WO2006068147A1

WO2006068147A1 - 空気調和装置の室外機

Info

Publication number: WO2006068147A1
Application number: PCT/JP2005/023389
Authority: WO
Inventors: Yasumasa Yamamoto; Koichi Kodani
Original assignee: Toshiba Carrier Corporation; Advanced Air-Conditioning Research And Development Center Co., Ltd.
Priority date: 2004-12-22
Filing date: 2005-12-20
Publication date: 2006-06-29
Also published as: JPWO2006068147A1; EP1837609A4; EP1837609A1; CN101087979B; CN101087979A

Abstract

　空気調和装置の室外機は、室外機筐体内が仕切板によって区画され、圧縮機とこの圧縮機の上方に配置される電気部品箱が収納される機械室と、室外熱交換器と送風機が収納される熱交換室を備え、電気部品箱の下側面部にオプション基板が取り付けられる。

Description

明細書

空気調和装置の室外機

技術分野

[0001] 空気調和機の室外機に係り、特に、オプション基板の取付構造を改良した空気調和装置の室外機に関する。

背景技術

[0002] 従来、空気調和機の室外機の構造は、室外機筐体内に、仕切板を用いて、圧縮機などを配置した圧縮機室と、送風機、室外熱交換器を配置した送風機室とを区画形成すると共に、仕切板の上端部に圧縮機室と送風機室に跨って制御基板などの電気部品を収納した箱状の電気部品箱を設置した構造を採っている。

[0003] この種の空気調和機は現地据付後に多機能化が求められることがあり、作業者は、現地の空気調和機の室外機の電気部品箱に要求に応じた機能拡張用のオプション機器を取り付ける必要性が生じる。

[0004] このため、従来構造の室外機では、機能拡張用のオプション基板を電気部品箱の内部に組み込んで、これらの要望に応えて!/、た (特開 2003 - 294272号公 (報特許文献 1)参照)。しかし、この特許文献 1に記載の構造では、オプション基板の追加、交換作業を容易に行うことが難しぐまた、オプション基板を収納するためのスペースが必要であり、その分、電気部品箱が大型になっていた。

[0005] なお、室外機の小型化のために、オプション基板を室外機筐体の蓋体力も外方に突設した収納部に収納するものも知られている（特開平 6— 2890号公報 (特許文献 2)参照）が、この種の構造では、外観上、また防水性上の問題を考慮する必要があつた o

[0006] 発明の開示

本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、オプション基板の追加、交換作業が容易な空気調和機の室外機を提供することを目的とする。

[0007] 上述した目的を達成するため、本発明に係る空気調和装置の室外機は、

仕切板により内部を 2区画に区分された室外機筐体と、前記仕切板により区画された筐体の一方側に設けた機械室と、

前記仕切板により区画された筐体の他方側にもうけた熱交換室を備え、前記熱交換室には、室外熱交換器と送風機を収納し、前記機械室には、室外機筐体底板上に設けられた圧縮機とこの圧縮機の上方に配置される電気部品箱を収納し、前記電気部品箱の下側面部にオプション基板を取り付けたことを特徴とする。

[0008] また、前記オプション基板収納箱は板金折り曲げ加工された箱体に形成されており、オプション基板が載置される底面、後側面及び左右の側面と、この左右側面から延出する固定片で形成する事が望まし、。

[0009] さらに、前記オプション基板は、前記電気部品箱の底面部に面する側面が略開口した箱体に収納されることが望ま、。

[0010] 本発明に係る空気調和装置の室外機によれば、オプション基板の追加、交換作業が容易な空気調和機の室外機を提供することができる。

[0011] また、オプション基板収納箱は電気部品箱の外部の下側面部に設けられるので、オプション基板は室外制御基板やインバータ基板からの熱の影響を受け難く、ォプシヨン基板を内部に取り付ける場合に比べて設計が容易になる。また、オプション基板収納箱の防水性などあまり考慮しなくても良い。また、オプション収納箱の構造を簡素化できるのでコスト低減が可能となる。

[0012] また、オプション基板収納箱は電気部品箱の取付片に取り付けられて、るので、取付片によりオプション基板が前面力見えなくなり、不用意にオプション基板の設定が変えられることがない。

発明を実施するための最良の形態

[0013] 以下、本発明に係る空気調和装置の室外機の一実施形態について添付図面を参照して説明する。尚、以下の記載に於いて、上下、左右等、方向を示す表現は図示の状態、又は室外機の実際の据付状態に基づき述べられている。

[0014] 図 1乃至図 3に示すように、本実施形態の空気調和機の室外機 1は、室外機筐体 2 を備え、この室外機筐体 2は底板 3と、この底板 3から立設され吹出口 4aが設けられた前側板 4と、この前側板 4に連設されかつ、底板 3から立設され熱交の背面側端部 14aまでを覆う側板 5と、底板 3から設立され熱交換器 14の角部に対向して設けられる支柱 6と、前側板 4、側板 5および支柱 6によって区画される上部開口を覆うように載置された天板 7で構成されて、る。

[0015] また、側板 5、支柱 6、前側板 4に渡って熱交換器 14を保護するワイヤーガード（図示せず)が熱交に対向して設けられている。

[0016] また、図 2に示すように、前側板 4は分割されてサービスパネル 8が設けられ、このサ一ビスパネル 8を外すことにより、後述の機械室 12内部が露呈するようになっており、さらに、前側板 4の吹出口 4aにはファンガード 4bが取り付けられている。

[0017] 室外機筐体 2前面下隅部には据付現地で配管を後述する機械室 12内部へ引き込むための前側配管用パネル 9aが設けられ、同様に一側面下部には後側配管パネル

9bが設けられている。

[0018] 図 3に示すように、室外機筐体 2内は仕切板 10によって、熱交換室 11と機械室 12 に区画されている。

[0019] 熱交換室 12には底板 3上に載置されて送風機 13、熱交^^ 14が収容され、この熱交換器 14は、室外機 1の背面側と一側面側に面するように平面視で L字形状をなし、背面側端部 14aが側板 5に固定され、前面側端部 14bが前側板 4に固定される。

[0020] 送風機 13は下部が底板 3に固定され、上部の一端が天板 7の背面側に固定され、他端が前板 4に固定されたモータベース 15に取り付けられている。

[0021] また、機械室 12には底板 3上に載置されて圧縮機 16、アキュムレータ 17、現地での配管接続バルブ 18、電気部品箱 20、冷媒配管等が収容されている。電気部品箱 20は、仕切板 10の上部近傍の機械機室 13に設けられており、仕切板 10の上部近傍の熱交換室 11上部には電気部品箱 20を冷却した空気が流れるダクト 19が設けられている。また、室外機筐体 2の下隅部に設けられた後側配管パネル 9bには、機械室 12内部へ外気を取り入れるための通気孔 9cが設けられて、る。

[0022] 図 2及び図 3に示すように、現地配管接続バルブ 18及び電気部品箱 20はサービスパネル 8に対向して配置されており、このサービスパネル 8を外すことにより、容易に保守点検などの作業が行えるようになって、る。

[0023] 図 4〜図 6に示すように、電気部品箱 20は、電気部品冷却用の空気取入口 20a ( 図 3)及びダクト 19に連通する吹出口 20bが設けられた箱状をなし、前側面 20cの外表面には端子台 21、室外制御基板 22aが取り付けられ、さらに、電気部品箱 20の内部には、圧縮機駆動制御用基板 (インバータ） 22bが収納されている。

[0024] 送風機 13の働きにより、通気孔 9c (図 1)力も熱交換室 12内部に取り込まれた外気は、空気取入口 20aから電気部品箱 20に取り入れられ、吹出口 20b、ダクト 19を介して熱交換室 11に吹き出されるようになって、る。

[0025] また、電気部品箱 20の下側面 20dの外側 (反電気部品箱側）に機能拡張用のォプシヨン基板収納箱 23が取り付けられるように、電気部品箱 20の前側面 20cには下側面 20dよりも下方に延出した取付片 20eが設けられている。

[0026] 図 6に示されるようにオプション基板収納箱 23は板金折り曲げカ卩ェされた箱体であり、オプション基板 24が載置される底面 23a、後側面 23b及び左右の側面 23c、 23d と、この左右側面カも延出する固定片 23cl、 23dlで形成され、電気部品箱 20の下側面 20dおよび取付片 20eに面する部分は略開放されている。

[0027] オプション基板収納箱 23は、側面 23c、 23d〖こ設けられた固定片 23cl、 23dlを電気部品箱 20の取付片 20eにネジなどによって固定することにより、電気部品箱 20の下側面 20dの外側に取り付けられる。なお、オプション基板収納箱 23には、ォプション基板固定具 23e、配線導出部 23fが設けられて、る。

[0028] このように、オプション基板収納箱 23は電気部品箱 20の外部の下側面部に設けられるので、オプション基板 24は室外制御基板 22aやインバータ基板 22bからの熱の影響を受け難ぐオプション基板 24を内部に取り付ける場合に比べて設計が容易になる。また、オプション基板収納箱 23の防水性などあまり考慮しなくても良い。また、オプション収納箱 27の構造を簡素化できるのでコスト低減が可能となる。

[0029] また、オプション基板収納箱 23は電気部品箱の取付片 20eに取り付けられているので、取付片 20eによりオプション基板 24が前面から見えなくなり、不用意にォプション基板 24の設定が変えられることがな、。

[0030] 本空気調和装置の室外機 1に対してオプション基板 24の追加あるいは交換等を行う場合には、図 3に示すように、室外機筐体 2の前側に設けられたサービスパネル 8を外すと、電気部品箱 20が露出するので、電気部品箱 20の下側面 20dに取り付けられたオプション基板収納箱 23を容易に取り外すことができ、オプション基板収納箱 2 3のオプション基板 24の追加、交換などを容易に行うことができる。

[0031] 本実施形態の空気調和装置の室外機によれば、オプション基板の追加、交換作業の容易化と、電気部品箱の小形化による室外機の小型化と、この小型化によるコストの低減化及びオプション基板が電気部品から発生する熱の影響を受け難い空気調和機の室外機が実現される。

図面の簡単な説明

[0032] [図 1]本発明に係る空気調和装置の室外機の斜視図。

[図 2]本発明に係る空気調和装置の室外機のサービスパネルを除去して示す斜視図

[図 3]本発明に係る空気調和装置の室外機の筐体を除去して示す斜視図。

[図 4]本発明に係る空気調和装置の室外機に用いられる電気部品箱の側面図。

[図 5]図 4の V— V線に沿う断面図。

[図 6]本発明に係る空気調和装置の室外機に用いられるオプション基板収納箱の斜視図。

Claims

請求の範囲

[1] 仕切板により内部を 2区画に区分された室外機筐体と、

前記仕切板により区画された筐体の一方側に設けた機械室と、

前記仕切板により区画された筐体の他方側に設けた熱交換室を備え、前記熱交換室には、室外熱交換器と送風機を収納し、前記機械室には、室外機筐体底板上に設けられた圧縮機とこの圧縮機の上方に配置される電気部品箱を収納し、前記電気部品箱の下側面部にオプション基板を取り付けることを特徴とする空気調和装置の室外機。

[2] 前記オプション基板収納箱は板金折り曲げ加工された箱体に形成されており、ォプシヨン基板が載置される底面、後側面及び左右の側面と、この左右側面力延出する固定片で形成されていることを特徴とする請求項 1に記載の空気調和装置の室外機。

[3] 前記オプション基板は、前記電気部品箱の底面部に面する側面が略開口した箱体に収納されて、ることを特徴とする請求項 1に記載の空気調和装置の室外機。