JP2002145221A - フレキシブルコンテナバッグ開袋装置 - Google Patents

フレキシブルコンテナバッグ開袋装置

Info

Publication number
JP2002145221A
JP2002145221A JP2000341207A JP2000341207A JP2002145221A JP 2002145221 A JP2002145221 A JP 2002145221A JP 2000341207 A JP2000341207 A JP 2000341207A JP 2000341207 A JP2000341207 A JP 2000341207A JP 2002145221 A JP2002145221 A JP 2002145221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
flexible container
opening
container body
container bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000341207A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kato
文雄 加藤
Shinsaku Kamimura
信作 上村
Shigeki Kamiya
重樹 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsukasa Industry Co Ltd
Original Assignee
Tsukasa Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsukasa Industry Co Ltd filed Critical Tsukasa Industry Co Ltd
Priority to JP2000341207A priority Critical patent/JP2002145221A/ja
Publication of JP2002145221A publication Critical patent/JP2002145221A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】食品等の粉粒体を取り扱う場合、汚染等を防止
し衛生環境を向上させ、クレーン等による作業性を向上
させる。 【解決手段】上蓋5は、容器本体3の上面に着脱自在に
被せられるものであり、上面50と下面(裏面)51と
側面52とを備え縦断面がΠ形状とされ、内径が容器本
体3の外径より若干大きくされ、また、上面50の中心
部に設けられクレーン等の吊上装置の吊上手段であるフ
ック(図示略)を掛けることができる吊上具53を設
け、さらに、下面52の中心部と外周部の中間部にフレ
コンバッグ2のループ20,21をそれぞれ吊り下げ可
能な複数箇所(ここでは2箇所)に設けた貫通孔54
a,54bを備えた円環状の突出部材55と、貫通孔5
4a,54bにそれぞれ係着されたフック形状の吊下具
56及び57と、を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルコン
テナバッグ開袋装置に関するものである。詳しくは、工
業、農業、食品等の産業で扱われるフレキシブルコンテ
ナバッグに封入された粉粒体を開封し受け入れる際の作
業効率の向上等を図るフレキシブルコンテナバッグ開袋
装置である。
【0002】
【従来の技術】各種樹脂製袋等、いわゆる可撓性を有す
る袋状のフレキシブルコンテナバッグ(以下、フレコン
バッグと称する。)内に小麦粉、セメント、タルク等の
粉粒体を充てんして遠隔地に輸送することが従来から行
なわれている。フレコンバッグの利点とするところは、
使い捨て式或はリサイクル式いずれの場合でも、可撓性
を有するので、輸送現地で開袋後かさ張らず、粉粒体を
取り出した後の容器の処分或は処理が非常に楽である。
【0003】従来一般に、フレコンバッグから小麦粉等
の粉粒体を取り出す開袋作業は特に密閉空間で行なわれ
ていないのが実状であり、したがってこの開袋作業に長
期間たずさわっていると、粉塵の吸い込みによって、粉
塵公害を発生するという問題もあった。
【0004】そこで、従来、この種のものにあっては、
例えば、「フレキシブルコンテナバッグ開袋機」(特開
平6−329135)が提案されている。この発明は、
開袋ケーシングが上部開口部を除いて密閉構造とされ、
上方からフレコンバッグをクレーン等のフックで直接吊
り下げてナイフ等で開袋し、開袋後は、再び、フレコン
バッグをクレーン等で移動させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有
していた。開袋ケーシングが依然として上部開口部を有
し、蓋もないので、常時、外気にさらされるため、食品
等の粉粒体を取り扱う場合には、衛生面で問題を生じる
おそれがある。上蓋を取り付けるにしても蓋の開閉が面
倒であり、作業性が悪く、また上蓋及びフレコンンバッ
グ開袋装置を支持する架台等が必要であり、装置が大型
化し易い。本発明は、従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、上述の問題を解決できるものを提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及び効果】そこで、請求項
1記載の装置は、フレキシブルコンテナバッグを上方か
ら受け入れる開口を備えた容器本体と、該容器本体の内
部に設けられ前記フレキシブルコンテナバッグの開袋処
理を行なう開袋部と、前記開口を覆う上蓋と、該上蓋の
上面に設けられた吊上具と、前記上蓋の下面に設けられ
前記フレキシブルコンテナバッグを吊り下げる吊下具
と、を備えたことを特徴とするフレキシブルコンテナバ
ッグ開袋装置である。
【0007】上記請求項1記載の発明によれば、クレー
ン等のフックを前記吊上具に取り付け、上蓋を持ち上げ
て容器本体から上方に外すと、上蓋はフレキシブルコン
テナバッグの吊下具として使用できる。即ち、フレキシ
ブルコンテナバッグのループ等を吊下具に取り付け、こ
れらを吊り上げ、フレキシブルコンテナバッグを開口上
部から降下させ、開袋処理部で開袋すると、粉粒体がフ
レキシブルコンテナバッグから落下し排出される。この
排出が終わると、フレキシブルコンテナバッグのループ
等を吊下具から外し、空のフレキシブルコンテナバッグ
を回収する。そして、上蓋で開口を閉める。以上の作用
により、上蓋は上蓋の機能とフレキシブルコンテナバッ
グの吊下具の機能とを兼用できるので、塵、雑菌等が容
器本体内に侵入しないようにできるとともに、作業性が
良く、前記課題が好適に解決できる。また、吊下具を収
容する大型の架台も不要となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
フレキシブルコンテナバッグ開袋装置1(以下、フレコ
ンバッグ開袋装置1と略す)について図1〜図9を参照
して説明する。このフレコンバッグ開袋装置1は、フレ
コンバッグ2(図10及び図11参照)を上方から受け
入れる開口30を備え、その中身である粉粒体を受け入
れる容器本体3と、容器本体3の内部に設けられフレコ
ンバッグ2の開袋処理を行なう開袋部4と、開口30を
覆う上蓋5と、を備えたものである。以下、各要素を詳
細に説明する。
【0009】フレコンバッグ2は、前述の通り、可撓性
の袋であって、所定重量(例えば1トン)の粉粒体が封
入され、上方の左右に一対のループ20,21(図10
及び図11参照)を備えたものである。
【0010】容器本体3は、図1〜図9の通り、フレコ
ンバッグ2に封入されている粉粒体を開封して投入する
ものであり、底板31と略円筒形の側板32とを備えた
略筒状の容器であり、底板31の下部を支持する脚状の
支持部33と、開袋部4の点検や部品交換等の作業を行
なうために側板32に設けられた点検扉34(図1参
照)と、容器本体3の内部を目視するための点検窓35
(図2)とを備えたものである。この容器本体3は、上
部に広口の開口30に被せられている上蓋5を取り外し
てフレコンバッグ2を開袋部4で開袋し、フレコンバッ
グ2の粉粒体を容器本体3の内部に投入するようにした
ものである。また、底板31の中心から所定位置離れた
周辺箇所に粉粒体排出口36(図8及び図9参照)が開
口され、また、後述のバグフィルタ6と連通する開口3
7(図7〜図9参照)が側板32に備えられている。
【0011】開袋部4は、図5〜図7に示す通り、容器
本体3の上縁の内周面に円環状の折曲板40が形成さ
れ、先端部が内方下方に折り曲げられ、一方の上部内壁
面41aから対抗面となる上部内壁面41bに橋渡し状
に取り付けられているカッタフレーム42と、カッタフ
レーム42に固着された平面視でコの字型、正面視で山
形のカッタ43とを備えたものである。フレコンバッグ
2をカッタ43に着座させるとその自重によって、カッ
タ43が底から食い込むようにして開袋するのである。
【0012】上蓋5は、図4に示す通り、容器本体3の
上面に着脱自在に被せられるものであり、上面50と下
面(裏面)51と側面52とを備え縦断面がΠ形状とさ
れ、内径が容器本体3の外径より若干大きくされ、ま
た、上面50の中心部に設けられクレーン等の吊上装置
の吊上手段であるフック(図示略)を掛けることができ
る吊上具53を設け、さらに、下面52の中心部と外周
部の中間部にフレコンバッグ2のループ20,21をそ
れぞれ吊り下げ可能な複数箇所(ここでは2箇所)に設
けた貫通孔54a,54bを備えた円環状の突出部材5
5と、貫通孔54a,54bにそれぞれ係着されたフッ
ク形状の吊下具56及び57と、を備えたものである。
【0013】吊上具53は、容器本体3から上蓋5を取
り外す作業を行なう際に、クレーンの吊上手段例えばワ
イヤーフック(図示略)を引っ掛けて持ち上げるために
設けられたものである。吊下具56及び57は、フレコ
ンバッグ2を吊り下げて運搬するために設けられたもの
である。これにより、上蓋5は蓋の機能と吊上具の機能
を兼用したものとなり、容器本体3から上蓋5を取り、
吊下具56及び57にループ20及び21を脱着させ、
吊上具53により移動させるだけで、フレコンバッグ2
の運搬作業及び開封作業、閉蓋作業が一度に行なえるよ
うにしたものである。
【0014】以上の他、図5〜図9の通り、側板32に
取り付けられ容器本体3の内部に連通して取り付けられ
ているバグフィルタ6、容器本体3の底部に備えられて
いるテーブルフィーダ7、粉粒体排出口36を開閉する
ゲートバルブ8、ゲートバルブ8の排出側に接続されて
いるシフタ9、及びシフタ9の排出側に備えられている
空気輸送用のロータリーバルブ10等を備えている。バ
グフィルタ6、テーブルフィーダ7、ゲートバルブ8、
シフタ9が一体的に設けられることで、複合化された機
能をコンパクトな空間に収容することができる。シフタ
9を設けたことでフレコンバッグ2から粉粒体を取り出
し、篩いにかけて異物を除去してから次工程に空気輸送
できるユニットになっている。また、テーブルフィーダ
7を設けることで装置の高さを低くしているので、作業
性が良い。具体的には、装置の高さが人の背丈程度位に
低減される。ロータリーバルブ10は空気輸送の送り元
として必要であるが、オプションで後から取り付けても
良い。以下、各部を詳細に説明する。
【0015】バグフィルタ6は、図5〜図8に示した通
り、横方向に配置されたものであり、角形の本体ケーシ
ング60と、垂直方向に設けられ清浄空間61と含塵空
間62とに区画するセルプレート63と、長尺で縦断面
が小判形状、長円形状等の扁平形状とされ所定間隙を設
けて所定方向に配列された複数のリテーナ64と、各々
のリテーナ64に被着する濾布65と、リテーナ固定具
66と、逆洗い時に逆洗パルスエアーを濾布65内に供
給する電磁弁を備えた逆洗部67、集塵時に含塵空間6
2から清浄空間61側へ空気を吸引し外部に排出するフ
ァン68等を備えたものである。前記濾布は逆洗時には
隣接する濾布との間の叩き合いによって衝撃波が発生
し、粉粒体を払い落とす。また、横形のバグフィルタ6
をテーブルフィーダ7と一体に設け、攪拌と集塵の処理
空間を共有化することで、粉塵の外部への漏れが有効に
防止でき、衛生面が良好であるとともにコンパクトな装
置にすることができる。
【0016】テーブルフィーダ7は、図5〜図7に示し
た通り、容器本体3内部に収容された回転部材70と、
容器本体3の外部下側に設けられ回転部材70を駆動す
るモータ部71とを備えている。この回転部材70は、
底板31の中央貫通孔72に駆動モータ74が取り付け
られているモータライナ73を備え、駆動モータ74の
駆動シャフト75の先端部に凸状のボス76を介して取
り付けられたディスチャージブレード77を備えてい
る。駆動シャフト75は中央貫通孔72を貫通して底板
31の上面に突出するように設けられ、駆動シャフト7
5でディスチャージブレード77を回転させることで、
容器本体3の内部に放出された粉粒体を底板31に設け
られている粉粒体排出口36から下部に送り出すように
構成されている。
【0017】ゲートバルブ8は、図5〜図9に示した通
り、粉粒体排出口36の下部側に接続され、ゲート板8
0で貫通穴82(図9参照)を閉鎖することにより粉粒
体を容器本体3に貯留したり、ゲート板80で貫通穴8
2を開放することによりテーブルフィーダ7の作動に伴
い、粉粒体を下流側に排出可能としたものである。この
ゲートバルブ8は、平面視で長方形、側面視で横長のハ
ウジング81の片側半面に略正方形の貫通穴82を設
け、この貫通穴82をゲート板80が横方向にスライド
することで貫通穴82を開閉するものである。このゲー
ト板80は、開閉ハンドル84を回動操作することで手
動で開閉を行なうことができるようになっている。尚、
手動に代えてモータで自動的に開閉できるようにしても
良い。
【0018】シフタ9は、図5〜図9に示した通り、ゲ
ートバルブ8の貫通穴82の直下に設けられており、ハ
ウジング81と接続されたハウジング90を備え、ハウ
ジング90の上部所定の位置に形成した粉粒体供給口9
1が貫通穴82に連通するように接続されている。粉粒
体供給口91の内部は、粉粒体供給室92となってお
り、この粉粒体供給室92から横方向に連なるように粉
粒体篩い室93が設けられ、この粉粒体篩い室93の下
面がホッパ形状の粉粒体排出口94となっている。ハウ
ジング90の内部には、左右の軸受95a及び95bに
より横方向に支持された回転軸96が貫設されており、
この回転軸96の粉粒体供給室92の内部領域に、粉粒
体供給口91から供給された粉粒体を粉粒体篩い室93
へ送り出すためのリボン型スクリュー97が設けられて
いる。ハウジング90の粉粒体篩い室93の内部には、
回転軸96に固定された攪拌部材98が設けられてい
る。攪拌部材98の回転軌跡の外側領域に円筒型のシー
ブ99が備えられており、攪拌部材98はこのシーブ9
9の内部で回転するようになっている。ハウジング90
の内部の粉粒体篩い室93はシーブ99によって内側領
域と外側領域とに分割されており、粉粒体供給室92は
シーブ99に粉粒体が送り込まれるように前記の内側領
域と連通している。攪拌部材98の回転によりシーブ9
9を通過できた粉粒体のみが外側領域から粉粒体排出口
94に流れスルー・アウトレット100に排出されるよ
うに連通されている。粉粒体篩い室93の内側領域はオ
ーバー・アウトレット101に連通しており、シーブ9
9を通過できなかった粉粒体が排出されるようになって
いる。左側の軸受95aは、ハウジング90の左側端部
に設けられ、右側の軸受95bはハウジング90の右側
端部に設けられている。回転軸96は、軸受95bの外
部に設けたプーリ102とモータ103に設けたプーリ
104にベルトを掛けて駆動するようになっている。
【0019】空気輸送用ロータリーバルブ10は、貫流
型とも呼ばれ、空気輸送の送り元専用のロータリーバル
ブで、図5及び図6に示した通り、輸送配管を直接取り
付ける接続管105を備えている。この空気輸送用ロー
タリーバルブ10は、側面に駆動用のモータ106を備
え、このモータ106でロータ107を回転駆動するよ
うになっている。
【0020】次に、本実施形態のフレコンバッグ開袋装
置1の動作について図10及び図11を参照して説明す
る。まず、容器本体3に開口30に被せてある上蓋5の
吊上具53にクレーンのワイヤーフック(図示略)を取
り付ける。次に、クレーンで上蓋5を持ち上げると、容
器本体3の開口部30が露出する。そこで、図10の通
り、上蓋5の裏面に設けられている吊下具56及び57
にフレコンバッグ2のループ20及び21を吊り下げて
持ち上げ、クレーンで持ち上げられている上蓋5の位置
を下げて行く。
【0021】バグフィルタ6は開袋前から運転され、図
11の通り、開口30はフレコンバッグ2の底面である
程度シールでき、また、バグフィルタ6が容器本体3内
部の空気を吸引し外部に排出することにより、適度に容
器本体3内に負圧を加えてその内部空気圧が制御されて
いるので、容器本体3の開口30等の隙間から粉粒体が
飛散することを防止できる。また、バグフィルタ6を一
体に内蔵しているので、ダクト等の集塵設備が不要であ
る。そして、容器本体3の内部に開袋部4が設けてある
ので、容器本体3の内部に投下されたフレコンバッグ2
は、カッタ43によりその底面が切り裂かれて、内部に
封入されていた粉粒体は、容器本体3の内部に投入され
る。そうしたらテーブルフィーダ7を回転させ、底板3
1の上面に投下された粉粒体は、テーブルフィーダ7の
ディスチャージブレード77により送り出される。
【0022】そして、粉粒体の投下作業が終了すると、
ハンドル84を回し、ゲート板80を水平方向に移動さ
せ、貫通穴82を開口させると、粉粒体は粉粒体排出口
36から下流に送り出され、貫通穴82からシフタ9の
粉粒体供給口91を経て粉粒体供給室92へ供給され
る。シフタ9の内部では、モータ103により回転軸9
6が回転し、リボン型スクリュー97により粉粒体篩い
室93のシーブ99の内部へ送り込まれ、攪拌部材98
により攪拌される。この時、シーブ99の網目を通過で
きた粉粒体は、外側領域から粉粒体排出口94に流れス
ルー・アウトレット100に排出されて空気輸送用ロー
タリーバルブ10に供給される。一方、シーブ99の網
目を通過できなかった粉粒体は、シーブ99の内側領域
からオーバー・アウトレット101に送られる。また、
攪拌部材98の高速回転により、シフタ9の内部がプラ
ス圧になるが、前述のバグフィルタ6で空気を吸って減
圧することで影響を緩和することができる。つまり、バ
グフィルタ6の空気吸引排出作用が下流側にあるシフタ
9の内部圧力を減圧側に導くことになる。
【0023】そして、ロータリーバルブ10に供給され
た粉粒体は、モータ106で回転されているロータ10
7により接続管105の内部に給送され、接続管105
から空気輸送用パイプラインで他の空気輸送経路に送り
込まれることになる。
【0024】比較例のフレコンバッグ開袋装置201の
構造と動作について図12を参照して説明する。このフ
レコンバッグ開袋装置201は、人の背丈の2倍以上あ
る大型の架台202と、架台202の上部に脱着自在に
掛装されフレコンバッグ203を吊り下げる吊下げ構造
体204と、フレコンバッグ203を開封するカッタ2
05を備えた開袋容器206等から構成されたものであ
る。先ず、粉粒体を投入する開袋容器206の蓋(図示
略)をクレーンで持ち上げて一旦工場内に降ろす。次に
フレコンバッグ203を吊下げ構造体204で吊り下
げ、これをクレーンで吊り上げて、図12の通り架台2
02の上部に掛けて仮設すると、カッタ205で底が開
封され、開袋容器206の内部に粉粒体が放出される。
フレコンバッグ203が空になったら、架台202から
吊下げ構造体204を外し、吊下げ構造体204からフ
レコンバッグ203を取り外し、再び、架台202に吊
下げ構造体204を掛装する。最後に蓋(図示略)をク
レーンで持ち上げて開袋容器206に蓋をするといった
複雑な作業を必要としていた。
【0025】しかし、本実施形態のフレコンバッグ開袋
装置1によれば、次の効果を生じる。 (1)上蓋5の裏面に吊下具56及び57を設けたこと
で、上蓋5を吊下具として利用でき、大型の吊り下げ構
造体が不要になり、構造が簡素になるとともに、作業性
も飛躍的に向上した。 (2)フレコンバッグ2から粉粒体が投入される容器本体
3にテーブルフィーダ7の回転部材70を内蔵したこと
で、装置の高さを低く抑え、例えば、人の背丈程度の大
きさに押さえることで、構成をコンパクトにすることが
可能になるとともに、作業性が向上する。 (3)容器本体3にバグフィルタ6とテーブルフィーダ7
とを内蔵させたことで、処理空間を共有化することで、
複合化された機能がコンパクトな空間で実現した。ま
た、バグフィルタ6の空気吸引排出運転により粉粒体を
容器本体3の内部に放出させても容器本体3外への粉粒
体の飛散を防止できるため、粉塵が外部に出ず、作業中
の衛生面や職場環境の改善に大いに役立つ。 (4)ゲートバルブ8の開閉によって、粉粒体の流れを制
御することもできる。また、運転時或いはメンテナンス
時において、シフタ9のシーブ99等の交換などを行う
ための、安全弁の役割を果たすこともできる。
【0026】本実施形態のフレコンバッグ開袋装置1
は、使い捨て式のフレコンバッグ開袋装置を開袋する装
置に適用して説明しているが、他の実施形態として、リ
サイクル式のフレコンバッグがあるが、これは、フレコ
ンバッグの下端に粉粒体を供給したり排出させる口があ
り、粉粒体を詰めた後は作業員がこの口を紐で締めるよ
うになっており、この紐を解くことで、開袋するもので
ある。また、この開袋装置は容器本体3の内部から開袋
カッタ43を取り外したものであり、カッタに代えて、
受け部材が、開袋部として設置されるものである。容器
本体3へのフレコンバッグ2の投下作業は、紐が結んで
ある口側を下にしてフレコンバッグ2を吊り下げ、さら
に、容器本体3の内部に降ろす。フレコンバッグ2の紐
が結んである口の部分が受け部材まで降りてくるため、
作業員が点検扉34を開け手作業でフレコンバッグ2の
紐を解くことで、フレコンバッグ2の内部の粉粒体が容
器本体3の内部に投下されることになる。その他は、前
記実施形態と同様の構成、作用及び効果が得られる。
【0027】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない
範囲に於て、改変等を加えることができるものであり、
それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれ
ることとなる。例えば、上蓋5の形状、構造、配置、要
素の数など上述例に限定されない。例えば、吊上具53
は1個、吊下具56及び57は左右一対が望ましいが、
その他の数や配置でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施形態のフレコンバッグ開袋装置の
正面図である。
【図2】 同開袋装置の右側面図である。
【図3】 同開袋装置の平面図である。
【図4】 (a)は同開袋装置の上蓋の平面図、(b)
は上蓋の裏面図、(c)は上蓋の正面図、(d)は上蓋
の中央縦断面図である。
【図5】 同開袋装置の内部構造を示す正面図である。
【図6】 同開袋装置の内部構造を示す右側面図であ
る。
【図7】 同開袋装置の上蓋を外した状態の平面図であ
る。
【図8】 図1のVIII−VIII断面図である。
【図9】 図1のIX−IX断面図である。
【図10】 同開袋装置の開袋前の動作例を示す説明図
である。
【図11】 同開袋装置の開袋中の動作例を示す説明図
である。
【図12】 比較例のフレコンバッグ開袋装置の正面図
である。
【符号の説明】
1…フレキシブルコンテナバッグ開袋装置、2…フレコ
ンバッグ、20,21…ループ、3…容器本体、30…
開口、31…底板、32…側板、33…支持部、34…
点検扉、35…点検窓、36…粉粒体排出口、37…開
口、4…開袋部、40…上部内壁面、41…上部内壁
面、42…カッタフレーム、43…カッタ、5…上蓋、
50…上面、51…下面、52…側面、53…吊上具、
56,57…吊下具、6…バグフィルタ、60…本体ケ
ーシング、61…清浄空間、62…含塵空間、63…セ
ルプレート、64…リテーナ、65…濾布、66…リテ
ーナ固定具、67…逆洗部、68…ファン、7…テーブ
ルフィーダ、70…回転部材、71…モータ部、72…
中央貫通孔、73…モータライナ、74…駆動モータ、
75…駆動シャフト、76…ボス、77…ディスチャー
ジブレード、8…ゲートバルブ、80…ゲート板、81
…ハウジング、82…貫通穴、84…ハンドル、9…シ
フタ、90…ハウジング、91…粉粒体供給口、92…
粉粒体供給室、93…粉粒体篩い室、94…粉粒体排出
口、95a、95b…軸受、96…回転軸、97…リボ
ン型スクリュー、98…攪拌部材、99…シーブ、10
0…スルー・アウトレット、101…オーバー・アウト
レット、102…プーリ、103…モータ、104…プ
ーリ、10…ロータリーバルブ、105…接続管、10
6…モータ
フロントページの続き (72)発明者 神谷 重樹 愛知県半田市中午町178番地 ツカサ工業 株式会社内 Fターム(参考) 3E058 AA04 BA03 CA01 DA10 EA01 FA09

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレキシブルコンテナバッグを上方から受
    け入れる開口を備えた容器本体と、 該容器本体の内部に設けられ前記フレキシブルコンテナ
    バッグの開袋処理を行なう開袋部と、前記開口を覆う上
    蓋と、 該上蓋の上面に設けられた吊上具と、 前記上蓋の下面に設けられ前記フレキシブルコンテナバ
    ッグを吊り下げる吊下具と、 を備えたことを特徴とするフレキシブルコンテナバッグ
    開袋装置。
JP2000341207A 2000-11-08 2000-11-08 フレキシブルコンテナバッグ開袋装置 Withdrawn JP2002145221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000341207A JP2002145221A (ja) 2000-11-08 2000-11-08 フレキシブルコンテナバッグ開袋装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000341207A JP2002145221A (ja) 2000-11-08 2000-11-08 フレキシブルコンテナバッグ開袋装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002145221A true JP2002145221A (ja) 2002-05-22

Family

ID=18815982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000341207A Withdrawn JP2002145221A (ja) 2000-11-08 2000-11-08 フレキシブルコンテナバッグ開袋装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002145221A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6340036B1 (en) Powdery-particles supplying method and apparatus, and control method for flowing solid-state substances
JP2007007538A (ja) 混合済原料の排出装置及び排出方法
CN115303590B (zh) 一种全自动密闭式拆内袋设备
CN108891791B (zh) 一种粉体投料设备
JP2002145224A (ja) フレキシブルコンテナバッグ開袋装置
JP2002145221A (ja) フレキシブルコンテナバッグ開袋装置
JP4099932B2 (ja) トナー供給装置およびトナー供給方法
CN218662436U (zh) 一种用于散装饲料打包的吨袋接收装置
CN209956388U (zh) 一种吨包袋水泥卸灰漏斗
CN211140849U (zh) 一种粉料生产系统的出料装置
JP3984899B2 (ja) 堆肥作製用攪拌機
CN210449826U (zh) 一种建材废料筛选回收设备
CN213770596U (zh) 一种筛选送料一体式无尘投料站
CN215323368U (zh) 粉剂包装除尘系统
CN218476765U (zh) 吨袋切割装置
JP2017214085A (ja) フレキシブルコンテナ用防塵装置
CN220315357U (zh) 新型灌装用除尘装置
JP2001139142A (ja) 粉・粒体の投入装置
CN218200662U (zh) 一种可进行自清洗的斗式提升机
CN218251318U (zh) 一种二氧化硅生产用成品筛分装置
CN210207167U (zh) 一种石英砂生产用降尘装置
CN209735529U (zh) 一种复合肥生产用配料装置
CN218358628U (zh) 一种袋装危废的输送及制浆系统
CN208979932U (zh) 一种低尘式干粉砂浆倾倒装置
CN108438374A (zh) 树脂粒料清理及输送下料机组

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071003

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20071228