JP2011050247A - 電力変換回路を内蔵したモータおよびそれを搭載した機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面実装ICの適用による小型化・加工費低減等の効果を維持しつつ、電力変換回路基板およびそれを内蔵したモータおよびそれを搭載した機器の小型化、安全性・信頼性の向上、トータルコストの削減および、そのモータを搭載した機器の性能向上を図る。
【解決手段】パッケージ化された半導体モジュール(主回路IC2)をプリント基板1に表面実装して電力変換回路を構成し、電力変換回路が構成された電力変換回路基板を内蔵したモータにおいて、半導体モジュールの内部もしくは周囲に温度検出素子を実装する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体モジュールを用いて構成された電力変換回路基板を、内蔵したモータ、および前記モータを用いた機器に関するものである。
近年、集積回路(以下ICと略す)を封止するパッケージは小型化が進み、表面実装に対応するパッケージも多く使われるようになった。特にモータ内部に実装されるICは小型化の要求から前記の表面実装対応のパッケージが使われる例が増えている。しかしモータで使われるICは比較的大きな許容消費電力が要求されるため実装に工夫が必要であった。そのため例えば、ICをプリント基板の端部に配置するとともに、ICの放熱用リードフレーム付近のプリント基板を切り欠き、その切り欠き部においてプリント基板の裏側にある放熱板を折り曲げてICの放熱用リードフレームの半田付け面と略等しい高さの面を作り、放熱用リードフレームを放熱板に半田付けする構成としたモータ用集積回路の放熱装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、かかる表面実装ICはリフロー半田により、プリント基板に実装されることが前提となっている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−259666号公報(第2−第3頁、図1) 特開2005−333099号公報(第3−4頁、図1、図2)
特許文献1に示される従来の電力変換回路では、プリント基板に放熱用の板金部品を必要とし、さらにプリント基板のGND端子と半田付けを行う必要があるため、基板作成時の半田作業と別途半田作業が必要となり、加工費が多くかかる。
また、プリント基板上のIC位置は、金属製放熱板との位置関係を考慮する必要があり、実装位置に制約が出て、表面実装IC化による電力変換回路基板や、その電力変換回路基板を具備するモータおよびそのモータを搭載した機器の小型化の効果が充分得られていなかった。
また、特許文献2に示される従来の電力変換回路においては、ICとプリント基板がリフロー半田にて結合されるため、DIP(フロー)もしくは手ハンダ付けに比べ半田の機械的強度が弱くなる。電力変換回路基板上のパワー部品の場合、マイコン等のデバイスに比べ発熱量が大きく、ICの周囲の温度上昇は大きくなり、半田部の歪も大きくなる。半田強度の低下と半田部の歪の増加により、ICリード部周辺の熱収縮による半田部の電気的接合寿命が、電力変換回路基板の寿命となる。したがって、半田強度の低下と半田部の歪の増加に対する対策が、電力変換回路基板や、モータおよびそれを搭載した機器の寿命に直結する重要な課題となる。
また、半導体チップがリード面に対し反プリント基板側にくるため、IC上のチップが熱破壊等を起こした場合、樹脂モールドの薄い表面実装(フラット)パッケージでは、チップの破壊エネルギーでICパッケージが破壊し、ICの反プリント基板側に発煙が発生する。特に高圧のパワー部品の場合、このことが顕著になり、金属ケース等を用い、電力変換回路基板全体を覆う必要があり、電力変換回路基板を搭載した機器としては、トータルのコストがアップすることになる。
また、表面実装ICはパッケージサイズが小さくなるため、同一の発熱量に対し放熱をしない場合、素子の温度上昇が大きくなり、電力変換回路としての運転範囲が狭くなる。金属の放熱フィンを用いることで素子の温度を下げようとすれば、高圧のリードと、放熱フィンの絶縁距離が必要となり、そのためには、パッケージの厚みを厚くする必要があり、表面実装ICの小型化といった特徴に反する。また放熱フィンの取り付けには通常ねじ締め等の作業を必要とし、加工費のためのコストを上昇させることになる。さらにICのパッケージ上にねじ締め用の穴が必要となり、さらにパッケージサイズを大きくする。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたもので、表面実装ICの適用による小型化・加工費低減等の効果を維持しつつ、電力変換回路基板およびそれを内蔵したモータおよびそれを搭載した機器の小型化、安全性・信頼性の向上、トータルコストの削減および、そのモータを搭載した機器の性能向上を目的とする。
本発明に係るモータは、パッケージ化された半導体モジュールをプリント基板に表面実装して電力変換回路を構成し、前記電力変換回路が構成された電力変換回路基板を内蔵したモータにおいて、前記半導体モジュールの内部もしくは周囲に温度検出素子を実装したことを特徴とするものである。
本発明は、前記のように構成したので、電力変換回路基板の小型化・加工費低減等が可能となり、モータの小型化、安全性・信頼性の向上、トータルコストの削減を図ることが可能になるとともに、温度検出素子により半導体モジュールの内部もしくは周囲の温度を精度良く検出できるので、半導体モジュールの熱限界の直前までモータの運転が可能となるという効果がある。
本発明の実施の形態1におけるモータのロータおよびブラケットを除く側面断面図(上図)および上面透視図(下図)である。 図1の主回路ICの側面断面図である。 本発明の実施の形態2におけるモータのロータおよびブラケットを除く側面断面図(上図)および上面透視図(下図)である。 図3の主回路ICの側面断面図である。 本発明の実施の形態3におけるモータのロータおよびブラケットを除く側面断面図(上図)および上面透視図(下図)である。 本発明の実施の形態4におけるモータのロータおよびブラケットを除く側面断面図(上図)および上面透視図(下図)である。 本発明の実施の形態5における換気扇およびモータの側面断面図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるモータのロータおよびブラケットを除く側面断面図(上図)および上面透視図(下図)である。
図1において、1はモータを駆動するための電力変換回路を実装したプリント基板(電力変換回路基板ともいう)である。この電力変換回路は、前記特許文献2に示されるように、少なくとも1つ以上のスイッチング素子と、該スイッチング素子に逆並列に接続される還流ダイオードからなる半導体回路部とを有する半導体モジュールをプリント基板にリフロー半田により表面実装することにより構成される。また、半導体モジュールを、少なくとも1つ以上のスイッチング素子と、該スイッチング素子に逆並列に接続される還流ダイオードと、交流電源を整流するダイオード整流回路と、半導体モジュールの温度を検出する温度検出手段とを有する構成としてもよい。
2は前記電力変換回路のうちモータのステータコアの巻き線に電圧を印加する電圧型インバータの主回路を内蔵する主回路IC、3はステータコアに巻き線を巻いて構成されるモータのステータ、4はステータ3および電力変換回路を実装したプリント基板(電力変換回路基板)1を機械的に結合しかつベアリングハウジング9を構成するモールド樹脂、5はステータ3の巻き線と電力変換回路基板1を、半田付けを用いて電気的に結合するためのモータ端子である。6はロータの回転速度もしくは回転位置をロータが発生する磁束密度変化により検出するホールIC、7は電力変換回路基板1とモータ外部の回路とを電気的に結合するためのモータ外部接続リードである。8はロータ貫通用の穴で、ここに下から主軸とベアリングとを組み合わされたロータがはまり、ベアリングハウジング9とベアリングを嵌合させ、なおかつ金属ブラケットをモールド樹脂4による構造体に嵌合させることでモータを構成する(図示せず)。
このように、プリント基板1を本来モールドが必要なステータ3と電気的に接続したのち一体にモールドすることで、電力変換回路を実装したプリント基板1に対し、新たにモールドのための加工時間を追加することなく、モールド樹脂4でモールドすることができる。これにより、発熱量が大きくパッケージが小さい表面実装形態である主回路IC2の周囲が、空気に比べ熱伝導率が高いモールド樹脂4で充填され、表面実装ICの課題である放熱の問題が加工費の増加を伴うことなく解決される。また、主回路IC2の内部もしくは周囲に温度検出素子を実装すれば、モールド樹脂4により内部のICチップと周辺の熱抵抗は非モールドにくらべ著しく小さく、温度検出の精度が高まり、ICチップの熱限界の直前までモータの運転が可能となる。特に空調機では立ち上がりの熱交換性能が高いほど快適性があがるので、同一素子を用い最大限の出力が得られるモータは非常に有用である。
10は主回路IC2の端子部にモールド成型前に塗布される応力緩和樹脂で、塗布によりICの端子部に硬いモールド樹脂4の進入を防ぎ、モールド後、モータおよび電力変換回路の損失等に起因する熱応力により、主回路IC2の端子および半田部に応力が発生したときに、端子の変形を許容し、半田部の歪を緩和する。
また、IC端子応力緩和樹脂10に、耐水性の高いシリコン樹脂等を用いると、モータ外部接続リード7とモールド樹脂4との隙間から、モールド樹脂4と電力変換回路基板1の界面を伝わり、進入する水分に起因して発生する主回路IC2の、高圧端子周辺の絶縁劣化防止の効果も得られ、モータおよび機器の安全性・信頼性向上の効果が得られる。これは高圧化により、回路損失・モータ損失を低減することで、機器全体の損失を低減している空調機の室内外の送風機用モータで効果が大きい。特に直接風雨にさらされる室外機の送風用モータで効果が大きい。
15は主回路IC2の高圧電力端子であり、16は主回路IC2の低圧電力端子である。主回路IC2の高圧電力端子15のうちモータとの接続端子は、プリント基板1上の配線量が少なくなるように、主回路IC2から、モータ端子5の側にアサインされている。また主回路IC2の高圧電力端子15のうち高圧直流入力端子15aは、モータ外部接続リード7の高圧配線近傍に配置され、同じくプリント基板1上の配線量が少なくなるように配置されている。
前記のような配置とすることで、絶縁距離が必要で、なおかつパターン幅が必要な高圧電力配線を、最小となるような配置とすることができ、その結果、主回路IC2の下や、プリント基板1の裏側にその他の配線を引き回すことができ、有効にプリント基板を使うことができる。これにより、図1に示すようにプリント基板1は、円形であるステータ3断面の1/2以下の面積の、半月形状とすることができる。これまでの表面実装ICを用いない電力変換回路基板では、ICの実装面積および高圧配線に多くの面積が必要なため、ステータの断面積と同等の円形の基板となり、角形状の基板基材の形状に対し材料取りが悪かった。さらに中心にベアリングを通すための直径20mm以上の穴が必要なため、その部分はプリント基板基材を捨ててまったく使用できないため、著しく材料取りが悪かった。
本実施の形態では、前記のようにプリント基板1をステータ3断面の1/2以下の面積をもつ形状とすることができるので、たとえば、50Wクラスのモータでは従来基板の取り数が144回路/m2であったものが504回路/m2と、3.5倍になり、プリント基板の材料費を2/7に低減することができる。
課題のところで述べたように、主回路IC2の端子をリフロー半田でプリント基板1に半田付けを行った場合、加工費の低減や、半田のブリッジ・半田の不濡れ防止等の信頼性向上は可能であるが、フロー半田や手半田を行う場合と比べ一般的に半田強度が落ちる。
本実施の形態では、主回路IC2の端子部に応力緩和樹脂10を塗布したのち、モールド樹脂4でモールドするため、ベアリングハウジング等の強度を要求される部分に使用される硬いモールド樹脂4で、主回路IC2およびプリント基板1は固定されるが、主回路IC2の端子は、低応力のIC端子応力緩和樹脂10で覆われていることで拘束されることなく変形可能なため、熱によるモータ内の各部品の収縮差に起因する端子半田部の歪の量を、モールド樹脂4により端子が固定され変形できない場合に比べ低減することができる。さらにモールド樹脂4の線膨張係数を他のモータの内蔵部品と近いものを選定することでも、半田の歪量を低減することができる。なお、前記のように自己発熱が大きな主回路IC2の端子に応力緩和の措置をとったが、ステータ3の発熱が大きく、電力変換回路基板1全体にその影響がおよぶ場合は、ホールIC6やその他の表面実装部品にもIC端子応力緩和樹脂10をIC足部もしくはIC全体に塗布しても良い。
図2は、図1の主回路ICの側面断面図である。図2において、11はICの半導体チップで内部にスイッチング素子、前記スイッチング素子に逆並列に接続された還流ダイオードからなる半導体回路部を備えている。12はICパッケージで、ICの材料をモールドすることで構造体を形成している。13は金属製のリードフレームで、ICチップ11をダイボンディングにより結合し、さらに折り曲げにより表面実装が可能な外部接続端子(高圧電力端子15および低圧電力端子16)を形成する。14はボンディングワイヤで、ICチップ11とリードフレーム13のうち外部接続端子を形成するリードフレームと電気的接合をとる。前記ボンディングワイヤ14には一般的にアルミや金が使われ、接合は通常超音波溶接が用いられる。
図2に示すように、半導体ICチップ11を、金属製のリードフレーム13よりプリント基板側に配置したため、ICチップ11が熱破壊した場合、金属製のリードフレーム13がバリアとなり、ICパッケージ12はプリント基板側に破壊する。これにより、図1の断面図で示される主回路IC2の下側に破壊、発煙が発生するが、モータにおいてモールドの厚い方向に発生するため、モールドを突き破り発煙がモータの外部に一度に流出することはない。
通常モータの厚さを薄くして機器を小型化したい場合、主回路IC2上部のモールド樹脂4は薄くならざるを得ず、さらに使用者と機器が同一室内に存在し、故障時の発煙が使用者の不安につながる空調機の室内送風機用モータで特に効果が大きい。ICチップ11の破壊エネルギーは電圧の二乗に比例するため、15V系電源で使用するICに比べ、140V系電源では約100倍、280V系の約400倍の破壊エネルギーとなり、高圧系の電力変換回路を用いたモータにおいて、図1、図2の構造は非常に有効である。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2におけるモータのロータおよびブラケットを除く側面断面図(上図)および上面透視図(下図)で、図4は図3の主回路ICの側面断面図である。なお、本実施の形態2以降において、特に断らない限り、実施の形態1と同一または相当部品は同一符号を付して説明は省略する。
本実施の形態は、基本的に実施の形態1と同様の構成である。実施の形態1と相違する点は、電力変換回路を実装したプリント基板(電力変換回路基板)1とモータのステータ3とを一体にモールドするモールド樹脂4が図3に示すように、主回路IC2の上部において周辺より厚く形成されていることと、主回路IC2のICチップ11が図4に示すように、金属製のリードフレーム13より、反プリント基板側に配置されていることである。
課題のところで述べたように、主回路IC2の端子をリフロー半田でプリント基板1に半田付けを行った場合、加工費の低減や、半田のブリッジ・半田の不濡れ防止等の信頼性向上は可能であるが、フロー半田や手半田を行う場合と比べ一般的に半田強度が落ちる。
本実施の形態では、モールド樹脂4の線膨張係数を他のモータ内蔵部品と近いものを選定することにより、半田の歪量を低減し、電力変換回路基板の寿命を向上することができる。なお、図1に示すように主回路IC2の端子部に応力緩和樹脂10をモールド前に塗布する構造としてもよい。
また、図4に示すように半導体ICチップ11を、金属製のリードフレーム13より反プリント基板側に配置したため、ICチップ11が熱破壊した場合、金属製のリードフレーム13がバリアとなり、ICパッケージ12は反プリント基板側に破壊する。これにより、図3の断面図で示される主回路IC2の上側に破壊、発煙が発生するが、モータにおいて主回路IC2の上部のモールド樹脂4を周辺より厚くすることで強度を高めているため、モールド樹脂を突き破り発煙がモータの外部に一度に流出することはない。
また、図4に示される内部構造の主回路IC2は規格化され大量生産に適しているため、実施の形態1に示したIC構造のものが安価に手に入らない場合、本実施の形態の主回路IC2を用いれば多少モータの形状は大きくなるが、モールド樹脂成型時の金型形状の変更のみで追加の加工費の増加を伴わないので、安価にICチップの破壊時の発煙対策ができる。通常モータの厚さを薄くする必要のない空調機の室外送風機用モータで特に効果が大きい。ICチップ11の破壊エネルギーは電圧の二乗に比例するため、15V系電源で使用するICに比べ、140V系電源では約100倍、280V系の約400倍の破壊エネルギーとなり、高圧系の電力変換回路を用いたモータにおいて、図3、図4の構造も非常に有効である。
その他の効果は実施の形態1と同じである。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3におけるモータのロータおよびブラケットを除く側面断面図(上図)および上面透視図(下図)である。
本実施の形態の場合も、基本的に実施の形態1と同様の構成である。実施の形態1と相違する点は、主回路IC2の上側に、電力変換回路を実装したプリント基板(電力変換回路基板)1とモータのステータ3とを一体にモールドするモールド樹脂4に金属板20を埋め込み配置する構成としたことである。この金属板20は、主回路IC2の金属バリア兼ヒートスプレッダとして機能するものである。この場合、主回路IC2には主に図4に示したものが用いられる。
本実施の形態では、主回路IC2の上側に金属板20をモールド樹脂4と一体に埋め込み配置する構成としたので、主回路IC2のICチップが熱破壊したとき、金属板20がバリアとなるため、これまでの実施の形態で述べてきた発煙対策の効果をさらに高めることができる。また、金属板20が主回路IC2のICチップのヒートスプレッダとして作用するため、主回路IC2周辺の熱容量のアップ、および熱伝導率の向上をはかることができ、電力変換回路の過渡熱耐力を向上することができる。このことは、モータとしては高温時の加速力が向上することとなる。本実施の形態のモータを空気調和機の送風機用に搭載した場合、冷房時の立ち上がり風量をかせぐことができ、使用者の快適性を向上させることができる。また高温の水がモータ内を流れ、高温状態での運転耐力が要求される、給湯器用の循環ポンプに適用した場合にも、効果が大きい。
なお、主回路IC2の内部構造が図4の場合について述べたが、図2のものを用いた場合はIC上部の熱抵抗が小さいため、金属板20との熱抵抗が小さくなり、さらに電力変換回路の過渡熱耐力は図4の場合に比べ向上する。
その他の効果は、実施の形態1、2の効果と同じである。
実施の形態4.
図6は、本発明の実施の形態4におけるモータのロータおよびブラケットを除く側面断面図(上図)および上面透視図(下図)である。
本実施の形態の場合も、基本的に実施の形態1と同様の構成である。実施の形態1と相違する点は、L形状の外部放熱用金属板21を主回路IC2の上部を覆うように配置する構成としたことである。この外部放熱用金属板21は、電力変換回路を実装したプリント基板(電力変換回路基板)1とステータ3とをモールド樹脂4で成型しモータ完成後、モータのケーシング内に取り付けられる。なお、外部放熱用金属板21の主回路IC2上側部分は放熱をよくするために部分的に厚く形成されている。したがって、モールド樹脂4にはこの外部放熱用金属板21の肉厚部分がはまる凹部21aが形成されている。また、図6の下図では示していないが、外部放熱用金属板21は主回路IC2の部分を覆うようにモータケーシング内に取り付けられている。
本実施の形態では、外部放熱用金属板21を主回路IC2の上部を覆うように配置し、モータに接触させることにより、主回路IC2周辺の熱容量のアップおよび熱伝導率の向上をはかることができ、電力変換回路の過渡熱耐力を向上することができる。モータとしては高温時の加速力が向上し、本実施の形態のモータを空気調和機の送風機用に実装した場合、冷房時の立ち上がり風量をかせぐことができ、快適性能を向上させることができる。また高温の水がモータ内を流れ、高温状態での運転耐力が要求される、給湯器用の循環ポンプに適用した場合にも、効果が大きい。また、外部放熱用金属板21は主回路IC2のスイッチングにより発生する放射ノイズの遮蔽板としての効果も得られ、一つの部品で二つの機能が得られ、機器全体を低コスト化できる。
課題のところで述べたように、表面実装ICはパッケージサイズが小さくなるため、同一の発熱量に対し放熱をしない場合、素子の温度上昇が大きくなり、電力変換回路としての運転範囲が狭くなる。金属の放熱フィンを用いることで素子の温度を下げようとすれば、ICの高圧端子と放熱フィンの絶縁距離が必要となり、そのためには、パッケージの厚みを厚くする必要がある。さらに放熱フィン取り付け用のねじ穴も設ける必要があり、さらにパッケージが大きくなる。このことは表面実装ICの小型化といった特徴に反する。これに対し本実施の形態では、主回路IC2をモールド樹脂4でICの端子の周囲を絶縁していることで、ICの表面実装化による、回路・モータ・機器の小型化の効果を得つつ、外部放熱用金属の適用を可能ならしめている。
実施の形態5.
図7は、本発明の実施の形態5における換気扇およびモータの側面断面図である。図7において、1はモータを駆動するための電力変換回路を実装したプリント基板(電力変換回路基板)である。2は電力変換回路のうちモータのステータまき線に電圧を印加する電圧型インバータの主回路を内蔵する主回路ICである。主回路IC2の内部構造は、図4のものを用いる。3はステータコアに巻き線を巻いて構成されるモータのステータ、4はステータ3を絶縁するモールド樹脂で、ステータ3と一体にモールドされる。5はステータ3の巻き線と電力変換回路基板1を半田付けを用いて電気的に結合するためのモータ端子である。6はロータの回転速度もしくは回転位置をロータが発生する磁束密度変化により検出するホールICである。22は換気扇の金属筐体、23は換気扇を取り付けている天井壁、24は換気扇グリル、25はシロッコファン、26はモータシャフト、29はロータである。27はモータの金属製ケーシングで、ベアリングハウジング9の機能をも有する。28はコンバータ(図示せず)が商用電源のAC100Vを整流し得られた、直流電圧を平滑化するための電解コンデンサである。この電解コンデンサ28は、モールド樹脂4の成型圧力および温度に耐えられないので、前記電解コンデンサ28を実装した電力変換回路基板1をステータ3と同時にモールドすることは難しい。
本実施の形態では、図7に示されるように、電力変換回路基板1はモールド樹脂4でモールドされないため、電解コンデンサ28を実装した電力変換回路基板1を、モータに内蔵することが可能である。
実施の形態1〜4では表面実装ICを適用した電力変換回路基板1をモータに内蔵することで従来の電力変換回路基板に対し基板基材の材料取りを高めたが、本実施の形態では、表面実装主回路ICを適用した電力変換回路基板1をモータに内蔵することで縮減したインバータ回路面積分のスペースにコンバータ回路を実装し、インバータコンバータ双方の電力変換回路を一枚の基板内に収めモータに内蔵するものである。このことで商用AC電源をダイレクトに入力でき、高効率を維持したまま可変速運転が可能なモータが得られる。
図7で電力変換回路基板1上の、ステータ側の面に主回路IC2を配置し、モールド樹脂4は主回路IC2およびホールIC6の位置でそれらと嵌合するようにくぼみを持っている。主回路IC2とモールド樹脂4が接触することにより熱的結合をもつことで、発熱量が大きくパッケージが小さい表面実装形状の主回路IC2の周囲に空気に比べ熱伝導率が高いモールド樹脂に放熱でき、表面実装ICの課題である放熱の問題が加工費の増加を伴うことなく解決される。また金属放熱板を用いず放熱するため、表面実装IC化で小型化したパッケージの放熱面と高圧端子の絶縁距離低下の課題に対する効果がある。特にICが高圧化するほど、ICパッケージの小型化の効果を犠牲にしないで、小型の電力変換回路基板ならびにそれを内蔵するモータを得ることができる。
また接触面どうしの平面度が十分確保できない場合は接触面にグリス(図示せず)を塗ることで熱抵抗を下げることができる。また表面実装部品をプリント基板の一面に集めたことで、一回の半田付けで電力変換回路基板を製作できるので、加工費の低減および、基材単価の安価な紙基板や、片面基板を用いることができさらにコストを低減できる。
先に述べたように本実施の形態では、電力変換回路基板1はモールド樹脂4でモールドされないため、各ICの端子にモールド樹脂4が付着しないので、ICの金属端子の変形が自由にできるため、半田部の歪が低減される。またステータ側への放熱が行われることでICの温度上昇が緩和され、半田部への歪が緩和される、寿命の長い電力変換回路、モータおよび換気扇が得られる。
図7で金属製ケーシング27は、電力変換回路基板1とステータ3とが電気的に結合されたのち、モールド樹脂4と嵌合させモータに取り付けられる。この金属製ケーシング27および換気扇筐体22により不燃材である金属によりエンクローズされ、電力変換回路の発煙に対しバリアとなる。また換気扇は天井に取り付けられ、モータ周辺は使用者から見えない機器であるため、見えない部分がすべて金属でエンクローズされていることで、使用者の安心感が増す。
また金属製ケーシング27はおよび換気扇金属筐体22は、主回路IC2のスイッチングにより発生する放射ノイズの遮蔽板としての効果も得られる。発生放射ノイズはスイッチの時間当たりの電圧変動スピードdV/dtや、電流変動スピードにdi/dtに依存し、それらに比例するため、同一のスイッチ時間の主回路素子を用いた場合、15V電源を使用する場合に比べ、140V系電源では約10倍、280V系の約20倍の放射エネルギーとなり、高圧の電力変換回路において、図7の構造は特に顕著である。
課題のところで述べた、表面実装ICはパッケージサイズが小さくなるため、同一の発熱量に対し放熱をしない場合、素子の温度上昇が大きくなり、電力変換回路としての運転範囲が狭くなる。金属の放熱フィンを用いることで素子の温度を下げようとすれば、高圧端子と、放熱フィンの絶縁距離が必要となり、そのためには、パッケージの厚みを厚くする必要があり、表面実装ICの小型化といった特徴に反する。本実施の形態では主回路IC2の高圧端子をモールド樹脂4で絶縁していることで、ICの表面実装化による、小型化の効果を得つつ放熱効果を高めることができる。
コンバータも含めたすべての電力変換回路基板1をモータに内蔵し、金属製ケーシング27に不燃バリアと、放射ノイズに対するシールドおよびベアリングハウジングの3つの機能をもたせることで、モータおよび機器全体材料使用効率を高め、低コスト化できる。
本実施の形態では、仮にケーシングが金属でない場合でも、主回路IC2の熱破壊時の、発煙の課題は、プリント基板1もしくはモールド樹脂4がバリアとなり、その効果が得られる。
なお、本実施の形態のモータに代えて、実施の形態1〜4に示したように電力変換回路基板1とステータ3とを一体にモールドして構成した構造体を金属製ケーシングに内蔵したモータを使用することもできる。
1 プリント基板(電力変換回路基板)、2 主回路IC、3 ステータ、4 モールド樹脂、5 モータ端子、6 ホールIC、7 モータ外部接続リード、8 ロータ貫通穴、9 ベアリングハウジング、10 IC端子応力緩和樹脂、11 ICチップ、12 ICパッケージ、13 リードフレーム、14 ボンディングワイヤ、15 高圧電力端子、16 低圧電力端子、20 金属板、21 外部放熱用金属板、22 換気扇金属筐体、23 天井壁、24 換気扇グリル、25 シロッコファン、26 モータシャフト、27 金属製ケーシング、28 電解コンデンサ、29 ロータ。

Claims (5)

  1. パッケージ化された半導体モジュールをプリント基板に表面実装して電力変換回路を構成し、前記電力変換回路が構成された電力変換回路基板を内蔵したモータにおいて、
    前記半導体モジュールの内部もしくは周囲に温度検出素子を実装したことを特徴とするモータ。
  2. 前記電力変換回路が構成された電力変換回路基板をステータと電気的に接続したのち一体にモールドしたことを特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 請求項1〜2のいずれか一項に記載のモータを搭載したことを特徴とする空気調和機。
  4. 請求項1〜2のいずれか一項に記載のモータを搭載したことを特徴とする換気扇。
  5. 請求項1〜2のいずれか一項に記載のモータを搭載したことを特徴とするポンプ。
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