JP5640791B2 - 冷凍装置の室外ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、電装品箱が収納された冷凍装置の室外ユニットに関する。
従来より、空気調和装置等の冷凍装置の室外ユニット内には、圧縮機や室外ファンが等の電気機器が配置されると共に、電気機器を制御する制御基板等の電装品が収納された電装品箱が配置されている。この電装品箱の電装品は、運転時には発熱するため、冷却する必要がある。そこで、例えば特許文献1に開示されている室外ユニットの電装品箱は、蓋部材や下面に開口部(通気口)が設けられた箱本体を備え、その箱本体に電装品が収納されている。この電装品箱では、室外ファンによって室外ユニット内に吸い込まれた外気が開口部を通じて箱本体へ流入してその内部を流通することで、電装品が冷却される。
特開2007−218534号公報
ところで、上述した特許文献1のような室外ユニットの電装品箱では、埃や虫、水分等が開口部(通気口)から侵入し、それによって電装品の絶縁性が低下したり短絡が生じてしまうという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電装品箱が収納される冷凍装置の室外ユニットにおいて、電装品箱内の電装品の冷却を十分に行いつつ、埃や水分等が電装品箱へ侵入するのを防止することにある。
上記目的を達成するために、本発明の電装品箱(40)は、箱体(41)を密閉状に形成すると共に、該箱体(41)内において内部空気を箱体(41)の内壁面に沿って流通させながら撹拌するようにしたものである。
具体的に、第1の発明は、ケーシング(30)内に、室外熱交換器(23)と、室外ファン(15)と、電装品箱(40)とを備えた冷凍装置の室外ユニットを対象としている。そして、上記電装品箱(40)は、密閉状の箱体(41)と、該箱体(41)内に収納されたファン(60)とを備え、上記密閉状の箱体(41)の内部は、仕切板(44)によって、制御基板(55)が配置された第1室(45)と、冷却対象である電装品及び上記ファン(60)が配置された第2室(46)とに区画され、上記ファン(60)は、上記箱体(41)の内面のうち上記ファン(60)から最も距離が近い上記第2室(46)の内面へ向かって空気を吹き出すように配置されているものである。
上記第1の発明の電装品箱(40)では、箱体(41)が密閉状であるため、外部から埃や虫、水分が箱体(41)内へ侵入することはない。また、本発明の電装品箱(40)では、電装品の発熱によって比較的高温となった内部空気がファン(60)に吸い込まれ、箱体(41)の内面へ向かって吹き出される。吹き出された内部空気は内面に沿って流れる。その際、内部空気の熱は内面に対応する外面から外部へ放熱され、内部空気の温度が下がる。温度が下がった内部空気は、箱体(41)内に設けられた電装品を流通し、これによって電装品が冷却される。電装品を冷却した内部空気は、温度が上がり、再びファン(60)に吸い込まれる。特に、本発明の電装品箱(40)では、ファン(60)が該ファン(60)に最も近い内面へ向かって内部空気を吹き出すため、確実に吹出空気が内面に沿って流れる。このように、本発明の電装品箱(40)では、箱体(41)内において内部空気が内面に沿って流通しながら撹拌される。これによって、箱体(41)の外面から積極的に放熱される。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記室外ファン(15)が、空気を上記ケーシング(30)内へ吸入して該ケーシング(30)外へ吹き出すように構成されている。そして、上記電装品箱(40)は、上記ファン(60)から空気が吹き出される上記第2室(46)の内面に対応する外面が上記室外ファン(15)の吸入空気または吹出空気と接触するように、配置されているものである。
上記第2の発明の電装品箱(40)では、ファン(60)から内部空気が吹き出される内面に対応する外面が室外ファン(15)の吸入空気または吹出空気と接触するため、その外面からの放熱作用が促進される。これにより、箱体(41)内の高温の熱がより一層外部へ放出される。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記電装品には、上記第2室(46)に収納され且つ該第2室(46)の内面に取り付けられたインバータ基板(51)およびノイズフィルタ基板(54)が含まれる
電装品箱(40)において、ファン(60)から内面へ吹き出された内部空気は、その内面に沿って流れた後、その内面に隣接する別の内面に沿って流通する。ここで、第3の発明の電装品箱(40)では、インバータ基板(51)およびノイズフィルタ基板(54)が箱体(41)の内面に取り付けられているため、箱体(41)の内面を流通する空気によってインバータ基板(51)やノイズフィルタ基板(54)が効果的に冷却される。
第4の発明は、上記第1乃至第3の何れか1の発明において、上記電装品箱(40)は、上記箱体(41)の外面のうち、少なくとも上記ファン(60)から空気が吹き出される上記第2室(46)の内面に対応する外面が黒色に着色されているものである。
上記第4の発明では、ファン(60)から空気が吹き出される内面に対応する外面が黒色に着色されているため、その外面からの放熱作用が促進される。
以上説明したように、本発明によれば、電装品箱(40)の箱体(41)を密閉状に形成するようにしたため、外部から埃や水分等が箱体(41)内へ侵入するのを確実に防止することができる。また、本発明では、箱体(41)内においてファン(60)が該ファン(60)から最も近い内面へ向かって空気を吹き出すようにした。そのため、箱体(41)において内部空気を内面に沿って流通させながら撹拌することができる。これにより、箱体(41)の壁面から効果的に放熱させることができる。これにより、箱体(41)内の高温の熱を効果的に放出することができる。以上より、本発明によれば、電装品箱(40)において電装品の冷却を十分に行いつつ、外部からの埃や水分等の侵入を確実に防止することが可能となる。
第2の発明によれば、ファン(60)から内部空気が吹き出される内面に対応する外面からの放熱作用をより促進することができる。その結果、箱体(41)内の高温の熱をより一層外部へ放出することができるので、電装品の冷却を十分に行うことができる。
第3の発明によれば、電装品であるインバータ基板(51)およびノイズフィルタ基板(54)を箱体(41)の内面に取り付けるようにしたため、これらインバータ基板(51)等を効果的に冷却することができる。
第4の発明によれば、電装品箱(40)において、少なくともファン(60)から空気が吹き出される内面に対応する外面を黒色に着色するようにしたため、その外面からの放熱作用を促進することができる。その結果、電装品をより十分に冷却することができる
図1は、実施形態に係る空気調和機の概略構成を示す冷媒回路図である。 図2は、実施形態に係る室外ユニットを正面から視て示す概略断面図である。 図3は、図2のA−A断面を示す室外ユニットの概略断面図である。 図4は、実施形態に係る電装品箱を正面から視て示す概略断面図である。 図5は、図4のB−B断面を示す電装品箱の概略断面図である。 図6は、実施形態の変形例1に係る電装品箱を正面から視て示す概略断面図である。 図7は、実施形態の変形例2に係る室外ユニットの概略平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本実施形態の室外ユニット(11)は、冷凍装置の一例である空気調和機(10)に設けられている。そこで、本実施形態の室外ユニット(11)を備えた空気調和機(10)について、図1を参照しながら説明する。
〈空気調和機の構成〉
空気調和機(10)は、室外ユニット(11)および室内ユニット(12)を備えている。室外ユニット(11)と室内ユニット(12)は、液側連絡配管(13)およびガス側連絡配管(14)を介して接続されている。そして、室外ユニット(11)と室内ユニット(12)と液側連絡配管(13)とガス側連絡配管(14)とによって冷媒回路(20)が形成されている。
冷媒回路(20)は、圧縮機(21)と、四方切換弁(22)と、室外熱交換器(23)と、膨張弁(24)と、冷媒ジャケット(26)と、室内熱交換器(25)とを備えている。上記圧縮機(21)、四方切換弁(22)、室外熱交換器(23)、冷媒ジャケット(26)および膨張弁(24)は、室外ユニット(11)に収容されている。また、室外ユニット(11)には、室外熱交換器(23)へ室外空気を供給する室外ファン(15)が設けられている。一方、室内熱交換器(25)は、室内ユニット(12)に収容されている。また、室内ユニット(12)には、室内熱交換器(25)へ室内空気を供給する室内ファン(16)が設けられている。冷媒回路(20)では、冷媒が循環して蒸気圧縮式冷凍サイクルが行われる。
圧縮機(21)は、その吐出側が四方切換弁(22)の第1のポートに、その吸入側が四方切換弁(22)の第2のポートに、それぞれ接続されている。また、冷媒回路(20)において、四方切換弁(22)の第3のポートから第4のポートへ向かって順に、室外熱交換器(23)と、冷媒ジャケット(26)と、膨張弁(24)と、室内熱交換器(25)とが配置されている。
圧縮機(21)は、スクロール型またはロータリ型の全密閉型圧縮機である。四方切換弁(22)は、第1のポートが第3のポートと連通し且つ第2のポートが第4のポートと連通する第1状態(図1に実線で示す状態)と、第1のポートが第4のポートと連通し且つ第2のポートが第3のポートと連通する第2状態(図1に破線で示す状態)とに切り換わる。膨張弁(24)は、いわゆる電子膨張弁である。室外熱交換器(23)は、室外ファン(15)から供給された室外空気を冷媒と熱交換させる。室内熱交換器(25)は、室内ファン(16)から供給された室内空気を冷媒と熱交換させる。室外熱交換器(23)および室内熱交換器(25)は、いわゆるクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器によって構成されている。冷媒ジャケット(26)は、例えば、アルミニウム等の金属によって扁平な直方体状に形成され、内部に冷媒を流通させるための冷媒流路が形成されている。この冷媒ジャケット(26)の冷媒流路には、室外熱交換器(23)と膨張弁(24)との間の冷媒配管が接続されている。このような構成により、冷媒ジャケット(26)は、冷媒回路(20)を流れる冷媒が流通可能に構成され、その冷媒の冷熱が外表面まで伝達されるように構成されている。
〈室外ユニットの構成〉
図2および図3に示すように、本実施形態の室外ユニット(11)は、縦長の直方体状のケーシング(30)を備えている。ケーシング(30)は、正面板(31)が取り外し可能または開放可能な蓋部材を構成している。また、ケーシング(30)では、左右の側板(32,33)および背面板(34)に空気の吸込口(3a)が形成され、天板(35)に空気の吹出口(3b)が形成されている。
ケーシング(30)内には、上述したように、圧縮機(21)や室外熱交換器(23)、室外ファン(15)等が収容されている。また、ケーシング(30)内には、複数の電装品を収納した電装品箱(40)が収容されており、この電装品箱(40)に冷媒ジャケット(26)が取り付けられている。この電装品箱(40)の詳細構成については後述する。なお、図2および図3では、四方切換弁(22)や膨張弁(24)、冷媒配管について図示を省略する。
具体的に、圧縮機(21)は、ケーシング(30)の底板に載置されており、内部空間(3)の略中央に配置されている。室外熱交換器(23)は、略コの字状に屈曲して形成され、3つの各面がそれぞれケーシング(30)における左右の側板(32,33)および背面板(34)に沿うように配置されている。室外熱交換器(23)は、3つの各面が吸込口(3a)に対向するように配置されている。室外ファン(15)は、ケーシング(30)の内部空間(3)における上部(室外熱交換器(23)の上方)に配置され、吹出口(3b)に対向するように設けられている。電装品箱(40)は、ケーシング(30)の内部空間(3)において、室外熱交換器(23)の内側であって正面板(31)寄りに配置されている。また、電装品箱(40)は、内部空間(3)の高さ方向において、圧縮機(21)と室外ファン(15)の間に配置されている。
〈電装品箱の構成〉
図4および図5にも示すように、本実施形態の電装品箱(40)は、やや縦長の直方体状に形成された箱体(41)を備えている。箱体(41)は、通気口等の開口部が全く設けられていない密閉構造である。箱体(41)は、その正面側が開放された箱本体(42)と、該箱本体(42)の開放側を塞ぐための蓋部材(43)とを備えている。蓋部材(43)は、取り外し可能である。電装品箱(40)は、箱体(41)の蓋部材(43)が正面側であり、該蓋部材(43)が室外ユニット(11)の正面板(31)と対向するように配置されている。なお、箱本体(42)および蓋部材(43)は、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料で形成されている。
また、箱本体(42)には、箱体(41)の内部空間を第1室(45)と第2室(46)とに区画する仕切部材(44)が設けられている。仕切部材(44)は、断面がL字状の板部材であり、箱体(41)の内部空間を高さ方向に亘って設けられている。第1室(45)は、蓋部材(43)に隣接して形成されており、第2室(46)よりも容積がかなり小さい。
箱体(41)には、複数の電装品と、ファン(60)が収納されている。電装品としては、インバータ基板(51)、リアクタ(52)、ノイズフィルタ基板(54)、制御基板(55)、端子台(56)およびファンドライバ基板(57)が収納されている。これら電装品のうち、インバータ基板(51)、リアクタ(52)、ノイズフィルタ基板(54)およびファンドライバ基板(57)は、発熱温度が比較的高いいわゆるパワー素子である。これらパワー素子は、第2室(46)に設けられている。残りの電装品である制御基板(55)および端子台(56)は、上記パワー素子よりも発熱温度がそれ程高くないものであり、第1室(45)に設けられている。
第1室(45)では、上から下へ向かって、制御基板(55)および端子台(56)の順に設けられている。制御基板(55)や端子台(56)は、メンテナンスの回数が比較的多い電装品である。ここで、第1室(45)は上述したように蓋部材(43)に隣接する空間であるため、室外ユニット(11)の正面板(31)および電装品箱(40)の蓋部材(43)を外すことによって容易に制御基板(55)や端子台(56)にアクセス可能である。そのため、制御基板(55)等のメンテナンスを容易に行うことができる。
第2室(46)では、各電装品が箱体(41)の内面に取り付けられている。具体的に、箱体(41)の第1側板(42a)(正面側から視て右側の側板)の一部は、板状の伝熱板(53)で構成されている。この伝熱板(53)は、熱伝導率の高いアルミニウムや銅で形成さ
れている。伝熱板(53)の内面には、インバータ基板(51)、リアクタ(52)およびファンドライバ基板(57)が取り付けられている。つまり、インバータ基板(51)、リアクタ(52)およびファンドライバ基板(57)は、箱体(41)の第1側板(42a)の内面に取り付けられている。また、箱体(41)の第2側板(42b)(正面側から視て左側の側板)の内面には、ノイズフィルタ基板(54)が取り付けられている。伝熱板(53)の外面には、上述した冷媒ジャケット(26)が取り付けられている。
一方、ファン(60)は、箱体(41)における第2室(46)に設けられている。ファン(60)は、第2室(46)において箱体(41)の第3側板(42c)寄りに配置されている。つまり、ファン(60)は、箱体(41)の各側板(42a〜42c)および蓋部材(43)のうち、第3側板(42c)の内面との距離が最も近い。そして、ファン(60)は、蓋部材(43)側から空気を吸い込んで、第3側板(42c)の内面へ向かって空気を吹き出すように構成されている。なお、本実施形態では、ファン(60)と第3側板(42c)との距離が10〜30mmである。
箱体(41)の第3側板(42c)は、図3に示すように、ケーシング(30)の内部空間(3)における中央側に位置する。つまり、本実施形態の電装品箱(40)は、箱体(41)の第3側板(42c)の外面が室外ファン(15)の吸込空気と接触するように配置されている。さらに言い換えると、第3側板(42c)の外面は吸込口(3a)から吹出口(3b)へ流れる空気の流路に介在している。また、電装品箱(40)は、箱体(41)の外面全体(箱本体(42)の外面および蓋部材(43)の外面)が黒色に着色されている。例えば、箱体(41)の外面を黒色に塗装することによって、または、箱体(41)がアルミニウムで形成されている場合は黒色にアルマイト処理を行うことによって、箱体(41)の外面が黒色に着色される。
−運転動作−
次に、上記空気調和機(10)の運転動作を説明する。空気調和機(10)は、冷房運転と暖房運転を行う。
冷房運転では、四方切換弁(22)が第1状態に設定される。圧縮機(21)の吐出冷媒は、四方切換弁(22)を通って室外熱交換器(23)へ流入し、室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(23)から流出した冷媒は、冷媒ジャケット(26)を通過し、膨張弁(24)を通過する際に膨張してから室内熱交換器(25)へ流入し、室内空気から吸熱して蒸発する。室内熱交換器(25)から流出した冷媒は、四方切換弁(22)を通過後に圧縮機(21)へ吸入されて圧縮される。
暖房運転では、四方切換弁(22)が第2状態に設定される。圧縮機(21)の吐出冷媒は、四方切換弁(22)を通って室内熱交換器(25)へ流入し、室内空気へ放熱して凝縮する。室内熱交換器(25)から流出した冷媒は、膨張弁(24)を通過する際に膨張し、冷媒ジャケット(26)を経て室外熱交換器(23)へ流入し、室外空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器(23)から流出した冷媒は、四方切換弁(22)を通過後に圧縮機(21)へ吸入されて圧縮される。
〈電装品箱における冷却動作〉
上記運転時において、室外ユニット(11)では、ケーシング(30)の各吸込口(3a)から室外空気(外気)が流入して室外熱交換器(23)を通過する。その際、室外空気が冷媒と熱交換する。室外熱交換器(23)を通過した室外空気は、室外熱交換器(23)の内側において上方へ向かって流れ、天板(35)の吹出口(3b)から排出される(図2や図3を参照)。
上記運転時において、電装品箱(40)では、電装品が発熱し特にパワー素子であるインバータ基板(51)等の発熱温度が高くなる。つまり、箱体(41)において特に第2室(46)の温度が高くなる。そこで、電装品箱(40)の第2室(46)において、ファン(60)が駆動されると、比較的高温の内部空気がファン(60)に吸い込まれ、第3側板(42c)の内面へ向かって吹き出される(図5を参照)。吹き出された内部空気は、第3側板(42c)の内面に到達した後、左右に分かれて第3側板(42c)の内面に沿って流れる。その際、内部空気の比較的高温の熱は第3側板(42c)の外面から放熱される。この放熱によって、内部空気の温度が下がる。温度が下がった内部空気は、左右の第1側板(42a)および第2側板(42b)の内面に沿って流れる。これにより、温度の下がった内部空気が、第1側板(42a)および第2側板(42b)の内面に取り付けられたインバータ基板(51)等の各電装品を流通する。これによって、各電装品の熱が内部空気に吸熱されるので、各電装品が冷却される。冷却後の内部空気は、温度が上がり、再びファン(60)に吸い込まれる。なお、内部空気が第1側板(42a)および第2側板(42b)の内面に沿って流れる際においても、内部空気の熱が第1側板(42a)および第2側板(42b)の外面から放熱される。
また、本実施形態の電装品箱(40)では、ファン(60)が最も近い第3側板(42c)へ向かって内部空気を吹き出すようにしている。そのため、ファン(60)の吹出空気を第3側板(42c)の内面まで到達させた後、さらに第1側板(42a)および第2側板(42b)の内面に沿って流すことができる。つまり、箱体(41)内において内部空気を各側板(42a〜42c)の内面に沿って流通させながら撹拌することができる。これによって、各側板(42a〜42c)の外面から積極的に放熱させることができ、電装品を十分に冷却することができる。
一方、本実施形態の電装品箱(40)では、箱体(41)が密閉状に形成されているため、外部から箱体(41)内へ埃や虫、水分等が侵入するのを確実に防止することができる。
また、箱体(41)の第3側板(42c)の外面は室外ファン(15)による吸込空気と接触するため、第3側板(42c)の外面からの放熱作用がより促進される。箱体(41)において、ファン(60)から吹き出された内部空気は最初に第3側板(42c)の内面に接触する。つまり、箱体(41)の内面のうち第3側板(42c)の内面は、最も高温の内部空気が接触する箇所である。ところが、その第3側板(42c)の外面からの放熱作用が促進されるので、箱体(41)の外面からの放熱作用が効果的に促進される。
なお、箱体(41)の第2室(46)において、伝熱板(53)に取り付けられたインバータ基板(51)等は冷媒ジャケット(26)を流通する冷媒によっても冷却される。これにより、発熱温度が比較的高くなるインバータ基板(51)等を十分に冷却することが可能である。
−実施形態の効果−
以上より、本実施形態の電装品箱(40)によれば、箱体(41)を密閉状に形成するようにしたため、外部から埃や水分等が箱体(41)内へ侵入するのを確実に防止することができる。また、箱体(41)内においてファン(60)が最も近い内面(第3側板(42c)の内面)へ向かって空気を吹き出すようにした。そのため、箱体(41)の第2室(46)において、確実に内部空気を各側板(42a〜42c)の内面に沿って流通させながら撹拌することができる。これによって、箱体(41)の外面から積極的に放熱させることができ、電装品を十分に冷却することができる。以上により、本実施形態によれば、電装品箱(40)において電装品の冷却を十分に行いつつ、外部からの埃や水分等の侵入を確実に防止することが可能となる。
また、本実施形態では、箱体(41)の第3側板(42c)の外面が室外ファン(15)の吸込空気と接触するように電装品箱(40)を配置するようにした。そのため、第3側板(42c)の外面における放熱作用をより促進することができる。箱体(41)内において第3側板(42c)の内面には最も高温の内部空気が吹き出されるところ、その第3側板(42c)の外面における放熱作用が促進されるため、箱体(41)の外面からの放熱作用を効果的に促進することができる。よって、電装品箱(40)の電装品をより十分に冷却することができる。
また、本実施形態の電装品箱(40)では、パワー素子であるインバータ基板(36)やノイズフィルタ基板(54)を箱体(41)の内面(第1側板(42a)および第2側板(42b)の内面)に取り付けるようにした。そのため、箱体(41)の第2室(46)において内部空気が各側板(42a〜42c)の内面に沿って流通しながら撹拌されるところ、第1側板(42a)および第2側板(42b)の内面に取り付けられたインバータ基板(51)等を撹拌空気によって効果的に冷却することができる。
また、電装品箱(40)の箱体(41)の外面を黒色に着色するようにしたため、その外面における輻射率を向上させることができる。これによって、箱体(41)の外面からの放熱作用を一層促進することができる。その結果、電装品をより十分に冷却することができる。なお、本実施形態の電装品箱(40)では、箱体(41)の外面全体を黒色に着色するようにしたが、本発明は、箱体(41)の第3側板(42c)の外面のみを黒色に着色するようにしてもよい。箱体(41)内において第3側板(42c)は最も高温の内部空気が吹き出される箇所であるところ、その第3側板(42c)の外面を黒色に着色することで、箱体(41)の外面における放熱作用を効果的に促進することができる。
−実施形態の変形例−
本発明の実施形態は、以下に示す変形例のように構成するようにしてもよい。
〈変形例1〉
本変形例1は、上記実施形態1における電装品箱(40)の構成を変更したものである。ここでは、上記実施形態1の電装品箱(40)と異なる点について説明する。
本変形例の電装品箱(40)は、図6に示すように、上記実施形態1で説明したパワー素子である各電装品が3つずつ箱体(41)内に収納されている。つまり、箱体(41)の第2室(46)には、インバータ基板(51)とリアクタ(52)とノイズフィルタ基板(54)とファンドライバ基板(57)の各一を一組として三組設けられている。この三つの組の電装品は、上下に順に配置されている。したがって、本変形例の箱体(41)は、上記実施形態1の箱体(41)よりも縦長に形成されている。なお、図6では、ファンドライバ基板(57)を省略している。また、図示しないが、本変形例の電装品箱(40)についても、上記実施形態1と同様、箱体(41)の第1室(45)に制御基板(55)および端子台(56)が設けられている。
そして、箱体(41)の第2室(46)には、上述した電装品の各組に対応してファン(60)が収納されている。つまり、箱体(41)の第2室(46)には3つのファン(60)が設けられている。各ファン(60)は、上記実施形態1と同様、該ファン(60)と距離が最も近い第3側板(42c)の内面へ向かって空気を吹き出すように配置されている。その他の構成、作用および効果については上記実施形態1と同様である。
〈変形例2〉
本変形例2は、上記実施形態1における室外ユニット(11)の構成を変更したものである。ここでは、上記実施形態1の室外ユニット(11)と異なる点について説明する。
本変形例の室外ユニット(11)は、図7に示すように、いわゆるトランク型のものである。この室外ユニット(11)は、横長の直方体状のケーシング(30)を備えている。ケーシング(30)には、その内部空間を、熱交換室(37)と機械室(38)とに区画する板状の仕切部材(36)が設けられている。つまり、熱交換室(37)と機械室(38)は、互いに横方向(正面板(31)側から視て左右方向)に隣接している。熱交換室(37)には室外熱交換器(23)および室外ファン(15)が収容されされ、機械室(38)には圧縮機(21)および電装品箱(40)等が収容されている。なお、機械室(38)には、図示しないが、四方切換弁(22)や冷媒ジャケット(26)、膨張弁(24)も収容されている。
ケーシング(30)では、左側の側板(33)と背面板(34)のそれぞれにおける熱交換室(37)に対応した箇所に吸込口(3a)が形成されている。ケーシング(30)では、正面板(31)における熱交換室(37)に対応した箇所に吹出口(3b)が形成されている。
室外熱交換器(23)は、略L字状に屈曲して形成され、2つの各面がそれぞれ左側の側板(33)および背面板(34)に沿うように配置されている。室外熱交換器(23)は、2つの各面が吸込口(3a)に対向するように配置されている。室外ファン(15)は、正面板(31)寄りに配置され、吹出口(3b)に対向するように設けられている。圧縮機(21)は、ケーシング(30)の底板に載置されており、機械室(38)において背面板(34)寄りに配置されている。
電装品箱(40)は、箱体(41)の第3側板(42c)が仕切部材(36)の一部を構成するように配置されている。つまり、電装品箱(40)において第3側板(42c)の外面は熱交換室(37)に面(露出)している。つまり、箱体(41)における第3側板(42c)の外面は、上記実施形態1と同様、室外ファン(15)の吸込空気または吹出空気と接触する。さらに言い換えると、第3側板(42c)の外面は吸込口(3a)から吹出口(3b)へ流れる空気の流路に介在している。なお、電装品箱(40)自体の構成、作用および効果は上記実施形態1と同様である。
以上説明したように、本発明は、電装品箱が収容された冷凍装置の室外ユニットについて有用である。
10 空気調和機(冷凍装置)
11 室外ユニット
15 室外ファン
23 室外熱交換器
30 ケーシング
40 電装品箱
41 箱体
51 インバータ基板(電装品)
54 ノイズフィルタ基板(電装品)
60 ファン

Claims (4)

  1. ケーシング(30)内に、室外熱交換器(23)と、室外ファン(15)と、電装品箱(40)とを備えた冷凍装置の室外ユニットであって、
    上記電装品箱(40)は、密閉状の箱体(41)と、該箱体(41)内に収納されたファン(60)とを備え、
    上記密閉状の箱体(41)の内部は、仕切板(44)によって、制御基板(55)が配置された第1室(45)と、冷却対象である電装品及び上記ファン(60)が配置された第2室(46)とに区画され、
    上記ファン(60)は、上記箱体(41)の内面のうち上記ファン(60)から最も距離が近い上記第2室(46)の内面へ向かって空気を吹き出すように配置されている
    ことを特徴とする冷凍装置の室外ユニット。
  2. 請求項1において、
    上記室外ファン(15)は、空気を上記ケーシング(30)内へ吸入して該ケーシング(30)外へ吹き出すように構成され、
    上記電装品箱(40)は、上記ファン(60)から空気が吹き出される上記第2室(46)の内面に対応する外面が上記室外ファン(15)の吸入空気または吹出空気と接触するように、配置されている
    ことを特徴とする冷凍装置の室外ユニット。
  3. 請求項1または2において、
    上記電装品には、上記第2室(46)に収納され且つ該第2室(46)の内面に取り付けられたインバータ基板(51)およびノイズフィルタ基板(54)が含まれる
    ことを特徴とする冷凍装置の室外ユニット。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項において、
    上記電装品箱(40)は、上記箱体(41)の外面のうち、少なくとも上記ファン(60)から空気が吹き出される上記第2室(46)の内面に対応する外面が黒色に着色されている
    ことを特徴とする冷凍装置の室外ユニット。
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