JP4792070B2 - 電磁誘導加熱式のケーキミキサー - Google Patents

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Description

本発明は菓子・パン類の製造に有効な電磁誘導加熱式のケーキミキサーに関する。
一般にケーキミキサーを使用して、卵や小麦粉、砂糖、油脂などを含んだ材料の泡立てや、気泡を有するケーキ生地の製造を行なう場合、その材料を馴染みやすくしたり、キメ細かくバランスがとれた気泡を生成したりするためには、材料を加熱し乍ら撹拌する必要がある。
又、上記卵や砂糖などの材料が冷えていたり、作業場所の温度が低かったり、或いは湯種製パン生地の捏ね上げ温度を一定に保ったりするような場合にも、ボールを加熱することが行なわれている。
この点、特開2005−245375号公報の段落〔0020〕には、「また、撹拌容器(2)は、必要に応じて加熱装置(電熱器、バーナーなど)を下部に設置して、撹拌容器(2)を直接加熱することもできる(図示せず)。加熱装置を撹拌容器(2)の下部に設置することにより、食材を加熱しながら撹拌することができる。」と記載されている。
特開2005−245375号公報 実用新案登録第3046876号公報
ところが、特開2005−245375号公報に記載の加熱装置を、撹拌容器(2)の下部に装備したケーキミキサー(食材の撹拌装置)は、その出願人(関東混合機工業株式会社)においてさえも未だ実用化されていない。
現在では湯煎器付きのケーキミキサーが実用化されており、その湯煎器の内部へボールを漬けることによって、上記卵や小麦粉、砂糖、油脂などの材料を加熱しているが、その加熱したボールを湯煎器から取りはずして持ち運ぶ際、ボールから落下する水滴によって作業場所のフロアーを汚損するほか、足元が滑り転倒するおそれもある。
尚、湯煎器に代る加熱装置がガスバーナーであると、ボールや材料のみならず、作業場所まで高温化するため、ケーキミキサー用としては不適当であり、ガス配管や換気などの設備も不可欠となる。
本発明はこのような課題の抜本的な解決を目的としており、その目的を達成するために、請求項1ではミキサー本体フレームの中途高さ位置へボール受け枠を介して固定状態に吊持された材料収容用ボールと、そのボールの真上位置に臨む材料撹拌機の駆動源を搭載した撹拌作用ボックスと、同じくボールの真下位置に臨む電磁誘導加熱器を内蔵した加熱作用ボックスとを備え、
その撹拌作用ボックスと加熱作用ボックスとを上記固定状態にあるボールに対して、一挙同時に接近又は離反させるべく、昇降作動機構を介して連動連結したことを特徴とする。
又、請求項2では撹拌作用ボックスの左右両側面に軸支した転動ローラーを、ミキサー本体フレーム側の上段昇降ガイドレールに沿って昇降し得るように係合させ、
加熱作用ボックスの左右両側面に軸支した転動ローラーを、同じくミキサー本体フレーム側の下段昇降ガイドレールに沿って昇降し得るように係合させ、
ペダル枠の左右両側面に軸支した転動ローラーを、上記ミキサー本体フレーム側の昇降ガイド溝レールに沿って昇降し得るように係合させると共に、
上記ミキサー本体フレームの左右両側面に軸支した上段スプロケットホイールへ、側面視のほぼ倒立U字形巻き掛けた左右一対の上段ハンガーチェンにより、上記撹拌作用ボックスと加熱作用ボックスとを連結する一方、
上記ペダル枠の左右両側面に軸支した下段スプロケットホイールへ、側面視のほぼU字形巻き掛けた左右一対の下段ハンガーチェンにより、上記加熱作用ボックスとミキサー本体フレームとを連結して、
上記ペダル枠を踏み込み下降させた時には、撹拌作用ボックスと加熱作用ボックスとが材料収容用ボールから互いに離反し、
ペダル枠が当初の高さ位置まで上昇復帰した時には、上記撹拌作用ボックスと加熱作用ボックスとがボールへ接近するように関係設定したことを特徴とする。
請求項3では電磁誘導加熱器を非磁性体の金属骨材からボールの底面にフイットする円錐受皿形として枠組みされたコイル受け篭と、その上面に固定設置された渦巻き状態の電磁誘導加熱コイルと、その加熱コイルの上面に被着一体化された絶縁カバー層と、そのカバー層の中心部から水密状態に垂下する排水筒と、上記金属骨材の折曲げ脚杆を受け止める非磁性体の集束円板とから形作る一方、
加熱作用ボックスをボールの底部受け入れ口が開口する上蓋と、上記排水筒を逃し出せる下蓋と、後面に電気配線口が開口する包囲胴カバーとから、細長い半円形の平面輪郭形状に組み立てて、上記電磁誘導加熱器を内蔵設置すると共に、
上記集束円板の支持ボルトを加熱作用ボックスの下方から回動操作することにより、ボールに対する電磁誘導加熱器の設置高さを調整できるように定めたことを特徴とする。
求項4ではボールの胴面から張り出す径大な係止フランジの受け止め吊持用ボール受け枠を、ミキサー本体フレームの中途高さ位置に固定横架した仕切り板から前方へ一体的に張り出すと共に、
上記ボールの係止フランジに貫通形成された左右一対の取付孔を、ボール受け枠から垂立された左右一対の芯出しガイドピンへ、上方から抜き差し自在に差し込むことにより、上記ボールを撹拌機や電磁誘導加熱器との対応関係上、正確な位置決め状態に保持したことを特徴とする。
更に、請求項5ではミキサー本体フレームにおける後側底板の中間部から一体的に起立するセンサー支持ブラケットの上端部へ、ミキサーの電源スイッチとして働く近接センサーを取り付けると共に、
上記ペダル枠の左右両側面に固定横架された水平な長い下段スプロケットホイール用支軸の中間部から、上記ミキサー本体フレーム側の近接センサーによって検知される被検知物の固定アームを一体的に張り出して、
上記ペダル枠を踏み込み下降させた時には、その被検知物の固定アームが近接センサーによって位置検知されない電源スイッチのオフ状態となり、
ペダル枠が当初の高さ位置まで上昇復帰した時には、上記固定アームが近接センサーによって位置検知された電源スイッチのオン状態となるように関係設定したことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、ミキサー本体フレームの中途高さ位置へ吊持された固定状態の材料収容用ボールを、その下方から加熱作用ボックスに内蔵された電磁誘導加熱器によって、電磁誘導加熱するようになっているため、従来の湯煎器へボールを漬ける方法に比し、そのボールの持ち運び時に水滴の落下するおそれがなく、又ガスバーナーでの加熱方法と異なって、ボールの周辺や作業場所などを不必要に高温化させてしまうおそれもない。
特に、請求項2の構成を採用するならば、ペダル枠の踏み込み操作により、撹拌作用ボックスと加熱作用ボックスとをボールに対して、一挙同時に接近又は離反させることができ、その互いに離反させた状態のもとで、作業者が両手を使ってボールの取りはずしと、引き続く持ち運びとを行なえることとも相俟って、著しく便利である。
他方、互いにボールへ接近させた状態のもとでは、撹拌作用ボックスに搭載された撹拌機の回転駆動により、ボール内の材料を確実に効率良く撹拌できるほか、加熱作用ボックスに内蔵された電磁誘導加熱器により、必要に応じて材料やボールを加熱し得る効果もある。
又、請求項3の構成を採用するならば、ボールの底面に対する電磁誘導加熱器の設置高さを正しく微調整することができるほか、そのボールをミキサー本体フレームのボール受け枠から取りはずした状態において、上記電磁誘導加熱器の水洗い清掃作業も便利良く行なえる効果がある。
更に、請求項4の構成を採用するならば、撹拌作用ボックスに搭載された撹拌機と、加熱作用ボックスに内蔵された電磁誘導加熱器と、ミキサー本体フレームのボール受け枠に吊持されたボールとを、その全体として正確な位置決め状態に保つことができ、信頼性や耐用性に富むケーキミキサーを得られる。
請求項5の構成を採用するならば、ペダル枠の踏み込み操作とその上昇復帰によって、ミキサーの電源スイッチがオン・オフする状態を得られる。
以下、図面に基いて本発明を詳述すると、図1〜7はその本発明に係る竪型ケーキミキサーの概略全体を示しており、これは作業床へ据え立てられる剛性なミキサー本体フレーム(M)と、その本体フレーム(M)の中途高さ位置に安定良く吊持される材料収容用ボール(T)と、そのボール(T)の真上位置に臨む材料撹拌機(A)の駆動源を搭載した撹拌作用ボックス(Ab)と、同じくボール(T)の真下位置に臨む電磁誘導加熱器(H)を内蔵した加熱作用ボックス(Hb)と、その上側の撹拌作用ボックス(Ab)と下側の加熱作用ボックス(Hb)とを中途高さ位置の上記ボール(T)に対して、一挙同時に接近又は離反させるための昇降作動機構(L)とから成る。
このような本発明の主要構成部材について、順次具体的に説明すると、先ずボール(T)は銅板から一定の大きさ(例えば直径:約315mm×深さ:約300mm)を有するほぼ円錐形に造形されており、その胴面から一体的に張り出す径大な係止フランジ(1)よりも下側の底面には、磁性体である鉄粉などの発熱被膜(図示省略)が溶射されることによって、導電性が与えられている。ボール(T)の全容量は図示の一例として、約20リットルである。
但し、導電性を有するボール(T)である限り、その材質としてはフェライト系ステンレス鋼や、鉄とアルミとのクラッド材、アルミとステンレスとのクラッド材などを採用しても良く、磁性体の鉄も採用することができる。
(2)はボール(T)の上記係止フランジ(1)から一体的に起立する左右一対の把手、(3)はその把手(2)と対応位置する取付孔の左右一対であって、同じく係止フランジ(1)に貫通形成されており、その取付孔(3)がミキサー本体フレーム(M)の後述するボール受け枠の芯出しガイドピンへ、上方から抜き差し自在に差し込まれるようになっている。
次に、ミキサー本体フレーム(M)はステンレス鋼板やその他の金属板から一定な大きさのほぼ直方体(例えば幅:約480mm×長さ:約630mm×高さ:約1100mm)に枠組み一体化されており、その左右両側板(4)の中途高さ位置に固定横架する仕切り板(5)から図8〜10のように、水平なボール受け枠(6)が前方へ一体的に張り出している。
ボール受け枠(6)は図9のような平面輪郭形状を有し、その円弧凹曲縁部によって上記ボール(T)の係止フランジ(1)を受け止め吊持する。しかも、そのボール受け枠(6)からは左右一対の芯出しガイドピン(7)が上向き一体的に垂立されており、ここへ上方からボール(T)の上記取付孔(3)が差し込まれて、そのボール(T)が撹拌機(A)や電磁誘導加熱器(H)との位置関係上、正確な芯出し状態に固定維持されるようになっている。
上記ミキサー本体フレーム(M)における左右両側板(4)の前端位置には、上段昇降ガイドレール(8)と下段昇降ガイドレール(9)との一対づつが、図6〜8のような同じ垂直線上に延在する整列状態に取り付け固定されており、その左右一対の上段昇降ガイドレール(8)に沿って上記撹拌作用ボックス(Ab)が昇降する一方、同じく左右一対の下段昇降ガイドレール(9)に沿って上記加熱作用ボックス(Hb)が昇降するようになっている。(10)(11)はその上段昇降ガイドレール(8)と下段昇降ガイドレール(9)を各々被覆する前カバーである。
尚、図例の場合撹拌作用ボックス(Ab)の昇降ストロークと加熱作用ボックス(Hb)の昇降ストロークとは互いに同等であり、一例として約180mmに設定されている。
(12)は同じくミキサー本体フレーム(M)における左右両側板(4)の下部位置へ、図6、7のような側面視のほぼ倒立U字形に切り欠かれた一対の昇降ガイド溝レールであり、後述するペダル枠のローラー軸受板を昇降案内する。(13)(14)は上記ミキサー本体フレーム(M)における左右両側板(4)の下端位置に固定横架された水平な前後一対の底板であり、これらには左右一対づつの接地脚座(15)が昇降調整自在に軸支されている。
特に、後側底板(14)の中間部からはセンサー支持ブラケット(16)が一体的に起立されており、その上端部に取り付けられた近接センサー(17)がミキサーの電源スイッチとして働くようになっている。(18)はミキサー本体フレーム(M)の上記仕切り板(5)に取り付けられた化粧用前板(19)と、後板(20)との相互間に内蔵設置された電装品取付箱である。
先に一言した電磁誘導加熱器(H)は図8、10のような非磁性体の金属骨材(アルミ棒)から、上記ボール(T)の底面にフィットする対応的な円錐受皿形として枠組み一体化されたコイル受け篭(21)と、その受け篭(21)の上面へ渦巻き状態に固定設置された1本の電磁誘導加熱コイル(22)と、その加熱コイル(22)の上面に被着されたテフロンシートやシリコンコーティングなどの絶縁カバー層(23)とを備えている。
しかも、その絶縁カバー層(23)の中心部から水密状態に垂下する合成樹脂製排水筒(24)と、上記コイル受け篭(21)を形作る金属骨材の折曲げ脚杆(25)とが、非磁性体(アルミ又は合成樹脂)の集束円板(26)によって、下方から安定良く受け止め固定された状態にある。
そして、上記電磁誘導加熱器(H)を内蔵した加熱作用ボックス(Hb)は、図9のような前面だけが円弧状に弯曲する細長い半円形の平面輪郭形状をなしており、ボール(T)の底部受け入れ口(27)を有する上蓋(28)と、上記排水筒(24)を逃し出せる下蓋(29)と、後面に電気配線口(30)を有する包囲胴カバー(31)とから組み立てられている。しかも、その包囲胴カバー(31)のフラットな左右両側面は一対のローラー軸受座(32)として機能するようになっている。
(33)は上記電磁誘導加熱器(H)の集束円板(26)を支持する複数の支持ボルトであって、加熱作用ボックス(Hb)の下蓋(29)に螺合締結されており、これを回動操作すれば、集束円板(26)と延いては電磁誘導加熱器(H)の設置高さを微調整することができる。
又、(34)は上記加熱作用ボックス(Hb)を形作る包囲胴カバー(31)のフラットなローラー軸受座(32)へ、水平な支軸(35)を介して遊転自在に取り付けられた上下一対づつの転動ローラーであり、図6、7、10のように上記ミキサー本体フレーム(M)側の下段昇降ガイドレール(9)と係合し乍ら、これに沿って転がり昇降できるようになっている。
更に、上記包囲胴カバー(31)のローラー軸受座(32)からは左右一対の連結ステー(36)が、図8のような後向き一体的に張り出されている。(37)はその連結ステー(36)の張り出し先端部に取り付けられた上下一対づつのチェンボルトであり、昇降作動機構(L)の後述するハンガーチェンと締結されることになる。尚、ボール(T)の胴面から張り出す径大な係止フランジ(1)が、加熱作用ボックス(Hb)の上蓋(28)に開口する底部受け入れ口(27)の周縁部へ、上方から係止されることは言うまでもない。
次に、上記撹拌作用ボックス(Ab)を説明すると、これは図11〜13のような撹拌機(A)の駆動源となるギヤードモーター(38)を搭載した水平なモーター取付台(39)と、そのギヤードモーター(38)を包囲する大きな角箱状のトップカバー(40)と、これから一体的に張り出す延長カバー(41)とから成り、その延長カバー(41)が上記ミキサー本体フレーム(M)側の電装品取付箱(18)を上方から被覆するようになっている。
又、撹拌機(A)は上記ギヤードモーター(38)によって回転駆動されるセンター撹拌軸(42)と、その周囲をセンター撹拌軸(42)と同じ方向へゆっくり公転運動すると同時に、逆方向へすばやく自転運動する偏心撹拌軸(43)と、その偏心撹拌軸(43)の下端部へ着脱自在に連結使用される撹拌子(44)とを備えている。
即ち、このような撹拌機(A)の詳細を示した図14において、(45)は上記センター撹拌軸(42)の上端部に嵌め付け一体化された伝動用ベベルギヤであり、ギヤードモーター(38)の出力ギヤ(46)と噛合している。(47)は上記モーター取付台(39)の下面へ複数のボルト(48)を介して固定された補強円盤であり、センター撹拌軸(42)の固定ベアリングケース(49)を受け止め支持している。(50)はその固定ベアリングケース(49)に封入されたラジアルベアリングであり、上記センター撹拌軸(42)を回転自在に支持している。(51)は同じくセンター撹拌軸(42)のスラストベアリングである。
又、(52)は上記補強円盤(47)の下面へ複数のボルト(53)によって取り付け一体化された径大な円形の固定カバーであり、これから連続的に垂下する周縁フランジ(54)の内周面には、インターナルギヤ(55)が刻設されている。
(56)はその固定カバー(52)の周縁フランジ(54)を下方から包み込んだ径大な椀状の回転ベアリングケースであり、その中心部がキー(57)を介して上記センター撹拌軸(42)と一体回転し得るように嵌合されている。(58)はその回転ベアリングケース(56)の抜け止め用ロックナットであり、センター撹拌軸(42)の下端部に螺合締結されている。
他方、上記偏心撹拌軸(43)はセンター撹拌軸(42)との一定間隔(d)を保つ平行状態として、上記回転ベアリングケース(56)からボール(T)の偏心部に向かって垂下しており、その回転ベアリングケース(56)に封入されたラジアルベアリング(59)によって、回転自在に軸受けされた状態にある。
しかも、上記固定カバー(52)側のインターナルギヤ(55)に内接して、これと噛合回転する径小なピニオンギヤ(60)が、その偏心撹拌軸(43)の上端部に差し込み套嵌されており、上記センター撹拌軸(42)がそのギヤードモーター(38)によって、正方向へ回転駆動されると、そのセンター撹拌軸(42)と一体回転する回転ベアリングケース(56)を介して、偏心撹拌軸(43)がセンター撹拌軸(42)の周囲を同一方向へゆっくり公転運動すると同時に、そのピニオンギヤ(60)とインターナルギヤ(55)との噛合作用により、上記公転運動との逆方向へすばやく自転運動し得るようになっている。
そして、このような偏心撹拌軸(43)が回転ベアリングケース(56)から張り出す下端部には、水平なキー凸子(61)が打ち込み固定されており、別個な撹拌子(44)の連結ソケット(62)に切り欠かれたキー溝(63)を、そのキー凸子(61)へ差し込み係止させれば、撹拌子(44)が上記偏心撹拌軸(43)と一体回転し得るようになっている。
上記撹拌子(44)として、図例ではバタービーターを示しているが、菓子・パン類の生地となる必要な材料の種類や処理の目的(泡立てや叩き、捏ね、砕き、潰し)などに応じて、ワイヤーホイッパーやフック、ダブルフック、スクレーパー、その他の各種形態品を採用することができる。
つまり、各種の撹拌子(44)に共通の連結ソケット(62)とキー溝(63)を設けておき、これを撹拌機(A)側の偏心撹拌軸(43)へ抜き差し交換自在に差し込み使用できるように定めるのである。
更に、(64)は上記補強円盤(47)へ回動自在に嵌合された回動リングであって、やはりモーター取付台(39)と固定カバー(52)との上下相互間に介在しており、その周縁部から円形のカバー取付フランジ(65)が一体的に垂下されている。
(66)は上記撹拌機(A)を包囲する安全カバーであって、透明な合成樹脂から下広がりの截頭円錐形に作成されており、その上端部が上記回動リング(64)のカバー取付フランジ(65)へ、放射対称型に分布する複数本(図例では合計4本)の水平な握り棒(67)を介して締結一体化されている。(68)は同じく安全カバー(66)の下端部に付属された材料飛散防止リングであり、上記ボール(T)の開口周縁部へ係止し得るようになっている。
そして、上記安全カバー(66)の円錐面にはボール(T)への材料投入口(69)が約90度の開度だけ切り欠かれており、作業者が安全カバー(66)の握り棒(67)を適度に回動操作して、その材料投入口(69)の方向性を変えることができ、望ましくは前面(正面)からボール(T)へ必要な材料を追加投入し得るようになっている。
但し、上記回動可能な安全カバー(66)の上端部からは、被検知物としての金属板片(70)が横向き一体的に張り出されている一方、その金属板片(70)を検知できる近接センサー(71)が、上記撹拌作用ボックス(Ab)の下面に対応設置されている。
安全カバー(66)の上記材料投入口(69)が正規の後向き状態(ミキサーの使用状態)に位置決めされた時、これを金属板片(70)から検知した近接センサー(71)の出力信号に基いて、上記撹拌機(A)の駆動源であるギヤードモーター(38)を回転させ、さもなければギヤードモータ(38)を停止させるべく自動制御して、上記材料投入口(69)からの材料投入作業を危険なく行なえるようになっているのである。
又、上記安全カバー(66)の正規な後向き状態(ミキサーの使用状態)に位置決めされた材料投入口(69)は、図11、14に示す如く、これと対応する平面視の円弧形をなす蓋板(72)によって、その背後から密閉できるようになっている。(73)は上記撹拌作用ボックス(Ab)の下面から安全カバー(66)の背後を横断する如く、一体的に垂下された背壁板であり、その中途高さ位置から前方へ張り出す左右一対の水平な調整ネジ杆(74)が、上記材料投入口(69)の蓋板(72)を支持している。
その場合、各調整ネジ杆(74)の後端部は背壁板(73)に開口する昇降調整長孔(75)を通じて、その背壁板(73)へ固定ナット(76)により締結されており、そのため各調整ネジ杆(74)の進退操作と昇降操作を行なって、その前端部の蓋板(72)を上記材料投入口(69)の密閉状態に調整することができる。
(77)は上記背壁板(73)の下端部に固定横架された水平な支持バーであって、図11〜13のように、これが撹拌作用ボックス(Ab)から横外方へ張り出す両端部には、左右一対のチェンボルト(78)が締結一体化されているほか、同じく支持バー(77)の中間部に取り付けられたショックアブソーバー(79)が、上記ミキサー本体フレーム(M)側のボール受け枠(6)へ上方から衝当する位置関係にある。
又、(80)は上記背壁板(73)の下端中央部から一体的に垂下されたストッパー片であり、これがボール(T)の係止フランジ(1)と対応位置して、その係止フランジ(1)を図8、9のように上方から押えることができるようになっている。(81)は同じく背壁板(73)の約上半部から撹拌作用ボックス(Ab)の左右両側面に沿って、前向き一体的に張り出された左右一対のローラー軸受板であり、既述の加熱作用ボックス(Hb)を形作る包囲胴カバー(31)の両ローラー軸受座(32)と対応位置している。
しかも、そのローラー軸受板(81)には水平な支軸(82)を介して、やはり上下一対づつの転動ローラー(83)が遊転自在に取り付けられており、上記ミキサー本体フレーム(M)側の上段昇降ガイドレール(8)と係合しつつ、これに沿って転がり昇降できるようになっている。
次に、上記撹拌作用ボックス(Ab)と加熱作用ボックス(Hb)とをボール(T)に対して、一挙同時に接近又は離反させる昇降作動機構(L)について言えば、(84)は上記ミキサー本体フレーム(M)における左右両側板(4)の上部位置へ、水平の短かい支軸(85)を介して昇降不能に取り付けられた一対の上段スプロケットホイールであり、その左右両側板(4)から既述の転動ローラー(34)(83)と同じ距離だけ内向きに張り出している。
(P)は上記ミキサー本体フレーム(M)を前側から囲む平面視のほぼU字形に枠組みされたペダル枠であり、図15〜17から明白なように、その前端部が水平な踏板(86)として横架しているに比し、左右両側枠片(87)の後端部が一対のローラー軸受板(88)として、上記ミキサー本体フレーム(M)の左右両側板(4)に切り欠かれた一対の昇降ガイド溝レール(12)へ、横外方から臨んでいる。
そして、このような一対のローラー軸受板(88)には水平な支軸(89)を介して、上下一対づつの転動ローラー(90)が遊転自在に取り付けられており、上記ミキサー本体フレーム(M)側の昇降ガイド溝レール(12)と係合しつつ、これに沿って転がり昇降できるようになっている。
つまり、ペダル枠(P)はローラー軸受板(88)に軸支された転動ローラー(90)と、ミキサー本体フレーム(M)側の昇降ガイド溝レール(12)との係合作用を介して、その踏板(86)の水平状態を保ったままで安定良く昇降し得るようになっているわけである。尚、そのペダル枠(P)の昇降ストロークは図示の一例として、約90mmに設定されている。
又、(91)は上記ローラー軸受板(88)の左右相互間に固定横架された水平の長い支軸であり、その両端部付近には一対の下段スプロケットホイール(92)が取り付けられているほか、同じく支軸(91)の中間部からは既述の近接センサー(17)によって検知される被検知物の固定アーム(93)が、後向き一体的に張り出し延長されている。そのため、下段スプロケットホイール(92)と固定アーム(被検知物)(93)がペダル枠(P)のローラー軸受板(88)と一緒に、昇降することは言うまでもない。
(94)は左右一対の無端な上段ハンガーチェンであって、その上記撹拌作用ボックス(Ab)における支持バー(77)のチェンボルト(78)へ締結された一端部から、一旦上段スプロケットホイール(84)へ巻き掛けられた後、上記加熱作用ボックス(Hb)における連結ステー(36)の上側チェンボルト(37)へ締結された他端部までの全体として、図6、7のような側面視のほぼ倒立U字形をなしている。
(95)は同じく左右一対の無端な下段ハンガーチェンであって、上記加熱作用ボックス(Hb)における連結ステー(36)の下側チェンボルト(37)へ締結された一端部から、一旦下段スプロケットホイール(92)へ巻き掛けられた後、上記ミキサー本体フレーム(M)における左右両側板(4)のボルト支持ステー(96)へ、チェンボルト(97)を介して締結された他端部までの全体として、図6、7のような側面視のほぼU字形に屈曲している。
そのため、上記ペダル枠(P)を図15の実線から鎖線のように踏み込めば、電磁誘導加熱器(H)を内蔵している加熱作用ボックス(Hb)が、ミキサー本体フレーム(M)側の下段昇降ガイドレール(9)に沿って下降すると一挙同時に、撹拌機(A)の駆動源を搭載している撹拌作用ボックス(Ab)は自重力に抗しつつ、同じくミキサー本体フレーム(M)側の上段昇降ガイドレール(8)に沿って上昇することとなり、そのミキサー本体フレーム(M)の中途高さ位置に受け止められた状態のボール(T)から、上記撹拌作用ボックス(Ab)と加熱作用ボックス(Hb)とが互いに離反するのである。
その場合、下段スプロケットホイール(92)の支軸(91)から後向き一体的に張り出している固定アーム(被検知物)(93)も、上記ペダル枠(P)のローラー軸受板(88)と一緒に下降し、ミキサー本体フレーム(M)側の近接センサー(17)により位置検知されなくなるため、電源スイッチのオフ状態として、ミキサーの運転が自動停止される。
他方、ペダル枠(P)を図15の実線に示す当初の高さ位置まで上昇復帰させた状態は、そのペダル枠(P)と一緒に上昇した固定アーム(被検知物)(93)がミキサー本体フレーム(M)側の近接センサー(17)により位置検知された電源スイッチのオン状態として、ミキサーの運転中にあることを意味する。
そして、このような運転中の使用状態では図1〜3や図6から明白なように、上記撹拌作用ボックス(Ab)が自重力により、ミキサー本体フレーム(M)側の上段昇降ガイドレール(8)に沿って下降すると一挙同時に、上記加熱作用ボックス(Hb)は同じくミキサー本体フレーム(M)側の下段昇降ガイドレール(9)に沿って上昇し、そのミキサー本体フレーム(M)の中途高さ位置にあるボール(T)へ、上記撹拌作用ボックス(Ab)と加熱作用ボックス(Hb)とが互いに接近することとなって、そのボール(T)は上方から安全カバー(66)により被覆されると共に、下方から電磁誘導加熱器(H)により包囲されるのである。
ペダル枠(P)はミキサー本体フレーム(M)よりも広幅な平面視のほぼU字形に枠組みされている旨を上記したが、その左右両側枠片(87)における何れか一方(図例では前方から見て右側)の中途部からは、図15〜17のように、水平なレバー当りピン(98)が内向き一体的に突設されている。
(99)は上記レバー当りピン(98)によって下方から受け止められる一定長さのカムレバーであり、その後端部が水平の基端支点ピン(100)によって、上記ミキサー本体フレーム(M)における左右両側板(4)の何れか一方(同じく右側)へ枢着されていると共に、同じくカムレバー(99)の前端部から上記右側板(4)を貫通して、内向きに突出する水平な先端支点ピン(101)が、板カム(102)を回動自在に保持している。その板カム(102)がミキサー本体フレーム(M)の枠内に位置していることは、言うまでもない。
(103)は上記ミキサー本体フレーム(M)の右側板(4)を貫通した先端支点ピン(101)の昇降ガイド長孔であり、これに沿って並列する円弧状のカム昇降ガイドレール(104)が、上記右側板(4)の内面に取り付け固定されている。
又、(105)は同じくミキサー本体フレーム(M)における右側板(4)の内面に取り付け固定されたピンガイドであり、これに植え付けられたカム当りピン(106)へ、上記板カム(102)が当れば自転して、カム昇降ガイドレール(104)の下端面へ係止し得るようになっている。
つまり、ペダル枠(P)の踏板(86)を図15の実線から鎖線のように、一度踏み込み操作すれば、そのレバー当りピン(98)による受け止め力のなくなったカムレバー(99)が下向きに回動し、その先端支点ピン(101)により保持されている板カム(102)が、ピンガイド(105)のカム当りピン(106)と衝当するや自転して、カム昇降ガイドレール(104)へ係止するため、再度踏み込み操作を加えない限り、ペダル枠(P)は下降状態に保持されるのである。
そして、その下降状態にあるペダル枠(P)の踏板(86)を図16の実線から鎖線のように、再度踏み込めば、上記板カム(102)がやはりピンガイド(105)のカム当りピン(106)と衝当して自転し、上記カム昇降ガイドレール(104)との係止状態が解除されるため、カムレバー(99)はレバー当りピン(98)により自づと押し上げられて、当初の上昇状態に復帰することとなる。
更に、図1、4の符号(107)は上記撹拌作用ボックス(Ab)の前面をなす操作盤であり、ここにはミキサーの運転開始用/運転停止用押しボタンスイッチや運転表示ランプ、運転タイマーなどのほか、測定温度表示部(LED又は液晶パネル)(108)や目標温度設定ボタン(109)も設置されている。
(110)は上記撹拌子(44)の回転中心線(O−O)から一定距離だけ隔てた偏心位置へ、図18、19のような上下一対のセンサーホルダー(111)(112)を介して抜き差し自在に差し込み設置された無線式の温度センサーであり、撹拌子(44)と一体的に運動し乍ら、ボール(T)内にある材料の加熱温度(品温)をリアルタイムに測定・検知する。
このような温度センサー(110)と対応する受信機(図示省略)は上記操作盤(107)に組み込み一体化されており、その温度センサー(110)から無線信号として送信される材料の現在温度データを、受信機が受信して、操作盤(107)上の測定温度表示部(108)に出力表示すると共に、その現在温度データが予じめの設定目標温度に到達した時、受信機からの出力制御信号により上記ボール(T)の加熱作用を自動停止させるようになっている。
尚、上記電磁誘導加熱器(H)の電磁誘導加熱コイル(22)と接続配線された励磁用高周波電源(加熱用インバーター)は、図示省略してある。
本発明のケーキミキサーは上記した構成を備えているため、そのミキサー本体フレーム(M)における中途高さ位置のボール受け枠(6)に受け止め吊持した固定状態のボール(T)へ、菓子・パン類の生地などになる適当な材料を投入する一方、その材料の処理したい形態品の撹拌子(44)を、上記撹拌機(A)の偏心撹拌軸(43)へ連結使用して、その撹拌子(44)の公転運動と自転運動により、材料の泡立てや叩き、混捏、破砕、潰しなどを全体的な均一に、しかも能率良く実行することができる。
図1〜3と図6、8並びに図15はそのミキサーの運転中を示しており、ボール(T)の内部には上方から下降した撹拌作用ボックス(Ab)側の撹拌機(A)が差し込みセットされた状態にある一方、そのボール(T)の底面には逆な下方から上昇した加熱作用ボックス(Hb)側の電磁誘導加熱器(H)が臨む包囲状態にある。
そのため、上記撹拌子(44)の取捨選択による材料の各種処理を行なえるほか、その際に又は予じめ材料やボール(T)を加熱する必要があれば、上記電磁誘導加熱器(H)により電磁誘導加熱することもできるのである。
又、ボール(T)の係止フランジ(1)は左右一対の取付孔(3)と、ミキサー本体フレーム(M)におけるボール受け枠(6)の芯出しガイドピン(7)との差し込みを介して、正確な芯出し状態に位置決めされており、しかもその係止フランジ(1)は撹拌作用ボックス(Ab)側の背壁板(73)から垂下するストッパー片(80)によって、上方から押さえられるようになっているため、上記ミキサー本体フレーム(M)側のボール受け枠(6)からボール(T)の不慮に位置ズレ遊動するおそれはなく、安定裡に保持されることとなる。
更に、上記ボール(T)の真上位置は安全カバー(66)によって包囲されており、材料を追加投入する必要がある場合には、安全カバー(66)の回動操作によって、その前面(正面)に変向させた材料投入口(69)からボール(T)の内部へ、必要な追加材料を危険なく容易に投入することもでき、対応性と利便性に優れる。
そして、ミキサーの運転終了時には作業者が、上記昇降作動機構(L)のペダル枠(P)を図15から図16のように踏み込めば良い。そうすれば、図4、5、7から明白なように、上記ボール(T)は未だミキサー本体フレーム(M)の中途高さ位置にあって、その底面の電磁誘導加熱器(H)を内蔵している加熱作用ボックス(Hb)が下降すると一挙同時に、撹拌機(A)の駆動源を搭載した撹拌作用ボックス(Ab)が上昇することとなり、その撹拌作用ボックス(Ab)と加熱作用ボックス(Hb)とは上記ボール(T)から互いに離反する結果、上記撹拌子(44)を撹拌機(A)の偏心撹拌軸(43)から取りはずすことができ、引き続き作業者がボール(T)の把手(2)を握り持って、そのボール(T)をミキサー本体フレーム(M)のボール受け枠(6)から取りはずすこともでき、これを自由自在に持ち運べるのである。
本発明に係るケーキミキサーの運転中(使用状態)を示す正面図である。 図1の側面図である。 図2の平面図である。 同じくケーキミキサーの不使用状態を示す図1に対応する正面図である。 図4の側面図である。 材料収容用ボールを省略して示す図2の詳細な側面図である。 同じくボールを省略して示す図5の詳細な側面図である。 電磁誘導加熱器とその加熱作用ボックスを抽出して示す側断面図である。 図8の平面図である。 図9の背後から見た半欠截断面図である。 撹拌機とその撹拌作用ボックスを抽出して示す側面図である。 図11の平面図である。 図12の背面図である。 撹拌機の詳細な拡大断面図である。 ミキサー運転中の昇降作動機構を示す側面図である。 図15からペダル枠を踏み込み下降させた状態(不使用状態)の側面図である。 図15の17−17線断面図である。 撹拌子の一例を抽出して示す部分断面図である。 図18の平面図である。 温度センサーを抽出して示す正面図である。
(1)・係止フランジ
(2)・把手
(3)・取付孔
(4)・左右両側板
(5)・仕切り板
(6)・ボール受け枠
(7)・芯出しガイドピン
(8)・上段昇降ガイドレール
(9)・下段昇降ガイドレール
(10)(11)・前カバー
(12)・昇降ガイド溝レール
(13)(14)・底板
(15)・接地脚座
(16)・センサー支持ブラケット
(17)(71)・近接センサー
(18)・電装品取付箱
(19)・化粧前板
(20)・後板
(21)・コイル受け篭
(22)・電気誘導加熱コイル
(23)・絶縁カバー層
(24)・排水筒
(25)・折曲げ脚杆
(26)・集束円板
(27)・底部受け入れ口
(28)・上蓋
(29)・下蓋
(30)・電気配線口
(31)・包囲胴カバー
(32)・ローラー軸受座
(33)・支持ボルト
(34)(83)(90)・転動ローラー
(36)・連結ステー
(37)(78)(97)・チェンボルト
(38)・ギヤードモーター
(39)・モーター取付台
(40)・トップカバー
(41)・延長カバー
(42)・センター撹拌軸
(43)・偏心撹拌軸
(44)・撹拌子
(45)・ベベルギヤ
(46)・出力ギヤ
(47)・補強円盤
(48)・ボルト
(49)・固定ベアリングケース
(50)(59)・ラジアルベアリング
(51)・スラストベアリング
(52)・固定カバー
(53)・ボルト
(54)・周縁フランジ
(55)・インターナルギヤ
(56)・回転ベアリングケース
(57)・キー
(58)・ロックナット
(60)・ピニオンギヤ
(61)・キー凸子
(62)・連結ソケット
(63)・キー溝
(64)・回動リング
(65)・カバー取付フランジ
(66)・安全カバー
(67)・握り棒
(68)・材料飛散防止リング
(69)・材料投入口
(70)・金属板片(被検知物)
(72)・蓋板
(73)・背壁板
(74)・調整ネジ杆
(75)・昇降調整長孔
(76)・固定ナット
(77)・支持バー
(79)・ショックアブソーバー
(80)・ストッパー片
(81)(88)・ローラー軸受板
(84)・上段スプロケットホイール
(35)(82)(85)(89)(91)・支軸
(86)・踏板
(87)・左右両側枠片
(92)・下段スプロケットホイール
(93)・固定アーム(被検知物)
(94)・上段ハンガーチェン
(95)・下段ハンガーチェン
(96)・ボルト支持ステー
(98)・レバー当りピン
(99)・カムレバー
(100)・基端支点ピン
(101)・先端支点ピン
(102)・板カム
(103)・昇降ガイド長孔
(104)・カム昇降ガイドレール
(105)・ピンガイド
(106)・カム当りピン
(107)・操作盤
(108)・測定温度表示部
(109)・目標温度設定ボタン
(110)・温度センサー
(111)(112)・センサーホルダー
(A)・撹拌機
(Ab)・撹拌作用ボックス
(H)・電磁誘導加熱器
(Hb)・加熱作用ボックス (M)・ミキサー本体フレーム
(L)・昇降作動機構
(P)・ペダル枠
(T)・材料収容用ボール
(O−O)・撹拌子の回転中心線

Claims (5)

  1. ミキサー本体フレーム(M)の中途高さ位置へボール受け枠(6)を介して固定状態に吊持された材料収容用ボール(T)と、そのボール(T)の真上位置に臨む材料撹拌機(A)の駆動源(38)を搭載した撹拌作用ボックス(Ab)と、同じくボール(T)の真下位置に臨む電磁誘導加熱器(H)を内蔵した加熱作用ボックス(Hb)とを備え、
    その撹拌作用ボックス(Ab)と加熱作用ボックス(Hb)とを上記固定状態にあるボール(T)に対して、一挙同時に接近又は離反させるべく、昇降作動機構(L)を介して連動連結したことを特徴とする電磁誘導加熱式のケーキミキサー。
  2. 撹拌作用ボックス(Ab)の左右両側面に軸支した転動ローラー(83)を、ミキサー本体フレーム(M)側の上段昇降ガイドレール(8)に沿って昇降し得るように係合させ、
    加熱作用ボックス(Hb)の左右両側面に軸支した転動ローラー(34)を、同じくミキサー本体フレーム(M)側の下段昇降ガイドレール(9)に沿って昇降し得るように係合させ、
    ペダル枠(P)の左右両側面に軸支した転動ローラー(90)を、上記ミキサー本体フレーム(M)側の昇降ガイド溝レール(12)に沿って昇降し得るように係合させると共に、
    上記ミキサー本体フレーム(M)の左右両側面に軸支した上段スプロケットホイール(84)へ、側面視のほぼ倒立U字形巻き掛けた左右一対の上段ハンガーチェン(94)により、上記撹拌作用ボックス(Ab)と加熱作用ボックス(Hb)とを連結する一方、
    上記ペダル枠(P)の左右両側面に軸支した下段スプロケットホイール(92)へ、側面視のほぼU字形巻き掛けた左右一対の下段ハンガーチェン(95)により、上記加熱作用ボックス(Hb)とミキサー本体フレーム(M)とを連結して、
    上記ペダル枠(P)を踏み込み下降させた時には、撹拌作用ボックス(Ab)と加熱作用ボックス(Hb)とが材料収容用ボール(T)から互いに離反し、
    ペダル枠(P)が当初の高さ位置まで上昇復帰した時には、上記撹拌作用ボックス(Ab)と加熱作用ボックス(Hb)とがボール(T)へ接近するように関係設定したことを特徴とする電磁誘導加熱式のケーキミキサー。
  3. 電磁誘導加熱器(H)を非磁性体の金属骨材からボール(T)の底面にフイットする円錐受皿形として枠組みされたコイル受け篭(21)と、その上面に固定設置された渦巻き状態の電磁誘導加熱コイル(22)と、その加熱コイル(22)の上面に被着一体化された絶縁カバー層(23)と、そのカバー層(23)の中心部から水密状態に垂下する排水筒(24)と、上記金属骨材の折曲げ脚杆(25)を受け止める非磁性体の集束円板(26)とから形作る一方、
    加熱作用ボックス(Hb)をボール(T)の底部受け入れ口(27)が開口する上蓋(28)と、上記排水筒(24)を逃し出せる下蓋(29)と、後面に電気配線口(30)が開口する包囲胴カバー(31)とから、細長い半円形の平面輪郭形状に組み立てて、上記電磁誘導加熱器(H)を内蔵設置すると共に、
    上記集束円板(26)の支持ボルト(33)を加熱作用ボックス(Hb)の下方から回動操作することにより、ボール(T)に対する電磁誘導加熱器(H)の設置高さを調整できるように定めたことを特徴とする請求項1又は2記載の電磁誘導加熱式のケーキミキサー。
  4. ボール(T)の胴面から張り出す径大な係止フランジ(1)の受け止め吊持用ボール受け枠(6)を、ミキサー本体フレーム(M)の中途高さ位置に固定横架した仕切り板(5)から前方へ一体的に張り出すと共に、
    上記ボール(T)の係止フランジ(1)に貫通形成された左右一対の取付孔(3)を、ボール受け枠(6)から垂立された左右一対の芯出しガイドピン(7)へ、上方から抜き差し自在に差し込むことにより、上記ボール(T)を撹拌機(A)や電磁誘導加熱器(H)との対応関係上、正確な位置決め状態に保持したことを特徴とする請求項1又は2記載の電磁誘導加熱式のケーキミキサー。
  5. ミキサー本体フレーム(M)における後側底板(14)の中間部から一体的に起立するセンサー支持ブラケット(16)の上端部へ、ミキサーの電源スイッチとして働く近接センサー(17)を取り付けると共に、
    上記ペダル枠(P)の左右両側面に固定横架された水平な長い下段スプロケットホイール用支軸(91)の中間部から、上記ミキサー本体フレーム(M)側の近接センサー(17)によって検知される被検知物の固定アーム(93)を一体的に張り出して、
    上記ペダル枠(P)を踏み込み下降させた時には、その被検知物の固定アーム(93)が近接センサー(17)によって位置検知されない電源スイッチのオフ状態となり、
    ペダル枠(P)が当初の高さ位置まで上昇復帰した時には、上記固定アーム(93)が近接センサー(17)によって位置検知された電源スイッチのオン状態となるように関係設定したことを特徴とする請求項2記載の電磁誘導加熱式のケーキミキサー。
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