JP2004156800A - 冷凍装置の室外ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプの冷凍装置の室外ユニットにおいて、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、通風抵抗の増加を抑える。
【解決手段】空気調和装置の室外ユニット1は、ケーシング12と、軸流ファン14と、電装品箱15とを備えている。ケーシング12は、平面視が略長方形状である。軸流ファン14は、ケーシング12の上部に設けられている。電装品箱15は、軸流ファン14の下側において、軸流ファン14が送風仕事を行う部分である領域Tと重なるように配置されている。そして、領域Tの面積Sdに対する電装品箱15が領域Tと重なる部分の重なり面積Scの面積比(Sc/Sd)が0.09以下である。
【選択図】 図2
【解決手段】空気調和装置の室外ユニット1は、ケーシング12と、軸流ファン14と、電装品箱15とを備えている。ケーシング12は、平面視が略長方形状である。軸流ファン14は、ケーシング12の上部に設けられている。電装品箱15は、軸流ファン14の下側において、軸流ファン14が送風仕事を行う部分である領域Tと重なるように配置されている。そして、領域Tの面積Sdに対する電装品箱15が領域Tと重なる部分の重なり面積Scの面積比(Sc/Sd)が0.09以下である。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍装置の室外ユニット、特に、側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプの冷凍装置の室外ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
冷凍装置の1つである空気調和装置における室外ユニットとして、側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプのものがある。このような室外ユニットは、ビル等の空気調和に使用されるものであり、ビルの屋上等に設置されるとともに、複数の室内ユニットと連絡配管を介して接続されている。このような室外ユニットは、略直方体形状のケーシングと、その内部に配置された圧縮機、熱交換器及び送風ファン等の機器とを備えている。ケーシングの側面には空気吸入口が設けられており、ケーシングの上部には上方に向く空気吹出口が設けられている。具体的には、空気吸入口は、ケーシングの前面を除いた2つの側面及び後面に設けられている。熱交換器は、空気吸入口から吸入された空気と熱交換するための機器であり、各空気吸入口に対向するようにケーシング内に配置されている。送風ファンは、熱交換器において熱交換された空気を空気吹出口から吹き出すためのプロペラファンであり、ケーシングの上部において、空気吹出口に対応するように設けられている。さらに、ケーシング内には、インバータや制御基板等の電気部品が収納された電装品箱が、前面に対向するように設けられている。より具体的には、電装品箱は、略直方体形状の箱であり、ケーシングを前面側から見た場合において、送風ファンの下側に設けられている。また、電装品箱は、ケーシングを天面側から見た場合において、両側面側に向かって細長い形状を有しており、後面側への張り出しが小さくなっている。
【0003】
このような電装品箱を備えた室外ユニットでは、送風ファンを駆動して空気を空気吸入口から吸入し、熱交換器において空気と冷媒とを熱交換させた後、空気吹出口から空気を吹き出す。この際、送風ファンの駆動により空気吸入口から吸入されて空気吹出口から吹き出される空気は、ケーシング内部を下から上に向かって流れる(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−128678号公報(第3−4頁、第1−2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の室外ユニットは、できるだけ多くの室内ユニットの空調能力に対応できるように、大容量化が求められている。しかし、単純に、室外ユニットの大容量化させようとすると、熱交換器や送風ファンを大きくする必要があるため、室外ユニットのサイズが大きくなる。これでは、ユニット運送時の積載効率が低下する場合やビルの屋上等への運搬が困難になる場合が生じてしまう。このため、室外ユニットの大容量化とともに、コンパクト化が必要となる。特に、室外ユニットを天面から見た場合の寸法は、ユニット運送時の積載やビルの屋上等への運搬に対して影響が大きいため、室外ユニットを天面から見た場合の寸法を小さくすることが必要である。
【0006】
しかし、室外ユニットを天面から見た場合の寸法に制約を設けると、室外ユニットの大容量化に伴う送風ファンの大型化によって、送風ファンが送風仕事を行う部分への電装品箱の張り出しが大きくなるため、ケーシング内部を下から上に向かう空気の流れを妨げて、通風抵抗を増加させてしまう。これにより、送風ファンの送風性能の低下や騒音の増加が生じるおそれがある。
【0007】
一方、電装品箱には発熱の大きい電気部品もいくつか収納されているため、運転中は常時冷却を行う必要がある。このため、冷却に必要な分だけは、電装品箱を送風ファンが送風仕事を行う部分へ張り出すように配置しておかなければならない。
本発明の課題は、側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプの冷凍装置の室外ユニットにおいて、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、通風抵抗の増加を抑えることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の冷凍装置の室外ユニットは、側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプの冷凍装置の室外ユニットであって、ケーシングと、軸流ファンと、電装品箱とを備えている。ケーシングは、平面視が略長方形状である。軸流ファンは、ケーシングの上部に設けられ、ケーシングの側面から吸入した空気をケーシングの天面から吹き出す。電装品箱は、ケーシング内の軸流ファンの下側において、ケーシングの平面視における軸流ファンが送風仕事を行う部分と重なるように配置されている。そして、ケーシングの平面視において、軸流ファンが送風仕事を行う部分の面積である送風面積に対する電装品箱が送風面積と重なる部分の重なり面積の面積比が0.09以下である。
【0009】
この室外ユニットでは、ケーシングの上部に設けられた軸流ファンを駆動すると、空気がケーシングの側面からケーシング内に吸入され、熱交換された後、ケーシングの天面から吹き出される。ここで、電装品箱は、軸流ファンの送風仕事を行う部分と重なるように配置されるとともに、その重なり面積の面積比が0.09以下になっている。この面積比は、本願発明者が鋭意研究を行った結果、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、通風抵抗の増加を抑えることが可能な値として見いだされたものである。これにより、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、電装品箱の軸流ファンが送風仕事を行う部分への張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0010】
請求項2に記載の冷凍装置の室外ユニットは、請求項1において、ケーシングの平面視において、ケーシングの短辺の長さに対する軸流ファンのファン外径の長さ比が0.89以上である。
この室外ユニットでは、ケーシングの平面視におけるサイズをコンパクト化するために、ケーシングの短辺の長さに比べて、軸流ファンのファン外径が大きくなっている。このような室外ユニットにおいても、電装品箱と軸流ファンの送風仕事を行う部分との重なり面積比を0.09以下にすることで、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、電装品箱の軸流ファンが送風仕事を行う部分への張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0011】
請求項3に記載の冷凍装置の室外ユニットは、請求項2において、ケーシングの平面視において、ケーシングの長辺の長さに対する短辺の長さの長さ比が0.80以上である。
この室外ユニットでは、ケーシングの平面視におけるサイズをコンパクト化するために、さらに、ケーシングの平面視における形状が正方形に近づくように、設定されている。このような室外ユニットにおいても、電装品箱と軸流ファンの送風仕事を行う部分との重なり面積比を0.09以下にすることで、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、電装品箱の軸流ファンが送風仕事を行う部分への張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0012】
請求項4に記載の冷凍装置の室外ユニットは、請求項1〜3のいずれかにおいて、電装品箱は、ケーシングの一側面に対向するように配置されている。
この室外ユニットでは、ケーシングの一側面側から電装品箱に容易にアクセス可能であるため、室外ユニットの組立性や現地施工時の作業性を向上できる。
請求項5に記載の冷凍装置の室外ユニットは、請求項4において、電装品箱は、ケーシングの平面視において、ケーシングの一側面の中央から偏倚して配置されている。
【0013】
この室外ユニットでは、電装品箱がケーシングの一側面の中央から偏倚して配置されているため、重なり部の面積を小さくできて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
請求項6に記載の冷凍装置の室外ユニットは、請求項5において、電装品箱は、ケーシングの平面視において、ケーシングの角部に配置されている。
【0014】
この室外ユニットでは、電装品箱がケーシングの角部に配置されているため、重なり部の面積をさらに小さくできて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
請求項7に記載の冷凍装置の室外ユニットは、請求項1〜6のいずれかにおいて、電装品箱は、軸流ファンから下方に遠ざかるにつれて、平面視における面積が大きくなる形状を有している。
【0015】
この室外ユニットでは、電装品箱が軸流ファンから下方に遠ざかるにつれて、平面視における面積が大きくなる形状を有しているため、軸流ファン近傍の通風抵抗に対する影響が大きい位置における空気の流路を確保しつつ、ケーシングの側面から吸入された空気をスムーズにケーシングの天面に向けて流すことができる。これにより、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(1)室外ユニットの構成
図1に本発明の第1実施形態にかかる冷凍装置の1つである空気調和装置の室外ユニット1を示す。室外ユニット1は、マルチタイプの空気調和装置を構成しており、ビルの屋上等に設置されるとともに、複数の室外ユニットに連絡配管を介して接続されている。
【0017】
室外ユニット1は、側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプであり、ケーシング12と、ケーシング12の内部に収納された室外側冷媒回路13と、ケーシング12の上部に設けられた軸流ファン14と、ケーシング12の内部に収納された電装品箱15とを備えている。
ケーシング12は、略直方体形状であり、主に、4つの角部にそれぞれ配置された支柱21と、天板22と、前板23と、後板24と、1対の側板25と、底板26とから構成されている。
【0018】
支柱21は、ケーシング12の各角部の上端から下端まで延びる柱状の部材であり、天板22、前板23、後板24、1対の側板25及び底板26を固定・支持している。
天板22は、中央に設けられた開口からなる空気吹出口22a(天面)を有しており、開口の上部を覆うようにファングリル22bが設けられている。そして、ケーシング12内に吸入された空気は、空気吹出口22aから上方に向かって吹き出されるようになっている。
【0019】
前板23は、本実施形態において、天板22の下側に配置される上部前板23aと、上部前板23aの下側に配置される中部前板23bと、中部前板23bの下側に配置される下部前板23cとから構成されている。このように、前板23は、上中下3分割の構造になっている。
後板24は、ケーシング12内に空気を吸入するための空気吸入口24aを有している。本実施形態において、空気吸入口24aは、詳細は図示しないが、ほぼ全面に設けられた開口からなる。1対の側板25は、ケーシング12内に空気を吸入するための空気吸入口25aを有している。本実施形態において、空気吸入口25aは、前板23近傍を除く面に設けられた開口からなる。これらの空気吸入口24a、25aによって、ケーシング12内に空気が吸入されるようになっている。
【0020】
底板26は、室外側冷媒回路13を構成する機器及び配管類を支持・固定している。また、底板26は、据付面との間にスペースができるように、4つの支柱21に支持されている。
室外側冷媒回路13は、圧縮機13a、熱交換器13b等及びこれらの機器を接続する配管類から構成されている。圧縮機13aや熱交換器13b等の主要な機器は、底板26に固定されている。すなわち、室外側冷媒回路13を構成する機器及び配管類は、主として、ケーシング12の下部に配置されている。熱交換器13bは、略U字形状であり、3つの空気吸入口24a、25aに対向するように配置されている。熱交換器13bは、空気吸入口24a、25aから吸入された空気と冷媒とを熱交換させることが可能である。
【0021】
軸流ファン14は、プロペラファンであり、ケーシング12の上部において、空気吹出口22aに対応するように配置されている。軸流ファン14は、複数のプロペラ翼14aと、プロペラ翼14aの内周部を固定するハブ14bと、ハブ14bを回転駆動するファンモータ14cとを有している。ファンモータ14cは、図示しない支持フレームを介して、ケーシング12に固定されている。より具体的には、軸流ファン14は、上部前板23aの上下方向位置に対応する位置に配置されている。これにより、軸流ファン14は、空気吸入口24a、25aを通じて、室外空気をケーシング12の側面からケーシング12の内部に吸入して、熱交換器13bを通過させた後、ケーシング12の上部に導いて空気吹出口22aから吹き出すことが可能である。
【0022】
電装品箱15は、インバータや制御基板等の電気部品が収納された箱体であり、前板23に対向するように配置されている。より具体的には、電装品箱15は、室外側冷媒回路13を構成する多くの機器及び配管類が配置されたケーシング12の下部を避けて、中部前板23bに対向するように配置されている。すなわち、電装品箱15は、軸流ファン14の下側であって、下部前板23cよりも上側に配置されている。
【0023】
この電装品箱15について、図2及び図3を用いて詳細に説明する。ここで、図2は、室外ユニット1を図1のA方向から見た図であって、天板22のファングリル22bを除いて示した図である。図3は、室外ユニット1を図1のB方向から見た図であって、圧縮機13a等を除いたケーシング12の内部断面を示した図である。
【0024】
電装品箱15は、図2に示されるように、軸流ファン14に下側に設けられた第1箱部15aと、第1箱部15aの下側に設けられ第1箱部15aの平面視における面積Saよりも大きい面積Sbを有する第2箱部15bとを有している。より具体的には、第1箱部15aは、平面視における寸法が幅Wa及び長さLaを有する部分である。第2箱部15bは、平面視における寸法が幅Wb及び長さLbを有する部分である。ここで、幅Wbは、幅Waと同じ長さである。長さLbは、長さLaよりも長くなっており、第2箱部15bが第1箱部15aに比べて後板24側に膨出している。
【0025】
また、電装品箱15は、平面視において、軸流ファン14の送風仕事を行う部分に重なるように配置されている。ここで、軸流ファン14の送風仕事を行う部分とは、軸流ファン14の運転時にプロペラ翼14aが通過する部分をいい、軸流ファン14の回転中心Oからプロペラ翼14aの外周端までの半径R(以下、半径Rの2倍をファン外径Dとする)の円領域からハブ14bの半径rの円領域を除いた環状の領域Tをいう。そして、電装品箱15の軸流ファン14近傍の部分(具体的には、第1箱部15aの面積Sa)が平面視において領域Tと重なる部分の重なり面積を面積Sc(図2中にハッチングにより図示)とする。この重なり部の面積Scの領域Tの面積Sdに対する比(Sc/Sd)は、0.09以下であることが望ましい。
【0026】
さらに、電装品箱15は、前板23の中央(具体的には、図2の中央線O−P)から偏倚して配置されている。本実施形態では、前板23の中央線O−Pの右方向に偏倚し、ケーシング12の角部近くに配置されている。
電装品箱15は、図3に示されるように、側面視において、第2箱部15bと第1箱部15aとの上下方向間に設けられ、第2箱部15bの上端から第1箱部15aの下端に向かうにつれて、平面視における面積が小さくなる傾斜部15cをさらに有している。このため、電装品箱15は、後板24側の部分に、軸流ファン14から下方に遠ざかるにつれて、平面視における面積が大きくなる形状を有しているともいえる。
【0027】
このように、電装品箱15では、従来品のような前板23のほぼ全面に対応する幅を有する横長の電装品箱に比べて、やや後板24側への張り出しが大きくなるが、第1箱部15aの下側に第2箱部15bを形成することによって、各種電気部品を収納するのに必要な体積が確保されている。
尚、本実施形態において、軸流ファン14のファン外径Dのケーシング12の平面視における短辺の長さLに対する比(D/L)が0.89以上になっているため、空気吹出口22aの外周縁が前板23及び後板24に近接している。また、ケーシング12の平面視における短辺の長さLの長辺の長さWに対する比(L/W)が0.80以上になっている。このように、本実施形態における室外ユニット1は、平面視におけるケーシング12のサイズがコンパクト化されている。
【0028】
(2)室外ユニットの動作
次に、室外ユニット1の動作について、図2及び図3を用いて説明する。
室外ユニット1の運転中は、軸流ファン14が駆動されることにより、空気吸入口24a、25aを介して、ケーシング12の側面から内部に空気が吸入される。ケーシング12内に吸入された空気は、空気吸入口24a、25aに対向して設けられた熱交換器13bを通過して熱交換される。熱交換された空気は、上方に向かって流れ、軸流ファン14のプロペラ翼14aによって上方に掻き出されて、空気吹出口22aから吹き出す。このため、ケーシング12内に吸入された空気は、熱交換器13bを通過した後、ケーシング内部に向かうとともに、上方の空気吹出口22aに向かうような流線を描いて流れている。例えば、電装品箱15の後板24側の部分近くには、流線Cのような空気の流れが生じている。
【0029】
ここで、電装品箱15は、軸流ファン14近傍に形成された第1箱部15aを有しており、重なり面積比(Sc/Sd)が0.09以下になっているため、軸流ファン14近傍の通風抵抗に対する影響が大きい位置における空気の流路が確保されるとともに、電装品箱15の冷却が可能な程度の重なり面積Scが確保されている。すなわち、電装品箱15の冷却とともに、通風抵抗の増加が抑えられている。
【0030】
また、電装品箱15は、第1箱部15aの下側に第2箱部15bを有しているため、流線Cに沿って流れる空気を上方に向けてスムーズに流すことが可能である。
(3)実験例
本実施形態の室外ユニット1の通風性能を確認するための実験を行った。実験は、本実施形態の室外ユニット1(図2、実験1)と、従来の室外ユニットと同様の電装品箱215を室外ユニット1のケーシング12に配置したもの(図4、実験2)との2種類について行った。
【0031】
次に、実験に使用した室外ユニット及び電装品箱について説明する。
電装品箱を除く室外ユニットのサイズ等の条件は、ケーシング12の短辺の長さLを770mm、ケーシング12の長辺の長さWを930mm、軸流ファン14のファン外径Dを700mm、及び、軸流ファン14の下端部と電装品箱15、215の上端部との距離を56mmとし、両実験において同様とした。ここで、ケーシング12の短辺の長さLは、770mmとなっており、ビルの屋上等の間口やエレベータの間口を通過可能なサイズである。また、ケーシング12の短辺の長さLに対するファン外径Dの比(D/L)は0.91となっており、ケーシング12の長辺の長さWに対する短辺Lの比(L/W)は0.83となっている。
【0032】
電装品箱15のサイズ等の条件は、第1箱部15aの長さLaを160mm、第2箱部15bの長さLbを230mm、及び、第1箱部15a及び第2箱部15bの幅Wa、Wbを410mmとした。そして、電装品箱15を重なり部の面積比(Sc/Sd)が0.09となるように、ケーシング12の角部近くに配置した。
【0033】
電装品箱215のサイズ等の条件は、第1箱部15a及び第2箱部15bの長さLa、Lbを150mm、及び、第1箱部15a及び第2箱部15bの幅Wa、Wbを800mmとした。そして、電装品箱215を重なり部の面積比(Sc/Sd)が0.10となるように、ケーシング12の前板23の中央に対向するように配置した。
【0034】
上記のような条件において、軸流ファン14の風量が185m3/minになるように、室外ユニットの運転を行い、実験1及び実験2における軸流ファン14の回転数及び騒音値を測定した。その結果を以下に示す。
実験1では、軸流ファン14の回転数は813min−1であり、騒音値は59.9dBであった。一方、実験2では、軸流ファン14の回転数は840min−1であり、騒音値は60.8dBであった。
【0035】
このように、本実施形態を適用した実験1の通風性能は、従来例と同様の実験例2の通風性能に比べて優れているため(具体的には、回転数は27min−1低下、騒音値は0.8dB低下)、本実施形態の重なり面積比(Sc/Sd)を0.09以下にすれば、通風性能の増加を抑える効果が得られることがわかる。
(4)室外ユニットの特徴
本実施形態の室外ユニット1には、以下のような特徴がある。
【0036】
▲1▼本実施形態の室外ユニット1では、電装品箱15が領域Tと重なるように配置されるとともに、その重なり部の面積比(Sc/Sd)が0.09以下になっている。これにより、電装品箱15の冷却効果を損なうことなく、電装品箱15の軸流ファン14が送風仕事を行う部分への張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0037】
▲2▼室外ユニット1では、ケーシング12の平面視におけるサイズをコンパクト化するために、ケーシング12の短辺の長さLに対する軸流ファン14のファン外径Dの長さ比を0.89以上とし、ケーシング12の長辺の長さWに対する短辺の長さLの長さ比を0.80以上にしている。このような室外ユニット1においても、電装品箱15と領域Tとの重なり面積比(Sc/Sd)を0.09以下にすれば、電装品箱15の冷却効果を損なうことなく、電装品箱15の領域Tへの張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0038】
▲3▼室外ユニット1では、電装品箱15がケーシング12の前板23の中央線O−Pから偏倚し、ケーシング12の角部近くに配置されているため、軸流ファン14近傍の通風抵抗に対する影響が大きい位置における空気の流路が確保され易くなり、通風抵抗の増加をさらに抑えることが可能である。
▲4▼室外ユニット1では、電装品箱15が軸流ファン14から下方に遠ざかるにつれて、平面視における面積が大きくなる形状を有しているため、軸流ファン14近傍の通風抵抗に対する影響が大きい位置における空気の流路を確保しつつ、空気吸入口24a、25aから吸入された空気をスムーズに空気吹出口22aに向けて流すことができるため、通風抵抗を増加を抑えることが可能である。
【0039】
▲5▼室外ユニット1では、電装品箱15がケーシング12の前板23に対向するように配置されるとともに、第2箱部15bがケーシング12の後板24側に膨出するように設けられているため、ケーシング12の前板23側から電装品箱15に容易にアクセス可能である。これにより、室外ユニット1の組立性や現地施工時の作業性を向上できる。
【0040】
[第2実施形態]
前記実施形態において、電装品箱15を図4及び図5に示すような形状を有する電装品箱115を軸流ファン14のハブ14bの真下に配置した室外ユニット101にしてもよい。
電装品箱115は、電装品箱15と同様に、軸流ファン14に近い側に第1箱部115aを有しており、その下側に第2箱部115bを有している。そして、第1箱部115aと第2箱部115bとの上下方向間には、傾斜部115cが形成されている。
【0041】
このような電装品箱115を採用しても、領域Tの面積Sdに対する重なり部の面積Scの面積比(Sc/Sd、図5にハッチングで図示)を0.09以下にすれば、前記実施形態の室外ユニット1と同様、室外ユニット101内の空気の通風抵抗の増加を抑えることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0042】
(1)軸流ファンの台数やケーシングの形状は、前記実施形態に限定されず、複数の軸流ファンが配置された室外ユニット等にも適用可能である。
(2)前記実施形態では、電装品箱が第1箱部と第2箱部とを有する形状であったが、電装品箱の体積を確保でき、かつ、重なり部の面積比を所定の値以下にできれば、どのような形状でもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
請求項1にかかる発明では、室外ユニット内において、電装品箱が軸流ファンの送風仕事を行う部分と重なるように配置されるとともに、その重なり部の面積比が0.09以下になっているため、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、電装品箱の軸流ファンが送風仕事を行う部分への張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0044】
請求項2にかかる発明では、ケーシングの平面視におけるケーシングの短辺の長さに対する軸流ファンのファン外径の長さ比を0.89以上として、ケーシングのサイズをコンパクト化している。このような室外ユニットにおいても、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、電装品箱の軸流ファンが送風仕事を行う部分への張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0045】
請求項3にかかる発明では、ケーシングの平面視におけるケーシングの長辺の長さに対する短辺の長さの長さ比を0.80以上として、ケーシングのサイズをコンパクト化している。このような室外ユニットにおいても、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、電装品箱の軸流ファンが送風仕事を行う部分への張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0046】
請求項4にかかる発明では、ケーシングの一側面側から電装品箱に容易にアクセス可能であるため、室外ユニットの組立性や現地施工時の作業性を向上できる。
請求項5にかかる発明では、電装品箱がケーシングの一側面の中央から偏倚して配置されているため、重なり部の面積を小さくできて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0047】
請求項6にかかる発明では、電装品箱がケーシングの角部に配置されているため、重なり部の面積を小さくできて、通風抵抗の増加をさらに抑えることが可能である。
請求項7にかかる発明では、電装品箱が軸流ファンから下方に遠ざかるにつれて、平面視における面積が大きくなる形状を有しているため、ケーシングの側面から吸入された空気をスムーズにケーシングの天面に向けて流すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の空気調和装置の室外ユニットの概略斜視図。
【図2】図1をA方向から見た図であって、天板のファングリルを除いて示した図。
【図3】図1をB方向から見た図であって、ケーシングの内部断面を示した図。
【図4】実験例2の室外ユニットであって、図2に相当する図。
【図5】第2実施形態の室外ユニットであって、図2に相当する図。
【図6】第2実施形態の室外ユニットであって、図3に相当する図。
【符号の説明】
1、101 室外ユニット
12 ケーシング
14 軸流ファン
15、115 電装品箱
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍装置の室外ユニット、特に、側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプの冷凍装置の室外ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
冷凍装置の1つである空気調和装置における室外ユニットとして、側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプのものがある。このような室外ユニットは、ビル等の空気調和に使用されるものであり、ビルの屋上等に設置されるとともに、複数の室内ユニットと連絡配管を介して接続されている。このような室外ユニットは、略直方体形状のケーシングと、その内部に配置された圧縮機、熱交換器及び送風ファン等の機器とを備えている。ケーシングの側面には空気吸入口が設けられており、ケーシングの上部には上方に向く空気吹出口が設けられている。具体的には、空気吸入口は、ケーシングの前面を除いた2つの側面及び後面に設けられている。熱交換器は、空気吸入口から吸入された空気と熱交換するための機器であり、各空気吸入口に対向するようにケーシング内に配置されている。送風ファンは、熱交換器において熱交換された空気を空気吹出口から吹き出すためのプロペラファンであり、ケーシングの上部において、空気吹出口に対応するように設けられている。さらに、ケーシング内には、インバータや制御基板等の電気部品が収納された電装品箱が、前面に対向するように設けられている。より具体的には、電装品箱は、略直方体形状の箱であり、ケーシングを前面側から見た場合において、送風ファンの下側に設けられている。また、電装品箱は、ケーシングを天面側から見た場合において、両側面側に向かって細長い形状を有しており、後面側への張り出しが小さくなっている。
【0003】
このような電装品箱を備えた室外ユニットでは、送風ファンを駆動して空気を空気吸入口から吸入し、熱交換器において空気と冷媒とを熱交換させた後、空気吹出口から空気を吹き出す。この際、送風ファンの駆動により空気吸入口から吸入されて空気吹出口から吹き出される空気は、ケーシング内部を下から上に向かって流れる(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−128678号公報(第3−4頁、第1−2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の室外ユニットは、できるだけ多くの室内ユニットの空調能力に対応できるように、大容量化が求められている。しかし、単純に、室外ユニットの大容量化させようとすると、熱交換器や送風ファンを大きくする必要があるため、室外ユニットのサイズが大きくなる。これでは、ユニット運送時の積載効率が低下する場合やビルの屋上等への運搬が困難になる場合が生じてしまう。このため、室外ユニットの大容量化とともに、コンパクト化が必要となる。特に、室外ユニットを天面から見た場合の寸法は、ユニット運送時の積載やビルの屋上等への運搬に対して影響が大きいため、室外ユニットを天面から見た場合の寸法を小さくすることが必要である。
【0006】
しかし、室外ユニットを天面から見た場合の寸法に制約を設けると、室外ユニットの大容量化に伴う送風ファンの大型化によって、送風ファンが送風仕事を行う部分への電装品箱の張り出しが大きくなるため、ケーシング内部を下から上に向かう空気の流れを妨げて、通風抵抗を増加させてしまう。これにより、送風ファンの送風性能の低下や騒音の増加が生じるおそれがある。
【0007】
一方、電装品箱には発熱の大きい電気部品もいくつか収納されているため、運転中は常時冷却を行う必要がある。このため、冷却に必要な分だけは、電装品箱を送風ファンが送風仕事を行う部分へ張り出すように配置しておかなければならない。
本発明の課題は、側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプの冷凍装置の室外ユニットにおいて、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、通風抵抗の増加を抑えることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の冷凍装置の室外ユニットは、側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプの冷凍装置の室外ユニットであって、ケーシングと、軸流ファンと、電装品箱とを備えている。ケーシングは、平面視が略長方形状である。軸流ファンは、ケーシングの上部に設けられ、ケーシングの側面から吸入した空気をケーシングの天面から吹き出す。電装品箱は、ケーシング内の軸流ファンの下側において、ケーシングの平面視における軸流ファンが送風仕事を行う部分と重なるように配置されている。そして、ケーシングの平面視において、軸流ファンが送風仕事を行う部分の面積である送風面積に対する電装品箱が送風面積と重なる部分の重なり面積の面積比が0.09以下である。
【0009】
この室外ユニットでは、ケーシングの上部に設けられた軸流ファンを駆動すると、空気がケーシングの側面からケーシング内に吸入され、熱交換された後、ケーシングの天面から吹き出される。ここで、電装品箱は、軸流ファンの送風仕事を行う部分と重なるように配置されるとともに、その重なり面積の面積比が0.09以下になっている。この面積比は、本願発明者が鋭意研究を行った結果、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、通風抵抗の増加を抑えることが可能な値として見いだされたものである。これにより、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、電装品箱の軸流ファンが送風仕事を行う部分への張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0010】
請求項2に記載の冷凍装置の室外ユニットは、請求項1において、ケーシングの平面視において、ケーシングの短辺の長さに対する軸流ファンのファン外径の長さ比が0.89以上である。
この室外ユニットでは、ケーシングの平面視におけるサイズをコンパクト化するために、ケーシングの短辺の長さに比べて、軸流ファンのファン外径が大きくなっている。このような室外ユニットにおいても、電装品箱と軸流ファンの送風仕事を行う部分との重なり面積比を0.09以下にすることで、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、電装品箱の軸流ファンが送風仕事を行う部分への張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0011】
請求項3に記載の冷凍装置の室外ユニットは、請求項2において、ケーシングの平面視において、ケーシングの長辺の長さに対する短辺の長さの長さ比が0.80以上である。
この室外ユニットでは、ケーシングの平面視におけるサイズをコンパクト化するために、さらに、ケーシングの平面視における形状が正方形に近づくように、設定されている。このような室外ユニットにおいても、電装品箱と軸流ファンの送風仕事を行う部分との重なり面積比を0.09以下にすることで、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、電装品箱の軸流ファンが送風仕事を行う部分への張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0012】
請求項4に記載の冷凍装置の室外ユニットは、請求項1〜3のいずれかにおいて、電装品箱は、ケーシングの一側面に対向するように配置されている。
この室外ユニットでは、ケーシングの一側面側から電装品箱に容易にアクセス可能であるため、室外ユニットの組立性や現地施工時の作業性を向上できる。
請求項5に記載の冷凍装置の室外ユニットは、請求項4において、電装品箱は、ケーシングの平面視において、ケーシングの一側面の中央から偏倚して配置されている。
【0013】
この室外ユニットでは、電装品箱がケーシングの一側面の中央から偏倚して配置されているため、重なり部の面積を小さくできて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
請求項6に記載の冷凍装置の室外ユニットは、請求項5において、電装品箱は、ケーシングの平面視において、ケーシングの角部に配置されている。
【0014】
この室外ユニットでは、電装品箱がケーシングの角部に配置されているため、重なり部の面積をさらに小さくできて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
請求項7に記載の冷凍装置の室外ユニットは、請求項1〜6のいずれかにおいて、電装品箱は、軸流ファンから下方に遠ざかるにつれて、平面視における面積が大きくなる形状を有している。
【0015】
この室外ユニットでは、電装品箱が軸流ファンから下方に遠ざかるにつれて、平面視における面積が大きくなる形状を有しているため、軸流ファン近傍の通風抵抗に対する影響が大きい位置における空気の流路を確保しつつ、ケーシングの側面から吸入された空気をスムーズにケーシングの天面に向けて流すことができる。これにより、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(1)室外ユニットの構成
図1に本発明の第1実施形態にかかる冷凍装置の1つである空気調和装置の室外ユニット1を示す。室外ユニット1は、マルチタイプの空気調和装置を構成しており、ビルの屋上等に設置されるとともに、複数の室外ユニットに連絡配管を介して接続されている。
【0017】
室外ユニット1は、側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプであり、ケーシング12と、ケーシング12の内部に収納された室外側冷媒回路13と、ケーシング12の上部に設けられた軸流ファン14と、ケーシング12の内部に収納された電装品箱15とを備えている。
ケーシング12は、略直方体形状であり、主に、4つの角部にそれぞれ配置された支柱21と、天板22と、前板23と、後板24と、1対の側板25と、底板26とから構成されている。
【0018】
支柱21は、ケーシング12の各角部の上端から下端まで延びる柱状の部材であり、天板22、前板23、後板24、1対の側板25及び底板26を固定・支持している。
天板22は、中央に設けられた開口からなる空気吹出口22a(天面)を有しており、開口の上部を覆うようにファングリル22bが設けられている。そして、ケーシング12内に吸入された空気は、空気吹出口22aから上方に向かって吹き出されるようになっている。
【0019】
前板23は、本実施形態において、天板22の下側に配置される上部前板23aと、上部前板23aの下側に配置される中部前板23bと、中部前板23bの下側に配置される下部前板23cとから構成されている。このように、前板23は、上中下3分割の構造になっている。
後板24は、ケーシング12内に空気を吸入するための空気吸入口24aを有している。本実施形態において、空気吸入口24aは、詳細は図示しないが、ほぼ全面に設けられた開口からなる。1対の側板25は、ケーシング12内に空気を吸入するための空気吸入口25aを有している。本実施形態において、空気吸入口25aは、前板23近傍を除く面に設けられた開口からなる。これらの空気吸入口24a、25aによって、ケーシング12内に空気が吸入されるようになっている。
【0020】
底板26は、室外側冷媒回路13を構成する機器及び配管類を支持・固定している。また、底板26は、据付面との間にスペースができるように、4つの支柱21に支持されている。
室外側冷媒回路13は、圧縮機13a、熱交換器13b等及びこれらの機器を接続する配管類から構成されている。圧縮機13aや熱交換器13b等の主要な機器は、底板26に固定されている。すなわち、室外側冷媒回路13を構成する機器及び配管類は、主として、ケーシング12の下部に配置されている。熱交換器13bは、略U字形状であり、3つの空気吸入口24a、25aに対向するように配置されている。熱交換器13bは、空気吸入口24a、25aから吸入された空気と冷媒とを熱交換させることが可能である。
【0021】
軸流ファン14は、プロペラファンであり、ケーシング12の上部において、空気吹出口22aに対応するように配置されている。軸流ファン14は、複数のプロペラ翼14aと、プロペラ翼14aの内周部を固定するハブ14bと、ハブ14bを回転駆動するファンモータ14cとを有している。ファンモータ14cは、図示しない支持フレームを介して、ケーシング12に固定されている。より具体的には、軸流ファン14は、上部前板23aの上下方向位置に対応する位置に配置されている。これにより、軸流ファン14は、空気吸入口24a、25aを通じて、室外空気をケーシング12の側面からケーシング12の内部に吸入して、熱交換器13bを通過させた後、ケーシング12の上部に導いて空気吹出口22aから吹き出すことが可能である。
【0022】
電装品箱15は、インバータや制御基板等の電気部品が収納された箱体であり、前板23に対向するように配置されている。より具体的には、電装品箱15は、室外側冷媒回路13を構成する多くの機器及び配管類が配置されたケーシング12の下部を避けて、中部前板23bに対向するように配置されている。すなわち、電装品箱15は、軸流ファン14の下側であって、下部前板23cよりも上側に配置されている。
【0023】
この電装品箱15について、図2及び図3を用いて詳細に説明する。ここで、図2は、室外ユニット1を図1のA方向から見た図であって、天板22のファングリル22bを除いて示した図である。図3は、室外ユニット1を図1のB方向から見た図であって、圧縮機13a等を除いたケーシング12の内部断面を示した図である。
【0024】
電装品箱15は、図2に示されるように、軸流ファン14に下側に設けられた第1箱部15aと、第1箱部15aの下側に設けられ第1箱部15aの平面視における面積Saよりも大きい面積Sbを有する第2箱部15bとを有している。より具体的には、第1箱部15aは、平面視における寸法が幅Wa及び長さLaを有する部分である。第2箱部15bは、平面視における寸法が幅Wb及び長さLbを有する部分である。ここで、幅Wbは、幅Waと同じ長さである。長さLbは、長さLaよりも長くなっており、第2箱部15bが第1箱部15aに比べて後板24側に膨出している。
【0025】
また、電装品箱15は、平面視において、軸流ファン14の送風仕事を行う部分に重なるように配置されている。ここで、軸流ファン14の送風仕事を行う部分とは、軸流ファン14の運転時にプロペラ翼14aが通過する部分をいい、軸流ファン14の回転中心Oからプロペラ翼14aの外周端までの半径R(以下、半径Rの2倍をファン外径Dとする)の円領域からハブ14bの半径rの円領域を除いた環状の領域Tをいう。そして、電装品箱15の軸流ファン14近傍の部分(具体的には、第1箱部15aの面積Sa)が平面視において領域Tと重なる部分の重なり面積を面積Sc(図2中にハッチングにより図示)とする。この重なり部の面積Scの領域Tの面積Sdに対する比(Sc/Sd)は、0.09以下であることが望ましい。
【0026】
さらに、電装品箱15は、前板23の中央(具体的には、図2の中央線O−P)から偏倚して配置されている。本実施形態では、前板23の中央線O−Pの右方向に偏倚し、ケーシング12の角部近くに配置されている。
電装品箱15は、図3に示されるように、側面視において、第2箱部15bと第1箱部15aとの上下方向間に設けられ、第2箱部15bの上端から第1箱部15aの下端に向かうにつれて、平面視における面積が小さくなる傾斜部15cをさらに有している。このため、電装品箱15は、後板24側の部分に、軸流ファン14から下方に遠ざかるにつれて、平面視における面積が大きくなる形状を有しているともいえる。
【0027】
このように、電装品箱15では、従来品のような前板23のほぼ全面に対応する幅を有する横長の電装品箱に比べて、やや後板24側への張り出しが大きくなるが、第1箱部15aの下側に第2箱部15bを形成することによって、各種電気部品を収納するのに必要な体積が確保されている。
尚、本実施形態において、軸流ファン14のファン外径Dのケーシング12の平面視における短辺の長さLに対する比(D/L)が0.89以上になっているため、空気吹出口22aの外周縁が前板23及び後板24に近接している。また、ケーシング12の平面視における短辺の長さLの長辺の長さWに対する比(L/W)が0.80以上になっている。このように、本実施形態における室外ユニット1は、平面視におけるケーシング12のサイズがコンパクト化されている。
【0028】
(2)室外ユニットの動作
次に、室外ユニット1の動作について、図2及び図3を用いて説明する。
室外ユニット1の運転中は、軸流ファン14が駆動されることにより、空気吸入口24a、25aを介して、ケーシング12の側面から内部に空気が吸入される。ケーシング12内に吸入された空気は、空気吸入口24a、25aに対向して設けられた熱交換器13bを通過して熱交換される。熱交換された空気は、上方に向かって流れ、軸流ファン14のプロペラ翼14aによって上方に掻き出されて、空気吹出口22aから吹き出す。このため、ケーシング12内に吸入された空気は、熱交換器13bを通過した後、ケーシング内部に向かうとともに、上方の空気吹出口22aに向かうような流線を描いて流れている。例えば、電装品箱15の後板24側の部分近くには、流線Cのような空気の流れが生じている。
【0029】
ここで、電装品箱15は、軸流ファン14近傍に形成された第1箱部15aを有しており、重なり面積比(Sc/Sd)が0.09以下になっているため、軸流ファン14近傍の通風抵抗に対する影響が大きい位置における空気の流路が確保されるとともに、電装品箱15の冷却が可能な程度の重なり面積Scが確保されている。すなわち、電装品箱15の冷却とともに、通風抵抗の増加が抑えられている。
【0030】
また、電装品箱15は、第1箱部15aの下側に第2箱部15bを有しているため、流線Cに沿って流れる空気を上方に向けてスムーズに流すことが可能である。
(3)実験例
本実施形態の室外ユニット1の通風性能を確認するための実験を行った。実験は、本実施形態の室外ユニット1(図2、実験1)と、従来の室外ユニットと同様の電装品箱215を室外ユニット1のケーシング12に配置したもの(図4、実験2)との2種類について行った。
【0031】
次に、実験に使用した室外ユニット及び電装品箱について説明する。
電装品箱を除く室外ユニットのサイズ等の条件は、ケーシング12の短辺の長さLを770mm、ケーシング12の長辺の長さWを930mm、軸流ファン14のファン外径Dを700mm、及び、軸流ファン14の下端部と電装品箱15、215の上端部との距離を56mmとし、両実験において同様とした。ここで、ケーシング12の短辺の長さLは、770mmとなっており、ビルの屋上等の間口やエレベータの間口を通過可能なサイズである。また、ケーシング12の短辺の長さLに対するファン外径Dの比(D/L)は0.91となっており、ケーシング12の長辺の長さWに対する短辺Lの比(L/W)は0.83となっている。
【0032】
電装品箱15のサイズ等の条件は、第1箱部15aの長さLaを160mm、第2箱部15bの長さLbを230mm、及び、第1箱部15a及び第2箱部15bの幅Wa、Wbを410mmとした。そして、電装品箱15を重なり部の面積比(Sc/Sd)が0.09となるように、ケーシング12の角部近くに配置した。
【0033】
電装品箱215のサイズ等の条件は、第1箱部15a及び第2箱部15bの長さLa、Lbを150mm、及び、第1箱部15a及び第2箱部15bの幅Wa、Wbを800mmとした。そして、電装品箱215を重なり部の面積比(Sc/Sd)が0.10となるように、ケーシング12の前板23の中央に対向するように配置した。
【0034】
上記のような条件において、軸流ファン14の風量が185m3/minになるように、室外ユニットの運転を行い、実験1及び実験2における軸流ファン14の回転数及び騒音値を測定した。その結果を以下に示す。
実験1では、軸流ファン14の回転数は813min−1であり、騒音値は59.9dBであった。一方、実験2では、軸流ファン14の回転数は840min−1であり、騒音値は60.8dBであった。
【0035】
このように、本実施形態を適用した実験1の通風性能は、従来例と同様の実験例2の通風性能に比べて優れているため(具体的には、回転数は27min−1低下、騒音値は0.8dB低下)、本実施形態の重なり面積比(Sc/Sd)を0.09以下にすれば、通風性能の増加を抑える効果が得られることがわかる。
(4)室外ユニットの特徴
本実施形態の室外ユニット1には、以下のような特徴がある。
【0036】
▲1▼本実施形態の室外ユニット1では、電装品箱15が領域Tと重なるように配置されるとともに、その重なり部の面積比(Sc/Sd)が0.09以下になっている。これにより、電装品箱15の冷却効果を損なうことなく、電装品箱15の軸流ファン14が送風仕事を行う部分への張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0037】
▲2▼室外ユニット1では、ケーシング12の平面視におけるサイズをコンパクト化するために、ケーシング12の短辺の長さLに対する軸流ファン14のファン外径Dの長さ比を0.89以上とし、ケーシング12の長辺の長さWに対する短辺の長さLの長さ比を0.80以上にしている。このような室外ユニット1においても、電装品箱15と領域Tとの重なり面積比(Sc/Sd)を0.09以下にすれば、電装品箱15の冷却効果を損なうことなく、電装品箱15の領域Tへの張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0038】
▲3▼室外ユニット1では、電装品箱15がケーシング12の前板23の中央線O−Pから偏倚し、ケーシング12の角部近くに配置されているため、軸流ファン14近傍の通風抵抗に対する影響が大きい位置における空気の流路が確保され易くなり、通風抵抗の増加をさらに抑えることが可能である。
▲4▼室外ユニット1では、電装品箱15が軸流ファン14から下方に遠ざかるにつれて、平面視における面積が大きくなる形状を有しているため、軸流ファン14近傍の通風抵抗に対する影響が大きい位置における空気の流路を確保しつつ、空気吸入口24a、25aから吸入された空気をスムーズに空気吹出口22aに向けて流すことができるため、通風抵抗を増加を抑えることが可能である。
【0039】
▲5▼室外ユニット1では、電装品箱15がケーシング12の前板23に対向するように配置されるとともに、第2箱部15bがケーシング12の後板24側に膨出するように設けられているため、ケーシング12の前板23側から電装品箱15に容易にアクセス可能である。これにより、室外ユニット1の組立性や現地施工時の作業性を向上できる。
【0040】
[第2実施形態]
前記実施形態において、電装品箱15を図4及び図5に示すような形状を有する電装品箱115を軸流ファン14のハブ14bの真下に配置した室外ユニット101にしてもよい。
電装品箱115は、電装品箱15と同様に、軸流ファン14に近い側に第1箱部115aを有しており、その下側に第2箱部115bを有している。そして、第1箱部115aと第2箱部115bとの上下方向間には、傾斜部115cが形成されている。
【0041】
このような電装品箱115を採用しても、領域Tの面積Sdに対する重なり部の面積Scの面積比(Sc/Sd、図5にハッチングで図示)を0.09以下にすれば、前記実施形態の室外ユニット1と同様、室外ユニット101内の空気の通風抵抗の増加を抑えることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0042】
(1)軸流ファンの台数やケーシングの形状は、前記実施形態に限定されず、複数の軸流ファンが配置された室外ユニット等にも適用可能である。
(2)前記実施形態では、電装品箱が第1箱部と第2箱部とを有する形状であったが、電装品箱の体積を確保でき、かつ、重なり部の面積比を所定の値以下にできれば、どのような形状でもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
請求項1にかかる発明では、室外ユニット内において、電装品箱が軸流ファンの送風仕事を行う部分と重なるように配置されるとともに、その重なり部の面積比が0.09以下になっているため、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、電装品箱の軸流ファンが送風仕事を行う部分への張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0044】
請求項2にかかる発明では、ケーシングの平面視におけるケーシングの短辺の長さに対する軸流ファンのファン外径の長さ比を0.89以上として、ケーシングのサイズをコンパクト化している。このような室外ユニットにおいても、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、電装品箱の軸流ファンが送風仕事を行う部分への張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0045】
請求項3にかかる発明では、ケーシングの平面視におけるケーシングの長辺の長さに対する短辺の長さの長さ比を0.80以上として、ケーシングのサイズをコンパクト化している。このような室外ユニットにおいても、電装品箱の冷却効果を損なうことなく、電装品箱の軸流ファンが送風仕事を行う部分への張り出しを抑えて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0046】
請求項4にかかる発明では、ケーシングの一側面側から電装品箱に容易にアクセス可能であるため、室外ユニットの組立性や現地施工時の作業性を向上できる。
請求項5にかかる発明では、電装品箱がケーシングの一側面の中央から偏倚して配置されているため、重なり部の面積を小さくできて、通風抵抗の増加を抑えることが可能である。
【0047】
請求項6にかかる発明では、電装品箱がケーシングの角部に配置されているため、重なり部の面積を小さくできて、通風抵抗の増加をさらに抑えることが可能である。
請求項7にかかる発明では、電装品箱が軸流ファンから下方に遠ざかるにつれて、平面視における面積が大きくなる形状を有しているため、ケーシングの側面から吸入された空気をスムーズにケーシングの天面に向けて流すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の空気調和装置の室外ユニットの概略斜視図。
【図2】図1をA方向から見た図であって、天板のファングリルを除いて示した図。
【図3】図1をB方向から見た図であって、ケーシングの内部断面を示した図。
【図4】実験例2の室外ユニットであって、図2に相当する図。
【図5】第2実施形態の室外ユニットであって、図2に相当する図。
【図6】第2実施形態の室外ユニットであって、図3に相当する図。
【符号の説明】
1、101 室外ユニット
12 ケーシング
14 軸流ファン
15、115 電装品箱
Claims (7)
- 側面から空気を吸入して熱交換した後に天面から空気を吹き出すタイプの冷凍装置の室外ユニット(1、101)であって、
平面視が略長方形状のケーシング(12)と、
前記ケーシングの上部に設けられ、前記ケーシングの側面から吸入した空気を前記ケーシングの天面から吹き出す軸流ファン(14)と、
前記ケーシング内の前記軸流ファンの下側において、前記ケーシングの平面視における前記軸流ファンが送風仕事を行う部分(T)と重なるように配置された電装品箱(15、115)とを備え、
前記ケーシングの平面視において、前記軸流ファンが送風仕事を行う部分の面積である送風面積(Sd)に対する前記電装品箱が前記送風面積と重なる部分の重なり面積(Sc)の面積比(Sc/Sd)が0.09以下である、
冷凍装置の室外ユニット(1、101)。 - 前記ケーシング(12)の平面視において、前記ケーシングの短辺の長さ(L)に対する前記軸流ファン(14)のファン外径(D)の長さ比(D/L)が0.89以上である、
請求項1に記載の冷凍装置の室外ユニット(1、101)。 - 前記ケーシング(12)の平面視において、前記ケーシングの長辺の長さ(W)に対する短辺の長さ(L)の長さ比(L/W)が0.80以上である、
請求項2に記載の冷凍装置の室外ユニット(1、101)。 - 前記電装品箱(15)は、前記ケーシング(12)の一側面(23)に対向するように配置されている、請求項1〜3のいずれかに記載の冷凍装置の室外ユニット(1)。
- 前記電装品箱(15)は、前記ケーシング(12)の平面視において、前記ケーシングの一側面(23)の中央から偏倚して配置されている、請求項4に記載の冷凍装置の室外ユニット(1)。
- 前記電装品箱(15)は、前記ケーシング(12)の平面視において、前記ケーシングの角部に配置されている、請求項5に記載の冷凍装置の室外ユニット(1)。
- 前記電装品箱(15、115)は、前記軸流ファン(14)から下方に遠ざかるにつれて、平面視における面積が大きくなる形状を有している、請求項1〜6のいずれかに記載の冷凍装置の室外ユニット(1、101)。
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