JP2003143871A - 電動機制御モジュールおよびそれを備えた空気調和装置 - Google Patents

電動機制御モジュールおよびそれを備えた空気調和装置

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JP2003143871A
JP2003143871A JP2001336274A JP2001336274A JP2003143871A JP 2003143871 A JP2003143871 A JP 2003143871A JP 2001336274 A JP2001336274 A JP 2001336274A JP 2001336274 A JP2001336274 A JP 2001336274A JP 2003143871 A JP2003143871 A JP 2003143871A
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inverter
motor control
power
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Masakazu Iida
政和 飯田
Shinji Ehira
伸次 江平
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機ごとに費やされているインバータ設計
に対する負荷、すなわちインバータの設計工数を削減す
ることのできる電動機制御モジュールを提供する。 【解決手段】 電動機制御モジュール50は、交流電力
を入力して電動機31−1〜31−nに対し駆動波形を
出力するものであって、コンバータ部51およびインバ
ータ部52−1〜52−nと、モジュール内CPU53
とを備えている。コンバータ部51およびインバータ部
52−1〜52−nは、入力される交流電力を任意の周
波数の交流電力に変換する。モジュール内CPU53
は、電動機31−1〜31−nを駆動するための駆動波
形の生成を行い、コンバータ部51およびインバータ部
52−1〜52−nを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機制御モジュ
ールおよびそれを備えた空気調和装置、特に、電動機を
インバータ制御するための電動機制御モジュールおよび
それを備えた空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータ等の電動機を駆動する方法とし
て、最近ではインバータを用いる方法が主流となってき
ている。インバータは、電動機の動作周波数を自在に制
御することによって電動機の出力を調整することができ
るため、省エネルギーの観点から非常に優位な技術であ
る。このインバータは、電動機を制御・駆動する電動機
制御部であり、IGBTやIPMといった主回路素子
(インバータモジュール)などを含む複数の部品から構
成されている。
【0003】インバータの基本構成としては、商用交流
電源を直流に整流するコンバータ部、直流電力を任意の
周波数の交流電力に変換するインバータ部、これらの電
力変換部を制御する制御部などが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インバータは、使用す
る半導体チップに集中する熱量が多く、制御回路が複雑
で細かな部品が数多く使用されることもあって、その設
計が非常に困難で時間のかかるものとなっている。この
ようなインバータの設計に関し、従来においては、対象
となる電動機ごとにインバータのハード部分を個別設計
している。具体的には、今までのものとは違う電動機に
対して、その度、設計者が制御電力、ドライブ回路、主
回路などの選定を行っている。また、外部のマイコン等
に配されるインバータのソフト部分(インバータ駆動の
ソフト)についても、電動機ごとに個別設計が行われて
専用ソフトが作成され、電動機とのマッチング試験が為
されている。
【0005】さらに、インバータのハード部分の熱設計
については、風などを考慮した構造的な設計が絡んでく
るため、電動機ごとに多くの技術者を動員して設計開発
を行っている。本発明の課題は、電動機ごとに費やされ
ているインバータ設計に対する負荷、すなわちインバー
タの設計工数を削減することのできる電動機制御モジュ
ールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る電動機制
御モジュールは、交流電力を入力して電動機に対し駆動
波形を出力するものであって、インバータ変換部と、イ
ンバータ制御CPUとを備えている。インバータ変換部
は、入力される交流電力を任意の周波数の交流電力に変
換する。インバータ制御CPUは、電動機を駆動するた
めの駆動波形の生成を行い、インバータ変換部を制御す
る。
【0007】ここでは、電力を変換するインバータ変換
部とそれを制御するインバータ制御CPUとを1つのモ
ジュールの中に組み込むことで、交流電力を入力し駆動
波形を出力する機能を持つ電動機制御部を1つの部品
(モジュール)として取り扱うことができるようになっ
ている。このため、電動機ごとに従来行っているインバ
ータの個別設計が概ね不要となり、インバータの設計工
数を大幅に削減することができるようになる。
【0008】また、この電動機制御モジュールを用いる
と、モジュール内のインバータ制御CPUにおいて駆動
波形の生成まで行うようになっているため、外部CPU
等にかかる負荷が非常に少なくなる。さらに、モジュー
ル内に専用のCPUを配しているため、高速応答性に優
れており、電動機の制御が安定するようになる。なお、
インバータ制御CPUは、異なる種類の電動機に対応で
きる汎用的なものとすることが望ましい。この場合に
は、個別のインバータ設計の負荷を軽減する部品として
電動機制御モジュールを更に広い範囲で用いることがで
きるようになる。
【0009】請求項2に係る電動機制御モジュールは、
請求項1に記載の電動機制御モジュールであって、第1
基板および第2基板をさらに備えている。インバータ変
換部は、複数のパワー部品を有している。また、第2基
板の発熱量が第1基板の発熱量よりも小さくなるよう
に、パワー部品のうち発熱量の大きなものは、第1基板
に実装されている。一方、インバータ制御CPUは、第
2基板に実装される。パワー部品とは、数ワット以上の
電力を取り扱える半導体デバイスやダイオード、固定抵
抗器などの部品をいう。
【0010】ここでは、通常発熱を伴うインバータ変換
部のパワー部品のうち発熱量の大きなものを第1基板に
実装し、第2基板の発熱量が第1基板の発熱量よりも小
さくなるようにしている。そして、一般に熱を嫌うCP
Uを第2基板に実装している。これによって、モジュー
ル内のインバータ制御CPUが受ける熱の影響を抑えつ
つ、モジュール全体を小型化することが可能となる。
【0011】なお、この電動機制御モジュールの熱設計
においては、必要な風量さえ当ててやればモジュール内
の全ての部品が所望の冷却効果を得られるようにしてや
ることが望ましい。請求項3に係る電動機制御モジュー
ルは、請求項2に記載の電動機制御モジュールであっ
て、第1基板および第2基板が多層に配置されている。
【0012】請求項2の電動機制御モジュールにおい
て、第1基板よりも小さな第2基板を採用し、第2基板
を第1基板に立てたり、第2基板を第1基板から専用ピ
ンなどによって浮かしたりすることも考えられる。これ
に対し、請求項3の電動機制御モジュールでは、第1基
板および第2基板を多層に配置している。インバータ制
御では、多機能・多出力のマイコンが必要になる傾向が
強く、それに応じて周辺部品も多くなる傾向にあるが、
請求項3の電動機制御モジュールでは、第1基板および
第2基板を多層に配置しているため、多出力・大容量の
インバータ制御CPUを用いることが可能になる。この
ように多出力・大容量のインバータ制御CPUの採用が
可能になると、種々の電動機に対応することのできるイ
ンバータ制御CPUをモジュール内に組み込むことがで
きるようになるため、部品としての電動機制御モジュー
ルをより広い範囲のインバータ設計で用いることができ
るようになる。
【0013】また、複数の基板の多層配置によって、電
動機制御モジュールの設置に必要な床面積(平面的なサ
イズ)が小さくなるという効果を得ることもできる。請
求項4に係る電動機制御モジュールは、請求項2または
3に記載の電動機制御モジュールであって、第1基板は
第2基板よりも熱伝導性の高い基板である。また、第1
基板に実装されるパワー部品は、第1基板にボンディン
グワイヤ等によってベアチップ実装される。
【0014】ここでは、第1基板を第2基板よりも熱伝
導性のよいものにして、パワー部品を第1基板にベアチ
ップ実装する構成を採っている。このため、パワー部品
の発熱による熱が第1基板を介して効率よく放熱される
ようになる。第2基板に通常のプリント基板を使う場
合、第1基板として、アルミ基板、アルミナ基板、セラ
ミック板にアルミ板を合わせた基板などを使うことが考
えられる。このような第1基板は、効率的な放熱板とし
て機能する。
【0015】なお、第1基板に放熱フィンを設けた場合
には、より高い放熱性を得ることができる。請求項5に
係る電動機制御モジュールは、請求項1から4のいずれ
かに記載の電動機制御モジュールであって、インバータ
制御CPUは、複数の電動機それぞれに対する制御系統
を有している。
【0016】ここでは、複数の電動機に対する制御系統
をインバータ制御CPUに持たせているので、電動機制
御モジュールは、複数の電動機の同時制御にも対応が可
能となる。また、種々の電動機の駆動を制御できる部品
として、電動機制御モジュールの利用範囲が広くなる。
なお、本発明の電動機制御モジュールでは、内部に専用
のインバータ制御CPUを備えているため、CPU自体
を余裕あるものとすることが容易であり、複数の制御系
統をインバータ制御CPUに持たせることが可能となっ
ている。
【0017】また、インバータ制御CPUが複数の制御
系統を有するとは、インバータ制御CPUの中に複数の
電動機それぞれに対応する情報(それぞれの電動機を駆
動するための波形や駆動指令に合わせてデューティをど
う決めてやるといった情報など)を持たせることを意味
する。請求項6に係る電動機制御モジュールは、請求項
5に記載の電動機制御モジュールであって、インバータ
変換部は、コンバータ部と、複数のインバータ部とを有
している。コンバータ部は、入力される交流電力を直流
電力に変換する。インバータ部は、直流電力を任意の周
波数の交流電力に変換する。また、インバータ制御CP
Uは、コンバータ部および複数のインバータ部を制御し
て、複数の電動機に対して駆動波形を出力する。
【0018】ここでは、複数のインバータ部それぞれ
が、所定の電動機に対して生成された駆動波形に合った
周波数の交流電力を発生させる。したがって、1つの部
品である電動機制御モジュールによって、複数の電動機
の同時制御を行うことが可能である。請求項7に係る電
動機制御モジュールは、請求項6に記載の電動機制御モ
ジュールであって、内部電源をさらに備えている。内部
電源は、インバータ制御CPUのための電源であり、入
力される交流電力またはコンバータ部により変換された
直流電力から生成される。
【0019】このように内部電源をモジュール内に組み
込むことによって、モジュールの外部に専用の電源を置
く必要がなくなり、外部に配置される部品を減らすこと
ができる。なお、請求項7に係る発明の電動機制御モジ
ュールについては、モジュール内のインバータ制御CP
Uを駆動するための電源(電力)を外部入力する構成を
採ることもできる。この場合においても、内部電源によ
り所望の複数電源に変換することができるため、外部か
ら入力される電源は単電源でよくなり、外部に配置する
部品を減らすことができる。
【0020】請求項8に係る電動機制御モジュールは、
請求項1から7のいずれかに記載の電動機制御モジュー
ルであって、インバータ制御CPUは、電動機の運転出
力に関する指令を外部から入力し、異常信号を外部に出
力する。ここでは、外部CPU(外部マイコン)等によ
る外部からのアナログ又はデジタル信号入力などによっ
て電動機の運転出力に関する指令が入力されると、電動
機制御モジュールは、その指令に従って駆動波形を生成
し電動機に出力する。また、異常があったときには、異
常信号を外部に出力する。このように、電動機制御モジ
ュールが駆動波形の生成や異常判別を行うため、外部C
PU等にかかる負荷は極めて小さくなり、従来に較べて
外部CPU等の設計工数が大きく削減されることにな
る。
【0021】なお、電動機制御モジュールから異常信号
が出力されたときには、外部CPU等は、それに応じた
措置をとるように設計されると考えられる。例えば、空
気調和装置の主制御CPUが外部CPUであって、室外
機のファンモータや圧縮機の駆動制御を行う電装品とし
て請求項8の電動機制御モジュールを用いる場合には、
電動機制御モジュールから主制御CPUに対して異常信
号が出力されれば、主制御CPUは空気調和装置を停止
させる等の措置をとることが予想される。
【0022】請求項9に係る電動機制御モジュールは、
請求項8に記載の電動機制御モジュールであって、イン
バータ制御CPUは、内部異常であるか外部異常である
かの判別機能を有している。また、インバータ制御CP
Uから外部に出力される異常信号は、内部異常であるか
外部異常であるかの情報、すなわち電動機制御モジュー
ルの内部で異常が起きたのか外部で異常が起きたのかと
いう情報を含んでいる。
【0023】ここでは、電動機制御モジュールから異常
信号が出力される外部CPU等が、異常の存在、および
電動機制御モジュール内部の異常か電動機制御モジュー
ル外部の異常かという情報を得ることができるようにな
る。したがって、外部CPU等がそれらの情報を蓄える
場合には、部品等の修繕時における異常箇所の特定が容
易となり、交換部品を少なくすることができる。
【0024】請求項10に係る電動機制御モジュール
は、請求項9に記載の電動機制御モジュールであって、
インバータ制御CPUは、内部異常であるときに内部を
保護する保護制御を行い、内部異常の内容を外部に出力
する。ここでは、内部異常時にインバータ制御CPUが
内部保護の保護制御を行うため、外部CPU等にかかる
負荷がより少なくなる。
【0025】請求項11に係る電動機制御モジュール
は、請求項1から10のいずれかに記載の電動機制御モ
ジュールであって、インバータ変換部およびインバータ
制御CPUを冷却するための電動ファンをさらに備えて
いる。ここでは、モジュール内のインバータ変換部およ
びインバータ制御CPUを冷却するための専用の電動フ
ァンを組み込んでいるため、電動機制御モジュールは、
その設置場所の自由度が高まる。すなわち、外部のファ
ン等によって生成される風などを利用しなくても専用の
電動ファンによって十分な冷却効果を得ることができる
ため、電動機制御モジュールを任意の場所に設置するこ
とが可能となる。
【0026】請求項12に係る空気調和装置は、室外フ
ァンを回転させる少なくとも1つのファンモータと、圧
縮機と、主制御CPUと、請求項1から11のいずれか
に記載の電動機制御モジュールとを備えている。主制御
CPUは、ファンモータおよび圧縮機に対する駆動指令
を発する。電動機制御モジュールは、主制御CPUから
の駆動指令をインバータ制御CPUで入力し、駆動指令
に応じた駆動波形をファンモータおよび圧縮機に出力す
る。
【0027】ここでは、電動機制御モジュールは、空気
調和装置全体の制御を行う主制御CPUから電動機であ
るファンモータおよび圧縮機の駆動指令を受け取り、フ
ァンモータおよび圧縮機に対して駆動指令に応じた駆動
波形を出力する。そして、電動機制御モジュールの内部
にインバータ制御CPUが組み込まれており、そのイン
バータ制御CPUが駆動波形の生成を行うため、ファン
モータおよび圧縮機の駆動に関して主制御CPUにかか
る負荷が非常に少なくなる。このため、ファンモータや
圧縮機のインバータ制御に関する主制御CPUのソフト
設計が軽減され、設計工数が大幅に削減される。
【0028】
【発明の実施の形態】<空気調和装置の概略構成>本発
明の一実施形態に係る空気調和装置を図1に、その空気
調和装置で使われる本発明の一実施形態に係る電動機制
御モジュールを図2に示す。空気調和装置1は、室内に
取り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機3
と、両者2,3を結ぶ冷媒配管等4とから構成されてい
る。室内機2の内部には、送風ファン、室内熱交換器な
どが配置されている。室外機3の内部には、圧縮機、フ
ァンモータにより回転する室外ファン、室外熱交換器な
どが配置されている。冷媒配管は、室内機2内の室内熱
交換器と室外機3内の室外熱交換器とを接続し、各熱交
換器とともに冷媒回路を構成している。
【0029】<空気調和装置の概略制御構成>図2は、
空気調和装置1に用いられる電源回路の概略を示すブロ
ック図であり、室外機3の中に配置される一部品化され
た電動機制御モジュール50を中心に表している。空気
調和装置1の全体を制御するために設けられている主制
御CPU10は、図示しないROMや各種インターフェ
イスを有しており、センサ類22からの検出信号を受信
し、アクチュエータ類21の制御を行い、電動機制御モ
ジュール50に速度指令を出して室外機3の圧縮機31
−1およびファンモータ31−2を駆動させる。センサ
類22としては、外気温を検出する外気サーミスタ、熱
交換器の蒸発温度および凝縮温度を検出する熱交サーミ
スタ、圧縮機の吐出管温度を検出する吐出管温度セン
サ、圧縮機の吐出側や吸入側圧力を検出する吐出圧力セ
ンサや吸入圧力センサなどが挙げられる。また、アクチ
ュエータ類21としては、冷媒回路内に配置され内部の
冷媒を減圧するための電動膨張弁、冷媒回路の運転モー
ドを切り換えるための四路切換弁などが挙げられる。な
お、主制御CPU10には、商用交流電源に接続された
スイッチング電源(制御電源)から電力供給が行われ
る。
【0030】<電動機制御モジュールの基本構成>電動
機制御モジュール50は、複数の電動機31−1〜31
−nを駆動するための供給電力を、空気調和装置1の運
転状況に応じて制御するものである。具体的には、この
空気調和装置1において、電動機制御モジュール50
は、室外機3内の圧縮機31−1およびファンモータ3
1−2を駆動するための所定の駆動波形を有する交流電
力を、主制御CPU10からの速度指令に応じて制御す
る。この電動機制御モジュール50は、一部品として取
り扱うことができるようにモジュール化されているもの
であるが、その内部に専用のCPU53を含んでいる。
具体的には、コンバータ部51、複数のインバータ部5
2−1〜52−n、モジュール内CPU53、および内
部電源54が1つのモジュールとして部品化されてい
る。
【0031】コンバータ部51は、電動機制御モジュー
ル50に入力される単相あるいは三相の交流電力を整流
して直流に変換する。コンバータ部51は、パワースイ
ッチを用いた構成とすることが可能であり、またインバ
ータ部52−1〜52−nに対して一定電圧の直流を出
力するアクティブフィルタ回路を含む構成とすることも
可能である。
【0032】複数のインバータ部52−1〜52−n
は、それぞれ、コンバータ部51の出力(直流)を任意
の周波数の交流に変換して電動機31−1〜31−nに
出力する。ここでは、電動機制御モジュール50を圧縮
機31−1およびファンモータ31−2の駆動制御に用
いるため、インバータ部52−1が圧縮機31−1に交
流電力を出力し、インバータ部52−2がファンモータ
31−2に交流電力を出力する構成となっている。
【0033】モジュール内CPU53は、マイクロプロ
セッサ、ROM、各種インターフェイスなどを含むワン
チップマイコンで構成される。このモジュール内CPU
53は、複数の電動機31−1〜31−nに対する制御
系統を有している。具体的には、それぞれの電動機を駆
動するための駆動波形や主制御CPU10からの速度指
令に合わせてデューティをどう決めてやるといった情報
などが、モジュール内CPU53に組み込まれている。
これにより、モジュール内CPU53は、主制御CPU
10からの速度指令に基づいて電動機31−1〜31−
nに対して駆動波形を生成することができるようになっ
ている。なお、空気調和装置1で使用する電動機制御モ
ジュール50では少なくとも圧縮機31−1およびファ
ンモータ31−2に対応する制御系統がモジュール内C
PU53に組み込まれているが、電動機制御モジュール
50に対して複数種類のモータ(ACモータ、ステッピ
ングDCモータ、センサレスDCモータなど)の制御系
統を持たせることも可能である。このようなモジュール
であれば、多くの異なる種類のモータを同時に駆動する
ことも可能となる。また、使用するモータの種類によら
ず、同じ部品(モジュール)が使えるようになる。
【0034】また、モジュール内CPU53は、発生し
た異常が内部異常(モジュール内の異常)であるか外部
異常(モジュール外の異常)であるかの判別機能、異常
が内部異常であるときにモジュール50の内部を保護す
る保護機能、および異常の内容を含む異常信号を外部
(主制御CPU10)に出力する異常信号出力機能を有
している。主制御CPU10は、モジュール内CPU5
3から出力される異常信号を受信し、異常情報を蓄えて
部品等の修繕、交換における便宜を図るとともに、空気
調和装置1を停止させる等の措置をとる。
【0035】内部電源54は、モジュール内CPU53
のための専用電源であり、電動機制御モジュール50に
入力される商用交流電力から生成される。 <電動機制御モジュールの詳細構成>電動機制御モジュ
ール50では、回路部品を集積・モジュール化し、発熱
部品やノイズ源部品をパッケージ化することにより、制
御性を改善させ、高機能な制御を行わせることを可能に
している。
【0036】図3に示すように、電動機制御モジュール
50内の電気部品は、上下に平行に配置された(多層配
置された)プリント基板62およびアルミ基板61に装
着されている。また、上下のプリント基板62およびア
ルミ基板61の配線は、樹脂モールドされた電路板63
によって接続される。マイクロプロセッサ、ROM、各
種インターフェイスなどを含むワンチップマイコンで構
成されるモジュール内CPU53は、他の電気部品によ
る発熱やノイズから遮断すべきものであるため、パワー
部品71のうち発熱量の大きなものが装着されないプリ
ント基板62に装着されている。また、発熱のない(ま
たは少ない)制御部品も、プリント基板62に装着され
ている。
【0037】一方、電動機制御モジュール50では、コ
ンバータ部51やインバータ部52−1〜52−nを構
成する部品のうちダイオードやパワートランジスタなど
のパワー部品71(十数ワット以上の電力を取り扱うも
の)は、全てアルミ基板61にベアチップ実装されてい
る。このように、パワー部品71のうち発熱量が大きい
もの全てをアルミ基板61にワイヤボンディングワイヤ
73などによってベアチップ実装するように構成してい
るため、プリント基板62の発熱量がアルミ基板61の
発熱量よりも小さくなっており、プリント基板62のモ
ジュール内CPU53等に対する高い熱やノイズの影響
が抑えられる。
【0038】なお、アルミ基板61は、熱伝導率が高く
電気絶縁性の良好な窒化アルミニウム板の表面に回路パ
ターンを構成する銅の薄板を貼り合わせたものを採用し
ている。以上のように、実装面上にパワー部品71がベ
アチップ実装されたアルミ基板61は、最終的にモール
ド材81で覆われる。モールド材81は、図4(a)に
示すように、パワー部品71やボンディングワイヤ7
3、その他のアルミ基板61上の部品を覆う。モールド
材81は、シリコン系樹脂やエポキシ系の樹脂といった
絶縁性の合成樹脂で構成されている。このモールド材8
1は、パワー部品71が発する熱を拡散伝熱させる機能
を有しており、電動機制御モジュール50の冷却効果を
向上させる。また、モールド材81でパワー部品71等
を覆うことによって、モジュール50内の部品を塵害や
水分から保護することができるようになり、電動機制御
モジュール50の配置の自由度が増す。具体的には、電
動機制御モジュール50を、室外機3の機械室の中では
なく、水分や塵が多く存在する室外機3の通風スペース
に配することが可能になる。
【0039】なお、図4(a)に示すようにモールド材
81をアルミ基板61に被せる代わりに、パワー部品7
1のうちボンディングワイヤ73のところだけにモール
ド材を被せることも考えられる。また、図4(b)に示
すように、アルミ基板61上の部品だけではなくプリン
ト基板62上の部品についてもモールド材81で覆って
しまうことが考えられる。
【0040】このように、電動機制御モジュール50の
主要部品をモールド材81で覆う構造を採ることによ
り、室外機3の室外ファンによる風を計算に入れて電動
機制御モジュール50の熱設計を行うことが可能であ
る。実際には、電動機制御モジュール50の熱設計は、
必要な風量さえモジュール50に当ててやればモジュー
ル50内の全ての部品が作動に支障のないレベルまで冷
却されるように為されている。
【0041】<圧縮機、ファンモータの制御>主制御C
PU10は、センサ類22から入力される検出値と現在
の運転モードに応じて、各部の制御量を決定し、アクチ
ュエータ類21に制御値を出力するとともに、圧縮機3
1−1、ファンモータ31−2の制御量を回転速度指令
信号の形で電動機制御モジュール50内のCPU53に
送信する。
【0042】モジュール内CPU53では、主制御CP
U10から送信されてきた回転速度指令信号(速度指
令)に基づき、圧縮機31−1およびファンモータ31
−2の駆動波形を生成する。そして、CPU53は、コ
ンバータ部51およびインバータ部52−1,52−2
を制御して、圧縮機31−1およびファンモータ31−
2に対して、主制御CPU10からの速度指令に合った
駆動波形を出力させる。これにより、インバータ部52
−1,52−2から圧縮機31−1およびファンモータ
31−2に対して所定の周波数を持つ交流電力が供給さ
れ、主制御CPU10の速度指令どおりに圧縮機31−
1およびファンモータ31−2が駆動する。
【0043】<本実施形態の電動機制御モジュールの特
徴> (1)電動機制御モジュール50では、商用交流電力を
任意の周波数の交流電力に変換するコンバータ部51お
よびインバータ部52−1〜52−nとそれらを制御す
るCPU53とを1つのモジュールの中に組み込むこと
で、商用交流電力を入力し駆動波形を出力する機能を持
つ電動機制御部を1つの部品(モジュール)として取り
扱うことができるようになっている。このため、電動機
ごとに従来行っているインバータの個別設計が不要とな
り、インバータの設計工数を大幅に削減することができ
る。
【0044】また、この電動機制御モジュール50を用
いると、モジュール内CPU53において駆動波形の生
成まで行う構成となっているため、主制御CPU10に
かかる負荷が非常に少なくなる。さらに、モジュール5
0内に専用のCPU53を配しているため、高速応答性
に優れており、電動機31−1〜31−nの制御がより
安定するようになる。
【0045】(2)電動機制御モジュール50では、ア
ルミ基板61とプリント基板62との多層構造を採った
上で、発熱を伴う主要なパワー部品71(少なくとも十
数ワット以上の電力を取り扱うことのできるパワー部品
の全て)を放熱性に優れるアルミ基板61に実装し、熱
を嫌うCPU53等をプリント基板62に実装してい
る。これにより、モジュール内CPU53が受ける熱の
影響を抑えつつモジュール50全体を小型化することが
できている。また、パワー部品71のうち発熱量の大き
なものをアルミ基板61に集め、プリント基板62に発
熱量の小さな部品(特に、その特性に対して温度依存性
の高い部品)を配置することで、電動機制御モジュール
50は安定した制御ができるようになっている。
【0046】(3)電動機制御モジュールにおいては、
アルミ基板61よりも小さなプリント基板62を採用
し、プリント基板62をアルミ基板61に立てたり、プ
リント基板62をアルミ基板61からボンディングワイ
ヤなどによって浮かしたりすることも考えられる。
【0047】これに対し、本実施形態の電動機制御モジ
ュール50では、アルミ基板61およびプリント基板6
2を多層に配置する構成を採っており、プリント基板6
2を大きくすることができ、大容量・多機能なモジュー
ル内CPU53を用いることが可能になっている。この
ため、種々の電動機に対応することのできる大容量・多
機能のCPUをモジュール内CPU53として電動機制
御モジュール50内に組み込むことができ、部品として
の電動機制御モジュール50がより広い範囲のインバー
タ設計において用いることができるようになっている。
【0048】また、複数の基板61,62の多層配置に
よって、電動機制御モジュール50の設置に必要な面積
が小さくなるという効果を得られている。 (4)電動機制御モジュール50では、パワー部品71
のうち発熱量の大きなものが実装される基板をアルミ基
板61として、パワー部品71をアルミ基板61にベア
チップ実装する構成を採っている。このアルミ基板61
が効率的な放熱板として機能するため、パワー部品71
の発熱による熱がアルミ基板61を介して効率よく放熱
されるようになっている。
【0049】(5)電動機制御モジュール50では、複
数の電動機31−1〜31−nに対する制御系統をモジ
ュール内CPU53に持たせるので、複数の電動機31
−1〜31−nの同時制御にも対応が可能である。ま
た、種々の電動機31−1〜31−nの駆動を制御でき
る部品として、電動機制御モジュール50の利用範囲は
広い。
【0050】(6)電動機制御モジュール50では、内
部電源54をモジュール50内に組み込んでいる。この
ため、モジュール50の外部に専用の電源を置く必要が
なくなっており、電動機制御モジュール50は設計上さ
らに利用がし易くなっている。 (7)電動機制御モジュール50は、主制御CPU10
からの速度指令の入力が為されると、その指令に従って
駆動波形を生成し電動機に出力する。また、異常があっ
たときには、異常判別を行った上で異常信号を主制御C
PU10に出力する。このように、電動機制御モジュー
ル50が駆動波形の生成や異常判別を行うため、主制御
CPU10にかかる負荷は極めて小さくなり、従来に較
べて主制御CPU10の設計工数が大きく削減される。
【0051】<他の実施形態> (A)アルミ基板61の放熱効果を高めるためには、ア
ルミ基板61の実装面の裏面側に放熱フィンを立設した
構造を採ることも可能である。放熱フィンは、アルミ基
板61を構成する窒化アルミニウム板を作成する際に、
同時に一体成型で形成することが可能である。また、熱
溶着や接着などにより、放熱フィンを別途アルミ基板6
1に固着するようにしてもよい。
【0052】(B)上記実施形態では、制御対象となる
電動機が圧縮機31−1およびファンモータ31−2で
あり、2つのインバータ部52−1,52−2を内部に
有する電動機制御モジュール50を想定して説明を行っ
ているが、さらに多くの電動機の制御が可能となる電動
機制御モジュールを作ることもできる。この場合には、
モジュール内CPUに多くの制御系統がインプットされ
るとともに、インバータ部の数(n)が増えることにな
る。
【0053】例えば、室外機が2つの室外ファンを備え
ているような場合には、圧縮機と2つのファンモータに
関する制御系統をモジュール内CPUに入れておくとと
もに、3つのインバータ部をモジュール50内に配備す
ることになる。 (C)上記実施形態の電動機制御モジュール50では、
モジュール50に入力された交流電力から内部電源54
を生成しているが(図2参照)、図5に示すように、内
部電源54をコンバータ部51によって直流に整流され
た電力から生成することもできる。
【0054】(D)上記実施形態の電動機制御モジュー
ル50に、冷却のための電動ファンをさらに付加するこ
とも考えられる。電動機制御モジュール50に専用の冷
却ファンを組み込めば、電動機制御モジュール50の設
置場所の自由度が高まる。すなわち、外部のファン等に
よって生成される風などを利用しなくても専用の電動フ
ァンによって十分な冷却効果を得ることができるため、
電動機制御モジュール50を任意の場所に設置すること
が可能となる。
【0055】(E)上記実施形態ではアルミ基板61を
採用しているが、これに代えて、同様に放熱性に優れる
アルミナ基板やセラミック板にアルミ板を合わせた基板
などを採用することもできる。
【0056】
【発明の効果】請求項1に係る電動機制御モジュールで
は、電力を変換するインバータ変換部とそれを制御する
インバータ制御CPUとを1つのモジュールの中に組み
込むことで、交流電力を入力し駆動波形を出力する機能
を持つ電動機制御部を1つの部品(モジュール)として
取り扱うことができるようになっているため、電動機ご
とに従来行っているインバータの個別設計が概ね不要と
なり、インバータの設計工数を大幅に削減することがで
きるようになる。
【0057】また、この電動機制御モジュールを用いる
と、モジュール内のインバータ制御CPUにおいて駆動
波形の生成まで行うようになっているため、外部CPU
等にかかる負荷が非常に少なくなる。さらに、モジュー
ル内に専用のCPUを配しているため、高速応答性に優
れており、電動機の制御が安定するようになる。請求項
2に係る電動機制御モジュールでは、通常発熱を伴うイ
ンバータ変換部のパワー部品のうち発熱量の大きなもの
を第1基板に実装し、第2基板の発熱量が第1基板の発
熱量よりも小さくなるようにしている。そして、一般に
熱を嫌うCPUを第2基板に実装している。これによっ
て、モジュール内のインバータ制御CPUが受ける熱の
影響を抑えつつ、モジュール全体を小型化することが可
能となる。
【0058】請求項3に係る電動機制御モジュールで
は、多出力・大容量のインバータ制御CPUの採用が可
能になり、種々の電動機に対応することのできるインバ
ータ制御CPUをモジュール内に組み込むことができる
ようになるため、部品としての電動機制御モジュールを
より広い範囲のインバータ設計で用いることができるよ
うになる。また、複数の基板の多層配置によって、電動
機制御モジュールの設置に必要な面積が小さくなるとい
う効果を得ることもできる。
【0059】請求項4に係る電動機制御モジュールで
は、第1基板を第2基板よりも熱伝導性のよいものにし
て、パワー部品を第1基板にベアチップ実装する構成を
採っているため、パワー部品の発熱による熱が第1基板
を介して効率よく放熱されるようになる。請求項5に係
る電動機制御モジュールでは、複数の電動機に対する制
御系統をインバータ制御CPUに持たせているので、電
動機制御モジュールは、複数の電動機の同時制御にも対
応が可能となる。また、種々の電動機の駆動を制御でき
る部品として、電動機制御モジュールの利用範囲が広く
なる。
【0060】請求項6に係る電動機制御モジュールで
は、複数のインバータ部それぞれが所定の電動機に対し
て生成された駆動波形に合った周波数の交流電力を発生
させるため、1つの部品である電動機制御モジュールに
よって複数の電動機の同時制御を行うことが可能であ
る。請求項7に係る電動機制御モジュールでは、内部電
源をモジュール内に組み込むことによって、モジュール
の外部に専用の電源を置く必要がなくなり、外部に配置
される部品を減らすことができる。
【0061】請求項8に係る電動機制御モジュールで
は、電動機制御モジュールが駆動波形の生成や異常判別
を行うため、外部CPU等にかかる負荷は極めて小さく
なり、従来に較べて外部CPU等の設計工数が大きく削
減されることになる。請求項9に係る電動機制御モジュ
ールでは、電動機制御モジュールから異常信号が出力さ
れる外部CPU等が、異常の存在、および電動機制御モ
ジュール内部の異常か電動機制御モジュール外部の異常
かという情報を得ることができるようになる。したがっ
て、外部CPU等がそれらの情報を蓄える場合には、部
品等の修繕時における異常箇所の特定が容易となり、交
換部品を少なくすることができる。
【0062】請求項10に係る電動機制御モジュールで
は、内部異常時にインバータ制御CPUが内部保護の保
護制御を行うため、外部CPU等にかかる負荷がより少
なくなる。請求項11に係る電動機制御モジュールで
は、モジュール内のインバータ変換部およびインバータ
制御CPUを冷却するための専用の電動ファンを組み込
んでいるため、電動機制御モジュールは、その設置場所
の自由度が高まる。
【0063】請求項12に係る空気調和装置では、電動
機制御モジュールは、空気調和装置全体の制御を行う主
制御CPUから電動機であるファンモータおよび圧縮機
の駆動指令を受け取り、ファンモータおよび圧縮機に対
して駆動指令に応じた駆動波形を出力する。そして、電
動機制御モジュールの内部にインバータ制御CPUが組
み込まれており、そのインバータ制御CPUが駆動波形
の生成を行うため、ファンモータおよび圧縮機の駆動に
関して主制御CPUにかかる負荷が非常に少なくなる。
このため、ファンモータや圧縮機のインバータ制御に関
する主制御CPUのソフト設計が軽減され、設計工数が
大幅に削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気調和装置の外観
構成を示す斜視図。
【図2】電動機制御モジュールを含む空気調和装置の概
略制御ブロック図。
【図3】電動機制御モジュールの側面図。
【図4】(a)電動機制御モジュールを覆うモールド材
を示す図。(b)他の実施形態の電動機制御モジュール
を覆うモールド材を示す図。
【図5】他の実施形態の電動機制御モジュールを含む空
気調和装置の概略制御ブロック図。
【符号の説明】
1 空気調和装置 3 室外機 10 主制御CPU 31−1〜31−n 電動機 31−1 圧縮機 31−2 ファンモータ 50 電動機制御モジュール 51 コンバータ部 52−1〜52−n インバータ部 53 モジュール内CPU 54 内部電源 61 アルミ基板 62 プリント基板 71 パワー部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L060 AA03 AA08 CC03 CC04 CC16 CC19 DD02 EE04 5H007 BB06 CB02 CC07 DB09 HA03 HA04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電力を入力して電動機(31−1〜3
    1−n)に対し駆動波形を出力する電動機制御モジュー
    ル(50)であって、 入力される交流電力を任意の周波数の交流電力に変換す
    るインバータ変換部(51,52−1〜52−n)と、 前記駆動波形の生成を行い、前記インバータ変換部(5
    1,52−1〜52−n)を制御するインバータ制御C
    PU(53)と、を備えた電動機制御モジュール(5
    0)。
  2. 【請求項2】第1基板(61)および第2基板(62)
    をさらに備え、 前記インバータ変換部(51,52−1〜52−n)
    は、複数のパワー部品(71)を有しており、 前記第2基板(62)の発熱量が前記第1基板(61)
    の発熱量よりも小さくなるように、前記パワー部品(7
    1)のうち発熱量の大きなものは、前記第1基板(6
    1)に実装され、 前記インバータ制御CPU(53)は、前記第2基板
    (62)に実装される、請求項1に記載の電動機制御モ
    ジュール(50)。
  3. 【請求項3】前記第1基板(61)および前記第2基板
    (62)は、多層に配置されている、請求項2に記載の
    電動機制御モジュール(50)。
  4. 【請求項4】前記第1基板(61)は、前記第2基板
    (62)よりも熱伝導性の高い基板であり、 前記第1基板(61)に実装される前記パワー部品(7
    1)は、前記第1基板(61)にベアチップ実装され
    る、請求項2または3に記載の電動機制御モジュール
    (50)。
  5. 【請求項5】前記インバータ制御CPU(53)は、複
    数の電動機(31−1〜31−n)それぞれに対する制
    御系統を有している、請求項1から4のいずれかに記載
    の電動機制御モジュール(50)。
  6. 【請求項6】前記インバータ変換部(51,52−1〜
    52−n)は、入力される交流電力を直流電力に変換す
    るコンバータ部(51)と、前記直流電力を任意の周波
    数の交流電力に変換する複数のインバータ部(52−1
    〜52−n)とを有しており、 前記インバータ制御CPU(53)は、前記コンバータ
    部(51)および前記複数のインバータ部(52−1〜
    52−n)を制御して、複数の電動機(31−1〜31
    −n)に対して駆動波形を出力する、請求項5に記載の
    電動機制御モジュール(50)。
  7. 【請求項7】入力される交流電力または前記コンバータ
    部(51)により変換された直流電力から生成される前
    記インバータ制御CPU(53)のための内部電源(5
    4)をさらに備えた、請求項6に記載の電動機制御モジ
    ュール(50)。
  8. 【請求項8】前記インバータ制御CPU(53)は、電
    動機(31−1〜31−n)の運転出力に関する指令を
    外部から入力し、異常信号を外部に出力する、請求項1
    から7のいずれかに記載の電動機制御モジュール(5
    0)。
  9. 【請求項9】前記インバータ制御CPU(53)は、内
    部異常であるか外部異常であるかの判別機能を有してお
    り、 前記異常信号は、内部異常であるか外部異常であるかの
    情報を含んでいる、請求項8に記載の電動機制御モジュ
    ール(50)。
  10. 【請求項10】前記インバータ制御CPU(53)は、
    内部異常であるときに内部を保護する保護制御を行い、
    内部異常の内容を外部に出力する、請求項9に記載の電
    動機制御モジュール(50)。
  11. 【請求項11】前記インバータ変換部(51,52−1
    〜52−n)および前記インバータ制御CPU(53)
    を冷却するための電動ファンをさらに備えた、請求項1
    から10のいずれかに記載の電動機制御モジュール(5
    0)。
  12. 【請求項12】室外ファンを回転させる少なくとも1つ
    のファンモータ(31−2)と、 圧縮機(31−1)と、 前記ファンモータ(31−2)および前記圧縮機(31
    −1)に対する駆動指令を発する主制御CPU(10)
    と、 前記主制御CPU(10)からの駆動指令を前記インバ
    ータ制御CPU(53)で入力し、前記駆動指令に応じ
    た駆動波形を前記ファンモータ(31−2)および前記
    圧縮機(31−1)に出力する請求項1から11のいず
    れかに記載の電動機制御モジュール(50)と、を備え
    た空気調和装置(1)。
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