JP6832756B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明は、電力の変換を行う電力変換装置に関する。
従来、コンバータ回路及びインバータ回路を含み、直流電力から交流電力への変換と交流電力から直流電力への変換との一方又は双方を行うことができる電力変換部を有する電力変換装置が普及している。電力変換部が電力の変換を行う場合、電力のすべては変換されないので、電力変換部において熱が発生する。
電力変換部において発生した熱により電力変換部が有するコンバータ回路及びインバータ回路に不具合が生じる場合があるので、発生した熱を電力変換装置の外部に放散する必要がある。一般的には、電力変換装置の内部に外気を取り込んで、空気を内部で循環させて外部に放散させることで内部の冷却を行う。内部に外気を取り込むために電力変換装置が屋外に設置される場合、電力変換装置の外部の物が電力変換装置の内部に侵入する可能性がある。電力変換装置の内部に侵入する物の一例は、水分又は埃である。また、電力変換装置が海岸の近くに設置された場合、塩分を含んだ外気により電力変換装置の内部や内部に配置された部品が腐食する恐れが高くなる。
例えば、電力変換部において発生した熱を熱交換器により外部に放散するパワーコンディショナが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1は、パワーコンディショナの内部の空気を吸入し、外部から吸入した空気に放熱させて温度を低下させ、内部に排出する熱交換器を備えることで、内部を密閉させ、外気を内部に取り込まないようにしたパワーコンディショナを開示している。
特開2016−103876号公報
しかしながら、外気を吸入するためにファンが用いられる場合、ファンは、電力変換部が電力の変換を行う場合に運転し、電力変換部が電力の変換を停止した場合に運転を停止する。電力変換装置が海岸の近くに設置された場合、電力変換部が電力の変換を行わない期間が比較的長く継続すれば、水分又は埃に含まれる塩がファンの軸に付着し、付着した塩によりファンが運転することができなくなる場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、放熱のためのファンに外部の物が付着することを抑制する電力変換装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、筐体と、前記筐体の内部に位置し、直流電力から交流電力への変換と交流電力から直流電力への変換との一方又は双方を行うことができる電力変換部と、前記筐体の内部に位置し、前記電力変換部において発生した熱を前記筐体の外部に放出するためのダクトと、前記電力変換部において発生した熱を前記ダクトの内部に放出する放熱部と、前記ダクトの内部に位置するファンと、前記電力変換部が電力の変換を行う場合に前記ファンを運転させ、前記電力変換部が電力の変換を停止した場合に前記ファンの運転を停止させ、かつ前記ファンが運転を停止した後に前記電力変換部が電力の変換を行っていない場合に前記ファンを運転させる制御部とを有する。前記制御部は、前記電力変換部が電力の変換を停止してから第1の時間が経過した後に前記ファンを第2の時間運転させる。
本発明は、放熱のためのファンに外部の物が付着することを抑制することができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる電力変換装置の一部の斜視図 実施の形態1にかかる電力変換装置のひとつの断面を模式して示す図 実施の形態1にかかる電力変換装置の一部を示す図 実施の形態1にかかる電力変換装置が有する制御部を構成する少なくとも一部の構成要素が処理回路によって実現される場合の処理回路を示す図 実施の形態1にかかる電力変換装置が有する制御部の少なくとも一部の機能がプロセッサによって実現される場合のプロセッサを示す図 実施の形態2にかかる電力変換装置の一部を示す図 実施の形態2にかかる電力変換装置が有する制御部の動作の手順を示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態にかかる電力変換装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる電力変換装置1の一部の斜視図である。電力変換装置1は、筐体2を有する。例えば、筐体2は金属によって構成されている。図1では、筐体2は直方体の物であると示されている。更に言うと、図1では、筐体2について直方体の辺の部分のみが示されている。
電力変換装置1は、第1の脚3aと第2の脚3bとを更に有し、第1の脚3a及び第2の脚3bは筐体2の底面に取り付けられている。図1では、第1の脚3a及び第2の脚3bはいずれも、直方体の物であると示されている。更に言うと、図1では、第1の脚3a及び第2の脚3bについてはいずれも直方体の辺の部分のみが示されている。第1の脚3a及び第2の脚3bが地面又は基礎に固定されることにより、電力変換装置1は地面又は基礎に固定される。基礎は例えばコンクリートによって形成されており、第1の脚3a及び第2の脚3bは例えばボルトによって地面又は基礎に固定される。
電力変換装置1は、筐体2の内部に位置し、直流電力から交流電力への変換と交流電力から直流電力への変換との一方又は双方を行うことができる電力変換部を更に有する。電力変換部は、図1には示されておらず、図2に示されている。電力変換装置1は、筐体2の内部に位置し、電力変換部において発生した熱を筐体2の外部に放出するためのダクト4を更に有する。図1では、ダクト4は直方体の物であると示されている。更に言うと、図1では、ダクト4について直方体の辺の部分のみが示されている。ダクト4の吸気口4aは、筐体2の底面の側に位置する。電力変換装置1は、ダクト4の内部に位置するファン5を更に有する。ファン5の一例は、プロペラファンである。
図2は、実施の形態1にかかる電力変換装置1のひとつの断面を模式して示す図である。上述の通り、電力変換装置1は電力変換部6を有する。電力変換部6は、直流電力から交流電力への変換と交流電力から直流電力への変換との一方又は双方を行うための回路を含む電気回路部7を有する。電気回路部7は、基板に複数の回路が取り付けられたものであって、図示されていないコンバータ回路及びインバータ回路を含む。
電力変換部6は、コンバータ回路から出力される電圧の上昇又は降下を行うための第1のリアクトル8と、インバータ回路から出力される電圧のフィルタリングを行う第2のリアクトル9と、半導体素子10とを更に有する。第1のリアクトル8及び第2のリアクトル9は、電気回路部7の外部に位置する。半導体素子10は、例えば電力を電力変換装置1の外部に出力する状態と出力しない状態とを切り換えるスイッチング素子であって、電気回路部7に含まれる。
電力変換装置1は、電力変換部6において発生した熱をダクト4の内部に放出する放熱部11を更に有する。例えば、放熱部11はアルミニウム又は銅によって形成された放熱フィンである。放熱部11の少なくとも一部はダクト4の内部に位置し、放熱部11は電力変換部6が含まれる空間とダクト4が含まれる空間とを隔てる。実施の形態1では、電力変換部6に含まれる第1のリアクトル8、第2のリアクトル9及び半導体素子10が放熱部11に接しており、放熱部11は、第1のリアクトル8、第2のリアクトル9及び半導体素子10において発生した熱をダクト4の内部に放出する。
筐体2の一部は電力変換装置1の背面に位置する背面カバー2aであり、ダクト4は筐体2の底面から背面カバー2aまで延びている。電気回路部7は、ダクト4の内部に位置するファン5の運転を制御する制御部を更に有する。制御部は、図1及び図2には示されておらず、図3に示されている。制御部は、電力の変換も制御する。制御部の制御によりファン5が運転すると、電力変換装置1の外部の空気が、ダクト4の吸気口4aからダクト4の内部に取り込まれ、ダクト4の排気口4bの側に進み、ダクト4の排気口4bから電力変換装置1の外部に排出される。図2における矢印は、空気がダクト4の内部を進む際の空気の進む向きを示している。
上述の通り、放熱部11の少なくとも一部はダクト4の内部に位置し、電力変換部6に含まれる第1のリアクトル8、第2のリアクトル9及び半導体素子10が放熱部11に接している。ファン5が運転することにより電力変換装置1の外部の空気がダクト4の内部に取り込まれてダクト4の内部を移動して電力変換装置1の外部に排出される際、空気は放熱部11を通過する。そのため、電力変換部6において発生した熱は、ダクト4の内部を移動する空気によって電力変換装置1の外部に排出される。
図3は、実施の形態1にかかる電力変換装置1の一部を示す図である。電力変換装置1は、ファン5の運転と電力の変換とを制御する制御部12と、制御部12に電力を供給する電源部13とを有する。制御部12は、電気回路部7に含まれる。制御部12はファン5と接続されており、電源部13は制御部12を介してファン5にも電力を供給する。
制御部12は、ファン5の運転について以下の通りに制御する。つまり、制御部12は、電力変換部6が電力の変換を行う場合にファン5を運転させ、電力変換部6が電力の変換を停止した場合にファン5の運転を停止させる。制御部12は、ファン5が運転を停止した後に電力変換部6が電力の変換を行っていない場合にファン5を運転させる。つまり、ファン5は、電力変換部6が電力の変換を行う場合に運転し、電力変換部6が電力の変換を停止した場合に運転を停止し、かつ運転を停止した後に電力変換部6が電力の変換を行っていない場合に運転する。
例えば、制御部12は、電力変換部6が電力の変換を停止した場合にファン5の運転を停止させ、ファン5が運転を停止してからあらかじめ決められた時間が経過した後に電力変換部6が電力の変換を行っていない場合にファン5を運転させる。つまり、ファン5は、電力変換部6が電力の変換を停止した場合に運転を停止し、運転を停止してからあらかじめ決められた時間が経過した後に電力変換部6が電力の変換を行っていない場合に運転する。
更に言うと、制御部12は、電力変換部6が電力の変換を停止した場合にファン5の運転を停止させ、ファン5が運転を停止してからあらかじめ決められた時間が経過した後に電力変換部6が電力の変換を行っていない場合に、定期に又は不定期にファン5をあらかじめ決められた時間運転させる。つまり、ファン5は、電力変換部6が電力の変換を停止した場合に運転を停止し、運転を停止してからあらかじめ決められた時間が経過した後に電力変換部6が電力の変換を行っていない場合に、定期に又は不定期にあらかじめ決められた時間運転する。要するに、電力変換部6が電力の変換を停止している場合、制御部12はファン5を運転させる。
上述の通り、実施の形態1にかかる電力変換装置1では、制御部12の制御により、ファン5は、電力変換部6が電力の変換を行う場合に運転し、電力変換部6が電力の変換を停止した場合に運転を停止し、かつ運転を停止した後に電力変換部6が電力の変換を行っていない場合に運転する。ファン5が、電力変換部6が電力の変換を停止した場合に運転を一度停止した後に運転するので、電力変換部6が電力の変換を停止した後に、ファン5により電力変換装置1の外部の空気がダクト4の吸気口4aからダクト4の内部に取り込まれてダクト4の内部を移動して排気口4bから電力変換装置1の外部に排出される。
そのため、電力変換装置1がたとえ海岸の近くに配置されても、電力変換装置1の外部の水分又は埃がダクト4の排気口4bからダクト4の内部に侵入してファン5に付着することは抑制される。ファン5がプロペラファンである場合、電力変換装置1の外部の水分又は埃がファン5の軸に付着することは抑制されるので、水分又は埃に含まれる塩がファン5の軸に付着することは抑制され、付着した塩によりファン5が運転することができなくなる事態を回避することができる可能性が高くなる。
すなわち、実施の形態1にかかる電力変換装置1は、電力変換装置1の外部の物が放熱のためのファン5に付着することを抑制することができるという効果を奏する。
電力変換部6が電力の変換を行うか否かにかかわらず、ファン5が運転し続けることにより、電力変換装置1の外部の物がファン5に付着することを抑制することもできる。その場合、電力変換部6で熱が発生しない期間においてファン5は停止することなく運転し続けることになり、ファン5の運転にかかる電力が無駄に消費されることになる。電力変換装置1では、ファン5は、運転し続けるのではなく、電力変換部6が電力の変換を停止した場合に運転を停止する。そのため、電力変換装置1は、ファン5が停止することなく運転し続ける場合に比べて、ファン5の運転にかかる電力の消費を抑制することができる。
図4は、実施の形態1にかかる電力変換装置1が有する制御部12を構成する少なくとも一部の構成要素が処理回路41によって実現される場合の処理回路41を示す図である。つまり、制御部12の機能の少なくとも一部は、処理回路41によって実現されてもよい。
処理回路41は、専用のハードウェアである。処理回路41は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものである。制御部12の一部は、残部とは別個の専用のハードウェアであってもよい。
図5は、実施の形態1にかかる電力変換装置1が有する制御部12の少なくとも一部の機能がプロセッサ52によって実現される場合のプロセッサ52を示す図である。つまり、制御部12の少なくとも一部の機能は、メモリ51に格納されるプログラムを実行するプロセッサ52によって実現されてもよい。プロセッサ52は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はDSP(Digital Signal Processor)である。図5には、メモリ51も示されている。
制御部12の少なくとも一部の機能がプロセッサ52によって実現される場合、当該一部の機能は、プロセッサ52と、ファームウェアにより実現される。ファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ51に格納される。プロセッサ52は、メモリ51に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、制御部12の少なくとも一部の機能を実現する。
すなわち、制御部12の少なくとも一部の機能がプロセッサ52によって実現される場合、電力変換装置1は、制御部12の少なくとも一部によって実行されるステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ51を有する。メモリ51に格納されるプログラムは、制御部12の少なくとも一部が実行する手順又は方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
メモリ51は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク又はDVD(Digital Versatile Disk)等である。
また、メモリ51は、例えばフラッシュメモリとしてプロセッサ52に内蔵されてもよい。
制御部12の複数の機能について、当該複数の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、当該複数の機能の残部をファームウェアで実現してもよい。このように、制御部12の複数の機能は、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって実現することができる。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2にかかる電力変換装置1Aの一部を示す図である。電力変換装置1Aは、制御部12を除き、実施の形態1にかかる電力変換装置1が有するすべての構成要素を有すると共に、時刻を示すタイマ14と、電力変換部6の運転の状況を示す情報を記憶する記憶部15とを有する。記憶部15の一例は、EEPROMである。また、記憶部15は前述のプロセッサ52に内蔵されていてもよい。電力変換装置1Aは、電力変換装置1が有する制御部12に代えて、制御部12Aを有する。実施の形態2では、実施の形態1と相違する部分を主に説明する。
制御部12Aは、電力変換部6が電力の変換を開始した時刻と電力変換部6が電力の変換を停止した時刻とをタイマ14が示す時刻をもとに特定し、電力変換部6が電力の変換を開始した時刻の情報と電力変換部6が電力の変換を停止した時刻の情報とを記憶部15に格納する。つまり、記憶部15は、電力変換部6が電力の変換を開始した時刻の情報と電力変換部6が電力の変換を停止した時刻の情報とを記憶する。
電力変換装置1Aは、電力変換部6が電力の変換を停止してから第1の時間が経過した後にファン5を第2の時間運転させる装置である。電力変換装置1Aは、ユーザが第1の時間を特定する第1の情報と第2の時間を特定する第2の情報とを入力するための入力部16を更に有する。例えば、入力部16はタッチパネルであって屋内に設置される。電力変換装置1Aは、入力部16が用いられて入力された情報を受け付ける受付部17を更に有する。受付部17によって受け付けられた情報は、制御部12Aによって記憶部15に格納される。
図7は、実施の形態2にかかる電力変換装置1Aが有する制御部12Aの動作の手順を示すフローチャートである。制御部12Aは、電力変換部6が電力の変換を行っているか否かを判定する(S1)。制御部12Aは、電力変換部6が電力の変換を行っていると判定した場合(S1でYes)、ファン5を運転させる(S2)。制御部12Aは、電力変換部6が電力の変換を停止したと判定した場合(S1でNo)、ファン5の運転を停止させる(S3)。
制御部12Aは、記憶部15が記憶している電力変換部6の運転の状況を示す情報とタイマ14が示す時刻とをもとに、ファン5が運転を停止してから第1の時間が経過したか否かを判定する(S4)。制御部12Aが、ファン5が運転を停止してから第1の時間が経過していないと判定した場合(S4でNo)、制御部12AはステップS4の動作を繰り返す。制御部12Aは、ファン5が運転を停止してから第1の時間が経過したと判定した場合(S4でYes)、ファン5を第2の時間運転させる(S5)。つまり、ファン5が運転を停止してから第1の時間が経過した場合、ファン5は第2の時間運転する。
上述の通り、実施の形態2にかかる電力変換装置1Aでは、制御部12Aの制御により、ファン5は、電力変換部6が電力の変換を行う場合に運転し、電力変換部6が電力の変換を停止した場合に運転を停止し、かつ運転を停止した後に電力変換部6が電力の変換を行っていない場合に運転する。ファン5が、電力変換部6が電力の変換を停止したことに伴って運転を停止した後に運転するので、電力変換装置1Aがたとえ海岸の近くに配置されても、電力変換装置1Aの外部の水分又は埃がダクト4の排気口4bからダクト4の内部に侵入してファン5に付着することは抑制される。ひいては、水分又は埃に含まれる塩がファン5に付着することは抑制され、付着した塩によりファン5が運転することができなくなる事態を回避することができる可能性が高くなる。
すなわち、実施の形態2にかかる電力変換装置1Aは、電力変換装置1Aの外部の物が放熱のためのファン5に付着することを抑制することができるという効果を奏する。
上述した実施の形態2では、第1の時間を特定する第1の情報と第2の時間を特定する第2の情報とは、入力部16によって入力され、受付部17によって受け付けられ、記憶部15に記憶される。そのため、ユーザは、入力部16を用いることにより、第1の時間及び第2の時間を任意に設定することができる。なお、第1の時間及び第2の時間の一方又は双方は固定された時間であってもよい。例えば、固定された第1の時間を特定する第1の情報と固定された第2の時間を特定する第2の情報とが、記憶部15に記憶されていてもよい。
また、上述した実施の形態2では、制御部12Aが、記憶部15が記憶している電力変換部6の運転の状況を示す情報とタイマ14が示す時刻とをもとに、ファン5が運転を停止してから第1の時間が経過したか否かを判定する。しかしながら、タイマ14が、記憶部15が記憶している電力変換部6の運転の状況を示す情報をもとに、ファン5が運転を停止してから第1の時間が経過したか否かを判定してもよい。
制御部12A、タイマ14、入力部16及び受付部17を構成する少なくとも一部の構成要素は、図4を用いて説明した処理回路41と同等の処理回路によって実現されてもよい。制御部12A、タイマ14、入力部16及び受付部17の少なくとも一部の機能は、図5を用いて説明したプロセッサ52と同様にプロセッサによって実現されてもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略又は変更することも可能である。
1,1A 電力変換装置、2 筐体、2a 背面カバー、3a 第1の脚、3b 第2の脚、4 ダクト、4a 吸気口、4b 排気口、5 ファン、6 電力変換部、7 電気回路部、8 第1のリアクトル、9 第2のリアクトル、10 半導体素子、11 放熱部、12,12A 制御部、13 電源部、14 タイマ、15 記憶部、16 入力部、17 受付部、41 処理回路、51 メモリ、52 プロセッサ。

Claims (2)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に位置し、直流電力から交流電力への変換と交流電力から直流電力への変換との一方又は双方を行うことができる電力変換部と、
    前記筐体の内部に位置し、前記電力変換部において発生した熱を前記筐体の外部に放出するためのダクトと、
    前記電力変換部において発生した熱を前記ダクトの内部に放出する放熱部と、
    前記ダクトの内部に位置するファンと、
    前記電力変換部が電力の変換を行う場合に前記ファンを運転させ、前記電力変換部が電力の変換を停止した場合に前記ファンの運転を停止させ、かつ前記ファンが運転を停止した後に前記電力変換部が電力の変換を行っていない場合に前記ファンを運転させる制御部とを備え
    前記制御部は、前記電力変換部が電力の変換を停止してから第1の時間が経過した後に前記ファンを第2の時間運転させる
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記第1の時間を特定する第1の情報と前記第2の時間を特定する第2の情報とを受け付ける受付部を更に備え、
    前記制御部は、前記受付部によって受け付けられた前記第1の情報及び前記第2の情報をもとに前記ファンの運転を制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の電力変換装置。
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