JP5324086B2 - スライダユニットおよびそれを用いたスライダ駆動装置 - Google Patents

スライダユニットおよびそれを用いたスライダ駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は車両開口部のドア開閉装置に関するものであり、さらに詳しくは自動車などの車両に設けられるバックドアまたはトランクドア(トランクリッド)に用いるスライドユニットおよびそれを用いたスライダ駆動装置に関する。
特開2005−194793号公報 特開2003−106046号公報 実開平6−839号公報 車両の後部に設けられたバックドアあるいはトランクリッドを自動に開閉できる装置がある。このような装置のうち、モータの駆動力によりスライダをガイドレールに沿ってスライドさせ、スライダに回動自在に連結されたロッドを介してドアを開閉するものがある。このようなスライド機構として、様々なタイプのものが開示されている。
図7に特許文献1のスライダを示す。そのスライダ100は、上方のスライダ本体101と、そのスライダ本体101の下方に配置されるサイド部材102と、それらスライダ本体101とサイド部材102との間で、それらを互いに引き離す方向に付勢しているコイルスプリング103とからなる。スライダ本体101には4個の回転部材101aが設けられており、ガイドレール104の上面を転動する。一方、サイド部材102にも4個の回転部材102aが設けられており、ガイドレール104の下面を転動する。
次いで、図8に特許文献2のスライダを示す。そのスライダ109は、左右に厚みのある板状部材であり、クランクアーム110によって前後に駆動される。その板状部材の前後には、厚み方向に第1回転軸111a、111aが貫通し固定されている。その第1回転軸111a、111aのスライダを挟んで両脇にはそれぞれ第1回転部材111、111、111、111が枢支されている。その第1回転部材111は、ガイドレール113の上下の面(第1ガイド面)113a、113aによりガイドされる。一方、スライダ109の上面には、2本の第2回転軸112a、112aが垂直上方に延びている。その第2回転軸112a、112aにはそれそれ第2回転部材112、112が枢支されている。その第2回転部材112は、ガイドレール113の上下の面113aの上面側先端からさらに垂直上方に延びる垂壁(第2ガイド面)113b、113bによりガイドされる。
また、スライダに似ているものとして、特許文献3のガイドピースがある。そのガイドピースは、ガラスの端部を挟み込む断面がコ字状の部材であり、外面に摩擦抵抗の小さい材料が設けられている。そして、ガラスをガイドフレーム内でスライドさせる際に、ガラスの代わりに、ガイドフレームと摺動するものである。
従来技術によると、スライダをガイドレール内でどのようにスムーズにスライドさせるかについて、種々検討されている。すなわち、スライダには、ドアの開閉時に重力などに起因する荷重が加わるが、そのような荷重を確実に支持しつつ、スムーズにスライドさせないと、ドアの開閉がスムーズにできないし、開閉時に異音が発生したり、装置の耐久性が低下することがあるからである。このような技術上の問題に対し、特許文献1では、スライダの上下にローラを配置し、それらローラでガイドレールの上下の壁面を押圧しながら転動させている。しかし、ローラの軸や軸を受けるボス部、さらには付勢部材などが必要となり、製作や組み立てが煩雑になる。また、特許文献2では、ガイドレールの上下方向および左右方向にローラを配置し、スライダをガイドレール内で2方向からガイドできるようにしている。しかし、それではスライダが大きくなって嵩張るし、部品点数も多いので、製作や組み立ての工程が煩雑になる。さらに、特許文献3では、弾性部材によりウインドガラスを摺動させるものが開示されている。しかし、荷重が加わる部位に用いることについて、すなわち、弾性部材の摺動時の変形に対する強度あるいは摺動の安定性の対策についてあまり考慮されていない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、簡易な構造でありながら、確実に動作するスライダユニットおよびそれを用いたスライダ駆動装置を提供することを技術課題とするものである。
本発明のスライダユニットは、駆動装置により回転するネジ部材と、そのネジ部材を囲むように前後に延びるガイドレールと、前記ネジ部材に螺合するナット部材と、そのナッ
ト部材の移動によりドアを開閉させるロッドとを備えたスライダ駆動装置に用いられ、前記ロッドと回動自在に連結され、ナット部材によりガイドレールに沿って移動するスライダユニットであって、前記ガイドレールが、前後に延びる底板と、その底板の両側縁から垂直上方に延びる両側板と、それら両側板の先端をそれぞれ垂直内向きに折り曲げたリップ片とを備えており、そのガイドレール内を前後方向にスライドする略直方体のスライダ本体と、そのスライダ本体の頂点付近に設けられ、ガイドレールのリップ片あるいは底板と摺動する第1摺動面と、側板と摺動する第2摺動面とがそれぞれ形成された合成樹脂製の8個の摺動ブロックとからなることを特徴としている。
このようなスライダユニットにおいては、前記摺動ブロックのうち、リップ片と摺動するスライダの上面に配置された4つの摺動ブロックが、板状の連結部により一体に連結されて上方の摺動体を形成しており、前記底板と摺動するスライダの下面に配置された4つの摺動ブロックが、板状の連結部により一体に連結されて下方の摺動体を形成しており、前記上下の摺動体がそれぞれ合成樹脂で一体に成形されているものが好ましい。
また、前記下方の摺動体の連結部が前後方向に内向きに凸になるように湾曲しており、前記ガイドレールの底板を摺動ブロックの第1摺動面で弾力的に押圧しているものが好ましい。さらに、前記上方の摺動体の連結部が前後方向に内向きに凸になるように湾曲しており、前記ガイドレールのリップ片を摺動ブロックの第1摺動面で弾力的に押圧しているものが好ましい。
また、本発明のスライダ駆動装置は、駆動装置と、その駆動装置により回転するネジ部材と、そのネジ部材を囲むように前後に延びるガイドレールと、前記ネジ部材に螺合するナット部材と、上述のスライダユニットと、そのスライダユニットとドアとの間に連結されるロッドとからなり、前記ガイドレールが、前後に延びる底板と、その底板の両側縁から垂直上方に延びる両側板と、それら両側板の先端をそれぞれ垂直内向きに折り曲げたリップ片とを備えていることを特徴としている。
本発明のスライダユニットは、略直方体状のスライダ本体の頂点付近のそれぞれに摺動ブロックが配置されている。その摺動ブロックは、ガイドレールの左右のいずれかの側板と、リップ片あるいは底板とから受ける力を、1つの摺動ブロックのそれぞれ第1摺動面と第2摺動面との2面で支持できる。そのため、2面から受ける力を1つの摺動ブロックでコンパクトに受け止めている。また、ブロック状に形成されているので、長期の摺動に対しても変形や摩耗に対する耐久性が高い。また、摺動にローラ(ベアリング)を用いないので、そのための軸や、ボス部を必要としない。そのため、スライダを薄くすることができる。また、ローラやベアリングを用いていないので組み立てが容易である。さらに、摺動ブロックが合成樹脂製であるので、スライド時の騒音を低下させたり、異音の発生を防止したりすることができる。
このようなスライダユニットにおいては、前記摺動ブロックのうち、上面側の4個の摺動ブロックが板状の連結部により一体に連結されて上方の摺動体を形成しており、下面側の4個の摺動ブロックが、板状の連結部により一体に連結されて下方の摺動体を形成しており、前記上下の摺動体がそれぞれ合成樹脂で一体に成形されている場合は、摺動体を一つの部品として扱えるので、組み立てを容易にすることができる。すなわち、個々の摺動ブロックを個別にスライダに取り付けなくても、共通の取付部を用いることができる。共通の取付部を用いることができると、その分だけスライダを小さくすることができる。
また、前記下方の摺動体の連結部が前後方向に内向きに凸になるように湾曲しており、前記ガイドレールの底板を摺動ブロックの第1摺動面で弾力的に押圧している場合は、下方の摺動体の連結部が湾曲しているので、摺動体の両端部の第1摺動面で底板の内面と弾力的に当接できる。そのため、スライダのガタつきを防止することができる。さらに、スライダがガタ付かないので、一層、スライド時の騒音を低下させたり、異音の発生を防止したりすることができる。また、記上方の摺動体の連結部が前後方向に内向きに凸になるように湾曲しており、前記ガイドレールのリップ片を摺動ブロックの第1摺動面で弾力的に押圧している場合も、連結部が湾曲しているので、摺動体の両端部の第1摺動面でリップ片の内面と弾力的に当接できる。さらに、上下の摺動体の連結部が前後方向に内向きに凸となっていると、より一層、スライダがガタ付かないので、スライド時の騒音を低下させたり、異音の発生を防止したりすることができる。
本発明のスライダ駆動装置は、上述のスライダユニットを備えているので、スライダを薄くできる。そのため、そのスライダユニットを収納するガイドも小さくできるので、車体内でスペースを取らない。また、装置全体の重量も軽減できる。
つぎに図面を参照しながら本発明のスライダユニットおよびスライダ駆動装置の実施形態を説明する。図1はスライダユニットの分解斜面図、図2はスライダ駆動装置を車両に用いた様子を示す模式図、図3はガイドレールを示す概略斜面図、図4aは図1のI−I線断面図、図4bは図1のII−II線断面図、図5aは図1の上方の摺動体の下面図、図5bは図5aのIII−III線断面図、図6aはスライダ駆動装置の正面図、図6bは図6aの縦断面図である。
はじめに図2を参照して本発明のスライダユニットを用いたスライダ駆動装置の実施形態を説明する。図2のスライダ駆動装置10は、車体Sの後部開口部の上端に支点11aで回動自在に連結されたドア11を開閉する装置である。そのスライダ駆動装置10は、正逆回転可能な駆動モータ12と、駆動モータにより回転する回転伝達ケーブル13と、その回転伝達ケーブル13により回転する送りネジ14と、その送りネジ14に螺合してその回転方向により上下方向に送り出されるスライダユニット1と、そのスライダユニット1を回転しないように上下にガイドするガイドレール15と、前記スライダユニット1に一端を回動自在に連結し、その他端にドア11を回動自在に連結したロッド16とからなる。また、前記回転伝達ケーブル13は導管(図示していない)によりガイドされている。なお、本明細書中では、ガイドレール15の底板の延びる方向を前後方向とし、底板の両縁を最短距離で結ぶ方向を左右方向とし、底板の面から垂直に延びる方向を上下方向としている。
このようなスライダユニット1が用いられる車両Sの前記ドア11は、車体のバックドア、パワーリフトゲート、トランクリッドや、天井に形成された開口を開閉する開閉サンルーフや、車体の側面に設けられたスライドドアなど、車体の開口部を開けたり、閉じたりするものである。
前記車体Sとドア11の間にはドア11の自重を支えて、ドア11の開閉速度を制御するダンパ19が設けられる。ダンパ19はそのシリンダ部分の先端19aをドア11に回動自在に連結し、ピストン部分の基端部19bを車体Sに回動自在に連結し、ドア11の開閉の時に邪魔にならない程度のストロークとしている。ただしダンパは省略してもよい。
図3に示すガイドレール15は金属製の薄板を断面コ字状ないしリップ付きチャンネル状に曲げ成形した部材である。すなわち、ガイドレール15は、前後に延びる底板15aと、その底板15aの両側縁から垂直上方に延びる左右の側板15b、15bと、それら両側板の先端をそれぞれ垂直内向きに折り曲げたリップ片15c、15cとを備えている。また、ガイドレール15の前端の壁面には、送りネジ14の前端の細くされた部分を回転自在に支持するブッシュ15d(図6参照)が設けられている。そのガイドレール15は、車体のインナーパネルとアウターパネルの隙間などの空きスペースに配置される。
図1に示す前記スライダユニット1はガイドレール15内に摺動自在に設けられ、厚みのある板状の部材であるスライダ本体2と、そのスライダ本体2のガイドレールの底板15aと摺動する面に取り付けられる下方の摺動体3と、リップ片15cと摺動する面に取り付けられる上方の摺動体4とからなる。
前記スライダ本体2は前後方向に送りネジ14を内部に通すための送りネジの開口部2eが形成されている。そして、その送りネジの開口部2eの中間付近には幅広な空所2a(図4b参照)が形成され、スライダ本体2の下面側まで貫通している。その空所2aには、送りネジ14と螺合するメネジ5aが形成されている略直方体状のナット部材5が挿入される。前記スライダ本体2の空所2aは、前記ナット部材5と同様な外観形状である。そのため、ナット部材5を空所2aに挿入すると、ナット部材5は空所2aの内壁にぶつかり回転できない。なお、前記スライダ本体2の材質は亜鉛合金あるいはアルミ合金が用いられ、ダイカストにより製造される。また、前記ナット部材5の材質は銅合金が用いられる。
また、スライダ本体2の上面には円筒状のアームスタッド固定部(以下、固定部)2bが設けられ、その内部は空所2aまで貫通している。その固定部2bの円筒の内面にはメネジが形成されており、アームスタッド6が螺合し固定される。そのアームスタッド6の頭部は球状に形成されており、前記ロッド16の端部が回動自在に連結される。また、アームスタッド6の脚部には、オネジが形成され、前記固定部2bに螺合により固定される。
前記スライダ本体2の上面および下面の四方の部分には、切り欠き部2cが形成されている。また、スライダ本体2の上面には固定部2bの周囲の4箇所に孔2dが形成されている。一方、下面側には、固定部2bの前後に対応する位置に2つの孔2d(図示していない)が形成されている。
前記上方の摺動体4は、スライダ本体2の上面に形成された切り欠き部2c、2c、2c、2cに配置される直方体状の摺動ブロック4a、4a、4a、4a(図5a参照)を備
えており、それら摺動ブロック4aは、連結部4bにより一体に連結されている。その連結部4bは板状の部材であり、段部4eを介し中央付近が一段高くなって前後に延びている。その段部4eの部分はガイドレール15のリップ片15cの先端が当接し、ガイドされる。また、その段部4eにより一段高くなっている部分は、左右の摺動ブロック4a、4aを連結する左右連結部4fである。そして、前記段部4eのさらに外側には、前後の摺動ブロック4a、4aを一体に連結する前後連結部4gが形成されている。その前後連結部4gの上面は摺動ブロック4a、4aの上面と連続する面を形成している。一方、左右方向における両端の面は摺動ブロック4a、4aの側面と連続する面を形成している。なお、前記摺動ブロック4aの強度が許す範囲において、その内部に空所を形成し、重量を軽減してもよい。前記上方の摺動体4の中央部には、スライダ本体2の固定部2bを通すための開口4cが形成されている。
前記連結部4bの下面側からは、前記開口4cの周囲から4つの突出部4dが下方に突出している(図5b参照)。その突出部4dは、中央に隙間が形成され、前記スライダ本体2の孔2dの径よりも大きい外径を有する棒状(割りピン状)に形成されている。そして、その棒状の部分は前記隙間に向けて撓むことができるので、スライダ本体2の孔2dに突出部4dを差し押し込むと、上方の摺動体4をスライダ本体2の上面に固定できる。なお、上方の摺動体4は、ポリアセタール樹脂(POM)などの合成樹脂で一体成形されている。また、ガイドレール15と摺動する部分である第1摺動面Aおよび第2摺動面Bに摩擦抵抗が低い、あるいは、摺動に対する耐久性が高い材質を貼り付けたり、固定してもよい。また、そのような部材を合成樹脂により形成する場合は、インサート成形により形成することもできる。
図1に戻って、前記上方の摺動ブロック4aは、ガイドレール15のリップ片15cと摺動する第1摺動面Aと、側板15bと摺動する第2摺動面Bとを有している。そして、第2摺動面Bと側板15bとの間に0.25〜0.55mmの隙間を形成するようにされている。前記下方の摺動体3は、前述の上方の摺動体4とほぼ同じであるので、共通する部分の説明を省略する。前記下方の摺動体3は、摺動ブロック3a、3a、3a、3aと、それら摺動ブロック3a・・を一体に連結する連結部3bを備えている。なお、こちらの摺動ブロック3aでは、ガイドレール15の底板15aと摺動する面が第1摺動面Aである。
ここで、前記摺動ブロック4aのスライダ本体2と対向する側の面、すなわち、切り欠き部2cを形成するスライダ本体2との段部のうち、前後に対向する面を第3の面Cとする。そして、左右方向に対向する面を第4の面Dとする。また、切り欠き部2cの第3の面Cに対向する面を切り欠き部前後面2fとし、第4の面Dに対向する面を切り欠き部左右面2gとする。前記第3の面Cは、摺動体3、4に加わる前後方向の力、あるいは、第1摺動面Aとガイドレール15のリップ片15cとの摩擦力の反力を切り欠き部前後面2fにより支持することができる。一方、第4の面Dは、摺動体3、4に加わる回転方向や左右方向の力、あるいは、第2摺動面Bとガイドレール15の側板15bとの摩擦力の反力を切り欠き部左右面2gにより支持することができる。
前記下方の摺動体3の摺動ブロック3aは、ガイドレール15の底板15aに対して摺動面積が小さくなるように摺動体3の前後端側に下方に突出した凸部3iが形成されている。そのため、連結部3bの中央付近と、ガイドレール15の底板15aとの間には隙間が形成される。そのため、下方の摺動体3では、凸部3iの部分で、ガイドレール15の底板15aと摺動している。お、本実施形態は凸部3iを下方の摺動体3に設けているが、上方の摺動体4に設けてもよい。前記摺動体3のガイドレール15と接する面を湾曲形状とすることによって、ガイドレール15との間に隙間形成されている
このように、スライダユニット1によれば、ガイドレール15の左右のいずれかの側板15b、15bと、リップ片15cあるいは底板15aとから受ける力を、1つの摺動ブロック3a・・、4a・・のそれぞれ第1摺動面Aと第2摺動面Bとの2面で支持できる。そのため、2面から受ける力をブロック状の1つの摺動ブロック3a、4aとしてコンパクトに受け止めているので、長期の摺動に対しても変形や摩耗に対する耐久性が高い。また、摺動にローラ(ベアリング)を用いないので、そのための軸や、ボス部を必要としない。そのため、スライダユニット1を薄くすることができる。また、ローラやベアリングを用いていないので組み立てが容易である。
また、前記上下の摺動体3、4がそれぞれ合成樹脂で一体に成形されているので、摺動体3、4をそれぞれ一つの部品として扱え、組み立てを容易にすることができる。例えば、個々の摺動ブロック3a、4aを個別にスライダに取り付けなくても、共通の取付部(突出部4d)を用いて、一度に取り付けることができる。さらに、前記上方の摺動体4の前後の第1摺動面A、Aと連結部4bとが連続し、1つの摺動面を形成しており、前記下方の摺動体3の連結部3bが内向きに凸になるように湾曲し、ガイドレール15の底板15aを第1摺動面Aで弾力的に押圧しているので、下方の摺動体3の両端部の第1摺動面A、Aで底板15aの内面に弾力的に当接できる。そのため、スライダユニット1のガタつきを防止することができる。さらに、摺動体3、4が合成樹脂製なので、スライド時の騒音を低下させたり、異音の発生を防止したりすることができる。
次に、図2および図6を参照して、スライダ駆動装置10を自動車のドア開閉装置に用いる場合について説明する。前記ロッド16は、その一端16aをスライダユニット1側に回動自在に連結し、他端16bをドア11に回動自在に連結している。ドア11はその支点11aを中心としてロッドの他端16bに押されて揺動する。
図6に示すように、前記駆動モータ12は車体S(図2参照)の空きスペース、この実施の形態では車体Sの後ろ側の一方の側面付近のインナーパネルとアウターパネルの隙間などに配置される。そして、駆動モータ12と回転伝達ケーブル13の端部とが連結部材12aにより連結されている。また、回転伝達ケーブル13をガイドする導管13aの端部は、駆動モータ12のケーシングなどに固定されている。
前記回転伝達ケーブル13は送りネジ14に力を伝達できる公知のものが用いられる。回転伝達ケーブル13は導管13aにより送りネジ14まで案内され、その他端は送りネジ14を回転させるために、ジョイントカバー17により送りネジ14の端部(後端)と連結されている。また、前記導管13aの送りネジ14側の端部は、ジョイントカバー17に連結されたアウタージョイント18に固定されている。
上記のように構成されるスライダ駆動装置10において、ドア11が開く時について説明する。ドア11が閉じているときは、スライダユニット1は送りネジ14の下端付近に位置している。駆動モータ12が回転すると、減速機を介して回転伝達ケーブル13が回転し、送りネジ14を回転させる。送りネジ14が回転すると、送りネジ14と螺合するナット部材5を内包しているスライダユニット1は、前記ガイドレール15によりその回転が規制されているため、上方に移動する。スライダユニット1が上方に移動するとそれに回動自在に連結されロッド16の一端16aも上方に移動し、その他端16bがドア11を車体に設けた支点11aを中心として上方に揺動して開く。
一方、前記駆動モータ12が逆方向に回転すると、それに伴い回転伝達ケーブル13が逆方向に回転し、送りネジ14を逆方向に回転させる。送りネジ14が逆方向に回転すると、送りネジ14と螺合するスライダユニット1は下方に移動する。スライダユニット1が下方に移動すると、それに回動自在に連結されたロッド16の一端16aも下方に移動し、その他端16bがドア11を車体Sに設けた支点11aを中心として下方に揺動してダンパ19の推力に逆らって閉じる。
図1はスライダユニットの分解斜面図である。 図2はスライダ駆動装置を車両に用いた様子を示す模式図である。 図3はガイドレールを示す概略斜面図である。 図4aは図1のI−I線断面図、図4bは図1のII−II線断面図である。 図5aは図1の上方の摺動体の下面図、図5bは図5aのIII−III線断面図である。 図6aはスライダ駆動装置の正面図、図6bは図6aの縦断面図である。 従来の技術を示す斜面図である。 従来の技術を示す斜面図である。
符号の説明
1 スライダユニット
2 スライダ本体
2a 空所
2b 固定部
2c 切り欠き部
2d 孔
2e 送りネジの開口部
2f 切り欠き部前後面
2g 切り欠き部前後面
3 下方の摺動体
3a 摺動ブロック
3b 連結部
3d 突出部
3h 舌片
3i 凸部
4 上方の摺動体
4a 摺動ブロック
4b 連結部
4c 開口
4d 突出部
4e 段部
4f 左右連結部
4g 前後連結部
5 ナット部材
5a メネジ
6 アームスタッド
10 スライダ駆動装置
11 ドア
11a 支点
12 駆動装置
12a 連結部材
13 回転伝達ケーブル
14 送りネジ
15 ガイドレール
15a 底板
15b 側板
15c リップ片
15d ブッシュ
16 ロッド
16a 一端
16b 他端
17 ジョイントカバー
18 アウタージョイント
19 ダンパ
19a 先端
19b 基端部
A 第1摺動面
B 第2摺動面
C 第3の面
D 第4の面

Claims (2)

  1. 駆動装置により回転するネジ部材と、前記ネジ部材を囲むように前後に延びるガイドレールと、前記ネジ部材に螺合するナット部材と、前記ナット部材の移動によりドアを開閉させるロッドとを備えたスライダ駆動装置に用いられ、前記ロッドと回動自在に連結され、前記ナット部材を内包し、前記ガイドレールに沿って移動するスライダユニットであって、
    前記ガイドレールが、前後に延びる底板と、前記底板の両側縁から垂直上方に延びる両側板と、前記両側板の先端をそれぞれ垂直内向きに折り曲げたリップ片とを備え
    前記スライダユニットが、前記ガイドレール内を前後方向にスライドする略直方体のスライダ本体と、
    前記スライダ本体の上下面に取り付けられた摺動体とを備え、
    前記摺動体は、前記スライダ本体の概略形状における直方体の頂点付近に設けられ、前記ガイドレールの前記リップ片あるいは前記底板摺動する第1摺動面と前記側板摺動する第2摺動面とがそれぞれ形成された合成樹脂製の8個の摺動ブロックとを有し、
    前記摺動ブロックのうち、前記スライダ本体の上面側の4個の前記摺動ブロックが板状の連結部により一体に連結されて上方の摺動体を形成しており、
    下面側の4個の前記摺動ブロックが、板状の連結部により一体に連結されて下方の摺動体を形成しており、
    前記下方の摺動体の第1摺動面で前記底板の内面に弾力的に当接するスライダユニット。
  2. 記上下の摺動体がそれぞれ合成樹脂で一体に成形されている請求項1記載のスライダユニット。
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