JP3190549B2 - 各種粉粒体の混合装置 - Google Patents

各種粉粒体の混合装置

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JP3190549B2
JP3190549B2 JP27173195A JP27173195A JP3190549B2 JP 3190549 B2 JP3190549 B2 JP 3190549B2 JP 27173195 A JP27173195 A JP 27173195A JP 27173195 A JP27173195 A JP 27173195A JP 3190549 B2 JP3190549 B2 JP 3190549B2
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文雄 加藤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/05Stirrers
    • B01F27/11Stirrers characterised by the configuration of the stirrers
    • B01F27/114Helically shaped stirrers, i.e. stirrers comprising a helically shaped band or helically shaped band sections

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】食料品粉粒・化学品粉粒・薬
品粉粒等の各種粉粒体を混合処理する混合装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】食料品から工業用原料に至るまで粉粒体
状の原料として市場に供給されている物に、グラニュー
糖,ブドウ糖,脱脂粉乳,澱粉,米ヌカ,香辛料,セメ
ント,フライアッシュ,カーボンブラック,塩,洗剤,
小麦,米,メイズ,大豆,モルト,珪砂,酸化アルミ
ナ,酸化チタン,炭酸カルシュウム,微粉炭,石灰,ソ
ーダ灰,食品ミックス粉,小麦ミックス粉,スープ粉
末,石油化学粉末,薬品,顔料,配合肥料,フェノール
樹脂,ポリエチレン樹脂,ABC樹脂,PVCパウダ
ー,ポリプロピレン粉末,粉体塗料等の多種・多様な粉
体が有るこれらの各種粉体は、製造会社で製造された
後、袋やプラスチックコンテナに充填されて市場に供給
されるのが一般的である。そこで、中小の工場では、貨
車やトラックで搬入された原材料の袋やプラスチックコ
ンテナをそのまま開いて使用しているが、これが、大規
模な工場になると使用量も膨大で運搬投入作業も重労働
となるため、ローリー車から各種粉体をエアー搬送で一
旦サイロに貯蔵し、このサイロに貯蔵されている各種粉
体を、必要に応じて各種フィーダーで各処理工程までバ
ッチ空気輸送し、各処理工程に備えたミキサーや集塵機
で混合或いは分離等の処理を行う各種粉粒体を処理する
様々な粉粒体処理機材が実用化され、各産業分野で使用
されている。
【0003】一方、これらの各種粉粒体は、その質量が
極めて小さく、限りなく空気に近いため、各種粉体処理
機器で移送・混合・分離等の処理を行うと、処理中の粉
粒体が処理機器の内部で舞い上がり、この舞い上がった
粉体が機器内部の上面、特に角部分に極めて付着しやす
いという性質がある。しかも、この処理機器内での粉体
の付着は運転を継続する毎に次第に堆積するため、これ
が長期に渡ると、例えば、食料品の原料となる粉体であ
と腐食を起こしたり、化学原料の粉体であると成分が
変質して異物となり、処理機器の天井に付着残留するこ
とがある。この処理機内に残留した異物が、処理中の
正常な粉体に落下して混合されることがある。このよう
な事態が発生すると、処理中の各種粉体の品質を低下さ
せてしまったり、最悪の場合は商品価値が無くなってし
まうといった重大なトラブルが発生することがある。そ
こで、一般的には、各種粉体の処理機器の運転を定期的
に止めて、粉体が付着した処理機器の天井部分を作業員
がエアーガンで吹き飛ばすか、高圧の噴射水で洗浄する
ようにしている。また、これら各種粉粒体の処理機材で
は処理した粒体が処理室内部で舞い上がったり或いは
粒体の供給系統に逆流する現象が発生しやすいため、
各種粉粒体処理機材の天井部分に負圧作用させて空気
のスムーズな流れを形成するためのサクションダクト
(負圧吸引ダクト)をハウジングの外部に備えられてい
る。
【0004】しかしながら、この従来の方法で各種粉粒
体の処理機器を洗浄する場合次のような欠点がある。
ミキサーの場合、粉粒体の処理運転を停止させた後、
作業員が機械の内部に入って作業しなければならない
為、危険であると共に作業員も汚れるため極めて悪い作
業環境で仕事をすることになり、特に食料用粉粒体を処
理するミキサーなどでは、逆に作業員が機械内に雑菌を
持ち込んで不衛生なこともある。機械内部を水洗で洗
浄する場合などは、洗浄を行おうとする機械のみならず
前後に接続されている各種機器類も含めて内部の粉体を
全て取り出して完全に空の状態にして洗浄作業を行い、
洗浄終了後は機械の内部を完全に乾燥させてから稼動さ
せるため、準備から洗浄作業を経て再運転を開始する迄
に多大な作業量と長期の運転休止期間が必要になり、装
置全体のランニングコストが高くなり不経済である。
機械内部に付着した粉体を水洗洗浄すると、粉体が多量
に付着している場所などでは、水洗による水分を吸収し
て凝固し、この凝固した粉体が洗い流されずに機械内部
に残留することがある。プラント等の大規模な粉体処
理装置の水洗洗浄作業を行うと、洗浄後に粉体処理装置
から大量の廃液が排出されるため、この汚水を処理する
ための廃液処理装置が必要となり、装置全体のコスト高
を招くことになる。天井配置式の集塵機の異物濾過性
能においても、効果的な異物の除去が行われていたかと
いうと、ランニングコストの割に非効率な処理しかでき
なかった。従来の各種粉粒体の処理機材では、処理し
粒体が処理室内部で舞い上がったり或いは粒体の
供給系統に逆流する現象を防止するためのサクションダ
クト(負圧吸引ダクト)を各種粉粒体の処理機材の天井
部分に備え、サクションダクト(負圧吸引ダクト)を備
えた処理室より下層となる粒体投下シュートからの負
圧の吸引は、長尺パイプを粒体投下シュートからサク
ションダクト(負圧吸引ダクト)へ連通させて、粒体
投下シュートの内部で舞い上がったり逆流現象を起こし
た各種の粒体をサクションダクト(負圧吸引ダクト)
まで吸い出している。従って、粒体投下シュートから
吸引採取された各種の粒体が全てサクションダクト
(負圧吸引ダクト)まで誘導されず、粒体投下シュー
トからサクションダクト(負圧吸引ダクト)へ連通され
ている長尺パイプの内壁面に付着して残留することがあ
り、このような現象が発生すると、長尺パイプの内壁面
に残留した各種の粒体が腐食して雑菌が繁殖すること
になる。この雑菌が落下して処理中の各種の粒体に混
合したりすると、処理中の各種の粒体の品質を低下さ
せるのみならず衛生的にも好ましくない。以上述べたよ
うに、この種の各種粉粒体の処理装置に関するユーザー
サイドからの改良の要望が指摘されていた。
【0005】これに対して、本発明者はこれらのユーザ
ーサイドからの要望に答えるべく、これまで、たゆまぬ
研究と度重なる実験によって極めて効果的かつ経済的に
優れた各種の粉粒体処理装置用の自動空気洗浄システム
を既に開発し、社会に提案すると共に既に産業界に供給
して大きな成果を得てる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
各種粉粒体の処理装置の内、各種粉粒体の混合装置の混
合処理運転を詳細にシュミレーション評価した結果、こ
れまであまり指摘されていなかった問題点を新たに発見
するに至った。それは、これまでの各種の粒体処理装
置の処理室内部に自動空気洗浄システムを新たに設ける
方法では、各種粉粒体の混合装置として必要不可欠な
構造である攪拌部材そのものの洗浄が不充分であるこ
と。この種の装置で混合処理する各種の粉粒体は、通
常最適な水分含有率を持っているものであるので、攪拌
部材で機械的に混合しようとすると、均一な混合状態を
得ることが難しい。従来の攪拌部材で均一な混合状態
を得るためには、大トルクの駆動モータで長時間混合運
転しなければならないので、処理効率が悪いばかりかラ
ンニングが高くつく。混合処理中の各種の粒体に液
体を混合しようとする場合、従来の方法では混合処理室
の天井の一点から噴射するため、液体の含有率が均一に
ならず、部分的に凝固することがある こで、本発明
はこれらの問題点を解決するために成されたものであ
り、各種粉粒体の混合装置として必要不可欠な構造であ
る攪拌部材に改良を施すことで、混合処理室の効果的な
洗浄を実現すると共に混合処理中の各種の粒体の混合
状態を最適な状態にして、処理効率と経済的効果を飛躍
的に向上させることのできる各種の粒体の混合装置の
提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に成された請求項1記載の発明は、各種粉粒体を混合処
理する混合装置であって、上部に上記各種粉粒体の投入
口を備えると共に下部に各種粉粒体の投下ゲートを備
え、外部から供給された各種粉粒体を混合する混合室
と、当該混合室の内部の所定の位置に水平方向に軸着さ
れた攪拌羽根部材と、上記投下ゲート下部の所定の位置
から下方に一体に延設し、上記投下ゲートから放出され
た各種粉粒体を落下移送する排出シュート部材と上記
攪拌羽根部材の羽根先端部分の所定の位置に、高圧パル
スエアーを噴射する一つ以上の空気洗浄ノズル部材と、
を備え、上記高圧パルスエアーは、上記混合室の内部に
放出され、これにより発生する衝撃波が上記混合室の内
部に付着した粉体を吹き飛ばして除去することを特徴と
する各種粉粒体の混合装置である。請求項2記載の発明
は、上記空気洗浄ノズル部材には、電磁弁と高圧空気蓄
圧タンクとコンプレッサーとが連通され、これら電磁
弁、高圧空気蓄圧タンク、及びコンプレッサーはシーケ
ンス制御により駆動させることで、前記高圧パルスエア
ーを上記空気洗浄ノズル部材から噴射するようにした
とを特徴とする請求項1の各種粉粒体の混合装置であ
る。請求項3記載の発明は、上記空気噴射洗浄ノズル部
材から空気に代えて特殊なガスを噴射することにより、
該特殊ガスの触媒機能を利用して粉粒体の殺菌・抗菌処
理もしくは粉粒体そのものに別の機能を持たせるように
したことを特徴とする請求項1又は2の各種粉粒体の混
合装置である。請求項4記載の発明は、上記空気洗浄ノ
ズルパイプ部材は、密閉された空洞管に空気供給口と、
外径部の長手方向に所定の間隔で複数のスリットを形成
した所定の形状の長尺管形状を成したことを特徴とする
請求項1ないし3いずれかの各種粉粒体の混合装置であ
る。請求項5記載の発明は、記混合室の上部及び排出
シュート部材の内部にフィルタを配設したサクショ
クトを配設したことを特徴とする請求項1ないし4いず
れかの各種粉粒体の混合装置である。請求項6記載の発
明は、上記攪拌羽根部材の回転軸の外径面の所定の位置
に空気を噴射する空気洗浄ノズル部材を設けたことを特
徴とする請求項1ないし5いずれかの各種粉粒体の混合
装置である。
【0008】
【作用】本発明の各種粉粒体の混合装置によれば、混合
装置の混合室の内部上面に付着した粉粒体を除去する場
合、まず、電磁弁を作動させて高圧空気蓄圧タンクから
高圧パルスエアーを攪拌羽根部材の羽根先端部分の所定
の位置と当該攪拌羽根部材の回転軸の外径面所定の位置
に設けた空気洗浄ノズル部材に供給する。これにより攪
拌羽根部材の羽根先端部分及び回転軸の外径面から高圧
パルスエアーが混合室内部に放出されることになり、こ
の作用によって発生する衝撃波が混合室の内部に付着し
た粉体を吹き飛ばして除去すると共に攪拌羽根部材自体
も効果的に洗浄されることになる。更に、混合室で攪拌
処理中の各種の粉粒体も効果的に攪拌混合されて均一な
混合状態が得られる。また更に、混合室で攪拌処理中の
攪拌部材は各種の粉粒体との間に高圧パルスエアーによ
る緩衝層が形成されるため摩擦抵抗が軽減されて小さ
く、トルクでの攪拌処理運転ができることになる。また
更に、空気を特殊なガスとして各種の粉粒体に噴射すれ
ば、ガスの触媒機能により各種の粉粒体殺菌・抗菌処理
もしくは粉粒体そのものに別の機能を持たせることがで
きることになる。
【0009】
【実施例】本発明の各種粉粒体の混合装置の実施例につ
いて図面に基づき説明する。図1は本発明の各種粉粒体
の混合装置を適用した第1実施例のミキサーの内部構造
説明図である。本第1実施例のミキサーは、図1に示し
た如く、上面に粉粒体投下口Aを開口形成した半円形断
面の箱形を成した粉粒体混合処理室1、粉粒体混合処理
室1の下部に開口形成された粉粒体投下口B、粉粒体投
下口Bの下面を、ゲート開閉シャフト1aを介して開閉
する粉粒体投下ゲート1b、粉粒体混合処理室1の下部
に一体に形成された粉粒体投下シュート2及び粉粒体投
下口Cとから構成されている。この内、粉粒体混合処理
室1の内部には、横方向に回転シャフト1cが軸着さ
れ、この回転シャフト1cの外径部には径の大きい外羽
根F1と径の小さい中羽根F2を互いに逆方向に螺旋状
に巻いたリボンスクリュー1dが突設されているが、こ
の外羽根F1と中羽根F2の先端部分には高圧空気を粉
粒体混合処理室1の内部に噴射するインジェクターノズ
ルENが設けられている。更に、粉粒体混合処理室1の
天井部分及び粉粒体投下シュート2の左右の内壁面近傍
には、負圧を作用させるサクションダクトDが備えら
れ、このサクションダクトDの内部には、長円形長尺リ
テーナに濾布を被着したフィルター4を二個並列に配設
されている。図1に示す通り、粉粒体混合処理室1の上
部及び粉粒体投下シュート2の上部にそれぞれ2本の洗
浄ノズルパイプ3を設けてある。
【0010】一方、粉粒体混合処理室1の内部に軸着さ
れているリボンスクリュー1dの回転シャフト1cは、
図2に示した如く、内部が空洞になっていて、この空洞
部分からスティSの内部を貫通して外羽根F1と中羽根
F2の先端部分に設けたインジェクターノズルENに空
気通路が接続されている。他方、回転シャフト1cは、
オイルシール5及びひしフランジ形ユニット6を介して
回転可能に取り付けら、その一端がロータリージョイ
ント10を介してダイヤフラム電磁弁11、切り替えバ
ルブ12、高圧空気蓄圧タンク13、コンプレッサー1
4、ガス蓄圧タンク15及び外部からの命令信号に応じ
て電磁弁の開閉信号を出力するシーケンスコントローラ
SCが接続されている。尚、切り替えバルブ12は、高
圧空気の代わりに特殊なガスを用いて、ガスの触媒機能
により粉粒体の殺菌・抗菌処理もしくは粉粒体そのもの
に別の機能を持たせる場合、高圧空気蓄圧タンク13か
らガス蓄圧タンク15に供給経路を変更する場合に作動
させるためのものである。
【0011】次に以上の構成からなる本第1実施例のミ
キサーの作用・効果について図面に基づき説明する。図
3及び図4は本第1実施例のミキサーの作用説明図であ
る。本第1実施例のミキサーは、粉粒体混合処理室1及
び粉粒体投下シュート2の内部に各種粉粒体が付着した
際には、まず、図3に示した如く、リボンスクリュー1
dの回転シャフト1cを回転させながらコンプレッサー
14を運転して高圧空気蓄圧タンク13に高圧エアーを
供給し加圧状態にし、この状態からシーケンスコントロ
ーラSCを作動させる。すると、シーケンスコントロー
ラSCは、予めマイクロコンピュータに記憶されている
シーケンシャルプログラムに応じて、ダイヤフラム電磁
弁11を開閉制御する。これにより、回転中のリボンス
クリュー1dの外羽根F1と中羽根F2の先端部分に設
けたインジェクターノズルENから噴出された高圧パル
スエアーは粉粒体混合処理室1の内部全体に渦巻状に噴
出して、図4に示した如く、リボンスクリュー1dの回
転シャフト1cの長手方向に大きな流を形成すること
になる。この作用により粉粒体混合処理室1の内部に付
着した残留粉粒体が極めて効果的にエアー洗浄させるば
かりでなく、各種粉粒体の混合処理運転中に高圧エアー
を噴出させてミキシングすると、通常の粉粒体は、通常
最適な水分含有率を持っているものであるので、混合処
理運転中に粉粒体が流動化してより均一な混合状態を得
ることが可能になる。また、粉粒体が流動化することで
攪拌処理運転中のリボンスクリュー1dに当たる粉粒体
の摩擦力が減少するため、駆動モーターのトルクを下げ
ることが可能になるので、ランニングコストを大に低
く押さえることができると共に耐久性と信頼性を飛躍的
に向上させることが可能になった。更に、必要に応じ
て、切り替えバルブ12をガス蓄圧タンク15に切り替
えて、高圧エアーの代わりに特殊なガスの触媒機能を利
用して粉粒体の殺菌・抗菌処理もしくは粉粒体そのもの
に別の機能を持たせることも可能になる。
【0012】尚、上記第1実施例では、各種粉粒体の混
合処理手段としてリボンスクリュー1dを用いたミキサ
ーについて説明したが、本発明の各種粉粒体の混合装置
はこれに限定されるものではなく、例えば、2軸ブレー
ド式のミキサーに適用することも可能である。これにつ
いて、第2実施例として以下に説明する。図5は本発明
の各種粉粒体の混合装置を適用した第2実施例のミキサ
ーの内部構造を表した説明図である。本第2実施例のミ
キサーは、図5に示した如く、上面に粉粒体投下口A2
を開口形成した略W状断面の箱形を成した粉粒体混合処
理室20と、粉粒体投下口B2と、ゲート開閉シャフト
20aと、粉粒体投下ゲート20bと、粉粒体投下シュ
ート30及び粉粒体投下口C2とから構成されている。
この内、粉粒体混合処理室20の内部には、横方向に平
行に軸着された2本の回転シャフト20cが軸着され、
この回転シャフト20cの外径部には4枚の攪拌ブレー
ド20dが外周方向に対して均等に突設されていて、こ
の4枚のブレード20dが1組となって、回転シャフト
20cの長さ方向に複数設けられているが、この回転シ
ャフト20cの外径面と攪拌ブレード20dの先端部分
には、高圧空気を粉粒体混合処理室20の内部に噴射す
るインジェクターノズルENが設けられている。更に、
粉粒体混合処理室20の天井部分と粉粒体投下シュート
30の左右の内壁面近傍には、負圧を作用させるサクシ
ョンダクトDが備えられ、このサクションダクトDの内
部には、長円形長尺リテーナに濾布を被着したフィルタ
ー50が二個並列に配設されている。図5に示す通り、
粉粒体混合処理室20の上部及び粉粒体投下シュート3
0の上部にそれぞれ2本の洗浄ノズルパイプ40を設け
てある。
【0013】次に以上の構成からなる本第2実施例のミ
キサーの作用・効果について図面に基づき説明する。図
6及び図7は本第2実施例のミキサーの作用説明図であ
る。本第2実施例のミキサーは、粉粒体混合処理室20
び粉粒体投下シュート3 の内部に各種粉粒体が付着
した際には、まず、図6に示した如く、攪拌ブレード2
0dの回転シャフト20cを駆動して、攪拌ブレード2
0dを回転させながらコンプレッサー14を運転して高
圧空気蓄圧タンク13に高圧エアーを供給し加圧状態に
し、この状態からシーケンスコントローラSCを作動さ
せる。すると、シーケンスコントローラSCは、予めマ
イクロコンピュータに記憶されているシーケンシャルプ
ログラムに応じて、ダイヤフラム電磁弁11を開閉制御
する。これにより、回転シャフト20cの外径面及び攪
拌ブレード20dの先端に設けたインジェクターノズル
ENから噴出された高圧パルスエアーは粉粒体混合処理
室20の内部全体に放射状に噴出して、図7に示した如
く、回転シャフト20cの回転方向と長手方向への二方
向への大きな流を形成することになる。この作用によ
り、第2実施例においても第1実施例と同様の作用・効
果が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1ないし
6記載の発明によれば、次の通りの効果がある。混合
室の内部に付着した残留粉粒体を空気洗浄ノズル部材か
ら渦巻状に噴射される高圧パルスエアーにより極めて効
果的に洗浄できるようになった。各種粉粒体の混合処
理運転中に、攪拌羽根部材の回転シャフトの長手方向に
大きな流れを形成するように高圧パルスエアーを噴出さ
せて混合処理することで、混合処理運転中の粉粒体が流
動化してより均一な混合状態を得ることが可能になっ
た。粉粒体が高圧パルスエアーで流動化されることで
駆動系の摩擦抵抗が減少し駆動系のトルクを下げること
が可能になるので、ランニングコストを大幅に低く押さ
えることができると共に耐久性と信頼性を飛躍的に向上
させることが可能になった。空気の代わりに特殊なガ
スの触媒機能を利用して粉粒体の殺菌・抗菌処理もしく
は粉粒体そのものに別の機能を持たせることも可能にな
った。以上の通り、従来の装置では得ることのできなか
った極めて有益で技術的に大きな意義を持つ絶大な効果
を得ることに成功した画期的な発明であり、産業界にお
ける技術核心としての波状効果は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各種粉粒体の混合装置を適用した第1
実施例のミキサーの内部構造説明図である。
【図2】本第1実施例のミキサーのシステム構成図であ
る。
【図3】本第1実施例のミキサーの作用説明図である。
【図4】本第1実施例のミキサーの作用説明図である。
【図5】本発明の各種粉粒体の混合装置を適用した第2
実施例のミキサーの内部構造説明図である。
【図6】本第2実施例のミキサーの作用説明図である。
【図7】本第2実施例のミキサーの作用説明図である。
【符号の説明】
1,20 粉粒体混合処理室 1a,20a ゲート開閉シャフト 1b,20b 粉粒体投下ゲート 1c,20c 回転シャフト 1d リボンスクリュー 2,30 粉粒体投下シュート 3,40 洗浄ノズルパイプ 4,50 フィルター 5 オイルシール 6 ひしフランジ形ユニット 10 ロータリージョイント 11 ダイヤフラム電磁弁 12 切り替えバルブ 13 高圧空気蓄圧タンク 14 コンプレッサー 15 ガス蓄圧タンク 20d ブレード A,B,C,A2,B2,C2 粉粒体投下口 D サクションダクト S スティ F1 外羽根 F2 中羽根 EN インジェクターノズル SC シーケンスコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−242131(JP,A) 特開 昭47−36255(JP,A) 特開 昭64−22333(JP,A) 実開 平3−75826(JP,U) 特公 昭60−51879(JP,B2) 実公 昭62−42749(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01F 7/00 - 7/32 B01F 15/00 - 15/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種粉粒体を混合処理する混合装置であ
    って、 上部に上記各種粉粒体の投入口を備えると共に下部に各
    種粉粒体の投下ゲートを備え、外部から供給された各種
    粉粒体を混合する混合室と、 当該混合室の内部の所定の位置に水平方向に軸着された
    攪拌羽根部材と、 上記投下ゲート下部の所定の位置から下方に一体に延設
    し、上記投下ゲートから放出された各種粉粒体を落下移
    送する排出シュート部材と 上記攪拌羽根部材の羽根先端部分の所定の位置に、高圧
    パルスエアーを噴射する一つ以上の空気洗浄ノズル部材
    と、を備え、 上記高圧パルスエアーは、上記混合室の内部に放出さ
    れ、これにより発生する衝撃波が上記混合室の内部に付
    着した粉体を吹き飛ばして除去する ことを特徴とする各
    種粉粒体の混合装置。
  2. 【請求項2】 上記空気洗浄ノズル部材には、電磁弁と
    高圧空気蓄圧タンクとコンプレッサーとが連通され、こ
    れら電磁弁、高圧空気蓄圧タンク、及びコンプレッサー
    はシーケンス制御により駆動させることで、前記高圧パ
    ルスエアーを上記空気洗浄ノズル部材から噴射するよう
    にしたことを特徴とする請求項1の各種粉粒体の混合装
    置。
  3. 【請求項3】 上記空気洗浄ノズル部材から空気に代え
    て特殊なガスを噴射することにより、該特殊ガスの触媒
    機能を利用して粉粒体の殺菌・抗菌処理もしくは粉粒体
    そのものに別の機能を持たせるようにしたことを特徴と
    する請求項1又は2の各種粉粒体の混合装置。
  4. 【請求項4】 上記空気洗浄ノズルパイプ部材は、密閉
    された空洞管に空気供給口と、外径部の長手方向に所定
    の間隔で複数のスリットを形成した所定の形状の長尺管
    形状を成したことを特徴とする請求項1ないし3いずれ
    かの各種粉粒体の混合装置。
  5. 【請求項5】 記混合室の上部及び排出シュート部材
    の内部にフィルタを配設したサクショダクトを配設し
    たことを特徴とする請求項1ないし4いずれかの各種粉
    粒体の混合装置。
  6. 【請求項6】 上記攪拌羽根部材の回転軸の外径面の所
    定の位置に空気を噴射する空気洗浄ノズル部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれかの各種粉粒
    体の混合装置。
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