JPH065487Y2 - 運転室の窓装置 - Google Patents

運転室の窓装置

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JPH065487Y2
JPH065487Y2 JP1984188829U JP18882984U JPH065487Y2 JP H065487 Y2 JPH065487 Y2 JP H065487Y2 JP 1984188829 U JP1984188829 U JP 1984188829U JP 18882984 U JP18882984 U JP 18882984U JP H065487 Y2 JPH065487 Y2 JP H065487Y2
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guide rail
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ceiling
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JP1984188829U
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Inventor
徹郎 西脇
俊雄 高橋
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新キャタピラ−三菱株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建設機械、荷役機械、その他各種車両におけ
る運転室に設けられた窓装置に関するものである。
(従来の技術) 油圧ショベルの前記窓装置について従来例を説明する
と、第11図(A)(B)に示すように油圧ショベル(1)の運転
室(1a)には、側面窓とともに前面に設けられた開閉自在
の上部窓(2a)と固定式の下部窓(2b)が設けられ、前面窓
部の窓装置は、第12図に示すように、運転室(1a)の前面
窓部における上半部両側から天井側にわたって上部窓開
閉用のガイドレール(3)(3)を延設し、上部窓(2a)は、そ
の上、下部両側に設けたガイドローラ(5a)を前記ガイド
レール(3)(3)に移動可能に嵌合して嵌装されているとと
もに、上窓枠(4a)、該上窓枠(4a)の上、下部両側に軸着
された前記ガイドローラ(5a)、上窓枠(4a)に窓ゴム(7a)
を介して嵌着された上ガラス(6a)、および上窓枠(4a)の
上、下部内側に突設されたハンドル(8a)(8a)等からな
り、前記上部窓(2a)は、ハンドル(8a)(8a)によりガイド
レール(3)(3)に沿って移動され、運転室(1a)の前面窓部
における上半部内で中段部の固定支持部材(9)により支
持、固定された上半前面閉鎖状態(第12図参照)と、天
井側のガイドレール(3)に移動された上半前面開放状態
(第13図参照)とに開閉操作される構造になっており、
さらに、前記下部窓(2b)は、運転室(1a)の前面窓部にお
ける中段位に設けられた固定支持部材(9)の下側に、窓
ゴム(7b)を介して嵌着された下ガラス(6b)からなり固定
式になっている。
(従来の技術の問題点) 従来の前記窓装置においては、上部窓のみが開閉式にな
っており下部窓は開閉できないので通風性が悪く、ま
た、上部窓を開放しても中段に配設されている固定支持
部材(9)とその下側に固設されている下ガラス(6b)の歪
みによって視界が妨げられるなどの問題点がある。
(考案の目的、問題点の解決手段) 本案は、従来の窓装置における前記のような問題点に対
処するための考案であって、運転室前面の上窓を、運転
室の前面窓部の上半部両側に沿って配設される上部ガイ
ドレールと、該上部ガイドレールの上部から天井側にわ
たって延設された天井側ガイドレールとに沿って摺動可
能に且つ天井側に格納可能に設けると共に、運転室下面
の下窓を、前記上部ガイドレールの下側に延設された下
部ガイドレールと、該下部ガイドレールの上部から前記
上窓の内側の側部にわたって延長されたガイドレールと
に沿って係止機構を介して上下数段階にわたって摺動可
能に且つ前記上窓に重合可能に設け、更に前記下窓を前
記下部ガイドレールに沿って、前記上窓の下部停止位置
より下方に開放可能に設けた構成に特徴を有し、運転室
の前面窓部両側から天井側にわたって延設されたガイド
レールによって上、下窓枠を個別にかつともに開閉自在
に配設することにより、運転室の前面窓部を上半部のみ
の開閉、下半部のみの開閉、上、下半部両方の同時開閉
を可能とし、かつ係止機構によって下窓枠を上下数段階
に固定することにより、前記前面窓部の下半部における
上、下側の開放量を自在にして、運転室前面における視
界および通風を多様化して運転の装作および居住性を著
しく向上させ前記のような問題点を解消した運転室の窓
装置を供する点にある。
(考案の実施例) 第1図ないし第5図に本考案の一実施例を示しており、
図中(10)は運転室であって、該運転室(10)の前面窓部に
はその両側から天井側にわたって延設され左右対に配設
された側部ガイドレール(11a)と天井側ガイドレール(11
b)とからなるガイドレール(11a,11b)が設けられ、左右
対のガイドレール(11a,11b)に開閉操作される上窓(20)
と下窓(30)がそれぞれ移動可能に嵌装されているととも
に、前記前面窓部の中段部には上窓(20)を固定、支持す
る固定支持部材(40)が設けられ、前記下窓(30)と前記ガ
イドレール(11a,11b)、前記上窓(20)との間に、該下窓
(30)を上下数段階にわたって固定する係止機構(50)が設
けられた構成になっている。
さらに、前記ガイドレール(11a,11b)について詳述する
と、第1図ないし第5図に示すように側部ガイドレール
(11a)は、運転室(10)の前面窓部における上半部両側に
沿って配設された上窓(20)専用の溝形状の上部ガイドレ
ール(11′a)と、該上部ガイドレール(11′a)の下部内側
に延設された下窓(30)専用の溝形状下部ガイドレール(1
1″a)とからなり、運転室(10)前面窓部の上半部におけ
る下窓(30)の上下移動用ガイドレールは、上窓(20)内側
の側部に沿って形成されているランチャンネル(24a)が
嵌装されたガイドレール(24)によって構成され、前記下
部ガイドレール(11″a)の上側に延設状に配置されてお
り、さらに、前記上部ガイドレール(11′a)の上部から
天井下側にわたって上窓(20)と下窓(30)兼用の天井側ガ
イドレール(11b)が延設された構成になっている。
また、前記上窓(20)について詳述すると、第1,3図に
示すように外側に周設されている溝部(23)内に溝ゴム(2
2)を介して上ガラス(21)が嵌着されているとともに、該
溝部(23)内側の側部に沿って溝形状に形成された下窓(3
0)のガイドレール(24)が一体に設けられ、さらにガイド
レール(24)の内側にL形状の補強材(25)を一体に連設し
てなる断面構成になっており、該上窓(20)の上、下部両
側に軸着されたガイドローラ(26)を前記上部ガイドレー
ル(11′a)内に嵌合し上窓(20)を移動可能に嵌装した構
成になっている。
前記下窓(30)について詳述すると、第4,5図に示すよ
うに該下窓(30)には溝部(33)が周設され該溝部(33)内に
溝ゴム(32)を介して下ガラス(31)が嵌込まれた構成にな
っており、該下窓(30)は、下部ガイドレール(11″a)内
に嵌装されているランチャンネル(33a)内に移動可能に
嵌装され、かつ下部ガイドレール(11″a)の上側に延設
状に配置されている上窓(20)のガイドレール(24)内に移
動可能になっている。
さらにまた、前記固定支持部材(40)について詳述する
と、第1,4図に示すように下部ガイドレール(11″a)
の外側上部に形成されている切欠部に嵌着された支持具
(41)と、該支持具(41)上に配設された緩衝具(42)とから
なり、上窓(20)を第1図に示すように前面窓部の上半部
に位置させた際に緩衝支持、固定する構成になってい
る。
さらにまた、前記係止機構(50)について詳述すると、第
1,2図に示すように下窓(30)側部の内側に突設された
止金(51)と、該止金(51)にバネ付勢されて配設されたハ
ンドル(52)と、該ハンドル(52)によって進退されるピン
(53)とからなる係止具(51,52,53)を有し、下部ガイド
レール(11″a)の内側に一体に延設されているL型の補
強部材(12)および上窓(20)の補強部材(25)の端面側に
は、上下間隔を存して複数のピン穴(55a)(55b)……(55
g)が配設されており、ハンドル(52)を押してピン(53)を
引込み、下窓(30)を下部ガイドレール(11″a)とガイド
レール(24)内で上下移動させてハンドル(52)を離し、ピ
ン(53)を所望のピン穴(55a)(55b)……(55g)内に嵌合さ
せることにより、下窓(30)を上下数段階にわたって固定
することができる構成になっている。
なお、図中(60)は、上窓(20)の上部内側に突設されたハ
ンドル、(61)は運転室(10)の前面窓部における外周に周
設されたウエザーストリップ、(62)は上窓(20)の上部内
側に配設された下窓(30)と召合せ部における防水材、(6
3)は運転室(10)の前面窓部における下部に配設された下
窓(30)下部との召合せ部における防水材である。
(作用) 本考案の実施例は、前記のような構成になっておりその
作用について説明すると、 (i).上窓(20)および下窓(30)による全閉 第1図に示すように上窓(20)の各ガイドローラ(26)が上
部ガイドレール(11′a)内に嵌合され、同上窓(20)は、
固定支持部材(40)で緩衝支持、固定されており、ウエザ
ストリップ(61)で防水されている。
一方、下窓(30)は、下部ガイドレール(11″a)内に嵌装
され係止機構(50)のピン(53)がピン穴(55f)に嵌合して
固定されているとともに、上窓(20)との間および運転室
(10)の前面窓部下部との間の召合せ部に設けられた防水
材(62)(63)によって防水されて、前面窓部の上、下部全
般にわたって完全に閉塞、防水密閉されている。
(ii).上窓(20)による単独の開放 ハンドル(60)および上窓(20)の下部を持って上昇させ、
ガイトローラ(26)が上部ガイドレール(11″a)から天井
側ガイドレール(11b)で転動、案内され、上窓(20)のみ
を天井側に転動でき、運転室(10)の前面窓部における上
半部を開放することができる。なお、下窓(30)は係止機
構(50)によって下半部を閉鎖した状態に固定されてい
る。(第6図参照) (iii).下窓(30)のみの全開 下窓(30)に付設されている係止機構(50)のハンドルを押
しピン(53)をピン穴から外し、該下窓(30)を下部ガイド
レール(11″a)から上窓(20)のガイドレール(24)内へ上
昇させて、前記ハンドルを離しピン(53)をピン穴(55a)
に嵌合させて固定することにより、下窓(30)を上窓(20)
の内側に重合状に配置、固定せしめ、前面窓部の下半部
を全開にすることができる。(第7図参照) (iv).上窓(20)と下窓(30)の同時全開 第7図に示す下窓(30)のみの全開状態から、上窓(20)を
前記(ii)に示したように天井側ガイドレール(11b)側へ
移動させると、上窓(20)とともに下窓(30)が天井側ガイ
ドレール(11b)側に同時に移動され、運転室(10)の前面
窓部を上半部、下半部ともに全面的に開放することがで
きる。(第8図参照) (v).上窓(20)の下部と下窓(30)の上部間の一部開放 下窓(30)を下降し係止機構(50)のピン(53)を最下段のピ
ン穴(55g)に嵌合させることにより、下窓(30)を下降調
整位置に固定でき、上、下窓(20)(30)間を一部開放しか
つ通風を取入れることができる。(第9図参照) (vi).下窓(30)の下部の一部開放 下窓(30)を上方へ摺動させ係止機構(50)のピン(53)を中
段のピン穴(例えば(55c)に嵌合させることにより、下
窓(30)を所望高さに固定でき、下窓(30)の下側を所望量
開放できる。(第10図参照) (考案の作用効果) このように本考案によるときは運転室前面の上窓を運転
室の前面窓部両側の上半部両側に沿って配設される上部
ガイドと該上部ガイドレールから天井側にわたって延設
された天井側ガイドレールに沿って摺動可能に且つ天井
側に格納可能に設けると共に運転室前面の下窓を、前記
上部ガイドレールの下側から延設された下部ガイドレー
ルと該下部ガイドレールの上部から前記上窓の内側にわ
たって延設されたガイドレールとに沿って係止機構を介
して上下数段階にわたって摺動可能に且つ上窓に重合可
能に設け、更に、前記下窓を前記下部ガイドレールに沿
って前記上窓の下部停止位置より下方に開放可能に設け
たものであるから上窓のみの開放、閉鎖、下窓のみの開
放、閉鎖のみならず、上、下窓の同時全面開放、閉鎖、
さらには下窓の上窓より下方の上部開放の各操作を行う
ことができ、運転室前面における視界および通風が著し
く多様化され、運転の操作および居住性が著しく向上さ
れる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図のII矢視部分の側面図、第3図は第1図のIII−III
部分の断面図、第4図は第1図のIV−IV部分の断面図、
第5図は第1図のV−V部分の断面図、第6図は第1図
における上窓枠のみの全開状態を示す縦断面図、第7図
は第1図における下窓枠のみの全開状態を示す縦断面
図、第8図は第1図における上、下窓枠の同時全開状態
を示す縦断面図、第9図は第1図における下窓枠の上部
開放状態を示す縦断面図、第10図は第1図における下窓
枠の下部開放状態を示す縦断面図、第11図(A)(B)は油圧
ショベルの側面図と運転室の正面図、第12図は従来の窓
装置を示す第11図(B)のXII−XII部分の縦断面図、第13
図は第12図における上部窓の全開状態を示す縦断面図で
ある。 10:運転室、 11a(11′a,11″a),11b,24:ガイドレール、 20:上窓、30:下窓 40:固定支持部材、50:係止機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転室前面の上窓を、運転室の前面窓部の
    上半部両側に沿って配設される上部ガイドレールと、該
    上部ガイドレールの上部から天井側にわたって延設され
    た天井側ガイドレールとに沿って摺動可能に且つ天井側
    に格納可能に設けると共に、運転室下面の下窓を、前記
    上部ガイドレールの下側に延設された下部ガイドレール
    と、該下部ガイドレールの上部から前記上窓の内側の側
    部にわたって延長されたガイドレールとに沿って係止機
    構を介して上下数段階にわたって摺動可能に且つ前記上
    窓に重合可能に設け、更に前記下窓を前記下部ガイドレ
    ールに沿って、前記上窓の下部停止位置より下方に開放
    可能に設けたことを特徴とする運転室の窓装置。
JP1984188829U 1984-12-14 1984-12-14 運転室の窓装置 Expired - Lifetime JPH065487Y2 (ja)

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JP5436787B2 (ja) * 2008-03-06 2014-03-05 ヤンマー株式会社 フロントガラス
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