JP3963147B2 - 冷凍装置の室外ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍装置の室外ユニット、特に、側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプの冷凍装置の室外ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
冷凍装置の1つである空気調和装置における室外ユニットとして、側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプのものがある。このような室外ユニットは、ビル等の空気調和に使用されるものであり、ビルの屋上等に設置されるとともに、複数の室内ユニットに連絡配管を介して接続されている。このような室外ユニットは、略直方体形状のケーシングと、その内部に配置された圧縮機、熱交換器及び送風ファン等の機器とを備えている。ケーシングの側面には空気吸入口が設けられており、ケーシングの上部には上方に向く空気吹出口が設けられている。具体的には、空気吸入口は、ケーシングの前面を除いた2つの側面及び後面に設けられている。熱交換器は、空気吸入口から吸入された空気と熱交換するための機器であり、各空気吸入口に対向するようにケーシング内に配置されている。送風ファンは、熱交換器において熱交換された空気を空気吹出口から吹き出すためのプロペラファンであり、ケーシングの上部において、空気吹出口に対応するように設けられている。さらに、ケーシング内には、インバータや制御基板等の電気部品が収納された電装品箱が、前面に対向するように設けられている。より具体的には、電装品箱は、略直方体形状の箱であり、ケーシングを前面側から見た場合において、送風ファンの下側に設けられている。また、電装品箱は、ケーシングを天面側から見た場合において、両側面側に向かって細長い形状を有しており、後面側への張り出しが小さくなっている。
【0003】
このような電装品箱を備えた室外ユニットでは、送風ファンを駆動して空気を空気吸入口から吸入し、熱交換器において空気と冷媒とを熱交換させた後、空気吹出口から空気を吹き出す。この際、送風ファンの駆動により空気吸入口から吸入されて空気吹出口から吹き出される空気は、ケーシング内部を下から上に向かって流れる(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−128678号公報(第3−4頁、第1−2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の室外ユニットは、できるだけ多くの室内ユニットの空調能力に対応できるように、大容量化が求められている。しかし、単純に、室外ユニットの大容量化させようとすると、熱交換器や送風ファンを大きくする必要があるため、室外ユニットのサイズが大きくなる。これでは、ユニット運送時の積載効率が低下する場合やビルの屋上等への運搬が困難になる場合が生じてしまう。このため、室外ユニットの大容量化とともに、コンパクト化が必要となる。特に、室外ユニットを天面から見た場合の寸法は、ユニット運送時の積載やビルの屋上等への運搬に対して影響が大きいため、室外ユニットを天面から見た場合の寸法を小さくすることが必要である。
【0006】
しかし、室外ユニットを天面から見た場合の寸法に制約を設けると、室外ユニットの大容量化に伴う送風ファンの大型化によって、送風ファンが送風仕事を行う部分への電装品箱の張り出しが大きくなるため、ケーシング内部を下から上に向かう空気の流れを妨げて、通風抵抗を増加させてしまう。これにより、送風ファンの送風性能の低下や騒音の増加が生じるおそれがある。
【0007】
一方、電装品箱は、各種電気部品を全て収納しなければならないため、所定の体積を確保しておかなければならない。
【0008】
本発明の課題は、側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプの冷凍装置の室外ユニットにおいて、電装品箱の体積を確保しながら室外ユニットをコンパクト化しても、通風抵抗が増加するのを抑えることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の冷凍装置の室外ユニットは、側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプの冷凍装置の室外ユニットであって、平面視が略長方形状のケーシングと、軸流ファンと、電装品箱とを備えている。軸流ファンは、ケーシングの上部に設けられ、ケーシングの側面のうち空気の吸入口が形成された部分から吸入した空気をケーシングの天面から吹き出す。電装品箱は、ケーシング内において、ケーシングの側面のうち吸入口が形成されていない部分に対向するように配置されており、軸流ファンの下側に設けられた第1箱部と、第1箱部の下側において第1箱部よりも平面視における面積が大きくなるように第1箱部に対してケーシングの側面のうち吸入口が形成されていない部分の反対側に膨出する第2箱部とを有している。そして、電装品箱は、第2箱部と第1箱部との上下方向間で、かつ、軸流ファンのファンモータの下側に設けられ、第2箱部の上端から第1箱部の下端に向かうにつれて平面視における面積が小さくなる傾斜部をさらに有している。
【0010】
この室外ユニットでは、ケーシングの上部に設けられた軸流ファンを駆動すると、空気がケーシングの側面からケーシング内に吸入され、熱交換された後、ケーシングの天面から吹き出される。ここで、電装品箱は、軸流ファンの下側を第1箱部にしているため、軸流ファン近傍の通風抵抗に対する影響が大きい位置における空気の流路が確保されており、通風抵抗の増加が抑えられている。さらに、電装品箱は、第1箱部の下側、すなわち、軸流ファンから遠い位置に第2箱部にしているため、各種電気部品を収納するのに必要な体積が確保されている。
【0011】
このように、この室外ユニットでは、電装品箱の体積を確保しつつ、軸流ファンに近い位置における空気の流路を広くすることで空気の流れを妨げないようにして、室外ユニット内の空気の通風抵抗の増加を抑えることができる。
【0012】
しかも、この室外ユニットでは、電装品箱がケーシングの側面のうち吸入口が形成されていない部分に対向するように配置されるとともに、第2箱部がケーシングの側面のうち吸入口が形成されていない部分の反対側に膨出するように設けられているため、ケーシングの一側面側から電装品箱に容易にアクセス可能である。これにより、室外ユニットの組立性や現地施工時の作業性を向上できる。
【0013】
さらに、この室外ユニットでは、電装品箱が第2箱部と第1箱部との間に傾斜部をさらに有しているため、ケーシングの側面から吸入された空気をスムーズにケーシングの天面に向けて流すことができる。これにより、室外ユニット内の空気の通風抵抗の増加を抑えることができる。
【0014】
請求項2に記載の冷凍装置の室外ユニットは、請求項1において、電装品箱は、平面視において、ケーシングの側面のうち吸入口が形成されていない部分の中央から偏倚して配置されている。
【0015】
この室外ユニットでは、電装品箱がケーシングの側面のうち吸入口が形成されていない部分の中央から偏倚して配置されているため、軸流ファン近傍の通風抵抗に対する影響が大きい位置における空気の流路が確保され易くなり、通風抵抗の増加がさらに抑えられる。
【0016】
請求項3に記載の冷凍装置の室外ユニットは、請求項1又は2において、電装品箱は、平面視において、軸流ファンが送風仕事を行う部分に重なるように配置されている。
【0017】
この室外ユニットでは、電装品箱がケーシングの平面視において、軸流ファンが送風仕事を行う部分に重なるように配置されている。このように、電装品箱が軸流ファンの送風仕事を行う部分に重なっていても、電装品箱が第1箱部と第2箱部とから構成されているため、軸流ファン近傍の重なり部分の面積を極力小さくできる。特に、通風抵抗に対する影響の大きい軸流ファンの外周近傍の部分における重なり部分を小さくすることができるため、より効果的に、室外ユニット内の空気の通風抵抗の増加を抑えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
(1)室外ユニットの構成
図1に本発明の一実施形態にかかる冷凍装置の1つである空気調和装置の室外ユニット1を示す。室外ユニット1は、マルチタイプの空気調和装置を構成しており、ビルの屋上等に設置されるとともに、複数の室外ユニットに連絡配管を介して接続されている。
【0020】
室外ユニット1は、側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプであり、ケーシング12と、ケーシング12の内部に収納された室外側冷媒回路13と、ケーシング12の上部に設けられた軸流ファン14と、ケーシング12の内部に収納された電装品箱15とを備えている。
【0021】
ケーシング12は、略直方体形状であり、主に、4つの角部にそれぞれ配置された支柱21と、天板22と、前板23と、後板24と、1対の側板25と、底板26とから構成されている。
【0022】
支柱21は、ケーシング12の各角部の上端から下端まで延びる柱状の部材であり、天板22、前板23、後板24、1対の側板25及び底板26を固定・支持している。
【0023】
天板22は、中央に設けられた開口からなる空気吹出口22a(天面)を有しており、開口の上部を覆うようにファングリル22bが設けられている。そして、ケーシング12内に吸入された空気は、空気吹出口22aから上方に向かって吹き出されるようになっている。
【0024】
前板23は、本実施形態において、天板22の下側に配置される上部前板23aと、上部前板23aの下側に配置される中部前板23bと、中部前板23bの下側に配置される下部前板23cとから構成されている。このように、前板23は、上中下3分割の構造になっている。
【0025】
後板24は、ケーシング12内に空気を吸入するための空気吸入口24aを有している。本実施形態において、空気吸入口24aは、詳細は図示しないが、ほぼ全面に設けられた開口からなる。1対の側板25は、ケーシング12内に空気を吸入するための空気吸入口25aを有している。本実施形態において、空気吸入口25aは、前板23近傍を除く面に設けられた開口からなる。これらの空気吸入口24a、25aによって、ケーシング12内に空気が吸入されるようになっている。
【0026】
底板26は、室外側冷媒回路13を構成する機器及び配管類を支持・固定している。また、底板26は、据付面との間にスペースができるように、4つの支柱21に支持されている。
【0027】
室外側冷媒回路13は、圧縮機13a、熱交換器13b等及びこれらの機器を接続する配管類から構成されている。圧縮機13aや熱交換器13b等の主要な機器は、底板26に固定されている。すなわち、室外側冷媒回路13を構成する機器及び配管類は、主として、ケーシング12の下部に配置されている。熱交換器13bは、略U字形状であり、3つの空気吸入口24a、25aに対向するように配置されている。熱交換器13bは、空気吸入口24a、25aから吸入された空気と冷媒とを熱交換させることが可能である。
【0028】
軸流ファン14は、プロペラファンであり、ケーシング12の上部において、空気吹出口22aに対応するように配置されている。軸流ファン14は、複数のプロペラ翼14aと、プロペラ翼14aの内周部を固定するハブ14bと、ハブ14bを回転駆動するファンモータ14cとを有している。ファンモータ14cは、図示しない支持フレームを介して、ケーシング12に固定されている。より具体的には、軸流ファン14は、上部前板23aの上下方向位置に対応する位置に配置されている。これにより、軸流ファン14は、空気吸入口24a、25aを通じて、室外空気をケーシング12の側面からケーシング12の内部に吸入して、熱交換器13bを通過させた後、ケーシング12の上部に導いて空気吹出口22aから吹き出すことが可能である。
【0029】
電装品箱15は、インバータや制御基板等の電気部品が収納された箱体であり、前板23に対向するように配置されている。より具体的には、電装品箱15は、室外側冷媒回路13を構成する多くの機器及び配管類が配置されたケーシング12の下部を避けて、中部前板23bに対向するように配置されている。すなわち、電装品箱15は、軸流ファン14の下側であって、下部前板23cよりも上側に配置されている。
【0030】
この電装品箱15について、図2及び図3を用いて詳細に説明する。ここで、図2は、室外ユニット1を図1のA方向から見た図であって、天板22のファングリル22bを除いて示した図である。図3は、室外ユニット1を図1のB方向から見た図であって、圧縮機13a等を除いたケーシング12の内部断面を示した図である。
【0031】
電装品箱15は、図2に示されるように、軸流ファン14に下側に設けられた第1箱部15aと、第1箱部15aの下側に設けられ第1箱部15aの平面視における面積Saよりも大きい面積Sbを有する第2箱部15bとを有している。より具体的には、第1箱部15aは、平面視における寸法が幅Wa及び長さLaを有する部分である。第2箱部15bは、平面視における寸法が幅Wb及び長さLbを有する部分である。ここで、幅Wbは、幅Waと同じ長さである。長さLbは、長さLaよりも長くなっており、第2箱部15bが第1箱部15aに比べて後板24側に膨出している。
【0032】
また、電装品箱15は、平面視において、軸流ファン14の送風仕事を行う部分に重なるように配置されている。ここで、軸流ファン14の送風仕事を行う部分とは、軸流ファン14の運転時にプロペラ翼14aが通過する部分をいい、軸流ファン14の回転中心Oからプロペラ翼14aの外周端までの半径Rの円領域からハブ14bの半径rの円領域を除いた環状の領域Tをいう。
【0033】
さらに、電装品箱15は、前板23の中央(具体的には、図2の中央線O−P)から偏倚して配置されている。本実施形態では、前板23の中央線O−Pの右方向に偏倚し、ケーシング12の角部近くに配置されている。
【0034】
電装品箱15は、図3に示されるように、側面視において、第2箱部15bと第1箱部15aとの上下方向間に設けられ、第2箱部15bの上端から第1箱部15aの下端に向かうにつれて、平面視における面積が小さくなる傾斜部15cをさらに有している。このため、電装品箱15は、後板24側の部分に、ケーシング12の側面の空気吸入口24a、25aから吸入された空気がケーシング12の空気吹出口22aに向かう流線Cに沿う形状を有しているともいえる。
【0035】
このように、電装品箱15では、従来品のような前板23のほぼ全面に対応する幅を有する横長の電装品箱に比べて、やや後板24側への張り出しが大きくなるが、第1箱部15aの下側に第2箱部15bを形成することによって、各種電気部品を収納するのに必要な体積が確保されている。
【0036】
(2)室外ユニットの動作
次に、室外ユニット1の動作について、図3を用いて説明する。
【0037】
室外ユニット1の運転中は、軸流ファン14が駆動されることにより、空気吸入口24a、25aを介して、ケーシング12の側面から内部に空気が吸入される。ケーシング12内に吸入された空気は、空気吸入口24a、25aに対向して設けられた熱交換器13bを通過して熱交換される。熱交換された空気は、上方に向かって流れ、軸流ファン14のプロペラ翼14aによって上方に掻き出されて、空気吹出口22aから吹き出す。このため、ケーシング12内に吸入された空気は、熱交換器13bを通過した後、ケーシング内部に向かうとともに、上方の空気吹出口22aに向かうような流線を描いて流れている。例えば、電装品箱15の後板24側の部分近くには、流線Cのような空気の流れが生じている。
【0038】
ここで、電装品箱15は、軸流ファン14近傍に形成された第1箱部15aを有しているため、軸流ファン14近傍の通風抵抗に対する影響が大きい位置における空気の流路が確保されており、通風抵抗の増加が抑えられている。さらに、第2箱部15bと第1箱部15aとの上下方向間には、傾斜部15cが形成されており、ケーシング12の側面の空気吸入口24a、25aから吸入された空気がケーシング12の空気吹出口22aに向かう流線Cに沿う面を構成している。これにより、流線Cに沿って流れる空気を上方に向けてスムーズに流すことが可能である。
【0039】
(3)室外ユニットの特徴
本実施形態の室外ユニット1には、以下のような特徴がある。
【0040】
(A)室外ユニット1では、軸流ファン14を駆動すると、空気が空気吸入口24a、25aからケーシング12内に吸入され、熱交換された後、空気吹出口22aから吹き出される。ここで、電装品箱15は、軸流ファン14の下側を第1箱部15aにしているため、軸流ファン14近傍の通風抵抗に対する影響が大きい位置における空気の流路が確保されており、通風抵抗の増加が抑えられている。さらに、電装品箱15は、第1箱部15aの下側、すなわち、軸流ファン14から遠い位置に第2箱部15bにしているため、各種電気部品を収納するのに必要な体積が確保されている。
【0041】
このように、本実施形態の室外ユニット1では、電装品箱15の体積を確保しつつ、軸流ファン14に近い位置における空気の流路を広くすることで空気の流れを妨げないようにして、室外ユニット内の空気の通風抵抗の増加を抑えることができる。これにより、軸流ファン14のファンモータ14cの小容量化や機内騒音の低下にも寄与できる。
【0042】
(B)室外ユニット1では、電装品箱15が第2箱部15bと第1箱部15aとの間に傾斜部15cを有している。このため、電装品箱15には、ケーシング12の前板23に対向するように配置されるとともに、後板24側の部分に流線C(空気吸入口24a、25aから吸入した空気が空気吹出口22aに向かう流線)に沿う形状が形成されている。これにより、ケーシング12の空気吸入口24a、25aから吸入されて流線Cに沿って空気吹出口22aに向かう空気をスムーズに流すことができる。これにより、室外ユニット1内の空気の通風抵抗の増加を抑えることができる。
【0043】
(C)室外ユニット1では、電装品箱15がケーシング12の前板23の中央線O−Pから偏倚して配置されているため、軸流ファン14近傍の通風抵抗に対する影響が大きい位置における空気の流路が確保され易くなり、通風抵抗の増加がさらに抑えられる。
【0044】
(D)室外ユニット1では、電装品箱15がケーシング12の平面視において、軸流ファン14が送風仕事を行う部分に重なるように配置されている。このように、電装品箱15が軸流ファン14の送風仕事を行う部分(領域T)に重なっているにもかかわらず、電装品箱15が第1箱部15aと第2箱部15bとから構成されているため、軸流ファン14近傍の重なり部分(面積Saと領域Tとが重なる部分)の面積が小さくなっている。特に、電装品箱15は、従来品のような前板23のほぼ全面に対応する幅を有する横長の電装品箱に比べて横幅が小さいため、通風抵抗に対する影響の大きい軸流ファン14の外周近傍の部分における重なり部分を小さくすることが可能になっている。これにより、室外ユニット1内の空気の通風抵抗の増加を効果的に抑えることができる。
【0045】
(E)室外ユニット1では、電装品箱15がケーシング12の前板23に対向するように配置されるとともに、第2箱部15bがケーシング12の後板24側に膨出するように設けられているため、ケーシング12の前板23側から電装品箱15に容易にアクセス可能である。これにより、室外ユニット1の組立性や現地施工時の作業性を向上できる。
【0046】
(4)変形例
電装品箱15を図4に示すような形状を有する電装品箱115に変更した室外ユニット101にしてもよい。具体的には、電装品箱115には、第1箱部115aと第2箱部115bとの上下方向間に、傾斜部15cの代わりに、第1箱部115aの長さLaよりも小さい長さLcを有する凹部115cが形成されている。
【0047】
このような電装品箱115を採用しても、概ね空気の流線Cに沿った形状は維持されるため、室外ユニット1と同様、室外ユニット101内の空気の通風抵抗の増加を抑えることができる。
【0048】
(5)他の実施形態
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0049】
(A)軸流ファンの台数やケーシングの形状は、前記実施形態に限定されず、複数の軸流ファンが配置された室外ユニット等にも適用可能である。
【0050】
(B)電装品箱の後板24側の部分の形状は、前記実施形態に限定されず、空気の流線に沿った形状を有していればよい。
【0051】
【発明の効果】
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0052】
請求項1にかかる発明では、室外ユニットの電装品箱が軸流ファンの下側に設けられた第1箱部と、第1箱部の下側に設けられ第1箱部よりも平面視における面積が大きい第2箱部とを有しているため、電装品箱の体積を確保しつつ、軸流ファンに近い位置における空気の流路を広くすることで空気の流れを妨げないようにして、室外ユニット内の空気の通風抵抗の増加を抑えることができる。しかも、この発明では、電装品箱がケーシングの側面のうち吸入口が形成されていない部分に対向するように配置されるとともに、第2箱部がケーシングの側面のうち吸入口が形成されていない部分の反対側に膨出するように設けられているため、ケーシングの一側面側から電装品箱に容易にアクセス可能である。さらに、この発明では、電装品箱が第2箱部と第1箱部との間に傾斜部をさらに有しているため、ケーシングの側面から吸入された空気をスムーズにケーシングの天面に向けて流すことができる。
【0053】
請求項2にかかる発明では、電装品箱がケーシングの側面のうち吸入口が形成されていない部分の中央から偏倚して配置されているため、軸流ファン近傍の通風抵抗に対する影響が大きい位置における空気の流路が確保され易くなり、通風抵抗の増加がさらに抑えられる。
【0054】
請求項3にかかる発明では、室外ユニットのケーシングの平面視において、電装品箱が軸流ファンが送風仕事を行う部分に重なるように配置されていても、電装品箱が第1箱部と第2箱部とから構成されているため、特に、通風抵抗に対する影響の大きい軸流ファンの外周近傍の部分における重なり部分を小さくすることができて、室外ユニット内の空気の通風抵抗の増加を効果的に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の空気調和装置の室外ユニットの概略斜視図。
【図2】 図1をA方向から見た図であって、天板のファングリルを除いて示した図。
【図3】 図1をB方向から見た図であって、ケーシングの内部断面を示した図。
【図4】 室外ユニットの変形例であって、図3に相当する図。
【符号の説明】
1、101 室外ユニット
12 ケーシング
14 軸流ファン
15、115 電装品箱
15a、115a 第1箱部
15b、115b 第2箱部
15c 傾斜部
22a 空気吹出口(ケーシングの天面)
23 前板(ケーシングの一側面)
24a、25a 空気吸入口(ケーシングの側面)

Claims (3)

  1. 側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプの冷凍装置の室外ユニット(1)であって、
    平面視が略長方形状のケーシング(12)と、
    前記ケーシング(12)の上部に設けられ、前記ケーシングの側面のうち空気の吸入口(24a、25a)が形成された部分(24、25)から吸入した空気を前記ケーシングの天面(22a)から吹き出す軸流ファン(14)と、
    前記ケーシング(12)内において、前記ケーシングの側面のうち前記吸入口が形成されていない部分(23)に対向するように配置されており、前記軸流ファン(14)の下側に設けられた第1箱部(15a)と、前記第1箱部の下側において前記第1箱部(15a)よりも平面視における面積が大きくなるように前記第1箱部に対して前記ケーシングの側面のうち前記吸入口が形成されていない部分の反対側に膨出する第2箱部(15b)とを有する電装品箱(15)とを備え、
    前記電装品箱は、前記第2箱部と前記第1箱部との上下方向間で、かつ、前記軸流ファンのファンモータ(14c)の下側に設けられ、前記第2箱部の上端から前記第1箱部の下端に向かうにつれて平面視における面積が小さくなる傾斜部(15c)をさらに有している、
    冷凍装置の室外ユニット(1)。
  2. 前記電装品箱(15)は、平面視において、前記ケーシングの側面のうち前記吸入口が形成されていない部分(23)の中央から偏倚して配置されている、請求項1に記載の冷凍装置の室外ユニット(1)。
  3. 前記電装品箱(15)は、平面視において、前記軸流ファン(14)が送風仕事を行う部分に重なるように配置されている、請求項1又は2に記載の冷凍装置の室外ユニット(1)。
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