JPH11116062A - 粉粒体積込装置 - Google Patents

粉粒体積込装置

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JPH11116062A
JPH11116062A JP29338797A JP29338797A JPH11116062A JP H11116062 A JPH11116062 A JP H11116062A JP 29338797 A JP29338797 A JP 29338797A JP 29338797 A JP29338797 A JP 29338797A JP H11116062 A JPH11116062 A JP H11116062A
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JP
Japan
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powder
chute
section
particle
filter
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JP29338797A
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English (en)
Inventor
Fumio Kato
文雄 加藤
Keiji Sofue
啓二 祖父江
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Tsukasa Industry Co Ltd
Original Assignee
Tsukasa Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製粉・飼料工場の出荷セクションで、工場内に
配管されているパイプラインから供給されている粉粒体
を、ローダーを用いてトラック等に積み込む際に、積載
中の粉粒体が粉塵となって工場内に舞い上がることのな
い粉粒体積込装置を提供すること。 【解決手段】粉粒体積込装置は、サイロ1と、サイロ1
から粉粒体を排出するテーブルフィーダ2と、テーブル
フィーダ2からの粉粒体を撹拌及び移送するチェーンコ
ンベア3と、チェーンコンベア3からの粉粒体を落下で
きる伸縮自在な筒状の伸縮シュート4bを備えたローダ
ー4と、伸縮シュート4bを挿通させた負圧室6eを備
えたフィルタ装置6とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食料品粉粒、飼料
粉粒、化学品粉粒、薬品粉粒等の各種粉粒体を一時的に
貯留する粉サイロより排出させ、船、貨車、トラックな
どの輸送手段に積み込むことができる粉粒体積込装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】食料品から工業用原料に至るまで粉粒体
状の原料として市場に多種多様な粉粒体が供給されてい
る。これらの各種粉粒体は、製造会社で製造された後、
袋やプラスチックコンテナに充填されて市場に供給され
るのが一般的である。
【0003】中小の工場では、貨車やトラックで搬入さ
れた原材料の袋やプラスチックコンテナをそのまま開い
て使用しているが、大規模な工場になると使用量も膨大
で運搬投入作業も重労働となるため、ローリー車等から
原料となる各種粉粒体をエアー搬送で一旦、原料貯蔵サ
イロに貯蔵し、このサイロに貯蔵されている原料となる
各種粉粒体を精選処理したのち、製品粉粒体として製品
貯蔵用のサイロに貯蔵するようにしている。
【0004】一方、サイロに貯蔵されている原料あるい
は製品の粉粒体を出荷する場合は、製粉・飼料工場に、
船、列車、トラック等の輸送手段が発着するための出荷
セクションを設け、この出荷セクションの構造物の天井
部分等に粉粒体積込装置を設けている。トラックへの積
込に適用された粉粒体積込装置の一例を以下に説明す
る。
【0005】図1に示した通り、製粉・飼料工場のトラ
ック搬出口100の天井にローダ101が設けられてい
る。このローダ101は、天井に取り付けられるローダ
マウント部102と、このローダマウント部102から
下方に伸縮可能に取付けられた蛇腹状の伸縮シュート1
03と、伸縮シュート103の下端に取り付けられてい
るキャンバスフード104とから構成されている。この
伸縮シュートの一例として、特公昭61−10365号
が挙げられる。この内、ローダマウント部102の内部
には、伸縮シュート103を伸縮させるモータ動力部1
05と、工場内に配管されている粉粒体のパイプライン
に接続して伸縮シュート103の内部に粉粒体を投入す
るシュート接続管106とが設置されている。さらに、
このローダ101には制御用機器として、操作盤(図示
略)、制御盤(図示略)等が備えられている。
【0006】従来の粉粒体積込装置の作動原理について
説明する。まず、図1に示した通り、製粉・飼料工場の
トラック搬出口100にトラック108が到着して、ト
ラック108の上面投下ハッチ109を開ける。つぎに
作業員がローダマウント部102の操作パネル(図示
略)を操作して、伸縮シュート103の先端のキャンバ
スフード104をトラックのベッセル110の底板に接
触するまで下方に伸ばす。ここで、作業員はローダ10
1の手元操作盤(図示略)を操作して、工場内に配管さ
れているパイプラインから粉粒体をシュート接続管10
6を介して伸縮シュート103の内部に排出する。これ
により、粉粒体は伸縮シュート103の内部を流れてト
ラック108のベッセル110に積載されることにな
る。このようにして、粉粒体がトラック108のベッセ
ル110に積み込まれて嵩が増えると、キャンバスフー
ド104の内部に粉粒体がたまり、原料検出レベルスイ
ッチ107が作動する。そうすると、モータ動力部10
5は作動を開始して伸縮シュート103の引き上げが開
始され、キャンバスフード104の内部の粉粒体は下部
から安息角に沿って自重排出される。そしてキャンバス
フード104の内部が空になる頃に、伸縮シュート10
3の引き上げが中止される。このサイクルを繰り返すこ
とにより粉粒体はトラック108のベッセル110に積
み込まれることになる。
【0007】しかしながら、上記従来の粉粒体積込装置
では、伸縮シュート103からベッセル110に粉粒体
が自重で落下する際、粉粒体がベッセル110又は粉粒
体堆積物に当たる衝撃で跳ね返り、トラック108のベ
ッセル110の内部で、粉粒体が舞い上がって空気中に
浮遊する現象が発生する。
【0008】さらに、伸縮シュート103からトラック
108への積載作業を連続的に行うと、ベッセル110
の内部で浮遊流動している粉粒体がトラック108の上
面投下ハッチ109から溢れ出て、製粉・飼料工場のト
ラック搬出口100の内部に散乱し、作業員が粉塵化し
た粉粒体を体内に吸い込んでしまうといった、衛生上、
職場環境上悪い影響を与えてしまう。
【0009】また、舞い上がって浮遊している粉粒体
が、工場の内部やローダ101自体等、あちこちに付着
することになり、工場内部等が汚れたり不衛生になるば
かりか、付着した粉粒体で、モータ動力部105の動力
系統や手元操作盤、制御盤等の電気系統にトラブルが発
生することもある。以上の通り、粉粒体のトラック等へ
の積込作業中に発生する多量の粉塵により種々の問題が
引き起こされるおそれがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで請求項1ないし
10に記載の発明は、粉粒体をトラック等に積み込む際
に、粉粒体が粉塵となって舞い上がることを防止できる
粉粒体積込装置を提供することを課題としたものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の発明は、粉粒体を貯留することがで
きる粉粒体サイロ部と、該粉粒体サイロ部に設けられ、
該粉粒体サイロ部から粉粒体を外部に排出させる粉粒体
排出部と、該粉粒体排出部に連通して設けられ、該粉粒
体排出部によって排出された粉粒体を自重で落下させる
ことができる伸縮可能な筒状の粉粒体シュートと、前記
粉粒体シュートを伸縮させる粉粒体シュート駆動部とを
備えたローダ部と、前記粉粒体シュートの付近に広がる
空間に浮遊する粉粒体を吸着させることができるように
配設された粉粒体フィルタ部と、を備えたことを特徴と
する粉粒体積込装置である。
【0012】このように構成すると、例えば、製粉・飼
料工場等の粉粒体の出荷セクションで、トラック等に粉
粒体の積み込む作業を行う際に、トラック等のベッセル
から粉煙状態となって吹き出す粉粒体は、粉粒体フィル
タ部に吸引されることとなり、クリーンな環境が確保さ
れる。これにより前記課題が解決される。
【0013】なお、ここにいう「サイロ部」は、粉粒体
を貯留できる直立した筒形構造物をいい、円筒形、角形
等の各種の断面形状を含むものである。また、ここにい
う「粉粒体」として、グラニュー糖,ブドウ糖,脱脂粉
乳,澱粉,米ヌカ,香辛料,セメント,フライアッシ
ュ,カーボンブラック,塩,洗剤,小麦,米,メイズ,
大豆,モルト,珪砂,酸化アルミナ,酸化チタン,炭酸
カルシュウム,微粉炭,石灰,ソーダ灰,食品ミックス
粉,小麦ミックス粉,スープ粉末,石油化学粉末,薬
品,顔配合肥料,フェノール樹脂,ポリエチレン樹脂,
ABC樹脂,PVCパウダー,ポリプロピレン粉末,粉
粒体塗料等の各種のものが挙げられる。
【0014】ここにいう「粉粒体排出部」は、粉粒体サ
イロ部から粉粒体を排出させるものであり、種々の構成
が挙げられる。その一例として、請求項8ないし10に
示す通り、粉粒体撹拌排出部及び/又は粉粒体移送排出
部を備えても良い。
【0015】ここにいう「ローダ部」は、粉粒体を運搬
手段に積み込むためのものであり、種々の構造が考えら
れる。伸縮シュートの一例として、一重構造、或いは、
内筒及び外筒からなる二重構造等、種々の構造を採用す
ることができるし、下端にフード部を設けても良い。ま
た、請求項7に示す通り、伸縮シュートに様々な検出部
を設け、これにより、作業効率を高めることができる。
さらに、制御装置でローダ部を効率的に制御することも
できるし、積込作業を自動制御とし、簡単な指令によ
り、積込作業を実行することもできる。
【0016】ここにいう「粉粒体フィルタ部」は、浮遊
する粉粒体を吸着できるものであり、様々なフィルタ構
造が考えられる。その一態様として、請求項2ないし4
に示す通りの様々な構造が挙げられる。伸縮シュート
は、粉粒体フィルタ部を貫通しても良いし(請求項2参
照)、貫通していなくても良い。また、粉粒体フィルタ
部は、請求項5に示す通り、出荷セクションの床や天井
に固定されても良いし、出荷セクションを構成する構造
物と独立の構造物に固定されても良く、様々な固定方式
が考えられる。さらに、粉粒体フィルタ部は、請求項6
に示す通り、様々な構造の遮蔽部材を備え、この遮蔽部
材により、粉粒体の吸引効率を高め、一層クリーンな積
込環境を提供することができる。
【0017】請求項2記載の発明は、前記粉粒体フィル
タ部は、前記粉粒体シュートを挿通させることができる
粉粒体シュート挿通部と、負圧状態となることができる
空気室が形成されたボックスと、該空気室と接続するフ
ィルタとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の粉
粒体積込装置である。請求項1記載の発明と同様の課題
が達成できる上、粉粒体フィルタ部と粉粒体シュートと
が近くに配置され、コンパクトな構造となる。
【0018】請求項3記載の発明は、前記粉粒体フィル
タ部は、前記ボックスの下部から下方に延び出すカバー
を備えたことを特徴とする請求項1又は2いずれかに記
載の粉粒体積込装置である。請求項1記載の発明と同様
の課題が達成できる上、粉粒体がカバーに沿って粉粒体
フィルタ部に適切に誘導され、粉粒体の吸着効率が高ま
る。
【0019】請求項4記載の発明は、粉粒体フィルタ部
の一態様を規定したものであり、前記ボックス内部に仕
切板を配設し、該仕切板に複数の開口部及び粉粒体シュ
ート挿通路を設け、該仕切板の開口部から下方に向かっ
て突出するように複数個の長尺状のバッグフィルタ部材
を取り付け、前記空気室を吸引部材で負圧状態にするこ
とができるように構成されたことを特徴とする請求項2
に記載の粉粒体積込装置である。請求項1と同様の課題
を達成できる上、集塵効果をより高めることができる。
【0020】請求項5記載の発明は、前記粉粒体フィル
タ部の固定の一態様を規定したものであり、出荷セクシ
ョンを構成する構造体の開口部に固定されたことを特徴
とする請求項1ないし4いずれかに記載の粉粒体積込装
置である。請求項1と同様の課題を達成できる上、既存
設備の簡単な改造で設置できる。
【0021】請求項6記載の発明は、前記粉粒体フィル
タ部は、その下方側に遮蔽部材を備えたことを特徴とす
る請求項1ないし5いずれかに記載の粉粒体積込装置で
ある。この遮蔽部材は、代表的には、カーテン状に形成
される。請求項1と同様の課題を達成できる上、粉粒体
の粉粒体フィルタ部への誘導効果が高まる。このカーテ
ンは弾性部材から構成されても良い。また、弾性部材と
して、軟質又は硬質、或いは、肉薄又は肉厚のゴム等、
様々な構成が挙げられる。また、前記遮蔽部材がエアカ
ーテンであっても良い。
【0022】請求項7記載の発明は、前記ローダ部の一
態様を規定したものであり、前記粉粒体シュート部の下
端部に取り付けられたフード部と、該フード部の内部に
備えられ、その内部に粉粒体が満たされると、満タン信
号を発生する粉粒体レベル検出スイッチ部と、前記粉粒
体シュート部の上限及び下限を検出し、上限信号及び下
限信号を発生する上下限検出部と、前記粉粒体シュート
駆動部に短縮駆動信号又は伸長駆動信号を出力して前記
粉粒体シュート部の短縮又は伸長を行い、前記上限信号
又は下限信号に応答して粉粒体シュート部の短縮又は伸
長の中止信号を出力して前記粉粒体シュート部の短縮又
は伸長を中止し、該粉粒体レベル検出スイッチ部からの
前記満タン信号に応答して、前記粉粒体シュート駆動部
に前記短縮駆動信号を出力して前記粉粒体シュート部の
短縮を開始する粉粒体シュート制御部と、を備えたこと
を特徴とする請求項1ないし6いずれかに記載の粉粒体
積込装置である。請求項1と同様の課題を達成できる
上、積込作業を自動化でき、作業効率が向上する。な
お、上下限検出部は、スイッチでも良いし、タイマでも
良く、種々なる態様が実施可能である。
【0023】請求項8記載の発明は、前記粉粒体排出部
の一態様を規定したものであり、粉粒体サイロ部の下部
に設けられ、粉粒体を撹拌させながら排出する粉粒体撹
拌排出部、を備えたことを特徴とする請求項1ないし7
いずれかに記載の粉粒体積込装置である。請求項1と同
様の課題を達成できる上、粉粒体の排出をより円滑にす
ることができる。
【0024】請求項9記載の発明は、前記粉粒体撹拌排
出部の一態様を規定したものであり、該粉粒体サイロ部
の下端面に連通して設けた円盤状の受皿部で、粉粒体サ
イロ部から落下した粉粒体を、前記受皿部の中心に軸着
させた撹拌羽で撹拌させながら、受皿部の底板に設けた
排出口から外部に排出することができることを特徴とす
る請求項1ないし8いずれかに記載の粉粒体積込装置で
ある。請求項1と同様の課題を達成できる上、粉粒体の
流れが円滑となる。
【0025】請求項10記載の発明は、前記粉粒体排出
部の一態様を規定したものであり、上面に開口部を形成
した長尺箱状の受箱部材と、該受箱部材内部を周回駆動
する無端部材と、該無端部材に複数個取り付けられてい
る押板片と、前記開口部から投下された粉粒体を周回方
向に粉粒体を押し出しながら、前記受箱部材の底板に設
けた排出口から外部に排出することができる駆動部とを
備えた粉粒体移送排出部、を備えたことを特徴とする請
求項1ないし9いずれかに記載の粉粒体積込装置であ
る。請求項1と同様の課題を達成できる上、複数のサイ
ロ部がある場合等において、粉粒体の流れを均一化でき
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態の粉粒
体積込装置の一例を、図面を参照して以下に説明する。
図2に示した通り、粉粒体積込装置は、粉粒体である麸
(ふすま)が上面から投入可能とされ、これを一時的に
備蓄することができる8個のサイロ1、このサイロ1の
下端開口面1aに連通させて一体に取り付けられている
8個のテーブルフィーダ2、テーブルフィーダ2の排出
ダクト2aと接続されたテーブルフィーダ2の下部に横
長(水平方向)に備えられ、平面から見て両側のテーブ
ルフィーダ2の中間部に配設(図3参照)されているチ
ェーンコンベア3、このチェーンコンベア3の底板に取
り付けられているローダ4(図4参照)、工場建物のス
ラブ5(図8及び図9参照)の開口5a(図8参照)に
嵌め込まれローダ4の下方側に設けられた4個のフィル
タ装置6、このフィルタ装置6の下端に取り付けられ、
トラックTに粉粒体を積み込む際にトラックTのベッセ
ルから吹き出した粉粒体を防塵する弾性カーテンの一例
としてのゴム製のカーテン7とから構成されている。
【0027】サイロ1の下端開口面1aに連通されてい
るテーブルフィーダ2は、図5(a)(b)に示した通
り、テーブルフィーダ2内部の中心部に2枚の撹拌フィ
ン2bが軸着されていて、撹拌フィン2bの下面に取り
付けられている減速ギヤ2cを介して、撹拌フィン2b
がモータM1で回転駆動されるようになっているもので
ある。この撹拌フィン2bを回転させることにより、サ
イロ1に備蓄されている粉粒体を撹拌しながら排出ダク
ト2aから下方に放出することができるようになってい
る。
【0028】チェーンコンベア3は、図6及び図7に示
した通り、横長の角型のハウジング3aの内部の両端部
に各々スプロケット3bを軸着し、このスプロケット3
bに、チェーン3cが嵌め込まれ、このチェーン3cに
押板片3dが一定の間隔で複数個進行方向に直交状態で
水平に取り付けられている。そして、後方(右側)のス
プロケット3bをモータM2(図7参照)で回転駆動し
チェーン3cが周回するようになっている。このモータ
M2を駆動することで、押板片3dが矢印A方向(図7
参照)に移動するので、ハウジング3aの上方から投下
された多量の粉粒体は上面では図中左方向に、下面では
図中右方向に押板片3dで撹拌されて、ハウジング3a
の底面に設けた投下口3eから、ハウジング3aの外部
(下方)に放出されるようになっている。なお、粉粒体
の種類による製粉工場のプラントの組方によっては、チ
ェーンコンベア3は必要のない場合も有りうる。
【0029】ローダ4は、図8を参照して説明する。チ
ェーンコンベア3の底部には、ローダマウント4aが取
り付けられ、このローダマウント4aから筒状の伸縮シ
ュート4bが2本吊り下げられている。この本数は任意
に設定可能である。ローダマウント4aは、出荷セクシ
ョンS(図10及び図11参照)を構成する構造物のス
ラブ5の上方に存在するように配置されている(図8及
び図9参照)。また、伸縮シュート4bの上端面がチェ
ーンコンベア3の投下口3eに連通されている。この伸
縮シュート4bは、ローダマウント4aに備えられてい
るモータM3により軸方向に伸縮可能になっており、手
元操作盤8(図10参照)から操作できるようになって
いる。この伸縮シュート4bには、下端部に、フレキシ
ブルな材質からなるキャンバスフード4cが接続されて
いる。このキャンバスフード4cの内部には、堆積した
粉粒体が形成する安息角の上面位置を検出することによ
り粉粒体のレベルを検出する粉粒体レベル検出スイッチ
4d、伸縮シュート4bの伸縮を規制する上下限リミッ
トスイッチ4e、トラックTのベッセルの底面との接触
を検出するセンターアーチ検出リミットスイッチ4fが
設けられている。なお、上下限リミットスイッチ4e
は、トラックTが出荷セクションSにいない状態で、伸
縮シュート4bが縮みきった状態と伸び切った状態を検
出して、モータM3の動作を自動停止させるものであ
る。従って、トラックTが出荷セクションSにいるとき
に伸縮シュート4bを下方に伸ばすと、上下限リミット
スイッチ4eが作動する以前にキャンバスフード4cが
トラックTのベッセルの床面に当たり破損することがあ
る。これを防止するために、キャンバスフード4cの下
端にセンターアーチ検出リミットスイッチ4fが設けら
れているのである。さらにモータM3がハウジング3a
の下部に取付けられ、伸縮シュート4bの短縮及び伸長
をするようになっている。ワイヤで伸縮シュート4bを
引き上げ又は引き下げる等、様々な構成により、それを
短縮及び伸長することが可能である。一定の伸縮領域が
設定され、その範囲で伸縮シュート4bは伸縮するが、
最小長さ以上は短縮できないようになっている。詳細な
構造は、特公昭61−10365号を参照されたい。な
お、伸縮シュート4bは、他に様々な構造が考えられ、
例えば、一重構造に代えて、二重構造でも良い。一例と
して、内筒及び外筒からなる二重構造とし、外筒はナイ
ロンターポリン製の蛇腹管、内筒は鉄板製のテレスコー
プ伸縮式構造が挙げられる。さらに、伸縮シュート4b
及びキャンバスフード4c内の粉粒体(粉塵)は内筒及
び外筒の隙間を通り、サクション口(図示略)を通り、
フィルタ装置6に導かれるようにし、伸縮シュート4b
及びキャンバスフード4cの内部をクリーンにするよう
にしても良い。
【0030】一方、スラブ5に形成された開口5a(図
8参照)に、バッグフィルタを採用したフィルタ装置6
が嵌め込まれ、適宜、固定部材6pで固定されている
(図4参照)。このフィルタ装置6は、図9に示す通
り、2個の貫通丸孔6mを設けた蓋6nが水平にハウジ
ング6bの上縁部に接続され、ハウジング6bの内側の
上方部に仕切板6dが水平に接続されて密閉されること
により形成されたボックスを備え、そのボックスに負圧
室6eが形成されたものである。負圧室6eの内部に
は、伸縮シュート4bを貫通させることができる管状の
伸縮シュート挿通路6aが形成されていて、この伸縮シ
ュート挿通路6aを取り囲むように蓋6n、ハウジング
6b、仕切板6dが形成されている。ハウジング6bの
内部は仕切板6dで区切られ、上側が負圧室6eとなっ
ており、下側が空間6sとなっている。空間6sの下側
に、これと連通する下部空間6tが広がっている。フィ
ルタ6fはその上端部にリング状且つ小判形状のエアー
ガイド6gが嵌め込まれている。フィルタ6fは、エア
ーガイド6gから下方に延び出す長尺状のリテーナ(図
示略)に封筒状濾布(図示略)を被せたものである。ま
た、この仕切板6dには複数の穴(図示略)が開けら
れ、この穴に複数のフィルタ6fが垂直に差し込まれ、
この穴にエアーガイド6gが固定されることで所定方向
に配列されている。ハウジング6bの下端は下方に向か
って末広がりに形成されたカバー6cが接続され、その
下端からゴム製のカーテン7が下方に吊り下げられてい
る。ゴムは硬質、軟質いずれでも良い。フィルタ6f
は、これらカバー6c及びカーテン7で形成された下部
空間6tに垂直下方に突出した状態となっている。カバ
ー6c及びカーテン7は、両側に設けられ、前後方向は
トラックT(図10、11参照)などの輸送手段の発着
のため開放されている。なお、フィルタ装置6の各構成
部品の構造、配置等は適宜変更することができる。例え
ば、伸縮シュート4bは、負圧室6eを貫通している
が、負圧室6eを貫通せず、負圧室6eの外部領域を貫
通することとしても良い。
【0031】エアーガイド6gの上部には逆洗運転用の
エアージェットノズルパイプ6hが掛け渡され、エアが
下方に向かって吹き出し、フィルタ6fを膨張させるこ
とができるようになっている。また、ハウジング6bに
は、負圧室6eをフィルタ(集塵)運転の際に負圧状態
にするための吸引口6iが形成されている。この吸引口
6iに吸引用モータファン6jが接続され、吸引用モー
タファン6jにエアー排出パイプ6kに接続されてい
る。吸引用モータファン6j及びエアー排出パイプ6k
はハウジング6bの外部に設置されている。これによ
り、フィルタ6fを収縮させ、フィルタ6fに粉塵を吸
着できるのである。また、一方、エアージェットノズル
パイプ6hから下方にエアを吹き出させることによりフ
ィルタ6fを膨張させ逆洗運転を行い、フィルタ6fに
吸着された粉粒体を払い落とすことができる。なお、こ
のフィルタ装置6の一例として、本出願人の所有する特
許第2634042号(発明の名称「バッグフィルタ装
置」)が採用できるが、その詳細はここでは説明を割愛
するので、詳しくは公報を参照されたい。さらに、フィ
ルタ装置6とローダ4の位置関係の図示のものに限ら
ず、例えば、ローダマウント4aや伸縮シュート4b等
をフィルタ装置6の下側に配置するなど、適宜変更する
ことができる。なお、図8において、伸縮シュート4b
は短縮された状態である。
【0032】カバー6cの下端からはゴム製のカーテン
7が吊り下げられ、粉粒体が四方に飛散しないように
し、フィルタ効果を高めている(図10参照)。尚、上
記実施形態で説明したカーテン7は最も簡単な一例につ
いて説明したものであるが、これに代えて、例えば、図
11に示した通り、カバー6cの外側面にエアーカーテ
ン吹出ユニット9を取り付け、このエアーカーテン吹出
ユニット9にエアー供給ユニツト10からエアーを吹き
込み、エアーカーテン吹出ユニット9の下端面9aに設
けられたエアー吹出調整ダンパ9bの吹出口9cから下
方にエアーを吹き出して矢印で示す通りのエアー流の循
環によるエアーカーテンを形成することも考えられる。
【0033】図10に示す手元操作盤8には、図12に
示す後述の制御装置12に各々接続された電源表示灯8
a、荷受準備ONスイッチ8b、出荷完了表示灯8c、
荷受終了スイッチ8d、センターアーチ接触警報表示灯
8e、モータサーマルリレー動作表示灯8f、スピーカ
8g、伸縮シュート任意上下動スイッチ8h、非常停止
スイッチ8iおよびリセットスイッチ8j等が取り付け
られている。
【0034】次に図12に示す粉粒体積込の制御を司る
制御装置12の構成について説明する。この制御装置1
2は、CPU13、RAM14、ROM15、カウンタ
16、タイマ17、表示制御部18、音声制御部19を
入出力インタフェース20により相互に接続したもので
ある。入出力インタフェース20には、チェーンコンベ
ア3、粉粒体レベル検出スイッチ4d、上下限リミット
スイッチ4e、センターアーチ検出リミットスイッチ4
f、吸引用モータファン6j、電源表示灯8a、荷受準
備ONスイッチ8b、出荷完了表示灯8c、荷受終了ス
イッチ8d、センターアーチ接触警報表示灯8e、モー
タサーマルリレー動作表示灯8f、警報ブザー等を出力
するスピーカ8g、伸縮シュート任意上下動スイッチ8
h、非常停止スイッチ8i、リセットスイッチ8j、モ
ータM1、M2、M3、積込作業の進行状況、運転状況
等を文字や図柄等で表示することができる画像表示装置
25等が接続され、各種の入力信号や出力信号が入出力
されるようになっている。そして、CPU13が初期設
定、入力信号を受けた所定の演算等を行い、出力信号を
前述した各部に供給している。RAM14は各種のデー
タを一時的に読み書きするものである。ROM15には
粉粒体積込制御プログラムが読み出し専用で格納されて
いる。
【0035】次に、本実施形態の粉粒体積込装置を使用
した、製粉・飼料工場の出荷セクションSで行われる粉
粒体の積込作業について説明する。まず、図10に示し
た通り、トラックTをカーテン7の下側に誘導し、そこ
でトラックTを停止させる。トラックの上面ハッチ(図
示略)を開ける。初期状態では伸縮シュート4bは短縮
された状態に設定されている。手元操作盤8の伸縮シュ
ート任意上下動スイッチ8hを操作して、制御装置12
から伸長信号をモータM3に送り、駆動させて伸縮シュ
ート4bを伸長させる。伸縮シュート4bの先端のキャ
ンバスフード4cがトラックTのベッセルの底板に接触
すると、センターアーチ検出リミットスイッチ4fが作
動して下限信号が発生し、センターアーチ接触警報表示
灯8eが点灯し、制御装置12から中止信号をモータM
3に送り、伸縮シュート4bの伸長を停止させる。次
に、荷受準備ONスイッチ8bを操作すると、制御装置
12から駆動信号がモータM1及びモータM2に送ら
れ、サイロ1に備蓄されている粉粒体をテーブルフィー
ダ2の撹拌フィン2bを回転させて排出ダクト2aに投
入し、排出ダクト2aに投入された粉粒体はチェーンコ
ンベア3に投入され、チェーンコンベア3では、投入さ
れた粉粒体をチェーン3cの押板片3dで撹拌及び移送
しながらローダ4に投入させる。ローダ4に投入された
粉粒体は伸縮シュート4b及びキャンバスフード4cの
内部を流れてトラックTのベッセルの底面に粉粒体の積
込が開始される。
【0036】このようにして、粉粒体がトラックTのベ
ッセルに積み込まれて嵩が増えると、キャンバスフード
4cの内部に粉粒体がたまり、粉粒体レベル検出スイッ
チ4dが作動する。そうすると、タイマ17が計時を開
始するとともに、制御装置12からモータM3へ短縮信
号が送られ、モータM3が作動を開始して伸縮シュート
4bが短縮を開始し、キャンバスフード4cの内部の粉
粒体は下部から安息角に沿って自重排出される。キャン
バスフード4cの内部が空になる頃に、タイマ17がタ
イムアップして、上限信号が発生し、伸縮シュート4b
の短縮が中止される。次に、制御装置12から伸長信号
をモータM3に送り駆動させて伸縮シュート4bを伸長
させる。伸縮シュート4bの先端のキャンバスフード4
cがトラックTのベッセルの粉粒体の表面に接触する
と、センターアーチ検出リミットスイッチ4fが働き、
制御装置12から中止信号をモータM3に送り、伸縮シ
ュート4bの伸長を停止させる。そうすると、制御装置
12から駆動信号がモータM1及びモータM2に送ら
れ、粉粒体の積込が再開され、キャンバスフード4cの
内部に粉粒体がたまり、粉粒体レベル検出スイッチ4d
が作動する。
【0037】上述したテーブルフィーダ2とチェーンコ
ンベア3とによる粉粒体の供給、及び伸縮シュート4b
の上下限の検出や伸縮等からなるサイクルを繰り返すう
ちに、伸縮シュート4bが上限まで達すると、上下限リ
ミットスイッチ4eが働き、制御装置12から中止信号
をモータM3に送り、伸縮シュート4bの短縮を停止さ
せる。これにより、出荷完了表示灯8cが点灯し、粉粒
体のトラックTのベッセルへの積込が完了する。以上よ
り、積込作業が自動化され、積込作業効率が高まる。
【0038】なお、粉粒体の供給動作について補足説明
すると、テーブルフィーダ2から投下された粉粒体は、
一旦、チェーンコンベア3の内部にほぼ満杯の状態とな
るまで投入される。そして、チェーンコンベア3で撹拌
しながら、粉粒体を横方向に移送させ、下面の投下口3
eからローダ4に円滑に投下される。従って、チェーン
コンベア3は撹拌と移送の2つの目的を果たす。
【0039】また、一方、積込時において、制御装置1
2からフィルタ装置6へフィルタ信号を送り、フィルタ
装置6の吸引用モータファン6jを作動させ、ハウジン
グ6bの負圧室6eを負圧状態とさせる。これにより、
トラックTのベッセルから舞い上がった粉粒体の粉塵は
カーテン7からカバー6cの内部を矢印B方向(図10
参照)に吸引されてフィルタ6fに吸着されることにな
る。また、逆洗運転時には、エアージェットノズルパイ
プ6hからエアを下方に吹き出させ、付着した粉粒体は
フィルタ6fから払い落とされる。フィルタ装置6の逆
洗運転は、何度かの積込作業を行ってフィルタ6fに粉
塵が多く付着した頃に、出荷セクションSにトラックT
がいない状態で、定期的に行う。こうした逆洗運転で出
荷セクションSの落下した粉粒は水洗する。
【0040】上述の防塵作用により、本実施形態の粉粒
体積込装置では、粉粒体のトラックTへの積込作業の際
に、作業員が粉塵化した粉粒体を体内に吸い込んでしま
うといった衛生上や職場環境上の問題を解決し、更に、
工場の内部やローダ4自体に舞い上がって浮遊している
粉粒体が付着して工場内部が汚れたり不衛生になること
を防止することができる。またモータ動力部の動力系統
や手元操作盤8、制御装置12、画像表示装置25等の
電気系統に粉粒体が付着してトラブルを発生させること
もなくなる。また、出荷セクションSの既存設備を改造
して粉粒体積込装置を簡単に取り付けることもできる。
また、軽量でコンパクトであり、機構もシンプルで取り
扱い、メンテナンスも容易である。
【0041】以上、本発明の一例として実施形態を説明
したが、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において
本発明を様々に改変できることは当然であり、このよう
な改変も、本発明の技術的範囲に属するものである。例
えば、サイロ1は、フィルタ装置6に比較的近接して設
けられているが、場合によっては、フィルタ装置6と離
れた場所に設置し、パイプラインで送り込んでも良く、
種々なる態様が可能である。テーブルフィーダ2も同様
である。フィルタ装置6はバッグフィルタのほか、種々
の集塵装置が適用可能である。チェーンコンベア3に代
えて、円盤を回転させて粉粒体を混ぜるなど、種々なる
態様が可能である。さらに、粉粒体の種類、比重、積込
能力、ローダ4からトラックTのベッセルの底板までの
距離など、様々な条件によって、粉粒体積込装置の構成
は適宜変更が可能である。また、トラックTへの積込の
ほか、船、貨車、コンテナ等、様々な輸送手段へ適用す
ることができる。さらに、伸縮シュート4b、テーブル
フィーダ2、チェーンコンベア3の動作、タイミング等
についても、状況に応じて、適宜変更することができ
る。制御装置12もマイクロプロセッサのほか、シーケ
ンス回路、機械式制御等、種々の制御機構が採用可能で
ある。
【0042】
【発明の効果】請求項1ないし10記載の発明によれ
ば、クリーンな状態で粉粒体の積込作業を行うことがで
きるようになる。これにより、粉粒体が出荷セクショ
ン、ローダ、動力系統、電気系統等、あちこちに付着し
て不衛生になったり、粉粒体積込装置等が故障すること
を防止することができる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を奏する上、集塵効果をより高めることがで
きる。
【0044】請求項3及び4記載の発明によれば、請求
項1と同様の効果を奏する上、粉粒体の排出をより円滑
にすることができる。
【0045】請求項5記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を奏する上、複数のサイロ部がある場合、粉
粒体の流れを均一化できる。
【0046】請求項6記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を奏する上、積込作業を自動化でき、作業効
率が向上する。
【0047】請求項7記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を奏する上、既存設備の簡単な改造で設置で
きる。
【0048】請求項8ないし10記載の発明によれば、
粉粒体の粉粒体フィルタ部への誘導効果が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術について説明した一部破断側面図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態の粉粒体積込装置の概要を
表した一部破断側面図である。
【図3】本実施形態の粉粒体積込装置の平面図である。
【図4】本実施形態の粉粒体積込装置を図2のX−X断
面から見た平面図である。
【図5】(a)は、本実施形態の粉粒体積込装置のサイ
ロ及びテーブルフィーダの内部構造を表した一部断面
図、(b)は(a)のY―Y断面図である。
【図6】本実施形態の粉粒体積込装置(チェーンコンベ
アの内部構造を一部破断してある)の側面図である。
【図7】本実施形態の粉粒体積込装置のチェーンコンベ
アの一部破断斜視図である。
【図8】本実施形態の粉粒体積込装置のローダ及びフィ
ルタ装置の内部構造を表した一部断面側面図である。
【図9】本実施形態の粉粒体積込装置のローダ及びフィ
ルタ装置の一部破断斜視図である。
【図10】本実施形態の粉粒体積込装置の動作を示す説
明図である。
【図11】本実施形態の粉粒体積込装置の変形例及びそ
の動作を表した説明図である。
【図12】本実施形態の粉粒体積込装置の制御装置のブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 サイロ 1a 下端開口面 2 テーブルフィーダ 2a 排出ダクト 2b 撹拌フィン 2c 減速ギヤ 3 チェーンコンベア 3a ハウジング 3b スプロケット 3c チェーン 3d 押板片 3e 投下口 4 ローダ 4a ローダマウント 4b 伸縮シュート 4c キャンバスフード 4d 粉粒体レベル検出スイッチ 5 スラブ 5a 開口 6 フィルタ装置 6a 伸縮シュート貫通穴 6b ハウジング 6c カバー 6d 仕切板 6e 負圧室 6f フィルタ 6g エアーガイド 6h エアージェットノズルパイプ 6i 吸引口 6j 吸引用モータファン 6k エアー排出パイプ 7 カーテン 8 手元操作盤 9 エアーカーテン吹出ユニット 9a 下端面 9b エアー吹出調整ダンパ 9c 吹出口 10 エアー供給ユニツト M1、M2、M3 モータ T トラック 12 制御装置 13 CPU 14 RAM 15 ROM 16 カウンタ 17 タイマ 18 表示制御部 19 音声制御部 20 入出力インタフェース 25 画像表示装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体を貯留することができる粉粒体サ
    イロ部と、 該粉粒体サイロ部に設けられ、該粉粒体サイロ部から粉
    粒体を外部に排出させる粉粒体排出部と、 該粉粒体排出部に連通して設けられ、該粉粒体排出部に
    よって排出された粉粒体を自重で落下させることができ
    る伸縮可能な筒状の粉粒体シュートと、前記粉粒体シュ
    ートを伸縮させる粉粒体シュート駆動部とを備えたロー
    ダ部と、 前記粉粒体シュートの付近に広がる空間に浮遊する粉粒
    体を吸着させることができるように配設された粉粒体フ
    ィルタ部と、 を備えたことを特徴とする粉粒体積込装置。
  2. 【請求項2】 前記粉粒体フィルタ部は、前記粉粒体シ
    ュートを挿通させることができる粉粒体シュート挿通部
    と、負圧状態となることができる空気室が形成されたボ
    ックスと、該空気室と接続するフィルタとを備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の粉粒体積込装置。
  3. 【請求項3】 前記粉粒体フィルタ部は、 前記ボックスの下部から下方に延び出すカバーを備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2いずれかに記載の粉粒
    体積込装置。
  4. 【請求項4】 粉粒体フィルタ部は、 前記ボックス内部に仕切板を配設し、該仕切板に複数の
    開口部及び粉粒体シュート挿通路を設け、 該仕切板の開口部から下方に向かって突出するように複
    数個の長尺状のバッグフィルタ部材を取り付け、 前記空気室を吸引部材で負圧状態にすることができるよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項2に記載の粉粒
    体積込装置。
  5. 【請求項5】 前記粉粒体フィルタ部は、出荷セクショ
    ンを構成する構造体の開口部に固定されたことを特徴と
    する請求項1ないし4いずれかに記載の粉粒体積込装
    置。
  6. 【請求項6】 前記粉粒体フィルタ部は、その下方側に
    遮蔽部材を備えたことを特徴とする請求項1ないし5い
    ずれかに記載の粉粒体積込装置。
  7. 【請求項7】 前記ローダ部は、 前記粉粒体シュート部の下端部に取り付けられたフード
    部と、 該フード部の内部に備えられ、その内部に粉粒体が満た
    されると、満タン信号を発生する粉粒体レベル検出スイ
    ッチ部と、 前記粉粒体シュート部の上限及び下限を検出し、上限信
    号及び下限信号を発生する上下限検出部と、 前記粉粒体シュート駆動部に短縮駆動信号又は伸長駆動
    信号を出力して前記粉粒体シュート部の短縮又は伸長を
    行い、前記上限信号又は下限信号に応答して粉粒体シュ
    ート部の短縮又は伸長の中止信号を出力して前記粉粒体
    シュート部の短縮又は伸長を中止し、該粉粒体レベル検
    出スイッチ部からの前記満タン信号に応答して、前記粉
    粒体シュート駆動部に前記短縮駆動信号を出力して前記
    粉粒体シュート部の短縮を開始する粉粒体シュート制御
    部と、 を備えたことを特徴とする請求項1ないし6いずれかに
    記載の粉粒体積込装置。
  8. 【請求項8】前記粉粒体排出部は、 粉粒体サイロ部の下部に設けられ、粉粒体を撹拌させな
    がら排出する粉粒体撹拌排出部、 を備えたことを特徴とする請求項1ないし7いずれかに
    記載の粉粒体積込装置。
  9. 【請求項9】 前記粉粒体撹拌排出部は、 該粉粒体サイロ部の下端面に連通して設けた円盤状の受
    皿部で、粉粒体サイロ部から落下した粉粒体を、前記受
    皿部の中心に軸着させた撹拌羽で撹拌させながら、受皿
    部の底板に設けた排出口から外部に排出することができ
    ることを特徴とする請求項1ないし8いずれかに記載の
    粉粒体積込装置。
  10. 【請求項10】 前記粉粒体排出部は、 上面に開口部を形成した長尺箱状の受箱部材と、 該受箱部材内部を周回駆動する無端部材と、 該無端部材に複数個取り付けられている押板片と、 前記開口部から投下された粉粒体を周回方向に粉粒体を
    押し出しながら、前記受箱部材の底板に設けた排出口か
    ら外部に排出することができる駆動部とを備えた粉粒体
    移送排出部、 を備えたことを特徴とする請求項1ないし9いずれかに
    記載の粉粒体積込装置。
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