JP2002145224A - フレキシブルコンテナバッグ開袋装置 - Google Patents

フレキシブルコンテナバッグ開袋装置

Info

Publication number
JP2002145224A
JP2002145224A JP2000341211A JP2000341211A JP2002145224A JP 2002145224 A JP2002145224 A JP 2002145224A JP 2000341211 A JP2000341211 A JP 2000341211A JP 2000341211 A JP2000341211 A JP 2000341211A JP 2002145224 A JP2002145224 A JP 2002145224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
flexible container
bag opening
powder
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000341211A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kato
文雄 加藤
Shinsaku Kamimura
信作 上村
Shigeki Kamiya
重樹 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsukasa Industry Co Ltd
Original Assignee
Tsukasa Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsukasa Industry Co Ltd filed Critical Tsukasa Industry Co Ltd
Priority to JP2000341211A priority Critical patent/JP2002145224A/ja
Publication of JP2002145224A publication Critical patent/JP2002145224A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備が大型化、複雑化する欠点を解消し、汚
染等を防止し衛生環境を向上させ、作業性を向上させ
る。 【解決手段】側板32に取り付けられ容器本体3の内部
に連通して取り付けられているバグフィルタ6、容器本
体3の底部に備えられているテーブルフィーダ7、粉粒
体排出口36を開閉するゲートバルブ8、ゲートバルブ
8の排出側に接続されているシフタ9、及びシフタ9の
排出側に備えられている空気輸送用のロータリーバルブ
10等を備えている。バグフィルタ6、テーブルフィー
ダ7、ゲートバルブ8、シフタ9が一体的に設けられる
ことで、複合化された機能をコンパクトな空間に収容す
ることができる。シフタ9を設けたことでフレコンバッ
グ2から粉粒体を取り出し、篩いにかけて異物を除去し
てから次工程に空気輸送できるユニットになっている。
また、テーブルフィーダ7を設けることで装置の高さを
低くしているので、作業性が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルコン
テナバッグ開袋装置に関するものである。詳しくは、工
業、農業、食品等の産業で扱われるフレキシブルコンテ
ナバッグに封入された粉粒体を開封し受け入れ、排出さ
れる際に発生する塵体の集塵処理をする際の処理空間の
小型化等を図るフレキシブルコンテナバッグ開袋装置で
ある。
【0002】
【従来の技術】各種樹脂製袋など、いわゆる可撓性を有
する袋状のフレキシブルコンテナバッグ(以下、フレコ
ンバッグと略すことがある。)内に小麦粉、セメント、
タルクなどの粉粒体を充てんして遠隔地に輸送すること
が従来からおこなわれている。フレコンバッグの利点と
するところは、使い捨て式或はリサイクル式いずれの場
合でも、可撓性を有するので、輸送現地で開袋後かさ張
らず、粉粒体を取り出した後の容器の処分或は処理が非
常に楽である。
【0003】従来一般に、フレコンバッグからセメント
などの粉粒体を取り出す開袋作業は特に密閉空間でおこ
なわれていないのが実状であり、したがってこの開袋作
業に長期間たずさわっていると、粉塵の吸い込みによっ
て、周囲環境をも汚染して粉塵公害を発生するという問
題もあった。
【0004】そこで、従来、この種のものにあっては、
例えば、「フレキシブルコンテナバッグ開袋機」(特開
平6−329135)が提案されている。この発明は、
開袋ケーシングが上部開口部を除いて密閉構造とされ、
また、フレコンバッグから本体ケーシング内に排出され
た粉体の有無を検出するレベルスイッチ、フレコンバッ
グから本体ケーシング内に落下した粉体を系外に移送す
るスクリューフィーダー、一端が本体ケーシング内に臨
み、他端が集塵ボックスに接続されている集塵ダクト、
集塵ボックスとスクリューフィーダー間を接続する管路
の途中に設けたロータリーバルブ、集塵ボックスに隣接
したバッグフィルター、バッグフィルターに取り付けた
ターボブロワーを備えている。そして、上方からフレコ
ンバッグをクレーン等のフックで直接吊り下げて、傾斜
ナイフの切断作用により、フレコンバッグから落下した
セメントなどの充てん物は、スクリューフィーダーによ
って所定の系外へと移送され、他方、粉体を失って縮ん
だフレコンバッグは、クレーンやホイストなどにより吊
り上げられて回収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有
していた。集塵機と本体ケーシングとがダクトで接続さ
れ別体とされ、また本体ケーシングの下部にあるスクリ
ューフィーダで粉体を系外に排出し、ロータリーバルブ
を介してスクリューフィーダから集塵機に接続され、集
塵機で回収された粉粒体をスクリューフィーダへ戻して
いることから、粉粒体と空気の混相流が2系統に分断さ
れ、設備が大型化、複雑化する欠点がある。本発明は、
従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたも
のであり、その目的とするところは、上述の問題を解決
できるものを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び効果】即ち、この発明
は上述の点に鑑みなされたものであり、その請求項1記
載の装置は、フレキシブルコンテナバッグを上方から受
け入れる開口を備え、その中身である粉粒体を受け入れ
る容器本体と、該容器本体の内部に設けられ前記フレキ
シブルコンテナバッグの開袋処理を行なう開袋部と、前
記容器本体と一体に形成され、含塵空間と清浄空間とが
セルプレートで区画され、該含塵空間と前記容器本体の
内部空間とが連通するバグフィルタと、前記容器本体の
底部に設けられ前記本体容器内の粉粒体を粉粒体排出口
から排出するテーブルフィーダと、を備えたことを特徴
とするフレキシブルコンテナバッグ開袋装置である。
【0007】上記請求項1記載の装置によれば、容器本
体とバグフィルタとを一体に形成し、かつ、テーブルフ
ィーダによる粉粒体の排出作用によって容器本体の高さ
を抑制することで、前記課題が好適に解決できる。
【0008】請求項2記載の装置は、前記粉粒体排出口
の下部側にシフタが接続された請求項1記載のフレキシ
ブルコンテナバッグ開袋装置である。請求項2記載の装
置によれば、前記課題を解決できるほか、開袋機能のほ
かにシフタによって異物除去及びダマ取りが行なわれる
ので、装置に複合化された機能を付与することができ
る。さらに、バッグフィルタの空気吸引排出作用によっ
て容器本体内部が負圧となることから、シフタ内での機
械的運動に伴い発生するプラス空気圧を減圧でき、シフ
タの能力を高めることができる。
【0009】請求項3記載の装置は、前記シフタは、横
方向に配設された回転軸と、該回転軸の上流側の領域に
設けたスクリューと、前記回転軸の下流側の領域に形成
された攪拌羽根と、該攪拌羽根の外径より大きな径を備
えたシーブと、を備えた請求項1又は2記載のフレキシ
ブルコンテナバッグ開袋装置である。請求項3記載の装
置によれば、前記課題を解決できるほか、スクリューフ
ィーダの回転軸とシフタの回転軸とを共有化でき、複合
化された機能を簡素の構造で実現できる。
【0010】請求項4記載の装置は、前記粉粒体排出口
にゲートバルブが接続された請求項1記載のフレキシブ
ルコンテナバッグ開袋装置である。請求項4記載の装置
によれば、前記課題を解決できるほか、前記粉粒体排出
口に開閉機能を持たせることができる。
【0011】請求項5記載の装置は、前記粉粒体排出口
にゲートバルブが接続され、ゲートバルブの下流にシフ
タが接続された請求項5記載のフレキシブルコンテナバ
ッグ開袋装置である。
【0012】請求項5記載の装置によれば、前記課題を
解決できるほか、ゲートバルブを開閉によって、運転時
或いはメンテナンス時において、シフタのシーブ等の交
換などを行うための、安全弁の役割を果たすこともでき
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
フレキシブルコンテナバッグ開袋装置1(以下、フレコ
ンバッグ開袋装置1と略す)について図1〜図9を参照
して説明する。このフレコンバッグ開袋装置1は、フレ
コンバッグ2(図11及び図12参照)を上方から受け
入れる開口30を備え、その中身である粉粒体を受け入
れる容器本体3と、容器本体3の内部に設けられフレコ
ンバッグ2の開袋処理を行なう開袋部4と、開口30を
覆う上蓋5と、を備えたものである。以下、各要素を詳
細に説明する。
【0014】フレコンバッグ2は、前述の通り、可撓性
の袋であって、所定重量(例えば1トン)の粉粒体が封
入され、上方の左右に一対のループ20,21(図11
及び図12参照)を備えたものである。
【0015】容器本体3は、図1〜図9の通り、フレコ
ンバッグ2に封入されている粉粒体を開封して投入する
ものであり、底板31と略円筒形の側板32とを備えた
略筒状の容器であり、底板31の下部を支持する脚状の
支持部33と、開袋部4の点検や部品交換等の作業を行
なうために側板32に設けられた点検扉34(図1参
照)と、容器本体3の内部を目視するための点検窓35
(図2)とを備えたものである。この容器本体3は、上
部に広口の開口30に被せられている上蓋5を取り外し
てフレコンバッグ2を開袋部4で開袋し、フレコンバッ
グ2の粉粒体を容器本体3の内部に投入するようにした
ものである。また、底板31の中心から所定位置離れた
周辺箇所に粉粒体排出口36(図8及び図9参照)が開
口され、また、後述のバグフィルタ6と連通する開口3
7(図7〜図9参照)が側板32に備えられている。
【0016】開袋部4は、図5〜図7に示す通り、容器
本体3の上縁の内周面に円環状の折曲板40が形成さ
れ、先端部が内方下方に折り曲げられ、一方の上部内壁
面41aから対抗面となる上部内壁面41bに橋渡し状
に取り付けられているカッタフレーム42と、カッタフ
レーム42に固着された平面視でコ字型、正面視で山形
のカッタ43とを備えたものである。フレコンバッグ2
をカッタ43に着座させるとその自重によって、カッタ
43が底から食い込むようにして開袋するのである。
【0017】上蓋5は、図4に示す通り、容器本体3の
上面に着脱自在に被せられるものであり、上面50と下
面(裏面)51と側面52とを備え縦断面がΠ形状とさ
れ、内径が容器本体3の外径より若干大きくされ、ま
た、上面50の中心部に設けられクレーン等の吊上装置
の吊上手段であるフック(図示略)を掛けることができ
る吊上具53を設け、下面52の中心部と外周部の中間
部にフレコンバッグ2のループ20,21をそれぞれ吊
り下げ可能な複数箇所(ここでは2箇所)に設けた貫通
孔を54a,54bを備えた円環状の突出部材55と、
貫通孔54a,54bにそれぞれ係着されたフック形状
の吊下具56及び57と、を備えたものである。
【0018】吊上具53は、容器本体3から上蓋5を取
り外す作業を行なう際に、クレーンの吊上手段例えばワ
イヤーフック(図示略)を引っ掛けて持ち上げるために
設けられたものである。吊下具56及び57は、フレコ
ンバッグ2を吊り下げて運搬するために設けられたもの
である。これにより、上蓋5は蓋の機能と吊上具の機能
を兼用したものとなり、容器本体3から上蓋5を取り、
吊下具56及び57にループ20及び21を脱着させ、
吊上具53により移動させるだけで、フレコンバッグ2
の運搬作業及び開封作業、閉蓋作業が一度に行なえるよ
うにしたものである。
【0019】図5〜図9の通り、側板32に取り付けら
れ容器本体3の内部に連通して取り付けられているバグ
フィルタ6、容器本体3の底部に備えられているテーブ
ルフィーダ7、粉粒体排出口36を開閉するゲートバル
ブ8、ゲートバルブ8の排出側に接続されているシフタ
9、及びシフタ9の排出側に備えられている空気輸送用
のロータリーバルブ10等を備えている。バグフィルタ
6、テーブルフィーダ7、ゲートバルブ8、シフタ9が
一体的に設けられることで、複合化された機能をコンパ
クトな空間に収容することができる。シフタ9を設けた
ことでフレコンバッグ2から粉粒体を取り出し、篩いに
かけて異物を除去してから次工程に空気輸送できるユニ
ットになっている。また、テーブルフィーダ7を設ける
ことで装置の高さを低くしているので、作業性が良い。
具体的には、装置の高さが人の背丈程度位に低減され
る。ロータリーバルブ10は空気輸送の送り元として必
要であるが、オプションで後から取り付けても良い。以
下、各部を詳細に説明する。
【0020】バグフィルタ6は、図5〜図8に示した通
り、横方向に配置されたものであり、角形の本体ケーシ
ング60と、垂直方向に設けられ清浄空間61と含塵空
間62とに区画するセルプレート63と、長尺で縦断面
が小判形状、長円形状等の扁平形状とされ所定間隙を設
けて所定方向に配列された複数のリテーナ64と、各々
のリテーナ64に被着する濾布65と、リテーナ固定具
66と、逆洗い時に逆洗パルスエアーを濾布65内に供
給する電磁弁を備えた逆洗部67、集塵時に含塵空間6
2から清浄空間61側へ空気を吸引し外部に排出するフ
ァン68等を備えたものである。前記濾布はメインテナ
ンス等のために行う逆洗時には逆洗パルスエアーを供給
して濾布を膨張させ隣接する濾布との間の叩き合いによ
って衝撃波を発生させ、粉粒体を払い落とす。また、横
形のバグフィルタ6をテーブルフィーダ7と一体に設
け、排出と集塵の処理空間を共有化し、バグフィルタ6
が容器本体3の内部の空気を吸引し外部に排出すること
で容器本体3の内部を負圧とすることから、粉塵の外部
への飛散が有効に防止でき、衛生面が良好であるととも
に、テーブルフィーダ7を設けたことで高さの低いコン
パクトな装置にすることができる。
【0021】テーブルフィーダ7は、図5〜図7に示し
た通り、容器本体3内部に収容された回転部材70と、
容器本体3の外部下側に設けられ回転部材70を駆動す
るモータ部71とを備えている。この回転部材70は、
底板31の中央貫通孔72に駆動モータ74が取り付け
られているモータライナ73を備え、駆動モータ74の
駆動シャフト75の先端部に凸状のボス76を介して取
り付けられたディスチャージブレード77を備えてい
る。駆動シャフト75は中央貫通孔72を貫通して底板
31の上面に突出するように設けられ、駆動シャフト7
5でディスチャージブレード77を回転させることで、
容器本体3の内部に放出された粉粒体を掃き出すこと
で、底板31に設けられている粉粒体排出口36から下
部に送り出すように構成されている。図示はしないがデ
ィスチャージブレード77と底板31が摺れないように
ゴムなどの柔軟性素材からなる緩衝部材がディスチャー
ジブレード77の下面に設けられ、部材の傷みを防止し
ている。
【0022】ゲートバルブ8は、図5〜図9に示した通
り、粉粒体排出口36の下部側に接続され、ゲート板8
0で貫通穴82(図9参照)を閉鎖することにより粉粒
体を容器本体3に貯留したり、ゲート板80で貫通穴8
2を開放することによりテーブルフィーダ7の作動に伴
い、粉粒体を下流側に排出可能としたものである。この
ゲートバルブ8は、平面視で長方形、側面視で横長のハ
ウジング81の片側半面に略正方形の貫通穴82を設
け、この貫通穴82をゲート板80が横方向にスライド
することで貫通穴82を開閉するものである。このゲー
ト板80は、開閉ハンドル84を回動操作することで手
動で開閉を行なうことができるようになっている。尚、
手動に代えてモータで自動的に開閉できるようにしても
良い。
【0023】シフタ9は、図5〜図10に示した通り、
ゲートバルブ8の貫通穴82の直下に設けられており、
ハウジング81と接続されたハウジング90を備え、ハ
ウジング90の上部所定の位置に形成した粉粒体供給口
91が貫通穴82に連通するように接続されている。粉
粒体供給口91の内部は、粉粒体供給室92となってお
り、この粉粒体供給室92から横方向に連なるように粉
粒体篩い室93が設けられ、この粉粒体篩い室93の下
面がホッパ形状の粉粒体排出口94となっている。ハウ
ジング90の内部には、左右の軸受95により横方向に
支持された回転軸96が貫設されており、この回転軸9
6の粉粒体供給室92の内部領域に、粉粒体供給口91
から供給された粉粒体を粉粒体篩い室93へ送り出すた
めのリボン型スクリュー97が設けられている。ハウジ
ング90の粉粒体篩い室93の内部には、回転軸96に
固定された攪拌部材98が設けられている。攪拌部材9
8の回転軌跡の外側領域に円筒型のシーブ99が備えら
れており、攪拌部材98はこのシーブ99の内部で回転
するようになっている。ハウジング90の内部の粉粒体
篩い室93はシーブ99によって内側領域と外側領域と
に分割されており、粉粒体供給室92はシーブ99に粉
粒体が送り込まれるように前記の内側領域と連通してい
る。攪拌部材98の回転によりシーブ99を通過できた
粉粒体のみが外側領域から粉粒体排出口94に流れスル
ー・アウトレット100に排出されるように連通されて
いる。粉粒体篩い室93の内側領域はオーバー・アウト
レット101に連通しており、シーブ99を通過できな
かった粉粒体が排出されるようになっている。左側の軸
受95は、ハウジング90の左側端部に設けられ、右側
の軸受95はハウジング90の右側端部に設けられてい
る。回転軸96は、軸受95の外部に設けたプーリ10
2とモータ103に設けたプーリ104にベルトを掛け
て駆動するようになっている。
【0024】前記攪拌部材98の詳細について図10及
び図11を参照して説明する。回転軸96の外径部に
は、シーブ99の内側領域において攪拌部材98が備え
られ、この攪拌部材98は、回転軸96の外径部から半
径方向に突出する4枚の正面視でΠ形の攪拌羽根が所定
角度(ここでは90度)をなすように構成されたもので
ある。即ち、攪拌羽根は、互いに若干の角度(例えば3
度)をなすように半径方向に設けられ所定間隔を設けて
回転軸96の両端部に配置された複数(ここでは2枚)
の側面視で十字状のホイール98aと、これらのホイー
ル98aの先端に嵌めこまれて固定され、回転軸96の
軸線方向に対して所定角度傾斜されて延び出す複数枚
(ここでは90度の角度をなす4枚)の羽根98bと、
羽根98bに取り付けられ若干半径方向の外方に突出し
その先端面がシーブ99の内径面に対し僅かな間隙が形
成された板状のスクレーパ98cとを備えた構造となっ
ている。ホイール98aの中心部には回転軸96を挿通
させて固定するための丸孔98dが設けられている。な
お、攪拌部材は上記に限定されず、例えば、ホイールに
代えてアーム形状その他の形状としたものでも良い。
【0025】次に空気輸送用ロータリーバルブ10は、
貫流型とも呼ばれ、空気輸送の送り元専用のロータリー
バルブで、図5及び図6に示した通り、輸送配管を直接
取り付ける接続管105を備えている。この空気輸送用
ロータリーバルブ10は、側面に駆動用のモータ106
を備え、このモータ106でロータ107を回転駆動す
るようになっている。
【0026】次に、本実施形態のフレコンバッグ開袋装
置1の動作について図12及び図13を参照して説明す
る。まず、容器本体3に開口30に被せてある上蓋5の
吊上具53にクレーンのワイヤーフック(図示略)を取
り付ける。次に、クレーンで上蓋5を持ち上げると、容
器本体3の開口部30が露出する。そこで、図11の通
り、上蓋5の裏面に設けられている吊下具56及び57
にフレコンバッグ2のループ20及び21を吊り下げて
持ち上げ、クレーンで持ち上げられている上蓋5の位置
を下げて行く。
【0027】バグフィルタ6は開袋前から運転され、図
13の通り、開口30はフレコンバッグ2の底面である
程度シールでき、また、バグフィルタ6が容器本体3内
部の空気を吸引し外部に排出することにより、適度に容
器本体3内に負圧を加えてその内部空気圧が制御されて
いるので、容器本体3の開口30等の隙間から粉粒体が
外部に飛散することを防止できる。また、バグフィルタ
6を一体に内蔵しているので、ダクト等の集塵設備が不
要である。そして、容器本体3の内部に開袋部4が設け
てあるので、容器本体3の内部に投下されたフレコンバ
ッグ2は、カッタ43によりその底面が切り裂かれて、
内部に封入されていた粉粒体は、容器本体3の内部に投
入される。そうしたらテーブルフィーダ7を回転させ、
底板31の上面に投下された粉粒体は、テーブルフィー
ダ7のディスチャージブレード77により送り出され
る。
【0028】そして、粉粒体の投下作業中或いは投下作
業が終了すると、ハンドル84を回し、ゲート板80を
水平方向に移動させ、貫通穴82を開口させると、粉粒
体は粉粒体排出口36から下流に送り出され、貫通穴8
2からシフタ9の粉粒体供給口91を経て粉粒体供給室
92へ供給される。シフタ9の内部では、モータ103
により回転軸96が回転し、リボン型スクリュー97に
より粉粒体篩い室93のシーブ99の内部へ送り込ま
れ、攪拌部材98により攪拌される。この時、シーブ9
9の網目を通過できた粉粒体は、外側領域から粉粒体排
出口94に流れスルー・アウトレット100に排出され
て空気輸送用ロータリーバルブ10に供給される。一
方、シーブ99の網目を通過できなかった粉粒体は、シ
ーブ99の内側領域からオーバー・アウトレット101
に送られる。また、攪拌部材98の高速回転により、シ
フタ9の内部がプラス空気圧になるが、前述のバグフィ
ルタ6で空気を吸って容器本体3の外部に空気を排出し
容器本体3内部の空気圧力を負圧とすることで前記のプ
ラス空気圧を減圧することができ、シフタ9に好ましい
影響を与えることができる。つまり、バグフィルタ6の
空気吸引排出作用が下流側にあるシフタ9の内部圧力を
減圧側に導くことになり、シフタ9の能力が向上するの
である。
【0029】そして、ロータリーバルブ10に供給され
た粉粒体は、モータ106で回転されているロータ10
7により接続管105の内部に給送され、接続管105
から空気輸送用パイプラインで他の空気輸送経路に送り
込まれることになる。
【0030】本実施形態のフレコンバッグ開袋装置1に
よれば、次の効果を生じる。 (1)フレコンバッグ2から粉粒体が投入される容器本体
3にテーブルフィーダ7の回転部材70を内蔵したこと
で、装置の高さを低く抑え、例えば、人の背丈程度の大
きさに押さえることで、構成をコンパクトにすることが
可能になるとともに、作業性が向上する。 (2)容器本体3にバグフィルタ6とテーブルフィーダ7
とを内蔵させたことで、処理空間を共有化でき、複合化
された機能がコンパクトな空間で実現した。また、バグ
フィルタ6の空気吸引排出運転により粉粒体を容器本体
3の内部に放出させても容器本体3の隙間から外部への
粉粒体の飛散を防止できるため、作業中の衛生面や職場
環境の改善に大いに役立つ。また、バグフィルタ6の空
気吸引排出運転によりシフタ9の内部のプラス空気圧を
減圧するので、シフタ9の能力を高めることができる。 (3)ゲートバルブ8の開閉によって、粉粒体の流れを制
御することもできる。また、運転時或いはメンテナンス
時において、シフタ9のシーブ99等の交換などを行う
ための、安全弁の役割を果たすこともできる。 (4)上蓋5の裏面に吊下具56及び57を設けたこと
で、上蓋5を吊下具として利用でき、大型の吊り下げ構
造体が不要になり、構造が簡素になるとともに、作業性
も飛躍的に向上した。
【0031】本実施形態のフレコンバッグ開袋装置1
は、使い捨て式のフレコンバッグ開袋装置を開袋する装
置に適用して説明しているが、他の実施形態として、リ
サイクル式のフレコンバッグがあるが、これは、フレコ
ンバッグの下端に粉粒体を供給したり排出させる口があ
り、粉粒体を詰めた後は作業員がこの口を紐で締めるよ
うになっており、この紐を解くことで、開袋するもので
ある。また、この開袋装置は容器本体3の内部から開袋
カッタ43を取り外したものであり、カッタに代えて、
受け部材が、開袋部として設置されるものである。容器
本体3へのフレコンバッグ2の投下作業は、紐が結んで
ある口側を下にしてフレコンバッグ2を吊り下げ、さら
に、容器本体3の内部に降ろす。フレコンバッグ2の紐
が結んである口の部分が受け部材まで降りてくるため、
作業員が点検扉34を開け手作業でフレコンバッグ2の
紐を解くことで、フレコンバッグ2の内部の粉粒体が容
器本体3の内部に投下されることになる。その他は、前
記実施形態と同様の構成、作用及び効果が得られる。
【0032】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない
範囲に於て、改変等を加えることが出来るものであり、
それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれ
ることとなる。例えば、バグフィルタ6、テーブルフィ
ーダ7、ゲートバルブ8、シフタ9は上述例に限定され
るものではなく、その形状、配置、或いは構造などは適
宜の構成を採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施形態のフレコンバッグ開袋装置の
正面図である。
【図2】 同開袋装置の右側面図である。
【図3】 同開袋装置の平面図である。
【図4】 (a)は同開袋装置の上蓋の平面図、(b)
は上蓋の裏面図、(c)は上蓋の正面図、(d)は上蓋
の中央縦断面図である。
【図5】 同開袋装置の内部構造を示す正面図である。
【図6】 同開袋装置の内部構造を示す右側面図であ
る。
【図7】 同開袋装置の上蓋を外した状態の平面図であ
る。
【図8】 図1のVIII−VIII断面図である。
【図9】 図1のIX−IX断面図である。
【図10】 シフタの内部構造図である。
【図11】 (a),(b)はシフタの攪拌部材の部品
図である。
【図12】 同開袋装置の開袋前の動作例を示す説明図
である。
【図13】 同開袋装置の開袋中の動作例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1…フレキシブルコンテナバッグ開袋装置、2…フレコ
ンバッグ、20,21…ループ、3…容器本体、30…
開口、31…底板、32…側板、33…支持部、34…
点検扉、35…点検窓、36…粉粒体排出口、37…開
口、4…開袋部、40…上部内壁面、41…上部内壁
面、42…カッタフレーム、43…カッタ、5…上蓋、
50…上面、51…下面、52…側面、53…吊上具、
56,57…吊下具、6…バグフィルタ、60…本体ケ
ーシング、61…清浄空間、62…含塵空間、63…セ
ルプレート、64…リテーナ、65…濾布、66…リテ
ーナ固定具、67…逆洗部、68…ファン、7…テーブ
ルフィーダ、70…回転部材、71…モータ部、72…
中央貫通孔、73…モータライナ、74…駆動モータ、
75…駆動シャフト、76…ボス、77…ディスチャー
ジブレード、8…ゲートバルブ、80…ゲート板、81
…ハウジング、82…貫通穴、84…ハンドル、9…シ
フタ、90…ハウジング、91…粉粒体供給口、92…
粉粒体供給室、93…粉粒体篩い室、94…粉粒体排出
口、95…軸受、96…回転軸、97…リボン型スクリ
ュー、98…攪拌部材、99…シーブ、100…スルー
・アウトレット、101…オーバー・アウトレット、1
02…プーリ、103…モータ、104…プーリ、10
…ロータリーバルブ、105…接続管、106…モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 重樹 愛知県半田市中午町178番地 ツカサ工業 株式会社内 Fターム(参考) 3E058 AA04 BA03 CA01 EA01 FA09 3F075 AA08 BA09 BB01 CA04 CA09 CC03 CC05 CC09 CC19 CD04 CD11 DA26 4D021 AA15 AB02 CA01 CB02 DA13 EA02 EA10 4D058 JA04 JB24 JB25 KA08 KB02 KC01 MA15 MA18 MA25 MA60 QA21 SA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレキシブルコンテナバッグを上方から受
    け入れる開口を備え、その中身である粉粒体を受け入れ
    る容器本体と、 該容器本体の内部に設けられ前記フレキシブルコンテナ
    バッグの開袋処理を行なう開袋部と、 前記容器本体と一体に形成され、含塵空間と清浄空間と
    がセルプレートで区画され、該含塵空間と前記容器本体
    の内部空間とが連通するバグフィルタと、 前記容器本体の底部に設けられ前記本体容器内の粉粒体
    を粉粒体排出口から排出するテーブルフィーダと、 を備えたことを特徴とするフレキシブルコンテナバッグ
    開袋装置。
  2. 【請求項2】前記粉粒体排出口の下部側にシフタが接続
    された請求項1記載のフレキシブルコンテナバッグ開袋
    装置。
  3. 【請求項3】前記シフタは、横方向に配設された回転軸
    と、 該回転軸の上流側の領域に設けたスクリューと、 前記回転軸の下流側の領域に形成された攪拌羽根と、 該攪拌羽根の外径より大きな径を備えたシーブと、を備
    えた請求項1又は2記載のフレキシブルコンテナバッグ
    開袋装置。
  4. 【請求項4】前記粉粒体排出口にゲートバルブが接続さ
    れた請求項1記載のフレキシブルコンテナバッグ開袋装
    置。
  5. 【請求項5】前記粉粒体排出口にゲートバルブが接続さ
    れ、ゲートバルブの下流にシフタが接続された請求項5
    記載のフレキシブルコンテナバッグ開袋装置。
JP2000341211A 2000-11-08 2000-11-08 フレキシブルコンテナバッグ開袋装置 Pending JP2002145224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000341211A JP2002145224A (ja) 2000-11-08 2000-11-08 フレキシブルコンテナバッグ開袋装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000341211A JP2002145224A (ja) 2000-11-08 2000-11-08 フレキシブルコンテナバッグ開袋装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002145224A true JP2002145224A (ja) 2002-05-22

Family

ID=18815986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000341211A Pending JP2002145224A (ja) 2000-11-08 2000-11-08 フレキシブルコンテナバッグ開袋装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002145224A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007508204A (ja) * 2003-10-10 2007-04-05 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド ビッグバッグを空にするための方法及びアレンジメント
JP2007276856A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Tsukasa Kogyo Kk 粉粒体充填装置
CN103213843A (zh) * 2013-04-18 2013-07-24 江苏中核华纬工程设计研究有限公司 旋转切包给料器及其操作方法
JP2016166081A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 オヤマダエンジニアリング株式会社 粉粒体供給装置及びこれを用いたボイラシステム
JP2017105473A (ja) * 2015-11-12 2017-06-15 日本国土開発株式会社 コンテナバッグの解袋装置
JP2021107235A (ja) * 2019-12-27 2021-07-29 株式会社トクヤマ プラスチックフラフのベール包装体の開梱方法及びベール包装体の開梱システム
JP7445971B2 (ja) 2020-08-03 2024-03-08 株式会社 キョーワ 食品搬送装置およびそれの食品付着防止用アタッチメント

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000157815A (ja) * 1998-11-16 2000-06-13 Tsukasa Kogyo Kk バッグフィルタ装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000157815A (ja) * 1998-11-16 2000-06-13 Tsukasa Kogyo Kk バッグフィルタ装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007508204A (ja) * 2003-10-10 2007-04-05 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド ビッグバッグを空にするための方法及びアレンジメント
JP2007276856A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Tsukasa Kogyo Kk 粉粒体充填装置
JP4680117B2 (ja) * 2006-04-10 2011-05-11 ツカサ工業株式会社 粉粒体充填装置
CN103213843A (zh) * 2013-04-18 2013-07-24 江苏中核华纬工程设计研究有限公司 旋转切包给料器及其操作方法
JP2016166081A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 オヤマダエンジニアリング株式会社 粉粒体供給装置及びこれを用いたボイラシステム
JP2017105473A (ja) * 2015-11-12 2017-06-15 日本国土開発株式会社 コンテナバッグの解袋装置
JP2021107235A (ja) * 2019-12-27 2021-07-29 株式会社トクヤマ プラスチックフラフのベール包装体の開梱方法及びベール包装体の開梱システム
JP7308140B2 (ja) 2019-12-27 2023-07-13 株式会社トクヤマ プラスチックフラフのベール包装体の開梱方法
JP7445971B2 (ja) 2020-08-03 2024-03-08 株式会社 キョーワ 食品搬送装置およびそれの食品付着防止用アタッチメント

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN115303590B (zh) 一种全自动密闭式拆内袋设备
WO2005102543A1 (ja) 粉体選別装置
CN107716538A (zh) 土壤异位修复系统及其修复方法
JP2002145224A (ja) フレキシブルコンテナバッグ開袋装置
JP3725969B2 (ja) 建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置
CN213355818U (zh) 用于斗式提升机的除尘装置和斗式提升机
CN213168841U (zh) 一种建筑施工混凝土装填用水泥袋拆袋装置
CN116495522B (zh) 一种袋装粉体投料机
JP2002145223A (ja) 自動開袋装置
CN211110063U (zh) 无尘投料站
CN208165447U (zh) 一种可提高物料利用率的全自动拆包机
JP2002145221A (ja) フレキシブルコンテナバッグ開袋装置
CN212975809U (zh) 一种粉料分筛打包系统
CN209225570U (zh) 一种小袋连续投料站
CN113694792A (zh) 钻井液自动混合系统及混合方法
CN210449826U (zh) 一种建材废料筛选回收设备
JP2001070885A (ja) ターボシフタ内蔵粉粒体受入装置
CN219031117U (zh) 一种集成式开吨包装置
CN215323367U (zh) 粉剂包装系统
JP7112722B2 (ja) 粉粒体材料の捕集装置及び粉粒体材料の捕集方法
CN213770596U (zh) 一种筛选送料一体式无尘投料站
CN211140849U (zh) 一种粉料生产系统的出料装置
CN209455177U (zh) 一种新型连续投料站
JP4195165B2 (ja) ドラム缶への載置式粉粒体分離機
CN216583093U (zh) 一种粉状物料输送用卸料阀

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100422

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100810