JP4545374B2 - 車両開口部のドア開閉システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両開口部のドア開閉装置に関するものであり、さらに詳しくは自動車などの車両に設けられるバックドアまたはトランクドア(トランクリッド)の開閉システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平11−268539
【特許文献2】
特開2000−96914
【特許文献3】
特開2000−96913
【特許文献4】
特開2001−280000
車両の後部で開閉するバックドアは、通常ドアを開放する方向に付勢するダンパが車体とバックドアの間に設けられ、ドアを開けるときは楽であるが、ドアを閉じる時にはそのダンパの推力に逆らってバックドアを閉じる。その閉じるとき、特に車内からドアを閉じるのは困難である。そのためモータを用いて自動にバックドアを開閉できるように前述のような装置が提案されている。また車両の後部のトランクに荷物を入れる時など、両手が塞がっているとトランクリッドの開閉が不便であった。そのため使い勝手を良くするために前述のような自動化が提案されている。
【0003】
ベルトを用いてドアを閉じる例として特許文献1がある。特許文献1の車両用後部ドアの開閉装置は図6に示すように、車体111と、その車体111の後部上端に回動自在に配置したバックドア112と、そのバックドア112を開放する推力を備えたダンパ113と、車体111に取り付けた正逆回転するアクチュエータ114と、そのアクチュエータ114の回転により巻き取りおよび巻き戻され、バックドア112にその一端を固定した引張り用ベルト115とを備えている。バックドア112を開放する時はバックドア112はダンパ113の推力で上方に回動し、それと同時にアクチュエータ114は引張り用ベルト115を巻き戻す。バックドア112を閉じる時は、アクチュエータ114はダンパ113の推力に逆らって、引張り用ベルト115を巻き取ってバックドア112を閉じる。
【0004】
また、ケーブルを用いる例として、特許文献2には車両用ドア(トランクリッド)開閉装置が開示されている。このものは図7に示すように、大まかには車体121と、その車体121の後部に回動自在に設けられるトランクドア122と、そのトランクドア122の開閉の駆動力となる回転モータ123と、モータ123の回転運動を揺動運動に変換する運動変換部124と、モータ123の回転運動を運動変換部124に伝達する駆動伝達部125とからなる。前記運動変換部124はトランクドア122の両側に連結して車体121の両側に設けたヒンジ式リンク126を有し、駆動伝達部125はモータ123と運動変換部124を連結するケーブル127と、ヒンジ式リンク126を揺動させるトルクを稼ぐための第一減速部128と、第二減速部129とを有する。このものにおいては、モータ123が回転すると、その回転運動は第一減速部128に伝達してケーブル127を軸方向に回転させる。次いでケーブル127の軸方向の回転は第二減速部129によりヒンジ式リンク126に伝達されトランクドア122を開閉する。
【0005】
さらにヒンジをアクチュエータで作動させる例として特許文献3がある。特許文献3の車両用ドア開閉装置は図8に示すように車体131と、トランクドア132と、開閉アクチュエータ133と、U字状アーム134と、支軸135とからなり、開閉アクチュエータ133がU字状アーム134を支軸135を中心として回動することによりU字状アーム134の一端に固定されたトランクドア132が開閉する。
【0006】
その他、特許文献4の車両用ドア開閉装置は図9に示すように、車体141と、その車体141に設けた枢軸点142と、その枢軸点142に一端が支持されたバックドア143と、正逆回転するモータ144と、そのモータ144の回転に伴い回転するピニオン145と、歯部146により噛み合い移動可能であってその一端をバックドア143と連結したラック147とを備えている。このものはモータ144が回転するとラック147が歯部146との噛み合いにより移動してバックドア143を枢軸点142を回動の中心として開閉する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術によると、モータの回転運動をドアの開閉運動に伝達するのに、ベルトを巻き取る、またはケーブルを軸まわりに回転させるといった方法で行なわれている。前述の方法によるとドアの開閉のうち閉動作にはモータを使用できるが開動作のときダンパの推力に頼ることになる。また後述の方法によると伝達される回転運動の回転半径が小さいため、その回転運動をドアを揺動するためのトルクに変換するのに運動変換部と駆動変換部が必要となる。さらにモータの回転運動をケーブルなどを用いないで直接ラックなどを通して伝達する場合は、そのラックとモータの配置は一箇所にかたまって配置されるために空スペースを有効に利用するのが困難である。
【0008】
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであり、機構全体がコンパクトで、スペースを有効に使用することができるドア開閉装置を提供することを技術課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両開口部のドア開閉システム(請求項1)は、正逆回転可能な駆動モータと、その駆動モータによって軸周りに回転するトルクケーブルと、そのトルクケーブルによって軸周りに回転する送りネジと、その送りネジと螺合し、その回転により第1の位置と第2の位置の間で移動するスライダと、前記スライダに一端が回動自在に連結され、他端がドアに回動自在に連結されているロッドとからなり、前記スライダの移動により、その方向に応じてロッドがドアを開または閉の方向に動作させており、前記送りネジの後端部にトルクケーブルが連結され、前記駆動モータに搭載され、あるいは駆動モータから送りネジまでのトルク伝達経路の途中に介在されると共に、ドアの開閉の電動と手動の切り替えを行なう電磁クラッチを備え、前記送りネジの軸方向の先端あるいは後端側に加わる力を検出し、その力が所定値を超えた時、前記電磁クラッチをOFFにするクラッチ制御部を備えていることを特徴としている。
【0013】
【作用および発明の効果】
本発明のドア開閉システム(請求項1)は、駆動モータの回転により、その駆動モータの回転方向に応じてトルクケーブルをその軸周りに回転させ、そのトルクケーブルの回転により送りネジを軸周りに回転させ、その送りネジの回転により、スライダを第1の位置から第2の位置へ移動させ、次いでロッドが前記スライダの移動により、その方向に応じてドアを開または閉の方向に動作させる。そのため送りねじとスライダで減速機の役割を果たすことができる。また、ネジのピッチにより開閉のスピードを変化させることもできる。また駆動モータやトルクケーブルなどに不具合が発生した場合でも、スライダと送りネジにあるメネジとオネジの螺合でドアの自重を常に支えているため、安全である。
また、前記駆動モータに搭載されあるいは駆動モータから送りネジまでのトルク伝達経路の途中に介在されると共に、ドアの開閉の電動と手動の切り替えを行なう電磁クラッチを備えているので、手動に切り替えることにより安全にドアを開閉することが可能である。
さらに、前記送りネジの後端部にトルクケーブルが連結され、前記送りネジの軸方向の先端あるいは後端側に加わる力を検出し、その力が所定値を超えた時、前記電磁クラッチをOFFにするクラッチ制御部を備えているので、送りネジに加わる外力に応じて、ドアの開閉の自動と手動を切り換えることができる。
【0014】
このようなドア開閉システムが、断面略コ字状あるいはリップ付きチャンネル状に形成され、その内部に送りネジが軸方向に配置されたガイドレールをさらに備えており、そのガイドレール内面でスライダが回転しないようにガイドする場合(請求項2)は、コ字の内部にスライダをガイドできる。
また、前記ドアを開方向に付勢するダンパを備えている場合(請求項3)は、駆動モータの回転トルクを減少させることができる。
【0015】
さらに、前記送りネジの後端付近をガイドレールに対して軸方向の先端側に付勢するスプリングと、前記送りネジの先端付近との当接に反応するリミットスイッチとを備え、前記ロッドを介して送りネジにスプリングの付勢力を超える軸方向の後端向きの力が加わる際に、送りネジの先端が移動したことに反応して、リミットスイッチがクラッチ制御部に電磁クラッチをOFFにする信号を送信する場合(請求項6)は、送りネジへの軸方向下向きの力を検出できる。例えば、開いた状態のドアを手動で閉じるとき、そのドアを通して伝わる送りネジへの軸方向下向きの力を検出してクラッチをOFFに切り換えて、そのままドアを手動で閉じることができるようにすることができる。
【0016】
また、前記送りネジの先端付近をガイドレールに対して軸方向の後端側に付勢するスプリングと、前記送りネジの後端付近との当接に反応するリミットスイッチとを備え、前記ロッドを介して送りネジにスプリングの付勢力を超える軸方向の先端向きの力が加わる際に、送りネジの後端が移動したことに反応して、リミットスイッチがクラッチ制御部に電磁クラッチをOFFにする信号を送信する場合(請求項5)は、反対に送りネジに軸方向上向きの力が加わったとき、その力を検出してクラッチをOFFにすることができるようにする。例えば、自動でドアを閉じている途中で物がドアに挟まったとき、クラッチがOFFになってそれ以上ドアが閉じない。そのため安全である。さらに軸方向の上下両方向の力を検出できる時、例えば閉じたドアに手動で力を加え、送りネジに上向きの力を加えたとき、その力を検出して手動による付勢でそれ以降はドアを自動的に開けるようにすることができる。逆に開いたドアを閉じるときも、手動による付勢でドアを自動的に閉じるようにすることができる。
【0017】
前記スライダを上下方向に配置し、前記ドアをバックドアとする(請求項6)場合は、モータ駆動でバックドアを開閉できるので、車内側からでも容易にバックドアを開閉することができる。前記スライダを水平方向に配置し、前記ドアをトランクリッドとする場合(請求項7)は、モータ駆動でトランクリッドを開閉させることができるので、両手がふさがっている場合でも荷物の出し入れが容易である。
【0018】
【発明の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本発明の車両開口部のドア開閉システムの実施形態を説明する。図1は本発明の範囲外の例を示す概略図、図2は本発明の範囲外の他の例を示す概略図、図3は本発明の範囲外のさらに他の例を示す概略図、図4は本発明の実施形態を示す概略図、図5は本発明のドア開閉システムの実施形態を示す一部断面概略図である。
【0019】
はじめに図1を参照して本発明の範囲外の車両開口部のドア開閉システムの例を説明する。図1の車両開口部の開閉システムAは、車両の後部開口部の上端に支点14で回動自在に連結されたドアDを開閉するシステムであって、正逆回転可能な駆動モータMと、その駆動モータMによって回転する第1ドラム10と、一端を第1ドラム10に係止し、第1ドラムの周囲に巻きつけた開用ケーブルP1と、一端を第1ドラム10に係止し、開用ケーブルP1と逆向きに第1ドラム10の周囲に巻きつけた閉用ケーブルP2と、それらのケーブルP1、P2の他端が係止され、互いに逆向きに巻きつけた第2ドラム11と、一端が第2ドラム11に固定されているリンク12と、そのリンク12の他端に一端が回動自在に連結され、他端がドアDに回動自在に連結されたロッド13とからなる。前記2本のケーブルP1、P2は、全体として第1ドラム10と第2ドラム11にル−プ状に配索される。図示していないが、開用ケーブルP1および閉用ケーブルP2は、第1ドラム10の近辺から第2ドラム11の近辺まで、それぞれ導管によって摺動自在にガイドされている。
【0020】
前記駆動モータMは車体Sの空きスペース、この実施の形態では車体Sの下部の一方の側面付近のインナーパネルとアウターパネルの隙間などに配置される。前記第1ドラム10は駆動モータMのハウジングなどに回転自在に支持され、モータの出力軸に対し、減速機を介してトルク伝達可能に連結され、駆動モータMの回転運動をプルケーブルPに伝達する。第1ドラム10の円周外表面には螺旋状のガイド溝およびプルケーブルP1、P2の端部を係止する係止穴が設けられている。これらのケーブルP1、P2は回転運動やドラムとの摩擦への耐久性を考慮して複数本の金属素線を撚り合わせた公知のものが用いられる。第2ドラム11は、第1ドラム10と実質的に同じ形状であり、プルケーブルPによって伝達された運動をドアDの開閉運動に変換するためにドアDの開閉の支点14近辺に設けられている。第1ドラム10が回転するとケーブルP1、P2のうち一方を送り出すと同時に他方を巻き取る。それにより第2ドラム11では、前記他方のプルケーブルが引き出され、それによって回転して前記一方のプルケーブルを巻き取る。それによりケーブルP1、P2のループが一方向に循環する。第1ドラム10が逆方向に回転すると、ケーブルP1、P2のループは逆方向に循環する。それにより第1ドラム10から第2ドラムに動力が伝達される。
【0021】
前記導管は、運動を伝達するプルケーブルPの取り回しを良くしたり、まとめて固定するために用いられるものであり、プルコントロールケーブル用の公知の導管を使用することができる。たとえば断面矩形状のバネ鋼線を密着巻きした螺旋管の外周に合成樹脂被覆を設け、内部に合成樹脂製のチューブ状のライナを設けたものが用いられる。導管はその中心部の空洞にケーブルP1、P2を通し、その内部で摺動させてケーブルP1、P2をガイドする。鋼線はコイル状であるため、柔軟性があり自由に曲げて配置することができる。また導管は車体Sのインナーパネルとアウターパネルの隙間などの空きスペースに配索され、その両端はドラム10、11や駆動モータMを固定しているブラケットなどに固定される。
【0022】
第2ドラム11にはリンク12の一端12aが固定されており、第2ドラム11の往復回転によって第2ドラム11の回転中心まわりに揺動する。リンク12の自由端12bにはロッド13の一端13aが回動自在に連結されている。ロッド13は長尺な板状または円柱状部材であり、その他端13bでドアDと回動自在に連結されている。ドアDは支点14で車体Sと回動自在に連結しており、その支点14を中心としてロッドの他端13bに押されて揺動する。第2ドラム11の回転中心、リンク12とロッド13の連結部の回転軸の軸心およびロッド13とドアDの連結部の回転軸の軸心は、いずれもドアDの回転の軸心と平行であり、図1の紙面と直交する。
【0023】
前記車体SとドアDの間にはドアDの自重を支えて、駆動モータMの回転トルクを減少させるためにダンパ15が設けられる。ダンパ15はそのシリンダ部分15aの先端をドアDに回動自在に連結し、ピストン部分15bの端部を車体Sに回動自在に連結しており、ドアDの開閉の時に邪魔にならない程度のストロークとしている。ただしダンパDは省略してもよい。
【0024】
上記のように構成される開閉システムAにおいて、ドアDが開く時について説明する。前記駆動モータMがL1方向に回転すると、減速機を介して第1ドラム10がL1方向に回転する。この時、第1ドラム10に一端が係止されている開用ケーブルP1は下方に引張られながら巻き取られ、逆に閉用ケーブルP2は上方に送り出される。また第2ドラム11は、開用ケーブルP1が引き出されることにより矢印L1方向に回転し、それにより閉用ケーブルP2は巻き取られる。
第2ドラム11がL1方向に回転するとリンク12も一緒に回転し自由端12bがLA方向に移動する。自由端12bが移動すると、ロッド13は、自由端12b(13a)を中心してリンク12とロッド13で作る角度が広がるように揺動し、ドアDを押し上げ、車体Sに設けた支点14を中心として開く。
【0025】
一方、前記駆動モータMと前記第1ドラム10がR1方向に回転すると、それに伴い閉用プルケーブルP2が下方に第1ドラム10によって引張られながら巻き取られ、第2ドラム11をR1方向に回転させる。第2ドラム11がR1方向に回転すると、リンク12の他端12bはRA方向へ揺動し、リンク12とロッド13は互いの連結部12b(13a)を中心として広がっていた両腕を、重ねて閉じるように作動し、前記ダンパ15の反発力に逆らってドアDを閉じる。
【0026】
次に図2を参照して本発明の範囲外の車両開口部のドア開閉システムの他の例を説明する。この開閉システムB−1は正逆回転可能な駆動モータMと、その駆動モータMによって回転するドラム17と、そのドラム17によって循環移動されるループ状のプルケーブルPとを備えている。さらにこのものは、車体Sの後部に上下方向に設けられるガイドレール18と、そのガイドレール18に摺動自在に設けられ、前記プルケーブルPのループの循環に伴って上下方向に移動するスライダ19と、ガイドレール18の上端近辺に回転自在に設けられるプーリ20と、前記スライダ19に一端を回動自在に連結し、その他端にドアDを回動自在に連結したロッド13とからなる。なお、図示していないが、ガイドレール18の下端とドラム17の近辺の間、およびプーリ20の近辺とドラム17近辺の間は、それぞれプルケーブルPを摺動自在にガイドする導管が配索されている。
【0027】
駆動モータM、ドラム17およびロッド13は、図1の場合と同様なものが使用される。プルケーブルPはスライダ19を上向きに引張る上昇用ケーブルP3と下向きに引張る下降用ケーブルP4に分かれており、上昇用ケーブルP3はその一端がスライダ19に係止され、ガイドレール18に沿って上方に延び、プーリ20と係合して方向転換されている。さらに上昇用ケーブルP3は導管によってドラム17まで案内され、ドラム17に巻きつけられた上で、その他端がドラム17に係止されている。プーリ20は上昇用ケーブルP3を方向転換させるものであり、プーリ20に代えて円弧状の摺動面で上昇用ケーブルP3を滑らせるスライドガイドを用いることもできる。下降用ケーブルP4は、一端がスライダ19に係止され、ガイドレール18に沿って下方に延び、導管によってドラム17近辺まで案内され、ドラム17の周囲に上昇用ケーブルP3と逆向きに巻きつけられ、その端部がドラム17に係止されている。またケーブルP3、P4を収容した導管は車体Sのインナーパネルとアウターパネルの隙間などの空きスペースに配索され、それらの端部はプーリ20躍動モータMを支持しているブラケットなどに固定される。
【0028】
ガイドレール18は金属製の薄板を断面コ字状ないしリップ付きチャンネル状に曲げ成形した部材であり、車体Sのインナーパネルとアウターパネルの隙間などの空きスペースに配置される。ガイドレール18の長さが長いほどドアDの開閉のストロークが大きくなり、ガイドレール18が車体Sの長手方向となす角度(0〜90度)によってドアDの開いた時の方向も変化し、それが0度に近づくほど、ドアDが開いた時の角度が車体Sの長手方向に対して垂直となる。
【0029】
前記スライダ19はガイドレール18内に摺動自在に設けられる長方体状の部材である。ただしガイドレールを棒状としスライダ19内の中央付近にガイドレール18の断面形状より少し大きめの穴を設け、その穴にガイドレール18を通すことによりスライドさせるようにしてもよい。さらにガイドレール18の両端では止め具22によってそのスライドが規制されている。スライダ19にはロッド13の一端13aが回動自在に連結されている。また、ロッド13の他端13bは図1の場合と同様にドアDと回動自在に連結されている。ロッド13の両端の回転軸心は、ドアDの支点14の回動中心と平行である。ドアDはその支点14を中心としてロッドの他端13bに押されて揺動する。またロッド13の長さが長いほどドアDの開閉のストロークも大きくなる。
【0030】
上記のように構成されるドア開閉システムB−1において、ドアDが開く時について説明する。前記駆動モータMがL2方向に回転すると、減速機を介してドラム17がL2方向に回転する。この時、ドラム17に一端が係止されている上昇用ケーブルP3は下方に引張られながら巻き取られ、逆に下降用ケーブルP4は上方に送り出される。また上昇用ケーブルP3はプーリ20を介してスライダ19を上方に引張り、スライダ19がガイドレール18の上方の止め具22aにぶつかるまで移動させる。一方、下降用ケーブルP4はドラム17からスライダ19の下端に連結されており、スライダ19が上方に移動するとそれに伴い上方に引張られる。スライダ19が上方に移動するとそれに回動自在に連結されたロッド13の一端13aも上方に移動し、その他端13bが前記13aを中心として上方に揺動することにより、ドアDは車体Sに設けた始点14を中心として開く。
【0031】
一方、前記駆動モータMと前記ドラム17がR2方向に回転すると、それに伴い下降用ケーブルP4がドラム17によって下方に引張られながら巻き取られる。それによりスライダ19は下方の止め具22bにぶつかるまで移動する。一方、上昇用ケーブルP3はドラム17より送り出され、スライダ19が下方に移動すると、それに伴い下方に引張られる。スライダ19が下方に移動するとそれに回動自在に連結されたロッド13の一端13aも下方に移動し、その他端13bが前記13aを中心として下方に揺動することにより、ドアDは車体Sに設けた始点14を中心として前記ダンパ15の反発力に逆らって閉じる。
【0032】
図3に本発明の範囲外のさらに他の例であるトランクリッドの開閉システムを示す。この車両開口部のドア開閉システムB−2では、ガイドレール18をトランク内に車体Sの長手方向とほぼ平行に配置している。正逆回転可能な駆動モータMと、その駆動モータMによって回転するドラム17と、そのドラム17によって循環移動されるループ状のプルケーブルPとを備え、さらに車体Sの後部に設けられるガイドレール18と、そのガイドレール18に摺動自在に設けられ、前記プルケーブルのループの循環に伴って左右方向に移動するスライダ19とを有する。前記ガイドレール18の両端近辺には、それぞれプーリ20を回転自在に設けている。駆動モータMは、トランクリッドTの左右いずれかの内側の側面近辺に設けている。また前記スライダ19に一端を回動自在に連結したロッド13の他端は、一端が車体Sに回動自在に連結され、他端がトランクリッドTに固定された支持アーム23の中間部に回動自在に連結されている。
【0033】
このシステムB−2ではスライダ19の移動方向すなわち、ガイドレール18の方向が車体Sの長手方向に対してほぼ平行で、トランクリッドTが水平と垂直の間で回動する。したがって図2のシステムB−1の向きを変えたものと考えることができる。なお後述する図4、図5のバックドアDの開閉システムについても同様に、スライダの移動方向を車体Sの長手方向に対する角度を垂直から平行に変更することで、トランクリッドTの開閉システムに転用することができる。
また図1のシステムについてもリンク12の回動範囲を変えることにより、トランクリッドTの開閉システムに転用することができる。
【0034】
上記のように構成されるドア開閉システムB−2において、トランクリッドTが開くときについて説明する。前記ドア開閉システムB−1で説明した実施例と同様に、駆動モータM、ドラム17がL3方向に回転し、このとき開用ケーブルP3はドラム17に巻き取られ、逆に閉用ケーブルP4はドラム17から送り出される。また開用ケーブルP3はプーリ20を介してスライダ19を右方向に引張り、ガイドレール18の一方の止め具22aにぶつかるまで移動させる。一方、閉用ケーブルP4はスライダ19の左端に連結されているので、スライダ19が右方に移動するとそれに伴い右方に引張られる。スライダ19が右方に移動するとロッド13の一端13aも右方に移動し、支持アーム23はその一端23a(支点14)を中心として上方向に揺動する。この時、支持アーム23の他端23bに固定したトランクリッドTも一体となって揺動して、トランクリッドTが開く。
【0035】
一方、駆動モータM、ドラム17がR3方向に回転し、このとき閉用ケーブルP4はドラム17に巻き取られ、逆に開用ケーブルP3はドラム17から送り出される。また閉用ケーブルP4はプーリ20を介してスライダ19を左方向に引張り、ガイドレール18の一方の止め具22bにぶつかるまで移動させる。一方、開用ケーブルP3はスライダ19の右端に連結されているので、スライダ19が左方に移動するとそれに伴い左方に引張られる。スライダ19が左方に移動するとロッド13の一端13aも左方に移動し、支持アーム23はその一端23a(支点14)を中心として下方向に揺動する。この時、支持アーム23の他端23bに固定したトランクリッドTも一体となって揺動して、トランクリッドTが閉じる。また、この実施例ではダンパは図示してないが、それを用いてもよい。
【0036】
次に図4を参照して本発明の開閉システムの概略をそれが用いられる自動車と共に説明する。この開閉システムC−1は正逆回転可能な駆動モータMと、その駆動モータMによって軸方向に回転するトルクケーブルP5と、そのトルクケーブルP5によって回転する送りネジ24と、その送りネジ24に螺合してその回転方向により上下方向に送り出されるスライダ25と、スライダ25を回転しないようにガイドするレール30と、前記スライダ25に一端を回動自在に連結し、その他端にバックドアDを回動自在に連結したロッド13と、トルクケーブルP5を回転自在にガイドする導管(図示していない)とからなる。
【0037】
前記トルクケーブルP5はねじりに強い複数本の金属素線を撚り合わせた公知のものが用いられる。トルクケーブルP5は導管により送りネジ24まで案内され、その他端は送りネジ24を軸方向に回転させるために、直接または取り付け具により送りネジ24と連結される。送りねじ24上にはそのオネジに螺合するためのメネジをその中心部に設けたスライダ25があり、送りネジ24の回転に伴い直動スライダ25は上下動する。スライダ25にはロッド13の一端13aが回動自在に連結されており、スライダ25と共に移動する。ロッド13のもう一方の端部13bはドアDと回動自在に連結されている。ロッド13の両端の回転軸心は、ドアDの支点14の回動中心と平行である。またガイドレール30は図2の例で述べたものとほぼ同様の部材である。さらに前記送りネジ24の長さと、それが車体Sの長手方向とのなす角度は、前述の図2と図3の例で述べたガイドレール18とほぼ同様の効果を呈する。
【0038】
上記のように構成されるドア開閉システムC−1において、ドアDが開く時について説明する。駆動モータMがL4方向に回転すると、減速機を介してトルクケーブルP5がL4方向に回転し、送りネジ24をL4方向に回転させる。送りネジ24がL4方向に回転すると、送りネジ24と螺合するスライダ25は、前記ガイドレール30によりその回転が規制されているため、上方に移動する。スライダ25が上方に移動するとそれに回動自在に連結されたロッド13の一端13aも上方に移動し、その他端13bがドアDを車体Sに設けた支点14を中心として上方に揺動して開く。
【0039】
一方、前記駆動モータMがR4方向に回転すると、それに伴いトルクケーブルP5がR4方向に回転し、送りネジ24をR4方向に回転させる。送りネジ24がR4方向に回転すると、送りネジ24と螺合するスライダ25は下方に移動する。スライダ25が下方に移動するとそれに回動自在に連結されたロッド13の一端13aも下方に移動し、その他端13bがドアDを車体Sに設けた支点14を中心として下方に揺動してダンパ15の推力に逆らって閉じる。
【0040】
図5に示すドア開閉システムC−2は図4に示す前記ドア開閉システムC−1を一部改良したもので、軸方向移動自在にかつ回転自在に設けた送りネジ24と、その送りネジ24の上部に設けられたリミットスイッチ26と、その下方に設けられ送りネジ24を軸方向上向きに付勢するスプリング27と、送りネジ24を支持して、スライダ25をガイドするガイドレール30とを備えている。ガイドレール30と送りネジ24の間には、送りネジ24を回転自在に支持し、かつ軸方向へのスラスト荷重を支えることができるベアリング28が介在されている。前記スプリング27としては波形ワッシャが好ましい。ただし、コイルスプリングでもよい。前記送りネジ24の下部には、トルクケーブルP5を接続するための接続具21がトルク伝達可能に連結されている。さらにトルクケーブルP5と駆動モータMの間には、リミットスイッチから検出されるON・OFF信号に基づいて駆動モータMとトルクケーブルP5のトルク伝達を入り、切りする電動(電磁)クラッチ29が介在されている。
【0041】
前記ガイドレール30は金属製の薄板を断面コ字状ないしリップ付きチャンネル状に曲げ成形した部材であり、コ字の内面によってスライダ25がガイドされる。スライダ25の両側部にはスライダベアリング31が設けてあり、そのスライダベアリング31でガイドレール30のコ字の内面と接触する。送りネジ24の下部は送りネジ24のネジ部より直径が小さくなった小径部24aを形成している。その小径部24aは前記ベアリング28に通され、スプリング(波ワッシャ)27の中央部を通過してガイドレール30の下方より接続部21を介してトルクケーブルP5に連結される。スプリング27の下端は穴用止め輪32によって支持されている。
【0042】
駆動モータMが回転してドアDを開閉する作用は図4の場合と同じである。この開閉システムC−2では送りネジ24が下降したことをリミットスイッチ26が検出したとき、クラッチ29が切れるように制御される。そのためドアDが開いた状態からドアDを手で押し下げようとした場合、ロッド13にはL5方向の力が加わる。ロッド13にL5方向の力が加わると、その力はロッドの端部13aからスライダ25へと伝わる。スライダ25は送りネジ24をスプリング27の付勢に逆らって軸方向下側に押し下げる。この時、送りネジ24の上部先端部分に設けたリミットスイッチ26が反応して、電動クラッチ29に信号を送る。
信号が送られると、電動クラッチ29は駆動モータMとトルクケーブルP5の接続を切って、送りネジ24が自由に回転できるようにする。したがって、そのまま手動でドアDを押し下げることができる。
【0043】
一方、ドアDに加わっていた下向きの荷重がなくなった時は、ロッド13、スライダ25、を介して送りネジ24に軸方向下向きに伝わっていた荷重がなくなり、スプリング27によって再び上に押し戻され、送りネジ24の上部に配置されたリミットスイッチ26が反応して、電動クラッチ29に信号を送る。信号が送られると、電動クラッチ29は駆動モータMとトルクケーブルP5の接続を再び回復する。それにより、ドアDが自重で勝手に下がることが防止される。
【0044】
また、図示してないが送りネジ24の移動の検出方向が前記ドア開閉システムC−2と逆に上向きの力が検出できるようにし、そのリミットスイッチで前記クラッチを入り、切りしてもよい。その場合は、ドアが開いた状態から駆動モータにより自動的に閉じている最中に、物が挟まっていたり、または非常停止のためにその自動の閉動作を止めた時、ロッド13にはR5方向の力が加わる。ロッド13にR5方向の力が加わると、その力はロッドの端部13aからスライダ25へと伝わり、送りネジ24を軸方向上側に押し上げる。それにより電動クラッチ29は駆動モータMとトルクケーブルP5の接続を切って、送りネジ24が自由に回転できるようにする。一方、ドアDに加わっていた下向きの荷重がなくなった時は、ロッド13、スライダ25、を介して送りネジ24に軸方向上向きに伝わっていた荷重がなくなる。この場合も前述と同様な方法でクラッチを自動的に再接続することができ安全なシステムとなる。
【0045】
さらに軸方向の上下両方向の力を検出できるように構成し、上下いずれの力を検出した場合もクラッチを切るようにした場合は、例えば閉じたドアに手動で力を加え、送りネジに上向きの力を加えたとき、その力を検出してそれ以降はドアを自動に開けるようにすることができる。逆に開いたドアを閉じるときも、同様にドアを自動的に閉じるようにすることができるため有用である。
【0046】
また、前述したドア開閉システムはいずれもドアDやトランクリッドTの開口部の邪魔になる中央部を避けて、車体Sの後部の左右のうち一方のみに設けてもよく、また左右に一対で設けることもできる。左右に一対で設けた場合は、ドアD、トランクリッドTの開閉が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の範囲外の例を示す概略図である。
【図2】本発明の範囲外の他の例を示す概略図である。
【図3】本発明の範囲外のさらに他の例を示す概略図である。
【図4】本発明の実施形態の概略図である。
【図5】本発明のドア開閉システムの実施形態を示す一部断面概略図である。
【図6】従来の技術を示す斜面図である。
【図7】従来の技術を示す斜面図である。
【図8】従来の技術を示す概略図である。
【図9】従来の技術を示す概略図である。
【符号の説明】
A ドア開閉システムの例
B−1 ドア開閉システムの他の例
B−2 ドア開閉システムのさらに他の例
C−1 ドア開閉システムの実施形態
C−2 ドア開閉システムの他の実施形態
D ドア
M 駆動モータ
S 車体
T トランクリッド
P プルケーブル
P1 開用ケーブル
P2 閉用ケーブル
P3 上昇用ケーブル(開用)
P4 下降用ケーブル(閉用)
P5 トルクケーブル
L1 回転方向(A)
R1 回転方向(A)
LA 方向(A)
RA 方向(A)
L2 回転方向(B−1)
R2 回転方向(B−1)
L3 回転方向(B−2)
R3 回転方向(B−2)
L4 回転方向(C−1)
R4 回転方向(C−1)
L5 方向(C−2)
R5 方向(C−2)
10 第1ドラム
11 第2ドラム
12 リンク
12a リンク
12b リンク
13 ロッド
13a ロッド
13b ロッド
14 支点
15 ダンパ
15a ダンパ
15b ダンパ
17 ドラム
18 ガイドレール
19 スライダ
20 プーリ
21 接続具
22a 止め具
22b 止め具
23 支持アーム
24 送りネジ
24a 小径部
25 スライダ
26 リミットスイッチ
27 スプリング(波ワッシャ)
28 ベアリング
29 電動クラッチ
30 ガイドレール
31 スライダベアリング
32 穴用止め輪
111 車体
112 バックドア
113 ダンパ
114 アクチュエータ
115 引張り用ベルト
121 車体
122 トランクドア
123 回転モータ
124 運動変換部
125 駆動伝達部
126 ヒンジ式リンク
127 ケーブル
128 第1減速部
129 第2減速部
131 車体
132 トランクドア
133 開閉アクチュエータ
134 U字状アーム
135 支軸
141 車体
142 枢軸点
143 バックドア
144 モータ
145 ピニオン
146 歯部
147 ラック
Claims (7)
- 正逆回転可能な駆動モータと、
その駆動モータによって軸周りに回転するトルクケーブルと、
そのトルクケーブルによって軸周りに回転する送りネジと、
その送りネジと螺合し、その回転により第1の位置と第2の位置の間で移動するスライダと、
前記スライダに一端が回動自在に連結され、他端がドアに回動自在に連結されているロッドとからなり、
前記スライダの移動により、その方向に応じてロッドがドアを開または閉の方向に動作させており、
前記送りネジの後端部にトルクケーブルが連結され、
前記駆動モータに搭載されあるいは駆動モータから送りネジまでのトルク伝達経路の途中に介在されると共に、ドアの開閉の電動と手動の切り替えを行なう電磁クラッチを備え、
前記送りネジの軸方向の先端あるいは後端側に加わる力を検出し、その力が所定値を超えた時、前記電磁クラッチをOFFにするクラッチ制御部を備えている車両開口部のドア開閉システム。 - 断面略コ字状あるいはリップ付きチャンネル状に形成され、その内部に送りネジが軸方向に配置されたガイドレールをさらに備えており、
そのガイドレール内面でスライダが回転しないようにガイドする請求項1記載の車両開口部のドア開閉システム。 - 前記ドアを開方向に付勢するダンパを備えている請求項1または2記載の車両開口部のドア開閉システム。
- その送りネジの後端付近をガイドレールに対して軸方向の先端側に付勢するスプリングと、
前記送りネジの先端付近との当接に反応するリミットスイッチとを備え、
前記ロッドを介して送りネジにスプリングの付勢力を超える軸方向の後端向きの力が加わる際に、送りネジの先端が移動したことに反応して、リミットスイッチがクラッチ制御部に電磁クラッチをOFFにする信号を送信する請求項1から3のいずれかに記載の車両開口部のドア開閉システム。 - 前記送りネジの先端付近をガイドレールに対して軸方向の後端側に付勢するスプリングと、
前記送りネジの後端付近との当接に反応するリミットスイッチとを備え、
前記ロッドを介して送りネジにスプリングの付勢力を超える軸方向の先端向きの力が加わる際に、送りネジの後端が移動したことに反応して、リミットスイッチがクラッチ制御部に電磁クラッチをOFFにする信号を送信する請求項1〜4のいずれかに記載の車両開口部のドア開閉システム。 - 前記スライダを上下方向に配置しており、前記ドアが自動車のバックドアである請求項1〜5のいずれかに記載の車両開口部のドア開閉システム。
- 前記スライダを水平方向に配置しており、前記ドアがトランクリッドである請求項1〜5のいずれかに記載の車両開口部のドア開閉システム。
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