JP2004008895A - 洗浄方法およびその装置ならびにこれらによる洗浄物 - Google Patents

洗浄方法およびその装置ならびにこれらによる洗浄物 Download PDF

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Abstract

【課題】洗浄条件に応じた最適な洗浄状態を実現できない場合があり、ランニングコストが上昇したり、洗浄時間が長くなる不具合があった。
【解決手段】洗浄物Wが取り出し可能に配置される洗浄室55と、キャリアガスと共に粒状の昇華性物質を同時に洗浄物Wに噴射するための噴射ノズル11と、この噴射ノズル11にキャリアガスを圧送する調圧装置34と、噴射ノズル11に昇華性物質を供給するフィーダ37と、洗浄物Wの状態に応じて昇華性物質の供給量を変更し得ると共にこの昇華性物質の供給量とは独立にキャリアガスの圧力を変更し得る制御装置38とを具え、洗浄室55内に洗浄物Wを配置し、キャリアガスを用いて粒状の昇華性物質を洗浄物Wに噴射し、その表面を洗浄する際に、洗浄物の状態に応じて昇華性物質の供給量を変更すると共にキャリアガスの圧力を昇華性物質の供給量に対して独立に変更する。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、昇華性物質を噴射ノズルからキャリアガスと共に洗浄物に噴射して洗浄物の表面を洗浄する方法およびその装置ならびにこれによって洗浄された洗浄物に関する。
【0002】
【従来の技術】
事務機器や電気機器などは、その構成部品やユニットを再生して利用する、いわゆるリサイクル利用する必要性が、資源の有効利用や環境対策などの面から強められている。
【0003】
各種機器の構成部品やユニットをリサイクルのためには、これら機器から取り出して、機能確認などの処置が必要であり、それと共にこれらの部品やユニットを新品に近い状態に維持または復元する必要がある。
【0004】
実際に、これらの機器は、使用環境下において、動作状況に伴う汚れや汚染が進んでおり、それらの汚れや汚染を排除する洗浄作業が必要である。例えば、事務機器の1つである複写機やプリンタなどは、画像形成材料としてのトナーを使用することにより、トナー粉塵の汚れや汚染が洗浄物やこの洗浄物の周囲の部品などに発生している。
【0005】
クーラなどの空調機器やテレビジョン,冷蔵庫などの家電製品については、家電リサイクル法がすでに施行されており、他の家電製品、例えばパソコンなどの情報機器やプリンタなどの事務機器、あるいはその他の産業機器においても環境問題や資源問題などの点からのリサイクル対応が求められている。
【0006】
このような電気製品のリサイクルに対応するため、粒状のドライアイス、すなわちドライアイスペレットを洗浄液として洗浄物に衝突させ、洗浄物に付着している付着物を除去する技術が、例えば特開昭61−15749号公報や特開平6−53199号公報などに開示されている。さらに、特開平10−202210号公報には、リサイクル部品の洗浄作業を自動的に行わせると共にその破損を防止する洗浄装置についての開示がある。
【0007】
上記公報に示す技術は、OA(オフィスオートメーション)機器のリサイクル部品に対してドライアイスペレットを吹き付け、リサイクル部品の汚れを除去するシステムであって、ドライアイスペレットがキャリアガスである加圧空気と共に噴射される噴射ノズルを洗浄物であるリサイクル部品の表面に沿って移動させながら洗浄作業を行うようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ドライアイスを用いた従来の洗浄装置は、人為的に流量調整弁や圧力調整弁などを操作してキャリアガスの供給量や圧力を変えることにより、ドライアイスの供給量を調節するようにしている。つまり、洗浄物の汚れの状態に応じて洗浄物に対する単位時間当たりのドライアイスの供給量を変更するため、キャリアガスの供給量や圧力を手動にて調整している。
【0009】
しかし、キャリアガスの供給量や圧力を変化させることによって、洗浄物に対する単位時間当たりのドライアイスの供給量を調整する方法では、激しく汚れた脆弱な洗浄物や汚れの少ない頑強な洗浄物に対して効率よく洗浄を行うことができない。つまり、激しく汚れた脆弱な洗浄物に対しては低圧で多量のドライアイスを供給することが望ましく、汚れの少ない頑強な洗浄物に対しては高圧で少量のドライアイスを供給することがランニングコストの低減を図る上で有効であるが、従来の方法では低圧で多量のドライアイスを洗浄物に噴射したり、逆に高圧で少量のドライアイスを噴射するような洗浄形態を実現することが基本的に不可能である。
【0010】
このため、従来では洗浄物の材質や洗浄物に付着した汚れの成分および汚れの程度などの洗浄物の状態に応じてドライアイスの供給量を最適に制御することができない場合があり、洗浄不足のために良好な洗浄状態を実現することができなかったり、逆に過剰なドライアイスの供給に伴うランニングコストの上昇や洗浄時間の長大化を招き、最悪の場合には洗浄物に損傷を与えてしまう可能性があった。
【0011】
【発明の目的】
本発明の目的は、昇華性物質を噴射ノズルからキャリアガスと共に洗浄物に噴射して洗浄物の表面を洗浄する際に、洗浄条件に応じた最適な洗浄状態を実現しつつランニングコストを抑制し得る方法およびその装置を提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、このような洗浄方法および装置を用いて洗浄された洗浄物を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の形態は、洗浄室内に洗浄物を配置するステップと、キャリアガスを用いて粒状の昇華性物質を洗浄物に噴射し、その表面を洗浄するステップと、洗浄物の状態に応じて昇華性物質の供給量を変更すると共にこの昇華性物質の供給量とは独立にキャリアガスの圧力を変更するステップとを具えたことを特徴とする洗浄方法にある。
【0014】
本発明においては、洗浄室内に配置された洗浄物に対して粒状の昇華性物質をキャリアガスと共に噴射すると、この時の衝突力とドライアイスペレットの昇華に伴う膨張圧力とによって、洗浄物の表面に付着した汚れが吹き飛ばされる。この場合、洗浄物の状態、例えば洗浄物の材質,洗浄物に付着した汚れの成分および汚れの程度などに応じて昇華性物質の供給量を変更すると共にこの昇華性物質の供給量とは独立にキャリアガスの圧力を変更することにより、洗浄物に対する昇華性物質の供給量やキャリアガスの圧力が最適に保たれる。
【0015】
本発明の第2の形態は、洗浄物が取り出し可能に配置される洗浄室と、キャリアガスと共に粒状の昇華性物質を同時に洗浄物に噴射するための噴射ノズルと、この噴射ノズルにキャリアガスを圧送する圧送手段と、前記噴射ノズルに昇華性物質を供給する供給手段と、洗浄物の状態に応じて昇華性物質の供給量を変更し得ると共にこの昇華性物質の供給量とは独立にキャリアガスの圧力を変更し得る制御手段とを具えたことを特徴とする洗浄装置にある。
【0016】
本発明においては、洗浄室に洗浄物を配置し、圧送手段および供給手段を作動して噴射ノズルからキャリアガスと共に粒状の昇華性物質を同時に洗浄物に向けて噴射すると、この時の衝突力とドライアイスペレットの昇華に伴う膨張圧力とによって、洗浄物の表面に付着した汚れが吹き飛ばされる。この場合、洗浄条件、例えば洗浄物の材質,洗浄物に付着した汚れの成分および汚れの程度などに応じて制御手段が昇華性物質の供給量を変更すると共にこの昇華性物質の供給量とは独立にキャリアガスの圧力を変更し、洗浄物に対する昇華性物質の供給量やキャリアガスの圧力を最適に調整する。
【0017】
本発明の第3の形態は、本発明の第1の形態による洗浄方法によって洗浄されるか、あるいは本発明の第2の形態による洗浄装置を用いて洗浄されたことを特徴とする洗浄物にある。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の形態による洗浄方法において、洗浄条件が洗浄物の材質,洗浄物に付着した汚れの成分および汚れの程度のうちの少なくとも1つを含むものであってよい。
【0019】
昇華性物質がドライアイスペレットを含むものであってよい。
【0020】
本発明の第2の形態による洗浄装置において、洗浄条件が洗浄物の材質,洗浄物に付着した汚れの成分および汚れの程度のうちの少なくとも1つを含むものであってよい。
【0021】
供給手段による昇華性物質の供給を行う場合、昇華性物質の機械的な計量を行い得るスクリュフィーダなどを採用することが有効である。
【0022】
昇華性物質がドライアイスペレットを含むものであってよい。
【0023】
【実施例】
本発明による洗浄装置の一実施例について、図1および図2を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこのような実施例のみに限らず、この特許請求の範囲に記載された本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が可能であり、従って本発明の精神に帰属する他の技術にも当然応用することができる。
【0024】
本実施例における洗浄装置の外観を図1に示し、その内部概略構造を図2に示す。すなわち、本実施例における洗浄装置は、キャリアガスと共に粒状の昇華性物質を洗浄物Wに噴射するための噴射ノズル11を有する洗浄ユニット12と、洗浄物Wに付着した汚れ物質を捕集するための除塵装置13を有する洗浄ブース14とで主要部が構成されている。
【0025】
これら洗浄ユニット12と洗浄ブース14とは、それらの筺体15,16の側壁部分を隣接させた状態で一体的に連結できるようになっており、図示しない連結金具が各筺体15,16の対向する側壁部15s,16sにそれぞれ設けられている。洗浄ブース14は、洗浄物の大きさや種類などに応じてその輪郭形状などが変更となるので、個々の洗浄ブース14は上述した連結金具による連結状態の解除操作を行うことにより、洗浄ユニット12に対して取り外し可能となっている。また、これらの側壁部15s,16sには、一対の電気コネクタ17,18と、この一対の電気コネクタ17,18を正確に係合させるための一対の位置決め係合部材19,20とが設けられており、洗浄ユニット12と洗浄ブース14との間で電力や制御指令信号などの授受を行うことができるようになっている。本実施例では、洗浄ユニット12の筺体15の反対側の側壁部15sにも電気コネクタ17と位置決め係合部材19と連結金具(何れも図示せず)とが設けられており、必要に応じて洗浄ユニット12の左右何れかの側壁部15sに洗浄ブース14を連結できるようになっており、洗浄ユニット12の使用しない側壁部15s側の電気コネクタ17の部分に目隠し蓋21を取り外し可能に装着してある。
【0026】
洗浄ユニット12の筺体15の側壁部15sから筺体15外に引き出された可撓性のキャリアガス供給管22およびこのキャリアガス供給管22の途中から分岐する除電ガス供給管23とペレット供給管24とがそれぞれ連結された洗浄ガン25には、キャリアガスおよび除電ガスと共に本実施例における昇華性物質であるドライアイスペレットを洗浄物Wに向けて噴射するための噴射ノズル11と、この噴射ノズル11内に除電ガスを吹き込むための除電ガス吹き込みノズル26と、除電ガス供給管23に連結されて除電ガス吹き込みノズル26から吹き込まれる除電ガスをドライアイスペレットの帯電極性に対して除電ガスを逆極性(本実施例ではプラス)に帯電させる帯電器27と、噴射ノズル11からのキャリアガスの噴射状態を調整するためにオペレータによって操作されるトリガ28とが設けられている。洗浄ガン25に向けて供給されるドライアイスペレットは、この洗浄ガン25内を流れるキャリアガスによって発生する負圧によりペレット供給管24から吸い出され、噴射ノズル11からキャリアガスおよび除電ガスと共に高速で洗浄物Wに吹き付けられるようになっている。
【0027】
上述した帯電器27は、洗浄物が電子基板や電子素子のように静電気に対して脆弱な場合、この静電気による洗浄物の損傷を防止するためのものであるが、洗浄後における洗浄物自体の帯電も抑制して大気中に浮遊する塵埃が再付着するのを防止することができる。
【0028】
本実施例では、ランニングコストを低減するため、キャリアガスおよび除電ガスとして図示しないエアコンプレッサからのエアを用いており、筐体11外に設けられた図示しないエアコンプレッサから筐体11に設けた継手33を介して固定キャリアガス供給管29に加圧エアが供給されるようになっている。固定キャリアガス供給管29の途中には、キャリアガスの圧力を所定の圧力に減圧する調圧装置34と、キャリアガスの給排を切り換えるための電磁開閉弁35とが設けられており、これらは本発明の圧送手段を構成しているが、この圧送手段として本実施例以外のものを適宜採用することが可能である。
【0029】
洗浄ユニット12の筺体内には、ドライアイスペレットを例えば30リットル程度貯溜するホッパ36と、このホッパ36の直下に設けられてホッパ36内のドライアイスペレットを固定ペレット供給管30に送り出すフィーダ37と、筺体15外で図示しない外部電源に接続される制御装置38とが設けられている。
【0030】
ホッパ36の下端部に設けられたフィーダ37は、送り出し用駆動モータ37aと、この送り出し用駆動モータ37aの作動により駆動回転するスクリュ37bとを有し、このフィーダ37によってドライアイスペレットがホッパ36の下端部から固定ペレット供給管30に搬送されるようになっている。この固定ペレット供給管30の途中には、ドライアイスペレットの給排を切り換えるための開閉弁39と、ドライアイスペレットを細かく(例えば直径0.2〜2mm,長さ0.2〜3mm)粉砕する粉砕機40などが介装されている。この粉砕機40は、粉砕用モータ41によって駆動されるが、ドライアイスペレットを任意の粒度に調整することができれば、本実施例による粉砕機40以外のものを採用することも当然可能である。アクチュエータ42によって操作される開閉弁39は、固定ペレット供給管30の通路を開閉することにより、洗浄ガン25に対するドライアイスペレットの給排を制御するものであり、上述したホッパ36やフィーダ37などと共にこれらは本発明の供給手段を構成している。もちろん、供給手段として本実施例以外のものを適宜採用することが可能である。
【0031】
ホッパ36の下端部には、ホッパ36内に貯溜されたドライアイスペレットの残量を確認するための残量センサ43が設けられ、その検出信号が制御装置38に出力される。さらにホッパ36内には、ホッパ36の下端部に位置するドライアイスペレットを撹拌してそのブリッジを防止するための第1撹拌羽根44がその下端部に回転自在に設けられ、この第1撹拌羽根44に連結された第1羽根駆動モータ45により、第1撹拌羽根44を例えば5rpm程度の低速で駆動回転する。ホッパ36の上部には、第2羽根駆動モータ46に連結された第2撹拌羽根47が回転自在に収容され、第2羽根駆動モータ46を作動させて第2撹拌羽根47を例えば9rpm程度の低速で回転することにより、ホッパ36の中央部に位置するドライアイスペレットを撹拌し、そのブリッジを防止するようになっている。
【0032】
洗浄ユニット12の筺体15の正面側には、この洗浄装置を操作するための各種スイッチ、例えば洗浄装置全体の主電源スイッチ48,洗浄作業を開始するための洗浄開始スイッチ49,洗浄モード切替スイッチ50の他に、調整つまみ、例えばキャリアガスの圧力を調整するための圧力調整つまみ51などが設けられたコントロールパネル52と、洗浄装置における可動部分の各種作動状態などを表示し得る表示ディスプレィ53とが設けられている。これらコントロールパネル52および表示ディスプレィ53は、前述した制御装置38に接続しており、表示ディスプレィ53は制御装置38によって表示内容が制御される。また、上述した駆動モータ37a,45,46や粉砕用モータ41,調圧装置34,電磁開閉弁35およびアクチュエータ42ならびに後述する洗浄ブース14側に設けられた駆動モータ60,13cおよび高周波電源64などは、オペレータによって操作されるコントロールパネル52の各種スイッチや調整つまみなどを介して制御装置38により、必要に応じて相互に関連付けて駆動が制御されるようになっている。
【0033】
なお、本実施例の制御装置38においては、一対の電気コネクタ17,18が正常に接続しているか否かを周知のソフトウェアにより判定し、正しく接続されていない場合には洗浄ユニット12の筺体15の上端に設けられた警報ランプ54aを点滅させると共に警報ブザー54bを吹鳴する警報装置54が本発明の確認情報出力手段として組み込まれている。従って、洗浄ユニット12の電気コネクタ17と洗浄ブース14の電気コネクタ18との接続が不完全であったり、あるいは洗浄ユニット12および洗浄ブース14に組み込まれた電気配線の途中に何らかの接続不良が発生している場合には、制御装置38は表示ディスプレィ53にその旨の情報を表示させる。オペレータがこの情報を見逃して主電源スイッチ48または洗浄開始スイッチ49をオンに投入した場合、制御装置38は各モータやアクチュエータ42および開閉弁などの作動を強制的に停止させ、異常状態にあることを警報ランプ54aの点灯と警報ブザー54bの吹鳴とによってオペレータに知らせることができる。
【0034】
防錆能力の高いステンレス鋼板にて形成された洗浄ブース14の筺体16の上部には、洗浄物Wが収容される洗浄室55が形成されており、この洗浄室55に対し、洗浄ガン25をキャリアガス供給管22,除電ガス供給管23およびペレット供給管24と共に導入するための開口部56と、洗浄物Wを出し入れするための開閉可能な開閉扉57が設けられている。筺体16の前側に位置する開閉扉57は、洗浄ブース14内をオペレータが観察できるように透明となっている。この開閉扉57および筺体16には、洗浄室55の外側からオペレータが洗浄室55内にある洗浄ガン25を操作するための一対のグローブボックス58が本発明の操作部として設けられており、このグローブボックス58を介してオペレータが洗浄室55内における洗浄ガン25の位置や姿勢などを手動で操作できるようになっている。
【0035】
洗浄室55の下端には、洗浄物Wを所定の姿勢で取り外し可能に固定する回転テーブル59が垂直な軸線回りに回転自在に設けられ、この回転テーブル59は制御装置38によって作動が制御されるテーブル駆動モータ60を介して駆動回転される。回転テーブル59の下方には、洗浄ガン25によって洗浄物Wから吹き飛ばされたトナー粒子や塵埃などを除去するための除塵装置13が設けられ、本実施例における除塵装置13は、吸引通路13aを介して洗浄室55内のガスおよび汚れ物質などを吸引する排気ブロワ13bと、この排気ブロワ13bを制御装置38による指令に基づいて駆動回転するブロワ駆動モータ13cと、トナー粒子や塵埃などを捕捉するフィルタ13dとを具え、フィルタ13dは必要に応じて交換可能である。洗浄室55内に位置する一方の開口端にイオナイザ61が設けられた循環通路62の他端側は、排気ブロワ13bに連通され、フィルタ13dを通過した炭酸ガスおよびキャリアガスの一部が循環通路62を通って洗浄室55内に戻される。循環通路62の途中には、洗浄ブース14の筺体16に開口する分岐管63が接続しており、フィルタ13dを通過した炭酸ガスおよびキャリアガスの大部分がこの分岐管63から洗浄ブース14の筺体16外に排出される。このため、分岐管63の開口端に図示しない外部の炭酸ガス回収装置を接続し、この炭酸ガス回収装置を用いて炭酸ガスを回収することも可能である。
【0036】
上述したイオナイザ61は、洗浄ガン25に搭載された帯電器27と同様に、洗浄物が電気基板や電子素子のように静電気に対して脆弱な場合、静電気による破損を防止するためのものであり、制御装置38によって作動が制御される高周波電源64に接続している。
【0037】
従って、実際の洗浄作業に際しては、まず洗浄ブース14の開閉扉20を上方に開き、洗浄物Wを回転テーブル59の上に載置して固定した後、開閉扉20を閉じて洗浄室55内を密閉状態にする。そして、主電源スイッチ48をオンに投入すると共に洗浄モード切替スイッチ50を「エアのみ」に設定し、洗浄開始スイッチ49をオンに投入し、洗浄ブース14の除塵装置13、つまりブロワ駆動モータ13cの作動を開始させる。この時、オペレータは洗浄ユニット12が洗浄可能な状態になったことを表示ディスプレィ53の表示によって確認することができる。この状態にてホッパ36内にドライアイスペレットを投入し、残量センサ43がホッパ36内に所定量以上にドライアイスペレットが貯溜されたことを感知すると、第1羽根駆動モータ45および第2羽根駆動モータ46が回転し始め、ホッパ36内でのドライアイスペレットのブリッジが防止される。
【0038】
オペレータがグローブボックス58から洗浄ガン25のトリガ28を引くと、キャリアガス供給管22からキャリアガスのみ供給されてこれが噴射ノズル11から噴射され、洗浄物Wに付着した比較的剥離し易い汚れ物質を洗浄物Wの表面から除去する。洗浄物Wの表面から吹き飛ばされた汚れ物質は、キャリアガスと共に除塵装置13の吸引通路13aに吸い込まれ、キャリアガスはフィルタ13dを通過して循環通路62からその一部が再び洗浄室55に戻される。汚れ物質はフィルタ13dに捕捉されて吸着される。
【0039】
次に、洗浄モード切替スイッチ50を「ドライアイス」に切り替え、再度洗浄開始スイッチ49をオンに投入し、オペレータがグローブボックス58から洗浄ガン25のトリガ28を引くと、粉砕機40が作動を始めると共にアクチュエータ42によって開閉弁39が開弁状態となり、次いで送り出し用駆動モータ37aが作動してホッパ36内のドライアイスペレットを固定ペレット供給管30から粉砕機40側に送り込む。粉砕機40によって細かく粉砕されたドライアイスペレットは、洗浄ガン25の噴射ノズル11からのキャリアガスの噴射に伴う負圧により洗浄ガン25内に引き込まれ、キャリアガスと共に噴射ノズル11から噴射される。この時、洗浄ガン25に搭載された帯電器27からキャリアガスの一部が帯電状態の除電ガスとして洗浄ガン25内に吹き込まれ、この除電ガスもキャリアガスおよびドライアイスペレットと共に噴射ノズル11から洗浄室55内に収容された洗浄物Wに向けて噴射される。
【0040】
これにより、キャリアガスだけで除去できなかった洗浄物Wの表面に付着している汚れ物質が洗浄物Wから吹き飛ばされ、気化した炭酸ガスおよびキャリアガスおよび除電ガスと共に除塵装置13の吸引通路13aに吸い込まれ、炭酸ガスおよびキャリアガスならびに除電ガスもフィルタ13dを通過して循環通路62からその一部がイオナイザ61を介してイオン化された状態で再び洗浄室55に戻される。汚れ物質はフィルタ13dに捕捉されて吸着される。
【0041】
本実施例では、洗浄物Wの状態に応じてドライアイスペレットの供給量を変更すると共にこのドライアイスペレットの供給量とは独立にキャリアガスの圧力を変更することが特徴である。そこで、ドライアイスの単位時間当たりの噴射量を3パターン,キャリアガスの噴射圧力を3パターン設定し、これらを組み合わせて9つの洗浄条件A〜Iを表1に示すように設定した。
【0042】
【表1】
Figure 2004008895
【0043】
次に、複写機に用いられたトナーで汚れたプラスチックを洗浄物とし、上述した洗浄条件A〜Iにてその洗浄に要した時間と洗浄度との関係を求め、その結果を表2に示す。表2中の記号で「×」はトナーが洗浄物であるプラスチックの表面に若干残っている状態を示し、「△」はトナーがプラスチックの表面に認められないものの、表面がくすんだ状態となっていることを示し、「○」はトナーがプラスチックの表面に認められず、表面がその製造初期の状態に近いことを示す。
【0044】
【表2】
Figure 2004008895
【0045】
表2において、洗浄条件A,Dにおいては何れも30秒以上の洗浄を行っても洗浄物の表面からトナーを完全に吹き飛ばすことができなかったことを示している。ドライアイスに対するランニングコストを考慮に入れた場合、洗浄条件Eがこの場合の最適洗浄条件であることが判る。同様にして、5種類の洗浄物に4種類の汚れ物質を付着させたモデルサンプルを作成し、上述した洗浄装置を用いて実際に洗浄処理した場合の最適洗浄条件を求め、その結果を表3に示す。
【0046】
【表3】
Figure 2004008895
【0047】
つまり、洗浄物の種類や汚れ物質に応じて表3に示すような最適洗浄条件を選択し、この最適洗浄条件となるドライアイスペレットの供給量およびキャリアガスの圧力にて洗浄物の洗浄作業を行うことが有効であり、洗浄物の状態に応じてドライアイスペレットの供給量を変更すると共にこのドライアイスペレットの供給量とは独立にキャリアガスの圧力を変更する。
【0048】
ところで、複写機などで使用されるトナーカートリッジ内部に組み込まれているトナーブレードの成形金型を1日使用する(約150ショット)と、その成形面にトナーブレードとなるウレタン系樹脂の残りカスやシリコーン系離型剤の残渣が付着した状態となっている。従来は、この成形金型に付着したウレタン系樹脂の残りカスやシリコーン系離型剤の残渣を真鍮のブラシで複数(例えば4人)の人手により擦り落としており、6〜10分程度の洗浄作業時間を必要としていた。このような成形金型を上述した実施例による洗浄装置にて洗浄した場合、1人の作業員にて3〜5分間で洗浄を完了させることができた。
【0049】
【発明の効果】
本発明の洗浄方法によると、洗浄室内に洗浄物を配置し、キャリアガスを用いて粒状の昇華性物質を洗浄物に噴射し、その表面を洗浄する際に、洗浄物の状態、例えば洗浄物の材質や洗浄物に付着した汚れの成分または汚れの程度などに応じて昇華性物質の供給量を変更すると共にこの昇華性物質の供給量とは独立にキャリアガスの圧力を変更するようにしたので、洗浄物の状態に合わせた最適な洗浄状態を実現し、効率良く、しかも低コストにて洗浄することができる。
【0050】
昇華性物質がドライアイスペレットを含む場合、洗浄物に対する化学的悪影響を回避することができる。
【0051】
本発明の洗浄装置によると、洗浄物が取り出し可能に配置される洗浄室と、キャリアガスと共に粒状の昇華性物質を同時に洗浄物に噴射するための噴射ノズルと、この噴射ノズルにキャリアガスを圧送する圧送手段と、噴射ノズルに昇華性物質を供給する供給手段と、洗浄物の状態、例えば洗浄物の材質,洗浄物に付着した汚れの成分および汚れの程度などに応じて昇華性物質の供給量を変更し得ると共にこの昇華性物質の供給量とは独立にキャリアガスの圧力を変更し得る制御手段とを具えたので、洗浄物の状態に合わせた最適な洗浄状態を実現し、効率良く、しかも低コストにて洗浄することができる。
【0052】
本発明の洗浄物によると、本発明の洗浄方法によって洗浄されるか、あるいは本発明の洗浄装置を用いて洗浄されているので、低コストで効率の良い洗浄物を得ることができ、洗浄物のリサイクル使用が従来よりも一層容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による洗浄装置の一実施例の外観を模式的に表す斜視図である。
【図2】図1に示した洗浄装置の概略構造を表す機構概念図である。
【符号の説明】
W 洗浄物
11 噴射ノズル
12 洗浄ユニット
13 除塵装置
13a 吸引通路
13b 排気ブロワ
13c ブロワ駆動モータ
13d フィルタ
14 洗浄ブース
15,16 筺体
15s,16s 側壁部
17,18 電気コネクタ
19,20 位置決め係合部材
21 目隠し蓋
22 キャリアガス供給管
23 除電ガス供給管
24 ペレット供給管
25 洗浄ガン
26 除電ガス吹き込みノズル
27 帯電器
28 トリガ
29 固定キャリアガス供給管
30 固定ペレット供給管
31〜33 継手
34 調圧装置
35 電磁開閉弁
36 ホッパ
37 フィーダ
37a 送り出し用駆動モータ
37b スクリュ
38 制御装置
39 開閉弁
40 粉砕機
41 粉砕用モータ
42 アクチュエータ
43 残量センサ
44 第1撹拌羽根
45 第1羽根駆動モータ
46 第2羽根駆動モータ
47 第2撹拌羽根
48 主電源スイッチ
49 洗浄開始スイッチ
50 洗浄モード切替スイッチ
51 圧力調整つまみ
52 コントロールパネル
53 表示ディスプレィ
54 警報装置
54a 警報ランプ
54b 警報ブザー
55 洗浄室
56 開口部
57 開閉扉
58 グローブボックス
59 回転テーブル
60 テーブル駆動モータ
61 イオナイザ
62 循環通路
63 分岐管
64 高周波電源

Claims (7)

  1. 洗浄室内に洗浄物を配置するステップと、
    キャリアガスを用いて粒状の昇華性物質を洗浄物に噴射し、その表面を洗浄するステップと、
    洗浄物の状態に応じて昇華性物質の供給量を変更すると共にこの昇華性物質の供給量とは独立にキャリアガスの圧力を変更するステップと
    を具えたことを特徴とする洗浄方法。
  2. 洗浄条件が洗浄物の材質,洗浄物に付着した汚れの成分および汚れの程度のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の洗浄方法。
  3. 昇華性物質は、ドライアイスペレットを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗浄方法。
  4. 洗浄物が取り出し可能に配置される洗浄室と、
    キャリアガスと共に粒状の昇華性物質を同時に洗浄物に噴射するための噴射ノズルと、
    この噴射ノズルにキャリアガスを圧送する圧送手段と、
    前記噴射ノズルに昇華性物質を供給する供給手段と、
    洗浄物の状態に応じて昇華性物質の供給量を変更し得ると共にこの昇華性物質の供給量とは独立にキャリアガスの圧力を変更し得る制御手段と
    を具えたことを特徴とする洗浄装置。
  5. 洗浄条件が洗浄物の材質,洗浄物に付着した汚れの成分および汚れの程度のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項4に記載の洗浄装置。
  6. 昇華性物質は、ドライアイスペレットを含むことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の洗浄装置。
  7. 請求項1から請求項3の何れかに記載された洗浄方法により洗浄されるか、あるいは請求項4から請求項6の何れかに記載された洗浄装置を用いて洗浄されたことを特徴とする洗浄物。
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