JP4789303B2 - 内蔵メモリのための自己復旧回路を具備する集積回路半導体装置及びメモリ復旧方法 - Google Patents

内蔵メモリのための自己復旧回路を具備する集積回路半導体装置及びメモリ復旧方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内蔵メモリ(embedded memory)のための自己診断方法及び復旧方法に係り、より具体的には内蔵メモリ用の自己復旧回路(built in self repair circuit;BISR)を備えた集積回路半導体装置及びメモリ復旧方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、コア基盤集積回路(core―based integrated circuit)設計が増加しているが、これはシステムオンチップ(system on a chip;SOC)設計が新しい設計傾向として広く認識されていることを意味する。従って、集積回路設計で、中央処理装置(centralprocessing unit;CPU)を初めとするコア又はアナログコアがしばしば利用され、多様な種類のコアを複数個内蔵した集積回路が開発されている。
【0003】
システムオンチップ(SOC)形態を取っている回路(circuit)やシステムでは、より高い容量(capacity)を持った内蔵メモリを必要とする。例えば、CPUのように複雑なチップ内部のデータ転送帯域幅(band width)を引き上げるためにこのような要求が多くなってきている。
【0004】
近年の半導体製造技術の発展により、ダイ(die)サイズを維持しながら高いメモリ容量を確保できるようになった。しかし、回路内に内蔵されたメモリは、その構造が非常に複雑で、他のロジックブロックに比較し、より多種の信号を共有するので、不良発生可能性が高い。上記問題点を解決するために、設計技術者は内蔵メモリに冗長性(redundancy)を持たせている。
【0005】
一般に、半導体メモリ装置は外部メモリテスタ(external memory tester)又は自動テスト装置(Automatic Test Machine;ATE)を使用してソフトウェア的に復旧アルゴリズムを実行し、半導体メモリ装置に発生した不良が復旧可能であるか否かを判別した後、物理的復旧(physical repair)(一般的に、Laser Zapping)を行う。このような方法でSOCをテストするためには、SOCに内蔵されたコア(core)に対するテストとSOCに内蔵されたメモリに対するテストとを別々に実行しなければならないだけでなく、テストを実行するための外部ピンをSOC上に用意しなければならない。その結果、テスト過程が複雑になるだけでなくチップの生産単価が増加することになる。
【0006】
このような問題を解決するために、SOC内部にSOC自体をテストするための自己診断回路(Built In Self Test;BIST)と、自己診断回路による検査結果に基づいて検出された不良セルに対する復旧(repair)が可能であるか否かを判断し、その判断結果によってソフトウェア(software)的にチップ内部で自動的に復旧を行う自己復旧回路(BuiltIn Self Repair;BISR)とを具備する。自己復旧回路は既存のテスト装備と異なり、物理的復旧を行なわず、チップ自体に復旧アルゴリズムを搭載して不良セルに対する復旧可能可否を自ら判断し、復旧可能の場合には、ソフトウェア的に論理的復旧(logical repair)を行う。このような内蔵メモリに対する自己診断(self test)や自己復旧(self repair)は、SOCに発展している最近のプロセッサ(processor)設計技術では不可欠の技術となっている。このような自己復旧回路及び自己診断回路を具備したシステムは、1999年7月、Shaik等によって取得された米国特許第5,920,515号、“REGISTER―BASED REDUNDANCY CIRCUIT AND METHOD FOR BUILT―IN SELF―REPAIR IN A SEMICONDUCTOR MEMORY DEVICE”と、1999年11月Irrinki等によって取得された米国特許第5,987,632号、“METHOD OF TESTING MEMORY OPERATIONS EMPLOYING SELF―REPAIR CIRCUITRY AND PERMANENTLY DISABLING MEMORY LOCATIONS”に開示されている。
【0007】
一般に、冗長セル(redundancy cell)を利用した不良セルの復旧は、不良が発生したセルのワードライン(word line)、即ちロウアドレス(row address)と、ビットライン(bit line)、即ちカラムアドレス(column address)とをソフトウェア的にニ進検索ツリー(binary search tree)を構成しながら、各ケース毎に(case by case)深い先検索(Depth First Search;DFS)を実行し、どのワードラインとビットラインとを冗長ラインに代替するかを決定する。しかし、このような作業を実行することには0(2n)の時間がかかる。これは、一つの演算(例えば、掛け算演算)が実行される時間をnとしたとき、2nの時間がかかることを意味する。即ち、復旧のためにかかる時間は、ロウ冗長(row redundancy)、カラム冗長(column redundancy)、および不良の分布に対して指数関数的に増加するので、冗長個数が多く、不良発生が多い場合、前記方法は効果的ではないことが分かる。このような性格の問題をNP完全(NP―Completness)問題と言う。これを解決するためには、与えられた問題の解を決定的なアルゴリズムによらず試行錯誤を通じて蓄積された経験的知識を動員して求めるヒューリスティック(Heuristic)法が使用される。もし、このような問題に対してアルゴリズムを作ろうとすると、問題の範囲を極めて制限する方法が一番有効であり、問題の範囲を極めて制限しないとハドウェアでの実現も不可能である。
【0008】
従って、既存の自己復旧回路を内蔵したSOC装置のほとんどは復旧することができる範囲を大きく制約している。例えば、ロウ冗長とカラム冗長の個数を`1´以下にして実現する場合がある。各々の冗長が1個又は1対である時の自己復旧回路は非常に単純化される。しかし、この場合には1個のロウと1個のカラムしか復旧できないという限界を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、もっと高い容量(capacity)の内蔵メモリを必要とするSOCシステムの傾向に照らすと、内蔵メモリに発生する不良セルを復旧するためにはもっと多数の冗長を追加しなければならない。なぜならば、万一SOCの内蔵メモリに発生する不良セルが十分に復旧されないと、CPUのような高価のコアから不良が発生しないにも関わらず、低価のメモリから発生する不良によってSOC全体が不良と判定されてしまうからである。従って、前述のような課題を解決するために、多重冗長を有する内蔵メモリに発生する不良を正確に復旧できる新しい自己復旧回路及びそのメモリ復旧方法が要望されていた。
【0010】
本発明は前述した課題を解決するためになされたもので、多重冗長を持った内蔵メモリの不良をより正確に復旧できる自己復旧回路を備えた集積半導体とそのメモリ復旧方法とを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した本発明の目的を達成するために、本発明の集積回路半導体装置は、複数個のロウ冗長と複数個のカラム冗長とを具備した内蔵メモリと、メモリ不良を検出するための自己診断回路と、前記自己診断回路から検出された不良に関する情報をロウまたはカラム別に区分して貯蔵した後、これに基づいて不良に対する復旧方法を決定し、復旧したアドレスを内蔵メモリに発生させるための自己復旧回路とを含む。
【0012】
ここで、自己復旧回路は、自己復旧回路の諸般動作を制御するための自己復旧制御器と、複数個のデータ貯蔵領域を含む複数個のエントリに構成された第1及び第2貯蔵手段と、メモリに発生した不良のロウアドレス及び不良の個数を第1貯蔵手段に貯蔵するための第1ロジックと、メモリに発生した不良カラムアドレス及び不良の個数を第2貯蔵手段に貯蔵するための第2ロジックと、相手先貯蔵手段の位置情報を第1又は第2貯蔵手段に貯蔵し、不良に対する復旧方法を決定する時、該当位置情報が示す相手先貯蔵手段に貯蔵された不良の個数を一つずつ減少させるための第3ロジックと、決定された復旧方法によってロウ及びカラムアドレスをメモリに発生させるためのアドレスチェッカとを含む。
【0013】
本発明の他の特徴によると、本発明による自己復旧回路の不良セル復旧方法は、メモリから検出された不良に対するロウ/カラムアドレス、不良の個数及び不良に対応するカラム/ロウアドレスを貯蔵している相手先貯蔵手段の位置情報を貯蔵するための複数個のエントリに構成された第1又は第2貯蔵手段を形成する段階と、メモリに具備されたロウ又はカラム冗長個数だけエントリを選択して不良に対する復旧方法を決定し、エントリ中で、貯蔵された不良個数が多いエントリを選択し、選択されたエントリが示す相手先貯蔵手段のエントリに貯蔵された不良の個数を一つずつ減少させる段階と、決定された復旧方法に応答して復旧されたアドレスをメモリに発生させる段階とを含む。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を添付した図1乃至図12を参照して詳しく説明する。
【0015】
本発明の新規な集積回路半導体装置は、内蔵メモリに発生した不良セルに対するロウ及びカラムの復旧を実行するために要求される情報を貯蔵するためのロウ及びカラムフィルエントリを含む。ロウ及びカラムフィルエントリは、内蔵メモリのロウ/カラム冗長の個数によってその大きさが決定され、不良セルが発生した位置に対応するロウ及びカラム情報を各々貯蔵すると同時に、相手先のフィルエントリを示すポインタを内蔵する。自己復旧回路は、構成されたフィルエントリの情報に基づいて復旧される情報だけをフィルエントリに残し、他の情報は削除する。そして、最終的にロウ及びカラムフィルエントリに残された情報によって内蔵メモリに発生した不良セルに対するロウ及びカラム復旧が実行される。
【0016】
図1は本発明の一実施形態による集積回路半導体装置の構成を示すブロック図である。図1に示された集積回路半導体装置は、多重冗長を有する内蔵メモリに発生した不良セルの復旧を実行するための、自己復旧回路を具備したSOCシステムである。図1を参照すると、SOCシステムは、その内部に内蔵されたメモリ30と、内蔵メモリ30を含むSOCシステム自体をテストするための自己診断回路10と、自己診断回路10からのテスト結果によってSOCシステムを自動的に復旧するための自己復旧回路20とを含む。
【0017】
自己診断回路10には自己診断制御器(BIST controller)11、アドレス発生器(address generator)12、データ発生器(data generator)13、比較器(comparator)14が含まれる。そして、自己復旧回路20には自己復旧制御器(BISR controller)21、アドレスチェッカ(address checker)22、第1フィルロジック(first fill logic)23、第2フィルロジック(second fill logic)24、ロウフィルエントリ(row fill entry)25、カラムフィルエントリ(column fill entry)26、アロケーションロジック(allocation logic)27が含まれる。SOCシステムに内蔵されたメモリ30はM×Nの大きさを持つメモリとして、複数個(例えば、R個)のロウ冗長31と複数個(例えば、C個)のカラム冗長32とを含む。ここで、フィルエントリ25,26は内蔵されたメモリ30上に発生した不良に対するロウ及びカラムアドレスを貯蔵するための複数個のエントリで構成された内蔵メモリで、不良アドレスメモリ(failure address memory;FAM)とも言う。図1に図示されたSOC自己診断回路10及び自己復旧回路20による内蔵メモリ30のテスト及び復旧動作は以下のようになる。
【0018】
まず、自己診断回路10のアドレス発生器12とデータ発生器13とは自己診断制御器11の制御によってアドレス(Addr)とデータ(Din)とをメモリ30に送出し、メモリ30は自己診断回路10から入力されるアドレス(Addr)とデータ(Din)とに応答して出力データ(Dout)を比較器14に出力する。この時、比較器14は、データ発生器13から発生されたデータ(Din)とメモリから入力されたデータ(Dout)とを比較して、該当アドレスに不良が発生しているか否かを判定する。
【0019】
自己診断回路10が、検出された不良発生情報を自己復旧回路20の自己復旧制御器21に伝達すると、第1及び第2フィルロジック23,24は、自己復旧制御器21の制御に応答して、ロウフィルエントリ25とカラムフィルエントリ26とにそれぞれ不良セルが発生したアドレスと、該アドレスと同一のアドレスに発生した不良個数を貯蔵する。後に詳しく説明するが、本発明によるロウフィルエントリ25とカラムフィルエントリ26とは、それぞれ相手先のフィルエントリを構成しているエントリの位置を貯蔵するためのポインタを内蔵する。その結果、ロウ/カラムフィルエントリ25,26に貯蔵された各々のロウ/カラムアドレスに対応するカラム/ロウアドレスが貯蔵された相手先カラム/ロウフィルエントリ26,25のエントリ位置を把握することができる。このポインタは、図1に示されたアロケーションロジック27によってロウ及びカラムフィルエントリ25,26に貯蔵される。このような方法によって、メモリ30に発生する不良セルに対する情報がロウ及びカラムフィルエントリ25,26に全て貯蔵されると、自己復旧制御器21は、まずロウ及びカラムフィルエントリ25,26中の全体エントリ個数が少ないエントリを選択する。そして、選択されたフィルエントリを構成しているエントリ中の貯蔵された不良セルの個数が多いエントリから選択して、不良セルに対する復旧方法を決定する。選択されたフィルエントリの復旧方法が決定されると、これと同一の方法で、残りエントリに対する復旧方法を決定する。復旧方法を決定するためのエントリを選択する時、アロケーションロジック27は自己復旧制御器21の制御に応答して、選択されたエントリが示す相手先に貯蔵された不良セル個数を一つずつ減らしていく動作を実行する。この時、仮に減少した不良セル個数が0になると、該当エントリ全体がアロケーションロジック27によって削除される。このような過程によって、メモリ30に発生した不良セルに対する復旧方法が決定されると、自己復旧回路20は不良セルが発生した位置のアドレスを受け入れ、これを修復アドレス(Repaired Address)に変換してメモリ30に送出する。
【0020】
このような自己復旧回路20の動作によって、メモリ30に具備されたロウ/カラム冗長31,32を利用した復旧がSOC自体で実行される。次に詳しく説明するが、前述のようなロウ及びカラムフィルエントリ25,26を使用した本発明による不良セル復旧方法は、ロウ/カラム冗長31,32の個数に関係なく、高い修復率(repair recovery)を提供する。
【0021】
図2は従来技術によるフィルエントリの構成を示す図である。図2に示すように、従来の自己復旧回路は不良セルロウ及びカラムアドレス情報を一度に貯蔵するためのフィルエントリを具備する。一般に、R個のロウ冗長とC個のカラム冗長とを具備した内蔵メモリに対する自己復旧を実行するために貯蔵しなければならない不良セルの個数は2×R×C個である。従って、フィルエントリの全体エントリ個数は2×R×C個に構成される。このような方法でフィルエントリを構成する場合、フィルエントリ一つに対してロウ及びカラム情報全てを貯蔵して復旧アルゴリズムを実行しなければならないので、不良セル個数が多くなり、メモリ冗長個数が多くなるほど復旧アルゴリズムに制約が多くなる。
【0022】
図2を参照してフィルエントリの構成を調べて見ると、‘Valid’は現在のエントリが有効か否かを示し、‘Row Address’は不良セルのロウアドレスを、‘Row Hit Count’は該当ロウに存在する現在までの不良セルの個数を、‘Column Address’は不良セルのカラムアドレスを、そして‘Column Hit Count’は該当カラムに存在する現在までの不良セルの個数を各々示している。そして、‘Row Must’(ロウ復旧)は、該当エントリに貯蔵された不良セルを復旧するためにはロウ冗長を使用しなければならないことを示し、‘Column Must’(カラム復旧)は該当エントリに貯蔵された不良セルを復旧するためにはカラム冗長を使用しなければならないことを示す。
【0023】
後に詳しく説明するが、前述したような構造を有するフィルエントリを使用して内蔵メモリの不良セルを復旧するための従来の自己復旧回路は、メモリの不良セルの個数が増加しメモリに具備されたロウ/カラム冗長が増加すると復旧率が落ちる問題点を持っている。従って、本発明による自己復旧回路20は、自己復旧のための不良セルアドレス情報を貯蔵するためのフィルエントリをロウ及びカラム別に各々構成すると同時に、相手先エントリに対する情報をも一緒に貯蔵することにより、不良セルの個数が増加しメモリに具備されたロウ/カラム冗長が増加しても、正確に不良セルを復旧しようとする。本発明によるロウ及びカラムフィルエントリは以下のように構成されている。
【0024】
図3は本発明によるロウフィルエントリの構成を示す図である。図3を参照すると、R個のロウ冗長とC個のカラム冗長を具備した内蔵メモリの場合、本発明によるロウフィルエントリ25に貯蔵される全てのエントリ個数はR+R×C個である。
【0025】
図を参照すると、‘Valid’は現在のエントリが有効か否かを、‘RowAddress’は不良セルのロウアドレスを、そして‘Row Hit Count’は該当ロウに存在する現在までの不良セルの個数をそれぞれ示している。ここで、‘Row Hit Count’値は、該当ロウに存在する現在までの不良セルの個数がメモリ30に具備されたカラム冗長の個数(即ちC)より大きくなるともうそれ以上増加しないという特徴を有する。‘Column Fill Entry Pointer’は、不良セルが発見された時、カラム情報がカラムフィルエントリ26の何番目のエントリに貯蔵されているかを示すポインタとして、カラム冗長にC個ほど割り当てられる。そして、‘Row Must’(ロウ復旧)は、該当エントリに貯蔵された不良セルを復旧するためにはロウ冗長が使用されなければならないことを示す。
【0026】
図4は本発明によるカラムフィルエントリを示す図である。図4を参照すると、R個のロウ冗長とC個のカラム冗長とを具備した内蔵メモリの場合、本発明によるカラムフィルエントリ26に貯蔵される全てのエントリ個数はC+C×R個である。
【0027】
図を参照すると、‘Valid’は現在のエントリが有効か否かを、‘Column Address’は不良セルのカラムアドレスを、そして‘Column Hit Count’は該当カラムに存在する現在までの不良セルの個数をそれぞれ示している。ここで、‘Column Hit Count’値は、該当カラムに存在する現在までの不良セル個数がメモリ30に具備されたロウ冗長個数(即ち、R)より大きくなるともうそれ以上増加しないという特徴を有する。‘Row Fill Entry Pointer’は、不良セルが発見された時、ロウ情報がロウフィルエントリ25の何番目のエントリに貯蔵されているかを示すポインタとして、ロウ冗長にR個ほど割り当てられ、‘Column Must’(カラム復旧)は該当エントリに貯蔵された不良セルを復旧するためにカラム冗長が使用されなければならないことを示す。
【0028】
図5及び図6は図3及び図4に示した各々のエントリに含まれるデータ貯蔵領域の構成を示す図である。図を参照すると、各々のエントリを構成しているデータ貯蔵領域の大きさが示されている。一例で、‘Valid’は各々1ビットで構成され、内蔵メモリ30がM×Nの大きさで構成される時、‘Row Address’はlog2M ビットに、‘Column Address’はlog2N ビットで構成される。‘Row Hit Count’は{「log2C」+1}ビットに、‘Column Hit Count’は{「log2R」+1」}ビットで構成され、‘Column Fill Entry Pointer’は「log2(C+CR)」 ビットにC個が構成され、‘Row Fill Entry Pointer’は「log2(R+RC)」 ビットにR個が構成される。そして‘Row Must’及び‘Column Must’は各々1ビットで構成される。
【0029】
このようなデータ貯蔵領域の構成以外にも、‘ ColumnFill Entry Pointer’はカラム冗長個数に該当するビット(即ち、Cビット)ほど割り当てられ、‘Row Fill Entry Pointer’はロウ冗長個数に該当するビット(即ち、Rビット)ほど割り当てられ、不良セル位置情報を貯蔵しているエントリを示すビットフラグ(bit flag)に使用することができる。ここで、‘ Column Fill Entry Pointer’ 及び‘Row Fill Entry Pointer’を構成している各々のビットは、不良セルに対するロウ又はカラムアドレス情報が相手先フィルエントリの何番目エントリに貯蔵されているかに対する情報を示す。従って、 Column Fill Entry Pointer’ 及び‘RowFill Entry Pointer’ の何番目のビットが‘1’に設定されているかを調べれば、不良セルに対するロウ又はカラムアドレス情報が相手先フィルエントリの何番目エントリに貯蔵されているかが分かる。
【0030】
そして、‘Row Hit Count’及び‘Column Hit Count’は、‘相手先冗長個数+1’ほどのビットを各々割り当てられた後、不良セル個数が増加するごとに、当初‘1’に設定された最下位ビット(least significant bit;LSB)を左側に1ビットずつシフトさせる。この場合、‘Row Hit Count’は‘C+1’ビットで、‘Column Hit Count’は‘R+1’ビットで各々構成され、各々の‘Hit Count’の最下位ビット(LSB)は前述したように当初、‘1’に設定される。この場合、仮に、不良セルが発見されないと、各々の‘Hit Count’のLSBは‘1’の状態を維持し、不良セルが発見されないことが分かる。仮に、不良セルが発見されると‘1’に設定されたビットが左側にシフトする。従って、‘1’に設定されたビットの位置によって該当ロウ又はカラムから現在まで発生した不良セルの個数を知ることができる。
【0031】
図7は図1に示す内蔵メモリ30上に発生した不良の一例を示す図である。例えば、内蔵メモリ30に不良セルが発生した場合、不良が発生したメモリ30Aの不良セルの分布は図7に示すようになる。この場合、不良セルが発生する順序はa,b,c,...,jの順である。この時、例えば、メモリに具備されたロウ冗長が3個(即ち、R=3)で、カラム冗長が2個(即ち、C=2)であると仮定すると、本発明の自己復旧回路による不良セル復旧方法は次のようになる。
【0032】
図8乃至図17は図7に示す内蔵メモリ上に発生した不良セルに対するアドレス等の情報を、図3及び図4に示すロウ及びカラムフィルエントリに貯蔵する方法を説明するための図である。
【0033】
まず、図8を参照すると、メモリ30Aに具備されたロウ冗長が3個(即ち、R=3)で、カラム冗長が2個(即ち、C=2)であるので、ロウフィルエントリの全体エントリ個数は9個(即ち、3+3×2=9)になり、カラムフィルエントリの全体エントリ個数は8個(即ち、2+2×3=8)になる。この時、カラム冗長が2個(即ち、C=2)であるから、ロウフィルエントリ25のカラムフィルエントリのポインタには2個(Col.Entry Ptrl,Col.Entry ptr2)が割り当てられる。そしてロウ冗長が3個(即ち、R=3)であるからカラムフィルエントリ26のロウフィルエントリのポインタには3個(Row.Entry Ptrl,Row Entry ptr2,RowEntry ptr3)が割り当てられる。
【0034】
ロウフィルエントリ25を参照すると、第1不良セル(a)が発見されると、第1不良セル(a)のロウアドレスがエントリに貯蔵されているか否かを判定する。この場合、第1不良セル(a)のロウアドレス(即ち、1)はロウフィルエントリ25に貯蔵されていないので、ロウフィルエントリ25の第1エントリが有効(Valid)となり、第1不良セル(a)のロウアドレス(即ち、1)がロウアドレス(Row Address)欄に書き込まれる。そして、現在までロウから発見された不良セルの個数は1個であるからロウヒットカウント(Row Hit Count)欄に‘1’が書き込まれる。この時、第1不良セル(a)のカラムアドレス情報はカラムフィルエントリ26の第1エントリに書き込まれるから、カラムフィルエントリポインタ(Col.Entry Ptrl1)欄に‘1’が書き込まれる。
【0035】
続いて、カラムフィルエントリ26を参照すると、第1不良セル(a)が発見されると、第1不良セル(a)のカラムアドレスがエントリに貯蔵されているか否かを判定する。この場合、第1不良セル(a)のカラムアドレス(即ち、3)はカラムフィルエントリ26に貯蔵されていないので、カラムフィルエントリ26の第1エントリが有効となり、第1不良セル(a)のカラムアドレス(即ち、3)がカラムアドレス(Column Address)欄に書き込まれる。そして、現在までカラムから発見された不良セルの個数は1個であるからカラムヒットカウント(Column Hit Count)欄に‘1’が書き込まれる。この時、第1不良セル(a)のロウアドレス情報はロウフィルエントリ25の第1エントリに書き込まれるから、ロウフィルエントリポインタ(Row.Entry Ptr1)欄に‘1’が書き込まれる。
【0036】
続いて、図9に示すロウフィルエントリ25を参照すると、第1不良セル(a)に続いて第2不良セル(b)が発見されると、第2不良セル(b)のロウアドレスがエントリに貯蔵されているか否かを判定する。この時、第2不良セル(b)のロウアドレス(即ち、1)はもうロウフィルエントリ25の第1エントリに貯蔵されているので、第1エントリを共有して第2不良セル(b)の不良情報を貯蔵し、ロウアドレスが同一であるからロウアドレス(Row Address)欄のデータ値は変更しない。そして、現在までロウ(即ち、1)から発見された不良セルの個数は全部で2個であるから、ロウヒットカウント(Row Hit Count)欄に‘2’が書き込まれる。この場合、第2不良セル(b)のカラムアドレス情報はカラムフィルエントリ26の第2エントリに書き込まれるから、カラムフィルエントリポインタ(Col.Entry Ptr2)欄に‘2’が書き込まれる。
【0037】
続いて、図9に図示されたカラムフィルエントリ26を参照すると、第2不良セル(b)が発見されると、第2不良セル(b)のカラムアドレスがエントリに貯蔵されているか否かを判定する。この場合、第2不良セル(b)のカラムアドレス(即ち、5)はカラムフィルエントリ26に貯蔵されていないので、カラムフィルエントリ26の第2エントリが有効となり、第2不良セル(b)のカラムアドレス(即ち、5)がカラムアドレス(Column Address)欄に書き込まれる。現在までカラムから発見された不良セルの個数は1個であるから、カラムヒットカウント(Column Hit Count)欄に‘1’が書き込まれる。この時、第2不良セル(b)のロウアドレス情報はロウフィルエントリ25の第1エントリに書き込まれるから、ロウフィルエントリポインタ(Row Entry Ptr1)欄に‘1’が書き込まれる。
【0038】
しかし、前述した場合のようにメモリ30Aに具備されたロウ冗長が3個(即ち、R=3)であり、カラム冗長が2個(即ち、C=2)である場合、仮に、ロウ(即ち、1)から3個以上の不良セルが発見されると、(即ち、‘Row Hit Count’値がカラム冗長個数を超過することになると)、この不良セルはカラム冗長の復旧範囲を超過することになるから、ロウ冗長を使用しなければ復旧が不可能である。従って、このように任意のロウからカラム冗長個数を超過する不良が発見されると、該当ロウの‘Row Must’欄は‘1’に設定され、該当ロウに貯蔵されている不良セルのカラムアドレスを貯蔵しているカラムフィルエントリの ‘Column Hit Count’値は各々‘1’ずつ減らされる。ついで、ロウエントリのカラムフィルエントリポインタが削除され、次のロウに対する不良セルのチェックが行われる。このような動作は、ロウフィルエントリ25を例に挙げて説明したが、カラムフィルエントリ26でも同様に行われる。
【0039】
前述のような方法を図10乃至図17に対して反復して実行すると、図17に示すようにロウフィルエントリ25とカラムフィルエントリ26とが求められる。ロウフィルルエントリ25とカラムフィルエントリ26とが求められると、本発明による自己復旧回路20はエントリ25,26に基づいて不良セルに対する復旧方法を決定し、自動的な復旧を実行する。本発明による不良セルの復旧方法の決定過程は次のようになる。
【0040】
図18乃至図23は、図8乃至図17に示した方法によって貯蔵されたロウ及びカラムフィルエントリ情報に基づき内蔵メモリ30上に発生した不良セルの復旧方法を決定する過程を説明するための図である。本発明による自己復旧回路20はロウ及びカラムフィルエントリ25,26に貯蔵された不良セルアドレス情報に基づき、該当エントリに含まれた不良セルに対する復旧方法を決定しながら、これに対応する相手先エントリに貯蔵された不良セルの個数を減少させる。このような方法によって、最終的にロウ及びカラムフィルエントリ25,26に残った情報によってロウ/カラム冗長を利用した最適の復旧が実行される。復旧が実行されると、自己復旧回路20は不良セルが発生した位置のアドレスを受け入れ、これを修復したアドレス(Repaired Address)に変換してメモリ30に送出する。
【0041】
このような復旧方法の決定のために、エントリ25,26は、メジャー(major)エントリとマイナ(minor)エントリとに区分される。この時、メジャーエントリとマイナエントリとはメモリ30に具備されたロウ及びカラム冗長個数によって決定される。例えば、ロウ冗長個数が3(即ち、R=3)であり、カラム冗長個数が2(即ち、C=2)である場合、ロウフィルエントリ25がメジャーエントリになり、カラムフィルエントリ26がマイナエントリになる。復旧が実行される情報だけをロウ及びカラムフィルエントリ25、26に残し、他の情報を一度に除去するためには、マイナエントリから選択して次のような動作を実行する。
【0042】
まず、図18を参照すると、マイナエントリであるカラムフィルエントリ26に含まれた複数個のエントリ中の不良個数を示すカラムヒットカウント値が一番多い第1エントリが選択される。選択された第1エントリは、カラム冗長を利用して復旧することに決定される。第1エントリに貯蔵された不良セルのロウアドレスに対する情報はロウフィルエントリポインタ(Row Entry Ptr1,Row Entry Ptr2,Row Entry Ptr3)欄に表示されている。エントリポインタ(Row Entry Ptr1,Row Entry Ptr2,Row Entry Ptr3)の欄を参照すると、`1,3,6´が貯蔵されているが、これはロウフィルエントリ25の第1,第3及び第6エントリに前記第1エントリに貯蔵された不良セルのロウアドレスに対する情報が貯蔵されていることを意味する(矢印参照)。
【0043】
カラムフィルエントリ26の第1エントリは前述したように、カラム冗長を利用して復旧されるから、カラム復旧(Column Must)欄には`1´が書き込まれ、ロウフィルエントリポインタ(Row Entry Ptr1,Row Entry Ptr2,Row Entry Ptr3)欄は削除される。そして、ロウフィルエントリ25の第1,第3及び第6エントリに貯蔵されたロウヒットカウント値が各々`1´ずつ減らされる。この場合、仮に減らされたロウヒットカウント値が各々`0´になると、該当するエントリは削除される。例えば、ロウフィルエントリ25の第1エントリのロウヒットカウント値は`2´から`1´に減らされ、ロウフィルエントリ25の第3及び第6エントリのロウヒットカウント値は`1´から`0´に減らされる。その結果、第3及び第6エントリ全体がロウフィルエントリ25から削除される。
【0044】
図18乃至23は前述した過程が実行された以後の結果を示している。図19を参照すると、マイナエントリであるカラムフィルエントリ26に含まれた複数個のエントリの中でカラム復旧(Column Must)に指定されないエントリ中のカラムヒットカウント値が一番大きい第2エントリが選択される。選択された第2エントリは、カラム冗長を利用して復旧することに決定される。第2エントリに貯蔵された不良セルのロウアドレスに対する情報はロウフィルエントリポインタ(Row Entry Ptr1,Row Entry Ptr2,Row Entry Ptr3)欄に表示されている。エントリポインタ(Row Entry Ptr1,Row Entry Ptr2,Row Entry Ptr3)欄を参照すると、`1,4,5´が貯蔵されているが、これはロウフィルエントリ25の第1,第4及び第5エントリに前記第2エントリに貯蔵された不良セルのロウアドレスに対する情報が貯蔵されていることを意味する(矢印参照)。
【0045】
図18で実行した過程と同様に、カラムフィルエントリ26の第2エントリのカラム復旧(Column Must)欄にはカラム冗長を利用して復旧することを示す`1´が書き込まれ、ロウフィルエントリポインタ(Row Entry Ptr1,Row Entry Ptr2,Row Entry Ptr3)欄は削除される。そして、ロウフィルエントリ25の第1,第4及び第5エントリに貯蔵されたロウヒットカウント値が各々`1´ずつ減らされる。例えば、ロウフィルエントリ25の第1エントリのロウヒットカウント値は`1´から`0´に減らされた後、エントリ全体が削除され、第4及び第5エントリのロウヒットカウント値は`2´から`1´に減らされる。
【0046】
前述したように、マイナエントリを優先的に選択する理由は、マイナ冗長個数が少ないので選択する回数が少なく、各々のマイナエントリ選択時に、これに対応するもっと多いメジャーエントリヒット値を減らすことで復旧サイクル(Repair cycle)を減らすことができるからである。
【0047】
図20は前述した過程が実行された以後の結果を示している。図20を参照すると、内蔵メモリに具備された2個のカラム冗長による復旧方法が全て選択されたことが分かる。従って、今後はメジャーエントリを基準にして、前述した一連の過程が反復されて実行される。
【0048】
まず、メジャーエントリロウフィルエントリ25に含まれた多数個のエントリ中の不良個数を示すロウヒットカウント値が一番大きい第2エントリが選択される。選択された第2エントリは、ロウ冗長を利用して復旧することに決定される。第2エントリに貯蔵された不良セルのカラムアドレスに対する情報はカラムフィルエントリポインタ(Col. Entry Ptr1,Col. Entry Ptr2)欄に表示されている。エントリポインタ(Col. EntryPtr1,Col. Entry Ptr2)欄を参照すると、`3,4´が貯蔵されているが、これはカラムフィルエントリ26の第3及び第4エントリに前記第2エントリに貯蔵された不良セルのカラムアドレスに対する情報が貯蔵されていることを意味する(矢印参照)。
【0049】
この時、ロウフィルエントリ25の第2エントリのロウ復旧(Row Must)欄にはロウ冗長を利用して復旧することを示す`1´が書き込まれ、カラムフィルエントリポインタ(Col. Entry Ptr1,Col. Entry Ptr2)欄は削除される。そして、カラムフィルエントリ26の第3及び第4エントリに貯蔵されたカラムヒットカウント値が各々`1´ずつ減らされる。例えば、カラムフィルエントリ26の第3エントリのカラムヒットカウント値は`2´から`1´に減らされ、第4エントリのカラムヒットカウント値は`1´から`0´に減らされた後、第4エントリ全体が削除される。
【0050】
前述したような過程を図21及び図22に示すように反復して実行すると、結局は図23に示すような結果が得られる。図23を参照すると、内蔵メモリに具備されたロウ冗長個数だけ不良セル情報がロウフィルエントリ25とカラムフィルエントリ26とに各々最終的に残されていることが分かる。その結果、ロウフィルエントリ25にアドレス情報が貯蔵された不良セルはロウ冗長を使用して復旧され、カラムフィルエントリ26にアドレス情報が貯蔵された不良セルはカラム冗長を使用して復旧される。この時、仮にロウ又はカラムエントリ25,26にロウ復旧又はカラム復旧に指定されない有効エントリが存在すると、このエントリに貯蔵された不良セルは復旧が不可能な状態となる。
【0051】
このように復旧が不可能な状態は、不良セル位置分布が特定な位置に対して全ての方向に対称になっている時等に発生し、このようなセルにはその位置分布故に本発明を適用させ復旧可能であると判定されることも、復旧不可能であると判定されることもある。しかし、このような特定の不良の発生頻度は極めて低く、次に復旧結果グラフを通じて詳しく説明するが、本発明による自己復旧回路及びその自己復旧方法はほとんどの不良に対して実行することができ、復旧率もまた高い。
【0052】
図8は図18乃至図23に示された過程によって決定された不良セル復旧方法によって不良セルが復旧された結果を示す図である。図8を参照すると、a乃至jの位置に不良セルが存在した内蔵メモリ30Aはメモリに具備されているロウ及びカラム冗長によって図24に示されるメモリ30Bのように復旧される。
【0053】
図25は図1に示す自己復旧回路20の動作手順を示す流れ図である。図25を参照すると、本発明による自己復旧回路20は、段階S20で図8乃至図17のような過程を経てロウフィルエントリ25及びカラムフィルエントリ26を各々形成する。続いて、段階S40では段階S20によって形成されたロウフィルエントリ25及びカラムフィルエントリ26情報を利用して図18乃至図23に示された過程のように、復旧効率が一番高いエントリから選択して不良(欠陥)に対する復旧方法を決定し、これに対応する相手先エントリに貯蔵されたヒットカウント値(即ち、不良の個数)を´1`ずつ減らしていくことで、復旧を実行する情報だけを最終的に残す。ここで、復旧効率はエントリに貯蔵された不良の個数が多いほど高くなる特徴を有する。続いて、自己復旧回路20は段階S60から、不良セルに対する論理的復旧を実行し、復旧されたアドレス(Repair Address)をメモリに送出する。
【0054】
図26及び図27は図25に示す流れ図中のロウフィルエントリ及びカラムフィルエントリを形成する方法の手順を詳細に示す流れ図である。
【0055】
まず、図26を参照すると、段階S21ではメモリ全体に対して不良チェックが完了したか否かを判定する。判定の結果、メモり全体に対する不良チェックが完了していると図28に示す段階S41に進み、メモり全体に対する不良チェックが完了していないと、段階S22に進んで、メモリ不良セル(F1)が発生しているかを判定する。判定の結果、メモリに不良セル(F1)が発生していたら段階S23に進んで、不良セル(F1)のロウアドレスがロウフィルエントリに存在するか否かを判定する。不良セル(F1)のロウアドレスがロウフィルエントリに存在すると、段階S24に進んで、ロウフィルエントリに含まれたロウヒットカウント(Row Hit Count)値を`1´だけ増加させる。そして段階S25では、不良セル(F1)のカラムアドレスが貯蔵されるカラムフィルエントリ位置をロウフィルエントリ中のカラムフィルエントリポインタ(Column Fill Entry Pointer)に貯蔵した後、図26に示す段階S26に進む。
【0056】
段階S23での判定の結果、不良セル(F1)のロウアドレスがロウフィルエントリに存在しないと、段階S29に進んでロウフィルエントリにオーバーフロウが発生しているか否かを判定する。判定の結果、ロウフィルエントリにオーバーフロウが発生していなかったら、段階S30で不良セル(F1)のロウアドレスをロウフィルエントリに貯蔵した後、段階S25に進んで、不良セル(F1)のカラムアドレスが貯蔵されるカラムフィルエントリ位置をロウフィルエントリ中のカラムフィルエントリポインタに貯蔵する。そして、図27に示す段階S26に進む。しかし、ロウフィルエントリにオーバーフロウが発生していると不良セル(F1)は復旧不可能であると判定する。
【0057】
図27を参照すると、段階S26では不良セル(F1)のカラムアドレスがカラムフィルエントリ中に存在するか否かを判定する。判定の結果、不良セル(F1)のカラムアドレスがカラムフィルエントリに存在すると、段階S27に進んで、カラムフィルエントリに含まれたカラムヒットカウント(Column Hit Count)値を`1´だけ増加させる。続いて、段階S28に進んで、不良セル(F1)のロウアドレスが書き込まれたロウフィルエントリの位置をカラムフィルエントリのロウフィルエントリポインタ(Row Fill Entry Pointer)に貯蔵した後、図26に示す段階S21に戻る。
【0058】
段階S26での判定の結果、不良セル(F1)のカラムアドレスがカラムフィルエントリに存在しないと、段階S31に進み、カラムフィルエントリがオーバーフロウしているか否かを判定する。判定の結果、カラムフィルエントリがオーバーフロウしていないと、段階S32で、不良セル(F1)のカラムアドレスをカラムフィルエントリに貯蔵した後、段階S28に進む。しかし、カラムフィルエントリがオーバーフロウしていたら不良セル(F1)は復旧不可能であると判定される。
【0059】
図28及び図29は図25に示す流れ図中のロウフィルエントリ及びカラムフィルエントリ情報を利用してロウ及びカラム冗長を利用した復旧方法を決定する順序を詳細に示した流れ図である。ロウ及びカラム冗長を利用した復旧方法を決定する前に、本発明による自己復旧回路20はロウ及びカラムフィルエントリの各々に対して復旧が実行される情報だけを残し、他の情報は削除する過程を経る。
【0060】
まず、図28を参照すると、段階S41では復旧可能な情報以外の情報を一度に出来るだけ多数削除するために、ロウフィルエントリとカラムフィルエントリとをメジャーエントリ(major entry)とマイナエントリ(minor entry)とに区分する。ここで、内蔵メモリに具備されたロウ及びカラム冗長個数がメジャーエントリとマイナエントリとを区分する基準になる。
【0061】
続いて段階S42では、マイナエントリの冗長個数だけロウ復旧(Row Must)又はカラム復旧(Column Must)に復旧方法が指定されているか否かを判定する。判定の結果、マイナエントリが冗長個数だけロウ復旧方法が指定されていると、図29に示された段階S51に進み、マイナエントリが冗長個数だけロウ復旧方法を指定していないと、段階S43に進む。段階S43では、復旧方法が指定されていないマイナエントリ中のヒットカウント(Hit Count)値が一番大きいエントリを選択してロウ復旧又はカラム復旧を指定する。続いて、段階S44では選択されたマイナエントリに対する情報を貯蔵しているメジャーエントリのヒットカウント値を`1´だけ減らす。そして段階S45ではヒットカウント値が減らされたメジャーエントリのヒットカウント値が`0´であるか否かを判定し、メジャーエントリのヒットカウント値が`0´であると、段階S46で該当エントリ全体を削除する。メジャーエントリのヒットカウント値が`0´ではないと段階S42に戻る。
【0062】
続いて図29を参照すると、段階S51ではメジャーエントリが冗長個数だけロウ復旧又はカラム復旧の復旧方法が指定されているか否かを判定する。判定の結果、メジャーエントリの冗長個数だけ復旧方法が指定されていないと段階S52に進む。段階S52では、復旧方法が指定されていないメジャーエントリ中のヒットカウント値が一番大きいエントリを選択してロウ復旧又はカラム復旧の復旧方法を指定する。続いて段階S53では選択されたメジャーエントリに対する情報を貯蔵しているマイナエントリのヒットカウント値を`1´だけ減らす。そして、段階S54ではヒットカウント値が減らされたマイナエントリのヒットカウント値が`0´であるか否かを判定し、マイナエントリのヒットカウント値が`0´であると、段階S55で該当エントリ全体を削除する。そしてメジャーエントリのヒットカウント値が`0´ではないと段階S51に戻る。
【0063】
段階S51での判定の結果、メジャーエントリが冗長個数だけロウ復旧又はカラム復旧の復旧方法が指定されていないと、段階S56に進み、復旧方法が指定されていない有効エントリが存在するか否かを判定する。判定の結果、そのような条件を満足するエントリが存在すると、そのエントリに対応する不良セルは復旧不可能であり、そのような条件を満足するエントリが存在しないと、全ての不良セルは復旧可能であると判定する。
【0064】
図30は本発明による不良セル復旧結果と従来技術による不良セルの復旧結果とを対比した図である。図30を参照すると、`A´に示すグラフは本発明による自己復旧回路の復旧結果を示し、`B´に示すグラフは従来技術による自己復旧回路の復旧結果を示す。このグラフ(A,B)は各々内蔵メモリのロウ冗長が3個であり、カラム冗長が2個である場合に対するグラフである。復旧結果グラフは、各々の不良セル個数(即ち、6個〜12個)に対して1千万回ずつ、合わせて7千万回の模擬実験を行った結果を示している。
【0065】
この場合、従来技術及び本発明による自己復旧回路の模擬実験(simulation)結果は、内蔵メモリに6個又は12個の不良セルが存在する場合に対してだけ示されている。ここで、不良セルに対する復旧シミュレーションを`6´から始めた理由は、ロウ冗長とカラム冗長の合計が`5´であるから、5個以下の不良セルが発生した場合に対してはどんな復旧方法を使用しても十分に復旧が可能だからである。そして、自己復旧回路の不良セルに対する復旧シミュレーションを`12´まで実行した理由は、ロウ冗長が3個であり、カラム冗長が2個である場合、本発明による自己復旧回路はもちろん、従来のどんな自己復旧回路も`2×R×C´(即ち、2×3×2=12)個を超過する不良セルに対しては復旧が不可能であるからである。従って、`12´を超過する不良セルの復旧に対しては考慮していない。
【0066】
図30に示すように、`B´に示す従来技術による自己復旧回路の復旧結果グラフは`A´に表す本発明による自己復旧回路の復旧結果グラフに比べ、不良セル個数が増加するほど復旧率(Repair Coverage)が急激に落ちることが分かる。これに比べて本発明による復旧結果は不良セルの個数が増加してもほとんど一定した復旧率を維持する。
【0067】
図30を参照すると、本発明による復旧結果グラフ(A)は、不良セル個数が11個である場合より12個である場合の方が復旧率が高く現れることが分かる。その理由は、マイナエントリに復旧しなければならないマイナエントリ(例えば、カラムフィルエントリ)中のヒットカウント値がメジャー冗長個数(例えば、R=3)以上であることが最少なマイナ冗長個数(例えば、C=2)以上存在するから、マイナ冗長に復旧するためにエントリ選択する正確度がより高くなるからである。そして、メジャーエントリに復旧しなければならないメジャーエントリ(例えば、ロウフィルエントリ)中のヒットカウント値がマイナ冗長個数(例えば、C=2)以上であることが最少なメジャー冗長個数(例えば、R=3)以上存在するから、メジャー冗長に復旧するためにエントリ選択する正確度がより高くなるからである。
【0068】
【発明の効果】
前述したように、従来技術による復旧結果(B)では、不良セル個数が増加するほど復旧率が急激に落ちるが、本発明による復旧結果(A)では不良セルの個数が増加してもほとんど一定した復旧率を維持するという特徴を有する。その外にも、従来技術による復旧方法では内蔵メモリに具備されたロウ及びカラム冗長の個数に多くの制約を受けるが、本発明による自己復旧回路及びそれによる不良セルの復旧方法では内蔵メモリに具備されたロウ及びカラム冗長の個数に制約をほとんど受けないという特徴を有する。
【0069】
従って、本発明による自己復旧回路は、内蔵メモリが複数個のロウ/カラム冗長を具備する場合はもちろん、内蔵メモリから発生する不良セルの個数が増加してもほとんど一定した復旧率を維持することができる。したがって、多重冗長を持った内蔵メモリの不良セルをより正確に復旧することができる。
【0070】
以上、本発明による回路の構成及び動作を図面を参照して説明したが、これは一例に過ぎず本発明の技術的思想を脱しない範囲で多様な変化及び変更が可能であることはいうまでもない。
【0071】
以上のように本発明によると、多重冗長を有した内蔵メモリに発生した不良セルをより正確に復旧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る集積半導体装置の構成を示すブロック図。
【図2】従来技術によるフィルエントリの構成を示す図。
【図3】本発明によるロウフィルエントリの構成を示す図。
【図4】本発明によるカラムフィルエントリの構成を示す図。
【図5】図3及び図4に示す各々のエントリに含まれるデータ貯蔵領域の構成を示す図。
【図6】図3及び図4に示す各々のエントリに含まれるデータ貯蔵領域の構成を示す図。
【図7】図1に示す内蔵メモリ上に発生した不良の一例を示す図。
【図8】図7に示す内蔵メモリ上に発生した不良セルに対するアドレスなどの情報を図3及び図4に示すロウ及びカラムフィルエントリに貯蔵するための方法を説明する図。
【図9】図7に示す内蔵メモリ上に発生した不良セルに対するアドレスなどの情報を図3及び図4に示すロウ及びカラムフィルエントリに貯蔵するための方法を説明する図。
【図10】図7に示す内蔵メモリ上に発生した不良セルに対するアドレスなどの情報を図3及び図4に示すロウ及びカラムフィルエントリに貯蔵するための方法を説明する図。
【図11】図7に示す内蔵メモリ上に発生した不良セルに対するアドレスなどの情報を図3及び図4に示すロウ及びカラムフィルエントリに貯蔵するための方法を説明する図。
【図12】図7に示す内蔵メモリ上に発生した不良セルに対するアドレスなどの情報を図3及び図4に示すロウ及びカラムフィルエントリに貯蔵するための方法を説明する図。
【図13】図7に示す内蔵メモリ上に発生した不良セルに対するアドレスなどの情報を図3及び図4に示すロウ及びカラムフィルエントリに貯蔵するための方法を説明する図。
【図14】図7に示す内蔵メモリ上に発生した不良セルに対するアドレスなどの情報を図3及び図4に示すロウ及びカラムフィルエントリに貯蔵するための方法を説明する図。
【図15】図7に示す内蔵メモリ上に発生した不良セルに対するアドレスなどの情報を図3及び図4に示すロウ及びカラムフィルエントリに貯蔵するための方法を説明する図。
【図16】図7に示す内蔵メモリ上に発生した不良セルに対するアドレスなどの情報を図3及び図4に示すロウ及びカラムフィルエントリに貯蔵するための方法を説明する図。
【図17】図7に示す内蔵メモリ上に発生した不良セルに対するアドレスなどの情報を図3及び図4に示すロウ及びカラムフィルエントリに貯蔵するための方法を説明する図。
【図18】図8〜図17に示す方法によって貯蔵されたロウ及びカラムフィルエントリ情報に基づき、内蔵メモリ上に発生した不良セルの復旧方法を決定する過程を説明する図。
【図19】図8〜図17に示す方法によって貯蔵されたロウ及びカラムフィルエントリ情報に基づき、内蔵メモリ上に発生した不良セルの復旧方法を決定する過程を説明する図。
【図20】図8〜図17に示す方法によって貯蔵されたロウ及びカラムフィルエントリ情報に基づき、内蔵メモリ上に発生した不良セルの復旧方法を決定する過程を説明する図。
【図21】図8〜図17に示す方法によって貯蔵されたロウ及びカラムフィルエントリ情報に基づき、内蔵メモリ上に発生した不良セルの復旧方法を決定する過程を説明する図。
【図22】図8〜図17に示す方法によって貯蔵されたロウ及びカラムフィルエントリ情報に基づき、内蔵メモリ上に発生した不良セルの復旧方法を決定する過程を説明する図。
【図23】図8〜図17に示す方法によって貯蔵されたロウ及びカラムフィルエントリ情報に基づき、内蔵メモリ上に発生した不良セルの復旧方法を決定する過程を説明する図。
【図24】図18〜図23に示す過程によって決定された復旧方法により不良セルが復旧された結果を示す図。
【図25】図1に示す自己復旧回路の動作手順を簡略に示す流れ図。
【図26】図25に示す流れ図中のロウフィルエントリ及びカラムフィルエントリを形成する方法の動作手順を示す流れ図。
【図27】図25に示す流れ図中のロウフィルエントリ及びカラムフィルエントリを形成する方法の動作手順を示す流れ図。
【図28】図25に示す流れ図中のロウフィルエントリ及びカラムフィルエントリ情報を利用してロウ及びカラム冗長を利用した復旧方法を決定する手順を詳しく示す流れ図。
【図29】図25に示す流れ図中のロウフィルエントリ及びカラムフィルエントリ情報を利用してロウ及びカラム冗長を利用した復旧方法を決定する手順を詳しく示す流れ図。
【図30】本発明による不良セルの復旧結果と従来技術による不良セルの復旧結果とを対比して示す図。
【符号の説明】
10 自己診断回路
11 自己診断制御器
12 アドレス発生器
13 データ発生器
14 比較器
20 自己復旧回路
21 自己復旧制御器
22 アドレスチェッカ
23 第1フィルロジック
24 第2フィルロジック
25 ロウフィルエントリ
26 カラムフィルエントリ
27 アロケーションロジック
30 内蔵メモリ
31 ロウ冗長
32 カラム冗長

Claims (10)

  1. 集積回路半導体装置において、
    複数個のロウ冗長と複数個のカラム冗長とを具備した内蔵メモリと、
    前記内蔵メモリの不良セルを検出するための自己診断回路と、
    前記自己診断回路から検出された不良セルに対する情報をロウ及びカラム別に区分して貯蔵し、前記情報に応答して不良セルに対する前記ロウ冗長を利用するか前記カラム冗長を利用するかの復旧方法を決定し、前記復旧方法によって復旧されたロウアドレス及びカラムアドレスを前記内蔵メモリに送出するための自己復旧回路とを含み、
    前記自己復旧回路は、
    前記自己復旧回路の諸動作を制御するための自己復旧制御器と、
    複数個のデータ貯蔵領域を含む複数個のロウフィルエントリで構成され、各ロウフィルエントリ毎に、前記内蔵メモリに発生した不良セルのロウアドレスと、該ロウアドレスに発生している不良セルの個数とを貯蔵するための第1貯蔵手段と、
    前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記不良セルの発生しているロウアドレスと前記不良セルの個数とを前記第1貯蔵手段に貯蔵するための第1ロジックと、
    複数個のデータ貯蔵領域を含む複数個のカラムフィルエントリで構成され、各カラムフィルエントリ毎に、前記内蔵メモリに発生した不良セルのカラムアドレスと、該カラムアドレスに発生している不良セルの個数とを貯蔵するための第2貯蔵手段と、
    前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記不良セルの発生しているカラムアドレスと前記不良セルの個数とを前記第2貯蔵手段に貯蔵するための第2ロジックと、
    前記不良セルに対する情報の貯蔵時に、前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記第1貯蔵手段の各ロウフィルエントリには、貯蔵されたロウアドレスと同一のロウアドレスに発生している不良セルのカラムアドレスが、前記第2貯蔵手段のどの位置にあるカラムフィルエントリに貯蔵されているかの位置情報を貯蔵し、
    前記第2貯蔵手段の各カラムフィルエントリには、貯蔵されたカラムアドレスと同一のカラムアドレスに発生している不良セルのロウアドレスが前記第1貯蔵手段のどの位置にあるロウフィルエントリに貯蔵されているかの位置情報を貯蔵し、
    前記不良セルに対する復旧方法の決定時に、前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記カラム冗長を利用する際には、復旧するカラムアドレスを貯蔵しているカラムフィルエントリに貯蔵されている前記位置情報が示す前記第1貯蔵手段のロウフィルエントリ中の不良セルの個数を一つずつ減少させ、
    前記ロウ冗長を利用する際には、復旧するロウアドレスを貯蔵しているロウフィルエントリに貯蔵されている前記位置情報が示す前記第2貯蔵手段のカラムフィルエントリ中の不良セルの個数を一つずつ減少させるための第3ロジックと、
    前記自己復旧制御器の制御に応答して、復旧されたロウ及びカラムアドレスを前記内蔵メモリに送出するアドレスチェッカとを含み、
    前記自己復旧制御器は、
    前記ロウ冗長の個数が前記カラム冗長の個数よりも少ない場合は、まず、前記第1貯蔵手段を選択して、前記ロウ冗長を利用して復旧し、その後、前記第2貯蔵手段を選択して、前記カラム冗長を利用して復旧することを決定し、
    前記カラム冗長の個数が前記ロウ冗長の個数よりも少ない場合は、まず、前記第2貯蔵手段を選択して、前記カラム冗長を利用して復旧し、その後、前記第1貯蔵手段を選択して、前記ロウ冗長を利用して復旧することを決定することを特徴とする集積回路半導体装置。
  2. 集積回路半導体装置において、
    複数個のロウ冗長と複数個のカラム冗長とを具備した内蔵メモリと、
    前記内蔵メモリの不良セルを検出するための自己診断回路と、
    前記自己診断回路から検出された不良セルに対する情報をロウ及びカラム別に区分して貯蔵し、前記情報に応答して不良セルに対する前記ロウ冗長を利用するか前記カラム冗長を利用するかの復旧方法を決定し、前記復旧方法によって復旧されたロウアドレス及びカラムアドレスを前記内蔵メモリに送出するための自己復旧回路とを含み、
    前記自己復旧回路は、
    前記自己復旧回路の諸動作を制御するための自己復旧制御器と、
    複数個のデータ貯蔵領域を含む複数個のロウフィルエントリで構成され、各ロウフィルエントリ毎に、前記内蔵メモリに発生した不良セルのロウアドレスと、該ロウアドレスに発生している不良セルの個数とを貯蔵するための第1貯蔵手段と、
    前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記不良セルの発生しているロウアドレスと前記不良セルの個数とを前記第1貯蔵手段に貯蔵するための第1ロジックと、
    複数個のデータ貯蔵領域を含む複数個のカラムフィルエントリで構成され、各カラムフィルエントリ毎に、前記内蔵メモリに発生した不良セルのカラムアドレスと、該カラムアドレスに発生している不良セルの個数とを貯蔵するための第2貯蔵手段と、
    前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記不良セルの発生しているカラムアドレスと前記不良セルの個数とを前記第2貯蔵手段に貯蔵するための第2ロジックと、
    前記不良セルに対する情報の貯蔵時に、前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記第1貯蔵手段の各ロウフィルエントリには、貯蔵されたロウアドレスと同一のロウアドレスに発生している不良セルのカラムアドレスが、前記第2貯蔵手段のどの位置にあるカラムフィルエントリに貯蔵されているかの位置情報を貯蔵し、
    前記第2貯蔵手段の各カラムフィルエントリには、貯蔵されたカラムアドレスと同一のカラムアドレスに発生している不良セルのロウアドレスが前記第1貯蔵手段のどの位置にあるロウフィルエントリに貯蔵されているかの位置情報を貯蔵し、
    前記不良セルに対する復旧方法の決定時に、前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記カラム冗長を利用する際には、復旧するカラムアドレスを貯蔵しているカラムフィルエントリに貯蔵されている前記位置情報が示す前記第1貯蔵手段のロウフィルエントリ中の不良セルの個数を一つずつ減少させ、
    前記ロウ冗長を利用する際には、復旧するロウアドレスを貯蔵しているロウフィルエントリに貯蔵されている前記位置情報が示す前記第2貯蔵手段のカラムフィルエントリ中の不良セルの個数を一つずつ減少させるための第3ロジックと、
    前記自己復旧制御器の制御に応答して、復旧されたロウ及びカラムアドレスを前記内蔵メモリに送出するアドレスチェッカとを含み、
    前記自己復旧制御器は、
    前記第1又は第2貯蔵手段中の前記ロウ冗長の個数又は前記カラム冗長の個数に基いて不良セルに対する復旧方法を決定し、貯蔵された前記不良セルの個数が多いフィルエントリから順次選択して、決定された前記復旧方法により復旧を行うことを特徴とする集積回路半導体装置。
  3. 前記第3ロジックは、
    前記フィルエントリの選択時に、前記自己復旧制御器の制御に応答して、選択されたフィルエントリに貯蔵されている前記位置情報に対応する選択されていない方の貯蔵手段中のフィルエントリに貯蔵された不良セルの個数を一つずつ減少させ、貯蔵された不良セルの個数が0となった時、該フィルエントリ全体を削除することを特徴とする請求項2に記載の集積回路半導体装置。
  4. 集積回路半導体装置において、
    複数個のロウ冗長と複数個のカラム冗長とを具備した内蔵メモリと、
    前記内蔵メモリの不良セルを検出するための自己診断回路と、
    前記自己診断回路から検出された不良セルに対する情報をロウ及びカラム別に区分して貯蔵し、前記情報に応答して不良セルに対する前記ロウ冗長を利用するか前記カラム冗長を利用するかの復旧方法を決定し、前記復旧方法によって復旧されたロウアドレス及びカラムアドレスを前記内蔵メモリに送出するための自己復旧回路とを含み、
    前記自己復旧回路は、
    前記自己復旧回路の諸動作を制御するための自己復旧制御器と、
    複数個のデータ貯蔵領域を含む複数個のロウフィルエントリで構成され、各ロウフィルエントリ毎に、前記内蔵メモリに発生した不良セルのロウアドレスと、該ロウアドレスに発生している不良セルの個数とを貯蔵するための第1貯蔵手段と、
    前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記不良セルの発生しているロウアドレスと前記不良セルの個数とを前記第1貯蔵手段に貯蔵するための第1ロジックと、
    複数個のデータ貯蔵領域を含む複数個のカラムフィルエントリで構成され、各カラムフィルエントリ毎に、前記内蔵メモリに発生した不良セルのカラムアドレスと、該カラムアドレスに発生している不良セルの個数とを貯蔵するための第2貯蔵手段と、
    前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記不良セルの発生しているカラムアドレスと前記不良セルの個数とを前記第2貯蔵手段に貯蔵するための第2ロジックと、
    前記不良セルに対する情報の貯蔵時に、前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記第1貯蔵手段の各ロウフィルエントリには、貯蔵されたロウアドレスと同一のロウアドレスに発生している不良セルのカラムアドレスが、前記第2貯蔵手段のどの位置にあるカラムフィルエントリに貯蔵されているかの位置情報を貯蔵し、
    前記第2貯蔵手段の各カラムフィルエントリには、貯蔵されたカラムアドレスと同一のカラムアドレスに発生している不良セルのロウアドレスが前記第1貯蔵手段のどの位置にあるロウフィルエントリに貯蔵されているかの位置情報を貯蔵し、
    前記不良セルに対する復旧方法の決定時に、前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記カラム冗長を利用する際には、復旧するカラムアドレスを貯蔵しているカラムフィルエントリに貯蔵されている前記位置情報が示す前記第1貯蔵手段のロウフィルエントリ中の不良セルの個数を一つずつ減少させ、
    前記ロウ冗長を利用する際には、復旧するロウアドレスを貯蔵しているロウフィルエントリに貯蔵されている前記位置情報が示す前記第2貯蔵手段のカラムフィルエントリ中の不良セルの個数を一つずつ減少させるための第3ロジックと、
    前記自己復旧制御器の制御に応答して、復旧されたロウ及びカラムアドレスを前記内蔵メモリに送出するアドレスチェッカとを含み、
    前記第1貯蔵手段に含まれた各々のロウフィルエントリは、
    該ロウフィルエントリが有効であることを示す情報を貯蔵するための第1貯蔵領域と、
    前記内蔵メモリで発生した不良セルのロウアドレスを貯蔵するための第2貯蔵領域と、
    前記第2貯蔵領域に貯蔵された前記ロウアドレスと同一のロウアドレスに存在する不良セルの個数を貯蔵するための第3貯蔵領域と、
    前記第2貯蔵領域に貯蔵された前記ロウアドレスと同一のロウアドレスに存在する不良セルのカラムアドレスが前記第2貯蔵手段の何番目のカラムフィルエントリに貯蔵されているかに対する位置情報を貯蔵するための第4貯蔵領域と、
    該ロウフィルエントリに貯蔵されたロウアドレスを前記ロウ冗長を利用して復旧すると決定したかどうかを示す復旧情報を貯蔵するための第5貯蔵領域とを含むことを特徴とする集積回路半導体装置。
  5. 前記内蔵メモリに具備された前記ロウ冗長の個数がRであり、前記カラム冗長の個数がCである時、前記第3貯蔵領域は{「log2C」+1}ビットで構成され、前記第4貯蔵領域は「log2(C+CR)」ビットでC個が構成されることを特徴とする請求項4に記載の集積回路半導体装置。
  6. 集積回路半導体装置において、
    複数個のロウ冗長と複数個のカラム冗長とを具備した内蔵メモリと、
    前記内蔵メモリの不良セルを検出するための自己診断回路と、
    前記自己診断回路から検出された不良セルに対する情報をロウ及びカラム別に区分して貯蔵し、前記情報に応答して不良セルに対する前記ロウ冗長を利用するか前記カラム冗長を利用するかの復旧方法を決定し、前記復旧方法によって復旧されたロウアドレス及びカラムアドレスを前記内蔵メモリに送出するための自己復旧回路とを含み、
    前記自己復旧回路は、
    前記自己復旧回路の諸動作を制御するための自己復旧制御器と、
    複数個のデータ貯蔵領域を含む複数個のロウフィルエントリで構成され、各ロウフィルエントリ毎に、前記内蔵メモリに発生した不良セルのロウアドレスと、該ロウアドレスに発生している不良セルの個数とを貯蔵するための第1貯蔵手段と、
    前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記不良セルの発生しているロウアドレスと前記不良セルの個数とを前記第1貯蔵手段に貯蔵するための第1ロジックと、
    複数個のデータ貯蔵領域を含む複数個のカラムフィルエントリで構成され、各カラムフィルエントリ毎に、前記内蔵メモリに発生した不良セルのカラムアドレスと、該カラムアドレスに発生している不良セルの個数とを貯蔵するための第2貯蔵手段と、
    前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記不良セルの発生しているカラムアドレスと前記不良セルの個数とを前記第2貯蔵手段に貯蔵するための第2ロジックと、
    前記不良セルに対する情報の貯蔵時に、前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記第1貯蔵手段の各ロウフィルエントリには、貯蔵されたロウアドレスと同一のロウアドレスに発生している不良セルのカラムアドレスが、前記第2貯蔵手段のどの位置にあるカラムフィルエントリに貯蔵されているかの位置情報を貯蔵し、
    前記第2貯蔵手段の各カラムフィルエントリには、貯蔵されたカラムアドレスと同一のカラムアドレスに発生している不良セルのロウアドレスが前記第1貯蔵手段のどの位置にあるロウフィルエントリに貯蔵されているかの位置情報を貯蔵し、
    前記不良セルに対する復旧方法の決定時に、前記自己復旧制御器の制御に応答して、前記カラム冗長を利用する際には、復旧するカラムアドレスを貯蔵しているカラムフィルエントリに貯蔵されている前記位置情報が示す前記第1貯蔵手段のロウフィルエントリ中の不良セルの個数を一つずつ減少させ、
    前記ロウ冗長を利用する際には、復旧するロウアドレスを貯蔵しているロウフィルエントリに貯蔵されている前記位置情報が示す前記第2貯蔵手段のカラムフィルエントリ中の不良セルの個数を一つずつ減少させるための第3ロジックと、
    前記自己復旧制御器の制御に応答して、復旧されたロウ及びカラムアドレスを前記内蔵メモリに送出するアドレスチェッカとを含み、
    前記第2貯蔵手段に含まれた各々のカラムフィルエントリは、
    該カラムフィルエントリが有効であることを示す情報を貯蔵するための第1貯蔵領域と、
    前記内蔵メモリで発生した不良セルのカラムアドレスを貯蔵するための第2貯蔵領域と、
    前記第2貯蔵領域に貯蔵された前記カラムアドレスと同一のカラムアドレスに存在する不良セルの個数を貯蔵するための第3貯蔵領域と、
    前記第2貯蔵領域に貯蔵された前記カラムアドレスと同一のカラムアドレスに存在する不良セルのロウアドレスが前記第1貯蔵手段の何番目のロウフィルエントリに貯蔵されているかに対する位置情報を貯蔵するための第4貯蔵領域と、
    該カラムフィルエントリに貯蔵されたカラムアドレスを前記カラム冗長を利用して復旧すると決定したかどうかを示す復旧情報を貯蔵するための第5貯蔵領域とを含むことを特徴とする集積回路半導体装置。
  7. 前記内蔵メモリに具備された前記ロウ冗長の個数がRであり、前記カラム冗長の個数がCである時、前記第3貯蔵領域は{「log2R」+1}ビットで構成され、前記第4貯蔵領域は「log2(R+RC)」ビットでR個が構成されることを特徴とする請求項6に記載の集積回路半導体装置。
  8. 複数個のロウ冗長と複数個のカラム冗長とを具備した内蔵メモリの自己復旧方法において、
    複数個の第1データ貯蔵領域を含む複数個のロウフィルエントリで構成され、前記ロウフィルエントリ毎に、前記内蔵メモリに発生した不良セルのロウアドレスと、該ロウアドレスに発生している不良セルの個数と、各ロウフィルエントリに貯蔵された不良セルのロウアドレスと同一のロウアドレスに発生している不良セルのカラムアドレスが第2貯蔵手段のどの位置にあるカラムフィルエントリに貯蔵されているのかの位置情報とを前記第1データ貯蔵領域に貯蔵する第1貯蔵手段と、複数個の第2データ貯蔵領域を含む複数個のカラムフィルエントリで構成され、前記カラムフィルエントリ毎に、前記内蔵メモリに発生した不良セルのカラムアドレスと、該カラムアドレスに発生している不良セルの個数と、各カラムフィルエントリに貯蔵された不良セルのカラムアドレスと同一のカラムアドレスに発生している不良セルのロウアドレスが前記第1貯蔵手段のどの位置にあるロウフィルエントリに貯蔵されているかの位置情報とを前記第2データ貯蔵領域に貯蔵する前記第2貯蔵手段とを形成する段階と、
    前記第1又は第2貯蔵手段中の前記ロウ冗長の個数又は前記カラム冗長の個数に基いて不良セルに対する復旧方法をロウ冗長を利用するかカラム冗長を利用するかに決定し、貯蔵された前記不良セルの個数が多いフィルエントリから順次選択して、決定された前記復旧方法により復旧を行い、
    前記フィルエントリの選択時に、前記カラム冗長を利用する際には、復旧するカラムアドレスを貯蔵しているカラムフィルエントリに貯蔵されている前記位置情報が示す前記第1貯蔵手段のロウフィルエントリ中の不良セルの個数を一つずつ減少させ、前記ロウ冗長を利用する際には、復旧するロウアドレスを貯蔵しているロウフィルエントリに貯蔵されている前記位置情報が示す前記第2貯蔵手段のカラムフィルエントリ中の不良セルの個数を一つずつ減少させる段階と、
    前記決定された復旧方法に応答して復旧されたロウアドレス及びカラムアドレスを前記内蔵メモリに送出する段階とを含み、
    前記復旧方法を決定する段階は、
    前記第1又は第2貯蔵手段中の前記ロウ冗長の個数又は前記カラム冗長の個数が少ない方の貯蔵手段を選択する段階と、
    選択された貯蔵手段を構成しているフィルエントリ中の同一のロウ又はカラムから発生した不良セルの個数が一番多いフィルエントリを選択して前記不良セルに対する復旧方法を決定し、選択された前記フィルエントリに貯蔵されている前記位置情報が示す選択されていない方の貯蔵手段のフィルエントリ中の不良セルの個数を一つずつ減少させる第1復旧段階と、
    前記第1復旧段階を該当ロウ又はカラム冗長個数だけ反復して実行する段階と、
    前記第1又は第2貯蔵手段中の前記ロウ冗長の個数又は前記カラム冗長の個数が多い方の貯蔵手段を選択する段階と、
    選択された貯蔵手段を構成しているフィルエントリ中の同一のロウ又はカラムから発生した不良セルの個数が一番多いフィルエントリを選択して前記不良セルに対する復旧方法を決定し、選択された前記フィルエントリに貯蔵されている前記位置情報が示す選択されていない方の貯蔵手段のフィルエントリ中の不良セルの個数を一つずつ減少させる第2復旧段階と、
    前記第2復旧段階を該当ロウ又はカラム冗長個数だけ反復して実行する段階と、を含むことを特徴とする内蔵メモリの自己復旧方法。
  9. 前記不良セルに対する復旧方法は、前記第1貯蔵手段が選択されたときには前記ロウ冗長が使用され、前記第2貯蔵手段が選択されたときには前記カラム冗長が使用されることを特徴とする請求項8に記載の内蔵メモリの自己復旧方法。
  10. 前記第1及び第2復旧段階は、
    選択されていない方の貯蔵手段のフィルエントリ中の不良セルの個数が減少して0になると、該フィルエントリ全体を削除する段階を各々含むことを特徴とする請求項8に記載の内蔵メモリの自己復旧方法。
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