JPH07104A - 発酵乳及びその製造方法 - Google Patents

発酵乳及びその製造方法

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JPH07104A
JPH07104A JP16743093A JP16743093A JPH07104A JP H07104 A JPH07104 A JP H07104A JP 16743093 A JP16743093 A JP 16743093A JP 16743093 A JP16743093 A JP 16743093A JP H07104 A JPH07104 A JP H07104A
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JP
Japan
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fermented milk
raw material
milk
viscosity
whey protein
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Application number
JP16743093A
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English (en)
Inventor
Mamoru Tomita
守 冨田
Akinori Hiramatsu
明徳 平松
Haruhiko Isomura
晴彦 磯村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 食するのに好適な粘度と、微細かつクリーミ
ーな組織を有する糊状発酵乳、及び当該発酵乳を工業的
規模で安価に簡便に製造する方法を提供する。 【構成】 高純度ホエー蛋白質を含有し、かつ増粘剤を
含まない発酵乳であって、均質装置により100Kg/
cm2 の圧力でカードを破砕して測定した粘度が120
0cp以上であることを特徴とする発酵乳、及び高純度
ホエー蛋白質を含有し、かつ増粘剤を含まない発酵乳原
料を、80℃以上100℃以下の温度で5分間以上30
分間以下の時間で加熱殺菌し、冷却し、乳酸菌スタータ
ーを添加して発酵させ、得られた発酵乳のカードを10
0Kg/cm2 以下の均質圧力で破砕することを特徴と
する発酵乳の製造方法。 【効果】 食するのに好適な粘度と、微細かつクリーミ
ーな組織を有する糊状発酵乳を、増粘剤を使用せずに、
安価に工業的規模で簡便に製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、好適な粘度と組織を有
する発酵乳の製造方法に関するものである。更に詳しく
は、本発明は、蛋白質含量が85.0%(重量)以上の
高純度ホエー蛋白質を、当該高純度ホエー蛋白質由来の
蛋白質含量が発酵乳原料に含まれる総蛋白質含量に対し
て10.0%以上の割合で含有し、かつ増粘剤を含まな
い発酵乳であって、均質装置により100Kg/cm2
の圧力でカードを破砕して測定した粘度が1200cp
以上であることを特徴とする発酵乳、及び蛋白質含量が
85.0%(重量)以上の高純度ホエー蛋白質を、当該
高純度ホエー蛋白質由来の蛋白質含量が発酵乳原料に含
まれる総蛋白質含量に対して10.0%以上の割合で含
有し、かつ増粘剤を含まない発酵乳原料を、80℃以上
100℃以下の温度で5分間以上30分間以下の時間で
加熱殺菌し、冷却し、乳酸菌スターターを添加して発酵
させ、得られた発酵乳のカードを100Kg/cm2
下の均質圧力で破砕することを特徴とする発酵乳の製造
方法、である。
【0002】本発明において、百分率の表示は、特に断
りのない限り、重量による値であり、粘度の表示は、B
型粘度計(東京計器社製)を使用し、4番ローター、6
0回転/分、試料温度10℃の条件により測定した値で
ある。
【0003】
【従来の技術】メチニコフが発酵乳の一種であるヨーグ
ルトの健康増進効果を主張して以来、発酵乳は世界中の
健康に留意している人々の関心を集め、世界中の研究者
により発酵乳の有する健康増進効果が証明されてきた。
特に近年、わが国においても、健康志向の風潮の高まり
と共に発酵乳の消費量は年々増大し、また発酵乳製品の
研究開発が活発に行われ、市場における発酵乳製品の種
類も多様化している。
【0004】発酵乳は一般に、哺乳類の乳を主原料と
し、これを乳酸菌、ビフィズス菌又は酵母(以下乳酸菌
等と記載することがある)によって発酵させて得られる
製品であり、製品の組成によって、(1)乳成分のみを
原料として発酵させたプレーン発酵乳、(2)甘味量、
香料、チョコレート、コーヒー等で味付けをしたフレー
バード発酵乳、(3)フルーツを添加したフルーツ入り
発酵乳等に、又製品の性状により、(1)固形状発酵
乳、(2)糊状発酵乳、(3)液状発酵乳等に分類さ
れ、前記の組成又は性状の組合わせにより、乳幼児から
老人にいたるまでの幅広い消費者年齢層に対して、それ
ぞれの嗜好に適した発酵乳製品が製造されている。
【0005】特に近年、わが国における発酵乳製品の多
様化において、前記発酵乳の分類中、フレーバード発酵
乳及びフルーツ入り発酵乳の製品が数多く開発されてき
たが、これらの製品は、その性状から糊状発酵乳に分類
される場合が多い。
【0006】糊状発酵乳の製造は、まず乳を主原料とし
た原料の発酵により固形状発酵乳を製造し、これを攪拌
しながら冷却し、発酵を終了させると共に、固形状発酵
乳を破砕して滑らかなカード粒子となし、必要に応じて
これに甘味量、香料、フルーツ等を添加して最終製品と
するのが一般的である。
【0007】発酵乳は本来、寒天又はゼラチン等のゲル
化剤を使用しなくとも、乳又はこれと同等以上の無脂乳
固形分のみを原料とした場合に、乳酸菌等を添加して静
置状態で発酵させた直後は、乳の凝固によりカードを形
成して固形状を呈する。
【0008】しかしながら、乳又はこれと同等以上の無
脂乳固形分のみを原料として得られる固形状発酵乳から
糊状発酵乳を製造する場合、発酵乳の粘度は物理的な力
により容易に低下する。特に無脂乳固形分含量が低い原
料(例えば、無脂乳固形分含量12.0%未満)から製
造された発酵乳の粘度は、加える物理的な力の程度が強
すぎた場合、著しく低下し、液状発酵乳の粘度に近い状
態となる。このことは、製造設備上、特に発酵タンクの
攪拌機、ライン中の輸送ポンプ及び充填機等から種々の
物理的な力を受けることは避け得ない工業的発酵乳の製
造において重大な問題となる。
【0009】このような糊状発酵乳の粘度低下の問題を
解決し、適当な粘度(ー般的には1200cp程)の製
品を製造するための技術として、従来より(a)発酵乳
に対して必要最小限の物理的な力しか与えない製造設備
となし、発酵乳の粘度を低下させない、(b)寒天、ペ
クチン、ゼラチン、澱粉等を増粘剤として発酵乳原料又
は発酵乳に添加し、発酵乳の粘度を増強する、(c)発
酵乳原料の無脂乳固形分を増強し、発酵乳の粘度を増強
する、等の方法が採用されてきた。
【0010】しかしながら、(a)の技術は製造設備の
大部分を新設又は改造する必要があり、費用を要するこ
とから、容易に採用できない不都合があり、(b)の技
術は発酵乳本来の持つ自然な風味を害する不都合、及び
使用可能な増粘剤の多くが低温でゲル化し易い等温度管
理が難しく製造工程が複雑化する等の不都合があった。
また、(c)の技術は食するのに適当な粘度と比較的自
然な風味をもつ糊状発酵乳を得ることは可能であるが、
所望の粘度を得るためには、相当量の無脂乳固形分を増
強しなければならず(一般的には原料中の無脂乳固形分
を12.0%以上とする必要がある)、原料費が高価と
なる不都合があり、更に原料中の乳成分に由来するミネ
ラルも同時に増加するので、塩味の強い風味となる不都
合があった。
【0011】また、これらの技術を組合わせて使用する
ことも行われているが、いずれも個々の手段の不都合を
解消するまでには、至っていなかった。
【0012】一方、近年、発酵乳のホエーオフ防止及び
物性(組織、硬度、粘度等)の改良を目的として、高純
度ホエー蛋白質を発酵乳製造に利用する技術が開発され
ている。ここでいう高純度ホエー蛋白質は、チーズ、カ
ゼイン等を製造する際に生じるホエーから、ゲル濾過
法、膜分離法、イオン交換樹脂法、又は食塩による塩析
法等により、ホエー蛋白質を濃縮した濃縮物、当該濃縮
物から分離して得られる液状物、又は当該液状物を乾燥
して得られる粉末であり、ホエー蛋白質を高濃度(例え
ば、85.0%以上)に含有するものであり、例えばホ
エー蛋白質濃縮物、ホエー蛋白質分離物等と呼ばれるも
のを包含している。
【0013】高純度ホエー蛋白質を発酵乳に使用した技
術としては、(i )脱脂乳の30%までを液状のチーズ
ホエー蛋白質濃縮物と置換して製造した攪拌されたヨー
グルト[ザ・オーストラリアン・ジャーナル・オブ・デ
イリー・テクノロジー(TheAustralian Journal of Dai
ry Technology)、第37巻、第4号、第139ペー
ジ、1982年]、(ii)脱脂乳の固形分を脱脂粉乳と
ホエー蛋白質濃縮物(乾燥物)で増強して製造したヨー
グルト[ザ・オーストラリアン・ジャーナル・オブ・デ
イリー・テクノロジー(The Australian Journal of Da
iry Technology)、第39巻、第1号、第33ページ、
1984年]、(iii )ヨーグルト原料の加熱殺菌後に
ホエー蛋白質濃縮物を添加して製造するか、又は予め加
熱処理し均質化したホエー蛋白質濃縮物を殺菌前のヨー
グルト原料に添加した後、加熱殺菌して製造する攪拌さ
れたヨーグルトの製造方法(欧州特許第0184267
号)、(iv)特定の限外濾過膜を通すことにより熱凝固
性をなくしたホエー蛋白質濃縮物を添加することを特徴
とするヨーグルトの製造法(特公平3−52940号公
報)、等が知られている。
【0014】又、本発明者等の一部は、(v )純度90
%以上の高純度ホエー蛋白質を、総蛋白質の少なくとも
0.6%の割合でヨーグルト原料又はヨーグルトに含有
させることを特徴とするホエーオフを防止したヨーグル
トの製造方法を先に特許出願している(特開平3−19
8738号公報)。
【0015】これらの発酵乳製造への高純度ホエー蛋白
質の利用技術のうち、特に(i )、(ii)及び(iii )
の技術によって製造した糊状ヨーグルトの粘度は増強さ
れることが報告されている。
【0016】しかし、前記(i )及び(ii)の技術によ
り製造した糊状ヨーグルトは、高純度ホエー蛋白質の使
用量が低い場合には、組織は良好であるが増粘効果は低
くなり、高純度ホエー蛋白質の使用量が高い場合は、増
粘効果は高くなるが、組織は粗い粒状を呈しやすく、更
に高純度ホエー蛋白質の使用量が高い場合には、発酵直
後の固形状発酵乳は強固なカードを形成し、従来糊状発
酵乳の製造に用いられてきた製造工程では固形状発酵乳
の十分な破砕効果が得られず、組織は極めて粗い粒状を
呈する不都合があった。
【0017】前記(iii )の技術は、このように高純度
ホエー蛋白質を発酵乳に使用して粘度の増加を図る場合
に組織が粗い粒状を呈するという問題を解決できるが、
発酵乳の製造工程においてホエー蛋白質濃縮物を加熱処
理し、均質化する工程を特別に設けなければならず、製
造設備及び工程が複雑化する不都合があった。
【0018】又、前記(iv)の技術では使用できる高純
度ホエー蛋白質は特定の限外濾過膜を通すことにより熱
凝固性を喪失したホエー蛋白質濃縮物に限られる不都合
があり、更に当該技術により製造したソフトタイプ(糊
状)のヨーグルトの粘度が増強された報告はない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、前記従
来技術の不都合を解決するために、糊状発酵乳の製造に
おける高純度ホエー蛋白質の利用方法について鋭意研究
を行った結果、意外にも高純度ホエー蛋白質使用量を高
くすることにより従来糊状発酵乳の製造には適さないと
された強固なカードの固形状発酵乳を製造し、これを従
来糊状発酵乳の製造において避けられてきた強度の物理
的ゲル破砕手段と組合わせることにより、微細かつクリ
ーミーな組織と、好適な粘度を合わせ持った糊状発酵乳
が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0020】本発明の目的は、食するのに好適な粘度
と、微細かつクリーミーな組織を有する糊状発酵乳、及
び当該発酵乳を工業的規模で安価に簡便に製造する方法
を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の発明は、蛋白質含量が85.0%(重量)以
上の高純度ホエー蛋白質を、当該高純度ホエー蛋白質由
来の蛋白質含量が発酵乳原料に含まれる総蛋白質含量に
対して10.0%以上の割合で含有し、かつ増粘剤を含
まない発酵乳であって、均質装置により100Kg/c
2 の圧力でカードを破砕して測定した粘度が1200
cp以上であることを特徴とする発酵乳である。
【0022】前記課題を解決する本発明の第2の発明
は、蛋白質含量が85.0%(重量)以上の高純度ホエ
ー蛋白質を、当該高純度ホエー蛋白質由来の蛋白質含量
が発酵乳原料に含まれる総蛋白質含量に対して10.0
%以上の割合で含有し、かつ増粘剤を含まない発酵乳原
料を、80℃以上100℃以下の温度で5分間以上30
分間以下の時間で加熱殺菌し、冷却し、乳酸菌スタータ
ーを添加して発酵させ、得られた発酵乳のカードを10
0Kg/cm2 以下の均質圧力で破砕することを特徴と
する発酵乳の製造方法である。
【0023】以下、本発明について詳しく説明する。
【0024】本発明の発酵乳の製造方法は、蛋白質含量
が85%(重量)以上の高純度ホエー蛋白質を、当該高
純度ホエー蛋白質由来の蛋白質含量が発酵乳原料に含ま
れる総蛋白質含量に対して10.0%以上の割合で含有
し、かつ増粘剤を含まない発酵乳であって、均質装置に
より100Kg/cm2 の圧力でカードを破砕して測定
した粘度が1200cp以上であること、を特徴として
いる。
【0025】本発明に使用される高純度ホエー蛋白質
は、例えばチーズ、カゼイン等を製造する際に生じるホ
エー(例えば、甘性ホエー、酸性ホエー等)又はそれら
を加工したホエー粉末、ホエー蛋白質濃縮物等、又はこ
れらの任意の混合物(以下これらをまとめてホエー等と
記載することがある)から、ゲル濾過法、膜分離法、イ
オン交換樹脂法、又は食塩による塩析法等により、ホエ
ー蛋白質を濃縮し、又は分離し、得られる液状物、又は
当該液状物を乾燥して得られる粉末であり、ホエー蛋白
質を85.0%以上、望ましくは90.0%以上、含有
するものであり、本発明の実施に際しホエー等から調製
して使用することも、又、市販品を用いることもでき
る。
【0026】この高純度ホエー蛋白質を、当該高純度ホ
エー蛋白質由来の蛋白質含量が発酵乳原料に含まれる総
蛋白質含量に対して10.0%以上35.0%以下の割
合で、必要とされる他の原料(例えば水、生乳、牛乳、
全脂粉乳、脱脂粉乳、バター、クリーム等)と均一に混
合し、溶解して、発酵乳原料を調製する。
【0027】また、発酵乳原料には砂糖をはじめとする
甘味量、その他香料等通常の方法において使用される成
分を添加してもよいが、増粘剤(例えば寒天、ペクチ
ン、ゼラチン、澱粉等)は添加しない。
【0028】続いて発酵乳原料を加熱殺菌する。加熱殺
菌の温度は80℃以上100℃以下、加熱殺菌を行う時
間は5分間以上30分間以下であるが、望ましくは90
℃以上95℃以下で10分間以上15分間以下である。
加熱殺菌条件は、本発明においては最終的に得られる糊
状発酵乳の粘度に影響を与えるので、食するのに好適な
発酵乳粘度を得るために、当該加熱殺菌条件の熱履歴を
保つことが重要である。
【0029】加熱殺菌後の発酵乳原料を冷却し、通常の
発酵乳製造方法に従い、乳酸菌をスターターとして添加
し、発酵させる。
【0030】このようにして得られた発酵乳は、硬いカ
ードを形成して固形状となっている。この固形状発酵乳
のカードを、攪拌等の手段により大まかに破砕しながら
冷却し、発酵を終了させる。本発明の発酵乳は、通常の
発酵乳に比較して硬いカードを有しているため、当該冷
却操作における攪拌(この分野で通常使用する攪拌機を
用いる場合)した後の発酵乳は、粗い粒状の組織を有し
ており、ザラついた食感を与える。冷却終了後の発酵乳
の粗い粒状のカードを、100Kg/cm2 以下の均質
圧力で破砕し、滑らかな組織の糊状発酵乳を得る。カー
ドの破砕は、当該圧力でカードの均質化を行い得る均質
装置、又は当該圧力での均質化に相当するカード破砕効
果を有する破砕装置であれば、どのような構造の装置を
使用して行ってもよいが、例えば、均質機等を使用して
行うことができる。
【0031】以上のようにして得られた本発明の発酵乳
は、蛋白質含量が85.0%(重量)以上の高純度ホエ
ー蛋白質を、当該高純度ホエー蛋白質由来の蛋白質含量
が発酵乳原料に含まれる総蛋白質含量に対して10.0
%以上の割合で含有し、かつ増粘剤を含まない発酵乳で
あって、均質装置により100Kg/cm2 の圧力でカ
ードを破砕して測定した粘度が1200cp以上である
ことを特徴とする発酵乳である。
【0032】発酵乳原料に含まれる総蛋白質含量に対す
る高純度ホエー蛋白質由来の蛋白質含量が10.0%以
下の場合、得られる糊状発酵乳の粘度は高純度ホエー蛋
白質無添加の発酵乳と大差なく、高純度ホエー蛋白質添
加の効果がみられない。発酵乳原料に含まれる総蛋白質
含量に対する高純度ホエー蛋白質由来の蛋白質含量が3
5.0%以上の場合、得られる発酵乳の風味が劣る。
【0033】本発明の発酵乳は砂糖をはじめとする甘味
量、その他香料などを含有してもよいが、増粘剤(例え
ば寒天、ペクチン、ゼラチン、澱粉)等を含有する必要
はない。
【0034】本発明の発酵乳は、均質装置により100
Kg/cm2 の圧力でカードを破砕して、前記の条件で
粘度を測定した場合、1200cp以上の粘度を有す
る。後記試験例に示すとおり、この粘度は食するのに好
適な粘度である。本発明において均質装置とは、例えば
均質機等である。
【0035】なお、本発明の発酵乳に、例えばチョコレ
ート、フルーツソース、果肉等を混合し、フレーバード
発酵乳、フルーツ入り発酵乳等を製造することもでき
る。
【0036】次に試験例を示して、本発明を更に詳述す
る。
【0037】試験例1 この試験は、食するのに適した糊状発酵乳の粘度、及び
発酵乳原料に含まれる総蛋白質含量に対する高純度ホエ
ー蛋白質由来の蛋白質含量の割合を決定するために行っ
た。
【0038】1)試料の調製 2.7kgの脱脂粉乳(森永乳業社製)を水29.3k
gに溶解した後、これを4kgずつ8バッチに分けた。
各脱脂粉乳溶液のうち7バッチには高純度ホエー蛋白質
(以下WPIと記載することがある)として市販品(ミ
ライ社製。蛋白質含量89.3%)を表1に記載した量
で添加し(各試料の総蛋白質含量に対する添加したWP
Iの蛋白質含量の割合を表1にあわせて記載)、十分に
溶解して発酵乳原料とした(試料2〜試料8)。残りの
1バッチについてはWPIを添加せずに発酵乳原料と
し、対照試料とした(試料1)。
【0039】前記各発酵乳原料をそれぞれ90℃、15
分間加熱殺菌し、ラクトバシラス・ブルガリクス(Lact
obacillus bulgaricus)及びストレプトコッカス・サー
モフィルス(Streptococcus thermophilus)からなる混
合ヨーグルトスターター(ハンセン社製)を各60g添
加して均一に混合した後、37℃の発酵室に静置して5
時間発酵させた。次に各発酵乳を氷水中で攪拌しながら
15℃に速やかに冷却して発酵を終了させた。
【0040】冷却後の各発酵乳をホモゲナイザー(タイ
プH3−1C、三丸機械社製)を使用して100kg/
cm2 の圧力で均質化し、糊状発酵乳とした。
【0041】2)試験方法 各試料から製造した糊状発酵乳の粘度を、測定した。
【0042】更に、各試料から製造した糊状発酵乳の粘
度及び風味を、男女各10名からなるテストパネルによ
る官能検査(最も好ましい粘度又は風味のものを5点、
最も好ましくない粘度又は風味のものを1点として5段
階で採点)により評価し、全員の平均点を表示した。
【0043】3)試験結果 この試験の結果は、表1に示すとおりである。表1から
明らかなように、粘度については試料4〜7から製造し
た糊状発酵乳以上の粘度、即ち1200〜4000cp
が高得点を示した。また、風味については試料8から製
造した糊状発酵乳は他に比較して得点が低く、表1には
記載していないが異臭味があるとのコメントが多くみら
れた。
【0044】このことから、1200〜4000cpの
粘度範囲が食するのに好適な粘度であること、総蛋白質
含量に対する高純度ホエー蛋白質由来の蛋白質含量の割
合の範囲は10.0%以上、望ましくは10.0%以上
35.0%以下であることが判明した。尚、他の組成及
び方法で製造した場合も、ほぼ同様の結果が得られた。
【0045】
【表1】 試験例2 この試験は、高純度ホエー蛋白質を含有する発酵乳原料
の加熱殺菌条件を決定するために行った。
【0046】1)試料の調製 1.5kgの脱脂粉乳(森永乳業社製)、90gのWP
I(ミライ社製。蛋白質含量89.3%)を水13.4
1kgに溶解して発酵乳原料とした後(発酵乳原料の総
蛋白質含量に対するWPIの蛋白質含量の割合は90.
0%)、これを1kgずつ15バッチに分けた。
【0047】このうち7バッチをそれぞれ表2に記載し
た各温度で10分間加熱殺菌し、以下の操作は混合ヨー
グルトスターター(ハンセン社製)を各15g添加する
ことを除き試験例1と同一の方法により糊状発酵乳を得
た(試料9〜15)。
【0048】また、残りの8バッチを90℃で、それぞ
れ表3に記載した各時間(分)加熱殺菌し、以下の操作
は混合ヨーグルトスターター(ハンセン社製)を各15
g添加することを除き試験例1と同一の方法により糊状
発酵乳を得た(試料16〜試料23)。
【0049】2)試験方法 各試料の粘度を試験例1と同一の方法により測定した。
【0050】3)試験結果 この試験結果は、表2及び表3に示すとおりである。表
2から明らかなように、加熱温度については試料10〜
14の80℃以上100℃以下の範囲で、1360〜2
700cpの粘度を有する発酵乳(即ち試験例1で得ら
れた食するのに好適な粘度を有する発酵乳)が得られ、
特に試料12〜13の加熱温度範囲、即ち90℃以上9
5℃以下の範囲で高い粘度が得られた。
【0051】又、表3から明らかなように、加熱時間に
ついては試料17〜22加熱時間範囲(即ち5分間以上
30分間以下の範囲)で、1740〜2380cpの粘
度を有する発酵乳(即ち、試験例1で確認された「食す
るのに好適な粘度」を有する発酵乳)が得られ、特に試
料18〜20の加熱時間範囲、即ち10分間以上20分
間以下の範囲で高い粘度が得られた。
【0052】このことから、加熱温度については80℃
以上100℃以下、特に望ましくは90℃以上95℃以
下の温度、加熱時間については5分間以上30分間以
下、特に望ましくは10分間以上20分間以下の時間が
本発明の発酵乳原料の加熱殺菌条件として望ましいこと
が判明した。尚、他の組成及び方法で製造した場合も、
ほぼ同様の結果が得られた。
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】 試験例3 この試験は、カード破砕のために加える物理的な力が本
発明の発酵乳の粘度に与える影響について検討し、あわ
せてカード破砕の結果得られる糊状発酵乳の組織の良否
について検討するために行った。
【0055】1)試料の調製 WPI(ミライ社製。蛋白質含量89.3%)の添加量
が15.0%であること、及び加熱温度が90℃である
ことを除き、試験例1と同一の方法により発酵乳原料を
発酵させ、得られた発酵乳を氷水中で攪拌しながら15
℃まで速やかに冷却して発酵を終了させた。
【0056】冷却後の発酵乳を約4kgずつ8バッチに
分け、ホモゲナイザー(タイプH3−1C、三丸機械社
製)を使用して各バッチを表4に示した圧力で均質化
し、糊状発酵乳とした(試料24〜試料31)。
【0057】2)試験方法 各試料の粘度を試験例1と同一の方法により測定した。
【0058】また、糊状発酵乳の組織の良否について
は、肉眼による観察及び食感により評価した。
【0059】3)試験結果 この試験の結果は、表4に示すとおりであった。表4か
ら明らかなように、全試料とも均質圧力の増加に伴い、
粘度は低下したが、試料24〜30(均質圧力100k
g/cm2 以下)は、食するのに好適な粘度である13
50〜3850cpを維持していた。
【0060】又、試料24〜試料31において、均質化
後の糊状発酵乳の組織は、肉眼観察の結果は微細で、食
感は良好であり、特に0kg/cm2 (圧力をかけずに
ホモジナイザーを通過させた状態)の圧力での均質化で
も微細かつクリーミーな組織が得られた。
【0061】このことから、本発明の発酵乳は、例えば
製造工程から加えられる物理的な力が比較的大きな場合
(均質化の圧力100kg/cm2 )でも粘度低下が少
なく、食するのに好適な粘度を保ち得ること、及びカー
ドの破砕のために加えられる物理的な力が比較的小さな
場合(均質化の圧力0kg/cm2 )でも微細かつクリ
ーミーな組織が得られることが判明した。尚、他の組成
及び方法で製造した場合も、ほぼ同様の結果が得られ
た。
【0062】
【表4】 次に実施例を示して本発明を更に詳述するが、本発明は
以下の実施例に限定されるものではない。
【0063】
【実施例】
実施例1 市販の牛乳24kgに脱脂粉乳(森永乳業社製)8.6
4kg、45%クリーム(森永乳業社製)2.4kg、
WPI(ミライ社製)0.96kg、砂糖(三井精糖社
製)8.4kg及び水73.2kgを添加し、均一に混
合し溶解して、90℃で15分間加熱殺菌し、40℃に
冷却し、ラクトバシラス・ブルガリクス(Lactobacillu
s bulgaricus)及びストレプトコッカス・サーモフィル
ス(Streptococcus thermophilus)からなる混合ヨーグ
ルトスターター(ハンセン社製)を2.4kg添加して
均一に混合した。これを37℃の発酵室で5時間発酵さ
せた後、氷水中で攪拌しながら15℃まで速やかに冷却
して発酵を終了させた。
【0064】冷却後の発酵乳をホモゲナイザー(タイプ
H3−1C、三丸機械社製)を使用して50kg/cm
2 の圧力で均質化し、150ml容の紙カップに充填し
て、糊状発酵乳の120gの製品1000個を得た。
【0065】得られた発酵乳製品は食するのに好適な2
400cpの粘度、及び微細かつクリーミーな組織を有
し、5℃で14日間保存した後も、組織、風味、及び食
感が良好であり、ホエー分離も認められなかった。
【0066】実施例2 市販の牛乳30kgに脱脂粉乳(森永乳業社製)4.7
kg、45%クリーム(森永乳業社製)1.5kg、W
PI(ミライ社製)0.6kg、砂糖(三井精糖社製)
1.8kg及び水20.2kgを添加し、均一に混合し
溶解して、90℃で15分間加熱殺菌し、40℃に冷却
し、ラクトバシラス・ブルガリクス(Lactobacillus bu
lgaricus)及びストレプトコッカス・サーモフィルス
(Streptococcus thermophilus)からなる混合ヨーグル
トスターター(ハンセン社製)を1.2kg添加して均
一に混合した。これを37℃の発酵室で5時間発酵させ
た後、氷水中で攪拌しながら15℃まで速やかに冷却し
て発酵を終了させた。
【0067】冷却後の発酵乳をホモゲナイザー(タイプ
H3−1C、三丸機械社製)を使用して100kg/c
2 の圧力で均質化し、得られた糊状発酵乳にイチゴプ
レザーブ(長谷川香料社製)24kgを添加して均一に
混合した後、150ml容の紙カップに充填して、糊状
発酵乳の120gの製品700個を得た。
【0068】得られた発酵乳は食するのに好適な380
0cpの粘度、及び微細かつクリーミーな組織を有し、
5℃で14日間保存した後も、組織、風味、及び食感が
良好であり、ホエー分離も認められなかった。
【0069】
【発明の効果】本発明によって奏せられる効果は、次の
とおりである。
【0070】食するのに好適な粘度と、微細かつクリー
ミーな組織を有する糊状発酵乳を、増粘剤を使用せず
に、安価に工業的規模で簡便に製造することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛋白質含量が85.0%(重量)以上の
    高純度ホエー蛋白質を、当該高純度ホエー蛋白質由来の
    蛋白質含量が発酵乳原料に含まれる総蛋白質含量に対し
    て10.0%以上の割合で含有し、かつ増粘剤を含まな
    い発酵乳であって、均質装置により100Kg/cm2
    の圧力でカードを破砕して測定した粘度が1200cp
    以上であることを特徴とする発酵乳。
  2. 【請求項2】 蛋白質含量が85.0%(重量)以上の
    高純度ホエー蛋白質を、当該高純度ホエー蛋白質由来の
    蛋白質含量が発酵乳原料に含まれる総蛋白質含量に対し
    て10.0%以上の割合で含有し、かつ増粘剤を含まな
    い発酵乳原料を、80℃以上100℃以下の温度で5分
    間以上30分間以下の時間で加熱殺菌し、冷却し、乳酸
    菌スターターを添加して発酵させ、得られた発酵乳のカ
    ードを100Kg/cm2 以下の均質圧力で破砕するこ
    とを特徴とする発酵乳の製造方法。
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