに沿わせて設けた
回転軸を挿通し、該回転軸にナットに螺合するねじ部を
形成して、回転軸の回転により摺動体を駆動するように
したものは知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記従来装置では、回
転軸がガイドレールの両端部の軸受で両端支持されてお
り、摺動体の移動ストロークを長く取るためにガイドレ
ールを長くすると、回転軸の支持スパンが長くなって回
転軸の回転振れを生じ易くなり、回転振れによる異音が
発生したり摺動体を円滑に駆動できなくなるといった不
具合を生ずる。本考案は、以上の点に鑑み、回転軸の回
転振れを防止し得るようにした装置を提供することをそ
の目的としている。
転軸がガイドレールの両端部の軸受で両端支持されてお
り、摺動体の移動ストロークを長く取るためにガイドレ
ールを長くすると、回転軸の支持スパンが長くなって回
転軸の回転振れを生じ易くなり、回転振れによる異音が
発生したり摺動体を円滑に駆動できなくなるといった不
具合を生ずる。本考案は、以上の点に鑑み、回転軸の回
転振れを防止し得るようにした装置を提供することをそ
の目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本考案は、ガイドレールに摺動自在に係合する摺動体に
設けたナットにガイドレールに沿わせて設けた回転軸を
挿通し、該回転軸にナットに螺合するねじ部を形成し
て、回転軸の回転により摺動体を駆動するようにした装
置において、回転軸に摺動自在に外挿される１対の支持
部材を設けて、該両支持部材を摺動体が間に入るように
ガイドレールに摺動自在に係合させ、該各支持部材にガ
イドレールにより押圧されて摺動体に係合する弾性フッ
ク片を取付けると共に、ガイドレールの途中に弾性フッ
ク片を受け入れて摺動体に対する係合を解く逃げ穴を形
成したことを特徴とする。
本考案は、ガイドレールに摺動自在に係合する摺動体に
設けたナットにガイドレールに沿わせて設けた回転軸を
挿通し、該回転軸にナットに螺合するねじ部を形成し
て、回転軸の回転により摺動体を駆動するようにした装
置において、回転軸に摺動自在に外挿される１対の支持
部材を設けて、該両支持部材を摺動体が間に入るように
ガイドレールに摺動自在に係合させ、該各支持部材にガ
イドレールにより押圧されて摺動体に係合する弾性フッ
ク片を取付けると共に、ガイドレールの途中に弾性フッ
ク片を受け入れて摺動体に対する係合を解く逃げ穴を形
成したことを特徴とする。
【０００５】
【作用】摺動体をガイドレールの一端側から往動させる
際、摺動体に対し往動方向側に存する一方の支持部材は
その弾性フック片が逃げ穴に嵌合してガイドレールの途
中に待機しており、摺動体がガイドレールの途中まで往
動して該一方の支持部材が摺動体に押されて動いたと
き、該一方の支持部材の弾性フック片が逃げ穴から引抜
かれガイドレールに押圧されて摺動体に係合すると共
に、それまで摺動体に係合していた他方の支持部材の弾
性フック片が逃げ穴に嵌合して摺動体から離脱し、ガイ
ドレールの途中に該他方の支持部材が残される。このよ
うにしてガイドレールの途中には常に両支持部材の何れ
か一方の支持部材が位置することになり、該支持部材に
より回転軸の中間部分が支持され、回転軸の支持スパン
が短くなって回転軸の回転振れが抑制される。
際、摺動体に対し往動方向側に存する一方の支持部材は
その弾性フック片が逃げ穴に嵌合してガイドレールの途
中に待機しており、摺動体がガイドレールの途中まで往
動して該一方の支持部材が摺動体に押されて動いたと
き、該一方の支持部材の弾性フック片が逃げ穴から引抜
かれガイドレールに押圧されて摺動体に係合すると共
に、それまで摺動体に係合していた他方の支持部材の弾
性フック片が逃げ穴に嵌合して摺動体から離脱し、ガイ
ドレールの途中に該他方の支持部材が残される。このよ
うにしてガイドレールの途中には常に両支持部材の何れ
か一方の支持部材が位置することになり、該支持部材に
より回転軸の中間部分が支持され、回転軸の支持スパン
が短くなって回転軸の回転振れが抑制される。
【０００６】
【実施例】図示の実施例は、クレーンやパワシャベル等
の建設機械のキャビン１の前面窓部に装着したウインド
シールド２をキャビン１の天井部に引込んで上方に開く
ようにした、窓開閉装置に本考案を適用したものであ
る。
の建設機械のキャビン１の前面窓部に装着したウインド
シールド２をキャビン１の天井部に引込んで上方に開く
ようにした、窓開閉装置に本考案を適用したものであ
る。
【０００７】窓開閉装置は、図１に示す如く、天井部の
側部に前後方向に長手の第１ガイドレール３と、窓部の
側部に上下方向に長手の第２ガイドレール４とを設け、
ウインドシールド２の側縁部上端にステー２ａを介して
枢着した摺動体５を第１ガイドレール３に摺動自在に係
合させると共に、ウインドシールド２の側縁部下端に枢
着したローラ６を該２ガイドレール４に転動自在に係合
させ、更に、摺動体５に図２に示す如くナット７を装着
して、該ナット７に第１ガイドレール３に沿わせて設け
た回転軸８を挿通し、該回転軸８にナット７に螺合する
ねじ部を全長に亘って形成して成るもので、回転軸８を
図外の駆動源によりギヤボックス９を介して回転して摺
動体５を後方に駆動し、ウインドシールド２の上部を第
１ガイドレール３に沿って天井部に引込みつつウインド
シールド２の下部を第２ガイドレール４に沿って引上げ
て、ウインドシールド２を開放するようにした。
側部に前後方向に長手の第１ガイドレール３と、窓部の
側部に上下方向に長手の第２ガイドレール４とを設け、
ウインドシールド２の側縁部上端にステー２ａを介して
枢着した摺動体５を第１ガイドレール３に摺動自在に係
合させると共に、ウインドシールド２の側縁部下端に枢
着したローラ６を該２ガイドレール４に転動自在に係合
させ、更に、摺動体５に図２に示す如くナット７を装着
して、該ナット７に第１ガイドレール３に沿わせて設け
た回転軸８を挿通し、該回転軸８にナット７に螺合する
ねじ部を全長に亘って形成して成るもので、回転軸８を
図外の駆動源によりギヤボックス９を介して回転して摺
動体５を後方に駆動し、ウインドシールド２の上部を第
１ガイドレール３に沿って天井部に引込みつつウインド
シールド２の下部を第２ガイドレール４に沿って引上げ
て、ウインドシールド２を開放するようにした。
【０００８】第１ガイドレール３には、回転軸８に摺動
自在に外挿される前後１対の支持部材１０1、１０2が摺
動自在に係合されており、該両支持部材１０1、１０2の
間に摺動体５が入るようにすると共に、各支持部材１０
1、１０2に摺動体５側に突出する上下１対の板ばね製の
弾性フック片１１を取付け、一方、摺動体５の上下両側
面に夫々前端側と後端側の１対の係合片１２1、１２2を
形成した。各弾性フック片１１は上下方向外方への付勢
力を持つように形成されており、第１ガイドレール３を
図３に示す如く横方向に開口するチャンネル材で形成
し、各弾性フック片１１が第１ガイドレール３の上下の
側壁に押圧されて先端の爪部１１ａが各係合穴１２1、
１２2に係合されるようにし、更に、第１ガイドレール
３の上下の側壁に第１ガイドレール３の長手方向中間部
に位置させて夫々前後１対の逃げ穴１３1、１３2を形成
し、各弾性フック片１１が自己の弾力で各逃げ穴１
３1、１３2に嵌合するようにした。
自在に外挿される前後１対の支持部材１０1、１０2が摺
動自在に係合されており、該両支持部材１０1、１０2の
間に摺動体５が入るようにすると共に、各支持部材１０
1、１０2に摺動体５側に突出する上下１対の板ばね製の
弾性フック片１１を取付け、一方、摺動体５の上下両側
面に夫々前端側と後端側の１対の係合片１２1、１２2を
形成した。各弾性フック片１１は上下方向外方への付勢
力を持つように形成されており、第１ガイドレール３を
図３に示す如く横方向に開口するチャンネル材で形成
し、各弾性フック片１１が第１ガイドレール３の上下の
側壁に押圧されて先端の爪部１１ａが各係合穴１２1、
１２2に係合されるようにし、更に、第１ガイドレール
３の上下の側壁に第１ガイドレール３の長手方向中間部
に位置させて夫々前後１対の逃げ穴１３1、１３2を形成
し、各弾性フック片１１が自己の弾力で各逃げ穴１
３1、１３2に嵌合するようにした。
【０００９】次に、上記実施例の作用を説明する。摺動
体５が第１ガイドレール３の前半部に位置するときは、
図２（ａ）に示す如く、前側の支持部材１０1の弾性フ
ック片１１が係合穴１２1に係合して、前側の支持部材
１０1が摺動体５と一体に動くと共に、後側の支持部材
１０2の弾性フック片１１が逃げ穴１３2に嵌合して、後
側の支持部材１０2が第１ガイドレール３の中間部に待
機しており、後側の支持部材１０2により回転軸８の中
間部が支持される。そして、摺動体５が第１ガイドレー
ル３の中間部まで後退し後側の支持部材１０2が摺動体
５に押されて後方に動くと、図２（ｂ）に示す如く、後
側の支持部材１０2の弾性フック片１１が逃げ穴１３2か
ら引抜かれ第１ガイドレール３の上下の側壁に押圧され
て係合穴１２2に係合し、一方、前側の支持部材１０1の
弾性フック片１１が逃げ穴１３1に嵌合して係合穴１２1
から離脱する。かくて、摺動体５が第１ガイドレール３
の後半部に位置するときは、後側の支持部材１０2が摺
動体５と一体に動くと共に、前側の支持部材１０1が第
１ガイドレール３の中間部に待機する。
体５が第１ガイドレール３の前半部に位置するときは、
図２（ａ）に示す如く、前側の支持部材１０1の弾性フ
ック片１１が係合穴１２1に係合して、前側の支持部材
１０1が摺動体５と一体に動くと共に、後側の支持部材
１０2の弾性フック片１１が逃げ穴１３2に嵌合して、後
側の支持部材１０2が第１ガイドレール３の中間部に待
機しており、後側の支持部材１０2により回転軸８の中
間部が支持される。そして、摺動体５が第１ガイドレー
ル３の中間部まで後退し後側の支持部材１０2が摺動体
５に押されて後方に動くと、図２（ｂ）に示す如く、後
側の支持部材１０2の弾性フック片１１が逃げ穴１３2か
ら引抜かれ第１ガイドレール３の上下の側壁に押圧され
て係合穴１２2に係合し、一方、前側の支持部材１０1の
弾性フック片１１が逃げ穴１３1に嵌合して係合穴１２1
から離脱する。かくて、摺動体５が第１ガイドレール３
の後半部に位置するときは、後側の支持部材１０2が摺
動体５と一体に動くと共に、前側の支持部材１０1が第
１ガイドレール３の中間部に待機する。
【００１０】このように、第１ガイドレール３の中間部
には常に両支持部材１０1、１０2の何れか一方が待機し
ており、この支持部材により回転軸８の中間部が支持さ
れ、回転軸８の支持スパンが短くなって該軸８の回転振
れが抑制される。
には常に両支持部材１０1、１０2の何れか一方が待機し
ており、この支持部材により回転軸８の中間部が支持さ
れ、回転軸８の支持スパンが短くなって該軸８の回転振
れが抑制される。
【００１１】尚、上記実施例では１対の支持部材１
０1、１０2に合わせて１対の逃げ穴１３1、１３2を形成
したが、逃げ穴を共用化することも勿論可能である。
０1、１０2に合わせて１対の逃げ穴１３1、１３2を形成
したが、逃げ穴を共用化することも勿論可能である。
【００１２】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、回転軸の回転振れを抑制して摺動体を円滑に
駆動できると共に、摺動体の駆動時における回転振れに
起因した異音の発生も防止でき、而もその構成は１対の
支持部材を付設してこれに弾性フック片を取付ければ足
り、構造簡単にして安価に得られる効果を有する。
によれば、回転軸の回転振れを抑制して摺動体を円滑に
駆動できると共に、摺動体の駆動時における回転振れに
起因した異音の発生も防止でき、而もその構成は１対の
支持部材を付設してこれに弾性フック片を取付ければ足
り、構造簡単にして安価に得られる効果を有する。
【図１】 本案装置を具備する窓開閉装置の側面図
【図２】 （ａ）（ｂ）その作用を示す要部の拡大截断
側面図
側面図
【図３】 図２（ａ）のIII-III線截断面図
３ ガイドレール ５ 摺動体 ７ ナット ８ 回転軸 １０1、１０2 支持部材 １１ 弾性フ
ック片 １３1、１３2 逃げ穴
ック片 １３1、１３2 逃げ穴
Claims (1)
- 【請求項１】 ガイドレールに摺動自在に係合する摺動
体に設けたナットにガイドレールに沿わせて設けた回転
軸を挿通し、該回転軸にナットに螺合するねじ部を形成
して、回転軸の回転により摺動体を駆動するようにした
装置において、回転軸に摺動自在に外挿される１対の支
持部材を設けて、該両支持部材を摺動体が間に入るよう
にガイドレールに摺動自在に係合させ、該各支持部材に
ガイドレールにより押圧されて摺動体に係合する弾性フ
ック片を取付けると共に、ガイドレールの途中に弾性フ
ック片を受け入れて摺動体に対する係合を解く逃げ穴を
形成したことを特徴とする摺動体の駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2424993U JP2540591Y2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 摺動体の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2424993U JP2540591Y2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 摺動体の駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0682157U JPH0682157U (ja) | 1994-11-25 |
| JP2540591Y2 true JP2540591Y2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=12132975
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2424993U Expired - Lifetime JP2540591Y2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 摺動体の駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2540591Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5324086B2 (ja) * | 2007-12-26 | 2013-10-23 | 株式会社ハイレックスコーポレーション | スライダユニットおよびそれを用いたスライダ駆動装置 |
-
1993
- 1993-05-11 JP JP2424993U patent/JP2540591Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0682157U (ja) | 1994-11-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
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