JP5182486B2 - 室外機及び空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、室外機及び空気調和装置に関するものである。
従来、空気調和装置の室外機として、例えば下記特許文献1に開示されているように、ケーシング内に仕切り板が配設されて熱交換室と機械室とに区画されたものが知られている。この特許文献に開示された室外機では、熱交換室に熱交換器及び送風機が配設される一方、機械室に圧縮機、電装品箱等が配設されている。この電装品箱は、一側にパワーモジュールが設けられるとともに他側にヒートシンクが設けられた構成とされている。電装品箱は機械室に配設されるが、仕切り板に設けられた開口にヒートシンクが挿入されることで、ヒートシンクが熱交換室に臨むように機械室に配設されている。
特開平10−26372号公報
前記特許文献1に開示された室外機では、送風機によって熱交換室内を送風される空気によってヒートシンクを冷却できるという利点があるが、仕切り板に開口が設けられているので、雨水等の水が送風機の回転に伴って飛散して仕切り板の開口を通して熱交換室から機械室へ浸水するという問題がある。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、熱交換室と機械室との風の通り道を確保しながら機械室への浸水を防止することにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、ケーシング内を熱交換室と機械室とに仕切る仕切り板と、前記仕切り板に支持される電装品箱とを備えた室外機であって、前記電装品箱は、前記機械室に配設される本体部とこの本体部に突設されるヒートシンクとを有し、このヒートシンクが前記仕切り板の開口部に挿通されて前記熱交換室に臨んでおり、前記仕切り板には、前記開口部の上側で前記本体部へ向かって側方へ延出される延出部が形成され、前記本体部には、前記延出部から上方に離間するとともに上から見たときに少なくとも一部が前記延出部に重なるように浸水防止板が設けられている空気調和装置用室外機である。前記電装品箱の前記本体部には、前記浸水防止板から上方に離間するともに側方に延出する補助防止板が設けられている。
本発明では、仕切り板から電装品箱の本体部に向かって延びる延出部と、本体部の浸水防止板とが上下に間隔をあけて配置されるので、少なくともこの間隙を通して熱交換室と機械室とが連通している。このため、この間隙を通して機械室内の熱を放熱することができる。一方、熱交換室内の雨水等がこの間隙を通して機械室へ浸入しようとするときには、延出部の真上に存在する浸水防止板によって気流が曲げられることによって雨水等がトラップされることになる。したがって、熱交換室と機械室との風の通り道を確保することで電装品箱の放熱を確保するとともに、機械室への浸水を防止することができる。また、本発明では、熱交換室から流入した空気に搬送されて雨水等が仕切り板の延出部と浸水防止板との間の間隙に流入した場合に、この雨水等は浸水防止板の存在によって機械室内に飛散することが防止される。このとき、雨水等が延出部上に溜まることがあり、この雨水等が風圧等によって飛散することがあるが、浸水防止板の上方に補助防止板が存在するので、延出部上に雨水等が溜まることがあったとしても、この雨水等が補助防止板を超えて機械室へ浸入することを防止することができる。
本発明の他の空気調和装置用室外機は、ケーシング内を熱交換室と機械室とに仕切る仕切り板と、前記仕切り板に支持される電装品箱とを備えた室外機であって、前記電装品箱は、前記機械室に配設される本体部とこの本体部に突設されるヒートシンクとを有し、このヒートシンクが前記仕切り板の開口部に挿通されて前記熱交換室に臨んでおり、前記仕切り板には、前記開口部の上側で前記本体部へ向かって側方へ延出される延出部が形成され、前記本体部には、前記延出部から上方に離間するとともに上から見たときに少なくとも一部が前記延出部に重なるように浸水防止板が設けられている。前記ケーシングには、前記機械室とケーシング外部とを連通する連通孔が前記電装品箱よりも下方の位置に形成されており、前記連通孔を通して前記機械室に流入した空気が、機械室内を下から上に向かって前記電装品箱に沿って流れた後、前記浸水防止板と前記延出部との間の間隙を通して前記熱交換室へ流入可能である。
この態様では、仕切り板から電装品箱の本体部に向かって延びる延出部と、本体部の浸水防止板とが上下に間隔をあけて配置されるので、少なくともこの間隙を通して熱交換室と機械室とが連通している。このため、この間隙を通して機械室内の熱を放熱することができる。一方、熱交換室内の雨水等がこの間隙を通して機械室へ浸入しようとするときには、延出部の真上に存在する浸水防止板によって気流が曲げられることによって雨水等がトラップされることになる。したがって、熱交換室と機械室との風の通り道を確保することで電装品箱の放熱を確保するとともに、機械室への浸水を防止することができる。また、この態様では、連通孔を通して機械室に流入した外気が電装品箱に沿って流れることにより、電装品箱を冷やすことができる。この外気は浸水防止板の上側から前記間隙に進入して仕切り板の開口部を通して熱交換室へと排出される。すなわち、熱交換室から仕切り板の開口部を通して浸入してきた雨水等は、上に向かって飛散する際に浸水防止板によって流れが阻止される一方、熱交換室内で電装品箱の冷却に寄与した空気の排出を前記間隙を通して行うことができる。
ここで、前記本体部は、プリント基板を支持する基板支持部と、この基板支持部を前記仕切り板に取り付け可能な取付部材とを有し、この取付部材に前記浸水防止板が設けられている構成としてもよい。この態様では、プリント基板を支持する基板支持部を仕切り板に取り付けるための取付部材を利用して浸水防止板を設けることができるので、新たな部材の追加を抑制することができる。
この態様において、前記基板支持部に前記ヒートシンクが突設され、前記取付部材は、板金製で、かつ前記ヒートシンクを挿通可能な開口部が設けられる場合には、前記浸水防止板は、前記取付部材の開口部の縁部を折り曲げることによって形成されたものであるのが好ましい。
この態様では、取付部材を構成する板金のうち、ヒートシンクを挿通させる開口部を形成するために除去される部分を残し、それを折り曲げて浸水防止板として構成することができる。したがって、板金の利用効率を向上することができる。しかも板金に別の部材を溶接等することなく、浸水防止板を配設することができる。
また、前記延出部は、前記仕切り板の開口部の縁部を折り曲げることによって形成されたものであるのが好ましい。この態様では、仕切り板を構成する板材のうち、開口部を形成するために除去される部分を残し、それを折り曲げて延出部として構成することができる。したがって、材料の利用効率を向上することができる。しかも板材に別の部材を固定することなく延出部を構成することができる。
本発明は、前記空気調和装置用室外機と、室内機と、を備えている空気調和装置。
以上説明したように、本発明によれば、熱交換室と機械室との風の通り道を確保しながら機械室への浸水を防止することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る空気調和装置用室外機(以下、単に室外機)10の外観を示している。この室外機10は、図略の冷媒配管を介して図外の室内機と接続されており、室外機10及び室内機を合わせて空気調和装置が構成される。
室外機10は、直方体状のケーシング12を備えており、いわゆるトランク型の室外機10として構成されている。ケーシング12の前面(図1において左手前側の側面)を構成する外板14には、左側の部位に吹出し口が形成されていて、この吹出し口には吹出しグリル16が被せられている。また、前記外板14における右側の部位には、メンテナンス用の開口が設けられており、この開口を塞ぐメンテナンスカバー18が設けられている。
ケーシング12内は、図2に示すように、仕切り板22によって機械室S1と熱交換室S2とに仕切られている。仕切り板22は、前面側の外板14と背面側の外板15とを繋ぐように設けられており、上から見て機械室側が凹となる湾曲状に形成されている。機械室S1には、圧縮機24、アキュームレータ25、電装品箱26等が配設され、この機械室S1には前記メンテナンス用の開口が臨んでいる。一方、熱交換室S2には熱交換器28と送風機30とベルマウス32が配設されており、この熱交換室S2には前記吹出し口が開口している。
熱交換器28は、ケーシング12の背面とこの背面に繋がる一方の側面とに亘って設けられていて、平面視でL字状に形成されている。ケーシング12の背面及び前記一方の側面は外気を吸い込み可能な吸込み口として構成されている。
送風機30は、熱交換器28における背面側の部位の前方に配設されている。送風機30のちょうど側方(図2における右方)には、仕切り板22の開口部22a(図3参照)が位置している。この開口部22aは送風機30の駆動軸よりも少し高い位置に設定されている。
図3及び図4に示すように、電装品箱26は、ヒートシンク34を備えており、このヒートシンク34が仕切り板22の開口部22aに挿通された状態で仕切り板22に取り付けられている。より詳しくは、電装品箱26は、機械室S1に配設される本体部36と、この本体部36に突設されるヒートシンク34とを有し、本体部36は、プリント基板38(図5参照)を支持する基板支持部40と、この基板支持部40を仕切り板22に取り付け可能な取付部材42とを有している。そして、基板支持部40にヒートシンク34が突設されている。
基板支持部40は、樹脂製のものであり、周縁部が底部に対して立ち上がった矩形皿状に形成されていて、その内側にプリント基板38(図5参照)が取り付けられている。ヒートシンク34は底部の外側(図4の手前側)に取り付けられている。
取付部材42は、板金製であり、平板状の基部44と、仕切り板22に沿うように基部44に対して折れ曲がった状態で基部44の側端に繋がる翼部46とを備えている。翼部46には、仕切り板22の係合孔22cに係合させるための爪部46aと、基板支持部40に設けられた爪部(図示省略)を係合させるための係合孔46bと、が設けられている。一方、基部44にはヒートシンク34を挿通可能な開口部44aが形成されている。そして、基板支持部40と取付部材42とを重ね合わせた状態で仕切り板22に取り付けると、ヒートシンク34は取付部材42の開口部44a及び仕切り板22の開口部22aに挿通されて熱交換室S2内に突出するようになる。
取付部材42の基部44が平板状であるのに対し、仕切り板22は取付部材42側が凹んだ曲面状となっているため、取付部材42と仕切り板22は密着せず、両者間には間隙が存在することとなる。このため、取付部材42の下端部にはこの間隙を塞ぐように閉塞部48が設けられている。この閉塞部48は基部44から延設された部位を仕切り板側に折り曲げることによって形成されたものである。閉塞部48は、仕切り板22の開口部22aを貫通して熱交換室S2内に入り込んでいる。閉塞部48の存在により、開口部22aから流入した雨水等が機械室S1内に流下するのを防止することができる。
一方、取付部材42の上端部44bには、基部44から仕切り板側に折り曲げられて略水平方向に延びる部位が設けられている。この基部44の上端部44bの折曲部位は、閉塞部48と異なり、取付部材42と仕切り板22との間に間隙を残すような寸法に設定されている(図5参照)。この間隙は、機械室S1内の熱を熱交換室S2に逃がすために設けられている。
本体部36には保護カバー50と端子台52とが設けられている。保護カバー50は、プリント基板38を保護するための部材であって、上下方向に延びる縦部50aと、縦部50aの上端部から水平方向に延びる横部50bと、縦部50aの左右両端部から側方に延出される脚部50cとを有する。保護カバー50は、横部50bを取付部材42の上端部44bに締結するとともに、脚部50cを取付部材42の翼部46に固定することにより取付部材42に固定されている。保護カバー50には、発熱体であるリアクタ55が固定されている。また、端子台52は保護カバー50及び取付部材42に固定されている。
プリント基板38は保護カバー50と基板支持部40との間のスペースに配設されており、プリント基板38には発熱体であるコンデンサ57(図5参照)が配設されている。このスペースは、上下方向にも通気可能であるので、コンデンサ57はこのスペース内を流れる空気によって冷却される。この空気は、例えば機械室S1側のケーシング下部に設けられた連通孔59(図1参照)を通して機械室S1内に導入される。したがって、機械室S1内では下から上に向かう気流が得られる。
図5〜図7に示すように、仕切り板22には、水平方向に延びる平板状の延出部22bが設けられている。延出部22bは、仕切り板22の開口部22aを形成するために除去される部位の一部を残して、それを機械室S1側に向けて折り曲げたものであり、開口部22aの上縁に設けられている。延出部22bは、仕切り板22の幅方向に長い形状であり、その幅は略一定であり、仕切り板22の湾曲形状に倣う形状である。そして、延出部22bの先端部と基板支持部40(本体部36)との間には間隙G1が形成されている。
一方、取付部材42には、水平方向に延びる平板状の浸水防止板62が設けられている。浸水防止板62は、開口部44aを形成するために除去される部位の一部を残して、それを仕切り板22側に向けて折り曲げたものであり、取付部材42の開口部44aの上縁に設けられている。浸水防止板62は、仕切り板22の延出部22bから上方に離間する位置に設けられており、上から見たときに浸水防止板62の一部、すなわち先端部が延出部22bと重なり合うような形状、大きさに形成されている。浸水防止板62の先端部と仕切り板22との間には、少し隙間G2が残されているが、この隙間G2の真下には延出部22bが存在している。そして、延出部22bの先端部と取付部材42との間の間隙G1の真上には浸水防止板62が存在している。このため、仕切り板22の開口部22aを通して機械室S1内に雨水等が浸入しようとしても浸水防止板62及び延出部22bによって気流が曲げられることで雨水等の浸入が阻止される。一方、前記の隙間G2及び間隙G1を通して空気が流通可能である。言い換えると、浸水防止板62は、熱交換室S2と機械室S1との間の空気の流れを確保しつつ、仕切り板22の延出部22bと協働して熱交換室S2から機械室S1への浸水を防止する。
前述したように保護カバー50の横部50bは取付部材42の上端部44bと重ね合わされた状態で締結されている。この重ね合わされた部位は補助防止板64として機能する。補助防止板64は、浸水防止板62の上方に配置されるとともに、浸水防止板62と平行に配置され、仕切り板22に向かう補助防止板64の延出長さは浸水防止板62の延出長さよりも小さく設定されている。補助防止板64は、仕切り板22の延出部22b上に溜まった水の飛散を防止する。
本実施形態の室外機10において、機械室S1内で電装品箱26が発熱した場合、すなわち駆動によってリアクタ55やコンデンサ57等が発熱した場合、機械室S1内を流れる空気によって冷却される。この空気は、例えばケーシング下部に設けられた連通孔59を通してケーシング外から導入された空気である。この空気は、プリント基板38と保護カバー50との間のスペースを流れることで、コンデンサ57等を冷却し、また保護カバー50の外側を流れることで、リアクタ55等を冷却する。図2に示すように、仕切り板22の開口部22aが送風機30の吸込み側に位置しているので、送風機30の駆動に伴い、開口部22aには、機械室S1から吸引する作用が生ずる。このために、機械室S1側のケーシング下部に設けられた連通孔59から外気を流入させてリアクタ55等を冷却する気流を発生させることができる。そして、この空気は、補助防止板64の上方から補助防止板64と仕切り板22との間の間隙、浸水防止板62と仕切り板22との間の隙間G2、延出部22bと基板支持部40(本体部36)との間の間隙G1をこの順に通過して、仕切り板22の開口部22aを通して熱交換室S2に導かれる。
一方、送風機30が停止している場合において強い風を受けて送風機30を回転させるような場合には、送風機30から飛散する雨水等が、仕切り板22の開口部22aを通して機械室S1内に浸入しようとする場合がある。しかしながらこの場合であっても、雨水等は、浸水防止板62によって跳ね返されるので、浸水防止板62よりも上方へ飛散することが抑制される。浸水防止板62によって跳ね返された雨水等が延出部22bの上に溜まることがあり、この雨水等が熱交換室S2から機械室S1に向かって流れる気流によって飛散することもあるが、その場合でも浸水防止板62と仕切り板22との隙間G2が狭く、かつ補助防止板64の存在によって雨水等が機械室S1内に浸入することが阻止される。
以上説明したように、本実施形態によれば、仕切り板22から電装品箱26の取付部材42に向かって延びる延出部22bと、浸水防止板62とが上下に間隔をあけて配置されるので、少なくともこの両者の間隙を通して熱交換室S2と機械室S1とが連通している。このため、この間隙を通して機械室S1内の熱を放熱することができる。一方、熱交換室S2内の雨水等がこの間隙を通して機械室S1へ浸入しようとするときには、延出部22bの真上に存在する浸水防止板62によって気流が曲げられることによって雨水等がトラップされることになる。したがって、熱交換室S2と機械室S1との風の通り道を確保することで電装品箱26の放熱を確保するとともに、機械室S1への浸水を防止することができる。
また本実施形態では、取付部材42に浸水防止板62が設けられている。すなわち、プリント基板38を支持する基板支持部40を仕切り板22に取り付けるための取付部材42を利用して浸水防止板62を設けることができるので、新たな部材の追加を抑制することができる。
また本実施形態では、浸水防止板62が取付部材42の開口部44aの縁部を折り曲げることによって形成されているので、取付部材42を構成する板金のうち、ヒートシンク34を挿通させる開口部44aを形成するために除去される部分を残し、それを折り曲げて浸水防止板62として構成することができる。したがって、板金の利用効率を向上することができる。しかも板金に別の部材を溶接等することなく、浸水防止板62を配設することができる。
また本実施形態では、仕切り板22の延出部22bが、仕切り板22の開口部22aの縁部を折り曲げることによって形成されているので、仕切り板22を構成する板材のうち、開口部22aを形成するために除去される部分を残し、それを折り曲げて延出部22bとすることができる。したがって、材料の利用効率を向上することができる。しかも板材に別の部材を固定することなく延出部22bを構成することができる。
また本実施形態では、浸水防止板62の上方にさらに補助防止板64が設けられているので、延出部22bに溜まった雨水等が機械室S1へ浸入することを防止することができる。すなわち、熱交換室S2から流入した空気に搬送されて雨水等が仕切り板22の延出部22bと浸水防止板62との間の間隙に流入した場合に、この雨水等は浸水防止板62の存在によって機械室S1内に飛散することが防止される。このとき、雨水等が延出部22b上に溜まることがあり、この雨水等が風圧等によって飛散することがあるが、浸水防止板62の上方に補助防止板64が存在するので、延出部22b上に雨水等が溜まることがあったとしても、この雨水等が補助防止板64を超えて機械室S1へ浸入することを防止することができる。
また本実施形態では、ケーシング12における電装品箱26よりも下方の位置に機械室S1とケーシング外部とを連通する連通孔59が形成されており、この連通孔59を通して機械室S1に流入した空気が、機械室S1内を下から上に向かって電装品箱26に沿って流れるので、この気流によって電装品箱26を冷やすことができる。この外気は浸水防止板62の上側から浸水防止板62と延出部22bとの間の間隙に進入して仕切り板22の開口部22aを通して熱交換室S2へと排出される。すなわち、熱交換室S2から仕切り板22の開口部22aを通して浸入してきた雨水等は、上に向かって飛散する際に浸水防止板62によって流れが阻止される一方、熱交換室S2内で電装品箱26の冷却に寄与した空気の排出を前記間隙を通して行うことができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、前記実施形態では、取付部材42を構成する板金によって浸水防止板62を形成するようにしたが、浸水防止板62を基板支持部40と一体的に形成するようにしてもよい。
本発明の実施形態に係る室外機の斜視図である。 前記室外機の内部の構成を示す図である。 仕切り板に電装品箱が取り付けられた状態を示す部分斜視図である。 仕切り板、取付部材、基板支持部及び保護カバーを部材毎に分離した状態で示す斜視図である。 仕切り板及び仕切り板に組み付けられた電装品箱の部分縦断面図である。 図5のVI−VI線における断面図である。 図5のVII−VII線における断面図である。
符号の説明
S1 機械室
S2 熱交換室
10 室外機
12 ケーシング
22 仕切り板
22a 開口部
22b 延出部
26 電装品箱
36 本体部
38 プリント基板
40 基板支持部
42 取付部材
44a 開口部
59 連通孔
62 浸水防止板
64 補助防止板

Claims (6)

  1. ケーシング内を熱交換室と機械室とに仕切る仕切り板と、前記仕切り板に支持される電装品箱とを備えた室外機であって、
    前記電装品箱は、前記機械室に配設される本体部とこの本体部に突設されるヒートシンクとを有し、このヒートシンクが前記仕切り板の開口部に挿通されて前記熱交換室に臨んでおり、
    前記仕切り板には、前記開口部の上側で前記本体部へ向かって側方へ延出される延出部が形成され、
    前記本体部には、前記延出部から上方に離間するとともに上から見たときに少なくとも一部が前記延出部に重なるように浸水防止板が設けられており、
    前記電装品箱の前記本体部には、前記浸水防止板から上方に離間するともに側方に延出する補助防止板が設けられている空気調和装置用室外機。
  2. ケーシング内を熱交換室と機械室とに仕切る仕切り板と、前記仕切り板に支持される電装品箱とを備えた室外機であって、
    前記電装品箱は、前記機械室に配設される本体部とこの本体部に突設されるヒートシンクとを有し、このヒートシンクが前記仕切り板の開口部に挿通されて前記熱交換室に臨んでおり、
    前記仕切り板には、前記開口部の上側で前記本体部へ向かって側方へ延出される延出部が形成され、
    前記本体部には、前記延出部から上方に離間するとともに上から見たときに少なくとも一部が前記延出部に重なるように浸水防止板が設けられており、
    前記ケーシングには、前記機械室とケーシング外部とを連通する連通孔が前記電装品箱よりも下方の位置に形成されており、
    前記連通孔を通して前記機械室に流入した空気が、機械室内を下から上に向かって前記電装品箱に沿って流れた後、前記浸水防止板と前記延出部との間の間隙を通して前記熱交換室へ流入可能である空気調和装置用室外機。
  3. 前記本体部は、プリント基板を支持する基板支持部と、この基板支持部を前記仕切り板に取り付け可能な取付部材とを有し、この取付部材に前記浸水防止板が設けられている請求項1又は2に記載の空気調和装置用室外機。
  4. 前記基板支持部に前記ヒートシンクが突設され、
    前記取付部材は、板金製で、かつ前記ヒートシンクを挿通可能な開口部が設けられ、
    前記浸水防止板は、前記取付部材の開口部の縁部を折り曲げることによって形成されたものである請求項に記載の空気調和装置用室外機。
  5. 前記延出部は、前記仕切り板の開口部の縁部を折り曲げることによって形成されたものである請求項1からの何れか1項に記載の空気調和装置用室外機。
  6. 請求項1からの何れか1項に記載の空気調和装置用室外機と、室内機と、を備えている空気調和装置。
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