JP4791377B2 - 発酵乳の製造方法及びこれにより製造した発酵乳 - Google Patents

発酵乳の製造方法及びこれにより製造した発酵乳 Download PDF

Info

Publication number
JP4791377B2
JP4791377B2 JP2006547805A JP2006547805A JP4791377B2 JP 4791377 B2 JP4791377 B2 JP 4791377B2 JP 2006547805 A JP2006547805 A JP 2006547805A JP 2006547805 A JP2006547805 A JP 2006547805A JP 4791377 B2 JP4791377 B2 JP 4791377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fermented milk
card
milk
mesh
size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006547805A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006057266A1 (ja
Inventor
久展 野路
宗徳 福井
哲 神谷
秀志 佐々木
浩 越膳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Co Ltd
Original Assignee
Meiji Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiji Co Ltd filed Critical Meiji Co Ltd
Priority to JP2006547805A priority Critical patent/JP4791377B2/ja
Publication of JPWO2006057266A1 publication Critical patent/JPWO2006057266A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4791377B2 publication Critical patent/JP4791377B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23CDAIRY PRODUCTS, e.g. MILK, BUTTER OR CHEESE; MILK OR CHEESE SUBSTITUTES; MAKING THEREOF
    • A23C9/00Milk preparations; Milk powder or milk powder preparations
    • A23C9/12Fermented milk preparations; Treatment using microorganisms or enzymes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23CDAIRY PRODUCTS, e.g. MILK, BUTTER OR CHEESE; MILK OR CHEESE SUBSTITUTES; MAKING THEREOF
    • A23C9/00Milk preparations; Milk powder or milk powder preparations
    • A23C9/12Fermented milk preparations; Treatment using microorganisms or enzymes
    • A23C9/123Fermented milk preparations; Treatment using microorganisms or enzymes using only microorganisms of the genus lactobacteriaceae; Yoghurt

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Dairy Products (AREA)

Description

この発明はヨーグルトなどの発酵乳の製造方法と、これによって製造された発酵乳に関する。
発酵乳、例えば、ソフトヨーグルトの製造は、通常、乳、乳製品、乳タンパク質の中の少なくとも一種以上を含むヨーグルトミックスを発酵する工程、これにより得られた発酵乳のカードを破砕する工程、その後、冷却する工程を含む製造工程を経て製造される。なお、一般に、ヨーグルトミックス製造用の乳には牛乳などのような生乳が、乳製品には脱脂粉乳などが、乳タンパク質には、牛乳タンパク質濃縮物(ミルクプロテインコンセントレート(MPC:Milk Protein Concentrate))、乳清タンパク質濃縮物(ホエープロテインコンセントレート(WPC:Whey Protein Concentrate))、乳清タンパク質単離物(ホエープロテインアイソレート(WPI:Whey Protein Isorate))などが用いられる。
このようにして製造される発酵乳には、適度な粘度(食感の濃厚さ、重量感、など)と、組織の滑らかさ(食感にザラつきや粉っぽさ、粗い外観がない、など)が要求される。
そこで、従来から、好適な粘度と、微細かつクリーミーな組織を有する発酵乳を製造すること等を目的として、種々の発酵乳製造方法が提案されている。
例えば、特開平7−104号公報には、原料に高純度ホエー蛋白質(WPC85等)を使用し、強固なカードを形成させた後、均質機により微細化処理を行うことで、好適な粘度と、微細かつクリーミーな組織を有する糊状発酵乳を製造することができるとする方法が提案されている。
このように発酵乳のカードを破砕してカード粒子を微細化するにあたって均質機を使用する方法は、一般的にドリンクヨーグルトの製造などに適用されている。均質機を使用して発酵乳カードの破砕を行うとカード粒子が十分に微細化されるので、ザラつきのある食感や粗い外観はなくなり、ヨーグルトの組織は滑らかになる。しかし、発酵乳カードに過剰な剪断力が加わるため、粘度が極端に低下してしまう。
そこで、例えば、保形性が要求され、適度な粘度とボディ感が必要な発酵乳(ソフトヨーグルトなど)をこの方法で製造すると、保形性に必要な粘度とボディ感が不十分になってしまう。すなわち、ソフトヨーグルトを製造する工程において、発酵乳カードを破砕する工程に均質機を使用することは適当ではない。なお、この特開平7−104号公報に提案されている方法は、高純度ホエー蛋白質の使用を必須にしているものであった。
特開平7−104号公報
乳、乳製品、乳タンパク質の中の少なくとも一種以上を含むヨーグルトミックスを発酵する工程、これにより得られた発酵乳のカードを破砕する工程、その後、冷却する工程を含む発酵乳の製造工程における発酵乳カード破砕工程は、ヨーグルトの組織を均一にするために行われるものであり、通常は撹拌やフィルター処理により行われている。
しかし、これらの撹拌やフィルター処理ではカード粒子が十分に微粒化されず、ザラつきのある食感となることがある。また、製品(例えば、ソフトヨーグルト)の表面も粗い外観となり、最良の品質とは言い難くなることがある。特に脂肪以外の成分(SNF)やタンパク質を強化した場合には、カード粒子の微細化は、より困難となる。
発酵乳における平均粒子径の大きさや、発酵乳中における粒子径の大きさの分布は、発酵乳の組織の滑らかさ(食感にザラつきや粉っぽさ、粗い外観がない、など)に大きく影響する。
また、発酵乳(例えば、ソフトヨーグルトなど)には、適度な粘度(食感の濃厚さ、重量感、など)も要求される。
しかし、従来、粒子径の分布が広い範囲にわたらないような、粒子径の好ましい分布状態を呈することによる組織の滑らかさを有し、その一方で、粘度が特に低くない発酵乳を製造する方法は提案されていなかった。
そこで、粘度を特に低下させることなしに、粒子径の大きさが所望の値を中心として特定の領域に集まり、粒子径の分布が広い範囲にわたらないような、粒子径の好ましい分布状態を呈することによる組織の滑らかさを有する発酵乳を製造することが求められている。
この発明の目的は、粘度を特に低下させることなしに、粒子径の大きさが所望の値を中心として特定の領域に集まり、粒子径の分布が広い範囲にわたらないような、粒子径の好ましい分布状態を有する発酵乳を製造する方法と、これにより製造された発酵乳を提案することにある。
特に、本発明は、乳、乳製品、乳タンパク質の中の少なくとも一種以上を含むヨーグルトミックスの固形分濃度、蛋白質濃度や、脂質濃度、砂糖分の添加の有無、安定剤添加の有無を問わず、従来から、ソフトヨーグルトなどの発酵乳の製造に使用されている一般的な原材料を用いて、粘度を特に低下させることなしに、粒子径の大きさが所望の値を中心として特定の領域に集まり、粒子径の分布が広い範囲にわたらないような、粒子径の好ましい分布状態を有する発酵乳を製造する方法と、これにより製造された発酵乳を提案することを目的にしている。
前記目的を解決するため、本発明は、乳(例えば、牛乳などのような生乳など)、乳製品(例えば、脱脂粉乳など)、乳タンパク質(例えば、牛乳タンパク質濃縮物、乳清タンパク質濃縮物、乳清タンパク質単離物など)の中の少なくとも一種以上を含むヨーグルトミックスを発酵させて得た発酵乳カードを破砕する工程を含む発酵乳の製造方法であって、発酵乳カードの破砕工程が、325メッシュ〜1300メッシュ(JISのフルイ規格)の大きさの複数の開口部を介して当該発酵乳カードを押し出すものとした発酵乳の製造方法を提案するものである。
ここで、325メッシュ〜1300メッシュ(JISのフルイ規格)の大きさの複数の開口部は、フィルター部材に形成されている10〜40μmのスリット幅を有する複数のスリットからなるものとすることができる。
この場合、本発明の製造方法によれば、フィルター部材に形成されているスリットの幅及び/又はフィルター部材を通過する発酵乳カードの流量を変更することによって、製造された発酵乳の粒子径の大きさを制御することができる。
本願発明によれば、粘度を特に低下させることなしに、粒子径の大きさが所望の値を中心として特定の領域に集まり、粒子径の分布が広い範囲にわたらないような、粒子径の好ましい分布状態を有する発酵乳を製造する方法と、これにより製造された発酵乳を提供することができる。
特に、本発明によれば、乳、乳製品、乳タンパク質の中の少なくとも一種以上を含むヨーグルトミックスの固形分濃度、蛋白質濃度や、脂質濃度、砂糖分の添加の有無、安定剤添加の有無を問わず、従来から、ソフトヨーグルトなどの発酵乳の製造に使用されている一般的な原材料を用いて、粘度を特に低下させることなしに、粒子径の大きさが所望の値を中心として特定の領域に集まり、粒子径の分布が広い範囲にわたらないような、粒子径の好ましい分布状態を有する発酵乳を製造する方法と、これにより製造された発酵乳を提供することができる。
更に、製造された発酵乳における粒子径が希望する大きさの粒子径の周辺に集中するように、製造される発酵乳の粒子径の大きさを制御しながら発酵乳製造を行うことができる。
なお、本発明において、安定剤とは、一般に、食品の品質を向上させる目的で使用され、食品衛生法において「安定剤、増粘剤、ゲル化剤、糊料」などの用途名で記載される物質すべてを含み、更に、寒天、ゼラチンなどのように一般食品として捉えることが可能なものであって、安定化、増粘、ゲル化、糊化などの役割・機能を発揮するものをも含むものである。
本発明が提案する発酵乳の製造方法は、乳、乳製品、乳タンパク質の中の少なくとも一種以上を含むヨーグルトミックスを発酵させて得た発酵乳カードを破砕する工程を含む発酵乳の製造方法であって、発酵乳カードの破砕工程が、325メッシュ〜1300メッシュ(JISのフルイ規格)の大きさの複数の開口部を介して当該発酵乳カードを押し出すものとしたことを特徴にしている。
前記の325メッシュ〜1300メッシュ(JISのフルイ規格)の大きさの複数の開口部は、フィルター部材に形成されている10〜40μmのスリット幅を有する複数のスリットからなるものとすることができる。
発明者等の実験によれば、325メッシュ〜1300メッシュ(JISのフルイ規格)の大きさの複数の開口部を介して発酵乳カードを押し出すことによって発酵乳製造工程における発酵乳カード破砕を行うと、粘度を特に低下させることなしに、粒子径の大きさが所望の値を中心として特定の領域に集まり、粒子径の分布が広い範囲にわたらないような、粒子径の好ましい分布状態を有する発酵乳を製造することができた。
そして、ヨーグルトミックスの固形分濃度、蛋白質濃度や、脂質濃度、砂糖分の添加の有無、安定剤添加の有無を問わず、従来から、ソフトヨーグルトなどの発酵乳の製造に使用されている一般的な原材料を用いた場合であっても、前記本発明に特有の発酵乳カード破砕工程を経ることによって、粘度を特に低下させることなしに、粒子径の大きさが所望の値を中心として特定の領域に集まり、粒子径の分布が広い範囲にわたらないような、粒子径の好ましい分布状態を有する発酵乳を製造することができた。
図1〜図7は、同一の原材料を用いて発酵乳を製造した場合であって、乳、乳製品、乳タンパク質の中の少なくとも一種以上を含むヨーグルトミックスを発酵する工程、これにより得られた発酵乳のカードを破砕する工程、その後、冷却する工程を含む発酵乳の製造工程中、発酵乳カード破砕工程のみ、本願発明に採用されている工程を使用した場合(図1〜図6)と、従来から採用されていた発酵乳カード破砕工程を使用した場合(図7〜図9)の製造された発酵乳における粒子径分布を表すものである。
図1〜図4は、325メッシュ〜1300メッシュ(JISのフルイ規格)の大きさの複数の開口部を介して発酵乳カードを押し出すことによって行われる発酵乳カード破砕工程において、325メッシュ〜1300メッシュの大きさの複数の開口部の一例として、フィルター部材に形成されているスリット幅が10μm(メッシュ数1300(JISのフルイ規格))、15μm(メッシュ数900(JISのフルイ規格))、20μm(メッシュ数650(JISのフルイ規格))、30μm(メッシュ数450(JISのフルイ規格))の複数のスリットを有するトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を使用したものである。
また、図5、図6は、325メッシュ〜1300メッシュ(JISのフルイ規格)の大きさの複数の開口部を介して発酵乳カードを押し出すことによって行われる発酵乳カード破砕工程において、325メッシュ〜1300メッシュの大きさの複数の開口部の一例として、フィルター部材に形成されているスリット幅が20μm(メッシュ数650(JISのフルイ規格))の複数のスリットを有するスプリングフィルター(商品名 株式会社ニクニ製)およびウェッジワイヤースクリーン(商品名 真鍋工業株式会社製)を使用したものである。
いずれの場合も、特定の大きさの粒子径(しかも、比較的小さい粒子径)を中心として粒子径が分布し、粒子径分布が広範囲に分散することはなかった。
また、いずれの場合も発酵乳の粘度は、8000mPa・s以上を中心として、ソフトヨーグルト等の発酵乳に適した適度な粘度を備えていた。
本願の発明者等が行った官能による品質評価試験によれば、ソフトヨーグルト等の発酵乳に要求される適度な粘度とボディ感を得る上で好ましい粘度は8000mPa・s以上と認められたが、本発明の製造方法によって製造した本発明の発酵乳は、この好ましい粘度範囲を著しく下回るようなことはなかった。
これらの図1〜図6図示の製造工程で製造した発酵乳(ソフトヨーグルト)は、粒子径の大きさが特定の大きさに揃っているので、発酵乳の組織の滑らかさ(食感にザラつきや粉っぽさ、粗い外観がない)が引き立っている一方で、前記のように適度な粘度も備えているものであった。
一方、発酵乳のカード破砕工程に従来から使用されていたメッシュフィルターを用いた場合あるいはインラインミキサーを用いた場合には、図7、図8図示のように、粒子径分布が広範囲となってしまい、粒子径の大きなものを多く含むこととなる。この図7、図8の製造工程で製造した発酵乳(ソフトヨーグルト)は、組織の滑らかさにおいて、図1〜図6図示のように粒子径が比較的小さい範囲で特定の大きさに揃っている本願発明の製造方法で製造した本願発明の発酵乳に比較して劣っていた。
また、同じく、発酵乳のカード破砕工程にホモゲナイザーを用いた場合には、図9図示のように、特定の大きさの粒子径を中心として粒子径が分布し、粒子径分布が広範囲に分散することはなかったが、粘度が、6000mPa・sを越えることがなく、発酵乳に要求される適度な粘度(食感の濃厚さ、重量感、など)を有する発酵乳を製造することは難しかった。
更に、図1〜図4に示されているように、本発明の製造方法によれば、フィルター部材に形成されているスリットの幅を変更することによって、あるいは、フィルター部材を通過する発酵乳カードの流量を変更することによって、若しくは、フィルター部材に形成されているスリットの幅及びフィルター部材を通過する発酵乳カードの流量を変更することによって、製造された発酵乳の粒子径の大きさを制御することが可能である。
例えば、図1図示のように、325メッシュ〜1300メッシュ(JISのフルイ規格)の大きさの複数の開口部を介して発酵乳カードを押し出すことによって行われる発酵乳カード破砕工程において、325メッシュ〜1300メッシュの大きさの複数の開口部の一例として、フィルター部材に形成されているスリット幅が10μm(メッシュ数1300(JISのフルイ規格))、15μm(メッシュ数900(JISのフルイ規格))、20μm(メッシュ数650(JISのフルイ規格))、30μm(メッシュ数450(JISのフルイ規格))の複数のスリットを有するトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を使用した場合、いずれも、同一のスリット幅においてフィルター部材を通過する発酵乳カードの流量を変更することによって製造された発酵乳の粒子径が集中する大きさを制御することができ、スリット幅15μmの図2における流量1220L/hとスリット幅30μmの図4における流量1250L/hとの比較から明らかなように、スリットの幅を変更することによって製造された発酵乳の粒子径が集中する大きさを制御することができる。
以上の本発明において、発酵乳カードの破砕工程が行われる複数の開口部の大きさ325メッシュ〜1300メッシュ(JISのフルイ規格)、この具体例としてのフィルター部材に形成されている10〜40μmのスリット幅は、発明者等の実験に基づき、ヨーグルトミックスの固形分濃度、蛋白質濃度や、脂質濃度、砂糖分の添加の有無、安定剤添加の有無を問わず、従来から、ソフトヨーグルトなどの発酵乳の製造に使用されている一般的な原材料を用いた場合であっても、従来あるいは他の微細化処理に比べて粘度を特に低下させることなしに(すなわち、所定の組成において粘度が8000mPa・sを大きく下回ることなしに)、粒子径の大きさが所望の値を中心として特定の領域に集まり、粒子径の分布が広い範囲にわたらないような、粒子径の好ましい分布状態を有する発酵乳を製造できる、更に、フィルター部材に形成されているスリットの幅及び/又はフィルター部材を通過する発酵乳カードの流量を変更することによって製造された発酵乳の粒子径の大きさを制御することができる、という観点から定められたものである。
以下、本発明を実施例を挙げて説明するが、実施例中における原材料、等の表示、数値は例示に過ぎず、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
(乳製品及び乳タンパク質を含むヨーグルトミックスを発酵させる工程)
脱脂粉乳1725gとミルクプロテインコンセントレート(以下「MPC」と表す)525g、砂糖750gを10740gの常温の水で攪拌溶解した。その後、溶解液を50℃まで攪拌しながら加温し、達温後、無塩バター810gを投入した。溶解後70℃まで昇温させ、溶解液を均質機にかけた。均質処理後95℃まで昇温させ、達温後43℃まで冷却した。
次に明治乳業社製「明治ブルガリアフルーツヨーグルト」より単離したラクトバチルス・ブルガリクス(Lactobacillus bulgaricus)とストレプトコッカス・サーモフィラス(Streptococcus thermophilus)の混合スターター3重量%を接種して5分間攪拌した。
このヨーグルトミックスを43℃付近で発酵させ、pHが4.7以下になったところで発酵を終了した。
ヨーグルトミックスの固形分濃度は24.2%、タンパク質濃度は7.1%、脂質4.7%、砂糖5.0%であった。
(発酵乳カードを破砕する工程)
上記のようにして得た発酵乳カードを破砕する工程を以下のようにして行った。
フィルター部材に形成されているスリット幅が10μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が形成されているトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を用い、ここに、前記の発酵乳カードを流動させて発酵乳カードの破砕を行った。
なお、スリット幅が10μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が形成されているトライアングルフィルター(商品名)の開口部(スリット幅が10μmのスリット)の大きさは1300メッシュ(JISのフルイ規格)に相当する。すなわち、大きさ1300メッシュ(JISのフルイ規格)の開口部が複数形成されているフィルター部材を用いて発酵乳カードを破砕する工程を行った。
処理速度(発酵乳カードが流動する速度)は、トライアングルフィルター(商品名)の有効面積210cmに対して、発酵乳カードの供給流量を250L/h(リットル/時間)および570L/h(リットル/時間)の二水準とした。
流動する発酵乳カードの温度は時間と共に変化し、43〜35℃となった。
(冷却する工程)
こうして破砕した発酵乳カードをチューブラークーラー等の熱交換器を使用して、5℃程度まで急冷操作を行った。その後、所定の型に入れて冷蔵庫で冷却し(3〜5℃、12時間)、本発明の発酵乳であるソフトヨーグルトを得た。
この発酵乳(ソフトヨーグルト)は前記の通り、安定剤無添加で製造したものであり、原料に砂糖が添加されているものである。
製造した発酵乳の粒子径の分布状態と、発酵乳カードの供給流量との関係を図1に示した。図1図示のように、供給流量が250L/hの場合、18μm程度の大きさを中心として粒子径が分布した。また、供給流量が570L/hの場合、10μm程度の大きさを中心として粒子径が分布した。
なお、平均粒子径は供給流量が250L/hの場合に16.9μm、570L/hで11.7μmであった。
また、粘度は供給流量が250L/hの場合に9100mPa・s、570L/hで9500mPa・sとなった。
前記の製造工程によって、粒子径が広範囲に分布することなく、特定の大きさを中心として集中的に分布している発酵乳であって、適度の粘度を有する発酵乳を安定的に得ることができた。
この実施例で使用したフィルター部材に形成されているスリット幅が10μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)と、後述する実施例で使用した、フィルター部材に形成されているスリット幅が15μm、20μm、30μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)とを比較すると、この実施例の場合の処理速度が幾らか小さかった。
なお、本願発明及び、実施例、比較例での粒子径の測定にはレーザー回折式粒度分布測定装置SALD−2100(島津製作所製)を使用した。平均粒子径は体積平均粒子径であり、クエン酸バッファーに懸濁し、30秒後に標準屈折率1.70−0.20iにて測定した時の数値である。
また、本願発明及び、実施例、比較例における粘度の評価には東機産業製の回転式B型粘度計TV・10Mを使用し、No.4ローター(コードM23)で30rpm、30秒後の粘度を測定した。
測定に使用した試料は、実施例、比較例で作成した後、直径50mm程度のビーカーに充填したものである。また、試料は測定直前に薬サジなどを使用して右方向に10回転、左方向に10回転して、攪拌した後に測定した。測定温度は5℃である。この方法は発酵乳のような高粘度流体の測定においても再現性のある結果が得られる。
本願発明及び、実施例、比較例における粘度とは、この方法による測定値である。なお、使用した回転式B型粘度計の測定限界の最大値は20000mPa・sである。
この実施例では、325メッシュ〜1300メッシュ(JISのフルイ規格)の大きさの複数の開口部を介して発酵乳カードを押し出すことによって行われる発酵乳カード破砕工程において、325メッシュ〜1300メッシュの大きさの複数の開口部の一例として、フィルター部材に形成されているスリット幅が10μm(メッシュ数1300(JISのフルイ規格))の複数のスリットを有するトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を使用した。
以下の実施例でも使用する株式会社荒井鉄工所製のトライアングルフィルター(商品名)は、微細な大きさのスリット幅、例えば、3〜300μm以上の大きさのスリット幅の複数のスリットがフィルター部材に設けられている分離装置であり、ここでのスリット幅は、通常のフィルターの細孔径に相当するものである。
フィルター部材に形成されているスリット幅が15μmのスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を用い、ここに、実施例1と同様にして得た発酵乳カード(すなわち、ヨーグルトミックスの固形分濃度24.2%、タンパク質濃度7.1%、脂質4.7%、砂糖5.0%で、安定剤無添加)を流動させて、スリット幅が15μmの複数のスリットを介して押し出し、発酵乳カードの破砕を行った後、実施例1と同様に、チューブラークーラー等の熱交換器を使用して、5℃程度まで急冷操作を行った。その後、所定の型に入れて冷蔵庫で冷却し(3〜5℃、12時間)、本発明の発酵乳であるソフトヨーグルトを得た。
この実施例2におけるスリット幅が15μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が形成されているトライアングルフィルター(商品名)の開口部(スリット幅が15μmのスリット)の大きさは900メッシュ(JISのフルイ規格)に相当する。すなわち、大きさ900メッシュの開口部が複数形成されているフィルター部材を用いて、実施例1と同様にして得た発酵乳カードを破砕する工程を行った。
処理速度(発酵乳カードが流動する速度)は、トライアングルフィルターの有効面積210cmに対して、発酵乳カードの供給流量を1220L/h(リットル/時間)および2120L/h(リットル/時間)の二水準とした。
流動する発酵乳カードの温度は時間と共に変化し、43〜35℃となった。
製造した発酵乳の粒子径の分布状態と、発酵乳カードの供給流量との関係を図2に示した。図2図示のように、供給流量が1220L/hの場合、18μm程度の大きさを中心として粒子径が分布した。また、供給流量が2120L/hの場合、15μm程度の大きさを中心として粒子径が分布した。
なお、平均粒子径は供給流量が1220L/hで15.2μm、2100L/hの場合に12.6μmであった。
また、粘度は供給流量が1220L/hで11100mPa・s、2100L/hで11000mPa・sとなった。
前記の製造工程によって、粒子径が広範囲に分布することなく、特定の大きさを中心として集中的に分布している発酵乳であって、適度の粘度を有する発酵乳を安定的に得ることができた。
フィルター部材に形成されているスリット幅が15μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を使用したこの実施例2の発酵乳(ソフトヨーグルト)の方が、フィルター部材に形成されているスリット幅が10μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を使用した実施例1の発酵乳(ソフトヨーグルト)に比較して粘度が高く、処理速度が速かった。このとき、発酵乳の粒子径の分布状況や、食感の滑らかさなどはスリット幅に関係なく、同等であった。そこで、発酵乳の粘度、ボディ感を高くし、処理速度を速くするという観点からは、フィルター部材に形成されているスリット幅が15μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)の方が、フィルター部材に形成されているスリット幅が10μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)より好ましいと言える。
フィルター部材に形成されているスリット幅が20μmのスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(荒井鉄工所製)を用い、ここに、実施例1と同様にして得た発酵乳カード(すなわち、ヨーグルトミックスの固形分濃度24.2%、タンパク質濃度7.1%、脂質4.7%、砂糖5.0%で、安定剤無添加)を流動させて、スリット幅が20μmの複数のスリットを介して押し出し、発酵乳カードの破砕を行った後、実施例1と同様に、チューブラークーラー等の熱交換器を使用して、5℃程度まで急冷操作を行った。その後、所定の型に入れて冷蔵庫で冷却し(3〜5℃、12時間)、本発明の発酵乳であるソフトヨーグルトを得た。
この実施例3におけるスリット幅が20μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が形成されているトライアングルフィルター(商品名)の開口部(スリット幅が20μmのスリット)の大きさは650メッシュ(JISのフルイ規格)に相当する。すなわち、大きさ650メッシュの開口部が複数形成されているフィルター部材を用いて、実施例1と同様にして得た発酵乳カードを破砕する工程を行った。
処理速度(発酵乳カードが流動する速度)は、トライアングルフィルターの有効面積210cmに対して、発酵乳カードの供給流量を1300L/h(リットル/時間)および2900L/h(リットル/時間)の二水準とした。
流動する発酵乳カードの温度は時間と共に変化し、43〜35℃となった。
製造した発酵乳の粒子径の分布状態と、発酵乳カードの供給流量との関係を図3に示した。図3図示のように、供給流量が1300L/hの場合、18μm程度の大きさを中心として粒子径が分布した。また、供給流量が2900L/hの場合、18μm程度の大きさを中心として粒子径が分布した。
なお、平均粒子径は供給流量が1300L/hの場合に18.2μm、2900L/hの場合に14.2μmであった。
また、粘度は供給流量が1300L/hの場合に12900mPa・s、2900L/hで12500mPa・sとなった。
前記の製造工程によって、粒子径が広範囲に分布することなく、特定の大きさを中心として集中的に分布している発酵乳であって、適度の粘度を有する発酵乳を安定的に得ることができた。
フィルター部材に形成されているスリット幅が20μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を使用したこの実施例3の発酵乳(ソフトヨーグルト)の方が、フィルター部材に形成されているスリット幅が15μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を使用した実施例2の発酵乳(ソフトヨーグルト)に比較して粘度が高く、処理速度が速かった。このとき、発酵乳の粒子径の分布状況や、食感の滑らかさなどはスリット幅に関係なく、同等であった。そこで、発酵乳の粘度、ボディ感を高くし、処理速度を速くするという観点からは、フィルター部材に形成されているスリット幅が20μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)の方が、フィルター部材に形成されているスリット幅が10μm、あるいは15μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)より好ましいと言える。
フィルター部材に形成されているスリット幅が30μmのスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(荒井鉄工所製)を用い、ここに、実施例1と同様にして得た発酵乳カード(すなわち、ヨーグルトミックスの固形分濃度24.2%、タンパク質濃度7.1%、脂質4.7%、砂糖5.0%で、安定剤無添加)を流動させて、スリット幅が30μmの複数のスリットを介して押し出し、発酵乳カードの破砕を行った後、実施例1と同様に、チューブラークーラー等の熱交換器を使用して、5℃程度まで急冷操作を行った。その後、所定の型に入れて冷蔵庫で冷却し(3〜5℃、12時間)、本発明の発酵乳であるソフトヨーグルトを得た。
この実施例4におけるスリット幅が30μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が形成されているトライアングルフィルター(商品名)の開口部(スリット幅が30μmのスリット)の大きさは450メッシュ(JISのフルイ規格)に相当する。すなわち、大きさ450メッシュの開口部が複数形成されているフィルター部材を用いて、実施例1と同様にして得た発酵乳カードを破砕する工程を行った。
処理速度(発酵乳カードが流動する速度)は、トライアングルフィルターの有効面積210cmに対して、発酵乳カードの供給流量を1250L/h(リットル/時間)および3500L/h(リットル/時間)の二水準とした。
流動する発酵乳カードの温度は時間と共に変化し、43〜35℃となった。
製造した発酵乳の粒子径の分布状態と、発酵乳カードの供給流量との関係を図4に示した。図4図示のように、供給流量が1250L/hの場合、18μm程度の大きさを中心として粒子径が分布した。また、供給流量が3500L/hの場合、15μm程度の大きさを中心として粒子径が分布した。
なお、平均粒子径は供給流量が1250L/hの場合に19.8μm、3500L/hの場合に15.0μmであった。
また、粘度は供給流量が1250L/hの場合に13200mPa・s、3500L/hで12900mPa・sとなった。
前記の製造工程によって、粒子径が広範囲に分布することなく、特定の大きさを中心として集中的に分布している発酵乳であって、適度の粘度を有する発酵乳を安定的に得ることができた。
フィルター部材に形成されているスリット幅が30μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を使用したこの実施例4の発酵乳(ソフトヨーグルト)の方が、フィルター部材に形成されているスリット幅が10、15、20μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を使用した実施例1、2、3の発酵乳(ソフトヨーグルト)に比較して粘度が高く、処理速度が速かった。このとき、発酵乳の粒子径の分布状況や、食感の滑らかさなどはスリット幅に関係なく、同等であった。そこで、発酵乳の粘度、ボディ感を高くし、処理速度を速くするという観点からは、フィルター部材に形成されているスリット幅が大きい複数のスリットから複数の微細な開口部が構成されているトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)の方が適していると言える。
以上の実施例1〜4では、固形分濃度24.2%、タンパク質濃度7.1%のヨーグルトミックスを用い、安定剤無添加で得た発酵乳カードを、325メッシュ〜1300メッシュ(JISのフルイ規格)の大きさの複数の開口部を介して押し出すことによって行う発酵乳カード破砕工程において、325メッシュ〜1300メッシュ(JISのフルイ規格)の大きさの複数の開口部の一例として、フィルター部材に形成されているスリット幅がそれぞれ10、15、20、30μmの複数のスリットを有する4種のトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を使用した。
そして、これによって、粒子径が広範囲に分布することなく、特定の大きさを中心として集中的に分布している発酵乳であって、適度の粘度を有する発酵乳を安定的に得ることができた。
株式会社ニクニ製の「スプリングフィルター」(商品名)を用い、ここに、実施例1と同様にして得た発酵乳カード(すなわち、ヨーグルトミックスの固形分濃度24.2%、タンパク質濃度7.1%、脂質4.7%、砂糖5.0%で、安定剤無添加)を流動させ、フィルターの開口部を介して発酵乳カードを押し出して、発酵乳カードの破砕を行った後、実施例1と同様に、チューブラークーラー等の熱交換器を使用して、5℃程度まで急冷操作を行った。その後、所定の型に入れて冷蔵庫で冷却し(3〜5℃、12時間)、本発明の発酵乳であるソフトヨーグルトを得た。
この実施例5で使用した株式会社ニクニ製の「スプリングフィルター」(商品名)は、フィルター部材に形成されているスリット幅が20μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が形成されている。このスリット幅は650メッシュ(JISのフルイ規格)に相当する。すなわち、大きさ650メッシュ(JISのフルイ規格)の開口部が複数形成されているフィルター部材を用いて発酵乳カードを破砕する工程を行った。
処理速度(発酵乳カードが流動する速度)は、発酵乳カードの供給流量を650L/h(リットル/時間)とした。
流動する発酵乳カードの温度は時間と共に変化し、43〜35℃となった。
製造した発酵乳の粒子径の分布状態と、発酵乳カードの供給流量との関係を図5に示した。図5図示のように、22μm程度の大きさを中心として粒子径が分布した。
なお、平均粒子径は17.3μm、粘度は9200mPa・sとなった。
前記の製造工程によって、粒子径が広範囲に分布することなく、特定の大きさを中心として集中的に分布している発酵乳であって、適度の粘度を有する発酵乳を安定的に得ることができた。
真鍋工業株式会社製の「ウェッジワイヤースクリーン」(商品名)を用い、ここに、実施例1と同様にして得た発酵乳カード(すなわち、ヨーグルトミックスの固形分濃度24.2%、タンパク質濃度7.1%、脂質4.7%、砂糖5.0%で安定剤無添加)を流動させ、フィルターの開口部を介して発酵乳カードを押し出して、発酵乳カードの破砕を行った後、実施例1と同様に、チューブラークーラー等の熱交換器を使用して、5℃程度まで急冷操作を行った。その後、所定の型に入れて冷蔵庫で冷却し(3〜5℃、12時間)、本発明の発酵乳であるソフトヨーグルトを得た。
この実施例6で使用した真鍋工業株式会社製の「ウェッジワイヤースクリーン」(商品名)は、フィルター部材に形成されているスリット幅が20μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が形成されている。このスリット幅は650メッシュ(JISのフルイ規格)に相当する。すなわち、大きさ650メッシュ(JISのフルイ規格)の開口部が複数形成されているフィルター部材を用いて発酵乳カードを破砕する工程を行った。
処理速度(発酵乳カードが流動する速度)は、発酵乳カードの供給量を160L/h(リットル/時間)とした。
流動する発酵乳カードの温度は時間と共に変化し、43〜35℃となった。
製造した発酵乳の粒子径の分布状態と、発酵乳カードの供給流量との関係を図6に示した。図6図示のように、10μm程度の大きさを中心として粒子径が分布した。
なお、平均粒子径は10.3μm、粘度は8300mPa・sとなった。
前記の製造工程によって、粒子径が広範囲に分布することなく、特定の大きさを中心として集中的に分布している発酵乳であって、適度の粘度を有する発酵乳を安定的に得ることができた。
フィルター部材に形成されているスリット幅が、それぞれ、15μm、20μm、25μmのスリットから複数の微細な開口部が構成されている3種類のトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を用いた。この3種類のトライアングルフィルター(商品名)に、それぞれ、実施例1と同様の組成となるように調製して得た発酵乳カード(すなわち、ヨーグルトミックスの固形分濃度24.2%、タンパク質濃度7.1%、脂質4.7%、砂糖5.0%で、安定剤無添加)を流動させ、スリット幅が15μm、20μm、25μmの複数のスリットを介して押し出し、発酵乳カードの破砕を行った。その後、熱交換機を使用して、5℃程度まで急冷操作を行った。次いで、所定の型に入れて冷蔵庫で冷却し(3〜5℃、12時間)、本発明の発酵乳である3種類のソフトヨーグルトを得た。
この実施例7におけるスリット幅が15μm、20μm、25μmの複数のスリットから複数の微細な開口部が形成されているトライアングルフィルター(商品名)の開口部(スリット幅が15μm、20μm、25μmのスリット)の大きさは、それぞれ、900メッシュ、650メッシュ、550メッシュ(JISのフルイ規格)に相当する。すなわち、大きさ900メッシュ、650メッシュ、550メッシュの開口部が複数形成されている3種類のフィルター部材を用いて、実施例1と同様にして得た発酵乳カードを破砕する工程を行った。
処理速度(発酵乳カードが流動する速度)は、いずれもトライアングルフィルターの有効面積1200cmに対して、発酵乳カードの供給流量を5000L/h(リットル/時間)とした。5000L/h(リットル/時間)という流量は実際の工場での製造レベルの処理能力である。
製造した発酵乳の粒子径の分布状態と、発酵乳カードの供給流量との関係を図10に示した。図10図示のように、スリット幅が15μmの場合、9μm程度の大きさを中心として粒子径が分布した。また、スリット幅が20μmの場合、10μm程度の大きさを中心として粒子径が分布し、スリット幅が25μmの場合、12μm程度の大きさを中心として粒子径が分布した。
平均粒子径は、スリット幅が15μmの場合6.4μm、スリット幅が20μmの場合9.5μm、スリット幅が25μmの場合13.2μmであった。
また、粘度は、スリット幅が15μmの場合17700mPa・s、スリット幅が20μmの場合、18100mPa・s、スリット幅が25μmの場合、17700mPa・sであった。
前記の製造工程によって、粒子径が広範囲に分布することなく、特定の大きさを中心として集中的に分布している発酵乳であって、適度の粘度を有する発酵乳を安定的に得ることができた。
[比較例1]
発酵乳カードの破砕工程において、フィルター部材に形成されているスリット幅がそれぞれ10、15、20、30μmの複数のスリットを有する4種のトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を使用することに代えて、メッシュフィルター(目皿)を使用した以外は実施例1〜4と同様にして発酵乳を製造した。
メッシュフィルターとは目皿とも言い、処理流体を等間隔にある格子状の隙間に通過させることにより、微細化を行う構造である。
メッシュ径は250μmとした(JISのフルイ規格では60メッシュに相当する)。処理速度はメッシュフィルターの有効面積480cmに対して、処理流体の供給流量を500L/h(リットル/時間)とした。
処理流体の温度は時間と共に変化し、43〜35℃となった。
製造した発酵乳の粒子径の分布状態を図7に示した。図7図示のように、170μm程度の大きさを中心として粒子径が広範囲に分散した。
なお、発酵乳の平均粒子径は115μm、粘度は8200mPa・sとなった。
実施例1〜4に比較して、ザラつきや粉っぽさが強く感じられた。
[比較例2]
発酵乳カードの破砕工程において、フィルター部材に形成されているスリット幅がそれぞれ10、15、20、30μmの複数のスリットを有する4種のトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を使用することに代えて、インラインミキサー(特殊機化工業株式会社製 商品名「ラインミル」)を使用した以外は実施例1〜4と同様にして発酵乳を製造した。
インラインミキサーとは機体のケーシング内で回転歯を回転させることで連続的に剪断力を与え、粒子の微細化を行う機械である。
処理速度は処理流体の供給流量を200L/h(リットル/時間)と600L/h(リットル/時間)の二水準とした。
処理流体の温度は時間と共に変化し、43〜35℃となった。
製造した発酵乳の粒子径の分布状態と、発酵乳カードの供給流量との関係を図8に示した。図8図示のように、いずれの供給流量においても、粒子径が広範囲に分散した。
なお、平均粒子径は供給流量200L/hの場合に15.0μm、600L/hの場合に30.4μmで、粘度は、200L/hの場合に6000mPa・sで600L/hの場合に6400mPa・sとなった。
粒子径の大きさが揃っていないため、ザラつきや粉っぽさが感じられた。また、実施例1〜4に比較して粘度が低く、ボディ感の弱い発酵乳であった。
[比較例3]
発酵乳カードの破砕工程において、フィルター部材に形成されているスリット幅がそれぞれ10、15、20、30μmの複数のスリットを有する4種のトライアングルフィルター(商品名 株式会社荒井鉄工所製)を使用することに代えて、ホモゲナイザーで処理した以外は実施例1〜4と同様にして発酵乳を製造した。
ホモゲナイザーとは均質機とも言い、処理流体を流路に通過させて高圧で噴出することにより、微細化を行う構造である。
均質化圧力は5MPa、10MPa、15MPaの三水準とした。
処理速度は何れの条件も800L/h(リットル/時間)とした。処理流体の温度は時間と共に変化し、43〜35℃となった。
製造した発酵乳の粒子径の分布状態と、発酵乳カードの供給圧力との関係を図9に示した。図9図示のように、均質化圧力が5MPaの場合、7μm程度の大きさを中心として粒子径が分布した。また、均質化圧力が10MPaの場合、12μm程度の大きさを中心として、均質化圧力が15MPaの場合、9μm程度の大きさを中心として粒子径が分布した。
なお、平均粒子径はいずれも7.0〜7.2μm、粘度はいずれも4300〜5600mPa・sとなった。
前記のように、粒子径は特定の大きさに集中し、広く分散はしなかったが、粘度が低く、ボディ感が非常に弱かった。
更に、圧力の調整により剪断力を決めるため、粒子径の微妙なコントロール、また、それを安定的に運転することが困難であった。
[品質評価試験(官能評価)]
上記実施例1〜7、ならびに比較例1〜3の各製品について官能による品質評価試験(官能評価)を行った。試験結果を表1に示した。
Figure 0004791377

専門パネル10名による4段階評価:A(最も優れている)〜D(最も劣る)。総合評価は各項目の平均値である。A:4点、B:3点、C:2点、D:1点とし、小数点以下は四捨五入した。
この結果に示されるように、本発明の方法(実施例1〜7)によって作られた本発明の発酵乳は、濃厚感があり、食感と風味の良い製品となり、総合評価も高いものになった。一方、他の比較例の製法で作られた発酵乳は何れも幾つかの項目での評価が低く、全体的なバランスが悪くなり、結果として総合評価が低くなった。
本発明の製造方法で製造した本発明の発酵乳における粒子径分布を表す図。 本発明の製造方法で製造した本発明の他の発酵乳における粒子径分布を表す図。 本発明の製造方法で製造した本発明の他の発酵乳における粒子径分布を表す図。 本発明の製造方法で製造した本発明の他の発酵乳における粒子径分布を表す図。 本発明の製造方法で製造した本発明の他の発酵乳における粒子径分布を表す図。 本発明の製造方法で製造した本発明の他の発酵乳における粒子径分布を表す図。 従来の製造方法で製造した従来の発酵乳における粒子径分布を表す図。 本発明とは異なる製造方法で製造した本発明とは異なる発酵乳における粒子径分布を表す図。 本発明とは異なる製造方法で製造した本発明とは異なる他の発酵乳における粒子径分布を表す図。 本発明の製造方法で製造した本発明の他の発酵乳における粒子径分布を表す図。

Claims (4)

  1. 乳、乳製品、乳タンパク質の中の少なくとも一種以上を含むヨーグルトミックスを発酵させて得た発酵乳カードを破砕する工程を含む発酵乳の製造方法であって、
    前記発酵乳カードの破砕工程において、325メッシュ〜1300メッシュ(JISのフルイ規格)の大きさの複数の開口部を介して当該発酵乳カードを押し出すと共に、
    前記開口部の大きさ及び/又は前記開口部を通過する前記発酵乳カードの流量を変更することによって、
    レーザー回折式粒度分布測定装置SALD−2100(登録商標)(島津製作所製)を使用し、クエン酸バッファーに懸濁して30秒後に標準屈折率1.70−0.20iにて測定した時の数値である体積平均粒子径からなる、製造された発酵乳の平均粒子径の大きさを、所定の値を中心として分布するように制御する
    ことを特徴とする発酵乳の製造方法。
  2. 乳、乳製品、乳タンパク質の中の少なくとも一種以上を含むヨーグルトミックスを発酵させて得た発酵乳カードを破砕する工程を含む発酵乳の製造方法であって、
    前記発酵乳カードの破砕工程において、
    325メッシュ〜1300メッシュ(JISのフルイ規格)の大きさに相当する10〜40μmのスリット幅を有する複数のスリットからなる複数の開口部が形成されているフィルター部材を用い、前記複数の開口部を介して前記発酵乳カードを押し出すと共に、
    前記フィルター部材に形成されている前記スリットの幅及び/又は前記フィルター部材を通過する前記発酵乳カードの流量を変更することによって、
    レーザー回折式粒度分布測定装置SALD−2100(登録商標)(島津製作所製)を使用し、クエン酸バッファーに懸濁して30秒後に標準屈折率1.70−0.20iにて測定した時の数値である体積平均粒子径からなる、製造された発酵乳の平均粒子径の大きさを、所定の値を中心として分布するように制御する
    ことを特徴とする発酵乳の製造方法。
  3. 請求項1記載の製造方法によって製造した発酵乳
  4. 請求項2記載の製造方法によって製造した発酵乳。
JP2006547805A 2004-11-25 2005-11-24 発酵乳の製造方法及びこれにより製造した発酵乳 Expired - Fee Related JP4791377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006547805A JP4791377B2 (ja) 2004-11-25 2005-11-24 発酵乳の製造方法及びこれにより製造した発酵乳

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004340941 2004-11-25
JP2004340941 2004-11-25
JP2006547805A JP4791377B2 (ja) 2004-11-25 2005-11-24 発酵乳の製造方法及びこれにより製造した発酵乳
PCT/JP2005/021516 WO2006057266A1 (ja) 2004-11-25 2005-11-24 発酵乳の製造方法及びこれにより製造した発酵乳

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006057266A1 JPWO2006057266A1 (ja) 2008-06-05
JP4791377B2 true JP4791377B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=36498002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006547805A Expired - Fee Related JP4791377B2 (ja) 2004-11-25 2005-11-24 発酵乳の製造方法及びこれにより製造した発酵乳

Country Status (9)

Country Link
EP (2) EP2338349A1 (ja)
JP (1) JP4791377B2 (ja)
KR (1) KR101432553B1 (ja)
CN (1) CN101065020B (ja)
AT (1) ATE511758T1 (ja)
DK (1) DK1815747T3 (ja)
HK (1) HK1110746A1 (ja)
TW (1) TW200621166A (ja)
WO (1) WO2006057266A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103636779A (zh) * 2013-12-17 2014-03-19 山东兴牛乳业有限公司 一种功能性发酵乳及其制备方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4791376B2 (ja) * 2004-11-25 2011-10-12 株式会社明治 発酵乳及びその製造法
DE102009030459A1 (de) * 2009-06-25 2010-12-30 Molkerei Alois Müller GmbH & Co. KG Verfahren und Vorrichtung zum Bearbeiten von fermentierten Milchprodukten
FI124323B (fi) 2011-02-18 2014-06-30 Valio Oy Maitopohjainen tuote ja menetelmä sen valmistamiseksi
EP2887815B1 (en) 2012-08-22 2018-04-25 Kraft Foods Group Brands LLC Processed cheese with cultured dairy components and method of manufacturing
BR112017008129B1 (pt) * 2014-10-21 2022-02-08 Sodima Produto lácteo fermentado cavitado e método de formação do mesmo
WO2016122459A1 (en) * 2015-01-27 2016-08-04 Dupont Nutrition Biosciences Aps A method of making a fermented dairy product
JP6775284B2 (ja) * 2015-08-24 2020-10-28 雪印メグミルク株式会社 洋酒入り発酵乳
CN106804711B (zh) * 2015-11-30 2020-12-08 内蒙古伊利实业集团股份有限公司 一种含有颗粒的饮用型风味发酵乳及其制备方法
WO2018101326A1 (ja) * 2016-11-30 2018-06-07 株式会社明治 発酵乳および二層タイプの発酵乳製品の製造方法
JP7178789B2 (ja) * 2018-03-28 2022-11-28 株式会社明治 発酵乳及びその製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02286039A (ja) * 1989-04-26 1990-11-26 Milpak Inc インスタントヨーグルト組成物とその製造方法
JP2005318855A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Meiji Milk Prod Co Ltd 発酵乳の製造法及び発酵乳
WO2006057265A1 (ja) * 2004-11-25 2006-06-01 Meiji Dairies Corporation 発酵乳及びその製造法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN85108517A (zh) * 1985-11-15 1987-05-20 叶中午 永磁力发电机
JP3645986B2 (ja) * 1997-03-26 2005-05-11 雪印乳業株式会社 液状発酵乳の製造方法
ATE305224T1 (de) * 1999-01-11 2005-10-15 Calpis Co Ltd Verfahren zur herstellung von sauermilch enthaltend ein inhibitionspeptid fuer ein angiotensin konvertierendes enzym sowie ein verfahren zur herstellung von milchserum
JP2002186810A (ja) * 2000-12-21 2002-07-02 Arai Tekkosho:Kk 固液分離用濾過エレメント
FR2836014B1 (fr) * 2002-02-15 2004-07-23 Gervais Danone Sa Nouveau procede de fabrication de produits laitiers fermentes mettant en oeuvre des enzymes d'origine bacterienne
JP2004097051A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Koiwai Nyugyo Kk ヨーグルトの製造方法
CN1513342A (zh) * 2003-08-22 2004-07-21 哈高科大豆食品有限责任公司 乳制品专用分离蛋白的制备方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02286039A (ja) * 1989-04-26 1990-11-26 Milpak Inc インスタントヨーグルト組成物とその製造方法
JP2005318855A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Meiji Milk Prod Co Ltd 発酵乳の製造法及び発酵乳
WO2006057265A1 (ja) * 2004-11-25 2006-06-01 Meiji Dairies Corporation 発酵乳及びその製造法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103636779A (zh) * 2013-12-17 2014-03-19 山东兴牛乳业有限公司 一种功能性发酵乳及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
TWI336616B (ja) 2011-02-01
CN101065020B (zh) 2010-06-09
EP1815747A1 (en) 2007-08-08
JPWO2006057266A1 (ja) 2008-06-05
WO2006057266A1 (ja) 2006-06-01
ATE511758T1 (de) 2011-06-15
CN101065020A (zh) 2007-10-31
DK1815747T3 (da) 2011-09-12
EP1815747B1 (en) 2011-06-08
KR101432553B1 (ko) 2014-08-21
TW200621166A (en) 2006-07-01
HK1110746A1 (en) 2008-07-25
KR20070084537A (ko) 2007-08-24
EP1815747A4 (en) 2008-12-31
EP2338349A1 (en) 2011-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4791377B2 (ja) 発酵乳の製造方法及びこれにより製造した発酵乳
JP4791376B2 (ja) 発酵乳及びその製造法
EP1986501B1 (en) Process for manufacturing a fermented milk
JP7358099B2 (ja) ヨーグルト及びヨーグルトの製造方法
JP6955907B2 (ja) 発酵乳の製造方法
WO2011078107A1 (ja) 濃厚タイプヨーグルトの製造方法
JP2021016317A (ja) ヨーグルト及びヨーグルトの製造方法
JP4241494B2 (ja) 発酵乳の製造法及び発酵乳
JP7178789B2 (ja) 発酵乳及びその製造方法
Erfanian et al. Effects of sonication condition on milk-soymilk yogurt properties.
JPH07104A (ja) 発酵乳及びその製造方法
JP2020184925A (ja) 発酵乳
JP2016178922A (ja) 後発酵型ドリンクヨーグルトおよびその製造方法
WO2016122459A1 (en) A method of making a fermented dairy product
JP7246877B2 (ja) 液状発酵乳の製造方法
JP6258793B2 (ja) 乳製品
JPH11276067A (ja) ヨ−グルト
WO2019064954A1 (ja) 発酵乳及びその製造方法
RU2409961C2 (ru) Способ получения ферментированного молока
JP2019058104A (ja) 発酵乳の製造方法
WO2024190812A1 (ja) 発酵乳
JP2023145105A (ja) 発酵乳およびその製造方法
JP2024122140A (ja) 前発酵型のヨーグルト及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080818

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20110426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110719

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110721

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4791377

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees