JP4735214B2 - 空気調和機用室外機 - Google Patents

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Description

本願発明は、上吹出タイプの空気調和機用室外機に関し、さらに詳しくは、上吹出タイプの空気調和機用室外機における電気箱の配設構造に関するものである。
本体ケーシングの上部に配設された少なくとも一つの軸流ファンと、該軸流ファンの上流側であって前記本体ケーシングの側面に形成された空気吸込口に対向する熱交換器とを備えた上吹出タイプの空気調和機用室外機はよく知られており、このような構造の空気調和機用室外機の場合、空気吸込口は、本体ケーシングの全側面に形成されることはなく、本体ケーシングの少なくとも一面(即ち、ケーシング前板)には、電気部品を内装した電気箱が配置されることとなっている。
上記構成とすると、電気箱が配置されているケーシング前板部分において、吸込空気流が不足してしまうため、軸流ファンの翼面近傍の気流乱れが増大することとなり、周方向に局所的な騒音(即ち、NZ音)が増大するという不具合が生ずる。
そこで、上記不具合を解消するために、軸流ファンの上流側に位置するケーシング前板に開口を形成して、該開口からの吸込空気流により軸流ファンへの吸込気流の不足を補うようにした技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開平11−304196号公報。
ところが、上記特許文献1に開示されている技術の場合、ケーシング前板に形成された開口からの吸込空気流により軸流ファンへの吸込気流の不足を補うこととなっているが、ケーシング前板に形成された開口からの吸込空気流は、熱交換器を通過していない一次空気であるため、軸流ファンの能力を無駄に使うこととなるという新たな問題が生ずる。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、軸流ファンへの吸込気流の不足を補う空気流として、熱交換器を通過した空気流を用い得るようにし、省エネ性と静音性とを両立できるようにすることを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、本体ケーシング1の上部に配設された少なくとも一つの軸流ファン2と、該軸流ファン2の上流側であって前記本体ケーシング1におけるケーシング前板1aを除く少なくとも一側面に形成された空気吸込口3に対向する熱交換器4とを備えた空気調和機用室外機において、前記ケーシング前板1aの内面に、電気部品を内装した電気箱13を配置するとともに、該電気箱13と前記ケーシング前板1aとの間に、前記電気箱13におけるケーシング前板1a側の側面を凹ますことにより前記熱交換器4を通過した後の二次空気Wを流通させる空気流路14を形成している。
上記のように構成したことにより、軸流ファン2の運転により空気吸込口3から吸い込まれ、熱交換器4を通過した二次空気Wがケーシング前板1aと電気箱13との間に形成された空気流路14を介して軸流ファン2に供給されることとなる。従って、ケーシング前板1a側における吸込空気流の不足が、ケーシング前板1aと電気箱13との間に形成された空気流路14を介して軸流ファン2に供給される吸込空気流(即ち、熱交換器を通過した二次空気W)により補われることとなり、従来生じていた吸込空気流の不足に起因する局所的な騒音(即ち、NZ音)の上昇を効果的に抑制することができる。しかも、熱交換器4を通過した二次空気Wを利用することとなるため、軸流ファン2の能力(換言すれば、ファンモータ9の入力)を無駄に使うことがなくなり、省エネ性を低下させることもなくなる。つまり、省エネ性と静音性とを両立させることができるのである。また、前記空気流路14を、前記電気箱13の側面を凹ますことにより形成しているので、電気箱の側面を凹ますだけで、空気流路の形成が行えることとなり、コスト的に有利となる。
本願発明では、上記課題を解決するための第の手段として、本体ケーシング1の上部に配設された少なくとも一つの軸流ファン2と、該軸流ファン2の上流側であって前記本体ケーシング1におけるケーシング前板1aを除く少なくとも一側面に形成された空気吸込口3に対向する熱交換器4とを備えた空気調和機用室外機において、前記ケーシング前板1aの内面に、電気部品を内装した電気箱13を配置するとともに、該電気箱13と前記ケーシング前板1aとの間に、前記ケーシング前板1aと前記電気箱13との間にスペーサ17を介設することにより前記熱交換器4を通過した後の二次空気Wを流通させる空気流路14を形成している。
上記のように構成したことにより、軸流ファン2の運転により空気吸込口3から吸い込まれ、熱交換器4を通過した二次空気Wがケーシング前板1aと電気箱13との間に形成された空気流路14を介して軸流ファン2に供給されることとなる。従って、ケーシング前板1a側における吸込空気流の不足が、ケーシング前板1aと電気箱13との間に形成された空気流路14を介して軸流ファン2に供給される吸込空気流(即ち、熱交換器を通過した二次空気W)により補われることとなり、従来生じていた吸込空気流の不足に起因する局所的な騒音(即ち、NZ音)の上昇を効果的に抑制することができる。しかも、熱交換器4を通過した二次空気Wを利用することとなるため、軸流ファン2の能力(換言すれば、ファンモータ9の入力)を無駄に使うことがなくなり、省エネ性を低下させることもなくなる。つまり、省エネ性と静音性とを両立させることができるのである。また、前記空気流路14を、前記ケーシング前板1aと前記電気箱13との間にスペーサ17を介設することにより形成しているので、電気箱に対する加工が不要となるところから、電気箱の内容積を従来と同等の大きさに確保することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第1又は第の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記空気流路の出口を、内方側に拡大することもでき、そのように構成した場合、空気流路を介して軸流ファンに供給される二次空気が、空気流路の出口側において拡大して流れることとなり、スムーズな流れが得られるとともに、軸流ファンにおける羽根7,7・・の外周端のより広範囲に二次空気Wの供給がなされることとなり、局所的な騒音(即ち、NZ音)の上昇をより効果的に抑制することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第1、第2又は第の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記空気流路14における前記電気箱13側に、放熱フィン16を設けることもでき、そのように構成した場合、電気箱13内で生ずる熱が放熱フィン16を介して空気流路14を流れる二次空気W側に放熱されることとなり、電気箱13内の温度上昇を効果的に抑制することができる。
本願発明の第1の手段によれば、本体ケーシング1の上部に配設された少なくとも一つの軸流ファン2と、該軸流ファン2の上流側であって前記本体ケーシング1におけるケーシング前板1aを除く少なくとも一側面に形成された空気吸込口3に対向する熱交換器4とを備えた空気調和機用室外機において、前記ケーシング前板1aの内面に、電気部品を内装した電気箱13を配置するとともに、該電気箱13と前記ケーシング前板1aとの間に、前記熱交換器4を通過した後の二次空気Wを流通させる空気流路14を形成して、軸流ファン2の運転により空気吸込口3から吸い込まれ、熱交換器4を通過した二次空気Wがケーシング前板1aと電気箱13との間に形成された空気流路14を介して軸流ファン2に供給されるようにしたので、ケーシング前板1a側における吸込空気流の不足が、ケーシング前板1aと電気箱13との間に形成された空気流路14を介して軸流ファン2に供給される吸込空気流(即ち、熱交換器を通過した二次空気W)により補われることとなり、従来生じていた吸込空気流の不足に起因する局所的な騒音(即ち、NZ音)の上昇を効果的に抑制することができるとともに、軸流ファン2の能力(換言すれば、ファンモータ9の入力)を無駄に使うということもなく、省エネ性と静音性とを両立させることができるという効果がある。また、前記空気流路14を、前記電気箱13の側面を凹ますことにより形成しているので、電気箱の側面を凹ますだけで、空気流路の形成が行えることとなり、コスト的に有利となるという効果もある。
本願発明の第の手段によれば本体ケーシング1の上部に配設された少なくとも一つの軸流ファン2と、該軸流ファン2の上流側であって前記本体ケーシング1におけるケーシング前板1aを除く少なくとも一側面に形成された空気吸込口3に対向する熱交換器4とを備えた空気調和機用室外機において、前記ケーシング前板1aの内面に、電気部品を内装した電気箱13を配置するとともに、該電気箱13と前記ケーシング前板1aとの間に、前記熱交換器4を通過した後の二次空気Wを流通させる空気流路14を形成して、軸流ファン2の運転により空気吸込口3から吸い込まれ、熱交換器4を通過した二次空気Wがケーシング前板1aと電気箱13との間に形成された空気流路14を介して軸流ファン2に供給されるようにしたので、ケーシング前板1a側における吸込空気流の不足が、ケーシング前板1aと電気箱13との間に形成された空気流路14を介して軸流ファン2に供給される吸込空気流(即ち、熱交換器を通過した二次空気W)により補われることとなり、従来生じていた吸込空気流の不足に起因する局所的な騒音(即ち、NZ音)の上昇を効果的に抑制することができるとともに、軸流ファン2の能力(換言すれば、ファンモータ9の入力)を無駄に使うということもなく、省エネ性と静音性とを両立させることができるという効果がある。また、前記空気流路14を、前記ケーシング前板1aと前記電気箱13との間にスペーサ17を介設することにより形成しているので、電気箱13に対する加工が不要となるところから、電気箱13の内容積を従来と同等の大きさに確保することができるという効果もある
本願発明の第の手段におけるように、上記第1又は第の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記空気流路14の出口を、内方側に拡大することもでき、そのように構成した場合、空気流路14を介して軸流ファン2に供給される二次空気Wが、空気流路14の出口側において拡大して流れることとなり、スムーズな流れが得られるとともに、軸流ファン2における羽根7,7・・の外周端のより広範囲に二次空気Wの供給がなされることとなり、局所的な騒音(即ち、NZ音)の上昇をより効果的に抑制することができる。
本願発明の第の手段におけるように、上記第1、第2又は第の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記空気流路14における前記電気箱13側に、放熱フィン16を設けることもでき、そのように構成した場合、電気箱13内で生ずる熱が放熱フィン16を介して空気流路14を流れる二次空気W側に放熱されることとなり、電気箱13内の温度上昇を効果的に抑制することができる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明を幾つかの好適な実施の形態について説明する。
第1の実施の形態
図1ないし図3には、本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
この空気調和機用室外機は、横断面矩形形状の本体ケーシング1の上部に配設された軸流ファン2と、該軸流ファン2の上流側であって前記本体ケーシング1におけるケーシング前板1aを除く三側面に形成された空気吸込口3,3,3に対向する横断面U字形状の熱交換器4とを備えて構成されている。なお、圧縮機等は図示省略されている。この場合、本体ケーシング1は、横幅が奥行きより大きな横断面矩形形状とされている。符号5は本体ケーシング1の角部に立設された支柱である。
前記軸流ファン2は、例えば円柱形状のボス6の外周に4枚の羽根7,7・・を放射状に取り付けてなる羽根車8と、該羽根車8を回転駆動させるファンモータ9とからなっており、前記ファンモータ9を前記熱交換器4より上方においてモータ台ステー10,10により支持することにより、本体ケーシング1の上部に配設されることとなっている。符号11は空気吹出口を構成するベルマウス、12は空気吹出口を覆うファンガードである。
そして、前記ケーシング前板1aの内面において片側に寄った位置には、電気部品(図示省略)を内装した電気箱13が配置されており、該電気箱13と前記ケーシング前板1aとの間には、前記熱交換器4を通過した後の二次空気Wを流通させる空気流路14が電気箱13の上下方向全長に亘って形成されている。この場合、前記空気流路14は、前記電気箱13の側面(即ち、ケーシング前板1a側の側面)を凹ますことにより形成されている。また、前記電気箱13は、反ケーシング前板側の側面13aを上方に向かうにしたがってケーシング前板1a側に近づく斜面とされている。このようにすることにより、軸流ファン2への吸込領域の拡大が可能となるのである。符号15は電気箱13を支持すべく前記支柱5,5間に架設されたステーであり、該ステー15における電気箱13の支持部15aは、前記空気流路14の入口を塞がないように屈曲せしめられている。
上記のように構成された空気調和機用室外機においては、次のような作用効果が得られる。
軸流ファン2の運転により空気吸込口3,3,3から吸い込まれ、熱交換器4を通過した二次空気Wがケーシング前板1aと電気箱13との間に形成された空気流路14を介して軸流ファン2に供給されることとなる。従って、ケーシング前板1側における吸込空気流の不足が、ケーシング前板1aと電気箱13との間に形成された空気流路14を介して軸流ファン2に供給される吸込空気流(即ち、熱交換器を通過した二次空気W)により補われることとなり、従来生じていた吸込空気流の不足に起因する局所的な騒音(即ち、NZ音)の上昇を効果的に抑制することができる。しかも、熱交換器4を通過した二次空気Wを利用することとなるため、軸流ファン2の能力(換言すれば、ファンモータ9の入力)を無駄に使うことがなくなり、省エネ性を低下させることもなくなる。つまり、省エネ性と静音性とを両立させることができるのである。
また、電気箱13の側面を凹ますだけで、空気流路14の形成が行えるので、コスト的に有利となる。
第2の実施の形態
図4および図5には、本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
この場合、空気流路14の出口は、電気箱13の上面側に向かって内方に傾斜する傾斜面14aを形成することにより内方側に拡大されている。このようにすると、空気流路14を介して軸流ファン2に供給される二次空気Wが、空気流路14の出口側において拡大して流れることとなり、スムーズな流れが得られるとともに、軸流ファン2における羽根7,7・・の外周端にも二次空気Wの供給がなされることとなり、局所的な騒音(即ち、NZ音)の上昇をより効果的に抑制することができる。
また、本実施の形態においては、空気流路14における電気箱13側には、多数の放熱フィン16,16・・が設けられている。該各放熱フィン16は、空気流路14の途中において電気箱13から一体に突設されている。このようにすると、電気箱14内で生ずる熱が放熱フィン16,16・・を介して空気流路14を流れる二次空気W側に放熱されることとなり、電気箱13内の温度上昇を効果的に抑制することができる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第3の実施の形態
図6および図7には、本願発明の第3の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
この場合、空気流路14は、ケーシング前板1aと電気箱13との間に一対のスペーサ17,17を介設することにより形成されている。該スペーサ17,17は、電気箱13の上下方向全長に亘って介在されるのが望ましい。このようにすると、電気箱13に対する加工が不要となるところから、電気箱13の内容積を従来と同等の大きさに確保することができる。
また、本実施の形態においても、空気流路14の出口は、電気箱13の上面側に向かって内方に傾斜する傾斜面14aを形成することにより内方側に拡大されている。このようにすると、空気流路14を介して軸流ファン2に供給される二次空気Wが、空気流路14の出口側において拡大して流れることとなり、スムーズな流れが得られるとともに、軸流ファン2における羽根7,7・・の外周端のより広範囲に二次空気Wの供給がなされることとなり、局所的な騒音(即ち、NZ音)の上昇をより効果的に抑制することができる。
さらに、本実施の形態においても、空気流路14における電気箱13側には、多数の放熱フィン16,16・・が設けられている。該各放熱フィン16は、空気流路14の途中において電気箱13から一体に突設されている。このようにすると、電気箱14内で生ずる熱が放熱フィン16,16・・を介して空気流路14を流れる二次空気W側に放熱されることとなり、電気箱13内の温度上昇を効果的に抑制することができる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第4の実施の形態
図8には、本願発明の第4の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
この場合、本体ケーシング1の上部には、一対の軸流ファン2,2が配設されている。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。 第5の実施の形態
図9および図10には、本願発明の第5の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
この場合、本体ケーシング1は、横幅より奥行きが大きい横断面矩形形状とされており、電気箱13は、ケーシング前板1aにおける幅方向中央部に配置されている。そして、電気箱13とケーシング前板1aとの間には、前記熱交換器4を通過した後の二次空気Wを流通させる空気流路14が電気箱13の上下方向全長に亘って形成されている。この場合、前記空気流路14は、前記電気箱13の側面(即ち、ケーシング前板1a側の側面)を凹ますことにより形成されている。前記電気箱13における反ケーシング前板側の側面13aは鉛直面とされている。
ところで、電気箱13をケーシング前板1aの幅方向中央部に配置すると、電気箱13と軸流ファン2の羽根7,7・・とが重なり合う部分が大きくなるところから、ケーシング前板1a側における吸込空気流不足が顕著となるが、本実施の形態におけるように、電気箱13とケーシング前板1aとの間に、前記熱交換器4を通過した後の二次空気Wを流通させる空気流路14を電気箱13の上下方向全長に亘って形成した場合の作用効果(即ち、空気流路14を介して軸流ファン2に供給される吸込空気流によりケーシング前板1a側に生ずる吸込空気流不足が補われるという作用効果)がより効果的となる。
また、空気流路14の出口は、電気箱13の上面側に向かって内方に傾斜する傾斜面14aを形成することにより内方側に拡大されている。このようにすると、空気流路14を介して軸流ファン2に供給される二次空気Wが、空気流路14の出口側において拡大して流れることとなり、スムーズな流れが得られるとともに、軸流ファン2における羽根7,7・・の外周端にも二次空気Wの供給がなされることとなり、局所的な騒音(即ち、NZ音)の上昇をより効果的に抑制することができる。
さらに、本実施の形態においても、空気流路14における電気箱13側には、多数の放熱フィン16,16・・が設けられている。該各放熱フィン16は、空気流路14の途中において電気箱13から一体に突設されている。このようにすると、電気箱14内で生ずる熱が放熱フィン16,16・・を介して空気流路14を流れる二次空気W側に放熱されることとなり、電気箱13内の温度上昇を効果的に抑制することができる。
本実施の形態においても、ケーシング前板と電気箱との間にスペーサを介在させて空気流路を形成するようにしてもよい。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
なお、上記各実施の形態においては、ケーシング前板を除く三側面に空気吸込口を形成したものについて説明したが、三側面のうち少なくとも一側面に空気吸込口が形成されるものにも本願発明は適用可能である。また、熱交換器として横断面U字形状のものについて説明したが、空気吸込口毎に熱交換器を配設したものとすることもできる。さらに、軸流ファンの個数は1個以上とすることができる。
本願発明は、上記各実施の形態に限定されることはなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和機用室外機のファンガードを取り除いた平面図である。 図1のII−II断面図である。 図1のIII−III断面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調和機用室外機のファンガードを取り除いた平面図である。 図4のV−V断面図である。 本願発明の第3の実施の形態にかかる空気調和機用室外機のファンガードを取り除いた平面図である。 図6のVII−VII断面図である。 本願発明の第4の実施の形態にかかる空気調和機用室外機のファンガードを取り除いた平面図である。 本願発明の第5の実施の形態にかかる空気調和機用室外機のファンガードを取り除いた平面図である。 図9のX−X断面図である。
1は本体ケーシング
1aはケーシング前板
2は軸流ファン
3は空気吸込口
4は熱交換器
8は羽根車
9はファンモータ
13は電気箱
14は空気流路
14aは傾斜面
16は放熱フィン
17はスペーサ
Wは二次空気

Claims (4)

  1. 本体ケーシング(1)の上部に配設された少なくとも一つの軸流ファン(2)と、該軸流ファン(2)の上流側であって前記本体ケーシング(1)におけるケーシング前板(1a)を除く少なくとも一側面に形成された空気吸込口(3)に対向する熱交換器(4)とを備えた空気調和機用室外機であって、前記ケーシング前板(1a)の内面には、電気部品を内装した電気箱(13)を配置するとともに、該電気箱(13)と前記ケーシング前板(1a)との間には、前記電気箱(13)におけるケーシング前板(1a)側の側面を凹ますことにより前記熱交換器(4)を通過した後の二次空気(W)を流通させる空気流路(14)を形成したことを特徴とする空気調和機用室外機。
  2. 本体ケーシング(1)の上部に配設された少なくとも一つの軸流ファン(2)と、該軸流ファン(2)の上流側であって前記本体ケーシング(1)におけるケーシング前板(1a)を除く少なくとも一側面に形成された空気吸込口(3)に対向する熱交換器(4)とを備えた空気調和機用室外機であって、前記ケーシング前板(1a)の内面には、電気部品を内装した電気箱(13)を配置するとともに、該電気箱(13)と前記ケーシング前板(1a)との間には、前記ケーシング前板(1a)と前記電気箱(13)との間にスペーサ(17)を介設することにより前記熱交換器(4)を通過した後の二次空気(W)を流通させる空気流路(14)を形成したことを特徴とする空気調和機用室外機。
  3. 前記空気流路(14)の出口を、内方側に拡大したことを特徴とする請求項1およびのいずれか一項記載の空気調和機用室外機。
  4. 前記空気流路(14)における前記電気箱(13)側には、放熱フィン(16)を設けたことを特徴とする請求項1、2およびのいずれか一項記載の空気調和機用室外機。
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