JP4775778B2 - 制御装置の冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばロボットを制御する制御装置を代表とするモータ駆動ユニットを内蔵する制御装置を冷却する制御装置の冷却装置に関する。
ロボットは産業のあらゆる用途へ適用が進み、特に粉塵、塵埃、オイルミスト等が多い悪環境では、作業者に代わって多用されている。ロボットは、その制御を行うために電子部品が多用されているが、これら電子部品の発熱により高温になり、制御装置内の温度が規定温度以上に上昇するのを防ぐための冷却を行うのが一般的である。このとき、粉塵、塵埃、オイルミスト等が多い悪環境で使用された際に、前述の粉塵、塵埃オイルミスト等の付着による電子部品の短絡現象等の事故を防ぐために、これら電子部品は前述の悪環境から隔離された状態で使用されている。この隔離して冷却するものは特開2002−135916号公報や特開2003−218572号公報に記載のものがある。
ところが、これらの冷却手段では、吸引する外気には前述の粉塵、塵埃、オイルミスト等を含んでいて、これらは、長期にわたるロボットの稼動で冷却フィン及び冷却ファンに付着し、また付着したオイルミストは酸化又は乾燥によってフィン及び冷却ファンに膜状に固化してしまう。この膜は冷却効率の低下の大きな原因となる。
また、冷却ファンには電源が供給されているが、これら粉塵、塵埃、オイルミスト及び湿度によって冷却ファンのモータ部や配線部で短絡又は地絡が発生するおそれがある。例えば、金型で成形する現場では、金型から製品をはずすために離型材が使用されるが、この離型材がミスト状となって工場内に舞い上がっていて、これが冷却ファンモータ内又は配線接続部等に付着し絶縁不良が発生することが考えられ、また、冷却フィンに付着すると冷却効率の低下となる。
外気を吸引する際にフィルタ等を通して、粉塵、塵埃、オイルミスト等を除去する手段があるが、定期的なフィルタ交換を行わねばフィルタの目詰まりのため、冷却が不十分となる一般的な技術課題があった。
この一般的な技術課題を解決するために、従来の技術では、ヒートシンクの表面を清掃するブラシを備えた清掃具を備え、この清掃具を、開閉カバーに連動させ、この開閉カバーの開閉操作により清掃具を動作させて、ヒートシンクを清掃するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の冷却装置における清掃機構を図8に示す。図8において、100はヒートシンクであり、冷却ファン104a、104bにより吸排気された外気により冷却される。101はヒートシンク100を清掃するための清掃手段であり、連動手段102により開閉カバー103の開閉に連動して動作するようになっている。このように、開閉カバー103開閉時に、清掃手段101を動作させヒートシンク100の清掃を行うのである。
また、他の従来の技術では、通風路の冷却ファンの送風方向を切り替えることで、粉塵、塵埃、オイルミスト等を除去するものも提案されている(例えば、特許文献2)。
この特許文献2に記載の冷却装置における清掃機構を図9に示す。図9において、200は冷却フィンであり、冷却ファン201により吸排気された外気により冷却される。冷却ファン201はプログラマブルコントローラ(以降、PCと呼ぶ)によりその送風方向を切り替えることが可能であり、冷却ファン201が正回転時には、吸気口202から外気が取り込まれ排気口203より排気される。また、冷却ファン201が逆回転時には、排気口203から外気が取り込まれ吸気口202より排気される。冷却ファン201の送風方向を正回転で使用し続ける場合、粉塵、塵埃、オイルミスト等が吸気口202や冷却フィン200に付着し冷却効率が低下してしまうため、運転開始時や運転中の一定期間毎に、PCにより冷却ファン201の送風方向を逆回転にすることにより、吸気口202等に付着した粉塵、塵埃、オイルミスト等を除去するのである。
特開2001−83631号公報(図3参照) 特開平9−152284号公報(図5参照)
しかしながら、従来技術(特許文献1)では、開閉カバー等の移動部材に連動したブラシでヒートシンクの清掃を行うものであるが、ロボット制御装置でその扉開閉を利用するとしても、ロボット制御装置の設置場所が中二階などであると容易にアクセスできず、扉開閉の頻度は、例えば半年又は一年に1回程度の定期的な保守のときに限られるため、この間に付着する粉塵、塵埃、オイルミスト等のための障害は避けることができないという問題があった。
また、従来技術(特許文献2)では、通風路の冷却ファンの送風方向を切り替えることで粉塵、塵埃、オイルミスト等の除去を行うものであるが、冷却ファンの風圧では、粉塵、塵埃、オイルミスト等の除去を十分には行えないという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、粉塵、塵埃、オイルミスト等が多い悪環境下でも、長期間メンテナンスを行うことなく長時間稼動を実現することができる制御装置の冷却装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
請求項1に記載の発明は、発熱体(6)を収納した全閉構造の筐体と、前記筐体の内部とは遮断され前記筐体外部の空気を給排気するための吸気口(11)と排気口(10)を有する冷却ダクト(8)と、前記筐体内部に配置された発熱体(6)に固着され前記冷却ダクト(8)に突出した冷却フィン(5a、6a)と、前記冷却ダクト(8)内に配置され前記筐体外部の空気を流通させるための冷却ファン(9)とを備えた制御装置(1)の冷却装置において、前記制御装置は、圧縮空気の供給を受け、前記冷却フィン(5a、6a)の近傍に設置されたノズル(12)から前記冷却フィン(5a、6a)に対して所定時間毎に前記圧縮空気を間歇的に噴射するためのエア噴射手段(12)を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、前記エア噴射手段(12)は、前記冷却ファン(9)の動作の状態を判別し、前記冷却ファン(9)の動作開始と判別された場合に、第1の所定時間だけ前記冷却フィン(5a、6a)に対して前記圧縮空気を噴射し、前記冷却ファン(9)の動作中は第2の所定時間経過の後に再び前記第1の所定時間だけ前記圧縮空気を噴射することを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、前記エア噴射手段(12)は、前記冷却ファン(9)の動作が停止してから第3の所定時間が経過を判断し、前記冷却ファン(9)の動作が停止してから第3の所定時間が経過したと判別された場合に、第4の所定時間だけ前記冷却フィン(5a、6a)に対して前記圧縮空気を噴射することを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、前記エア噴射手段(12)は、シーケンス回路又は前記制御装置(1)の出力により制御されることを特徴とするものである。

本発明によると、冷却ファン動作中は所定時間毎に冷却フィン又は冷却ファンに対して圧縮空気を噴射することにより、冷却フィン又は冷却ファンに付着する粉塵、塵埃、オイルミスト等の付着物の量を最小限にすることができ、また、作業を終了しサーボ駆動電源遮断して冷却ファンが停止すると、直前までの稼動で冷却フィン又は冷却ファンに付着した粉塵、塵埃、オイルミスト等の付着物を清掃し制御装置の電源遮断に備えることができ、長期間メンテナンスを行うことなく冷却効率を維持し、長時間稼動を実現することができる。
本発明の第1実施例を示す制御装置の冷却装置の側断面図 (a)は図1におけるA−Aに沿う断面図であり、(b)はB−B線に沿う断面図 本発明の第1実施例を示す圧縮空気配管の配管系統図 本発明の第1実施例を示すソレノイドバルブ制御のためのシーケンス回路 本発明の第1実施例を示す制御装置の冷却装置のタイミングチャート 本発明の第1実施例を示す冷却ファン動作時のソレノイドバルブ制御のためのフローチャート 本発明の第1実施例を示す冷却ファン停止時のソレノイドバルブ制御のためのフローチャート 従来のヒートシンク清掃機構の側断面図 従来の冷却装置の側断面図
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の制御装置の冷却装置の側断面図、図2(a)は図1におけるA−A線に沿う断面図、図2(b)は図1におけるB−B線に沿う断面図である。図において、1はロボットを制御する制御装置であり、内部に電子部品を収納し全閉構造をしている。制御装置1の内部は、制御装置1の主電源を入り切りするブレーカ2、ロボットモータへの電源供給を入り切りする投入ユニット3、ロボットを駆動制御するCPUユニット4、ロボットのモータへの駆動電源への制御を行うモータ駆動ユニット6、前記モータ駆動ユニット6に電力を供給するコンバータユニット5、ロボットのモータが減速のときの回生エネルギーを消費するための回生抵抗7から構成されている。
CPUユニット4等からは比較的発熱量が少ないため、制御装置1内部に設置された攪拌ファン(図示せず)により、制御装置1内部で対流をおこし、制御装置1の左右側面、天井面、及び、正面より制御装置1の外へ熱を放出することにより冷却を行う。
コンバータユニット5及びモータ駆動ユニット6は、ロボット稼動時の発熱量が多いため、それぞれ制御装置1に設けられている冷却ダクト8に突出した冷却フィン5a、冷却フィン6aを有している。
8は冷却ダクトで、前記冷却フィン5a、6a、及び、回生抵抗7を冷却するため、該冷却ダクト8は、外気を給排気するための吸気口10及び排気口11を有しており、冷却ファン9により冷却ダクト8に外気を流通させる。このような構成で、コンバータユニット5、モータ駆動ユニット6からの発熱は、冷却ダクト8に突出した冷却フィン5a、6aを、冷却ファン9により給排気する冷却ダクト8内部の通風により冷却を行う。また、回生抵抗7は冷却フィン5aの近くに配置されており、冷却ダクト8内部の通風により冷却を行う。
12はノズルであり、圧縮空気配管13から制御装置1内部に取り込まれた圧縮空気を冷却フィン5a、冷却フィン6a、回生抵抗7、及び、冷却ファン9に噴射するため、冷却フィン5a、冷却フィン6a、回生抵抗7、及び、冷却ファン9の近傍(例えば50mm程度でノズル12から噴射する圧縮空気により付着物をとばすことができる距離)に設置されている。
ノズル12から第2の所定時間毎に圧縮空気を噴射することにより、冷却フィン5a、冷却フィン6a、回生抵抗7、及び、冷却ファン9に付着した粉塵、塵埃、オイルミスト等の付着物を除去することができる。また、除去された粉塵、塵埃、オイルミスト等の付着物は冷却ダクト8の底部に設置された排出トレイ14にたまる。排出トレイ14は冷却ダクト8から容易に引き出せる構造となっているため、定期メンテナンスのときや、任意にロボットを停止することなく容易に除去された付着物の除去が可能である。
図3は、圧縮空気の配管系統図である。21は、例えば、図示しない工場の高圧空気供給配管から圧縮空気を制御装置1内部に取り込むための継ぎ手である。継ぎ手21より入った圧縮空気は、圧縮空気中のゴミを取り除くためのミストセパレータ22、圧力を調整するレギュレータ23、圧縮空気の供給を制御するソレノイドバルブ25を通過した後、ノズル12より、冷却フィン5a、6a、回生抵抗7、又は、冷却ファン9に噴射される。図示していないが、ノズル毎又は複数のノズル毎にレギュレータを設けて、圧縮空気噴射部位に応じて噴射圧を変えることもできる。また、噴射圧低下の検出が必要であれば、圧力検出器24によりレギュレータ23通過後の圧縮空気の圧力を監視することが可能である。レギュレータ23通過後の圧縮空気の圧力が、所定圧力以下になった場合、例えば、警告灯(図示せず)等により周囲に異常又は警報を通知することが可能である。
本発明が従来技術と異なる部分は、冷却フィン5a、6a、回生抵抗7、又は、冷却ファン9に付着した粉塵、塵埃、オイルミスト等の付着物を除去するために圧縮空気を噴射するエア噴射手段を備えた部分である。
図4はソレノイドバルブ25を制御するためのシーケンス回路である。以下、図4のシーケンス回路に基づき、ソレノイドバルブ25の動作について説明を行う。冷却ファン9動作時、入力リレーX1が励磁され、その常開接点(NO接点)X1−1がON、常閉接点(NC接点)がOFFとなり、限時作動瞬時復帰型のタイマT2の閉路しているNC接点T2−1を介して限時作動瞬時復帰型のタイマT1が励磁され動作を開始するとともに、タイマT1の閉路しているNC接点(T1−2)を介して出力リレーY1が励磁される。これにより、出力リレー接点Y1−1がONし、出力リレーY3が励磁されることにより、出力リレーY3の接点で駆動されるソレノイドバルブ25がONし、ノズル12から冷却フィン5a、6a、回生抵抗7、及び、冷却ファン9に対して圧縮空気が噴射される。
前記タイマT1が所定時間(請求項に記載の第1の所定時間で例えば30秒)経過しタイムアップすると、タイマT1のNO接点T1−1がONして、タイマT2が励磁され動作を開始するとともに、NC接点T1−2がOFFとなり、出力リレーY1の励磁が解除される。これにより、出力リレーY1のNO接点Y1−1がOFFし、出力リレーY3の励磁が解除されることにより、ソレノイドバルブ25がOFFし、圧縮空気の噴射が停止される。
前記タイマT2が所定時間(請求項に記載の第2の所定時間で例えば30分)経過しタイムアップすると、タイマT2のNC接点T2−1がOFFする。これにより、タイマT1の励磁が解除され、NO接点T1−1がOFF、NC接点T1−2がONとなることにより、タイマT2の励磁も解除されNC接点T2−1は再びONとなる。以降、冷却ファン9動作中は同様の動作を繰り返しソレノイドバルブ25のON−OFFを繰り返す。
冷却ファン9の動作が停止すると、入力リレーX1のNO接点X1−1がOFF、NC接点X1−2がONとなり、限時作動瞬時復帰型のタイマT3が励磁され動作を開始する。前記タイマT3が所定時間(請求項に記載の第3の所定時間で例えば1分)経過しタイムアップすると、タイマT3のNO接点T3−1がONとなり、限時作動瞬時復帰型のタイマT4が励磁され動作を開始するとともに、タイマT3のNO接点T3−2のON、及びタイマT4のNC接点T4−1はONであるので、出力リレーY2が励磁される。これにより、出力リレーY2のNO接点Y2−1がONし、出力リレーY3が励磁されることにより、ソレノイドバルブ25がONし、ノズル12から冷却フィン5a、6a、回生抵抗7、及び、冷却ファン9に対して圧縮空気が噴射される。
前記タイマT4が所定時間(請求項に記載の第4の所定時間で例えば1分)経過しタイムアップすると、タイマT4のNC接点T4−1がOFFとなり、出力リレーY2の励磁が解除される。これにより、出力リレーY2のNO接点Y2−1がOFFすることにより、出力リレーY3の励磁が解除され、ソレノイドバルブ25がOFFし、圧縮空気の噴射が停止される。以降、タイマT3、及び、タイマT4は励磁されたままであるため、再び冷却ファン9の動作を開始するまでは、圧縮空気の噴射は行わない。
図5は、図4に示すソレノイドバルブ制御回路の動作を示すタイミングチャートである。時刻t0に冷却ファン9の電源がONし動作を開始すると、ソレノイドバルブ25がONし、ノズル12から冷却フィン5a、6a、回生抵抗7、及び、冷却ファン9に対して圧縮空気の噴射が開始される。所定時間(タイマT1の設定時間で例えば30秒)が経過した時刻t1でソレノイドバルブ25がOFFし、圧縮空気の噴射が停止される。次に、所定時間(タイマT2の設定時間で例えば30分)経過した時刻t2にて、再びソレノイドバルブ25がONし、ノズル12から圧縮空気が噴射される。このように、冷却ファン9の電源がOFFし動作を停止する時刻t4まで所定の間隔で圧縮空気の噴射を行い、冷却フィン5a、6a、回生抵抗7、及び、冷却ファン9に付着した粉塵、塵埃、オイルミスト等の付着物を除去する。
時刻t4に冷却ファン9の電源がOFFし動作を停止すると、所定時間(タイマT3の設定時間で例えば1分)経過した時刻t5でソレノイドバルブ25がONし、圧縮空気の噴射が開始される。所定時間(タイマT4の設定時間で例えば1分)が経過した時刻t6でソレノイドバルブ25がOFFし、圧縮空気の噴射が停止される。
図6、及び、図7は制御装置1のCPUユニット4の出力でソレノイドバルブ25を制御するためのフローチャートである。図6は、冷却ファン9動作時開始時の処理を示すフローチャートである。冷却ファン9動作時開始時には、タイマT1の初期化(ステップS1)後ソレノイドバルブ25をON(ステップS2)し、ノズル12から冷却フィン5a、6a、回生抵抗7、及び、冷却ファン9に対して圧縮空気の噴射を開始する。冷却ファン9が停止(ステップS3)するとソレノイドバルブ25をOFF(ステップS9)して終了する。タイマT1が所定時間(請求項に記載の第1の所定時間で例えば30秒)経過しタイムアップを待ち(ステップS4)すると、ソレノイドバルブ25をOFF(ステップS5)し、圧縮空気の噴射を停止する。次に、タイマT2の初期化(ステップS6)を行い、冷却ファン9が停止(ステップS7)すると終了する。タイマT2が所定時間(請求項に記載の第2の所定時間で例えば30分)経過しタイムアップを待ち(ステップS8)すると、再びタイマT1の初期化(ステップS1)後ソレノイドバルブ25をONし圧縮空気の噴射を開始する。以降、冷却ファン9動作中は同様の動作を繰り返しソレノイドバルブ25のON−OFFを繰り返し、冷却ファン9停止時、圧縮空気を噴射している場合にはソレノイドバルブをOFFした後に、圧縮空気を噴射していない場合には直ちに処理を終了する。
図7は、冷却ファン9停止時の処理を示すフローチャートである。冷却ファン9停止時には、タイマT3の初期化(ステップS11)を行い、冷却ファン9が動作開始する(ステップS12)と終了する。タイマT3が所定時間(請求項に記載の第3の所定時間で例えば1分)経過しタイムアップを待ち(ステップ13)、タイムアップすると、ソレノイドバルブ25をON(ステップ14)し圧縮空気の噴射を開始する。次に、タイマT4の初期化(ステップ15)を行い、冷却ファン9が動作開始すると(ステップS16)ソレノイドバルブ25をOFF(ステップS19)して終了する。タイマT4が所定時間(請求項に記載の第4の所定時間で例えば1分)経過しタイムアップを待ち(ステップ17)すると、ソレノイドバルブ25をOFF(ステップ18)し、圧縮空気の噴射を停止した後、処理を終了する。
このように、冷却フィン5a、6a、回生抵抗7、及び、冷却ファン9の近傍に設置されているノズル12より、冷却ファン動作中に所定の間隔で圧縮空気を噴射し、冷却フィン5a、6a、回生抵抗7、及び、冷却ファン9に付着した粉塵、塵埃、オイルミスト等の付着物を除去する構成をしているので、粉塵、塵埃、オイルミスト等が多い悪環境下でも、メンテナンスを行うことなく長時間稼動を実現することができる。
この例では、冷却ファン9の動作の状態(入力リレーX1)で、ソレノイドバルブの動作シーケンスを作動するようにしたものである。冷却ファン9の動作中は、冷却ダクト8内に強制通風されるので、冷却フィンなどが粉塵、塵埃、オイルミスト等に曝されているために、付着物の蓄積を定期的に除去するようにしたものである。また、ロボットの稼動が終了して、モータ駆動ユニット6への電源を遮断(ロボットモータの駆動停止)して冷却ファン9が停止すると、制御電源の遮断の前に付着物の除去動作を行ない、非稼動中の膜化の可能性のある付着物を除去する。ただし、ロボットでは、作業者による加工製品の準備などのために短時間のロボットモータの駆動停止があるが、その都度の付着物の除去は、段取りの時間、頻度、周囲環境を考慮して適宜決めることができる。例えば図4でT3の設定を最短設定時間(例えば1秒)とすると、ロボットモータの駆動停止すると、付着物除去が始まり、その終了後に制御電源を遮断することができる。
なお、ノズルの数や圧縮空気の噴出方向、タイマの設定時間は実施例に限定するものではない。
このような構成にすることで、通常では冷却フィン等の設計の時に、粉塵、塵埃、オイルミスト等の付着物による冷却効率の低下などの安全率を考慮した設計を行うが、圧縮空気を噴射することにより冷却フィン、冷却ファン等に付着した粉塵、塵埃、オイルミスト等の付着物を除去することができるので、冷却フィン等の設計のときに安全率を低く見積もることが出来、最適化が実現でき、ひいては制御装置の小型化も実現可能である。
1 制御装置
2 ブレーカ
3 投入ユニット
4 CPUユニット
5 コンバータ
6 モータ駆動ユニット
5a、6a 冷却フィン
7 回生抵抗
8 冷却ダクト
9 冷却ファン
10 吸気口
11 排気口
12 ノズル
13 圧縮空気配管
14 排出トレイ
21 継ぎ手
22 ミストセパレータ
23 レギュレータ
24 圧力検出器
25 ソレノイドバルブ
T1〜T4 オンディレータイマ

Claims (4)

  1. 発熱体を収納した全閉構造の筐体と、前記筐体の内部とは遮断され前記筐体外部の空気を給排気するための吸気口と排気口を有する冷却ダクトと、前記筐体内部に配置された前記発熱体に固着され前記冷却ダクトに突出した冷却フィンと、前記冷却ダクト内に配置され前記筐体外部の空気を流通して前記冷却フィンを冷却するための冷却ファンとを備えた制御装置の冷却装置において、
    前記制御装置は、
    圧縮空気の供給を受け、
    前記冷却フィンの近傍に設置されたノズルから前記冷却フィンに対して所定時間毎に前記圧縮空気を間歇的に噴射するためのエア噴射手段を備えたことを特徴とする制御装置の冷却装置。
  2. 前記エア噴射手段は、前記冷却ファンの動作の状態を判別し、前記冷却ファンの動作開始と判別された場合に、第1の所定時間だけ前記冷却フィンに対して前記圧縮空気を噴射し、前記冷却ファンの動作中は第2の所定時間経過の後に再び前記第1の所定時間だけ前記圧縮空気を噴射することを特徴とする請求項1記載の制御装置の冷却装置。
  3. 前記エア噴射手段は、前記冷却ファンの動作が停止してから第3の所定時間が経過を判断し、前記冷却ファンの動作が停止してから第3の所定時間が経過したと判別された場合に、第4の所定時間だけ前記冷却フィンに対して前記圧縮空気を噴射することを特徴とする請求項1または請求項2記載の制御装置の冷却装置。
  4. 前記エア噴射手段は、シーケンス回路又は前記制御装置の出力により制御されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の制御装置の冷却装置。
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