JP2010175231A - 電装品モジュール及び空気調和装置 - Google Patents

電装品モジュール及び空気調和装置 Download PDF

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Abstract

【課題】機械室内の空間の有効利用を可能とする電装品モジュールを提供する。
【解決手段】電装品モジュール(35)は、前面及び背面を有する保持部材(44)と、保持部材(44)の前面側で当該保持部材(44)に保持される前面側回路基板(55)と、保持部材(44)の背面側で当該保持部材(44)に保持されるとともに、少なくともパワー素子が実装される背面側回路基板(54)と、を備え、パワー素子は、冷媒回路(18)の冷媒によって冷却可能に配設されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、電装品モジュール及び空気調和装置に関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されているように、空気調和装置の室外機に設けられる電装品モジュールとして、ケーシングに配設された仕切り板に固定されるように構成されたものが知られている。この電装品モジュールは、機械室内において仕切り板に固定される金属製の支持プレートを有しており、この支持プレートの前面には、樹脂製の躯体が装着されている。この躯体には、パワー素子、回路基板及びヒートシンクが取り付けられる基板取付プレートと、前記回路基板を覆うとともに、表示素子や操作素子が実装された補助基板が装着される基板保護プレートとが含まれている。基板取付プレートの前面側には前記パワー素子が配設される一方、基板取付プレートの背面には、パワー素子の熱を逃がすための前記ヒートシンクが取り付けられている。このヒートシンクは、前記支持プレートに形成された開口部を通して支持プレートの背面側に突出するとともに、仕切り板に形成された開口部を通して機械室から送風機室にまで入り込んでいる。ヒートシンクは、支持プレートの背面の約3分の1を占める程度の大きさである。
特開2007−205627号公報
前記特許文献1の電装品モジュールでは、支持プレートの背面側の空間にはヒートシンクが存在するだけであり、この背面側の空間がデッドスペースとなってしまっている。したがって、機械室内の空間の有効利用という観点からは改善の余地が残されている。
本発明の目的は、機械室内の空間の有効利用を可能とする電装品モジュールを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明は、冷媒回路(18)を有する空気調和装置(10)に設けられる電装品モジュールであって、前面及び背面を有する保持部材(44)と、前記保持部材(44)の前面側で当該保持部材(44)に保持される前面側回路基板(55)と、前記保持部材(44)の背面側で当該保持部材(44)に保持されるとともに、少なくともパワー素子(56a)が実装される背面側回路基板(54)と、を備え、前記パワー素子(56a)は、前記冷媒回路(18)の冷媒によって冷却可能に配設されている電装品モジュールである。
本発明では、保持部材(44)の前面側に前面側回路基板(55)が配設される一方、保持部材(44)の背面側には、背面側回路基板(54)が配設されている。したがって、保持部材(44)の前面側の空間及び背面側の空間のそれぞれにおいて、デッドスペースが解消されている。このため、電装品モジュールを空気調和装置(10)のケーシング(30)内の機械室に配設した場合でも、機械室内の空間の有効利用を図ることができる。しかも、パワー素子(56a)が冷媒回路(18)の冷媒によって冷却可能となっているので、従来のように大型のヒートシンクを配設する必要がなく、パワー素子(56a)を冷却するために必要な構成部材を小型化できるとともに、この小型化に伴って生ずるスペースにも回路基板(54,55)を配設することが可能となる。この点でも、スペースの有効利用を図ることができる。また、回路基板(54,55)が前面側と背面側とに分けて配設される構成となっているので、各回路基板(54,55)を目的に応じて使い分けるようにすることができる。
ここで、前記前面側回路基板(55)と前記背面側回路基板(54)とは、前面から見たときに互いに重なり合う領域が存在するように配設されているのが好ましい。
この態様では、保持部材(44)の前面及び背面という限られたスペースを回路基板(54,55)の配設スペースとして可及的に有効利用することができる。
この態様において、前記パワー素子(56a)は、前記背面側回路基板(54)の前面に実装されており、前記保持部材(44)は、前記前面側回路基板(55)の配設位置からずれたところで、かつ前記パワー素子(56a)の配設位置に対応する位置に開口部(61)を有するのが好ましい。
この態様では、前面側回路基板(55)の配設位置からずれたところで、パワー素子(56a)の前面側から冷媒回路(18)の冷媒によってパワー素子(56a)を冷却することが可能となる。このため、背面側回路基板(54)の前面側に位置するパワー素子(56a)に冷媒回路(18)の冷媒と熱的に接触可能な冷却部を接続する作業の手間を軽減することが可能となる。一方、前面側回路基板(55)として、メンテナンス時等に作業者が操作するための電装品、制御動作状況を表示可能な電装品が実装された回路基板を採用することができる。したがって、いずれの作業をも前面側から行うことが可能となる。
また、前記保持部材(44)には、前記前面側回路基板(55)と前記背面側回路基板(54)とを接続するハーネスを挿通可能な貫通孔(51d)が形成されているのが好ましい。
この態様では、貫通孔(51d)を通してハーネスを配索できるので、保持部材(44)の外側でハーネスを引き回さなくてよくなる。このため、空気調和装置(10)へ電装品モジュールを設置する際に、ハーネスが邪魔になるといった事態を回避することができる。また、ハーネスを短くすることができる。
また、前記背面側回路基板(54)の背面には、電装品(56)が実装されており、前記保持部材(44)には、前記背面側回路基板(54)の背面側に位置する状態で保護部材(47)が取り付けられており、前記保護部材(47)は、前記背面側回路基板(54)の背面に実装された前記電装品(56)よりも背の高い部位を有しているのが好ましい。
この態様では、保護部材(47)が背面側回路基板(54)の背面側に配設されるため、保護部材(47)が前面側のパワー素子(56a)を覆うことはない。そして、発熱したパワー素子(56a)が冷媒によって冷却される。このとき、パワー素子(56a)は密閉空間内に配設されているわけではないので、パワー素子(56a)の熱がこもることはない。一方、保護部材(47)は背面側回路基板(54)の背面側に配設されていて電装品(56)よりも背の高い部位を有するので、背面側回路基板(54)の背面側が下になるように電装品モジュール(35)を置いた場合でも、電装品(56)が接地することを防止でき、電装品モジュール(35)の輸送時等において電装品(56)を損傷することを防止することができる。
この態様において、前記電装品(56)よりも背の高い部位は、少なくとも一部の前記電装品(56)を挟んだ両側にそれぞれ設けられているのが好ましい。
この態様では、電装品(56)の両側に保護部材(47)の中の背の高い部位が存在しているので、背面側回路基板(54)の背面が下になるように電装品モジュール(35)を置いた場合に、少なくとも2箇所の背の高い部位が接地する。したがって、電装品モジュール(35)を置いたときに安定させることができるとともに、電装品(56)の損傷を確実に防止することができる。
また、前記保護部材(47)は、前記保持部材(44)との間に空間を形成するように前記保持部材(44)に取り付けられており、前記保護部材(47)と前記保持部材(44)との間の空間には、前記背面側回路基板(54)に接続されたハーネスが配索されているのが好ましい。
この態様では、保護部材(47)と保持部材(44)との間に形成される空間がハーネスを配索できる空間として機能する。そして、この空間を利用してハーネスを配索することができるので、ハーネスを結束部材で結束しておかなくても、ハーネスが邪魔にならないようにすることができる。
この態様において、前記保護部材(47)と前記保持部材(44)との間の空間には、パワー素子(56a)以外の少なくとも一部の前記電装品(56)が配設されているのが好ましい。
この好ましい態様では、保護部材(47)と保持部材(44)との間の空間に発熱の少ない電装品(56)が収納されている。このため、空間内が過度に昇温することを回避しつつ、電装品(56)の損傷を防止することができる。
この好ましい態様において、前記保護部材(47)には、前記空間内の前記電装品(56)が配設されているところに対応する部位に貫通孔(47a)が設けられているのがより好ましい。
この好ましい態様では、保護部材(47)と保持部材(44)との間の空間に収納された電装品(56)が発熱することがあったとしても、その場合に電装品(56)からの熱を貫通孔(47a)を通して逃がすことができる。
また、前記背面側回路基板(54)には、当該背面側回路基板(54)に対して垂直になるように板状の電装部材(57)が接合されており、前記電装部材(57)は、前記保護部材(47)と前記保持部材(44)との間の空間に配設されているのがより好ましい。
この態様では、背面側回路基板(54)に沿う方向の実装密度を上げることができ、しかも、板状の電装部材(57)は保護部材(47)によって覆われているので、板状の電装部材(57)が背面側回路基板(54)に対して垂直になるように接続されていても、損傷することを防止することができる。
本発明は、前記電装品モジュール(35)と、前記電装品モジュール(35)によって制御される冷媒回路(18)と、前記冷媒回路(18)の冷媒を流通させる冷却用通路(18a)と前記パワー素子(56a)とを熱的に接続する冷却部(37)と、を備えている空気調和装置である。
以上説明したように、本発明によれば、パワー素子の熱がこもらないようにしつつ、電装品の保護をすることができる。
本発明の実施形態に係る空気調和装置の配管系統を概略的に示す図である。 前記空気調和装置の室外機の正面図であり、この図は機械室を露出させた状態で表している。 図2と同じ状態で表した前記室外機の側面図である。 前記室外機のケーシング内の構成を示す平面図である。 前記室外機に設けられる電装品モジュールの斜視図である。 前記電装品モジュールの背面保護カバーを取り外した状態を示す図である。 前記電装品モジュールの前側の構成を主として示す斜視図である。 第1基板部に実装されたパワー素子と伝熱板との接続状態を概略的に示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る空気調和装置10の配管系統を示している。この空気調和装置10は、冷房運転と暖房運転とが可能なヒートポンプ式の空気調和装置10である。図1に示すように、空気調和装置10は、室外に設置される室外機11と、室内に設置される室内機12とを備えている。室外機11と室内機12とは、第1接続配管13及び第2接続配管14を介して接続されている。空気調和装置10には、これら接続配管13,14を含む配管が閉回路状に接続された冷媒回路18が設けられている。冷媒回路18には、主として、室内熱交換器20、圧縮機23、油分離器24、室外熱交換器25、膨張機構である膨張弁26、アキュムレータ27、四方切換弁28が設けられている。冷媒回路18では、冷媒が循環することにより、蒸気圧縮式の冷凍サイクルが行われる。
室内熱交換器20は、冷媒を室内空気と熱交換させるための熱交換器であり、室内機12に設けられている。室内熱交換器20として、例えばクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器等を採用することできる。室内熱交換器20の近傍には、室内空気を室内熱交換器20へ送風するための室内ファン(図示省略)が設けられている。
圧縮機23、油分離器24、室外熱交換器25、膨張弁26、アキュムレータ27、四方切換弁28は、室外機11に設けられている。これらは、何れもケーシング30(図2〜図4参照)内に収容されている。
圧縮機23は、吸入ポート、圧縮機構及び吐出ポートを有し、吸入ポートから吸入した冷媒を圧縮機構で圧縮して、吐出ポートから吐出する。圧縮機23としては、例えば、スクロール圧縮機等の種々の圧縮機を採用することができる。
油分離器24は、圧縮機23から吐出された潤滑油及び冷媒の混合流体から潤滑油を分離するためのものである。分離された冷媒は四方切換弁28へ送られ、潤滑油は圧縮機23に戻される。
室外熱交換器25は、冷媒を室外空気と熱交換させるためのものであり、例えばクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器等を採用できる。室外熱交換器25の近傍には、室外空気を室外熱交換器25へ送風するための室外ファン31が設けられている。
膨張弁26は、冷媒回路18において室外熱交換器25と室内熱交換器20との間に配設され、流入した冷媒を膨張させて、所定の圧力に減圧させる。膨張弁26として、例えば開度可変の電子膨張弁26を採用することができる。
アキュムレータ27は、流入した冷媒を気液分離するものであり、冷媒回路18において圧縮機23の吸入ポートと四方切換弁28との間に配設されている。アキュムレータ27で分離されたガス冷媒は、圧縮機23に吸入される。
四方切換弁28には、第1〜第4の4つのポートが設けられている。四方切換弁28は、第1ポートと第3ポートとを連通すると同時に第2ポートと第4ポートとを連通する第1状態(図1において実線で示す状態)と、第1ポートと第4ポートとを連通すると同時に第2ポートと第3ポートとを連通する第2状態(図1において破線で示す状態)とに切換可能となっている。第1ポートは、油分離器24を介して圧縮機23の吐出ポートに接続され、また第2ポートは、アキュムレータ27を介して圧縮機23の吸入ポートに接続され、また第3ポートは、室外熱交換器25に接続され、また第4ポートは、第1接続配管13を介して室内熱交換器20に接続されている。空気調和装置10が冷房運転を行うときには、四方切換弁28は第1状態に切り換えられ、暖房運転を行うときには、四方切換弁28は第2状態に切り換えられる。
冷媒回路18の液側配管には、電装品モジュール35の発熱部を冷却するための冷却部である冷媒ジャケット37が接合されている。図例では、冷媒ジャケット37が接合される液側配管は、冷媒回路18における室外熱交換器25と膨張弁26との間の液側配管となっているが、冷媒ジャケット37が接合される冷媒配管は、これに限られない。ただし、冷却能力を考慮すれば、冷媒ジャケット37は、液側配管に接合されるのが好ましい。
冷媒ジャケット37に接合された配管には、冷房運転時には、室外熱交換器25で凝縮した冷媒が流れ、暖房運転時には、室内熱交換器20で凝縮し、膨張弁26で減圧された冷媒が流れる。これらの冷媒の温度は、運転条件等によって異なるが、例えば冷房運転時で40〜45℃程度である。
冷媒ジャケット37は、扁平状に形成されていて、電装品モジュール35の所定位置に面接合可能に構成されている。電装品モジュール35は、冷媒回路18の動作制御を行うための電装品組立体であり、室外機11に設けられている。電装品モジュール35及び冷媒ジャケット37の詳細な構成については後述する。
図2〜図4に示すように、室外機11は、基台としての底板30aと、この底板30aの周縁部に立設された側板30bと、側板30bの上端部間に架設される天板30cとを有するケーシング30を有し、全体として略直方体形状の外観を呈している。
室外機11には、ケーシング30内の空間を2つの空間に区切る仕切り板39が設けられている。仕切り板39は、ケーシング内空間の下端部から上端部に亘る大きさを有していて、ケーシング30の底板30aに立設されるように設けられている。言い換えると、仕切り板39は、ケーシング30に固定される部材である。
仕切り板39により、ケーシング内空間は、室外熱交換器25及び室外ファン31が収容される熱交換室40と、圧縮機23、電装品モジュール35等が収容される機械室41とに仕切られている。熱交換室40は、前面から見たときの左側に位置し、機械室41は、前面から見たときの右側に位置している。なお、ケーシング30の前面には、熱交換室40の空気をケーシング30外に吹き出すための吹出し口が開口している。
室外熱交換器25は、ケーシング30の底板30a上に設置されており、熱交換室40の下端部から上端部に亘る大きさを有する。そして、室外熱交換器25は、平面視でL字形に形成されており、背面側の側板30b及び左側の側板30bに沿うように配設されている。室外熱交換器25の端部には、仕切り板39の後端部が結合されており、仕切り板39の前端部は、前面側のケーシング側板30bに結合されている。
機械室41は、ケーシング内空間の右側部において、図3及び図4に示すように、前後方向の全体を占めるように形成されている。そして、機械室41内における前面側に電装品モジュール35が配設されている。すなわち、電装品モジュール35は、その前面がケーシング30の前面側の側板30bにおよそ平行になる姿勢で、側板30bの近傍に設置されている。したがって、ケーシング30の前面側板30bを取り外すと、電装品モジュール35の前面が最も手前側で露出する。電装品モジュール35の背面側(後ろ側)には、冷媒配管、アキュムレータ27等の冷媒回路構成要素が配設されている。
電装品モジュール35は、機械室41において高さ方向の中間部に配置されていて、電装品モジュール35の上方及び下方は空間となっている。そして、電装品モジュール35は、幅方向の一端部(左端部)において仕切り板39に結合される一方、他端部(右端部)においてケーシング30の側板30bに結合されている。
電装品モジュール35は、保持部材44と、回路基板45と、端子台46と、保護部材である背面保護カバー47と、を有している。保持部材44は、ケーシング30の側板30b及び仕切り板39に結合可能に構成された主部材51と、この主部材51に結合される樹脂製の介装部材52とを備えている。主部材51は、板金からなる部材の適所に穴あけ加工を施すとともに、所定の形状になるように折り曲げ加工したものである。主部材51は、矩形状の主面部51aと、この主面部51aの側端部から折り曲げられた側面部51bと、主面部51aの上端部から折り曲げられた天面部51cとを有する。介装部材52は、主部材51の主面部51aに結合されるものであり、回路基板45の熱が主部材51に伝わるのを抑制する。
回路基板45は、主部材51の主面部51aにおける背面側に配設される背面側基板54(図5及び図6参照)と、主部材51の主面部51aにおける前面側に配設される前面側基板55(図7参照)とを備えている。言い換えると、前面側回路基板55は、保持部材44の前面側で当該保持部材44に保持され、背面側回路基板54は、保持部材44の背面側で当該保持部材44に保持されている。
背面側基板54は、パワー素子56a(図8参照)及びパワー素子56a以外のコンデンサ等の素子56b(図5及び図6参照)を含む電装品56が複数実装される第1基板部54aと、パワー素子56a以外の素子56bからなる電装品56が複数実装される第2基板部54bとを備えている。第2基板部54bに実装される電装品56としては、例えばノイズフィルタ等が挙げられる。第2基板部54bは、電装品56が背面側になるように主部材51に固定されている。
第2基板部54bは、主部材51の主面部51aにおける上側部に結合されており、第1基板部54aは、第2基板部54bの下側に配設されている。第1基板部54aは、主部材51の主面部51aに結合された介装部材52に結合されている。すなわち、第1基板部54aは、主部材51に間接的に結合される一方、第2基板部54bは、主部材51に直接的に結合されている。
第1基板部54aに設けられるパワー素子56aとしては、例えば圧縮機制御用インバータ、ファンモータ制御用モジュール等が挙げられる。すなわち、第1基板部54aには、複数のパワー素子56aが実装されている。これらパワー素子56aは第1基板部54aの前面に実装されている。一方、第1基板部54aの背面には、パワー素子56a以外の電装品56が実装されるとともに、板状の電装部材57が設けられている。この電装部材57は、第1基板部54aに対して垂直になるように第1基板部54aに接合されている。
前面側基板55の前面には、パワー素子56a以外の電装品(図示省略)が多数実装されている。前面側基板55に実装される電装品には、試運転時やメンテナンス時等に作業者が操作するための電装品、制御動作状況を表示可能な電装品等が含まれている。前面側基板55は、主部材51の主面部51aにおいて、主として上側寄りに配設されている。すなわち、電装品モジュール35を前面から見ると、前面側基板55と背面側の第2基板部54bとが重なり合う領域が存在している。また、前面側基板55は、主面部51aにおいて、後述する伝熱板60が配設された場所とは異なるところに配設されている。
第1基板部54aに実装された複数のパワー素子56aの前面には、伝熱部材である伝熱板60が面接合されている(図8参照)。すなわち、伝熱板60は、これら複数のパワー素子56aの配設位置を包含する大きさの部材であり、例えばアルミニウム等の熱伝導性の高い材質で構成されている。パワー素子56aの前面に伝熱板60が接合された構成となっているので、後述の冷媒ジャケット37接合時のパワー素子56aの傷つきを防止することができる。なお、主部材51の主面部51aには、図8に示すように、伝熱板60の前面側の一部の覆うように突出したカバー部51eが一体に形成されている。
第1基板部54aは、主部材51の主面部51aにおける背面に結合された介装部材52の背面に結合されているが、主部材51の主面部51a及び介装部材52には、伝熱板60を挿通可能な大きさの開口部61(図6参照)が形成されている。すなわち、保持部材44は、パワー素子56aの配設位置に対応する位置に開口部61を有する。開口部61は、図6に破線で示すようにL字形となっている。そして、伝熱板60は、この開口部61を通して主部材51の前面側に突出している。なお、伝熱板60は、主部材51の前面側に突出する位置に配設されるものに限られるわけではなく、主部材51の主面部51aと同一面上、あるいは主面部51aよりも若干背面側に位置していてもよい。
伝熱板60の前面には、冷媒ジャケット37が面接合されている。冷媒ジャケット37は、例えばボルトによるねじ締結により伝熱板60に固定されている。
冷媒ジャケット37は、例えばアルミニウム等の熱伝導性の高い材質で構成された厚みのある板材からなり、冷媒回路18の冷媒配管18aが接合されている。すなわち、冷媒回路18の冷媒を流通させる冷媒配管18aに接合される冷媒ジャケット37が、伝熱板60を介してパワー素子56aに熱的に接続されている。したがって、伝熱板60は、パワー素子56aに接合されるとともに、冷媒ジャケット37を熱的に接続可能な受け部として機能する。
図2に示すように、冷媒ジャケット37は、横長の長方形状に形成されるとともに、長手方向に延びる溝(図8参照)が形成されている。この溝は上下に2つ設けられており、互いに平行となっている。この2つの溝にU字状に折り曲げられた冷媒配管18aが圧入されることにより、冷媒ジャケット37に冷媒配管18aが接合されている。冷媒ジャケット37に固定された冷媒配管18aは、冷媒回路18の冷媒を流通させる冷却用通路として機能する。
冷媒ジャケット37に接合される冷媒配管18aは、冷媒回路18において室外熱交換器25と膨張弁26との間に設けられる配管(液側配管)の一部であるが、この冷媒配管18aは、上下方向に延びる一対の配管18bの上端部につながっている。すなわち、このU字状に形成された冷媒配管18aの一端部は、上下方向に延びる一方の配管18bを介して室外熱交換器25の下端部に接続され、他端部は、上下方向に延びる他方の配管18bを介して膨張弁26に接続されている。なお、本実施形態では、冷媒ジャケット37の溝に冷媒配管18aを固定する構成としているが、これに限られるものではない。例えば、冷媒ジャケット37を貫通する貫通孔を2つ形成し、これらの一方に配管を接続するとともに、他方にU字管を接続する構成としてもよい。
端子台46は、主部材51の主面部51aとの間に冷媒ジャケット37を収容できるように主部材51及び伝熱板60との間に所定の空間を形成するように設けられている。端子台46は、主部材51の主面部51aにおける前面において前面側基板55の下方に設けられている。言い換えると、冷媒ジャケット37は、前面側基板55よりも下方に配設されている。そして、端子台46は、本実施形態では、冷媒ジャケット37を収容する空間を開閉可能に構成されている。
背面保護カバー47は、樹脂成形品であり、図5に示すように、保持部材44の主部材51の背面側に位置するように主部材51に取り付けられている。背面保護カバー47は、主部材51の一部及び背面側基板54の一部を覆っている。具体的には、背面保護カバー47は、主部材51の幅方向両端部に対応する位置で主部材51の側面部51bに沿って上下方向に延びる一対の保護部64,64と、左右方向に延び且つ両保護部64,64の上下方向中間部どうしを連結する架設部65と、両保護部64,64の上端部どうしを連結する上側補強部66と、両保護部64,64の下端部どうしを連結する下側補強部67と、ブリッジ部68とを備えている。そして、両保護部64,64間には間隙が形成されており、上側補強部66と架設部65との間に間隙が形成されるとともに架設部65と下側補強部67との間にも間隙が形成されている。これにより、主部材51の主面部51a及び背面側基板54の一部が露出している。
背面保護カバー47は、各保護部64及び架設部65において、保持部材44との間に空間を形成している。具体的には、背面保護カバー47の保護部64は、その長手方向(縦方向)に延びる底部64aと、長手方向に延びるように底部64aの幅方向両端部に形成される一対の側部64bと、長手方向の端部に形成される端面部64cとを有しており、保護部64の内側は、所定の深さに凹んでいる。そして、保護部64が保持部材44に被せられて、主部材51の側面部51b及び天面部51cに結合されることにより、保護部64と保持部材44との間に上下方向に長い形状の空間(縦向き空間)が形成される。
架設部65は、その長手方向(横方向)に延びる底部65aと、長手方向に延びるように底部65aの幅方向両端部に形成される一対の側部65bとを備えている。架設部65における長手方向の一端部は、背面から見たときに右側に位置する保護部64の側部64bに形成された切欠き部に連結されている。これにより、架設部65と保持部材44との間に形成された断面矩形状の空間(横向き空間)が前記縦向き空間に連通されている。一方、架設部65における長手方向の他端部には、底部65aに垂直な方向に延びる端面部65cが設けられていて、この端面部65cは、左側の保護部64の側部64bから底部64aに亘って形成された切欠き部に連結されている。これにより、架設部65と保持部材44との間に形成された横向き空間が前記縦向き空間に連通されている。
背面から見たときに右側に位置する保護部64は、保持部材44に取り付けられた状態で、背面側基板54に実装された何れの電装品56よりも背の高い部位となっている。一方、背面から見たときに左側に位置する保護部64は、右側に位置する保護部64よりも背が低くなっている。この左側の保護部64は、架設部65の中間高さ位置から上端部にかけて、架設部65よりも背が低くなっているため、この部位での縦向き空間の深さが横向き空間の深さよりも浅くなっている。そして、架設部65の中間高さ位置から架設部65よりも少し下方の部位にかけて、左側保護部64の高さが、架設部65の高さまで次第に高くなるテーパー部64dとなっている。そして、テーパー部64dよりも下側の部位は、架設部65と同じ高さとなっている。この架設部65と同じ高さとなってところの内側に、前述した電装部材57が配設されている。なお、ここでいう高さとは、電装品モジュール35の前後方向の幅をさしている。
架設部65の底部65a及び左側の保護部64におけるテーパー部64dから下側の部位の底部64aには、適所に貫通孔47aが形成されている。背面保護カバー47において、この部位に貫通孔47aが形成されているのは、内側に電装品56が配設されているからである。なお、左側の保護部64における下側の部位の内側には、電装部材57も配設されている。
保持部材44の主部材51と背面保護カバー47との間の空間には、背面側基板54に接続されたハーネス(図示省略)が配索されている。この空間には、左右の両側の縦向き空間が含まれており、この縦向き空間を通してハーネスを上下方向に配索することができる。また、中間高さ位置の横向き空間にハーネスを左右方向に配索することができる。言い換えると、左右の保護部64,64及び架設部65は、保持部材44とともに、第1基板部54a及び第2基板部54bに接続されたハーネスを収納する空間を形成している。
保持部材44の主部材51には、ハーネスを挿通可能な貫通孔51dが形成されている。この貫通孔51dは、背面保護カバー47の保護部64,64の内側の縦向き空間のすぐ前面側に位置しており、主部材51の主面部51aと側面部51bとに跨るように形成されている。このため、この貫通孔51dを通して、保護部64,64内に挿通されるハーネスを保持部材44の前面側に容易に配索することができる。また、この貫通孔51dのすぐ側方にも貫通孔51dが設けられている。
ブリッジ部68は、背面から見て左寄り、すなわち右側保護部64とは反対側寄りに配設されるとともに、背面側基板54に実装された何れの電装品56よりも背の高い部位とっている。そして、背面からみて右側の保護部64と、ブリッジ部68との間の空間に電装品56が配設されている。すなわち、電装品よりも背の高い部位が電装品56を挟んだ両側に設けられている。
ブリッジ部68は、門形に形成されていて、上端部が上側補強部66に接続される一方、下端部が架設部65に接続されている。そして、ブリッジ部68は、例えばノイズフィルタを跨ぐように配設されている。
ここで、本実施形態の空気調和装置10の運転動作について説明する。
この空気調和装置10では、冷房運転を行うときは、四方切換弁28は第1状態に切り換えられる。圧縮機23で圧縮された冷媒は、油分離器24で油分が分離された後、四方切換弁28を経由して室外熱交換器25に流入する。この冷媒は、室外熱交換器25において室外空気と熱交換されて凝縮し、液冷媒となる。この液冷媒は、上下方向に延びる一方の配管18bを上方に向かって流れた後、冷媒ジャケット37に固定された冷媒配管18aを流れる。このとき、圧縮機23、ファンモータの駆動によってパワー素子56aが発熱していれば、パワー素子56aの発熱によって伝熱板60が加熱されているが、冷媒配管18aを流れる冷媒によって、この加熱された伝熱板60が冷却される。
冷媒配管18aを流れた冷媒は、上下方向に延びるもう一方の配管18bを下方に向かって流れた後、膨張弁26で減圧されて、室内熱交換器20に流入する。この冷媒は、室内熱交換器20において室内空気と熱交換されて気化する。この熱交換によって室内空気は、冷却されて室内に吹き出される。室内空気によって加熱されて蒸発した冷媒は、四方切換弁28を経由してアキュムレータ27に流入する。アキュムレータ27では、冷媒が気液分離され、ここで気液分離されたガス冷媒は圧縮機23に吸入される。冷房運転時には、この冷媒循環が継続して行われる。
一方、暖房運転時には、四方切換弁28は第2状態に切り換えられる。圧縮機23から吐出された冷媒は、油分離器24及び四方切換弁28を経由して室内熱交換器20に導入される。室内熱交換器20において、冷媒は室内空気と熱交換されて凝縮する。この熱交換により、室内空気は加熱されて室内に吹き出される。室内空気によって冷却されて凝縮した冷媒は、膨張弁26で膨張され、その後、上下方向に延びる一方の配管18bを上方に向かって流れた後、冷媒ジャケット37に固定された冷媒配管18aを流れる。このとき、パワー素子56aの発熱によって加熱された伝熱板60を冷却する。
冷媒配管18aを流れた冷媒は、上下方向に延びるもう一方の配管18bを下方に向かって流れた後、室外熱交換器25に導入されて蒸発し、四方切換弁28を経由してアキュムレータ27に流入する。ここで気液分離されたガス冷媒は圧縮機23に吸入される。暖房運転時には、この冷媒循環が継続して行われる。
以上説明したように、本実施形態では、保持部材44の前面側に前面側回路基板55が配設される一方、保持部材44の背面側には、背面側回路基板54が配設されている。したがって、保持部材44の前面側の空間及び背面側の空間のそれぞれにおいて、デッドスペースが解消されている。このため、電装品モジュール35を空気調和装置10のケーシング30内の機械室41に配設した場合でも、機械室41内の空間の有効利用を図ることができる。しかも、パワー素子56aが冷媒回路18の冷媒によって冷却可能となっているので、従来のように大型のヒートシンクを配設する必要がなく、パワー素子56aを冷却するために必要な構成部材を小型化できるとともに、この小型化に伴って生ずるスペースにも回路基板54,55を配設することが可能となる。この点でも、スペースの有効利用を図ることができる。また、回路基板54,55が前面側と背面側とに分けて配設される構成となっているので、各回路基板54,55を目的に応じて使い分けるようにすることができる。
しかも本実施形態では、前面側回路基板55と背面側回路基板54とが、前面から見たときに互いに重なり合う領域が存在するように配設されているので、保持部材44の前面及び背面という限られたスペースを回路基板54,55の配設スペースとして可及的に有効利用することができている。
また本実施形態では、パワー素子56aが第1基板部54aの前面側に実装されており、保持部材44において前面側回路基板55の配設位置からずれたところで且つパワー素子56aの位置に対応するところに開口部61が形成されている。このため、冷媒回路18の冷媒と熱的に接触可能な冷媒ジャケット37をパワー素子56aの前面側から熱的に接続することができる。このため、接続作業を前面側から行うことが可能となり、この作業の手間を軽減することが可能となる。そして、保持部材44の前面側において、パワー素子56aが冷媒回路18の冷媒によって冷却される構成となっている。一方、前面側回路基板55としては、メンテナンス時等に作業者が操作するための電装品、制御動作状況を表示可能な電装品が実装された回路基板を採用することができる。
また本実施形態では、主部材51に貫通孔51dが形成されているので、この貫通孔51dを通してハーネスを配索することができる。このため、保持部材44の外側でハーネスを引き回さなくてよくなる。したがって、空気調和装置10へ電装品モジュール35を設置する際に、ハーネスが邪魔になるといった事態を回避することができる。また、ハーネスを短くすることができる。
また本実施形態では、背面保護カバー47が背面側基板54の背面側に配設されるため、この背面保護カバー47によって前面側のパワー素子56aが覆われることはない。そして、冷媒配管18aに冷媒が流れると、発熱したパワー素子56aが冷却用通路の冷媒によって冷却される。このとき、パワー素子56aは密閉空間内に配設されているわけではないので、パワー素子56aの熱がこもることはない。一方、背面保護カバー47は背面側基板54の背面側に配設されていて電装品56よりも背の高い部位を有するので、背面側基板54の背面側が下になるように電装品モジュール35を置いた場合でも、電装品56が接地することを防止でき、電装品モジュール35の輸送時等において電装品を損傷することを防止することができる。
また本実施形態では、電装品56の両側に背面保護カバー47のうちの背の高い部位が存在しているので、背面側基板54の背面が下になるようにおいた場合に、この2箇所の背の高い部位が接地する。したがって、電装品モジュール35を置いたときに安定させることができるとともに、電装品56の損傷を確実に防止することができる。
また本実施形態では、背面保護カバー47と保持部材44との間に形成される空間がハーネスを配索できる空間として機能する。そして、この空間を利用してハーネスを配索することができるので、ハーネスを結束部材で結束しておかなくても、ハーネスが邪魔にならないようにすることができる。
また本実施形態では、背面保護カバー47と保持部材44との間の空間に発熱の少ない電装品56が収納されている。このため、空間内が過度に昇温することを回避しつつ、電装品の損傷を防止することができる。
しかも、背面保護カバー47には、その内側に配設された電装品56に対応する部位に貫通孔47aが設けられているので、背面保護カバー47と保持部材44との間の空間に収納された電装品56が発熱した場合に、この電装品56からの熱を貫通孔47aを通して逃がすことができる。
また本実施形態では、第1基板部54aに対して垂直になるように板状の電装部材57が接合されている。このため、第1基板部54aに沿う方向の実装密度を上げることができ、しかも、板状の電装部材57は背面保護カバー47によって覆われているので、板状の電装部材57が第1基板部54aに対して垂直になるように接続されていても、損傷することを防止することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、前記実施形態では、室外ファン31が上下に2つ配設された構成を示しているが、これに限られるものではなく、例えば室外ファン31を1つ備える構成としてもよい。
また、前記実施形態では、端子台46が冷媒ジャケット37を収容する空間を開閉可能に構成された例を示したが、これに限られるものではない。すなわち、端子台46が主部材51に固定されていてもよい。
また、前記実施形態では、保持部材44の前面側と背面側とに分かれて前面側基板55と背面側基板54が配設された構成の回路基板45を示したが、これに限られるものではない。例えば、保持部材44の背面側にのみ回路基板45が配設され、この回路基板45の前面に少なくともパワー素子56aが配設されるとともに、背面にパワー素子56a以外の電装品56が配設される構成としてもよい。この場合でも、パワー素子56aや操作用の電装品56が、保持部材44に形成された開口部61を通して保持部材の前面に配設されていればよい。
また、前記実施形態では、背面保護カバー47において、右側の保護部64,64及びブリッジ部68のみが電装品56よりも背の高い部位として形成された例を示したが、これ以外にも背の高い部位が形成されていてもよい。
また、前記実施形態では、冷房運転と暖房運転の双方が可能な空気調和装置としたが、これに限られるものではなく、例えば冷房運転のみを行う空気調和装置であってもよく、あるいは暖房運転のみを行う空気調和装置であってもよい。
18 冷媒回路
18a 冷媒配管(冷却用通路の一例)
35 電装品モジュール
37 冷媒ジャケット(冷却部の一例)
44 保持部材
45 回路基板
47 背面保護カバー
47a 貫通孔
54 背面側基板
54a 第1基板部
54b 第2基板部
55 前面側基板
56 電装品
56a パワー素子
57 電装部材
64 保護部
65 架設部
66 上側補強部
67 下側補強部
68 ブリッジ部

Claims (11)

  1. 冷媒回路(18)を有する空気調和装置(10)に設けられる電装品モジュールであって、
    前面及び背面を有する保持部材(44)と、
    前記保持部材(44)の前面側で当該保持部材(44)に保持される前面側回路基板(55)と、
    前記保持部材(44)の背面側で当該保持部材(44)に保持されるとともに、少なくともパワー素子(56a)が実装される背面側回路基板(54)と、を備え、
    前記パワー素子(56a)は、前記冷媒回路(18)の冷媒によって冷却可能に配設されている電装品モジュール。
  2. 前記前面側回路基板(55)と前記背面側回路基板(54)とは、前面から見たときに互いに重なり合う領域が存在するように配設されている請求項1に記載の電装品モジュール。
  3. 前記パワー素子(56a)は、前記背面側回路基板(54)の前面に実装されており、
    前記保持部材(44)は、前記前面側回路基板(55)の配設位置からずれたところで、かつ前記パワー素子(56a)の配設位置に対応する位置に開口部(61)を有する請求項2に記載の電装品モジュール。
  4. 前記保持部材(44)には、前記前面側回路基板(55)と前記背面側回路基板(54)とを接続するハーネスを挿通可能な貫通孔(51d)が形成されている請求項1から3の何れか1項に記載の電装品モジュール。
  5. 前記背面側回路基板(54)の背面には、電装品(56)が実装されており、
    前記保持部材(44)には、前記背面側回路基板(54)の背面側に位置する状態で保護部材(47)が取り付けられており、
    前記保護部材(47)は、前記背面側回路基板(54)の背面に実装された前記電装品(56)よりも背の高い部位を有している請求項1から4の何れか1項に記載の電装品モジュール。
  6. 前記電装品(56)よりも背の高い部位は、少なくとも一部の前記電装品(56)を挟んだ両側にそれぞれ設けられている請求項5に記載の電装品モジュール。
  7. 前記保護部材(47)は、前記保持部材(44)との間に空間を形成するように前記保持部材(44)に取り付けられており、
    前記保護部材(47)と前記保持部材(44)との間の空間には、前記背面側回路基板(54)に接続されたハーネスが配索されている請求項5又は6に記載の電装品モジュール。
  8. 前記保護部材(47)と前記保持部材(44)との間の空間には、パワー素子(56a)以外の少なくとも一部の前記電装品(56)が配設されている請求項7に記載の電装品モジュール。
  9. 前記保護部材(47)には、前記空間内の前記電装品(56)が配設されているところに対応する部位に貫通孔(47a)が設けられている請求項8に記載の電装品モジュール。
  10. 前記背面側回路基板(54)には、当該背面側回路基板(54)に対して垂直になるように板状の電装部材(57)が接合されており、
    前記電装部材(57)は、前記保護部材(47)と前記保持部材(44)との間の空間に配設されている請求項5から9の何れか1項に記載の電装品モジュール。
  11. 請求項1から10の何れか1項に記載の電装品モジュールと、
    前記電装品モジュール(35)によって制御される冷媒回路(18)と、
    前記冷媒回路(18)の冷媒を流通させる冷却用通路(18a)と前記パワー素子(56a)とを熱的に接続する冷却部(37)と、を備えている空気調和装置。
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