JP2001162151A - 各種粉粒体の混合装置 - Google Patents

各種粉粒体の混合装置

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JP2001162151A JP2000337738A JP2000337738A JP2001162151A JP 2001162151 A JP2001162151 A JP 2001162151A JP 2000337738 A JP2000337738 A JP 2000337738A JP 2000337738 A JP2000337738 A JP 2000337738A JP 2001162151 A JP2001162151 A JP 2001162151A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的に効果的な洗浄を短時間で行い、各種
粉体処理中の濾過処理が経済的・効率的に行え、粉粒体
の混合装置を提供する。 【解決手段】 粉粒体混合処理室1の内部には、横方向
に回転シャフト1cが軸着され、回転シャフト1cの外
径部には径の大きい外羽根F1と径の小さい中羽根F2
を逆方向に螺旋状に巻いたリボンスクリュー1dが突設
されている。粉粒体混合処理室1及び粉粒体投下シュー
ト2の内部には、一端を封鎖し他端を開口した鋼管製の
長尺パイプの外径面に対抗する空気噴出用のスリットS
を長手方向に多数形成した洗浄ノズルパイプ3が横方向
に貫通させて取り付けた。粉粒体混合処理室1の天井及
び粉粒体投下シュート2の左右の内壁面近傍には、サク
ションダクトDと長円形長尺リテーナに濾布を被着した
フィルター4を二個並列に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】食料品粉粒・化学品粉粒・薬品粉
粒等の各種粉粒体を混合処理する混合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】食料品から工業用原料に至るまで粉粒体
状の原料として市場に供給されている物に、グラニュー
糖,ブドウ糖,脱脂粉乳,澱粉,米ヌカ,香辛料,セメ
ント,フライアッシュ,カーボンブラック,塩,洗剤,
小麦,米,メイズ,大豆,モルト,珪砂,酸化アルミ
ナ,酸化チタン,炭酸カルシュウム,微粉炭,石灰,ソ
ーダ灰,食品ミックス粉,小麦ミックス粉,スープ粉
末,石油化学粉末,薬品,顔料,配合肥料,フェノール
樹脂,ポリエチレン樹脂,ABC樹脂,PVCパウダ
ー,ポリプロピレン粉末,粉体塗料等の多種・多様な粉
体が有るが、これらの各種粉体は、製造会社で製造され
た後、袋やプラスチックコンテナに充填されて市場に供
給されるのが一般的である。そこで、中小の工場では、
貨車やトラックで搬入された原材料の袋やプラスチック
コンテナをそのまま開いて使用しているが、これが、大
規模な工場になると使用量も膨大で運搬投入作業も重労
働となるため、ローリー車から各種粉体をエアー搬送で
一旦サイロに貯蔵し、このサイロに貯蔵されている各種
粉体を、必要に応じて各種フィーダーで各処理工程まで
バッチ空気輸送し、各処理工程に備えたミキサーや集塵
機で混合或いは分離等の処理を行う各種粉粒体を処理す
る様々な粉粒体処理機材が実用化され、各産業分野で使
用されている。一方、これらの各種粉粒体は、その質量
が極めて小さく、限りなく空気に近いため、各種粉体処
理機器で移送・混合・分離等の処理を行うと、処理中の
粉粒体が処理機器の内部で舞い上がり、この舞い上がっ
た粉体が機器内部の上面、特に角部分に極めて付着しや
すいという性質がある。しかも、この処理機器内での粉
体の付着は運転を継続する毎に次第に堆積するため、こ
れが長期に渡ると、例えば、食料品の原料となる粉体だ
と腐食を起こしたり、また、化学原料の粉体だと成分が
変質することがある。しかも、これらの異物となって処
理機器の天井に付着している粉体が落下して処理中の正
常な粉体に混合されることがある。このような事態が発
生すると、処理中の各種粉体の品質を低下させてしまっ
たり、最悪の場合は商品価値が無くなってしまうといっ
た重大なトラブルが発生することがある。そこで、一般
的には、各種粉体の処理機器の運転を定期的に止めて、
粉体が付着した処理機器の天井部分を作業員がエアーガ
ンで吹き飛ばすか、高圧の噴射水で洗浄するようにして
いる。一方、これら各種粉粒体の処理機材では処理した
粉粒体が処理室内部で舞い上がったり或いは粉粒体の供
給系統に逆流する現象が発生しやすいため、各種粉粒体
処理機材の天井部分に負圧を作用させて空気のスムーズ
な流れを形成するためのサクションダクト(負圧吸引ダ
クト)をハウジングの外部に備えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
方法で各種粉粒体の処理機器を洗浄する場合、例えば、
ミキサーならば、粉粒体の処理運転を停止させた後、作
業員が機械の内部に入って作業しなければならない為、
危険であると共に作業員も汚れるため極めて悪い作業環
境で仕事をすることになる。また、特に食料用粉粒体を
処理するミキサーなどでは、逆に作業員が機械内に雑菌
を持ち込んで不衛生なこともある。更に、機械内部を水
洗で洗浄する場合などは、洗浄を行おうとする機械のみ
ならず前後に接続されている各種機器類も含めて内部の
粉体を全て取り出して完全に空の状態にして洗浄作業を
行い、洗浄終了後は機械の内部を完全に乾燥させてから
稼動させるため、準備から洗浄作業を経て再運転を開始
する迄に多大な作業量と長期の運転休止期間が必要にな
り、装置全体のランニングコストが高くなり不経済であ
る。また更に、機械内部に付着した粉体を水洗洗浄する
と、粉体が多量に付着している場所などでは、水洗によ
る水分を吸収して凝固し、この凝固した粉体が洗い流さ
れずに機械内部に残留することがある。また更に、プラ
ント等の大規模な粉体処理装置の水洗洗浄作業を行う
と、洗浄後に粉体処理装置から大量の廃液が排出される
ため、この廃液を処理するための廃液処理装置が必要と
なり、装置全体のコスト高を招くといった多くの問題点
があった。また、従来の天井配置式の集塵機の異物濾過
性能においても、効果的な異物の除去が行われていたか
というと、ランニングコストの割に非効率な処理しかで
きなかったといった問題もあった。また更に、従来の各
種粉粒体の処理機材では、処理した粉粒体が処理室内部
で舞い上がったり或いは粉粒体の供給系統に逆流する現
象を防止するためのサクションダクト(負圧吸引ダク
ト)を各種粉粒体の処理機材の天井部分に備え、サクシ
ョンダクト(負圧吸引ダクト)を備えた処理室より下層
となる粉粒体投下シュートからの負圧の吸引は、長尺パ
イプを粉粒体投下シュートからサクションダクト(負圧
吸引ダクト)へ連通させて、粉粒体投下シュートの内部
で舞い上がったり逆流現象を起こした各種の粉粒体をサ
クションダクト(負圧吸引ダクト)まで吸い出してい
る。従って、粉粒体投下シュートから吸引採取された各
種の粉粒体が全てサクションダクト(負圧吸引ダクト)
まで誘導されず、粉粒体投下シュートからサクションダ
クト(負圧吸引ダクト)へ連通されている長尺パイプの
内壁面に付着して残留することがある。このような現象
が発生すると、長尺パイプの内壁面に残留した各種の粉
粒体が腐食して雑菌が繁殖することになる。この雑菌が
落下して処理中の各種の粉粒体に混合したりすると、処
理中の各種の粉粒体の品質を低下させるのみならず衛生
的に好ましくないといった問題もあった。そこで、本発
明はこれらの問題点を解決するために成されたもので、
作業員等の人的作業に頼ることなく、自動的に効果的な
洗浄を短時間で行うことができると共に各種粉体の処理
中の雑菌等の発生を皆無にして衛生的な処理を行うこと
のできる各種粉粒体の混合装置の提供を目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に成された請求項1記載の発明は、上部に各種粉粒体の
投入口を備えると共に下部に各種粉粒体の投下ゲートを
備えた箱形を成し、外部から供給された上記各種粉粒体
を混合する混合室と、当該混合室の内部の所定の位置に
水平方向に軸着された攪拌羽根部材と、上記混合室の投
下ゲート下部の所定の位置から下方に延設し、上記投下
ゲートから放出された各種粉粒体を落下移送する排出シ
ュート部材と、上記混合室の投入口近傍で上記攪拌羽根
部材の回転範囲の外側となる内部の所定の位置に対抗さ
せて取り付けられた複数の空気洗浄ノズルパイプ部材
と、を備え、上記空気洗浄ノズルパイプ部材は、密閉さ
れた空洞管に空気供給口と、外径部の長手方向に所定の
間隔で複数のスリットを形成し、該スリットから噴出さ
れた高圧パルスエアーが周辺の二次エアーを巻き込みな
がら上記混合室の内部に衝撃波となって噴出されるよう
に構成したことを特徴とする各種粉粒体の混合装置であ
る。請求項2記載の発明は、上部に各種粉粒体の投入口
を備えると共に下部に各種粉粒体の投下ゲートを備えた
箱形を成し、外部から供給された上記各種粉粒体を混合
する混合室と、当該混合室の内部の所定の位置に水平方
向に軸着された攪拌羽根部材と、上記混合室の投下ゲー
ト下部の所定の位置から下方に延設し、上記投下ゲート
から放出された各種粉粒体を落下移送する排出シュート
部材と、上記排出シュート部材の天井近傍に対抗させて
取り付けられた複数の空気洗浄ノズルパイプ部材と、を
備え、上記空気洗浄ノズルパイプ部材は、密閉された空
洞管に空気供給口と、外径部の長手方向に所定の間隔で
複数のスリットを形成し、該スリットから噴出された高
圧パルスエアーが周辺の二次エアーを巻き込みながら上
記混合室の内部に衝撃波となって噴出されるように構成
したことを特徴とする各種粉粒体の混合装置である。請
求項3記載の発明は、上記排出シュート部材の上記空気
洗浄ノズルパイプ部材の下側にそれぞれ取り付けられた
負圧吸引を行う集塵フィルター部材を備えたことを特徴
とする請求項2に記載の各種粉粒体の混合装置である。
請求項4記載の発明は、上記空気洗浄ノズルパイプ部材
は、回転駆動機構部を介して回転自在に軸着したことを
特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の各種粉
粒体の混合装置である。請求項5記載の発明は、上記排
出シュート部材の中央天井面に空気洗浄ノズルパイプ部
材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の各種粉粒
体の混合装置である。請求項6記載の発明は、前記空気
洗浄ノズルパイプ部材の前記空気供給口は、ロータリー
ジョイントを介して電磁弁と高圧空気蓄圧タンク及びコ
ンプレッサーが接続されていることを特徴とする請求項
1ないし5のいずれかに記載の各種粉粒体の混合装置で
ある。
【0005】
【作用】本発明の各種粉粒体の混合装置によれば、混合
装置の混合室或は排出シュート部材の内部上面に付着し
た粉粒体を除去する場合、まず、例えば、電磁弁部材を
作動させて高圧パルスエアーを空気洗浄ノズルパイプ部
材に供給する。これにより空気洗浄ノズルパイプ部材の
スリットから高圧パルスエアーが混合室及び排出シュー
ト部材の内部上面に放出されることになり、この作用に
よって発生する衝撃波が混合室及び排出シュート部材の
内部に付着した粉体を吹き飛ばして除去することにな
る。更に、空気洗浄ノズルパイプ部材は回転駆動機構部
で回転しながら高圧パルスエアーを放出することにな
り、この作用により、混合室及び排出シュート部材の内
部上面は広範囲に渡って空気洗浄されることになる。ま
た更に、混合装置の運転中は、負圧吸引ダクト及び集塵
フィルター部材の長円形長尺リテーナの内部が負圧を保
たれることになり、この作用により、混合室から排出シ
ュート部材に各種の粉粒体が投下された際に、空気のス
ムーズな流れを形成して各種の粉粒体が排出シュート部
材の内部で舞い上ったり粉粒体の供給系統に逆流するの
を抑制すると共に粉塵等の異物は濾布に集塵されること
になる。
【0006】
【実施例】本発明の各種粉粒体の混合装置の実施例につ
いて図面に基づき説明する。図1は本発明の各種粉粒体
の混合装置を適用した第1実施例のミキサーの内部構造
説明図である。本第1実施例のミキサーは、図1に示し
た如く、上面に粉粒体投下口Aを開口形成した半円形断
面の箱形を成した粉粒体混合処理室1、粉粒体混合処理
室1の下部に開口形成された粉粒体投下口B、粉粒体投
下口Bの下面を、ゲート開閉シャフト1aを介して開閉
する粉粒体投下ゲート1b、粉粒体混合処理室1の下部
に一体に形成された粉粒体投下シュート2及び粉粒体投
下口Cとから構成されている。この内、粉粒体混合処理
室1の内部には、横方向に回転シャフト1cが軸着さ
れ、この回転シャフト1cの外径部には径の大きい外羽
根F1と径の小さい中羽根F2を互いに逆方向に螺旋状
に巻いたリボンスクリュー1dが突設されている。ま
た、粉粒体混合処理室1及び粉粒体投下シュート2の内
部には、図2に示した如く、一端を封鎖すると共に残り
の一端を開口した鋼管製の長尺パイプの外径面に対抗す
る空気噴出用のスリットSを長手方向に多数形成した洗
浄ノズルパイプ3が横方向に貫通させて取り付けられて
いる。更に、粉粒体混合処理室1の天井部分及び粉粒体
投下シュート2の左右の内壁面近傍には、負圧を作用さ
せるサクションダクトDが備えられ、このサクションダ
クトDの内部には、長円形長尺リテーナに濾布を被着し
たフィルター4を二個並列に配設されている。
【0007】一方、粉粒体混合処理室1及び粉粒体投下
シュート2の内部に横方向に貫通させて取り付けられて
いる洗浄ノズルパイプ3は、図3に示した如く、オイル
シール5及びひしフランジ形ユニット6を介して回転可
能に取り付けられ、この内の洗浄ノズルパイプ3の閉鎖
端にはダブルスプロケット7とシングルスプロケット8
が取り付けられ、ダブルスプロケット7の外側には、ロ
ーラーチェーンRC1を介してギヤードモータ9が連結
されると共にダブルスプロケット7の内側には、残りの
全ての洗浄ノズルパイプ3の閉鎖側に取り付けられてい
るシングルスプロケット8を一周して駆動するローラー
チェーンRC2が連結されている。他方、洗浄ノズルパ
イプ3の開口側は、ロータリージョイント10を介して
ダイヤフラム電磁弁11と高圧空気蓄圧タンク12及び
コンプレッサー13が接続されている。尚、ダイヤフラ
ム電磁弁11には、外部からの命令信号に応じて電磁弁
の開閉信号を出力するシーケンスコントローラSCが接
続されている。
【0008】次に以上の構成からなる本第1実施例のミ
キサーの作用・効果について図面に基づき説明する。図
4及び図5は本第1実施例のミキサーの作用説明図であ
る。本第1実施例のミキサーは、粉粒体混合処理室1及
び粉粒体投下シュート2の内部に各種粉粒体が付着した
際には、まず、図3に示したギヤードモータ9を始動し
て全ての洗浄ノズルパイプ3を左・右方向の何れか一方
に回転させ、更に、コンプレッサー13を運転して高圧
空気蓄圧タンク12に高圧エアーを供給し加圧状態に
し、この状態からシーケンスコントローラSCを作動さ
せる。すると、シーケンスコントローラSCは、予めマ
イクロコンピュータに記憶されているシーケンシャルプ
ログラムに応じて、ダイヤフラム電磁弁11を開閉制御
する。これにより、全ての洗浄ノズルパイプ3は、図2
に示した如く、スリットSから噴出された高圧パルスエ
アーが周辺の二次エアーを巻き込みながらミキサーの内
部に衝撃波となって噴出され、この衝撃波の噴出が、図
4に示した様に360度方向に作用して、ミキサーの内
部上部天板面や内壁面に付着した各種粉粒体を吹き飛ば
して空気洗浄されることになる。また、粉粒体混合処理
室1での各種粉粒体の混合処理が終了して粉粒体投下シ
ュート2の内部に各種粉粒体を投下する場合には、ま
ず、ゲート開閉シャフト1aを駆動させて、粉粒体投下
口Bを閉鎖状態にしている粉粒体投下ゲート1bを、図
5に示した如く、下方に解放状態にする。すると、粉粒
体混合処理室1の底面に堆積している各種粉粒体は、粉
粒体投下口Bを介して粉粒体投下シュート2に落下し、
更に、粉粒体投下口Cから他の各種粉粒体処理装置のホ
ッパーHに落ち込もうとするが、この際、粉粒体投下シ
ュート2の左右の内壁面近傍に備えられているサクショ
ンダクトDには負圧が常時作用しているため、粉粒体投
下口CからサクションダクトD方向への空気のスムーズ
な流れが形成され、粉粒体投下シュート2の内部に投下
された各種の粉粒体の内、舞い上がったり逆流現象を起
こした粉粒体や粉塵類はサクションダクトDの内部に備
えたフィルター4の長円形長尺リテーナに被着された濾
布によって集塵されることになる。
【0009】この作用により、本第1実施例のミキサー
は、粉粒体混合処理室1及び粉粒体投下シュート2の内
部の天井や上部内壁部分に付着した粉体を、運転中の機
械を休止させたり停止させて人的な作業に頼る事無く、
簡単且つ瞬時に空気洗浄を行うことが可能になるだけで
なく、粉粒体投下シュート2の内部にサクションダクト
D及びフィルター4を内蔵したことで、効果的な空気の
流れを形成して各種の粉粒体の舞い上がりや逆流現象を
抑制すると共に残留粉粒体を皆無にして雑菌の発生を防
止することが可能になった。従って、従来では比較的ラ
ンニングコストが大きいと言われていたこの種の装置の
全体の稼動率を飛躍的に向上させるのみならず、装置を
扱う上での操作性や安全性も大幅に向上するため、本装
置を導入した企業やユーザーに極めて大きな経済的効果
をもたらすのみならず、衛生的にも完璧な処理ができる
ので極めて高品質な各種粉粒体を実現して付加価値の高
い各種粉粒体を市場に供給することが可能になった。
【0010】尚、上記第1実施例では、各種粉粒体の混
合処理手段としてリボンスクリュー1dを用いたミキサ
ーについて説明したが、本発明の各種粉粒体の混合装置
はこれに限定されるものではなく、例えば、2軸ブレー
ド式のミキサーに適用することも可能である。これにつ
いて、第2実施例として以下に説明する。図6は本発明
の各種粉粒体の混合装置を適用した第2実施例のミキサ
ーの内部構造を表した説明図である。本第2実施例のミ
キサーは、図6に示した如く、上面に粉粒体投下口A2
を開口形成した略W状断面の箱形を成した粉粒体混合処
理室20と、粉粒体投下口B2と、ゲート開閉シャフト
20aと、粉粒体投下ゲート20bと、粉粒体投下シュ
ート30及び粉粒体投下口C2とから構成されている。
この内、粉粒体混合処理室20の内部には、横方向に平
行に軸着された2本の回転シャフト20cが軸着され、
この回転シャフト20cの外径部には4枚の攪拌ブレー
ド20dが外周方向に対して均等に突設されていて、こ
の4枚の攪拌ブレード20dが1組となって、回転シャ
フト20cの長さ方向に複数設けられている。また、粉
粒体混合処理室20及び粉粒体投下シュート30の内部
には、洗浄ノズルパイプ40が横方向に貫通させて取り
付けられている。更に、粉粒体混合処理室20の天井部
分と粉粒体投下シュート30の左右の内壁面近傍には、
負圧を作用させるサクションダクトDが備えられ、この
サクションダクトDの内部には、長円形長尺リテーナに
濾布を被着したフィルター50が二個並列に配設されて
いる。
【0011】次に以上の構成からなる本第2実施例のミ
キサーの作用・効果について図面に基づき説明する。図
7は本第2実施例のミキサーの作用説明図である。本第
2実施例のミキサーは、粉粒体混合処理室20及び粉粒
体投下シュート30の内部に各種粉粒体が付着した際に
は、まず、ギヤードモータ9を始動して全ての洗浄ノズ
ルパイプ40を左・右方向の何れか一方に回転させ、更
に、コンプレッサー13を運転して高圧空気蓄圧タンク
12に高圧エアーを供給し加圧状態にし、この状態から
シーケンスコントローラSCを作動させる。すると、シ
ーケンスコントローラSCは、予めマイクロコンピュー
タに記憶されているシーケンシャルプログラムに応じ
て、ダイヤフラム電磁弁11を開閉制御する。これによ
り、全ての洗浄ノズルパイプ40は、図7に示した如
く、ミキサーの内部上部天板面や内壁面に付着した各種
粉粒体を吹き飛ばして空気洗浄されることになる。ま
た、粉粒体混合処理室20での各種粉粒体の混合処理が
終了し粉粒体投下シュート30の内部に各種粉粒体を投
下する場合には、まず、ゲート開閉シャフト20aを駆
動させて粉粒体投下ゲート20bを解放状態にする。す
ると、粉粒体混合処理室20から粉粒体投下シュート3
0に落下し、更に、粉粒体投下口C2から他の各種粉粒
体処理装置のホッパー等に落ち込もうとする各種粉粒体
は、粉粒体投下シュート30の左右の内壁面近傍に備え
られているサクションダクトDには負圧が常時作用して
いるため、粉粒体混合処理室20から粉粒体投下シュー
ト30への空気のスムーズな流れが形成され、粉粒体投
下シュート30の内部に投下された各種の粉粒体の内、
舞い上がったり逆流現象を起こした粉粒体や粉塵類はサ
クションダクトDの内部に備えたフィルター50の長円
形長尺リテーナに被着された濾布によって集塵されるこ
とになり、第2実施例においても第1実施例と同様の作
用・効果が得られる。
【0012】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1ないし
6記載の発明によれば、次の効果を生じる。すなわち、
運転中の機械を休止させたり停止させて人的な作業に
頼る事無く、簡単且つ瞬時に装置内部の空気洗浄を行う
ことが可能になったことで、ランニングコストを大幅に
削減すると共にプラント全体の稼動率を飛躍的に向上さ
せて運用上の操作性や安全性或いは経済的な面で大きな
効果が期待できる。各種粉粒体の処理運転中に、雑菌
の発生を皆無にしてクリーンな状態で処理することがで
きるため、衛生的に完璧な処理ができるのみならず、取
り扱う各種粉粒体は混合物を除去して極めて高品質な各
種粉粒体を実現して付加価値の高い各種粉粒体を市場に
供給することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の各種粉粒体の混合装置を適用した第
1実施例のミキサーの内部構造説明図である。
【図2】 本第1実施例の洗浄ノズルパイプの拡大斜視
説明図である。
【図3】 本第1実施例のミキサーの主要部分の拡大説
明図である。
【図4】 本第1実施例のミキサーの作用説明図であ
る。
【図5】 本第1実施例のミキサーの作用説明図であ
る。
【図6】 本発明の各種粉粒体の混合装置を適用した第
2実施例のミキサーの内部構造説明図である。
【図7】 本第2実施例のミキサーの作用説明図であ
る。
【符号の説明】
1,20 粉粒体混合処理室 1a,20a ゲート開閉シャフト 1b,20b 粉粒体投下ゲート 1c,20c 回転シャフト 1d リボンスクリュー 2,30 粉粒体投下シュート 3,40 洗浄ノズルパイプ 4,50 フィルター 5 オイルシール 6 ひしフランジ形ユニット 7 ダブルスプロケット 8 シングルスプロケット 9 ギヤードモータ 10 ロータリージョイント 11 ダイヤフラム電磁弁 12 高圧空気蓄圧タンク 13 コンプレッサー 20d 攪拌ブレード A,B,C,A2,B2,C2 粉粒体投下口 D サクションダクト F1 外羽根 F2 中羽根 S スリット RC1,RC2 ローラーチェーン SC シーケンスコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01F 15/02 B01F 15/02 C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に各種粉粒体の投入口を備えると共
    に下部に各種粉粒体の投下ゲートを備えた箱形を成し、
    外部から供給された上記各種粉粒体を混合する混合室
    と、 当該混合室の内部の所定の位置に水平方向に軸着された
    攪拌羽根部材と、 上記混合室の投下ゲート下部の所定の位置から下方に延
    設し、上記投下ゲートから放出された各種粉粒体を落下
    移送する排出シュート部材と、 上記混合室の投入口近傍で上記攪拌羽根部材の回転範囲
    の外側となる内部の所定の位置に対抗させて取り付けら
    れた複数の空気洗浄ノズルパイプ部材と、を備え、 上記空気洗浄ノズルパイプ部材は、密閉された空洞管に
    空気供給口と、外径部の長手方向に所定の間隔で複数の
    スリットを形成し、該スリットから噴出された高圧パル
    スエアーが周辺の二次エアーを巻き込みながら上記混合
    室の内部に衝撃波となって噴出されるように構成したこ
    とを特徴とする各種粉粒体の混合装置。
  2. 【請求項2】 上部に各種粉粒体の投入口を備えると共
    に下部に各種粉粒体の投下ゲートを備えた箱形を成し、
    外部から供給された上記各種粉粒体を混合する混合室
    と、 当該混合室の内部の所定の位置に水平方向に軸着された
    攪拌羽根部材と、 上記混合室の投下ゲート下部の所定の位置から下方に延
    設し、上記投下ゲートから放出された各種粉粒体を落下
    移送する排出シュート部材と、 上記排出シュート部材の天井近傍に対抗させて取り付け
    られた複数の空気洗浄ノズルパイプ部材と、を備え、 上記空気洗浄ノズルパイプ部材は、密閉された空洞管に
    空気供給口と、外径部の長手方向に所定の間隔で複数の
    スリットを形成し、該スリットから噴出された高圧パル
    スエアーが周辺の二次エアーを巻き込みながら上記混合
    室の内部に衝撃波となって噴出されるように構成したこ
    とを特徴とする各種粉粒体の混合装置。
  3. 【請求項3】 上記排出シュート部材の上記空気洗浄ノ
    ズルパイプ部材の下側にそれぞれ取り付けられた負圧吸
    引を行う集塵フィルター部材を備えたことを特徴とする
    請求項2に記載の各種粉粒体の混合装置。
  4. 【請求項4】 上記空気洗浄ノズルパイプ部材は、回転
    駆動機構部を介して回転自在に軸着したことを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の各種粉粒体の混
    合装置。
  5. 【請求項5】 上記排出シュート部材の中央天井面に空
    気洗浄ノズルパイプ部材を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の各種粉粒体の混合装置。
  6. 【請求項6】 前記空気洗浄ノズルパイプ部材の前記空
    気供給口は、 ロータリージョイントを介して電磁弁と高圧空気蓄圧タ
    ンク及びコンプレッサーが接続されていることを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれかに記載の各種粉粒体の
    混合装置。
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