JP5423322B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室外機に関する。
空気調和機の室外機は、インバータモータを駆動するパワーモジュールを実装するパワー基板や当該空気調和機を制御する制御回路が形成された制御基板等の電装基板を備える。当該電装基板には、前記パワーモジュールを構成するパワー素子や前記制御回路を構成する制御用マイコン等の発熱素子が電装部品として搭載されている。空気調和機の室外機に配設される前記電装基板は、吸込口や吹出口から当該室外機の内部に侵入する雨水等から保護するために、電装品箱内に収容される。
従来、これらの電装部品のうち前記パワー素子等の発熱量の大きい電装部品には、当該電装部品の放熱量を確保するために大型のヒートシンクが取り付けられ、当該電装部品は、前記吸込口と前記吹出口との間に形成された通風路内かつ前記電装品箱の外部に突設させた前記ヒートシンクが空冷されることで冷却されている。大型のヒートシンクを前記電装部品の冷却に用いる場合、当該ヒートシンクを形成する金属材料の使用量が増加するので、前記空気調和機のコストアップに繋がる。
上記の問題点を解消するため、ヒートシンクに換えて冷媒配管を前記電装部品と熱的に接続し、当該電装部品と当該冷媒配管を流れる冷媒との間で熱交換させることで、当該電装部品を冷やす技術(冷媒冷却)も、従来から用いられている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−101862号公報
前記冷媒冷却を採用する場合には、前記電装基板を冷却可能な位置に前記冷媒配管を配管し、かつ、前記電装品箱の内部において当該冷媒配管内の冷媒と熱交換可能な位置に前記電装基板を配設するという位置関係を構築することが重要である。しかし従来は、この位置関係を構築した状態で、前記室外機への着脱が容易となるように前記電装品箱を配置することが困難であった。そのため、前記室外機の組立やメンテナンス等の作業効率を損なっていた。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、前記冷媒冷却を採用する場合に、前記冷媒配管の配管と前記電装品箱内部への前記電装基板の取付とにおいて上記の適切な位置関係を保つことと、前記電装品箱を前記室外機に容易に着脱することとを両立可能とし、当該室外機の組立やメンテナンス等の作業の効率化を可能とする空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る空気調和機の室外機は、ケーシング(110)と、当該室外機(11)内部へのアクセスを可能にする第1開口部(111a)を有するサービス面(111)と、当該室外機(11)内で少なくともその一部が前記サービス面(111)に対して延設される冷媒配管(21)と、前記第1開口部(111a)から前記サービス面(111)の奥行き方向に当該室外機(11)内部へ挿入される形態を有したケーシング部(210)を有し、当該ケーシング部(210)の一側部が前記冷媒配管(21)の前記一部に対向する側面部(210c1)とされる電装品箱(200)と、前記側面部(210c1)の内側壁面(F11)であって、前記冷媒配管(21)の前記一部に当該側面部(210c1)を介して対向する位置に設けられ、パワー基板(35)が取付けられるパワー基板取付部(212)と、を備える。
請求項1に係る発明によれば、前記冷媒冷却の採用時に、前記パワー素子を冷却するための前記冷媒配管の前記一部が、前記側面部に対向されて配管されるので、当該冷媒配管の配管と前記電装品箱内部への前記パワー基板の取付とにおいて適切な位置関係を保ちつつ、当該電装品箱の着脱時に、当該電装品箱と前記冷媒配管との干渉を防止することができる。したがって、当該電装品箱を容易に着脱することが可能となり、当該室外機の組立やメンテナンス等の作業の効率化が可能となる。
求項1に係る空気調和機の室外機において、前記パワー基板取付部(212)は、前記パワー基板(35(250))を奥行き方向にスライドさせて案内するガイド部材(212b1)を前記内側壁面(F11)に有する。
求項に係る空気調和機の室外機において、前記内側壁面(F11)の前記サービス面(111)側の端部に当該サービス面(111)側の当該端部の縁部に沿って延びて設けられ、前記パワー基板(35(250))に設けられた凹部(251a)と合致することで前記パワー基板(35(250))の奥行き方向への動きを規制し、その上端部が前記ガイド部材(21b1)をなす規制部材(212b)が設けられている。
請求項に係る発明によれば、前記パワー基板取付部は、前記パワー基板をスライドさせて取付可能とされているので、当該パワー基板の取付および取り外しを容易にすることができる。したがって、当該パワー基板の組み付け性およびメンテナンス性を向上させることができる。
本発明の請求項に係る空気調和機の室外機は、請求項1に係る空気調和機の室外機において前記サービス面(111a)と対向する前記ケーシング部(210)の他の一側部に、第2開口部(211)を有する。
請求項に係る発明によれば、前記サービス面と対向する前記ケーシング部の他の一側部に、前記第2開口部を有するので、前記室外機内の構成部材に邪魔されることなく当該第2開口部から前記電装品箱内部へとアクセスすることが可能となる。したがって、前記電装品箱内部に収容される前記パワー基板等の部材の組み付けおよび交換等の作業性を向上させることができる。
本発明の請求項に係る空気調和機の室外機は、請求項1又は2に係る空気調和機の室外機において、前記ケーシング部(210)の一部をなす背面部(210c3および210c4)は、一端が前記側面部(210c1)の奥行き側で当該側面部(210c1)と結合され、他端が前記サービス面(111)側に近づく方向へと延設されることにより、前記背面部(210c3および210c4)は、前記室外機(11)が備えるファン(31)の駆動によって前記室外機ケーシング(210)に開口された吸込口(113)から吹出口(112)へと空気が流れる通風流路(L)において前記電装品箱(200)による通風抵抗の発生を抑制するように配置されている。
請求項に係る発明によれば、前記電装品箱による通風抵抗の発生を抑制することが可能となる。
本発明によれば、前記冷媒配管の配管と前記電装品箱内部への前記電装基板の取付とにおいて適切な位置関係を保ちつつ、前記電装品箱の着脱時に当該電装品箱と前記冷媒配管との干渉を防止することができる。したがって、当該電装品箱を容易に着脱することが可能となり、当該室外機の組立やメンテナンス等の作業の効率化が可能となる。
本発明の一実施形態に係る室外機を備える空気調和機の配管系統を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る空気調和機の室外機の外観を示す斜視図である。 図2に示す室外機から電装品箱を取り外した状態を示す斜視図である。 図2に示す室外機のIV−IV断面図であり、当該室外機の平面断面図となる図である。 図2に示す室外機が備える電装品箱の外観を示す斜視図である。 図5に示す電装品箱をVI方向から見た左側面図である。 図5に示す電装品箱における電装基板の配設状態を示す斜視図である。 図5に示す電装品箱におけるパワー基板の配設状態を示す斜視図である。
<空気調和機の全体構造>
以下、本発明の一実施形態に係る空気調和機の室外機11について、図1〜図8に基づき詳細に説明する。なお、以下の説明において、図2〜図8におけるX−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向と称し、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方と称する。さらに、+Y方向へ視線を向ける場合を正面視、−Y方向へ視線を向ける場合を背面視、+X方向へ視線を向ける場合を左側面視、−X方向へ視線を向ける場合を右側面視と称し、それぞれに対応する室外機11の垂直面を、正面、背面、左側面、右側面、と称する。
図1は、室外機11を備える空気調和機10の配管系統を示す図である。空気調和機10は、冷房運転と暖房運転とが可能なヒートポンプ式の空気調和機である。空気調和機10は、室外に設置される室外機11と、室内に設置される室内機12とを備えている。
室外機11と室内機12とは、第1接続配管13および第2接続配管14を介して接続されている。空気調和機10には、これら接続配管13、14を含む配管が閉回路状に接続された冷媒回路18が設けられている。冷媒回路18には、主として、室内熱交換器20、圧縮機23、油分離器24、室外熱交換器25、膨張機構である膨張弁26、アキュムレータ27、四方切換弁28が設けられている。冷媒回路18では、冷媒が循環することにより、蒸気圧縮式の冷凍サイクルが行われる。
室内熱交換器20は、冷媒を室内空気と熱交換させるための熱交換器であり、室内機12に設けられている。室内熱交換器20として、例えばクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器等を採用することできる。室内熱交換器20の近傍には、室内空気を室内熱交換器20へ送風するための室内ファン(図示省略)が設けられている。
圧縮機23、油分離器24、室外熱交換器25、膨張弁26、アキュムレータ27、四方切換弁28は、室外機11に設けられている。これらは、何れもケーシング110(図2〜図4参照)内に収容されている。
圧縮機23は、吸入ポート、圧縮機構および吐出ポートを有し、吸入ポートから吸入した冷媒を圧縮機構で圧縮して、吐出ポートから吐出する。圧縮機23としては、例えば、スクロール圧縮機等の種々の圧縮機を採用することができる。
油分離器24は、圧縮機23から吐出された潤滑油と冷媒とからなる混合流体中から潤滑油を分離するためのものである。分離された冷媒は四方切換弁28へ送られ、潤滑油は圧縮機23に戻される。
室外熱交換器25は、冷媒を室外空気と熱交換させるためのものであり、例えばクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器等を採用できる。室外熱交換器25の近傍には、室外空気を室外熱交換器25へ送風するための例えばプロペラファンである室外ファン31が設けられている。
膨張弁26は、冷媒回路18において室外熱交換器25と室内熱交換器20との間に配設され、流入した冷媒を膨張させて、所定の圧力に減圧させる。膨張弁26として、例えば開度可変の電子膨張弁を採用することができる。
アキュムレータ27は、流入した冷媒を気液分離するものであり、冷媒回路18において圧縮機23の吸入ポートと四方切換弁28との間に配設されている。アキュムレータ27で分離されたガス冷媒は、圧縮機23に吸入される。
四方切換弁28には、第1〜第4の4つのポートが設けられている。四方切換弁28は、第1ポートと第3ポートとを連通すると同時に第2ポートと第4ポートとを連通する第1状態(図1において実線で示す状態)と、第1ポートと第4ポートとを連通すると同時に第2ポートと第3ポートとを連通する第2状態(図1において破線で示す状態)とに切換可能となっている。第1ポートは、油分離器24を介して圧縮機23の吐出ポートに接続され、また第2ポートは、アキュムレータ27を介して圧縮機23の吸入ポートに接続され、また第3ポートは、室外熱交換器25に接続され、また第4ポートは、第1接続配管13を介して室内熱交換器20に接続されている。空気調和機10が冷房運転を行うときには、四方切換弁28は第1状態に切り換えられ、暖房運転を行うときには、四方切換弁28は第2状態に切り換えられる。
室外機11内の液側配管21には凝縮後の液冷媒が流れる。すなわち、液側配管21には、冷房運転時には、室外熱交換器25で凝縮した冷媒が流れ、暖房運転時には、室内熱交換器20で凝縮し、膨張弁26で減圧された冷媒が流れる。液側配管21には、パワー基板35上に実装されたパワーモジュールを構成する各パワー素子を冷却するための冷媒ジャケット37が接合され、冷媒ジャケット37には、伝熱板351(図6参照)を介してパワー基板35が接合されている(図2参照)。図例では、冷媒ジャケット37が接合される液側配管は、冷媒回路18における室外熱交換器25と膨張弁26との間の液側配管21となっているが、冷媒ジャケット37が接合される冷媒配管は、これに限られない。ただし、冷却能力を考慮すれば、冷媒ジャケット37は、液側配管21に接合されるのが好ましい。
<室外機>
図2〜図4に基づいて、室外機11の機械的構成および形状的特徴を説明する。図2は、室外機11の外観を示す斜視図である。図3は、図2に示す室外機11から電装品箱200を取り外した状態を示す斜視図である。図4は、図2のIV―IV断面図であり、室外機11の平面断面図である。
室外機11の室外機11は、全体として略直方体形状の外観を呈するケーシング110内に、前述の圧縮機23、油分離器24、室外熱交換器25、およびアキュムレータ27等を備えるとともに、パワー基板35(図8参照)を内部に収容する電装品箱200が配設されている。
ケーシング110は、底板110aと、この底板110aの周縁部に立設され、略直方体を呈するケーシング110の3つの垂直面をなす側板110bと、略直方体を呈するケーシング110の残りの1つの垂直面をなすサービス面111と、側板110bの上端部間に架設される天板110cと、を有する。
サービス面111は、室外機11のケーシング110正面側の4つ縁部で構成される面である。室外機11のメンテナンス等の作業時に作業者は、サービス面111側から室外機11内部へアクセスする。サービス面111には、その上部略5分の1を残して開口された第1開口部111aが設けられている。第1開口部111aには、第1開口部111aを覆う図略のパネルが着脱自在に取付けられる。当該パネルを取り外すことで、第1開口部111aから室外機11内部へのアクセスが可能となる。
底板110aは、圧縮機23や室外熱交換器25等の重量物が設置される基台として機能する。3枚の側板110bの各々には、室外ファン31の駆動により室外空気が吸い込まれる吸込口113が、ほぼ全面に開口されている。室外熱交換器25は、吸込口113から吸込まれた室外空気(吸込空気)と室外熱交換器25の内部を流れる冷媒との間で熱交換を効率よく行わせるために、3枚の側板110bに対向して配設されている。天板110cには、室外熱交換器25で熱交換後の前記吸込空気である調和空気が室外ファン31の駆動により吹き出される吹出口112が開口されている。
吸込口113から吹出口112へと至る空間は通風流路Lとして機能する。図4に矢印で示すように、通風流路Lにおいて、吸込口113から吸込まれた吸込空気が室外熱交換器25の内部を流れる冷媒との間で熱交換後に調和空気として吹出口112から吹き出される空気流れが室外ファン31の駆動によって作り出される。
第1開口部111aの上下方向略中央には、左右方向に延びる板金部材であって、第1開口部111aの左右に位置する側板110bの前方に結合される支持フレーム114が設けられている。支持フレーム114は、その右方部分が後方に曲げ加工された屈曲部とされている。さらに第1開口部111aの上端には、左右方向に直線状に延びる板金部材であって、第1開口部111aの左右に位置する側板110bの前方に結合される支持フレーム115が設けられている。
液側配管21は、ケーシング110内で少なくともその一部がサービス面111に対して延設されて配管される。すなわち液側配管21の前記一部は、サービス面111に対して直交する方向(サービス面111に対する奥行き方向)に延びて配管される。液側配管21の奥行き方向に延びる当該一部は、ケーシング110内に収納された電装品箱200の側板210c1(図5および図6参照)と対向する位置に配管される。
電装品箱200は、インバータモータを駆動する複数のパワー素子がモジュール化されたパワーモジュールが実装されたパワー基板35、室外ファン31を回転させるファンモータを駆動するパワー素子が実装されたファンモータ用パワー基板310、および、その他電装品を実装するプリント基板320、330等の電装基板を、ケーシング部210内に収容し(図7および図8参照)、吸込口113や吹出口112から室外機11の内部に侵入する雨水等から当該電装品を保護する。
電装品箱200は、その左側面を構成する側板210c1(図5参照)が奥行き方向に延びる液側配管21の前記の一部と対向する位置で、その底面を形成する底板210a(図5参照)が支持フレーム114の前記屈曲部に載置されて配設される。そのため、電装品箱200は、底板210aを、支持フレーム114によって支持しつつ、前後方向(第1開口部111aと直交する方向)にスライドさせることで、液側配管21と干渉することなく第1開口部111aから挿脱可能とされている。
<電装品箱>
図5〜図8に基づいて、電装品箱200の構造と、パワー基板35やファンモータ用パワー基板310、320、330等の電装基板の電装品箱200内における配設状態とを説明する。図5は、電装品箱200の外観を示す斜視図である。図6は、図5のVI方向から見た電装品箱200の左側面図である。図7は、電装品箱200における前記各電装基板の配設状態を示す斜視図である。図8は、電装品箱200におけるパワー基板35の配設状態を示す斜視図である。
図5に示すように電装品箱200の外形を規定するケーシング部210は、底板210aと、正面側を除いた底板210aの周縁部に上方に向けて垂設される側板210c1〜210c4と、これら側板の上端部間に架設される天板210bと、その周縁がケーシング部210正面側の4つ縁部(底板210a、天板210b、側板210c1および側板210c2の各前縁部)で構成され、サービス面111と対向する第2開口部211と、を有する。
底板210aは、平面視で左右方向に長い長方形の右方かつ後方に位置する一角が切り欠かれてなる略五角形を呈する。天板210bは、底板210aと略合同の平面形状を有し、平面視において底板210aと重なる位置に位置する。
側板210c1は、底板210aの左方に位置する辺部から上方に向けて垂設される。側板210c1は、パワー基板35を取付けるパワー基板取付部212(パワー基板取付部)を、その内側壁面F11に有する(図8)。
側板210c2は、底板210aの右方に位置する辺部から上方に向けて垂設される。底板210aが上記の形状を呈するので、側板210c2の前後方向への長さは、側板210c1の前後方向への長さよりも短い。
側板210c3と側板210c4とは、ケーシング部210の背面を形成する。側板210c4は、底板210aの後方に位置する辺部から上方に向けて垂設される。すなわち側板210c4は、その一端が側板210c1の背面側の辺部と結合され、その他端が側板210c3の背面側の辺部と結合される。側板210c3は、前記の切りかかれた部分に相当する底板210aの辺部から上方に向けて垂設される。すなわち側板210c3は、その一端が側板210c4の右端と結合され、その他端が正面側に近づく方向へと延設されて側板210c2の背面側の辺部と結合される。
第2開口部211は、電装品箱200内部に収容された後述のパワー基板35の交換等のメンテナンス作業時に、作業者が電装品箱200内部へアクセスするための開口部である。本実施形態では、第2開口部211にパネル203(図2参照)が着脱可能に装着される。パネル203を取り外すことで、第2開口部211から電装品箱200内部へのアクセスが可能となる。なお室外機11は、第1開口部111aを覆う図略のパネルを備えるので、パネル203を設けない構成とすることも可能である。
電装品箱200は、サービス面111と対向するケーシング部210の正面部に第2開口部211を有するので、室外機11内に配管された冷媒配管等の構成部材に邪魔されることなく、第2開口部211から電装品箱200内部へとアクセスすることができる。したがって、電装品箱200内部に収容されるパワー基板35等の部材の組み付けおよび交換等の作業性を向上させることができる。
さらに、電装品箱200のケーシング部210を上記形状に形成することで、通風流路Lを避けた位置にケーシング部210の背面部となる側板210c3と側板210c4とが配置されるので、電装品箱200による通風抵抗の発生を抑制することが可能となる。(図4参照)。
ケーシング部210には、それぞれL字状に曲げ加工された板金部材である、上部係合部材201と側部係合部材202とが結合されている。上部係合部材201は、その左右方向の長さが天板210bの前方の辺部の長さと略同一なるように形成され、上記L字の外側となる一方の面が天板210bの前方に結合されている。電装品箱200の配設時に、上記L字の外側となる他方の面が支持フレーム115と結合されることで、上部係合部材201は、電装品箱200と支持フレーム115とを係合する。
側部係合部材202は、その上下方向の長さが側板210c3の前方の辺部の長さと略4分の1となるように形成され、上記L字の外側となる一方の面が、側板210c3の前方における中央やや下方よりに結合されている。電装品箱200の配設時に、上記L字の外側となる他方の面が室外機11の左側面に位置する側板110bと結合されることで、側部係合部材202は、電装品箱200と側板110bとを係合する。
後方にスライドさせて電装品箱200を室外機11内に配設する場合に、電装品箱200の後方への移動は、上部係合部材201と側部係合部材202とによって規制されるので、電装品箱200は、パネル203を備えるその正面が第1開口部111aと略面一に配設されることになる。
図7に示すように、電装品箱200は、パワー基板取付部212に取付けられるパワー基板35を除く電装基板であるファンモータ用パワー基板310およびプリント基板320、330を、前後方向に積層して収容する。すなわち、ファンモータ用パワー基板310は、側板210c4の内壁面側に配設され、プリント基板320は、側板210c4の前方に底板210aから垂設される第1支持部材220の正面側に配設され、プリント基板330は、第1支持部材220の前方に底板210aから垂設される第2支持部材230の正面側に配設される。
ファンモータ用パワー基板310に実装されたパワー素子は、前記パワーモジュールよりは発熱量が少ないものの発熱素子であるので、小型のヒートシンク311を取り付けてファンモータ用パワー基板310の背面に実装されている。ヒートシンク311は、側板210c4の一部を開口して電装品箱200外に突設され、吹出口112へと向かう調和空気によってヒートシンク311が空冷されることで、ファンモータ用パワー基板310に実装された前記パワー素子が冷却される。
第1支持部材220は、左右方向の幅が側板210c4の略半分とされ、上下方向の高さが側板210c4とほぼ等しくされた板金部材であり、その正面側の下端が、底板210aの略中央に突設された固定金具213と結合される。第2支持部材220は、電装品箱200の正面面積の略3分の2を占める板金部材であり、その正面側の下端が、底板210aの前方やや左方に突設された固定金具214と結合され、その背面側の略中央部が、第1支持部材220正面側略中央から前方に突設された固定金具221と結合される。
上記のように、ファンモータ用パワー基板310およびプリント基板320、330を配設することで、ファンモータ用パワー基板310およびプリント基板320、330は、所定の間隔で離隔される。したがって、これら基板間の絶縁距離を確保することができる。
図8に示すように、パワー基板35は、板状を呈するパワー基板支持部材250上に配設される。パワー基板支持部材250を、側板210c1の内側壁面F11に設けられたパワー基板取付部212に取付けることで、パワー基板35は、側板210c1の内側壁面F11側に、側板210c1を介して液側配管21に対向する位置に設けられることになる。なお、前記パワーモジュールは、パワー基板35の裏面(図8において見えている面の裏側となる面)に実装される。そしてパワー基板35の裏面側で、伝熱板351が前記パワーモジュールと面接合される(図6参照)。伝熱板351には、冷媒ジャケット37を介して液側配管21が接合されているので、前記パワーモジュールと液側配管21を流れる冷媒との間で熱交換がされ、発熱量の大きい電装部品である当該パワーモジュールが冷却される(図2参照)。
パワー基板取付部212は、開口部212aと、固定金具212b(規制部材)と、を有して構成される。開口部212aは、伝熱板351を電装品箱200外に露出させるために、側板210c1の略中央に上下方向に長い長方形に開口される。固定金具212bは、側板210c1の内壁面前方から突設され、側板210c1と略同一の高さを有して上下方向に延び、パワー基板支持部材250の係合部251が有する凹部251aと合致する。
固定金具212bの上端部212b1は、パワー基板35が取付けられたパワー基板支持部材250の上端を上端部212b1に沿わせることで、パワー基板支持部材250を、奥行き方向にスライドさせて案内するガイド部材として機能する。
パワー基板支持部材250は、電装品箱200への配設状態において、開口部212aと対向する位置が図略の開口部とされている。当該開口部をパワー基板支持部材250に設け、開口部212aを側板210c1に設けることによって、伝熱板351を冷媒ジャケット37に面接合することが可能となる。
パワー基板支持部材250の前方側縁部は、曲げ加工により、側板210c1の内側壁面F11と対向する側が開口する凹部251aを有する係合部251とされている。係合部251は、パワー基板支持部材250のパワー基板35取付面となる側(凹部251aが開口する側とは反対側)に突出する。
パワー基板35が取付けられたパワー基板支持部材250の上端を固定金具212bの上端部212b1に沿わせることで、パワー基板支持部材250を奥行き方向にスライドさせて電装品箱200(内側壁面F11)に配設するに際に、凹部251aは固定金具212bと合致する。すなわち固定金具212bは、パワー基板支持部材250の奥行き方向への動きを規制する規制部材として機能する。
上記実施形態によれば、冷媒冷却の採用時に、前記パワーモジュールを冷却するための液側配管21の前記一部が、側板210c1に対向されて配管されるので、液側配管21の配管と電装品箱200内部へのパワー基板35の取付とにおいて適切な位置関係を保ちつつ、電装品箱200の着脱時に、電装品箱200と液側配管21との干渉を防止することができる。したがって、電装品箱200を容易に着脱することが可能となり、室外機11の組立やメンテナンス等の作業の効率化が可能となる。
また、上記実施形態によればパワー基板取付部212は、パワー基板35が取付けられたパワー基板支持部材250をスライドさせて取付可能とされているので、パワー基板35の取付および取り外しを容易にすることができる。したがって、パワー基板35の組み付け性およびメンテナンス性を向上させることができる。
以上、本発明の一実施形態に係る電装品箱200および室外機11について説明したが、これらはあくまでも例示であり、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。
例えば、上記実施形態では、略直方体を呈する室外機11のケーシング110の垂直面のうち1つの垂直面をサービス面111とし、残りの3つの垂直面を側板110bで構成し、当該側板110bに対向させてケーシング110のほぼ全高に相当する高さを有する室外熱交換器25を設けている。この構造に換えて、略直方体を呈するケーシングの垂直面のうち1つの垂直面をサービス面とすることは同じであるものの、ケーシングの内部空間を上下に仕切る仕切板を設け、当該仕切板によって仕切られた下部空間を圧縮機や電装品箱等を収容する機械室とし、上部空間を室外熱交換器および室外ファンを収容する熱交換室とする構造を有する室外機においても、本発明を適用することができる。
この場合、前記電装品箱は、前記熱交換室ではなく前記機械室に位置するので、当該電装品箱の背面側を切り欠かれた形状とする必要はない。なぜならば、前記電装品箱は、前記熱交換室ではなく前記機械室に位置するので、当該電装品箱が通風流路に位置することはなく、当該電装品箱による通風抵抗は生じないからである。
11 室外機
21 液側配管(冷媒配管)
31 室外ファン
110 ケーシング
111 サービス面
111a 第1開口部
112 吹出口
113 吸込口
L 通風流路
200 電装品箱
210 ケーシング部
210c1 側板(側面部)
210c3 側板(背面部)
210c4 側板(背面部)
F11 内側壁面
211 第2開口部
212 パワー基板取付部
212b 固定金具(規制部材)
212b1 上端部(ガイド部材)
35 パワー基板
250 パワー基板支持部材
251a 凹部

Claims (3)

  1. ケーシング(110)と、
    当該室外機(11)内部へのアクセスを可能にする第1開口部(111a)を有するサービス面(111)と、
    当該室外機(11)内で少なくともその一部が前記サービス面(111)に対して延設される冷媒配管(21)と、
    前記第1開口部(111a)から前記サービス面(111)の奥行き方向に当該室外機(11)内部へ挿入される形態を有したケーシング部(210)を有し、当該ケーシング部(210)の一側部が前記冷媒配管(21)の前記一部に対向する側面部(210c1)とされる電装品箱(200)と、
    前記側面部(210c1)の内側壁面(F11)であって、前記冷媒配管(21)の前記一部に当該側面部(210c1)を介して対向する位置に設けられ、パワー基板(35)が取付けられるパワー基板取付部(212)と、を備え
    前記パワー基板取付部(212)は、前記パワー基板(35(250))を奥行き方向にスライドさせて案内するガイド部材(212b1)を前記内側壁面(F11)に有し、
    前記内側壁面(F11)の前記サービス面(111)側の端部に当該サービス面(111)側の当該端部の縁部に沿って延びて設けられ、前記パワー基板(35(250))に設けられた凹部(251a)と合致することで前記パワー基板(35(250))の奥行き方向への動きを規制し、その上端部が前記ガイド部材(212b1)をなす規制部材(212b)が設けられている空気調和機(10)の室外機(11)。
  2. 前記サービス面(111a)と対向する前記ケーシング部(210)の他の一側部に、第2開口部(211)を有する請求項1に記載の空気調和機(10)の室外機(11)。
  3. 前記ケーシング部(210)の一部をなす背面部(210c3および210c4)は、一端が前記側面部(210c1)の奥行き側で当該側面部(210c1)と結合され、他端が前記サービス面(111)側に近づく方向へと延設されることにより、前記背面部(210c3および210c4)は、前記室外機(11)が備えるファン(31)の駆動によって前記室外機ケーシング(210)に開口された吸込口(113)から吹出口(112)へと空気が流れる通風流路(L)において前記電装品箱(200)による通風抵抗の発生を抑制するように配置されている請求項1又は2に記載の空気調和機(10)の室外機(11)。
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