JP2010145054A - 冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒回路を流れる冷媒によって電装品ユニットの発熱素子を冷却する冷却手段を備えた冷凍装置に関し、電装品ユニットと冷却手段との組み付け作業の容易化及び電装品箱内の電装品への塵埃や水分等の付着を防止する。
【解決手段】空気調和装置は、冷媒回路と、該冷媒回路の構成機器を制御する電装品及び電装品箱(51)を有する電装品ユニット(50)とを備えている。電装品箱(51)は、開口部(52)が形成された箱本体(53)と、熱伝導性材料によって形成され、該箱本体(53)に取り付けられて該開口部(52)を閉塞すると共に、内側面に上記電装品のうちの発熱素子(72)が接する伝熱板(54)とを有している。冷媒回路の冷媒配管(23)には、冷媒回路を流れる冷媒が流通する一方、平坦に形成された外面が伝熱板(54)の外側面に接する熱伝導性材料からなる冷媒冷却器(81)が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、冷凍装置に関し、特に、発熱素子を含む各種電装品が電装品箱に収容された電装品ユニットと発熱素子を冷却する冷媒冷却器とを備えた冷凍装置に関するものである。
従来より、冷凍サイクルを行う冷媒回路を備えた冷凍装置は、空気調和装置等や給湯機等に広く適用されている。通常、冷凍装置は、上記冷媒回路の他、該冷媒回路の構成機器を制御するための各種電装品を備えている。
特許文献1には、上記冷凍装置の一例としての空気調和装置が開示されている。該空気調和装置では、上述のような各種電装品は、室外ケーシング内に冷媒回路の構成機器である圧縮機、室外熱交換器及び膨張弁等と共に設けられ、塵埃や雨等の水分の付着を防止するために電装品箱によって覆われて電装品ユニットとして構成されている。
一方、該電装品箱内に収容された各種電装品の中にはパワートランジスタやダイオード等の稼働中に高温に発熱する発熱素子があり、該発熱素子に対して何ら対策を講じなければ、該発熱素子が電装品箱内において十分に放熱できないために限界温度を超えて温度上昇し、該発熱素子の故障を招く虞がある。
そこで、上記空気調和装置では、冷媒回路の冷媒配管を冷却手段として電装品箱の外面の発熱素子に対応する箇所に取り付けて、該冷媒配管内を流通する冷媒によって発熱素子を冷却することとしている。
ところで、冷媒配管は円筒形状であるため、平坦な電装品箱の外面にそのまま取り付けることはできず、冷媒配管と電装品箱とを取り付けるための接続部材が必要となる。
そこで、特許文献1に記載の空気調和装置では、電装品箱を、開口部が形成された箱本体と、該箱本体の開口部に嵌め込まれ、内面が平面形状に形成される一方、外面に冷媒配管に対応する形状の凹溝部が形成された放熱ケース部とによって構成している。そして、冷媒配管を放熱ケース部の凹溝部に嵌め込み、別途取付部材を冷媒配管に押し当てつつ電装品箱に固定することにより、冷媒配管を電装品箱に取り付けることとしていた。
特開2008−82596号公報
しかしながら、上記特許文献1の空気調和装置では、放熱ケース部の凹溝部に冷媒配管を嵌め込み、取付部材を該冷媒配管に押し当てた状態で電装品箱に固定しなければならず、その組み付け作業が煩雑になる。
これに対し、放熱ケース部と取付部材とを環状に接合して予め冷媒配管に取り付けておくことにより、冷媒配管と電装品箱との組み付け作業を容易化することも考えられる。
しがしながら、この場合、冷媒配管と共に放熱ケース部が箱本体に取り付けられるまで該箱本体の開口部が遮蔽されず、箱本体内に塵埃や水分が入り込んで電装品に塵埃や水分が付着してしまう虞がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、冷媒回路を流れる冷媒によって電装品ユニットの発熱素子を冷却する冷却手段を備えた冷凍装置に関し、電装品ユニットと冷却手段との組み付け作業の容易化及び電装品箱内の電装品への塵埃や水分等の付着を防止することにある。
第1の発明は、冷凍サイクルを行う冷媒回路(10)と、該冷媒回路(10)の構成機器を制御する電装品及び該電装品を収容する電装品箱(51)を有する電装品ユニット(50)とを備えた冷凍装置であって、上記電装品箱(51)は、開口部(52)が形成された箱本体(53)と、熱伝導性材料によって形成され、該箱本体(53)に取り付けられて該開口部(52)を閉塞すると共に、内側面に上記電装品のうちの発熱素子(72)が接する伝熱板(54)とを有し、上記冷媒回路(10)の冷媒配管(23)に設けられて該冷媒回路(10)を流れる冷媒が流通する一方、平坦に形成された外面が上記伝熱板(54)の外側面に接する熱伝導性材料からなる冷媒冷却器(81)を備えている。
第1の発明では、電装品箱(51)の一部であって熱伝導性材料によって形成された伝熱板(54)の内側面に発熱素子(72)が接する一方、該伝熱板(54)の外側面に、熱伝導性材料によって形成され、冷媒回路(10)を流れる冷媒が流通する冷媒冷却器(81)の平坦に形成された外面が接している。このような構成により、発熱素子(72)と冷媒回路(10)を流れる冷媒とが伝熱板(54)及び冷媒冷却器(81)を介して熱交換し、発熱素子(72)は冷媒回路(10)を流れる冷媒によって冷却される。また、発熱素子(72)を冷却する冷却手段として、冷媒回路(10)を流れる冷媒が流通する一方、平坦に形成された外面を有する冷媒冷却器(81)を設けたことにより、別途の取付部材を設けることなく、冷媒冷却器(81)の平坦な外面を電装品箱(51)に当接させて該冷媒冷却器(81)を電装品箱(51)に取り付けることができる。
また、第1の発明では、電装品箱(51)を、開口部(52)が形成された箱本体(53)と、該箱本体(53)の開口部(52)を閉塞する伝熱板(54)とによって構成し、該伝熱板(54)の外側面に冷媒冷却器(81)を接触させるようにして電装品ユニット(50)と冷媒冷却器(81)とを組み付けることとしている。これにより、電装品箱(51)を閉塞した状態で電装品ユニット(50)と冷媒冷却器(81)とを組み付けることができると共に、電装品箱(51)を閉塞した状態で電装品ユニット(50)と冷媒冷却器(81)とを取り外すことができる。
また、第1の発明では、電装品箱(51)全体を熱伝導性材料によって形成するのではなく、発熱素子(72)と冷媒冷却器(81)との間に設けられる伝熱板(54)のみを熱伝導性材料によって形成している。
第2の発明は、第1の発明において、上記電装品ユニット(50)の発熱素子(72)と上記冷媒冷却器(81)とが上記伝熱板(54)を挟んで対向する位置に該電装品ユニット(50)を位置決めする位置決め手段(90)が設けられている。
ところで、電装品ユニット(50)の発熱素子(72)を冷媒冷却器(81)内を流通する冷媒によって効率よく冷却するためには、発熱素子(72)が冷媒冷却器(81)と伝熱板(54)を挟んで対向するように電装品ユニット(50)と冷媒冷却器(81)との位置を合わせて固定することが必要となる。
第2の発明では、電装品ユニット(50)は、該位置決め手段(90)によって、発熱素子(72)と冷媒冷却器(81)とが伝熱板(54)を挟んで対向する位置に導かれる。
第3の発明は、第2の発明において、上記位置決め手段(90)は、上記伝熱板(54)及び上記冷媒冷却器(81)の一方側に設けられた係合部(91)と、他方側に設けられ、上記冷媒冷却器(81)が上記伝熱板(54)を挟んで上記発熱素子(72)と対向する位置において上記係合部(91)が嵌り込む凹部(92)とを備えている。
第3の発明では、電装品ユニット(50)をケーシング(31)内に設置する際に、位置決め手段(90)の係合部(91)と凹部(92)とを係合させるだけで、発熱素子(72)が伝熱板を挟んで冷媒冷却器(81)と対向する位置に電装品ユニット(50)を配置することができる。
第4の発明は、第2の発明において、上記位置決め手段(90)は、上記伝熱板(54)及び上記冷媒冷却器(81)の一方側に設けられた係合部(93)と、他方側に設けられ、上記係合部(93)がスライド自在に嵌り込むと共に該係合部(93)を上記冷媒冷却器(81)が上記伝熱板(54)を挟んで上記発熱素子(72)と対向する位置まで案内する凹溝(94)とを備えている。
第4の発明では、電装品ユニット(50)をケーシング(31)内に設置する際に、位置決め手段(90)の係合部(93)を凹溝(94)に嵌め込んだ状態で、電装品ユニット(50)を冷媒冷却器(81)に対してスライド移動させるだけで、発熱素子(72)が伝熱板(54)を挟んで冷媒冷却器(81)と対向する位置に電装品ユニット(50)を配置することができる。
第5の発明は、第4の発明において、上記係合部(93)は、上記冷媒冷却器(81)を貫通して上記伝熱板(54)との接合面から突出したボルト(96)の先端部(96a)と、該ボルト(96)の先端部(96a)に取り付けられたナット(97)とによって構成され、上記凹溝(94)は、上記伝熱板(54)に形成されて少なくとも一側面が開口する長溝に形成され、上記ナット(97)が嵌り込む幅広の溝本体(94a)及び上記冷媒冷却器(81)との接合面に開口して上記ボルト(96)の先端部(96a)が嵌り込む幅狭の入口溝部(94b)を有し、断面T字状に形成されている。
第5の発明では、電装品ユニット(50)をケーシング(31)内に設置する際に、ボルト(96)の先端部(96a)及びナット(97)を凹溝(94)に嵌め込んだ状態で電装品ユニット(50)を冷媒冷却器(81)に対してスライド移動させるだけで、発熱素子(72)が伝熱板(54)を挟んで冷媒冷却器(81)と対向する位置に電装品ユニット(50)を配置することができる。
第6の発明は、第2乃至第5のいずれか1つの発明において、上記冷媒冷却器(81)は、上記電装品箱(51)の下面に取り付けられている。
第6の発明では、冷媒冷却器(81)を電装品箱(51)の下面に取り付けることとすると、電装品ユニット(50)と冷媒冷却器(81)とを取り付ける際に、電装品ユニット(50)によって隠されてしまって上方から冷媒冷却器(81)が視認できなくなり、作業が行い難くなる。しかしながら、第6の発明では、上記位置決め手段(90)が設けられているため、該位置決め手段(90)によって電装品ユニット(50)の位置合わせ作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、発熱素子(72)の冷却手段として、冷媒回路(10)の冷媒配管(23)に設けられて冷媒回路(10)の冷媒が流通する一方、平坦に形成された外面を有する冷媒冷却器(81)を用いることとした。そのため、電装品ユニット(50)と発熱素子(72)の冷却手段(冷媒冷却器(81))とを組み付ける際に、別途の取付部材を設けることなく、冷媒冷却器(81)の平坦に形成された外面を電装品箱(51)に当接させて該冷媒冷却器(81)と電装品ユニット(50)とを組み付けることができる。従って、電装品ユニット(50)と冷媒冷却器(81)との組み付け作業の容易化を図ることができる。
また、本発明によれば、電装品箱(51)を、開口部(52)が形成された箱本体(53)と、該箱本体(53)の開口部(52)を閉塞する伝熱板(54)とによって構成し、該伝熱板(54)の外側面に冷媒冷却器(81)を接触させるようにして電装品ユニット(50)と冷媒冷却器(81)とを組み付けることとした。そのため、電装品箱(51)を閉塞した状態で電装品ユニット(50)と冷媒冷却器(81)とを組み付けることができると共に、電装品箱(51)を閉塞した状態で電装品ユニット(50)と冷媒冷却器(81)とを取り外すことができる。よって、電装品ユニット(50)と冷媒冷却器(81)とを組み付ける際又はメンテナンスのために電装品ユニット(50)と冷媒冷却器(81)とを取り外す際に、電装品箱(51)内に塵埃や水分が入ることを防止することができると共に、組み立て又は取り外しに用いられるドライバ等が電装品箱(51)内に収容された電装品や該電装品が実装された基板(71)等に当たって破損してしまうことを防止することができる。
さらに、本発明によれば、電装品箱(51)全体を熱伝導性材料によって形成するのではなく、発熱素子(72)と冷媒冷却器(81)との間に設けられる伝熱板(54)のみを熱伝導性材料によって形成することにより、電装品ユニット(50)を安価に製造することができる。
また、第2の発明によれば、位置決め手段(90)を設けたことにより、電装品ユニット(50)を、発熱素子(72)と冷媒冷却器(81)とが伝熱板(54)を挟んで対向する位置に容易に導くことができる。従って、電装品ユニット(50)と冷媒冷却器(81)との組み付け作業をより容易化することができる。
また、第3及び第4の発明によれば、容易に位置決め手段(90)を構成することができる。また、該位置決め手段(90)を用いることにより、発熱素子(72)が伝熱板(54)を挟んで冷媒冷却器(81)と対向する位置に電装品ユニット(50)を容易に配置することができる。
また、第5の発明によれば、凹溝(94)が断面T字状に形成されているため、ボルト(96)の先端部(96a)が係合するナット(97)を凹溝(94)に嵌め込むと、ナット(97)は該凹溝(94)から抜けなくなり、これによってボルト(96)も凹溝(94)から抜けなくなる。これにより、ボルト(96)の先端部(96a)及びナット(97)を凹溝(94)に嵌め込んだ状態で電装品ユニット(50)を冷媒冷却器(81)に対してスライド移動させる際や、ボルト(96)を締め付ける際に、ボルト(96)が落下してしまうのを防止することができる。
また、第6の発明によれば、冷媒冷却器(81)を電装品箱(51)の下面に取り付けることとしても、位置決め手段(90)を設けたことにより、該冷媒冷却器(81)と電装品ユニット(50)との組み付け作業を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、本発明に係る冷凍装置の一例として、空気調和装置について説明する。
《発明の実施形態1》
−全体構成−
図1に示すように、本発明の実施形態に係る空気調和装置(1)は、室外機(1A)と室内機(1B)とを有し、蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回路(10)を備えている。該冷媒回路(10)は、圧縮機(11)と室外熱交換器(12)とキャピラリーチューブ(13)と室内熱交換器(14)とが順に冷媒配管によって接続されることにより形成されている。また、冷媒回路(10)は四路切換弁(17)を備え、冷媒循環が可逆に構成されている。
圧縮機(11)の吐出側は、高圧ガス管(21)を介して四路切換弁(17)の第1ポート(a)に接続されている。また、四路切換弁(17)の第2ポート(b)には、室外ガス管(22)の一端が接続されている。室外ガス管(22)の他端には、室外熱交換器(12)のガス側端部が接続されている。
上記室外熱交換器(12)は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器によって構成されている。該室外熱交換器(12)には、室外ファン(12a)が近接して配置されている。室外熱交換器(12)の液側端部には、液管(23)の一端が接続されている。液管(23)には、膨張機構としてのキャピラリーチューブ(13)が設けられている。また、液管(23)のキャピラリーチューブ(13)よりも室外熱交換器(12)側には、後述する冷媒ジャケット(81)が設けられている。液管(23)の他端は、室内熱交換器(14)の液側端部に接続されている。
上記室内熱交換器(14)は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器によって構成されている。該室内熱交換器(14)には、室内ファン(14a)が近接して配置されている。室内熱交換器(14)のガス側端部には、ガス連絡管(24)の一端が接続されている。ガス連絡管(24)の他端は、四路切換弁(17)の第4ポート(d)に接続されている。
上記四路切換弁(17)は、第1〜第4ポート(a,b,c,d)を備え、第1ポート(a)と第2ポート(b)とを連通させると共に第3ポート(c)と第4ポート(d)とを連通させる第1の状態(図1の実線)と、第1ポート(a)と第4ポート(d)とを連通させると共に第2ポート(b)と第3ポート(c)とを連通させる第2の状態(図1の破線)とに切換可能に構成されている。
四路切換弁(17)の第3ポート(c)には、吸入管(25)の一端が接続されている。吸入管(25)の他端は、圧縮機(11)に接続されている。吸入管(25)の中途部には、冷媒中に含まれる液冷媒を除去してガス冷媒のみを圧縮機(11)に吸入させるためのアキュムレータ(15)が設けられている。
また、空気調和装置(1)は、上記冷媒回路(10)の構成部品を制御するための各種電装品が組み付けられた電装品ユニット(50)を備えている。以下に詳述するが、冷媒ジャケット(81)は、電装品ユニット(50)の各種電装品(72,73)を覆う電装品箱(51)に取り付けられている。
〈室外機の構成〉
図2、図3に示すように、上記室外機(1A)は、筺状のケーシング(31)を備えている。ケーシング(31)内には、上述の冷媒回路(10)の構成部品の一部である圧縮機(11)及び室外熱交換器(12)と、室外ファン(12a)と、複数の電装品(72,73)が組み付けられた電装品ユニット(50)とが収納されている。なお、図2及び図3での図示は省略するが、各種冷媒配管(21,22,23,24,25)、キャピラリーチューブ(13)、四路切換弁(17)及びアキュムレータ(15)もケーシング(31)内に設けられている(図1参照)。
図2に示すように、ケーシング(31)内には、室外熱交換器(12)及び室外ファン(12a)が配設された熱交換室(33)と、圧縮機(11)等が配設された機械室(34)とに仕切る仕切部材(32)が設けられている。仕切部材(32)は、ケーシング(31)の前後方向に延びる鉛直板によって形成され、ケーシング(31)の内部空間を水平方向に並ぶ熱交換室(33)と機械室(34)とに仕切っている。
上記室外熱交換器(12)は、平面視においてL字状に形成され、ケーシング(31)の熱交換室(33)側の側面及び背面に対向するように設けられている。該室外熱交換器(12)の前側には、上記室外ファン(12a)が設置されている。
上記圧縮機(11)は、機械室(34)の下部に設けられている。また、図示は省略しているが、キャピラリーチューブ(13)、四路切換弁(17)及びアキュムレータ(15)等も機械室(34)に設けられている。
上記電装品ユニット(50)は、上記仕切部材(32)の上方に設けられ、熱交換室(33)と機械室(34)とに跨るように配置されている。また、上記冷媒ジャケット(81)は、該電装品ユニット(50)の電装品箱(51)の下面の熱交換室(33)側に設けられている。
《冷媒ジャケット》
図2〜図4に示すように、上記冷媒ジャケット(81)は、例えば、アルミ等の金属によって厚みのある扁平な板状に形成され、内部に冷媒を流通させるための冷媒流路が形成されている。該冷媒流路は、冷媒配管の一部を挿通させることによって形成されるものであってもよく、管状の貫通孔に冷媒配管が接続されることによって形成されるものであってもよい。本実施形態では、冷媒ジャケット(81)に室外熱交換器(12)とキャピラリーチューブ(13)との間の液管(23)の一部が嵌め込まれることによって上記冷媒流路が形成されている。このような構成により、冷媒ジャケット(81)は、冷媒回路(10)を流れる冷媒を流通可能に構成されている。また、冷媒ジャケット(81)は、アルミ等の金属によって構成されることにより、内部を流通する冷媒の冷熱が外表面まで伝達されるように構成されている。
《電装品ユニット》
図3に示すように、電装品ユニット(50)は、複数の電装品(72,73)と、該電装品(72,73)が実装された基板(71)が収納された電装品箱(51)とを備えている。また、電装品箱(51)は、箱本体(53)と、伝熱板(54)とを備えている。
上記箱本体(53)は、底板に開口部(52)が形成された横長の筺状体に形成されている。一方、上記伝熱板(54)は、箱本体(53)の底板の開口部(52)を閉塞するように該箱本体(53)の下面に取り付けられている。このようにして、電装品箱(51)は、略密閉状態に形成されている。
なお、ここで言う「略密閉状態」には、電装品箱(51)に塵埃や水分が通過しない程度の通気孔が形成されている場合も含まれる。図3に示すように、本実施形態においても、電装品箱(51)の側壁には、電線等を挿通させるための挿通孔が形成され、該挿通孔には、内外から電線が接続される電線接続部材が設けられている。
また、上記伝熱板(54)は、熱伝導性に優れた熱伝導性材料によって形成されている。具体的には、該伝熱板(54)は、箱本体(53)よりも熱伝導率の高い素材によって形成されている。本実施形態では、箱本体(53)は樹脂製の箱体によって形成される一方、伝熱板(54)はアルミ製の板状体によって形成されている。そして、該伝熱板(54)と箱本体(53)との接合部は、水分の浸入を防ぐため、ゴムやプラスチック等によってシール処理がなされている。
電装品箱(51)内に収容された基板(71)には、例えばパワートランジスタやダイオード等のように電力制御や電力変換を行うための素子であって稼動時に高温に発熱するパワー素子(72)やその他の電装品(73)が実装されている。図4に示すように、発熱素子であるパワー素子(72)は、基板(71)の下面に実装される一方、その他の電装品(73)は、基板(71)の上面に実装されている。また、基板(71)は、パワー素子(72)の一部が箱本体(53)の開口部(52)内に位置し、パワー素子(72)の下面が伝熱板(54)の上面と接触するように箱本体(53)に取り付けられている。なお、パワー素子(72)は、熱伝導性グリスを介して伝熱板(54)の上面に取り付けられている。これにより、パワー素子(72)と伝熱板(54)との間における熱伝導が促進される。
上記電装品ユニット(50)は、基板(71)に実装されたパワー素子(72)と冷媒ジャケット(81)とが熱交換可能となるように配置されている。具体的には、電装品ユニット(50)は、電装品箱(51)の内部に収容されたパワー素子(72)と冷媒ジャケット(81)とが伝熱板(54)を挟んで対向するように配置されている。つまり、電装品ユニット(50)は、伝熱板(54)の下面が冷媒ジャケット(81)の上面と接触するように設けられている。なお、伝熱板(54)と冷媒ジャケット(81)とは、その接合面に熱伝導性グリスが塗布されてビス(55)によって固定されている。このように電装品ユニット(50)を配置することで、冷媒ジャケット(81)内を流れる冷媒の冷熱が、冷媒ジャケット(81)を介して伝熱板(54)に伝達され、発熱素子であるパワー素子(72)が冷却されることとなる。
−各種動作−
次に、上記空気調和装置(1)の各種動作を説明する。
〈運転動作〉
上記空気調和装置(1)は、四路切換弁(17)を切り換えることにより、冷房運転と暖房運転とを行う。
冷房運転では、四路切換弁(17)は第1の状態(図1の実線状態)となり、圧縮機(11)の吐出側と室外熱交換器(12)とが連通し、且つ圧縮機(11)の吸入側と室内熱交換器(14)とが連通する。そして、上記圧縮機(11)及び各ファン(12a,14a)が駆動される。その結果、冷媒は、図1の実線矢印に示す方向に循環し、室外熱交換器(12)が凝縮器、室内熱交換器(14)が蒸発器として機能する蒸気圧縮式冷凍サイクルが行われる。
一方、暖房運転では、四路切換弁(17)は第2の状態(図1の破線状態)となり、圧縮機(11)の吐出側と室内熱交換器(14)とが連通し、且つ圧縮機(11)の吸入側と室外熱交換器(12)とが連通する。そして、上記圧縮機(11)及び各ファン(12a,14a)が駆動される。その結果、冷媒は、図1の破線矢印に示す方向に循環し、室内熱交換器(14)が凝縮器、室外熱交換器(12)が蒸発器として機能する蒸気圧縮式冷凍サイクルが行われる。
〈パワー素子の冷却〉
冷媒ジャケット(81)内の冷媒流路には、冷房運転時には、室外熱交換器(12)で凝縮した冷媒が流れ、暖房運転時には、室内熱交換器(14)で凝縮した後、キャピラリーチューブ(13)を通過して減圧された冷媒が流れる。冷媒ジャケット(81)を流れる冷媒の温度は、運転条件や外気条件によって異なるが、冷房運転時には例えば50℃程度、暖房運転時には例えば5℃程度になっている。
一方、パワー素子(72)は作動時に発熱するため、上記冷媒ジャケット(81)内を流れる冷媒よりも高温となっている。そのため、パワー素子(72)は、伝熱板(54)及び冷媒ジャケット(81)を介して冷媒ジャケット(81)に形成された冷媒流路を流れる冷媒に放熱することによって冷却される。
〈冷媒ジャケットと電装品ユニットとの組付動作〉
冷媒ジャケット(81)は、圧縮機(11)、室外熱交換器(12)及び室外ファン(12a)に接続される冷媒配管と共に、電装品ユニット(50)よりも先にケーシング(31)内に配設されている。
この状態において、電装品ユニット(50)をケーシング(31)の正面側からケーシング(31)内に挿入する。このとき、電装品ユニット(50)の電装品箱(51)は、略密閉状態となるように閉塞された状態で、冷媒ジャケット(81)の上方において後方に向かって挿入される。
次に、電装品ユニット(50)を、電装品箱(51)内のパワー素子(72)が冷媒ジャケット(81)と対向する位置に位置合わせする。なお、上述のように、パワー素子(72)は、その下面が伝熱板(54)の上面と接触するように電装品箱(51)内に設けられている。そのため、伝熱板(54)の下面と冷媒ジャケット(81)の上面とが当接するように電装品ユニット(50)の位置を合わせることにより、パワー素子(72)は伝熱板(54)を挟んで冷媒ジャケット(81)と対向すると共に冷媒ジャケット(81)の冷媒流路を流通する冷媒と熱交換可能に配置されることとなる。
そして、パワー素子(72)が冷媒ジャケット(81)と対向する位置に電装品箱(51)を位置合わせした状態において、電装品箱(51)と冷媒ジャケット(81)とをビス(55)によって固定する。
−実施形態1の効果−
以上より、本空気調和装置(1)によれば、発熱素子であるパワー素子(72)の冷却手段として、従来のような冷媒回路(10)の冷媒配管(例えば、液管(23)の一部)ではなく、冷媒回路(10)に設けられて冷媒が流通すると共に平坦に形成された外面を有する冷媒ジャケット(81)を用いることとした。そのため、電装品ユニット(50)とパワー素子(72)の冷却手段(冷媒ジャケット(81))とを組み付ける際に、別途の取付部材を設けることなく、冷媒ジャケット(81)の平坦に形成された外面を電装品箱(51)に当接させて該冷媒ジャケット(81)と電装品ユニット(50)とを組み付けることができる。従って、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)との組み付け作業の容易化を図ることができる。
また、本空気調和装置(1)によれば、電装品箱(51)を、開口部(52)が形成された箱本体(53)と、該箱本体(53)の開口部(52)を閉塞する伝熱板(54)とによって構成し、該伝熱板(54)の外側面に冷媒ジャケット(81)を接触させるようにして電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)とを組み付けることとした。そのため、電装品箱(51)を閉塞した状態で電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)とを組み付けることができると共に、電装品箱(51)を閉塞した状態で電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)とを取り外すことができる。よって、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)とを組み付ける際又はメンテナンスのために電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)とを取り外す際に、電装品箱(51)内に塵埃や水分が入ることを防止することができると共に、組み立て又は取り外しに用いられるドライバ等が電装品箱(51)内に収容された電装品(72,73)や該電装品(72,73)が実装された基板(71)等に当たって破損してしまうことを防止することができる。
さらに、本空気調和装置(1)によれば、電装品箱(51)全体を熱伝導性材料によって形成するのではなく、パワー素子(72)と冷媒ジャケット(81)との間に設けられる伝熱板(54)のみを熱伝導性材料によって形成することにより、電装品ユニット(50)を安価に製造することができる。
《発明の実施形態2》
図5に示すように、実施形態2は、実施形態1の空気調和装置(1)において、電装品ユニット(50)のパワー素子(72)と冷媒ジャケット(81)とが伝熱板(54)を挟んで対向する位置に電装品ユニット(50)を位置決めする位置決め手段(90)を設けたものである。
具体的には、位置決め手段(90)は、冷媒ジャケット(81)の上部によって構成される係合部(91)と、伝熱板(54)の下面に上記冷媒ジャケット(81)の係合部(91)が嵌り込むように形成された凹部(92)とによって構成されている。伝熱板(54)の凹部(92)は、冷媒ジャケット(81)の係合部(91)が凹部(92)に嵌り込むと、冷媒ジャケット(81)が伝熱板(54)を挟んでパワー素子(72)と対向するように形成されている。
これにより、冷媒ジャケット(81)の配設後、電装品ユニット(50)をケーシング(31)内に設置する際に、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)との位置合わせを上記位置決め手段(90)を用いて容易に行うことができる。
具体的には、電装品ユニット(50)をケーシング(31)内に挿入し、伝熱板(54)の下面に形成された凹部(92)に、冷媒ジャケット(81)の係合部(91)が嵌り込むように電装品ユニット(50)の位置を調整する。そして、伝熱板(54)の下面の凹部(92)に冷媒ジャケット(81)の係合部(91)が嵌り込んだ位置において、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)とをビス(55)を用いて固定する。このようにして、電装品ユニット(50)は、位置決め手段(90)によって、パワー素子(72)が伝熱板(54)を挟んで冷媒ジャケット(81)と対向する位置に容易に設置される。
−実施形態2の効果−
実施形態2の空気調和装置(1)では、位置決め手段(90)を設けたことにより、電装品ユニット(50)を、パワー素子(72)が冷媒ジャケット(81)を流通する冷媒によって効率よく冷却される位置(パワー素子(72)と冷媒ジャケット(81)とが伝熱板(54)を挟んで対向する位置)に容易に導くことができる。従って、パワー素子(72)の冷却効率を向上させつつ、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)との組み付け作業のさらなる容易化を図ることができる。
また、本空気調和装置(1)では、上記位置決め手段(90)を、冷媒ジャケット(81)の係合部(91)と、パワー素子(72)が伝熱板(54)を挟んで冷媒ジャケット(81)と対向する位置において上記冷媒ジャケット(81)の係合部(91)が嵌り込むように伝熱板(54)の下面に形成された凹部(92)とによって構成している。これにより、容易に位置決め手段(90)を構成することができる。
なお、本空気調和装置(1)では、冷媒ジャケット(81)を電装品箱(51)の下面に取り付けることとしている。そのため、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)とを取り付ける際に、冷媒ジャケット(81)が電装品ユニット(50)によって隠されてしまって上方から視認できなくなり、作業が行い難くなる虞がある。しかしながら、本空気調和装置(1)には位置決め手段(90)が設けられているため、該位置決め手段(90)によって電装品ユニット(50)の位置合わせ作業を容易に行うことができる。
《発明の実施形態3》
図6に示すように、実施形態3は、実施形態2の空気調和装置(1)において、位置決め手段(90)の構成を変更したものである。
具体的には、位置決め手段(90)は、電装品ユニット(50)の伝熱板(54)の下部によって構成される係合部(91)と、冷媒ジャケット(81)の上面に上記伝熱板(54)の係合部(91)が嵌り込むように形成された凹部(92)とによって構成されている。冷媒ジャケット(81)の凹部(92)は、伝熱板(54)の係合部(91)が凹部(92)に嵌り込むと、冷媒ジャケット(81)が伝熱板(54)を挟んでパワー素子(72)と対向するように形成されている。
これにより、実施形態3においても、冷媒ジャケット(81)の配設後、電装品ユニット(50)をケーシング(31)内に設置する際に、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)との位置合わせを上記位置決め手段(90)を用いて容易に行うことができる。
具体的には、電装品ユニット(50)をケーシング(31)内に挿入し、冷媒ジャケット(81)の上面に形成された凹部(92)に、伝熱板(54)の係合部(91)が嵌り込むように電装品ユニット(50)の位置を調整する。そして、冷媒ジャケット(81)の凹部(92)に伝熱板(54)の係合部(91)が嵌り込んだ位置において、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)とをビス(55)を用いて固定する。このようにして、電装品ユニット(50)は、位置決め手段(90)によって、パワー素子(72)が伝熱板(54)を挟んで冷媒ジャケット(81)と対向する位置に容易に設置される。
《発明の実施形態4》
図7(a)、(b)に示すように、実施形態4は、実施形態2の空気調和装置(1)において、位置決め手段(90)の構成を変更したものである。
具体的には、位置決め手段(90)は、冷媒ジャケット(81)の上面から上方に向かって突出する突起によって構成される係合部(91)と、伝熱板(54)の下面に上記冷媒ジャケット(81)の係合部(91)が嵌り込むように形成された凹部(92)とによって構成されている。伝熱板(54)の凹部(92)は、冷媒ジャケット(81)の係合部(91)が凹部(92)に嵌り込むと、冷媒ジャケット(81)が伝熱板(54)を挟んでパワー素子(72)と対向するように形成されている。
これにより、実施形態4においても、実施形態2と同様にして、冷媒ジャケット(81)の配設後、電装品ユニット(50)をケーシング(31)内に設置する際に、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)との位置合わせを上記位置決め手段(90)を用いて容易に行うことができる。
《発明の実施形態5》
図8(a)、(b)に示すように、実施形態5は、実施形態2の空気調和装置(1)において、位置決め手段(90)の構成を変更したものである。
具体的には、図8(a)に示すように、位置決め手段(90)は、冷媒ジャケット(81)の上面から上方に向かって突出する突起によって構成される係合部(93)と、伝熱板(54)の下面に形成された凹溝(94)とによって構成されている。図8(a)、(b)に示すように、伝熱板(54)の凹溝(94)は、伝熱板(54)の後端から前方に向かって延び、上記冷媒ジャケット(81)の係合部(93)がスライド自在に嵌り込むように形成されている。具体的には、該凹溝(94)は後端(94r)が伝熱板(54)の背面において開口し、該後端(94r)から冷媒ジャケット(81)の係合部(93)が該凹溝(94)内部に嵌り込むように形成されている。また、該凹溝(94)は、冷媒ジャケット(81)が伝熱板(54)を挟んでパワー素子(72)と対向する位置において、係合部(93)が該凹溝(94)の前端(94f)を形成する壁面と当接するように形成されている。
これにより、実施形態5においても、冷媒ジャケット(81)の配設後、電装品ユニット(50)をケーシング(31)内に設置する際に、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)との位置合わせを上記位置決め手段(90)を用いて容易に行うことができる。
具体的には、電装品ユニット(50)をケーシング(31)内に挿入し、伝熱板(54)の下面に形成された凹溝(94)の後端(94r)において、冷媒ジャケット(81)の係合部(93)を嵌め込み、係合部(93)が凹溝(94)内において該凹溝(94)に対してスライドするように電装品ユニット(50)を後方へ移動させる。そして、凹溝(94)の前端(94f)を形成する壁面に係合部(93)が当接したところで電装品ユニット(50)を止め、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)とをビス(55)を用いて固定する。このようにして、電装品ユニット(50)は、位置決め手段(90)によって、パワー素子(72)が伝熱板(54)を挟んで冷媒ジャケット(81)と対向する位置に容易に設置される。
《発明の実施形態6》
図9に示すように、実施形態6は、実施形態5の空気調和装置(1)において、位置決め手段(90)の係合部(93)及び凹溝(94)の形状を変更したものである。
具体的には、係合部(93)は、冷媒ジャケット(81)の上部によって構成され、該冷媒ジャケット(81)の上部は、左右方向に幅広に形成された幅広上端部(93a)と、該幅広上端部(93a)の下方において該幅広上端部(93a)よりも幅狭に形成された幅狭胴部(93b)とによって構成され、断面T字状に形成されている。
一方、凹溝(94)は、上記係合部(93)の幅広上端部(93a)が嵌り込む幅広の溝本体(94a)及び冷媒ジャケット(81)との接合面に開口して上記係合部(93)の幅狭胴部(93b)が嵌り込む幅狭の入口溝部(94b)とによって構成され、断面T字状に形成されている。
これにより、実施形態6においても、実施形態5と同様にして、冷媒ジャケット(81)の配設後、電装品ユニット(50)をケーシング(31)内に設置する際に、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)との位置合わせを上記位置決め手段(90)を用いて容易に行うことができる。
また、実施形態6によれば、上記伝熱板(54)の凹溝(94)に上記冷媒ジャケット(81)の係合部(93)を嵌め込んで位置決めする際に、係合部(93)の幅広上端部(93a)が凹溝(94)に保持されるため、作業者の手が電装品ユニット(50)から離れても電装品ユニット(50)が冷媒ジャケット(81)から離れない。従って、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)との組み付け作業がより行い易くなる。また、電装品ユニット(50)の設置後、万一、ビス(55)が外れても、電装品ユニット(50)が冷媒ジャケット(81)から離脱してしまうのを防止することができる。
《発明の実施形態7》
図10に示すように、実施形態7は、実施形態6の空気調和装置(1)において、位置決め手段(90)の係合部(93)を伝熱板(54)側に設け、凹溝(94)を冷媒ジャケット(81)側に設けたものである。
具体的には、係合部(93)は、伝熱板(54)の下面から下方に突出するように形成された幅狭の基端部(93d)と、該基端部(93d)の下端部に形成された幅広の先端部(93c)とを有し、断面T字状に形成されている。
一方、凹溝(94)は、前端が冷媒ジャケット(81)の正面において開口し、該前端から伝熱板(54)の係合部(93)が挿入されてスライド自在に嵌め込まれるように長溝に形成されている。具体的には、凹溝(94)は、上記係合部(93)の幅広の先端部(93c)が嵌り込む幅広の溝本体(94a)及び伝熱板(54)との接合面に開口して上記係合部(93)の幅狭の基端部(93d)が嵌り込む幅狭の入口溝部(94b)とによって構成され、断面T字状に形成されている。また、該凹溝(94)は、冷媒ジャケット(81)が伝熱板(54)を挟んでパワー素子(72)と対向する位置において、係合部(93)が該凹溝(94)の後端を形成する壁面と当接するように形成されている。
これにより、実施形態7においても、実施形態6と同様にして、冷媒ジャケット(81)の配設後、電装品ユニット(50)をケーシング(31)内に設置する際に、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)との位置合わせを上記位置決め手段(90)を用いて容易に行うことができる。
《発明の実施形態8》
図11(a)、(b)に示すように、実施形態8は、実施形態5の空気調和装置(1)において、位置決め手段(90)の係合部(93)及び凹溝(94)の形状を変更したものである。
具体的には、係合部(93)は、冷媒ジャケット(81)を貫通して伝熱板(54)との接合面から上方に突出するように設けられたボルト(96)の先端部(96a)と、該ボルト(96)の先端部(96a)に取り付けられたナット(97)とによって構成されている。
一方、凹溝(94)は、上記係合部(93)のナット(97)が嵌り込む幅広の溝本体(94a)及び冷媒ジャケット(81)との接合面に開口して上記係合部(93)のボルト(96)の先端部(96a)が嵌り込む幅狭の入口溝部(94b)とによって構成され、断面T字状に形成されている。
これにより、実施形態8においても、実施形態5と同様にして、冷媒ジャケット(81)の配設後、電装品ユニット(50)をケーシング(31)内に設置する際に、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)との位置合わせを上記位置決め手段(90)を用いて容易に行うことができる。また、電装品ユニット(50)は、パワー素子(72)が伝熱板(54)を挟んで冷媒ジャケット(81)と対向する位置において、ボルト(96)及びナット(97)によって容易に冷媒ジャケット(81)に固定される。
このようにして、実施形態8においても、電装品ユニット(50)と冷媒ジャケット(81)との組み付け作業を容易化することができる。
また、実施形態8によれば、係合部(93)をボルト(96)の先端部(96a)と該先端部(96a)に取り付けられたナット(97)とによって構成する一方、凹溝(94)を、ナット(97)が嵌り込む幅広の溝本体(94a)とボルト(96)の先端部(96a)が嵌り込む幅狭の入口溝部(94b)とによって断面T字状に形成した。これにより、係合部(93)を凹溝(94)の後端(94r)から嵌め込むと、係合部(93)のナット(97)が凹溝(94)に保持されて下方に抜けなくなる。これに伴い、ボルト(96)も凹溝(94)から抜けなくなる。そのため、電装品ユニット(50)の位置決めの際やボルト(96)を締め付ける際に、作業者の手がボルト(96)から離れてしまっても、該ボルト(96)が下方に落下してしまうことを防止することができる。従って、電装品ユニット(50)の設置作業をより容易化することができる。また、本実施形態8のように、電装品ユニット(50)の下面に冷媒ジャケット(81)を取り付ける場合、ボルト(96)が落下する可能性が大きくなるため、このように構成することで該ボルト(96)の落下を防止することができるという効果はより大きくなる。
《その他の実施形態》
上記各実施形態は、以下のように構成してもよい。
上記各実施形態では、冷媒ジャケット(81)は、冷媒回路(10)の室外熱交換器(12)と室内熱交換器(14)との間の液管(23)のキャピラリーチューブ(13)よりも室外熱交換器(12)側に接続されていた。しかしながら、冷媒ジャケット(81)の接続位置は上述のものに限られず、液管(23)のキャピラリーチューブ(13)の室内熱交換器(14)側に設けられていてもよく、吸入管(25)に設けられていてもよい。
さらに、上記各実施形態では、冷媒回路(10)は四路切換弁(17)を備え、冷媒循環が可逆に構成されていたが、冷媒ジャケット(81)が設けられる冷媒回路(10)はこれに限定されず、例えば、冷媒循環が可逆に構成されていなくてもよく、室外熱交換器(12)や室内熱交換器(14)を複数台備えたものであってもよい。
また、上記各実施形態では、本発明に係る冷凍装置の一例として空気調和装置(1)について説明したが、本発明に係る冷凍装置はこれに限られない。例えば、冷蔵庫内や冷凍庫内を冷却する冷凍装置であってもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、発熱素子を含む各種電装品が電装品箱に収容された電装品ユニットと発熱素子を冷却する冷媒冷却器とを備えた冷凍装置に有用である。
図1は、本発明の実施形態1に係る空気調和装置の構成を示す配管系統図である。 図2は、実施形態1の空気調和装置の室外機を模式的に示す平面図である。 図3は、実施形態1の空気調和装置の室外機を模式的に示す正面断面図である。 図4は、図3の冷媒ジャケットと電装品ユニットとの取付部分の拡大図である。 図5は、実施形態2の冷媒ジャケットと電装品ユニットとの取付部分の拡大図である。 図6は、実施形態3の冷媒ジャケットと電装品ユニットとの取付部分の拡大図である。 図7(a)は、実施形態4の冷媒ジャケットと電装品ユニットとの取付部分の拡大図であり、図7(b)は、実施形態4の伝熱板と冷媒ジャケットとの接合面を下方から視た図である。 図8(a)は、実施形態5の冷媒ジャケットと電装品ユニットとの取付部分の拡大図であり、図8(b)は、実施形態5の伝熱板と冷媒ジャケットとの接合面を下方から視た図である。 図9は、実施形態6の冷媒ジャケットと電装品ユニットとの取付部分の拡大図である。 図10は、実施形態7の冷媒ジャケットと電装品ユニットとの取付部分の拡大図である。 図11は、実施形態8の冷媒ジャケットと電装品ユニットとの取付部分の拡大図である。
符号の説明
1 空気調和装置(冷凍装置)
10 冷媒回路
23 液管(冷媒配管)
50 電装品ユニット
51 電装品箱
52 開口部
53 箱本体
54 伝熱板
72 パワー素子(発熱素子)
73 電装品
81 冷媒ジャケット(冷媒冷却器)
90 位置決め手段
91 係合部
92 凹部
93 係合部
94 凹溝
94a 溝本体
94b 入口溝部
96 ボルト
96a 先端部
97 ナット

Claims (6)

  1. 冷凍サイクルを行う冷媒回路(10)と、該冷媒回路(10)の構成機器を制御する電装品及び該電装品を収容する電装品箱(51)を有する電装品ユニット(50)とを備えた冷凍装置であって、
    上記電装品箱(51)は、開口部(52)が形成された箱本体(53)と、熱伝導性材料によって形成され、該箱本体(53)に取り付けられて該開口部(52)を閉塞すると共に、内側面に上記電装品のうちの発熱素子(72)が接する伝熱板(54)とを有し、
    上記冷媒回路(10)の冷媒配管(23)に設けられて該冷媒回路(10)を流れる冷媒が流通する一方、平坦に形成された外面が上記伝熱板(54)の外側面に接する熱伝導性材料からなる冷媒冷却器(81)を備えている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  2. 請求項1において、
    上記電装品ユニット(50)の発熱素子(72)と上記冷媒冷却器(81)とが上記伝熱板(54)を挟んで対向する位置に該電装品ユニット(50)を位置決めする位置決め手段(90)が設けられている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  3. 請求項2において、
    上記位置決め手段(90)は、上記伝熱板(54)及び上記冷媒冷却器(81)の一方側に設けられた係合部(91)と、他方側に設けられ、上記冷媒冷却器(81)が上記伝熱板(54)を挟んで上記発熱素子(72)と対向する位置において上記係合部(91)が嵌り込む凹部(92)とを備えている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  4. 請求項2において、
    上記位置決め手段(90)は、上記伝熱板(54)及び上記冷媒冷却器(81)の一方側に設けられた係合部(93)と、他方側に設けられ、上記係合部(93)がスライド自在に嵌り込むと共に該係合部(93)を上記冷媒冷却器(81)が上記伝熱板(54)を挟んで上記発熱素子(72)と対向する位置まで案内する凹溝(94)とを備えている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  5. 請求項4において、
    上記係合部(93)は、上記冷媒冷却器(81)を貫通して上記伝熱板(54)との接合面から突出したボルト(96)の先端部(96a)と、該ボルト(96)の先端部(96a)に取り付けられたナット(97)とによって構成され、
    上記凹溝(94)は、上記伝熱板(54)に形成されて少なくとも一側面が開口する長溝に形成され、上記ナット(97)が嵌り込む幅広の溝本体(94a)及び上記冷媒冷却器(81)との接合面に開口して上記ボルト(96)の先端部(96a)が嵌り込む幅狭の入口溝部(94b)を有し、断面T字状に形成されている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  6. 請求項2乃至5のいずれか1つにおいて、
    上記冷媒冷却器(81)は、上記電装品箱(51)の下面に取り付けられている
    ことを特徴とする冷凍装置。
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