JP2013257115A - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械室への送風系において、冷蔵庫の周囲環境から空気を温度上昇せずに機械室へ送風するとともに、機械室に流入した空気を機械室内で効率よく吸熱させ、吸熱した空気を再度機械室に流入することなく周囲環境へ排出することを図ることができる省エネ性の高い冷凍冷蔵庫を提供することを目的とする。
【解決手段】送風ファンモーター運転時に片方の空間が正圧空間になり、他方の空間が負圧空間になるように、送風ファンモーター、機械室右側排気口12a、機械室左側排気口12b、吸気口11a−11cを配置するとともに、機械室の側面と背面カバーを正圧空間と冷蔵庫周囲空間の境界面とし、排気口を機械室の側面、背面カバー、または機械室の側面と背面カバーとの両方のいずれかのみに設置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍冷蔵庫の放熱向上に関するものである。
近年、家庭用冷凍冷蔵庫は大型化しているが、冷凍冷蔵庫のキャビネットの断熱強化や冷凍サイクルの効率向上により、年間消費電力量が低減する傾向にある。
冷凍冷蔵庫の大型化に伴って、機械室としての使えるスペースが増え、機械室での放熱強化による冷凍サイクルの効率向上が行われている。例えば、特開平8−285439号公報(特許文献1)に示されているように、冷蔵庫本体の下部に設置した機械室において、対面する機械室の両側面に開口を設けられている。一方の冷蔵庫側面の開口から空気を吸入し、他方の側面の開口から排出することにより、排出された暖気を再吸入することを防止することができる。
また、特許第4087086号公報(特許文献2)に示されているように、背面角部に機械室を形成した冷蔵庫箱体と、圧縮機、機械室凝縮器及び蒸発器を冷媒管で接続した冷凍サイクルと、圧縮機及び機械室凝縮器に強制通風する機械室送風装置とを備えた冷蔵庫において、機械室は、冷蔵庫箱体の横幅全体にわたって横長に形成し、仕切部により左右に仕切られ、その左右方向一側に圧縮機を設置し、その左右方向他側に機械室凝縮器を設置しており、機械室送風装置のファンは、機械室の空気を左右方向に通風するように機械室の仕切部に設ける。機械室凝縮器は、蛇行状に形成した冷媒パイプに多数の放熱フィンを並設した熱交換器で構成し、機械室内に左右方向に延びる部分を有する。この機械室凝縮器と機械室送風装置との間に吸込通風路となる空間部を形成させる。
この構成によれば、機械室凝縮器の放熱能力を向上でき、従来数箇所に分散させていた凝縮器を少なからず機械室に集約できる。
特開平8−285439号公報 特許第4087086号公報
しかしながら、上記のような構成では、機械室への送風系において冷蔵庫下部に設置した機械室の側面と背面カバーに同時に吸気口と排気口が設けられているため、排出された暖気を再吸入する可能性が依然として高い問題があり、機械室に設置した圧縮機の作動環境温度が高くなる恐れがある。
また、機械室に凝縮器を設ける場合、この機械室凝縮器の放熱能力が十分に得られるには、冷蔵庫の周囲環境から周囲温度に近い温度の空気を大量に機械室へ送風する必要があるが、やはり上記のような構成では、冷蔵庫下部に設置した機械室の側面と背面カバーに同時に吸気口と排気口が設けられているため、機械室から排出された一部の空気が再吸入され、周囲温度に近い温度の空気が効率よく吸入できない問題があり、省エネ性の高い冷蔵庫は実現できない。
本発明は、上述の問題点に鑑み、機械室への送風系において、冷蔵庫の周囲環境から空気を温度上昇せずに機械室へ送風するとともに、機械室に流入した空気を機械室内で効率よく吸熱させ、吸熱した空気を再度機械室に流入することなく周囲環境へ排出することを図ることができる省エネ性の高い冷凍冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明による冷凍冷蔵庫は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機にて圧縮された高圧冷媒を冷却する凝縮器と、放熱器から流出した高圧冷媒を絞る減圧装置と、減圧装置から流出した液相冷媒を蒸発させる蒸発器とを備える冷凍サイクルを搭載した冷凍冷蔵庫において、凝縮器は、冷凍冷蔵庫の周囲空気の強制対流による放熱を行う強制対流凝縮部を含み、強制対流凝縮部を冷凍冷蔵庫の機械室に設置し、強制対流凝縮部へ送風する送風系構成において、機械室に仕切板と、キャビネットの底面と、機械室の両側面と、機械室の背面カバーとより、二つの空間を形成し、送風ファンモーター運転時に片方の空間が正圧空間になり、他方の空間が負圧空間になるように、送風ファンモーター、排気口、吸気口を配置するとともに、機械室の側面と背面カバーを正圧空間と冷蔵庫周囲空間の境界面とし、排気口を機械室の側面、背面カバー、または機械室の側面と背面カバーとの両方のいずれかのみに設置することを特徴とする。
本発明による冷凍冷蔵庫は、上記構成において、強制対流凝縮部を送風ファンモーターの空気吐出側または空気吸込側に配置し、かつ、凝縮部を機械室内に配置するとともに、空気の吸込み経路を冷凍冷蔵庫のキャビネットの下方を通過させることを特徴とする。
本発明による冷凍冷蔵庫は、機械室へ送風する送風系において、吸気口を、機械室の底面と冷凍冷蔵庫のキャビネット底面カバーの底面と冷凍冷蔵庫の前面との何れかの個所に配置するとともに、機械室の両側面に排気口としてそれぞれ開口を設けるとともに、開口から流出した空気を冷凍冷蔵庫の上方に流れるように、開口にルーバー状の導流板を複数設置することを特徴とする。
本発明の冷凍冷蔵庫は、機械室の片側面に排気口として開口を設けるとともに、開口から流出した空気を冷凍冷蔵庫の上方に流れるように、開口にルーバー状の導流板を複数設置することを特徴とする。
また、本発明の冷凍冷蔵庫は、機械室に送風ファンモーター2台を対向的に配置し、強制対流凝縮部をこの2台の送風ファンモーターの空気吸込側に配置するとともに、片方の送風ファンモーターが機械室の一つの側面に設けた排気口に向けて送風し、他方の送風ファンモーターが機械室のもう一つの側面に設けた排気口に向けて送風するように、送風系を構成することを特徴とする。
本発明の冷凍冷蔵庫は、機械室に送風ファンモーター1台を配置し、強制対流凝縮部を送風ファンモーターの空気吸込側に配置し、送風ファンモーターを機械室の片側面に設けた排気口に向けて送風させるとともに、冷媒を圧縮する圧縮機を排気口と送風ファンモーターの間に設置することを特徴とする。
さらに、本発明の冷凍冷蔵庫は、機械室の側面に排気口を設け、この排気口に空気を冷凍冷蔵庫の上方へ導くルーバー状の導流板を設け、排気口のある冷凍冷蔵庫の側面に自然対流凝縮部を取り付ける。
更にまた、本発明による冷凍冷蔵庫は、前述した自然対流凝縮部を複数に分け、複数に分けた自然対流凝縮部の少なくても一部を前述した強制対流凝縮部の上流に配置し、この自然対流凝縮部の一部を圧縮機の冷媒吐出管に接続するとともに、冷凍冷蔵庫のキャビネットに埋め込むことを特徴とする。
また、本発明による冷凍冷蔵庫は、機械室に送風ファンモーター1台を配置し、強制対流凝縮部を送風ファンモーターの空気吸込側に配置し、送風ファンモーターを機械室の片側面に設けた排気口に向けて送風させるとともに、自然対流凝縮部を複数に分け、強制対流凝縮部の上流にある自然対流凝縮部、または強制対流凝縮部の下流にある自然対流凝縮部の少なくとも直接に強制対流凝縮部に接続する部分を、排気口を設けた冷凍冷蔵庫の側面の内面に取り付けることを特徴とする。
本発明は、上記の構成により、冷凍冷蔵庫の周囲環境から空気を温度上昇せずに機械室へ送風するとともに、機械室に流入した空気を機械室内で効率よく吸熱させ、吸熱した空気を再度機械室に流入することなく周囲環境へ排出することを図ることができ、送風ファンモーターを無駄に仕事させることなく冷凍冷蔵庫に搭載する冷凍サイクルの放熱能力を高めることで、冷凍サイクルのCOPが上がり、省エネ性の高い冷凍冷蔵庫が実現できる。
また、上記の構成によると、狭い空間に置かれることが多い家庭用冷凍冷蔵庫の場合、機械室側面と背面カバーとの全ては排気口として開口を設けることができ、送風系の流動抵抗を低減することができる。
さらに、本発明は、機械室の側面に設けた排気口に、空気を冷凍冷蔵庫の上方へ導くルーバー状の導流板を設置しているため、排気口のある冷凍冷蔵庫の側面に取り付けた自然対流凝縮部の付近で強制対流が生じ、この自然対流凝縮部の放熱能力を向上させることができる。
さらにまた、前述した自然対流凝縮部を複数に分け、複数に分けた自然対流凝縮部の一部を前述した強制対流凝縮部の上流に配置し、この自然対流凝縮部の一部を圧縮機の冷媒吐出管に接続するとともに、冷凍冷蔵庫のキャビネットに埋め込むことにより、圧縮機運転時の冷媒吐出管に伝達した振動が冷凍冷蔵庫のキャビネットに吸収され、冷凍冷蔵庫の騒音を低減させることができる。
本発明による冷凍冷蔵庫の機械室の送風系の概要構造図である。 実施形態1に係る冷凍冷蔵庫機械室の概要構成図である。 実施形態2に係る冷凍冷蔵庫機械室の概要構成図である。 実施形態3に係る冷凍冷蔵庫機械室の概要構成図である。 実施形態1、2に係る冷凍冷蔵庫機械室の外観及び排気経路を示す図である。 実施形態3に係る冷凍冷蔵庫機械室の外観及び排気経路を示す図である。 吸気口を冷凍冷蔵庫キャビネットの下のみに設置した場合の機械室送風系の構成例である。 実施形態の説明に用いた本発明による冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルの構成図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明による冷凍冷蔵庫の機械室の送風系の概要構造図である。以下で図1を中心に、他の図も参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明による冷凍冷蔵庫機械室送風系の空間は、冷凍冷蔵庫キャビネット1と、キャビネット底面カバー23と、冷凍冷蔵庫の機械室2の底面(兼圧縮機の支持基板)21と、機械室2の右(冷凍冷蔵庫前面位置より右、以下同)に設けられる機械室右側面24aと機械室2の左(冷凍冷蔵庫前面位置より左、以下同)に設けられる機械室左側面24bと、機械室の内部空間を二つの空間に分ける仕切板22と、機械室背面カバー27(図1は未図示、図5参照)により形成される。但し、図1において、ここで説明したい構成を見やすくするために、冷凍冷蔵庫に必要な圧縮機と送風に必要なファンを図示していない。図1では、冷凍冷蔵庫キャビネット1の下部を示している。
本発明は、図1で分かるように、機械室送風系の吸気口として機械室底面に機械室底面吸気口11aを、キャビネット底面カバーにキャビネット底面カバーの吸気口11bを、キャビネットの前面に前面吸気口11cを設けている。勿論、この三つの吸気口から必要に応じて一つ以上を選んで設けても良い。
機械室送風系の排気口として、機械室右側面24aに機械室右側面排気口12aを、機械室左側面24bに機械室左側面排気口12bを設けている。キャビネット底面カバーにキャビネット底面カバーの吸気口11bを、キャビネットの前面に前面吸気口11cを設けている。また、図1には示していないが、図5に示すように、機械室背面カバーに機械室背面カバー排気口15a、15b、15cを配置している。
また、図1に示すように、機械室2の内部空間を二つの空間に分ける仕切板22に、この二つの空間を連通させる連通穴13a、13bを配置している。また、キャビネット1の底面とキャビネット底面カバー23によりキャビネット1の下方に吸込みダクトが形成される。
上述した機械室内部空間を二つの空間に分ける仕切板に設けたこの二つの空間の連通穴13a、13bに空気の圧力を上昇させる昇圧装置(未図示)を設けると、図1に示すように、機械室底面吸気口11a、キャビネット底面カバーの吸気口11b、前面吸気口11cから空気が流入し、連通穴13a、13bを通過する時に昇圧装置により昇圧される。図5に示すように、昇圧された空気が機械室右側面排気口12a、機械室左側面排気口12b及び機械室背面カバー排気口15a、15b、15cを通して冷凍冷蔵庫の周囲へ排出される。このように、昇圧装置作動時、冷凍冷蔵庫の機械室2の側面と、機械室背面カバー27と、機械室底面21と、キャビネット1の側面と、機械室を二つの空間に仕切る仕切板22とにより形成された空間は正圧空間(周囲大気圧より圧力が高い空間)となる。同時に、仕切板22により分けられた機械室の他方の空間が負圧空間(周囲大気圧より圧力が高い空間)となる。
以上において、本発明による実施の形態1の機械室送風系の構成及び吸気と排気の流れを説明した。次に図2、図5、図7、図8を参照しながら、本発明による冷凍冷蔵庫に搭載する圧縮機の冷却と冷凍サイクル凝縮部の冷却について、説明する。
図8は本実施形態の冷凍サイクルの構成を表す図である。この冷凍サイクルは、圧縮機3、強制対流凝縮部4、自然対流凝縮部31、31a、31b、31c、膨張減圧装置であるキャピラリ−管32、蒸発器33より構成されている。圧縮機3を運転すると、冷媒が圧縮されて昇圧・昇温し、前述した強制対流凝縮部4、自然対流凝縮部31、31a、31b、31cへ導かれてここで冷却されて凝縮する。更に、凝縮した冷媒がキャピラリ−管32を通過して低温となり、冷凍冷蔵庫内に設けた蒸発器で冷凍冷蔵庫内の空気から熱を奪って蒸発し、圧縮機3に戻る。
図2に示すように、空気の昇圧装置として2台のファンモーターである右側ファンモータ5aおよび左側ファンモータ5bを左右対向的に仕切板22に設置し、強制対流凝縮部4を上述した負圧空間即ち空気吸込側に設置し、圧縮機3をファンモーター5aと機械室右側面排気口12aとの間に設置している。圧縮機3が作動時に、ファンモーター5aが機械室右側面排気口12aに向けて送風し、ファンモーター5bが機械室左側面排気口12bに向けて送風する。
圧縮機3が作動すると、圧縮機本体の温度が上昇するが、ファンモーター5aが右側面排気口へ向けて送風するため、圧縮機3が冷却される。
図2のように設置した強制対流凝縮部4は、圧縮機作動時に周囲温度よりも温度が高くなるが、ファンモーター5a、5bにより冷凍冷蔵庫の周囲から吸入された空気が強制対流凝縮部4を通過して強制対流凝縮部4から熱を奪ってこの強制対流凝縮部4は冷却され、強制対流凝縮部4の中の冷媒が凝縮する。
図7は機械室送風系の吸気口を、冷凍冷蔵庫の前面には設置せずにキャビネット底面カバー23と機械室底面21にのみ設置し、強制対流凝縮部4にフィン―チューブ型熱交換機を用い、この強制対流凝集部4を構成する強制対流凝縮器の冷媒管を水平に配置した場合の構成である。圧縮機作動時にファンモーターも作動するので、冷凍冷蔵庫周囲の空気が機械室底面吸気口11a、キャビネット底面カバーの吸気口11bから吸い込まれて、強制対流凝縮部4の放熱フィンの間を通過して、強制対流凝縮部4の冷媒管から熱を奪う。これによって、強制対流凝縮部4は放熱しながら、冷媒管内を流れている冷媒が凝縮する。
また、図には示していないが、自然対流凝縮部31、31a、31b、31cは、冷凍冷蔵庫のキャビネット1に取り付けられ、冷凍冷蔵庫の周囲空気との熱交換により冷媒の凝縮が行われる。例えば、自然対流凝縮部31を、図2に示すキャビネット1の冷凍冷蔵庫背面25に取り付け、自然対流凝縮部31aをキャビネット1の冷凍冷蔵庫右側面26aに取り付け、自然対流凝縮部31bをキャビネット1の冷凍冷蔵庫左側面26bに取り付け、自然対流凝縮部31cを図1に示す冷凍冷蔵庫キャビネットの間口28に埋め込んで良い。
図5は、本実施形態の冷凍冷蔵庫の機械室2に機械室背面カバー27を、機械室2の側面排気口にルーバー状導流板29を装着している様子を示す。ファンモーター5a,5b作動時に、上述で分かるように、機械室背面カバー27が囲んでいる機械室内の空間が正圧空間となっているため、機械室背面カバー排気口15a、15b、15cから周囲空気より温度の高い空気が排出される。
図5に示す機械室2の側面排気口に装着したルーバー状導流板29は、この導流板を通過した空気を上へ流す角度(未図示)を付けているため、機械室側面排気口から排出された空気がキャビネット1の側面に沿って上の方へ流れて、側面に取り付けた自然対流凝縮部近傍の空気流れが加速され、熱交換能力が向上する。
上述をまとめると、本実施形態1の構成により、機械室底面吸気口11a、キャビネット底面カバーの底面吸気口11b、冷凍冷蔵庫の前面吸気口11cから周囲環境から空気を吸い込むため、温度上昇させずに機械室へ送風できる。また、吸気口は機械室以外の個所にも設けられるため、吸気口の面積を大きく取ることができ、吸い込む側の流動抵抗を減らせる。矢印102では機械室への吸入空気の流れを示す。この吸気抵抗を減らすことができる。吸い込まれた空気は矢印103で示す方向に機械室内で流れて機械室を冷却する。
一方、機械室2の側面と機械室背面カバー27に排気口のみを設けるため、排気口の面積を大きく取ることができるとともに、機械室2の側面と機械室背面カバー27に吸気口がないため、矢印101で示すように排出された温度の高い空気が再度機械室に流入することを抑えることができる。矢印101は機械室から排出される空気の流れを示す。
このように、機械室の圧縮機3と強制対流凝縮部4を冷却する唯一の冷熱源である周囲い温度レベルの空気を、同等能力ファンモーターでより大きい風量で機械室へ送風できる。
これにより、送風ファンモーターを無駄に仕事させることなく冷凍冷蔵庫に搭載する冷凍サイクルの放熱能力を高めることで、冷凍サイクルのCOPが上がり、省エネ性の高い冷凍冷蔵庫が実現できる。
また、本発明は、機械室の側面に設けた排気口に、空気を冷凍冷蔵庫の上方へ導くルーバー状の導流板を設置しているため、排気口のある冷凍冷蔵庫の側面に取り付けた自然対流凝縮部の付近で強制対流が生じ、この自然対流凝縮部の放熱能力を向上させることができる。
さらにまた、図8に示す自然対流凝縮部31を圧縮機3の冷媒吐出管に接続し、冷凍冷蔵庫のキャビネットに埋め込むことにより、圧縮機運転時の冷媒吐出管に伝達した振動が冷凍冷蔵庫のキャビネットに吸収され、冷凍冷蔵庫の騒音を低減させることができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2による機械室における機械室送風系の構造である。本実施の形態は、上述の実施の形態1における同様の機能部分については図中同一の符号を付している。図1、図3、図5、図8を参照しながら、実施の形態2を説明する。
実施の形態2おける送風系の吸気口及び排気口は実施の形態1と全く同じものであるが、送風用ファンモーターが1台となっている。
既に実施の形態1で説明したように、機械室送風系の吸気口として、図1で示す通りに機械室底面に機械室底面吸気口11aを、キャビネット底面カバーにキャビネット底面カバーの吸気口11bを、キャビネットの前面に前面吸気口11cを設けている。勿論、この三つの吸気口から必要に応じて一つ以上を選んで設けても良い。
図3に示すように、本発明の実施形態2の冷凍冷蔵庫機械室送風系の空間は、冷凍冷蔵庫キャビネット1と、キャビネット底面カバー23と、機械室底面(兼圧縮機の支持基板)21と、機械室右側面24aと、機械室左側面24bと、機械室の内部空間を二つの空間に分ける仕切板22と、機械室背面カバー27(図1は未図示、図5参照)により、形成される。実施の形態2は、ファンモーターが1機、側面開口二つの例を示す。
図3に示すように、機械室2の両側面にそれぞれ機械室右側面排気口12a、機械室左側面排気口12bを設けている。空気の昇圧装置として1台のファンモーター5aを仕切板22に設置し、このファンモーター5aは作動時に機械室右側面排気口12aに向けて送風する。また、強制対流凝縮部4を空気吸込側に設置し、圧縮機3をファンモーター5aと機械室右側面排気口12aとの間に設置している。
図5は機械室2の両側面に排気口を設けた場合、機械室背面カバー27を装着した様子である。実施の形態2においてはファンモーターが1台であるが、図5に示すように、機械室2からの空気の排出経路は前述した実施の形態1と同様である。
圧縮機3を運転すると、強制対流凝縮部4の温度が高くなり、ファンモーター5aにより冷凍冷蔵庫の周囲から吸入された空気が強制対流凝縮部4を通過して強制対流凝縮部4から熱を奪ってこの強制対流凝縮部4は冷却され、強制対流凝縮部4の中の冷媒が凝縮する。また、ファンモーター5aが圧縮機3へ空気を流すため、圧縮機3も冷却される。
強制対流凝縮部4と圧縮機3を冷却して温かくなった空気が、ファンモーター5aの作動により、機械室側面排気口としての機械室右側排気口12a、機械室左側排気口12b及び機械室背面カバー排気口15a、15b、15cから周囲へ排出される。
実施の形態2は、ファンモーター1台だけを使うが、強制対流凝縮部4及び圧縮機3の冷却に必要な風量を提供できるスペックであれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、送風系の吸気口は実施の形態1、2と全く同じものであるが、機械室の側面には片方しか排気口を設けていない。また、送風用ファンモーターも1台となっている。本発明の実施の形態3による機械室送風系の構造を図4に示す。この実施の形態を主に図4、図6、図8に基づいて説明する。また、本実施の形態は、上述の実施の形態1における同様の機能部分については図中同一の符号を付している。
既に実施の形態1でも説明したように、機械室送風系の吸気口として、図1で示す通りに機械室底面に機械室底面吸気口11aを、キャビネット底面カバーにキャビネット底面カバーの吸気口11bを、キャビネットの前面に前面吸気口11cを設けている。勿論、この三つの吸気口から必要に応じて一つ以上を選んで設けても良い。
図4に示すように、本発明の実施形態3の冷凍冷蔵庫機械室送風系の空間は、冷凍冷蔵庫キャビネット1と、キャビネット底面カバー23と、機械室底面(兼圧縮機の支持基板)21と、機械室右側面24aと、機械室左側面24bと、機械室の内部空間を二つの空間に分ける仕切板22と、機械室背面カバー27(図4は未図示、図6参照)により、形成される。
機械室右側面24aに機械室右側面排気口12aを設けている。空気の昇圧装置として1台のファンモーター5aを仕切板22に設置し、このファンモーター5aは作動時に機械室右側面排気口12aに向けて送風し、仕切板22で囲んでいる内部空間が負圧空間と、機械室右側面24a、機械室左側面24bと機械室背面カバー27で囲んでいる空間が正圧空間となる。
また、図4に示すように、強制対流凝縮部4を空気吸込側に設置し、圧縮機3をファンモーター5aと機械室右側面排気口12aとの間に設置している。
図6は本実施形態の機械室背面カバー27を装着した様子である。図6に示すように、機械室2の空気が機械室右側面排気口12aと、機械室背面カバー27に設けられた機械室背面カバー排気口15a、15b、15cより排出される。実施の形態2は、ファンモーター1機、側面開口1つの例を示す。
圧縮機3を運転すると、強制対流凝縮部4の温度が高くなり、ファンモーター5aにより冷凍冷蔵庫の周囲から吸入された空気が強制対流凝縮部4を通過して強制対流凝縮部4から熱を奪ってこの強制対流凝縮部4は冷却され、強制対流凝縮部4の中の冷媒が凝縮する。また、ファンモーター5aが圧縮機3へ空気を流すため、圧縮機3も冷却される。
本実施形態の冷凍サイクルは、実施形態1、2と同様であり、図8に示す。自然対流凝縮部31、31a、31b、31cは、冷凍冷蔵庫のキャビネット1に取り付けられ、冷凍冷蔵庫の周囲空気との熱交換により冷媒の凝縮が行われる。本実施形態においては、自然対流凝縮部31aを図6のキャビネット1の冷凍冷蔵庫右側面26aに取り付けている。勿論、強制対流凝縮部4の上流にある自然対流凝縮部31をキャビネット1の右側面に取り付けても良い。
既に実施の形態1で説明したように、キャビネット1の右側面に機械室右側面排気口12aがあり、この排気口に装着したルーバー状導流板により、この排気口から排出された空気がキャビネット1の側面に沿って上の方(導流板がない場合でも、効果が弱くなるが、気流が上へ流れる傾向がある。)へ流れて、この側面に沿って流れている空気が加速される。キャビネット1の右側面に自然対流凝縮部を取り付けた場合、キャビネット1の右側面における熱交換能力が排気口のない反対側の左側面よりも大きい。
強制対流凝縮部4に接続する自然対流凝縮部31または31aが図8に示す自然対流凝縮部31b、31cよりも冷凍サイクルの上流にあるため、配管の圧力損失を考慮すると自然対流凝縮部31、31aの凝縮温度が若干ながら自然対流凝縮部31b、31cのそれより高い。
従って、本実施形態は、自然対流凝縮部31b、31cより凝縮温度が比較的に高い自然対流凝縮部31、31aを、熱交換能力がキャビネット1の左側面より高い右側面に取り付けることにより、冷凍サイクルの放熱効力が上がられ、より省エネ的な冷凍冷蔵庫となる。
実施の形態3は、その他の効果に関しては実施の形態1と同様である。
以上において示した実施の形態1、2、3においては、本発明の冷凍冷蔵庫を最小限に必要とした場合を例示して説明を行なったが、本発明は、放熱が必要な冷凍サイクルを搭載した冷却装置であればどのようなものにも適用が可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 冷凍冷蔵庫キャビネット、2 機械室、3 圧縮機、4 強制対流凝縮部、5a 右側ファンモーター、5b 左側ファンモーター、11a 機械室底面吸気口、11b キャビネット底面カバーの底面吸気口、11c 前面吸気口、12a 機械室右側面排気口、12b 機械室左側面排気口、13a,13b 連通穴、15a,15b,15c 機械室背面カバー排気口、21 機械室底面(圧縮機支持基板)、22 仕切板、23 キャビネット底面カバー、24a 機械室右側面、24b 機械室左側面、25 冷凍冷蔵庫背面、26a 冷凍冷蔵庫右側面、26b 冷凍冷蔵庫左側面、27 機械室背面カバー、28 冷凍冷蔵庫キャビネットの間口、29 ルーバー状導流板、31 自然対流凝縮部、31a 自然対流凝縮部、31b 自然対流凝縮部、31c 自然対流凝縮部、32 キャピラリ−管、33 蒸発器。

Claims (9)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機にて圧縮された高圧冷媒を冷却する凝縮器と、前記凝縮器から流出した高圧冷媒を絞る減圧装置と、前記減圧装置から流出した液相冷媒を蒸発させる蒸発器とを備える冷凍サイクルを搭載した冷凍冷蔵庫において、
    前記凝縮器は、前記冷凍冷蔵庫の周囲空気の強制対流による放熱を行う強制対流凝縮部を有し、
    前記強制対流凝縮部を前記冷凍冷蔵庫の機械室に設置し、
    前記強制対流凝縮部へ送風する送風系構成において、前記機械室に仕切板と、前記キャビネットの底面と、前記機械室の両側面と、前記機械室の背面カバーとより、二つの空間を形成し、
    送風部運転時に前記二つの空間の内の片方の空間が正圧空間になり、他方の空間が負圧空間になるように、前記送風部、前記排気口、および前記吸気口を配置するとともに、
    前記機械室の側面と背面カバーを前記正圧空間と冷蔵庫周囲空間の境界面とし、
    前記排気口を前記機械室の側面、背面カバー、または前記機械室の側面と背面カバーとの両方のいずれかのみに設置することを特徴とする冷凍冷蔵庫。
  2. 前記強制対流凝縮部へ送風する送風系において、前記強制対流凝縮部を送風ファンモーターの空気吐出側または空気吸込側に配置し、かつ、前記機械室へ送風する送風系において、前記機械室を前記冷凍冷蔵庫の後下部に配置し、前記強制対流凝縮部を前記機械室内に配置するとともに、空気の吸込み経路を前記冷凍冷蔵庫のキャビネットの下方を通過させることを特徴とする請求項1に記載の冷凍冷蔵庫。
  3. 前記機械室へ送風する送風系において、吸気口を、前記機械室の底面と前記冷凍冷蔵庫のキャビネット底面カバーの底面と前記冷凍冷蔵庫の前面との何れかの個所に配置するとともに、前記機械室の両側面に排気口としてそれぞれ開口を設け、前記開口から流出した空気を前記冷凍冷蔵庫の上方に流れるように、前記開口にルーバー状の導流板を複数設置することを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍冷蔵庫。
  4. 前記機械室へ送風する送風系において、前記機械室の片側面のみに排気口として開口を設けるとともに、前記開口から流出した空気を前記冷凍冷蔵庫の上方に流れるように、前記開口にルーバー状の導流板を複数設置し、前記排気口を設けた前記冷凍冷蔵庫の側面に前記自然対流凝縮部を取り付けることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍冷蔵庫。
  5. 前記機械室に送風ファンモーター2台を対向的に配置し、前記強制対流凝縮部を前記2台の送風ファンモーターの空気吸込側に配置するとともに、片方の送風ファンモーターが前記機械室の一つの側面に設けた排気口に向けて送風し、他方の送風ファンモーターが前記機械室のもう一つの側面に設けた排気口に向けて送風するように、送風系を構成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷凍冷蔵庫。
  6. 前記機械室に送風ファンモーター1台を配置し、前記機械室の両側面に排気口としてそれぞれ開口を設け、前記強制対流凝縮部を前記送風ファンモーターの空気吸込側に配置し、前記送風ファンモーターを前記機械室の側面に設けた二つの排気口の一つに向けて送風させるとともに、冷媒を圧縮する圧縮機を、送風される前記排気口と前記送風ファンモーターの間に設置することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷凍冷蔵庫。
  7. 前記機械室に送風ファンモーター1台を配置し、前記機械室の片側面のみに排気口を設け、前記強制対流凝縮部を前記送風ファンモーターの空気吸込側に配置し、前記送風ファンモーターを前記排気口に向けて送風させるとともに、冷媒を圧縮する圧縮機を、送風される前記排気口と前記送風ファンモーターの間に設置することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷凍冷蔵庫。
  8. 前記自然対流凝縮部を複数に分け、複数に分けた自然対流凝縮部の少なくても一部を前記強制対流凝縮部の上流に配置し、この自然対流凝縮部の一部を圧縮機の冷媒吐出管に接続するとともに、前記冷凍冷蔵庫のキャビネットに埋め込むことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の冷凍冷蔵庫。
  9. 前記機械室に送風ファンモーター1台を配置し、前記機械室の片側面のみに排気口を設け、前記強制対流凝縮部を前記送風ファンモーターの空気吸込側に配置し、前記送風ファンモーターを前記排気口に向けて送風させるとともに、前記自然対流凝縮部を複数に分け、前記強制対流凝縮部の上流にある自然対流凝縮部、または前記強制対流凝縮部の下流にある自然対流凝縮部の少なくとも直接に前記強制対流凝縮部に接続する部分を、前記排気口を設けた冷凍冷蔵庫の側面に取り付けることを特徴とする請求項1に記載の冷凍冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106196845A (zh) * 2016-09-05 2016-12-07 广东星星制冷设备有限公司 制冷工作台机组强制散热通风方法及装置
JP2016223698A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫

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