JP2006214632A - 空気調和装置の室外ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 トランク型構造の室外ユニットにおいて、インバータ基板の配置の制約をなくすことができるインバータ制御素子の冷却構造を提供する。
【解決手段】 室外ユニット2は、仕切板158によって略直方体箱状のユニットケーシング51の内部空間が送風機室S1と機械室S2とに分割された構造を有しており、送風機室S1内に配置された室外熱交換器26及び室外ファン32と、機械室S2内に配置された圧縮機22と、冷媒回路構成部品と、第1及び第2電装品ユニット82、83とを備えている。インバータ基板としての第2電装品ユニット83は、機械室S2内に配置され、インバータ制御素子が実装されており、ユニットケーシング51の右側面を構成する右側板57の内面に接触している。インバータ制御素子が生じる排熱は、右側板57を通じて放散される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、空気調和装置の室外ユニット、特に、鉛直方向に延びる仕切板によって略直方体箱状のケーシングの内部空間が送風機室と機械室とに分割された構造を有しており、室内ユニットに冷媒連絡配管を介して接続されることにより蒸気圧縮式の冷媒回路を構成する空気調和装置の室外ユニットに関する。
従来の空気調和装置の室外ユニットとして、鉛直方向に延びる仕切板によって略直方体箱状のケーシングの内部空間が送風機室と機械室とに分割された構造(いわゆる、トランク型構造)を有するものがある。この送風機室には、主として、室外熱交換器と、室外ファンとが配置されている。また、機械室には、主として、圧縮機と、アキュムレータやレシーバ等の液溜容器、弁類や冷媒配管等の冷媒回路構成部品と、電装品とが配置されている。圧縮機がインバータ制御により容量制御される場合には、電装品として、室外ユニットの運転制御を行うための制御基板に加えて、例えば、パワートランジスタやダイオード等のインバータ制御素子が実装されたインバータ基板がさらに設けられている。このようなインバータ制御される圧縮機を備えたトランク型構造の室外ユニットにおいては、装置の運転中にインバータ制御素子が発熱するため、インバータ基板の背面にインバータ制御素子を冷却するための放熱フィンを設けて、この放熱フィンを仕切板から送風機室側に突出させる構造が採用されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−236286号公報
ところで、上記従来のトランク型構造の室外ユニットでは、ユニット全体のコンパクト化が要求されている。このため、室外ユニットを構成する各種機器の個々のサイズを小さくする研究開発とともに、ケーシング内のスペースの有効利用が必要となっている。
しかし、上記従来のトランク型構造の室外ユニットでは、インバータ制御素子を冷却するための放熱フィンを仕切板から送風機室側に突出させる構造を採用しているため、インバータ基板の機械室内における配置が制約されてしまい、機械室内のスペースの有効利用が促進できない原因の一つとなっている。
本発明の課題は、トランク型構造の室外ユニットにおいて、インバータ基板の配置の制約をなくすことができるインバータ制御素子の冷却構造を提供することにある。
第1の発明にかかる空気調和装置の室外ユニットは、鉛直方向に延びる仕切板によって略直方体箱状のケーシングの内部空間が送風機室と機械室とに分割された構造を有しており、室内ユニットに冷媒連絡配管を介して接続されることにより蒸気圧縮式の冷媒回路を構成する空気調和装置の室外ユニットであって、送風機室内に配置された室外熱交換器及び室外ファンと、機械室内に配置された圧縮機と、冷媒回路構成部品と、インバータ基板とを備えている。冷媒回路構成部品は、機械室内に配置され、室外熱交換器及び圧縮機とともに冷媒回路を構成している。インバータ基板は、機械室内に配置され、インバータ制御素子が実装されており、ケーシングの外板の内面又は仕切板の機械室側面に接触する。インバータ制御素子が生じる排熱は、外板又は仕切板を通じて放散される。
この空気調和装置の室外ユニットでは、インバータ基板をケーシングの外板又は仕切板の機械室側面に接触させることで、インバータ制御素子が生じる排熱をケーシングの外板又は仕切板から放散させる冷却構造を採用しているため、従来の室外ユニットのような仕切板から送風機室側に突出する放熱フィンを省略することができる。これにより、機械室内におけるインバータ基板の配置の自由度が高まるため、機械室内のスペースの有効利用が促進されて、室外ユニットのユニット全体のコンパクト化に寄与することができる。
第2の発明にかかる空気調和装置の室外ユニットは、第1の発明にかかる空気調和装置の室外ユニットにおいて、インバータ基板が接触する外板又は仕切板には、冷媒回路構成部品の一部が接触している。
この空気調和装置の室外ユニットでは、冷媒回路構成部品の一部を、インバータ基板を接触させたケーシングの外板又は仕切板に接触させているため、冷媒回路内を循環する冷媒によってケーシングの外板又は仕切板を冷却することができる。これにより、インバータ制御素子が生じる排熱の放散を促進することができる。
第3の発明にかかる空気調和装置の室外ユニットは、第2の発明にかかる空気調和装置の室外ユニットにおいて、冷媒回路構成部品は、冷媒回路内を循環する冷媒を一時的に溜めるための液溜容器である。
この空気調和装置の室外ユニットでは、インバータ基板を接触させたケーシングの外板又は仕切板に接触させる冷媒回路構成部品として液溜容器を用いているため、液溜容器内に溜まった液冷媒によってケーシングの外板又は仕切板を冷却することができる。これにより、ケーシングの外板又は仕切板の冷却をさらに促進することができる。
第4の発明にかかる空気調和装置の室外ユニットは、第1〜3の発明のいずれかにかかる空気調和装置の室外ユニットにおいて、インバータ基板は、外板に着脱可能に取り付けられている。
この空気調和装置の室外ユニットでは、インバータ基板を外板の内面に接触させる構造を採用しつつ、インバータ基板を外板に着脱可能に取り付ける構造を採用しているため、メンテナンス時の作業性が損なわれにくくなる。
第5の発明にかかる空気調和装置の室外ユニットは、第4の発明にかかる空気調和装置の室外ユニットにおいて、インバータ制御素子は、外板を構成する底板の内面に接触しており、圧縮機と底板との上下方向間に配置されている。
この空気調和装置の室外ユニットでは、インバータ基板を底板の内面に接触させる構造を採用しつつ、圧縮機をインバータ基板の上側に配置しているため、底板付近のスペースの有効利用を促進することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、従来の室外ユニットのような仕切板から送風機室側に突出する放熱フィンを省略することができるため、機械室内におけるインバータ基板の配置の自由度が高まり、機械室内のスペースの有効利用が促進されて、室外ユニットのユニット全体のコンパクト化に寄与することができる。
第2の発明では、冷媒回路内を循環する冷媒によってケーシングの外板又は仕切板を冷却することができるため、インバータ制御素子が生じる排熱の放散を促進することができる。
第3の発明では、液溜容器内に溜まった液冷媒によってケーシングの外板又は仕切板を冷却することができるため、ケーシングの外板又は仕切板の冷却をさらに促進することができる。
第4の発明では、メンテナンス時の作業性が損なわれにくくなる。
第5の発明では、底板付近のスペースの有効利用を促進することができる。
以下、本発明にかかる空気調和装置の室外ユニットの実施形態について、図面に基づいて説明する。
(1)空気調和装置の冷媒回路の構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる空気調和装置の室外ユニットが採用された空気調和装置1の概略の冷媒回路図である。空気調和装置1は、いわゆるセパレートタイプの空気調和装置であり、主として、室外ユニット2と、室内ユニット4と、室外ユニット2と室内ユニット4とを接続する液冷媒連絡配管5及びガス冷媒連絡配管6とを備えており、蒸気圧縮式の冷媒回路10を構成している。
<室内ユニットの冷媒回路の構成>
室内ユニット4は、室内に設置されており、冷媒回路10の一部を構成する室内側冷媒回路10aを備えている。この室内側冷媒回路10aは、主として、室内熱交換器41を有している。
室内熱交換器41は、例えば、伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器からなり、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。室内熱交換器41の液側は液冷媒連絡配管5に接続されており、室内熱交換器41のガス側はガス冷媒連絡配管6に接続されている。
<室外ユニットの冷媒回路の構成>
室外ユニット2は、室外に設置されており、冷媒回路10の一部を構成する室外側冷媒回路10bを備えている。この室外側冷媒回路10bは、主として、圧縮機22と、四路切換弁24と、室外熱交換器26と、膨張弁28と、液側閉鎖弁29と、ガス側閉鎖弁31と、アキュムレータ33とを有している。圧縮機22の吸入口と四路切換弁24とは、吸入管21によって接続され、その間には、アキュムレータ33が設けられている。圧縮機22の吐出口と四路切換弁24とは、吐出管23によって接続されている。四路切換弁24と室外熱交換器26のガス側とは、第1ガス冷媒管25によって接続されている。室外熱交換器26と液側閉鎖弁29とは、液冷媒管27によって接続されている。そして、膨張弁28は、液冷媒管27に設けられている。そして、液側閉鎖弁29は、液冷媒連絡配管5に接続されている。四路切換弁24とガス側閉鎖弁31とは、第2ガス冷媒管30によって接続されている。そして、ガス側閉鎖弁31は、ガス冷媒連絡配管6に接続されている。
アキュムレータ33は、冷媒回路10内を循環する低圧冷媒を一時的に溜めるための液溜容器である。
圧縮機22は、吸入管21から低圧のガス冷媒を吸入し、圧縮して高圧のガス冷媒とした後に、吐出管23に吐出する機能を有する容積式圧縮機である。
四路切換弁24は、冷房運転と暖房運転との切換時に、冷媒の流れの方向を切り換えるための弁であり、冷房運転時には吐出管23と第1ガス冷媒管25とを接続するとともに吸入管21と第2ガス冷媒管30とを接続し、暖房運転時には吐出管23と第2ガス冷媒管30とを接続するとともに吸入管21と第1ガス冷媒管25とを接続することが可能である。
室外熱交換器26は、伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器からなり、冷房運転時には室外空気を熱源とする冷媒の凝縮器として機能し、暖房運転時には室外空気を熱源とする冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。
膨張弁28は、冷房運転時には室外熱交換器26において凝縮された高圧の液冷媒を室内熱交換器41に送る前に減圧し、暖房運転時には室内熱交換器41において凝縮された高圧の液冷媒を室外熱交換器26に送る前に減圧することが可能な電動膨張弁である。
(2)室外ユニットの構造
次に、図2〜図4を用いて、上記の室外側冷媒回路10bを備えた室外ユニット2の構造について説明する。ここで、図2は、室外ユニット2の平面図(天板53及び冷媒回路構成部品を取り除いて図示)である。図3は、室外ユニット2の正面図(左右前板54、56及び冷媒回路構成部品を取り除いて図示)である。図4は、室外ユニット2を右斜め前から見た斜視図(天板53、前板54、56、側板57、冷媒回路構成部品及び第1電装品ユニット82を取り除いて図示)である。室外ユニット2は、略直方体箱状のユニットケーシング51の内部が鉛直に延びる仕切板58により送風機室S1と機械室S2とに分割された構造(いわゆる、トランク型構造)を有するものであり、主として、略箱状のユニットケーシング51と、室外熱交換器26と、室外ファン32と、圧縮機22と、室外熱交換器26及び圧縮機22とともに室外側冷媒回路10bを構成する冷媒回路構成部品(図1参照)と、室外ユニット2の運転制御を行う電装品ユニット81とを備えている。
<ユニットケーシング>
ユニットケーシング51は、主として、底板52と、天板53と、左前板54と、右前板56と、右側板57と、仕切板58とを備えている。
底板52は、ユニットケーシング51の底面部分を構成する横長の略長方形状の金属製の板状部材である。底板52の周縁部は、上向きに折り曲げられている。底板52の外面には、現地据付面に固定される2つの固定脚59が設けられている。固定脚59は、ユニットケーシング51の正面視において略U字形状を有し、ユニットケーシング51の前側から後側に向かって延びる金属製の板状部材である。
天板53は、室外ユニット2の天面部分を構成する横長の略長方形状の金属製の板状部材である。
左前板54は、主として、ユニットケーシング51の左前面部分及び左側面部分を構成する金属製の板状部材であり、その下部が底板52にネジ等により固定されている。左前板54には、室外ファン32によってユニットケーシング51内に吸入される空気の吸入口55aが形成されている。また、左前板54には、室外ファン32によってユニットケーシング51の背面側及び左側面側から内部に取り込まれた空気を外部に吹き出すための吹出口54aが設けられている。この吹出口54aには、ファングリル60が設けられている。
右前板56は、主として、ユニットケーシング51の右前面部分及び右側面の前部を構成する金属製の板状部材であり、その下部が底板52にネジ等により固定されている。また、右前板56は、その左端部が左前板54の右端部にネジ等により固定されている。
右側板57は、主として、ユニットケーシング51の右側面の後部及び右背面部分を構成する金属製の板状部材であり、その下部が底板52にネジ等により固定されている。そして、左前板54の後端部と右側板57の背面側端部と左右方向間には、室外ファン32によってユニットケーシング51内に吸入される空気の吸入口55bが形成されている。
仕切板58は、底板52上に配置される鉛直に延びる金属製の板状部材であり、ユニットケーシング51の内部空間を左右2つの空間に仕切るように配置されている。仕切板58は、本実施形態において、仕切板58の上部を構成する平坦部58aと、仕切板58の下部を構成する湾曲部58bとが形成されている。平坦部58aは、ユニットケーシング51の平面視において、熱交換器26の右側端部(すなわち、熱交換器26の管板26a)から左前板54の右側端部に向かって真っ直ぐに延びる部分であり、湾曲部58bは、ユニットケーシング51の平面視において、平坦部58aよりも送風機室S1側に突出するように湾曲した部分である。仕切板58は、その下部が底板52にネジ等により固定されている。また、左前板54の右端部は、仕切板58の前端部にネジ等により固定されている。さらに、右側板57の背面側端部は、熱交換器26の管板26aにネジ等により固定されている。
このように、ユニットケーシング51は、その内部空間が仕切板58により送風機室S1と機械室S2とに分割されている。より具体的には、送風機室S1は、底板52と、天板53と、左前板54と、仕切板58とによって囲まれた空間であり、室外ファン32や室外熱交換器26が配置されている。機械室S2は、底板52と、天板53と、右前板56と、右側板57と、仕切板58とによって囲まれた空間であり、圧縮機22や冷媒回路構成部品と、電装品ユニット81とが配置されている。このユニットケーシング51では、右前板56を取り外すことによって、機械室S2の内部が見えるようになっている。
<室外熱交換器>
室外熱交換器26は、送風機室S1内に配置されており、室外ファン32によってユニットケーシング51内に取り込まれた空気との間で熱交換を行う。室外熱交換器26は、ユニットケーシング51の平面視において略L字形状を有し、ユニットケーシング51の左側面から背面に沿うように配置されている。また、室外熱交換器26の右端部には、管板26aが設けられている。
<室外ファン>
室外ファン32は、複数の翼を有するプロペラファンであり、送風機室S1内の室外熱交換器26の前側に配置されている。この室外ファン32は、室外ファン用電動機32aによって回転駆動されるように構成されている。室外ファン32を駆動すると、ユニットケーシング51の背面及び左側面の吸入口55a、55bを通じて、内部に空気が取り込まれて、室外熱交換器26を通過した後、ユニットケーシング51の前面の吹出口54aからユニットケーシング51の外部へ空気が吹き出されるようになっている。
<圧縮機>
圧縮機22は、圧縮機用電動機22a(図1参照)をハウジング内に内蔵する密閉型圧縮機であり、機械室S2内に配置されている。ここで、圧縮機用電動機22aは、周波数制御が可能な、いわゆるインバータタイプの電動機である。圧縮機22は、本実施形態において、ユニットケーシング51の全高の略半分の高さの縦型円筒形状を有し、その下部が底板52に固定されている。また、圧縮機22は、ユニットケーシング51の平面視において、ユニットケーシング51の前後方向中央付近に、かつ、ユニットケーシング51の左右方向右側であって仕切板58付近に配置されている。より具体的には、圧縮機22は、仕切板58の下部に形成された湾曲部58b付近に配置されている。このため、圧縮機22は、ユニットケーシング51の平面視において、仕切板58の上部に形成された平坦部58aと重なるように配置されている。
<冷媒回路構成部品>
冷媒回路構成部品は、主として、吸入管21と、吐出管23と、四路切換弁24と、第1ガス冷媒管25と、液冷媒管27と、膨張弁28と、液側閉鎖弁29と、第2ガス冷媒管30と、ガス側閉鎖弁31と、アキュムレータ33とを含む室外側冷媒回路10b(但し、圧縮機22及び室外熱交換器26を除く)を構成する部品である。冷媒回路構成部品は、主として、機械室S2内の圧縮機22の前側、上側、右横側及び後側に配置されている。
<電装品ユニット>
電装品ユニット81は、運転制御を行うためのマイコン等を含む制御P板やインバータ基板等の各種電装品を備えている。電装品ユニット81は、本実施形態において、主として、機械室S2の上部空間に配置された第1電装品ユニット82及び第2電装品ユニット83から構成されている。
第1電装品ユニット82は、主として、マイコン等のような運転中の発熱量の小さな低発熱部品が実装された制御P板を有している。第1電装品ユニット82は、ユニットケーシング51の前面、すなわち、右前板56に対向して配置されており、各種低発熱部品が前方を向くように実装された基板本体82aと、基板本体82aの両側端部に設けられた支持部82b、82cとを有している。支持部82bは仕切板58の前端部付近にネジや爪等により固定されており、支持部82cは右側板57の前端部にネジ等により固定されている。これにより、メンテナンスの際には、右前板56を取り外すことにより、第1電装品ユニット82に容易にアクセスできるようになっている。
第2電装品ユニット83は、主として、パワートランジスタやダイオード等からなるインバータ制御素子を含む運転中の発熱量の大きな高発熱部品が実装されたインバータ基板であり、インバータ制御素子を含む各種高発熱部品が実装された基板本体83aを有している。本実施形態においては、基板本体83aに圧縮機用電動機22aのインバータ制御に使用されるインバータ制御素子が実装されている。第2電装品ユニット83は、第1電装品ユニット82の奥側において、仕切板58に接触している。より具体的には、本実施形態において、仕切板58の上部に形成された平坦部58aに第2電装品ユニット83が固定されることによって、基板本体83aの背面又はインバータ制御素子を含む各種高発熱部品が平坦部58aの機械室S2側面に接触しており、従来の室外ユニットのような仕切板58から送風機室S1側に突出する放熱フィンが省略されている。このため、運転中においてインバータ制御素子等の後発熱部品が生じる排熱は、仕切板58を通じて放散されることになる。すなわち、本実施形態の室外ユニット2には、インバータ制御素子等の高発熱部品が生じる排熱が仕切板58を通じて放散される冷却構造が設けられている。尚、基板本体83aの背面又はインバータ制御素子を含む各種高発熱部品は、仕切板58の外周面に直接接触してもよいし、金属製のプレート部材を介して接触していてもよい。
(3)室外ユニットの動作
次に、第2電装品ユニット83の冷却動作を含む室外ユニット2の動作について説明する。
まず、冷房運転及び暖房運転における室外ユニット2の動作について説明する。
冷房運転時における冷媒回路10は、四路切換弁24が図1の実線で示される状態、すなわち、吐出管23が第1ガス冷媒管25に接続され、かつ、吸入管21が第2ガス冷媒管30に接続された状態となっている。また、液側閉鎖弁29、ガス側閉鎖弁31は開にされ、膨張弁28は冷媒を減圧するように開度調節されている。
この冷媒回路10の状態で、室外ファン32及び圧縮機22の運転を行う。すると、室外ファン32の運転によって、ユニットケーシング51の左側面及び背面の吸入口55a、55bからユニットケーシング51内に取り込まれ、室外熱交換器26を通過することで熱源として利用された後、ユニットケーシング51の前面の吹出口54aから吹き出されるという室外空気の流れが形成される。また、圧縮機22の運転によって、吸入管21及びアキュムレータ33を通じて低圧のガス冷媒が圧縮機22に吸入され、圧縮されることによって高圧のガス冷媒にされた後、吐出管23に吐出される。吐出管23に吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁24及び第1ガス冷媒管25を通じて室外熱交換器26に送られて室外空気との熱交換によって冷却・凝縮されて高圧の液冷媒となり、液冷媒管27に送られる。液冷媒管27に送られた高圧の液冷媒は、膨張弁28において減圧されて低圧の気液二相状態の冷媒となり、液冷媒管27、液側閉鎖弁29及び液冷媒連絡配管5を通じて室内熱交換器41に送られる。室内熱交換器41に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、室内空気との熱交換によって加熱・蒸発されて低圧のガス冷媒となり、ガス冷媒連絡配管6、ガス側閉鎖弁31、第2ガス冷媒管30及び四路切換弁24を通じて吸入管21に戻されて、アキュムレータ33を通じた後に、再び、圧縮機22に吸入される。
次に、暖房運転時における冷媒回路10は、四路切換弁24が図1の破線で示される状態、すなわち、吐出管23が第2ガス冷媒管30に接続され、かつ、吸入管21が第1ガス冷媒管25に接続された状態となっている。また、液側閉鎖弁29、ガス側閉鎖弁31は開にされ、膨張弁28は冷媒を減圧するように開度調節されている。
この冷媒回路10の状態で、室外ファン32及び圧縮機22の運転を行う。すると、室外ファン32の運転によって、ユニットケーシング51の左側面及び背面の吸入口55a、55bからユニットケーシング51内に取り込まれ、室外熱交換器26を通過することで熱源として利用された後、ユニットケーシング51の前面の吹出口54aから吹き出されるという室外空気の流れが形成される。また、圧縮機22の運転によって、吸入管21及びアキュムレータ33を通じて低圧のガス冷媒が圧縮機22に吸入され、圧縮されることによって高圧のガス冷媒にされた後、吐出管23に吐出される。吐出管23に吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁24、第2ガス冷媒管30及びガス側閉鎖弁31を通じて室内熱交換器41に送られて室内空気との熱交換によって冷却・凝縮されて高圧の液冷媒となり、液冷媒連絡配管5、液側閉鎖弁29及び液冷媒管27を通じて膨張弁28に送られる。膨張弁28に送られた高圧の液冷媒は、膨張弁28において減圧されて低圧の気液二相状態の冷媒となり、液冷媒管27を通じて室外熱交換器26に送られる。室外熱交換器26に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、室外空気との熱交換によって加熱・蒸発されて低圧のガス冷媒となり、第1ガス冷媒管25及び四路切換弁24を通じて吸入管21に戻されて、アキュムレータ33を通じた後に、再び、圧縮機22に吸入される。
上記のような冷房運転や暖房運転においては、空気調和装置1の運転制御のために室外ユニット2の電装品ユニット81が通電されており、第2電装品ユニット83のインバータ制御素子等の高発熱部品が発熱している。しかし、本実施形態の室外ユニット2では、インバータ基板としての第2電装品ユニット83(具体的には、基板本体83aの背面又はインバータ制御素子を含む高発熱部品)を仕切板58の機械室S2側面に接触させる構造が採用されているため、第2電装品ユニット83に実装されたインバータ制御素子が生じる排熱は、仕切板58を通じて放散される。これにより、インバータ制御素子の異常加熱を防ぐことができるようになっている。
(4)室外ユニットの特徴
図2〜図4を用いて説明した上述の室外ユニット2では、インバータ基板としての第2電装品ユニット83を仕切板58の機械室S2側面に接触させることで、インバータ制御素子が生じる排熱を仕切板58から放散させる冷却構造を採用しているため、従来の室外ユニットのような仕切板から送風機室側に突出する放熱フィンを省略することができる。これにより、機械室S2内における第2電装品ユニット83の配置の自由度が高まるため、機械室S2内のスペースの有効利用が促進されて、室外ユニット2のユニット全体のコンパクト化に寄与することができる。
また、放熱フィンを省略することにより、コストダウン及び送風機室S1側の通風抵抗の低減が実現されるとともに、室外ファン32の翼の外周部と仕切板58とが干渉しにくくなることで、機械室S2の左右方向のスペースを大きくすることが可能になる。
(5)変形例1
図2〜図4を用いて説明した上記の室外ユニット2では、インバータ基板としての第2電装品ユニット83を仕切板58の機械室S2側面に接触させることで、インバータ制御素子が生じる排熱を仕切板58から放散させる冷却構造を採用しているが、これに限定されず、第2電装品ユニット83を、ユニットケーシング51の外板であって機械室S2を形成する底面、天面、右前面、右側面又は右背面(本実施形態においては、底板52、天板53、右前板56又は右側板57)の内面に接触させることで、インバータ制御素子が生じる排熱をユニットケーシング51の外板から放散させる冷却構造を採用してもよい。この場合には、インバータ制御素子が生じる排熱を、主として、室外空気の自然対流熱伝達により冷却することになるため、仕切板58に接触させる場合に比べて伝熱効率はやや劣るが、機械室S2内における第2電装品ユニット83の配置の自由度がより一層高まるため、機械室S2内のスペースの有効利用がさらに促進される。
以下に、その具体例について説明する。
<第2電装品ユニットをユニットケーシングの側面に接触させる場合>
例えば、機械室S2内の空間のうちユニットケーシング51の右側面付近にスペースが空いている場合には、図5に示されるように、インバータ基板としての第2電装品ユニット83をユニットケーシング51の右側面(本実施形態においては、右側板57)の内面に接触させることができる。ここで、図5は、変形例1(第2電装品ユニット83をユニットケーシング51の側面の内面に接触させる場合)にかかる室外ユニット2の平面図である。尚、本変形例において、仕切板158は、図2〜図4に示される仕切板58の平坦部58aに対応する部分を有しておらず、上下方向の全体に仕切板58の湾曲部58bと同様な形状を有している。
この場合には、メンテナンス時における第2電装品ユニット83のサービス性を考慮して、第2電装品ユニット83を右側板57に着脱可能に取り付けるようにすることが望ましい。例えば、図6及び図7に示されるように、右側板57の内面に上方に延びる係止爪57aを設け、かつ、第2電装品ユニット83の基板本体83aの背面に係止爪57aを挿入可能な角孔を有する取り付け部材83bを設けることで、基板本体83aを右側板57に着脱可能に取り付けることが可能な構造を得ることができる。ここで、図6は、第2電装品ユニット83をユニットケーシング51の右側板57に取り付ける構造を示す平面図である。図7は、第2電装品ユニット83をユニットケーシング51の右側板57に取り付ける構造を示す正面図である。また、このような着脱可能な構造を採用する場合には、基板本体83aの背面と右側板57の内面との間の隙間が生じてしまい、インバータ制御素子が生じる排熱を放散させる能力が低下する傾向となるため、シリコンオイル等の熱伝導が良好な材料を介在させて、基板本体83aの背面と右側板57の内面との間の隙間を埋めることが望ましい。
<第2電装品ユニットをユニットケーシングの前面に接触させる場合>
例えば、機械室S2内の空間のうちユニットケーシング51の右前面付近にスペースが空いている場合には、図8に示されるように、インバータ基板としての第2電装品ユニット83をユニットケーシング51の右前面(本実施形態においては、右前板56)の内面に接触させることができる。ここで、図8は、変形例1(第2電装品ユニット83をユニットケーシング51の前面の内面に接触させる場合)にかかる室外ユニット2の右側面図である。
この場合には、メンテナンス時に右前板56を取り外す作業を行うことを考慮して、第2電装品ユニット83を右前板56に着脱可能に取り付けるようにすることが望ましい。このとき、上記のユニットケーシング51の右側面に第2電装品ユニット83を接触させる場合と同様、図6及び図7に示されるように、右前板56の内面に上方に延びる係止爪56aを設け、かつ、第2電装品ユニット83の基板本体83aの背面に係止爪56aを挿入可能な角孔を有する取り付け部材83bを設けることで、基板本体83aを右前板56に着脱可能に取り付けることが可能な構造を得ることができる。また、このような着脱可能な構造を採用する場合には、上記のユニットケーシング51の右側面に第2電装品ユニット83を接触させる場合と同様に、基板本体83aの背面と右前板56の内面との間の隙間をシリコンオイル等の熱伝導が良好な材料で埋めることが望ましい。
<ユニットケーシングの底面に接触させる場合>
例えば、機械室S2内の空間のうちユニットケーシング51の底面付近に第2電装品ユニット83を配置する場合には、図9に示されるように、インバータ基板としての第2電装品ユニット83をユニットケーシング51の底面(本実施形態においては、底板52)の内面に接触させることができる。ここで、図9は、変形例1(第2電装品ユニット83をユニットケーシング51の底面の内面に接触させる場合)にかかる室外ユニット2を右斜め前から見た部分斜視図(天板53、前板54、56、側板57、冷媒回路構成部品、及び第1電装品ユニット82を取り除いて図示)である。
この場合には、圧縮機22と第2電装品ユニット83との干渉を避けるために、第2電装品ユニット83を圧縮機22と底板52との上下方向間に設置するとともに、メンテナンス時における第2電装品ユニット83のサービス性を考慮して、第2電装品ユニット83を底板52に着脱可能に取り付けるようにすることが望ましい。例えば、図10に示されるように、底板52上に圧縮機22を設置するための台座52bを設けて、圧縮機22と底板52との上下方向間に第2電装品ユニット83を設置するスペースを形成し、さらに、このスペースにレール部材52aを設けて、第2電装品ユニット83を底板52に接触させるとともに、底板52の前後方向にスライド可能に取り付けてもよい。ここで、図10は、第2電装品ユニット83を圧縮機22とユニットケーシング51の底板52との上下方向間に取り付ける構造を示す正面図である。
(6)変形例2
図2〜図10を用いて説明した上記の室外ユニット2では、インバータ基板としての第2電装品ユニット83をユニットケーシング51の外板(具体的には、右前板56、右側板57、底板52等)の内面又は仕切板58の機械室S2側面に接触させることで、インバータ制御素子が生じる排熱をユニットケーシング51の外板又は仕切板58から放散させる冷却構造を採用しているが、第2電装品ユニット83を接触させたユニットケーシング51の外板又は仕切板58に冷媒回路構成部品の一部を接触させてもよい。この場合には、冷媒回路10内を循環する冷媒によってユニットケーシング51の外板又は仕切板58を冷却することができるため、インバータ制御素子が生じる排熱の放散を促進することができる。
以下に、その具体例について説明する。
<アキュムレータを仕切板に接触させる場合>
例えば、第2電装品ユニット83を仕切板58の機械室S2側面に接触させる場合(図2〜4参照)において、図11及び図12に示されるように、液溜容器としてのアキュムレータ33を仕切板58の機械室S2側面(具体的には、平坦部58a)に接触させることができる。ここで、アキュムレータ33は、縦型円筒形状の容器であり、バンド部材33a等によって、仕切板58に固定されている。尚、図11は、変形例2(アキュムレータ33を仕切板58の機械室S2側面に接触させる場合)にかかる室外ユニット2の平面図(天板53及びアキュムレータ33以外の冷媒回路構成部品を取り除いて図示)である。図12は、変形例2(アキュムレータ33を仕切板58の機械室S2側面に接触させる場合)にかかる室外ユニット2を右斜め前から見た斜視図(天板53、前板54、56、側板57、アキュムレータ33以外の冷媒回路構成部品、及び第1電装品ユニット82を取り除いて図示)である。
この場合には、アキュムレータ33内を通過する低圧のガス冷媒及びアキュムレータ33内に溜まった低圧の液冷媒を利用して仕切板58を冷却することができるため、インバータ制御素子が生じる排熱の放散を促進することができる。この際、アキュムレータ33は、第2電装品ユニット83の近傍に接触させることが望ましいが、機械室S2内におけるアキュムレータ33の設置スペースが確保しにくく、第2電装品ユニット83から離れた場所に配置せざるを得ない場合であっても、仕切板58の冷却に寄与できるため、アキュムレータ33の配置の自由度も確保することができる。
<吸入プレート配管を仕切板に接触させる場合>
例えば、第2電装品ユニット83を仕切板58の機械室S2側面に接触させる場合(図2〜4参照)において、図13に示されるように、吸入管21の一部を構成する吸入プレート配管21aを仕切板58の機械室S2側面に接触させることができる。ここで、吸入プレート配管21aは、例えば、図14に示されるように、吸入管21のうち四路切換弁24とアキュムレータ33との間の部分(図1参照)を、1対の板材をロウ付け等により貼り合わせて内部に流路を形成したものである。そして、この吸入プレート配管21aには、仕切板58の機械室S2側面に沿う形状を有する接触面21bが形成されている。尚、図13は、変形例2(吸入プレート配管21aを仕切板58の機械室S2側面に接触させる場合)にかかる室外ユニット2の平面図(天板53及び吸入プレート配管21a以外の冷媒回路構成部品を取り除いて図示)である。図14は、吸入プレート配管21aを図13のA方向から見た図(一部を破断して図示)である。
この場合には、吸入プレート配管21a内を通過する低圧のガス冷媒を利用して仕切板58を冷却することができる。しかも、吸入プレート配管21aには、仕切板58の機械室S2側面に沿う形状を有する接触面21bが形成されており、吸入プレート配管21aと仕切板58との接触面積が大きくすることができるため、仕切板58の冷却効率が高まり、インバータ制御素子が生じる排熱の放散を促進することができる。
<アキュムレータをユニットケーシングの側面に接触させる場合>
例えば、第2電装品ユニット83をユニットケーシング51の右側面(本実施形態においては、右側板57)の内面に接触させる場合(図5参照)において、図15に示されるように、液溜容器としてのアキュムレータ33をユニットケーシング51の右側面(本実施形態においては、右側板57)の内面に接触させることができる。ここで、アキュムレータ33は、縦型円筒形状の容器であり、バンド部材33a等によって、右側板57に固定されている。尚、図15は、変形例2(アキュムレータ33をユニットケーシング51の右側面の内面に接触させる場合)にかかる室外ユニット2の平面図(天板53及びアキュムレータ33以外の冷媒回路構成部品を取り除いて図示)である。
この場合にも、アキュムレータ33内を通過する低圧のガス冷媒及びアキュムレータ33内に溜まった低圧の液冷媒を利用してユニットケーシング51の右側面を冷却することができるため、インバータ制御素子が生じる排熱の放散を促進することができる。
また、ここでは図示しないが、アキュムレータ33の代わりに、図14に示される吸入プレート配管21aをユニットケーシング51の右側面(本実施形態においては、右側板57)の内面に接触させてもよい。また、第2電装品ユニット83をユニットケーシング51の右前面(本実施形態では、右前板56)の内面に接触させる場合(図8参照)の場合においても、アキュムレータ33や吸入プレート配管21aをユニットケーシング51の右前面(本実施形態では、右前板56)の内面に接触させてもよい。
<アキュムレータをユニットケーシングの底面に接触させる場合>
例えば、第2電装品ユニット83を圧縮機22と底板52との上下方向間に設置し、ユニットケーシング51の底面(本実施形態においては、底板52)の内面に接触させる場合(図10参照)において、図16に示されるように、液溜容器としてのアキュムレータ33をユニットケーシング51の底面の内面に接触させることができる。ここで、アキュムレータ33は、横型円筒形状の容器である。尚、図16は、第2電装品ユニット83を圧縮機22とユニットケーシング51の底板52との上下方向間に取り付け、その近傍にアキュムレータ33を設置した構造を示す正面図である。
この場合にも、アキュムレータ33内を通過する低圧のガス冷媒及びアキュムレータ33内に溜まった低圧の液冷媒を利用してユニットケーシング51の底面を冷却することができるため、インバータ制御素子が生じる排熱の放散を促進することができる。
また、ここでは図示しないが、アキュムレータ33の代わりに、図14に示される吸入プレート配管21aをユニットケーシング51の底面(本実施形態においては、底板52)の内面に接触させてもよい。
(7)他の実施形態
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、液溜容器としてアキュムレータを有する室外側冷媒回路が内蔵された室外ユニットに本発明を適用したが、これに限定されず、液溜容器として液冷媒管にレシーバが設けられた室外側冷媒回路が内蔵された室外ユニットに本発明を適用してもよい。
この場合には、インバータ基板としての第2電装品ユニットに接触するユニットケーシングの外板の内面又は仕切板の機械室側面に接触する冷媒回路構成部品として、アキュムレータや吸入プレート配管の代わりに、レシーバや液冷媒管の一部を構成する高圧プレート配管を利用してもよい。
本発明を利用すれば、トランク型構造の室外ユニットにおいて、インバータ基板の配置の制約をなくすことができるインバータ制御素子の冷却構造を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる空気調和装置の室外ユニットが採用された空気調和装置の概略の冷媒回路図である。 室外ユニットの平面図(天板及び冷媒回路構成部品を取り除いて図示)である。 室外ユニットの正面図(左右前板及び冷媒回路構成部品を取り除いて図示)である。 室外ユニットを右斜め前から見た斜視図(天板、前板、側板、冷媒回路構成部品、及び第1電装品ユニットを取り除いて図示)である。 変形例1(第2電装品ユニットをユニットケーシングの側面の内面に接触させる場合)にかかる室外ユニットの平面図である。 第2電装品ユニットをユニットケーシングの右側板又は右前板に取り付ける構造を示す平面図である。 第2電装品ユニットをユニットケーシングの右側板又は右前板に取り付ける構造を示す正面図又は側面図である。 変形例1(第2電装品ユニットをユニットケーシングの前面の内面に接触させる場合)にかかる室外ユニットの右側面図である。 変形例1(第2電装品ユニットをユニットケーシングの底面の内面に接触させる場合)にかかる室外ユニットを右斜め前から見た部分斜視図(天板、前板、側板、冷媒回路構成部品、及び第1電装品ユニットを取り除いて図示)である。 第2電装品ユニットを圧縮機とユニットケーシングの底板との上下方向間に取り付ける構造を示す正面図である。 変形例2(アキュムレータを仕切板の機械室側面に接触させる場合)にかかる室外ユニットの平面図(天板及びアキュムレータ以外の冷媒回路構成部品を取り除いて図示)である。 変形例2(アキュムレータを仕切板の機械室側面に接触させる場合)にかかる室外ユニットを右斜め前から見た斜視図(天板、前板、側板、アキュムレータ以外の冷媒回路構成部品、及び第1電装品ユニットを取り除いて図示)である。 変形例2(吸入プレート配管を仕切板の機械室側面に接触させる場合)にかかる室外ユニットの平面図(天板及び吸入プレート配管以外の冷媒回路構成部品を取り除いて図示)である。 吸入プレート配管を図13のA方向から見た図(一部を破断して図示)である。 変形例2(アキュムレータをユニットケーシングの右側面の内面に接触させる場合)にかかる室外ユニットの平面図(天板及びアキュムレータ以外の冷媒回路構成部品を取り除いて図示)である。 第2電装品ユニットを圧縮機とユニットケーシングの底板との上下方向間に取り付け、その近傍にアキュムレータを設置した構造を示す正面図である。
符号の説明
2 室外ユニット
5 液冷媒連絡配管(冷媒連絡配管)
6 ガス冷媒連絡配管(冷媒連絡配管)
10 冷媒回路
22 圧縮機
26 室外熱交換器
32 室外ファン
33 アキュムレータ(液溜容器)
51 ユニットケーシング(ケーシング)
52 底板
58、158 仕切板
83 第2電装品ユニット(インバータ基板)
1 送風機室
2 機械室

Claims (5)

  1. 鉛直方向に延びる仕切板によって略直方体箱状のケーシング(51)の内部空間が送風機室(S1)と機械室(S2)とに分割された構造を有しており、室内ユニットに冷媒連絡配管(5、6)を介して接続されることにより蒸気圧縮式の冷媒回路(10)を構成する空気調和装置の室外ユニットであって、
    前記送風機室内に配置された室外熱交換器(26)及び室外ファン(32)と、
    前記機械室内に配置された圧縮機(22)と、
    前記機械室内に配置され、前記室外熱交換器及び前記圧縮機とともに前記冷媒回路を構成する冷媒回路構成部品と、
    前記機械室内に配置され、インバータ制御素子が実装されており前記ケーシングの外板の内面又は前記仕切板の機械室側面に接触するインバータ基板(83)とを備え、
    前記インバータ制御素子が生じる排熱は、前記外板又は前記仕切板を通じて放散される、
    空気調和装置の室外ユニット(2)。
  2. 前記インバータ基板(83)が接触する前記外板又は前記仕切板には、前記冷媒回路構成部品の一部が接触している、請求項1に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。
  3. 前記冷媒回路構成部品は、前記冷媒回路(10)内を循環する冷媒を一時的に溜めるための液溜容器(33)である、請求項2に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。
  4. 前記インバータ基板(83)は、前記外板に着脱可能に取り付けられている、請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。
  5. 前記インバータ基板(83)は、前記外板を構成する底板の内面に接触しており、前記圧縮機(22)と前記底板との上下方向間に配置されている、請求項4に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。
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