JP4886617B2 - 冷却装置 - Google Patents

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本発明は、電気部品を収容した配電盤と凝縮器を冷却する凝縮器ファンとを備え、冷凍サイクルによって被冷却流体を冷却する冷却装置に関するものである。
圧縮空気除湿装置、冷蔵庫、エアコンディショナなどには、冷凍サイクルによる冷却装置が多く用いられている。冷凍サイクルでは、圧縮・凝縮・膨張・蒸発の工程で冷媒を循環させている。被冷却流動体としての空気などは、冷却された冷媒と熱交換されて冷却される。
冷凍サイクルで構成された冷却装置としての圧縮空気除湿装置が、例えば特許文献1に示されている。この装置では、インバータ式の圧縮機(コンプレッサ)、インバータ式の凝縮器ファンを備えた凝縮器(コンデンサ)、電子膨張弁、熱交換器内の蒸発器を通って冷媒が圧縮機に循環する。蒸発器では、冷却された冷媒と圧縮空気とが熱交換器内で熱交換することによって圧縮空気が冷却され、圧縮空気内の水分が結露して結露水として除去される。これにより、圧縮空気が除湿される。
この装置では、熱交換器内の圧縮空気の温度を検知する圧縮空気温度センサ、および圧縮機の吐出する冷媒の温度を検知する冷媒吐出温度センサが設けられて各温度センサの検知した温度に基づいて制御部がインバータを制御して圧縮機の圧送量を制御する。また、凝縮器を通過した冷媒の温度を検知する冷媒凝縮温度センサと周囲温度を検知する周囲温度センサとが設けられて各温度センサの出力に基づいて制御部がインバータを制御して凝縮器ファンの冷却能力を制御する。
一般的に、このような圧縮機用のインバータ、凝縮器ファン用のインバータ、およびその他のセンサや電磁弁などの電源、或いはそれら電源を制御する制御部などの電気部品は、冷凍サイクルの作動による温度の影響を避けるためや、製造組立の効率化、保守管理の効率化のために、配電盤内にまとめて配置されている。
ところが、通電した電気部品は発熱を伴う。このため、配電盤内の温度の上昇による電気部品の劣化を防止するために、配電盤内の放熱が必要である。配電盤に吸気口/排気口を形成して内部にファンを取り付け、強制的に低温の外気を吸気し、内部の温度上昇した空気を外部へ排気して配電盤内の熱を放熱することが行われている。このようなファンを備えた配電盤が、例えば特許文献2に示されている。
特開2005−246336号公報 特開2002−112412号公報
従来の冷却装置には、配電盤の放熱専用にファンが装備されている。このため、このファンの部品費用が必要であってその分だけ装置の価格が増加しているとともにファンの消費電力の分だけ装置の消費電力が増加している。したがって、このファンが無いほうが望ましいという課題がある。
本発明はこの課題を解決するためになされたもので、配電盤の放熱専用にファンを装備することなく配電盤内の熱が確実に放熱される冷却装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するためになされた、特許請求の範囲の請求項1に記載された冷却装置は、箱体の中に電気部品を収容した配電盤と、正面側から背面側の一方向に流れる空気で冷媒を冷却可能な凝縮器と、該凝縮器の該背面側に配置されて該一方向に送風して該凝縮器を冷却する凝縮器ファンと、これらを含む装置全体を一体的に収容する装置筐体とを備え、冷凍サイクルによって冷媒を循環させて熱交換器内で被冷却流体を冷却する冷却装置であって、該配電盤の壁面に、外気を取り入れる吸気口と該配電盤内の空気を排気する排気口とを形成し、該凝縮器ファンの羽の少なくとも一部を囲うと共に該凝縮器の側面を壁状に囲って該凝縮器を通風路として形成するファンフードを、該装置筐体の内部に設け、該凝縮器ファンと該凝縮器との間の該ファンフード壁面に配電盤用吸引口を形成し、該排気口と該配電盤用吸引口との間に空気経路を形成する排気ダクトが配設され、該排気ダクトが、硬質の材質によって形成されると共に両端部の外形が中央部の外形よりも小さく形成され、該排気口および該配電盤用吸引口は、各々該排気ダクトの両端部の外形よりも大きく、かつ中央部の外形よりも小さく形成されて、該排気ダクトの両端部を該排気口および該配電盤吸引口に差し込んで、該配電盤と該ファンフードとで挟み込むことで該排気ダクトが取り付けられていることを特徴とする。
請求項2に記載された冷却装置は、請求項1に記載されたものであって、該吸気口の面積が該排気口の面積よりも大きく形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載された冷却装置は、請求項1に記載されたものであって、該吸気口は該配電盤の底部に設けられ、該排気口は該吸気口よりも上部に設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載された冷却装置は、請求項1に記載されたものであって、該電気部品の中で最も発熱する電気部品が該排気口の近くに配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載された冷却装置は、請求項1に記載されたものであって、外気の温度を検知する周囲温度センサを備え、該凝縮器ファンはインバータ式のファンで構成されて、制御部が少なくとも該周囲温度センサの検知信号に基づいてインバータ信号を制御して該凝縮器ファンの回転数を制御することを特徴とする。
請求項6に記載された冷却装置は、請求項1に記載されたものであって、該排気口と該配電盤用吸引口との対が複数形成され、これらの対に対応するように配設された複数の該排気ダクトを備えていることを特徴とする。
気ダクトは丸型の導管であってもよいし、角型の導管であってもよい。
請求項1記載の冷却装置によれば、配電盤の排気口から凝縮器ファンまでの空気経路を形成する排気ダクトを設け、凝縮器を冷却するために作動している凝縮器ファンを利用することで配電盤の吸気口から外気が強制的に吸気されて排気口から排気される。これにより、配電盤の放熱専用にファンを装備することなく配電盤内を強制的に外気が流れることで確実に放熱できて電気部品を確実に冷却することができる。したがって、配電盤内のファンの部品費用を削減できるとともに、このファンの消費電力を削減できて低消費電力化することができる。
請求項2記載の冷却装置によれば、吸気口の面積を排気口の面積よりも大きく形成したことにより、抵抗無くスムーズに外気を吸気することができるため、配電盤内の熱を一層確実に放熱することができる。
請求項3記載の冷却装置によれば、配電盤の底部に吸気口が設けられ、吸気口よりも上部に排気口が設けられているため、電気部品の熱を奪って軽くなり上方へ移動する空気の流れと凝縮器ファンの回転による強制的な外気の流れとが一致してスムーズに空気が流れることにより、配電盤内の熱を一層確実に放熱することができる。
請求項4記載の冷却装置によれば、電気部品の中で最も発熱する電気部品を排気口の近くに配置したため、この電気部品によって暖められた配電盤内で最も温度の高い空気が即座に排気口から排気される。したがって、この温度の高い空気によって他の電気部品が暖められることを防止することができる。
請求項5記載の冷却装置によれば、凝縮器ファンはインバータ式のファンで構成されて、制御部が外気の温度を検知する周囲温度センサの検知信号に基づいてインバータ信号を制御して凝縮器ファンの回転数を制御する。外気温度が高い場合には、凝縮器ファンの回転数を高く制御することから、これに連動して、配電盤内を流れる外気の量が増加する。したがって、外気温度が高い場合であっても配電盤内の熱を効率よく確実に放熱することができる。
請求項6記載の冷却装置によれば、凝縮器ファンと凝縮器との間のファンフード壁面に配電盤用吸引口を形成し、吸気口から配電盤用吸引口までを排気ダクトで接続したことにより、凝縮器ファンの回転による負圧がファンフードを設けたことにより一層大きくなって配電盤用吸引口から空気を効率よく吸引することができる。したがって、配電盤内を流れる外気の量を多くすることができるため、配電盤内の熱を効率よく確実に放熱することができる。
請求項7記載の冷却装置によれば、排気ダクトを硬質の材質で形成すると共に両端部の外形を中央部の外形よりも小さく形成し、排気ダクトの両端部を排気口および配電盤吸引口に差し込んで、配電盤とファンフードとで排気ダクトを挟み込んで取り付ける。このように、排気ダクトは、ネジ止め部が無く簡単な構造のため安価であり、部品費用を低減することができる。また、排気ダクトは、挟み込むだけで簡単に取り付けることができるため、ネジ止め作業が不要であり、作業工賃も低減することができる。
発明を実施するための好ましい形態
以下、本発明の実施例を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1は本発明を適用する冷却装置の一実施形態として、圧縮空気除湿装置を示す斜視図である。この圧縮空気除湿装置1は、被冷却流動体として圧縮空気を冷却する。
図1に示すように、圧縮空気除湿装置1には、配電盤10および凝縮器22などが備えられている。配電盤10は例えば6面を金属板で箱体に形成されて、その中には、制御部41、圧縮機用インバータ42および凝縮器ファン用インバータ43や電源部44などの電気部品が収納されている。図1では、配電盤10の内部を示すために、前面の金属板の一部を省略して図示している。配電盤10の底部壁面の左側(図1参照)には、外気を吸気するための吸気口51が形成されている。吸気口51は、ベース56の下部まで通じる、メッシュ状の複数の孔で構成されている。また、配電盤10には、配電盤10内の空気を排気するための排気口52が形成されている。排気口52は、配電盤10の背面の壁面右上(図1参照)に2つの丸孔によって構成されている。吸気口51の面積は、排気口52の面積よりも大きく形成されている。また、吸気口51の面積は、後述する凝縮器ファン23の回転が最低の回転数であっても十分に配電盤10内の空気を排気可能な大きさに形成されている。
この排気口52の近くには、電気部品の中で最も発熱する圧縮機用インバータ42の電気部品(回路)が配置されている。また、発熱の大きな凝縮器ファン用インバータ43の電気部品も配置されている。
凝縮器22は、つづら折り状に曲がりくねった配管で構成され、圧縮空気除湿装置1の壁際に備えられている。なお、図1では、凝縮器22を示すために、圧縮空気除湿装置1の壁面パネル55の一部を省略して図示している。この壁面パネル55には、凝縮器22に外気が通風するように、凝縮器22の位置に例えばメッシュ状の通風口が開けられている(非図示)。また、この通風口には、外気が通風した際に、塵や埃などが圧縮空気除湿装置1に入らないように空気フィルタが取り付けられている(非図示)。
配電盤10側からの凝縮器22および凝縮器ファン23を視た図を図2に示す。この凝縮器22には、圧縮空気除湿装置1の内面側(壁と反対側)に凝縮器ファン23が備えられている。凝縮器ファン23の羽の少なくとも一部を囲うと共に凝縮器22の側面を壁状に囲って凝縮器22を通風路として形成するファンフード50が設けられている。このファンフード50には、凝縮器ファン23と凝縮器22との間のファンフード50の壁面に、配電盤10に形成された排気口52に連通する位置に排気口52と同じ大きさの2つの丸孔の配電盤用吸引口53が形成されている。凝縮器ファン23の作動によって、空気は凝縮器22から凝縮器ファン23の方向(図2の矢印方向)に送風される。したがって、配電盤用吸引口53は、凝縮器ファン23の空気吸込み側に形成されている。
図1に示すように、配電盤10の排気口52の2つの孔とファンフード50の配電盤用吸引口53の2つの孔とは、2本の排気ダクト13,13によって接続されている。この排気ダクト13は、硬質の材質、一例として塩化ビニールによって、円筒状(パイプ状)に形成されている。
図3に示すように、排気ダクト13は、両端部の外径(外形)が中央部の外径(外形)よりも小さく形成されている。この両端部の外径は、排気口52および配電盤用吸引口53の孔径よりも小さく、かつ中央部の外径は、排気口52および吸引口53の孔径よりも大きく形成されている。したがって、排気ダクト13は、その両端部を排気口52および吸引口53に差し込んでも、中央部に当たってそれ以上は差し込まれずに止まる。この中央部の円筒軸方向の長さは、配電盤10とファンフード50との距離(排気口52と配電盤吸引口53との距離)に等しい長さで形成されている。
したがって、この排気ダクト13は、その両端部を排気口52および吸引口53に差し込んで、中央部を配電盤10とファンフード50とで挟み込むことで圧縮空気除湿装置1に取り付けることができる。
本発明を適用する冷凍装置を用いる圧縮空気除湿装置の一実施形態のブロック図が図4に示されている。
図4に示すように、圧縮空気除湿装置1には、主に配電盤10および冷凍サイクル11が備えられている。
配電盤10には、上記したように、各部の動作を制御する制御部41、圧縮機用インバータ42、凝縮器ファン用インバータ43、および電源部44などの電気部品が備えられている。
冷凍サイクル11には、インバータ式の圧縮機21、凝縮器22、インバータ式の凝縮器ファン23、冷媒ストレーナ24、電子膨張弁25、キャピラリチューブ26、および蒸発器27を含む熱交換器28が備えられている。配管接続された圧縮機21、凝縮器22、冷媒ストレーナ24、電子膨張弁25、キャピラリチューブ26、蒸発器27を冷媒が通過して、圧縮機21に循環する。圧縮空気は、熱交換器28内を通過する際に冷却されて、圧縮空気内の水分が結露して結露水として除去されることで除湿される。図4の熱交換器28内の白い矢印は圧縮空気の流れる方向を示す。結露水はドレン排出用電磁弁29から圧縮空気除湿装置1の外部に排出される。冷凍サイクル11については、従来技術であるため、詳細の説明を省略する。
また、冷凍サイクル11には、センサとして、周囲温度を検知する周囲温度センサ31、凝縮器を通った冷媒の温度を検知する冷媒凝縮温度センサ32、圧縮機21が吐出する冷媒の温度を検知する冷媒吐出温度センサ33、蒸発器に入る冷媒の温度を検知する蒸発器冷媒温度センサ34、熱交換器内の除湿された圧縮空気の露点温度を検知する露点温度センサ35、熱交換器内の圧縮空気の圧力を検知する空気圧力センサ36、ドレン水温度センサ37、および圧縮機21が吸入する冷媒の温度を検知する冷媒吸入温度センサ38が備えられている。これらの各センサは、制御部41に接続されている。周囲温度センサ31は、外乱の影響を受けづらい圧縮空気除湿装置1のベース56(図1参照)の下に配設されて、周囲(外気)の温度を検知する。
この圧縮空気除湿装置1では、制御部41が周囲温度センサ31の検知信号に基づいて凝縮器ファン用インバータ43を制御して、凝縮器ファン23の回転数を制御する。この場合、制御部41は、周囲温度が高いときには凝縮器ファン23の回転数を高くし、周囲温度が低いときには凝縮器ファン23の回転数を低くして、冷媒が凝縮(液化)するように制御する。なお、凝縮器22の冷却が十分でないと、冷媒の温度が所定の温度まで下がらずに液化が促進されず、冷媒の圧力が所定の圧力まで下がらない。圧縮空気の通過量が多く冷凍サイクル11の負荷が高いときには、冷媒の温度および圧力が所定の範囲内よりも高くなる。このため制御部41は、冷媒凝縮温度センサ32の検知した冷媒の温度が所定の範囲内まで低下しているか否かを判別し、所定の範囲内まで低下していないときには、所定の範囲内に入るまで凝縮器ファン23の回転数をさらに高くするか、または最高回転数で運転させる。
本発明を適用する冷凍装置を用いる圧縮空気除湿装置の一実施形態の正面図および正面図においてA−A視した断面図が図5に示されている。
配電盤10の放熱について図5を参照して説明する。
圧縮空気除湿装置1の作動に伴い、前述したように、凝縮器ファン23が回転する。凝縮器ファン23の回転によってファンフード50内が負圧になり、壁面パネル55の通風口(非図示)から外気が吸引される。同図において通風口から吸引された外気の流れが点線で図示されている。吸引された外気は、ファンフード50を通過する際に凝縮器22を冷却して、凝縮器ファン23の後方に放出され、外部に排気される。
同様に、ファンフード50内が負圧のため、吸引口53と排気ダクト13で接続された配電盤10の排気口52から配電盤10内の空気が吸引される。このため、配電盤10内が負圧になって吸気口51から外気が吸気される。したがって、凝縮器ファン23の回転によって吸気口51から外気が強制的に吸気されて排気口52から排気される。同図において吸気口51から吸気され吸引口53から排出される外気の流れが太黒線で図示されている。配電盤10内を外気が流れることで、配電盤10内が確実に放熱されて、通電によって発熱した電気部品が確実に冷却される。
この際に、吸気口51の面積が排気口52の面積よりも大きく形成したことにより、抵抗無くスムーズに外気を吸気することができるため、配電盤10内の熱を一層確実に放熱することができる。また、配電盤10の底部に吸気口51が設けられ、吸気口51よりも上部に排気口52が設けられているため、電気部品の熱を奪って軽くなり上方へ移動する空気の流れと凝縮器ファン23の回転による強制的な外気の流れとが一致する。このため、スムーズに空気が流れることにより、配電盤10内の熱を一層確実に放熱することができる。
排気口52の近くには、電気部品の中で最も発熱する圧縮機用インバータ42を配置したため、この圧縮機用インバータ42によって暖められた配電盤10内で最も温度の高い空気が排気口52から即座に排気される。したがって、この温度の高い空気によって他の電気部品が暖められることを防止することができる。同様に凝縮器ファン用インバータ43によって暖められた空気も即座に排気される。
上記したように、外気温度が高い場合には、制御部41は、凝縮器ファン用インバータ43を制御して凝縮器ファン23の回転数を高く制御することから、これに連動して、配電盤10内を流れる外気の量が増加する。したがって、外気温度が高い場合であっても配電盤10内の熱を効率よく確実に放熱することができ、温度上昇が防止される。また、冷凍サイクル11の負荷が大きいときなどのように、冷媒温度(冷媒圧力)が所定の範囲内よりも高いときには、凝縮器ファン23の回転数はさらに高く制御されるが、この場合には、配電盤10の放熱も一層促進される。なお、外気温度が低い場合には、凝縮器ファン23の回転数は低くなるが、回転数が最低であっても十分に外気を吸引する面積の吸気口51を形成しているため、配電盤10は確実に放熱することができる。
このように、圧縮空気除湿装置1によれば、配電盤10の排気口52から凝縮器ファン23までの空気経路を形成する排気ダクト13を設け、凝縮器22を冷却するために作動している凝縮器ファン23を利用することで配電盤10の吸気口51から外気が強制的に吸気されて排気口52から排気される。これにより、配電盤10の放熱専用にファンを装備することなく配電盤10内を強制的に外気が流れることで確実に放熱できて電気部品を確実に冷却することができる。したがって、配電盤10内のファンの部品費用を削減できるとともに、このファンの消費電力を削減できて低消費電力化することができる。
また、この圧縮空気除湿装置1によれば、凝縮器ファン23と凝縮器22との間のファンフード50の壁面に配電盤用吸引口53を形成し、吸気口51から配電盤用吸引口53までを排気ダクト13で接続したことにより、凝縮器ファン23の回転による負圧がファンフード50を設けたことにより一層大きくなって配電盤用吸引口53から空気を効率よく吸引することができる。したがって、配電盤10内を流れる外気の量を多くすることができるため、配電盤10内の熱を効率よく確実に放熱することができる。
さらに、この圧縮空気除湿装置1によれば、排気ダクト13を硬質の材質で形成すると共に両端部の外形を中央部の外形よりも小さく形成し、排気ダクト13の両端部を排気口52および配電盤吸引口53に差し込んで、配電盤10とファンフード50とで排気ダクト13を挟み込んで取り付ける。このように、排気ダクト13は、ネジ止め部が無く簡単な構造のため安価であり、部品費用を低減することができる。また、排気ダクト13は、挟み込むだけで簡単に取り付けることができるため、ネジ止め作業が不要であり、作業工賃も低減することができる。
なお、本発明を適用する冷却装置の一実施形態として圧縮空気除湿装置に適用した例について説明したが、これに限定されず、冷蔵庫、エアコンディショナなど別の用途の冷凍サイクルによる冷却装置に適用してもよい。また、排気ダクト13を円筒状に形成した例について説明したが、角型の導管を用いてもよい。また、排気口52および配電盤用吸引口53を2つの孔で構成し、排気ダクト13を2本装備した例について説明したが、孔の数および排気ダクトの数は1つでもよいし、3つ以上であってもよい。
本発明を適用する圧縮空気除湿装置の一実施形態を示す斜視図である。 本発明を適用する圧縮空気除湿装置内の要部を示す側面図である。 本発明を適用する圧縮空気除湿装置に用いる排気ダクトの正面図および側面図である。 本発明を適用する圧縮空気除湿装置の一実施形態を示すブロック図である。 本発明を適用する圧縮空気除湿装置の一実施形態を示す正面図およびA−A断面図である。
符号の説明
1は圧縮空気除湿装置、10は配電盤、11は冷凍サイクル、13は排気ダクト、21は圧縮機、22は凝縮器、23は凝縮器ファン、24は冷媒ストレーナ、25は電子膨張弁、26はキャピラリチューブ、27は蒸発器、28は熱交換器、29はドレン排出用電磁弁、31は周囲温度センサ、32は冷媒凝縮温度センサ、33は冷媒吐出温度センサ、34は蒸発器冷媒温度センサ、35は露点温度センサ、36は空気圧力センサ、37はドレン水温度センサ、38は冷媒吸入温度センサ、41は制御部、42は圧縮機用インバータ、43は凝縮器ファン用インバータ、44は電源部、50はファンフード、51は吸気口、52は排気口、53は配電盤用吸引口、55は壁面パネル、56はベースである。

Claims (6)

  1. 箱体の中に電気部品を収容した配電盤と、正面側から背面側の一方向に流れる空気で冷媒を冷却可能な凝縮器と、該凝縮器の該背面側に配置されて該一方向に送風して該凝縮器を冷却する凝縮器ファンと、これらを含む装置全体を一体的に収容する装置筐体とを備え、冷凍サイクルによって冷媒を循環させて熱交換器内で被冷却流体を冷却する冷却装置であって、
    該配電盤の壁面に、外気を取り入れる吸気口と該配電盤内の空気を排気する排気口とを形成し、
    該凝縮器ファンの羽の少なくとも一部を囲うと共に該凝縮器の側面を壁状に囲って該凝縮器を通風路として形成するファンフードを、該装置筐体の内部に設け、該凝縮器ファンと該凝縮器との間の該ファンフード壁面に配電盤用吸引口を形成し、該排気口と該配電盤用吸引口との間に空気経路を形成する排気ダクトが配設され
    該排気ダクトが、硬質の材質によって形成されると共に両端部の外形が中央部の外形よりも小さく形成され、該排気口および該配電盤用吸引口は、各々該排気ダクトの両端部の外形よりも大きく、かつ中央部の外形よりも小さく形成されて、該排気ダクトの両端部を該排気口および該配電盤吸引口に差し込んで、該配電盤と該ファンフードとで挟み込むことで該排気ダクトが取り付けられていることを特徴とする冷却装置。
  2. 該吸気口の面積が該排気口の面積よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 該吸気口は該配電盤の底部に設けられ、該排気口は該吸気口よりも上部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  4. 該電気部品の中で最も発熱する電気部品が該排気口の近くに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  5. 外気の温度を検知する周囲温度センサを備え、該凝縮器ファンはインバータ式のファンで構成されて、制御部が少なくとも該周囲温度センサの検知信号に基づいてインバータ信号を制御して該凝縮器ファンの回転数を制御することを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  6. 該排気口と該配電盤用吸引口との対が複数形成され、これらの対に対応するように配設された複数の該排気ダクトを備えていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
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