JP2003312249A - 建設機械のキャブ用フロント窓構造 - Google Patents

建設機械のキャブ用フロント窓構造

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JP2003312249A
JP2003312249A JP2002116391A JP2002116391A JP2003312249A JP 2003312249 A JP2003312249 A JP 2003312249A JP 2002116391 A JP2002116391 A JP 2002116391A JP 2002116391 A JP2002116391 A JP 2002116391A JP 2003312249 A JP2003312249 A JP 2003312249A
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Japan
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cab
front upper
opened
upper window
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JP2002116391A
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Inventor
Yasushi Wada
和田靖
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天窓の開閉操作を容易にし、かつ、フロント
上窓を天井裏にスライドさせて開放した場合に死角の生
じない窓構造を提供することを課題とする。 【構成】 上下に回転させて開閉可能にした天窓とフロ
ント及び天井裏に敷設されたガイドレールに沿ってスラ
イドさせて開閉に可能にしたフロント上窓を具備する建
設機械のキャブの窓構造において、キャブの天井を後方
に突出させて天井空間を拡張すると共に、拡張された天
井空間にガイドレール延長して、フロント上窓を開放し
たときにフロント上窓のフレームがオペレータの視界を
遮らない位置までフロント上窓を後方にスライド可能に
したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設機械のキャ
ブ用フロント窓構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来から油圧ショベル等の建設機械のキャ
ブには作業現場を見やすくするために複数の窓が設けら
れている。例えば、公開実用新案公報、平2―1018
49号に開示されている建設機械用キャビンにはキャブ
の左右両側及び乗降用ドアに窓が設けられている他に、
前面にはフロント下窓とフロント上窓が設けられてい
る。更に、公開特許公報、平7−34486号並びに公
開特許公報、平10−236772号に開示されている
キャビンには天窓が設けられており、この天窓は上下に
開閉できるように構成されている。
【0003】また、公開実用新案公報、昭62−566
82号や公開実用新案公報、平2−101849号等に
開示されているように、フロント上窓はフロント面と天
井裏側面にガイドレールを設けてスライド開閉ができる
ように構成されている。さらに、開閉可能な天窓とスラ
イド開閉可能にしたフロント上窓の両者を同時に設ける
ことも容易に考えられる。これを図5に示す。図5にお
いて、キャブ10に天窓13とフロント上窓14及びフ
ロント下窓15が設けられている。天窓13は上下に開
閉可能であり、さらに、図示していないが、公開特許公
報、平10−236772号に開示されているように、
前後にスライド可能にしてサンシェ−ドの機能を持たせ
ることも可能である。
【0004】この場合フロント上窓14を天井裏にスラ
イドさせて開放すると天窓13の開閉操作が困難になる
という問題点が生じる。また、フロント上窓14を天井
裏にスライドさせて開放した場合でも、図6に示すよう
に、フロント上窓14の下枠部分14aがオペレータ2
0の視界41の中にあり、死角42となるため天窓13
とフロント上窓14を設けて視野を広げた意義が失われ
るという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実に
鑑みなされたものであり、天窓13の開閉操作を容易に
し、かつ、フロント上窓14を天井裏にスライドさせて
開放した場合に死角の生じない窓構造を提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するための手段として以下の構成を採用している。即
ち、請求項1に記載の発明は、フロント及び天井裏に敷
設されたガイドレールに沿ってスライドさせて開閉に可
能にしたフロント上窓を具備する建設機械のキャブの窓
構造において、キャブの後部を後方に突出させて天井空
間を拡張すると共に、該拡張された天井空間にガイドレ
ール延長して、該フロント上窓を開放して天井裏に収納
したときに該フロント上窓のフレームがオペレータの視
界を遮らないようにしたことを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の発明は、開閉可能に設け
た天窓とフロント及び天井裏に敷設されたガイドレール
に沿ってスライドさせて開閉に可能にしたフロント上窓
を具備する建設機械のキャブの窓構造において、キャブ
の後部を後方に突出させて天井空間を拡張すると共に、
該拡張された天井空間にガイドレール延長して、該フロ
ント上窓を天井裏に収納した後も前記天窓の開閉操作を
可能にしたことを特徴としている。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2記載の発明において、前記フロント上窓の
下側にフロント下窓を着脱可能に設け、該フロント窓の
双方をサイズの異なるフロント窓に交換可能に構成した
ことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図に基づ
いて説明する。図1〜図4は本発明を実施した実施形態
を示す。図1において、キャブ10の後部天井12が図
1(又は図4)に示すように後方に突起するように拡張
されている。また、キャブ10には、天井前方には天窓
13が設けられている他に、フロントの下方にはフロン
ト下窓27が設けられており、フロントの上方にはフロ
ント上窓14が設けられている。天窓13,フロント下
窓27、フロント上窓14には図示されていない開閉操
作のための把手やロック装置が設けられている。
【0010】天窓13は、図1に示すように上下に回転
可能に設けてもよいし、或いは前後にスライド可能に設
けてもよい(図示省略)。なお、開閉操作は従来の天窓
と同様に行われる。例えば、開閉操作のための把手(図
示省略)は前端部略中央に設けられており、ロック装置
(図示省略)は前端部の左右の一方又は双方に設けられ
ている。また、天窓13は略中央にガラス窓(図示省
略)を装着したものであってもよいし、ガラス窓を設け
ないで開閉のみを可能にしたものでもよい。
【0011】フロント上窓14は、図1に示すように、
フロント面の両側及び天井裏の両側にわたって設けられ
たガイドレール11に沿って上下及び前後にスライド可
能に設けられている。ガイドレール11は、図に示すよ
うに拡張された天井空間112にまで延長され、フロン
ト上窓14を開放するとフロント上窓14の前端(又は
下端)は殆どオペレータ20の視界41から外れてしま
う。また、この状態では天窓13の開閉操作は自由に行
える。なお、フロント上窓14を開放したときには、ロ
ック装置(図示省略)が適宜の場所、例えばオペレータ
20に操作の容易な位置に設けられている。
【0012】図2はフロント上窓14のストッパ21と
フロント下窓27の支持部材22(以下、フロント下窓
支持部材22という)の取付け例を示す。即ち、ガイド
レール11のフロント側の下部又は適宜の位置に、図2
(A)の拡大図に示すように、ガイドレール11の両側
に雌ねじ17,18が切られている。雌ねじ17,18
を利用して、図2(B)に示すように、ストッパ21、
フロント下窓支持部材22がネジ23により、着脱自在
に装着される。ストッパ21はフロント上窓14の両側
に設けられているローラ16の下方への移動を止める。
フロント下窓支持部材22は中央部に筒状部22aを具
備しており、図3に示すピン30を挿入して下窓の装着
を可能にする。
【0013】図3はフロント下窓27をロックして装着
する実施例を示す。図3において、フロント面の下端部
分にフロント下窓固定部材29を設けると共に、フロン
ト下窓27の上方に出入り可能なピン30を有する装着
部31を取り付けて、フロント下窓27を着脱可能な構
成にしている。この場合には、フロント下窓27はロッ
クされた状態で装着される。なお、ストッパ21並びに
フロント下窓支持部材22を上下に移動させて固定した
場合には、それに応じたサイズのフロント上窓25とフ
ロント下窓27が装着可能である。
【0014】図4はオペレータの視界21の範囲(斜線
で囲まれた空間)を示した図である。この図から明らか
なようにフロント上窓14を開放したときにはオペレー
タの視界21の中に死角が無くなり、作業がやり易くな
るという効果が得られている。更に、フロント上窓14
を開放した状態で天窓13の開閉操作が自由に行えるた
めに天窓13とフロント上窓14の開閉操作が容易にな
るという効果も得られる。
【0015】以上本発明の実施形態を図面に基づいて詳
述してきたが、本発明の技術的範囲はこれに限られるも
のではない。例えば、キャブ後部の拡張はキャブ後部天
井の拡張に限られるものではなく、キャブの後部天井を
含む他の部分(中央)又は全部を拡張してもよい。
【0016】
【発明の効果】本願発明によれば、開閉可能な天窓とフ
ロント上窓をキャブに設けた場合において、フロント上
窓を開放する場合に十分に後方までスライド可能にした
ので、天窓の操作が容易になるという効果、並びにフロ
ント上窓の下端が視界を邪魔しないために作業機の操作
が容易になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を実施した実施形態の窓構造を示
す。
【図2】 フロント上窓とフロント下窓を装着した場合
の実施形態を示す。
【図3】 フロント下窓を着脱可能にする実施例を示
す。
【図4】 本実施形態の視界範囲を示す。
【図5】 従来装置のキャブ窓構造を示す。
【図6】 従来装置のキャブ窓構造の側面図を示す。
【符号の説明】
10 キャブ 11 ガイドレール 12 拡張されたキャブ後部 13 天窓 14 フロント上窓 17、18 雌ねじ穴 21 ストッパ 22 フロント下窓支持部材 23 死角 27 フロント下窓 29 フロント下窓固定部材 30 ピン 31 (フロント下窓)装着部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月23日(2002.5.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】フロント上窓14は、図1に示すように、
フロント面の両側及び天井裏の両側にわたって設けられ
たガイドレール11に沿って上下及び前後にスライド可
能に設けられている。ガイドレール11は、図4に示す
ように拡張された天井空間12にまで延長され、フロン
ト上窓14を開放するとフロント上窓14の前端(又は
下端)は殆どオペレータ20の視界41から外れてしま
う。また、この状態では天窓13の開閉操作は自由に行
える。なお、フロント上窓14を開放したときには、ロ
ック装置(図示省略)が適宜の場所、例えばオペレータ
20に操作の容易な位置に設けられている。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロント及び天井裏に敷設されたガイド
    レールに沿ってスライドさせて開閉に可能にしたフロン
    ト上窓を具備する建設機械のキャブの窓構造において、
    キャブの後部を後方に突出させて天井空間を拡張すると
    共に、該拡張された天井空間にガイドレール延長して、
    該フロント上窓を開放して天井裏に収納したときに該フ
    ロント上窓のフレームがオペレータの視界を遮らないよ
    うにしたことを特徴とする建設機械のキャブ用フロント
    窓構造。
  2. 【請求項2】 開閉可能に設けた天窓とフロント及び天
    井裏に敷設されたガイドレールに沿ってスライドさせて
    開閉に可能にしたフロント上窓を具備する建設機械のキ
    ャブの窓構造において、キャブの後部を後方に突出させ
    て天井空間を拡張すると共に、該拡張された天井空間に
    ガイドレール延長して、該フロント上窓を天井裏に収納
    した後も前記天窓の開閉操作を可能にしたことを特徴と
    する建設機械のキャブ用フロント窓構造。
  3. 【請求項3】 前記フロント上窓の下側にフロント下窓
    を着脱可能に設け、該フロント窓の双方をサイズの異な
    るフロント窓に交換可能に構成したことを特徴とする請
    求項1又は請求項2の何れか1に記載の建設機械のキャ
    ブ用フロント窓構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014213674A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 プレス工業株式会社 建機キャブの窓構造
JP2017052640A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 コベルコ建機株式会社 クレーンに備えられたキャブガード

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