JP2001139142A - 粉・粒体の投入装置 - Google Patents

粉・粒体の投入装置

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JP2001139142A
JP2001139142A JP32765799A JP32765799A JP2001139142A JP 2001139142 A JP2001139142 A JP 2001139142A JP 32765799 A JP32765799 A JP 32765799A JP 32765799 A JP32765799 A JP 32765799A JP 2001139142 A JP2001139142 A JP 2001139142A
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Japan
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suction
powder
granular material
suction nozzle
air
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JP32765799A
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English (en)
Inventor
Koji Hiranaga
孝司 平永
Naoto Yamada
直人 山田
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Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Aichi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉・粒体の回転ドラム内への投入作業を、特
別に労力を必要としたり、作業者に安全・衛生上の悪影
響を与えたりすることなく行えるようにする。 【解決手段】 吸引力を発生する吸引手段4と、中空筒
状の吸引ノズル6及び可撓性の給送管7からなる給送手
段と、前記吸引手段4及び給送手段に接続され、前記吸
引手段4の吸引力により収納容器9内から前記給送手段
を介して空気とともに給送された粉・粒体を前記空気か
ら分離する分離装置5と、前記分離装置5において空気
から分離された粉・粒体を混合装置1上に乗載されてい
る回転ドラム2内に投入するための投入シュート8と、
前記吸引手段4及び分離装置5を載置するための支持架
台3aとを備えて投入装置3を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転手段,揺動手
段等を有する混合装置上に乗載される回転ドラム内に、
攪拌・混合を行う複数種類の粉状あるいは粒状の材料を
投入するための投入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転手段,揺動手段等を有する混
合装置を使用して、複数種類の粉状あるいは粒状の材料
(以下、粉・粒材料という)を攪拌・混合するにあたっ
て、前記複数種類の粉・粒材料を、前記混合装置上に乗
載される回転ドラム内に投入する場合は、前記混合装置
に具備した揺動手段により、前記回転ドラムを、その投
入口側を所定の角度上向きとなるように傾斜させ、この
状態で、前記回転ドラム内にその投入口から攪拌・混合
を行う粉・粒材料を投入するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記回
転ドラム内に攪拌・混合を行う複数種類の粉・粒材料を
投入する作業は、一般に人手により行われているため、
前記粉・粒材料が金属粉等の重量物である場合、袋状,
箱状等所定の収納容器内に収納された前記粉・粒材料
を、混合装置の揺動手段により所定の角度上向きに傾斜
させた状態の回転ドラムの投入口の位置まで持ち上げて
投入する際には相当な労力が必要となり、作業者の身体
にかかる負担が増大するという問題があった。しかも、
前記回転ドラムの投入口が上向きとなっている関係上、
特に収納容積の大きな回転ドラムの場合には、脚立等に
登って投入作業を行わなければならないため、前記金属
粉等重量のある粉・粒材料の投入作業においては、安全
上の問題もあった。
【0004】また、前記の問題を解決するために、前記
収納容器内に収納された金属粉等の粉・粒材料を、カッ
プ状の小容器等を用いて少量ずつ回転ドラム内に移し替
えることも考えられるが、前記回転ドラムの収納容積が
大きな場合には、前記粉・粒材料の移し替え作業を何回
も繰り返し行わなければならないので、前記作業には手
間と時間がかかり、非常に面倒であった。
【0005】更に、前記回転ドラム内に投入する粉・粒
材料が合成樹脂や金属の粉末等である場合、前記粉末等
の投入時に、作業者が飛散したり舞い上がったりした粉
末等を吸い込んだりすることにより、人体に悪影響を及
ぼすおそれがあり、衛生上問題があった。このため、投
入作業時には作業者は防護服や防護マスク等を着用して
作業を行わなければならなかったので、非常に作業効率
が悪かった。
【0006】本発明は、前記種々の問題に鑑み、粉状あ
るいは粒状の材料を回転ドラム内へ投入する作業を、特
別に労力を必要とすることなく、しかも、作業者に安全
・衛生上の悪影響を与えることなく行うことが可能な粉
・粒体の投入装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の粉・粒体の投入装置は、吸引力を発生する
吸引手段と、中空筒状の吸引ノズル及び可撓性の給送管
からなる給送手段と、前記吸引手段及び給送手段と接続
され、前記吸引手段の吸引力により袋状,箱状等所定の
収納容器内から前記給送手段を介して空気とともに給送
された粉・粒体を前記空気から分離する分離装置と、前
記分離装置において空気から分離された粉・粒体を混合
装置の回転ドラム等所定の容器内に投入するための投入
シュートと、前記吸引手段及び分離装置を載置するため
の支持架台とを備えて構成したことを特徴とする。
【0008】また、請求項1記載の粉・粒体の投入装置
において、前記吸引ノズルには、その長さ方向に沿って
小径な中空状の連通管を配設し、前記連通管の先端部を
吸引ノズルの吸引口近傍において接続することにより、
前記吸引ノズルの内,外部を連通可能となしたことを特
徴とする。
【0009】更に、請求項1または2記載の粉・粒体の
投入装置において、前記吸引ノズルには、その吸引口を
囲繞するように吸引保護枠体を取付けたことを特徴とす
る。
【0010】また、請求項3記載の粉・粒体の投入装置
において、前記吸引保護枠体は、吸引ノズルの長さ方向
に沿って摺動可能に構成したことを特徴とする。
【0011】更に、請求項1記載の粉・粒体の投入装置
において、前記給送管の内周面には、導電性部材からな
る帯電防止手段を配設し、前記帯電防止手段の一端を、
支持架台側に接続するようにしたことを特徴とする。
【0012】また、請求項1記載の粉・粒体の投入装置
において、前記吸引手段と分離装置との間には、第2の
分離装置を配設するようにしたことを特徴とする。
【0013】更に、請求項1記載の粉・粒体の投入装置
において、前記支持架台は、吸引手段を載置する下部架
台と、分離装置を載置する上部架台と、前記下部架台に
垂直に立設され、かつ、上部側に前記上部架台を取付け
た支持部とを備え、前記支持部を伸縮可能な構造とし
て、上部架台の高さ位置を調整可能に構成したことを特
徴とする。
【0014】本発明は、吸引手段により得られる吸引力
を利用して、収納容器内の粉・粒体を空気とともに、吸
引ノズル→給送管を介して分離装置内に給送し、前記分
離装置内において粉・粒体を空気から分離して、前記空
気から分離した粉・粒体を投入シュートを介して混合装
置の回転ドラム等の内部に投入するように構成したの
で、前記粉・粒体の投入作業は、作業者が特別に労力を
必要することなく、しかも、安全・衛生的に行うことが
可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図6により説明する。図1において、1は複数種
類の粉状あるいは粒状の材料(以下、粉・粒材料とい
う)を攪拌・混合するための混合装置であり、回転手
段,揺動手段等からなる駆動部(図示せず)と、前記駆
動部の駆動により回転・揺動する回転ドラム2と、前記
駆動部を駆動制御する制御装置(図示せず)とを備えて
概略構成されている。
【0016】前記回転ドラム2は中空円筒状に形成され
ており、その長さ方向(図1の左右方向)の両端部には
截頭円錐状の蓋体2a,2bが、それぞれ図示しない固
定金具等を用いて取外し可能に取付けられているととも
に、内周面には粉・粒材料を周方向に掻上げて攪拌・混
合するための掻上板(図示せず)が所定の角度間隔(例
えば、120°)で複数配設されている。2cは前記回
転ドラム2の一方の端部に取付けた蓋体2aの円錐状の
外周面に開口した、前記回転ドラム2内に複数種類の粉
・粒材料を投入するための投入口である。
【0017】なお、前記回転ドラム2は、中空円筒状の
ものを使用する代わりに有底筒状のものを使用してもよ
く、また、前記投入口2cは、蓋体2aの円錐状の外周
面に開口する代わりに、截頭円錐状の蓋体2aの頂部
(図1の右端)に開口するようにしてもよい。
【0018】次に、3は前記回転ドラム2内に攪拌・混
合を行う粉・粒材料を投入するための投入装置であり、
以下、前記投入装置3の構成を図1ないし図6により説
明する。図1において、3aは床面上に設置された投入
装置3の支持架台であり、前記支持架台3aは、後述す
る分離装置5を載置するための上部架台3bと、後述す
る吸引手段4を載置するための下部架台3cと、前記下
部架台3cに垂直に立設され、かつ、上部側において前
記上部架台3bを取付けた支持部3dとを備えて、Z字
形に形成されている。なお、前記下部架台3cの裏面
(底面)に、図示しないロック機構付のキャスター等を
取付けることにより、前記支持架台3aを移動可能に構
成してもよい。
【0019】前記支持部3dは、例えば、図2で示すよ
うに、下部架台3c(図示せず)に垂直に立設した中空
状の支持管3eと、前記支持管3e内に進退可能に挿通
される支持柱3fとにより構成し、前記支持柱3fを必
要に応じて進退させ、支持管3e外周に設けた固定部材
3g,3gにて位置決め・固定することにより、支持柱
3fの上部側に取付けられる上部架台3b(図示せず)
の高さ位置を調整可能としてもよい。なお、固定部材3
g,3gは、誰でも容易に操作を行うことができる高さ
に設けるのが望ましい。また、図2で示すように、前記
支持管3eの先端部(図2の上側)に、潤滑性に富む合
成樹脂からなる軸受部材3hを、図示しない止ねじ等を
用いて固定し、支持柱3fがその進退時に支持管3eと
接触して傷付いたり、異音が発生したりするのを良好に
防ぐようにしてもよい。
【0020】次に、図1において、4は前記支持架台3
aの下部架台3c上に載置した吸引手段であり、例え
ば、図示しない空気源から圧縮空気をその排気口4b側
に向けて供給することにより、吸引力を発生する。5は
前記支持架台3aの上部架台3b上に載置した、例え
ば、切線形のサイクロンからなる分離装置であり、その
上端部に設けた空気出口5aは、合成樹脂等からなる可
撓性の吸気管4aを介して前記吸引手段4と連結されて
いる。
【0021】6は金属製の中空筒状の吸引ノズルであ
り、粉・粒材料を収納した袋状,箱状等所定の収納容器
9内に挿入される先端部は、図1,3で示すように、所
定の角度で斜めに切断されており、また、基端側は前記
分離装置5の上部側面に設けた入口5bに、合成樹脂等
からなる可撓性の給送管7を介して接続されている。前
記給送管7の内周面には、図6で示すように、ワイヤー
等の導電性部材からなる帯電防止手段7aが配設されて
おり、前記帯電防止手段7aの一端は、支持架台3aの
上部架台3bあるいは前記上部架台3bに載置した分離
装置5に止着されている。なお、前記吸引ノズル6と給
送管7とによって、本発明の給送手段が構成される。
【0022】つづいて、図3,4を参照しながら、前記
吸引ノズル6の詳細部分の構造について説明する。図3
において、6aは前記吸引ノズル6にその長さ方向(図
3の上下方向)に沿って平行に配設した小径な中空状の
連通管であり、前記連通管6aの先端部は、図3で示す
ように、吸引ノズル6先端部の吸引口6b近傍におい
て、該吸引ノズル6内部と連通可能に接続されており、
前記吸引ノズル6はその内部と外部とを連通管6aによ
って連通している。なお、前記連通管6aの基端側(図
示せず)は、吸引ノズル6と給送管7との接続に支障を
きたさない所定の位置まで延設されている。
【0023】図3,4において、6cは前記吸引ノズル
6の吸引口6b近傍から先端方向(図2の下方向)に向
けて、前記吸引口6bの周縁を囲繞するように形成し
た、例えば、矢倉状の吸引保護枠体である。前記吸引保
護枠体6cは、図3,4で示すように、複数本の金属棒
からなり、前記複数の金属棒の一方端を、吸引口6b近
傍の吸引ノズル6外周面に所定の角度間隔(例えば、9
0°)で溶接等により固定するとともに(図4参照)、
他方端を下方(図3の下方向)に向けて延出し、前記他
方端同士を互いに相対する方向(吸引口6bの中心方
向)に曲成した状態で、溶接等によって接合することに
より形成されている。
【0024】なお、前記吸引ノズル6は、図5で示すよ
うに、その先端部を平坦状(水平)に切断するととも
に、前記先端側の外周面に中空筒状の移動体6dを嵌挿
し、前記移動体6dに吸引保護枠体6cの一方端を固着
することにより、前記吸引保護枠体6cを移動体6dを
介して吸引ノズル6の長さ方向(図5の左右方向)に沿
って摺動可能としてもよい。なお、図5において、連通
管6aの図示は省略してある。
【0025】次に、図1において、8は前記分離装置5
の下端部に設けた粉・粒体出口5cに接続した、合成樹
脂等からなる可撓性の投入シュートであり、この投入シ
ュート8によって、前記分離装置5の粉・粒体出口5c
と回転ドラム2の蓋体2aに開口した投入口2cとを連
結することにより、前記分離装置5において空気から分
離された粉・粒材料を、前記回転ドラム2内に投入可能
としている。なお、前記投入シュート8は、その不使用
時には、上部架台3bに垂設した引掛金具(図示せず)
に、可撓性を利用して曲成させた状態で引掛けることに
より保持されている。
【0026】つづいて、本発明の粉・粒体の投入装置3
を使用して、混合装置1上に乗載されている回転ドラム
2内に、収納容器9内に収納された粉・粒材料を投入す
る場合について説明する。
【0027】はじめに、前記回転ドラム2内に粉・粒材
料を投入するにあたっては、混合装置1の図示しない揺
動手段を駆動して、回転ドラム2をその蓋体2a側を所
定の角度上向きに傾斜させ、この状態で、前記蓋体2a
の外周面に設けた投入口2cと、分離装置5下端部の粉
・粒体出口5cに接続した投入シュート8とを、その可
撓性を利用して連結し、かつ、図示しない固定金具等を
用いて固定する。
【0028】なお、このとき、支持架台3aの支持部3
dを、図2で示すように伸縮可能な構造とすることによ
り、混合装置1上に乗載される回転ドラム2の大きさ
(収納容積)に合わせて、分離装置5の高さ位置を調整
することが可能となり、この結果、前記投入シュート8
の可撓性とも相まって、分離装置5と回転ドラム2とを
円滑・良好に連結・固定することができる。
【0029】つづいて、吸引手段4に図示しない空気源
から圧縮空気を供給して吸引力を発生させるとともに、
吸引ノズル6の先端部を図1で示すように、粉・粒材料
を収納した収納容器9内に挿入する。前記吸引手段4へ
の圧縮空気の供給に伴って発生する吸引力により、収納
容器9内の粉・粒材料は空気とともに、吸引ノズル6→
給送管7→入口5bを経て分離装置5内に給送される。
【0030】このとき、前記吸引ノズル6には、その内
部と外部とを連通する連通管6aが設けられているの
で、粉・粒材料の吸引時においては、前記連通管6aを
介して外部から空気が吸引ノズル6内に吸入される結
果、前記粉・粒材料が吸引ノズル2を閉塞することは全
くない。
【0031】また、吸引ノズル6と分離装置5とを接続
する給送管7の内周面には、ワイヤー等の導電性部材か
らなる帯電防止手段7aが配設されているので、粉・粒
材料と給送管7との摩擦等により静電気が発生しても、
前記静電気は帯電防止手段7a→支持架台3aを介して
放電され良好に除去できる結果、粉・粒材料の給送を円
滑に行うことができる。
【0032】更に、吸引ノズル6の先端部には、図3で
示すように吸引保護枠体6cを取付けたり、図5(a)
で示すように吸引保護枠体6cを取付けた摺動可能な移
動体6dを、前記吸引保護枠体6cの先端側(図5
(a)の左側)を吸引口6bから遠ざけた(例えば、移
動体6dの止ねじ6eを有しない側の端部と吸引ノズル
6の先端部とを面一にした)状態で固定したりするよう
にしたので、収納容器9として袋状の容器を使用してい
る場合でも、粉・粒材料の吸引時に、袋状の収納容器9
が粉・粒材料と一緒に吸引されて、前記粉・粒材料の分
離装置5への給送を阻害するということは全くない。
【0033】しかも、収納容器9として箱状の容器を使
用している場合には、前記吸引保護枠体6cを取付けた
移動体6dを、図5(a)で示す状態から図5(b)で
示すように後方(図5(a)の右方向)に摺動させ、図
5(b)で示すように、吸引保護枠体6cの先端側を吸
引ノズル6の吸引口6bに当接させた状態で、移動体6
dをその外周に設けた止ねじ6eにて吸引ノズル6に固
定することにより、前記収納容器9の底面と吸引口6b
との間に、吸引保護枠体6cを構成する金属棒の径寸法
分の隙間を設け、前記吸引口6bが収納容器9の底面に
より閉塞されるのを確実に防ぐことができるので、前記
収納容器9底部に少量だけ残った粉・粒材料も迅速・良
好に吸引することが可能となる。
【0034】つづいて、前記分離装置5内に空気ととも
に給送された粉・粒材料は、給送時の遠心力と自重とに
より、空気から分離されて分離装置5下端の粉・粒体出
口5c側に降下し、前記粉・粒体出口5c→該粉・粒体
出口5cに接続した可撓性の投入シュート8→蓋体2a
の投入口2cを経て回転ドラム2内に投入される。一
方、分離装置5において粉・粒材料から分離された空気
は、吸気管4aを介して吸引手段4内に吸引され、図示
しないフィルター等を介して排気口4bから外部に排気
される。
【0035】そして、所定量の粉・粒材料を回転ドラム
2内に投入し終わったら、吸引手段4への図示しない空
気源からの圧縮空気の供給を停止するとともに、投入シ
ュート8と回転ドラム2の投入口2cとの連結状態を、
図示しない固定金具等による固定を解くことにより解除
する。
【0036】この後、回転ドラム2内に投入した粉・粒
材料を攪拌・混合する場合は、混合装置1の回転・揺動
両手段を駆動し、前記回転ドラム2内に投入した粉・粒
材料を、前記回転ドラム2の長さ方向における往復運動
と、図示しない掻上板による周方向への掻上げ作用とに
より良好に攪拌・混合する。
【0037】前記のように、本発明においては、吸引手
段4への圧縮空気の供給に伴って発生する吸引力によ
り、収納容器9内の粉・粒材料を空気とともに吸引し、
分離装置5において前記粉・粒材料を空気から分離し、
遠心力と自重とによって降下する粉・粒材料を投入シュ
ート8を介して回転ドラム2内に投入するようにしたの
で、粉・粒材料の回転ドラム2内への投入作業は、作業
者が労力を必要とすることなく、かつ、健康に悪影響を
与えたりすることなく行うことができる。
【0038】つづいて、本発明の第2実施例を図7によ
り説明する。はじめに、第1実施例において、分離装置
5と回転ドラム2とが密閉された状態で連結されていな
いと、分離装置5の空気出口5aから吸気管4aを介し
て吸引手段4側に粉・粒材料が漏出することがまま有
る。
【0039】第2実施例は、前記分離装置5の空気出口
5aから漏出した粉・粒材料を、吸引手段4に至る前に
除去することを可能としたもので、以下、第2実施例の
投入装置13の構成について説明する。なお、第1実施
例と同一部材は同一符号により説明する。
【0040】第2実施例の投入装置13は、図7で示す
ように、上部架台3b,下部架台3c,支持部3dから
なるZ字形の支持架台3aと、前記支持架台3aの下部
架台3c上に載置した吸引手段4と、前記支持架台3a
の上部架台3b上に載置した第1の分離装置5と、基端
側を可撓性の給送管7を介して前記第1の分離装置5の
入口5bに接続した中空筒状の吸引ノズル6と、第1の
分離装置5の粉・粒体出口5cと回転ドラム2の投入口
2cとを接続する可撓性の投入シュート8と、前記吸引
手段4と第1の分離装置5との間に配設した第2の分離
装置15とを備えて概略構成されている。
【0041】前記第2の分離装置15は、第1の分離装
置5と同様、切線形のサイクロンからなり、その上端部
に設けた空気出口15aは吸気管4aを介して吸引手段
4に接続されており、また、上部側面に設けた入口15
bは吸引管14を介して第1の分離装置5の上端部に設
けた空気出口5aに連結されている。なお、前記第2の
分離装置15は、支持架台3aの下部架台3cに載置し
た排出容器16上に、該排出容器16の開口部(上方)
を密閉した状態で乗載されている。
【0042】前記のように構成した第2実施例の投入装
置13を使用して、回転ドラム2内に粉・粒材料を投入
する場合は、第1の分離装置5の粉・粒体出口5cと回
転ドラム2の投入口2cとを投入シュート8を介して連
結し、この状態で、吸引手段4に図示しない空気源から
圧縮空気を供給することにより吸引力を発生させる。
【0043】収納容器9内の粉・粒材料は、前記吸引手
段4への圧縮空気の供給に伴って発生する吸引力によ
り、吸引ノズル6→給送管7を介して第1の分離装置5
内に給送された後、給送時の遠心力と自重とによって空
気から分離されて前記第1の分離装置5下端部の粉・粒
体出口5c側に降下し、前記粉・粒体出口5cから投入
シュート8を介して回転ドラム2内に投入される。
【0044】このとき、第1の分離装置5と回転ドラム
2とが密閉された状態で連結されていないと、第1の分
離装置5内に給送された粉・粒材料の一部は、空気とと
もに第1の分離装置5の空気出口5aから漏出すること
がままある。しかし、第2実施例の投入装置13におい
ては、前記空気出口5aから漏出した粉・粒材料は、吸
引管14を介して第2の分離手段15内に給送された
後、給送時の遠心力と自重とによって空気から分離され
て前記第2の分離装置15下端部の粉・粒体出口15c
側に降下し、前記粉・粒体出口15cから排出容器16
内に排出される。
【0045】一方、第2の分離装置15において粉・粒
材料と分離された空気は、吸気管4aを介して吸引手段
4内に吸引され、図示しないフィルター等を介して前記
吸引手段4の排気口4bから外部に排気される。
【0046】前記のように、第2実施例の投入装置13
においては、第1の分離装置5と吸引手段4との間に第
2の分離装置15を配設するようにしたので、万一、粉
・粒材料が第1の分離装置5において空気から分離され
ずに漏出した場合でも、第2の分離装置15において良
好に空気から分離することが可能となる。
【0047】なお、本発明は、混合装置1に乗載された
回転ドラム2内に粉・粒材料を投入する例により説明し
たが、例えば、ローラーコンベア等の搬送装置上を、起
立(垂直)状態で搬送される有底筒状の回転ドラム内に
粉・粒材料を投入する場合にも使用することが可能であ
ることはいうまでもない。
【0048】また、本発明においては、粉・粒材料の吸
引時に、連通管6aを介して外部から吸引ノズル6内に
空気を吸入し、前記吸引ノズル6内において粉・粒材料
が閉塞するのを防ぐようにした例により説明したが、例
えば、前記連通管6aに図示しない空気源から圧縮空気
を強制的に供給し、吸引ノズル6内において粉・粒材料
が閉塞するのを防ぐようにしてもよい。
【0049】更に、本発明の実施例は、収納容器9内の
粉・粒材料を混合装置1に乗載した回転ドラム2内に投
入する例により説明したが、これに限定されるものでは
なく、例えば、セメント袋からセメントをミキサー内に
投入する場合等、種々の粉・粒材料の投入作業に応用す
ることが可能であることはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の投入装置
は、吸引手段により得られる吸引力を利用して、収納容
器内の粉・粒材料を空気とともに吸引ノズル→給送管を
介して分離装置内に給送し、前記分離装置内において粉
・粒材料と空気とを分離して、前記空気から分離された
粉・粒材料を投入シュートを介して回転ドラム内に投入
するように構成したので、前記粉・粒材料の回転ドラム
への投入作業は、作業者が特別に労力を必要とすること
なく、しかも、安全・衛生的に行うことができる。
【0051】また、前記吸引ノズルには、該吸引ノズル
の内,外部を連通する連通管が設けられており、粉・粒
材料の吸引時には、前記粉・粒材料とともに連通管から
空気が吸引されるため、前記粉・粒材料が吸引ノズル内
や吸引口付近において閉塞することは全くなく、円滑・
良好に粉・粒材料を吸引することが可能となる。
【0052】更に、前記吸引ノズルには、その吸引口を
囲繞するように吸引保護枠体が取付けられているので、
袋状の収納容器を使用した場合でも、粉・粒材料の吸引
時には、前記吸引保護枠体により、前記収納容器が吸引
ノズルの吸引口に吸引されるのを良好に阻止することが
可能となり、この結果、粉・粒材料の吸引が困難となる
という問題を確実に解決することができる。
【0053】しかも、前記吸引保護枠体は、吸引ノズル
の長さ方向に沿って摺動可能に構成したので、収納容器
が袋状の場合には、前記吸引保護枠体の先端側を吸引ノ
ズルの吸引口から遠ざけた状態で使用することにより、
袋状の収納容器が吸引口に直接吸引されることなく、迅
速・良好に粉・粒材料を吸引できるとともに、収納容器
が箱状の場合には、前記吸引保護枠体を摺動させてその
先端側を吸引ノズルの吸引口に当接させた状態で使用す
ることにより、前記吸引保護枠体によって箱状の収納容
器の底面と吸引口との間に微小な隙間が形成される結
果、吸引口が収納容器の底面により閉塞されることな
く、前記収納容器底部に少量だけ残った粉・粒材料も迅
速・良好に吸引することができる。
【0054】また、吸引ノズルと分離装置とを接続する
給送管の内周面には、ワイヤー等の導電性部材からなる
帯電防止手段が配設されており、しかも、前記帯電防止
手段の一端は支持架台側に接続されているので、粉・粒
材料の吸引時に前記粉・粒材料と給送管とが摩擦するこ
とにより静電気が発生しても、前記静電気は帯電防止手
段→支持架台を介して放電されるため、前記粉・粒材料
の分離装置への給送を円滑・良好に行うことができる。
【0055】更に、投入装置の支持架台は、分離装置を
載置するための上部架台と、吸引手段を載置するための
下部架台と、前記下部架台に垂直に立設され、かつ、上
部側に前記上部架台を取付けた支持部とを備え、前記支
持部を伸縮可能な構造として、前記上部架台の高さ位置
を調整可能に構成したので、前記支持部を伸縮させて上
部架台(分離装置)の高さ位置を調整することにより、
1台の投入装置で大きさ(収納容積)の異なる種々の回
転ドラムへの投入作業に対応することが可能となる。
【0056】また、本発明の第2実施例においては、第
1の分離装置と吸引手段との間に第2の分離装置を配設
するようにしたので、万一、第1の分離装置から空気と
ともに粉・粒材料の一部が漏出した場合でも、第2の分
離装置において良好に粉・粒材料を空気から分離させる
ことが可能となり、この結果、前記漏出した粉・粒材料
が吸引手段内に侵入して、前記吸引手段内に設けたフィ
ルター等を目詰まり等させることにより、吸引手段の吸
引力を低下させる等の問題を良好に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉・粒体の投入装置を備えた混合設備
の概略構成図である。
【図2】支持架台を構成する支持部の要部切欠側面図で
ある。
【図3】吸引ノズルの先端部を示す拡大断面図である。
【図4】吸引ノズルの先端部を示す平面図である。
【図5】(a)は吸引保護枠体を吸引口から遠ざけて固
定した状態、(b)は吸引保護枠体を吸引口に当接させ
て固定した状態をそれぞれ示す斜視図である。
【図6】給送管の要部拡大断面図である。
【図7】本発明の第2実施例の投入装置を備えた混合設
備の概略構成図である。
【符号の説明】
2 回転ドラム 2a 蓋体 2c 投入口 3,13 投入装置 3a 支持架台 4 吸引手段 5,15 分離装置 6 吸引ノズル 6a 連通管 6c 吸引保護枠体 7 給送管 7a 帯電防止手段 8 投入シュート 9 収納容器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引力を発生する吸引手段と、中空筒状
    の吸引ノズル及び可撓性の給送管からなる給送手段と、
    前記吸引手段及び給送手段と接続され、前記吸引手段の
    吸引力により袋状,箱状等所定の収納容器内から前記給
    送手段を介して空気とともに給送された粉・粒体を前記
    空気から分離する分離装置と、前記分離装置において空
    気から分離された粉・粒体を混合装置の回転ドラム等所
    定の容器内に投入するための投入シュートと、前記吸引
    手段及び分離装置を載置するための支持架台とを備えて
    構成したことを特徴とする粉・粒体の投入装置。
  2. 【請求項2】 前記吸引ノズルには、その長さ方向に沿
    って小径な中空状の連通管を配設し、前記連通管の先端
    部を吸引ノズルの吸引口近傍において接続することによ
    り、前記吸引ノズルの内,外部を連通可能となしたこと
    を特徴とする請求項1記載の粉・粒体の投入装置。
  3. 【請求項3】 前記吸引ノズルには、その吸引口を囲繞
    するように吸引保護枠体を取付けたことを特徴とする請
    求項1または2記載の粉・粒体の投入装置。
  4. 【請求項4】 前記吸引保護枠体は、吸引ノズルの長さ
    方向に沿って摺動可能に構成したことを特徴とする請求
    項3記載の粉・粒体の投入装置。
  5. 【請求項5】 前記給送管の内周面には、導電性部材か
    らなる帯電防止手段を配設し、前記帯電防止手段の一端
    を、支持架台側に接続するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の粉・粒体の投入装置。
  6. 【請求項6】 前記吸引手段と分離装置との間には、第
    2の分離装置を配設するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の粉・粒体の投入装置。
  7. 【請求項7】 前記支持架台は、吸引手段を載置する下
    部架台と、分離装置を載置する上部架台と、前記下部架
    台に垂直に立設され、かつ、上部側に前記上部架台を取
    付けた支持部とを備え、前記支持部を伸縮可能な構造と
    して、上部架台の高さ位置を調整可能に構成したことを
    特徴とする請求項1記載の粉・粒体の投入装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006168852A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Akatake Engineering Kk 袋内の粉体の吸引取出装置
CN105480664A (zh) * 2014-09-15 2016-04-13 江苏锐升新材料有限公司 自动化物料运输系统
JP2022006232A (ja) * 2020-06-24 2022-01-13 三和産業株式会社 セメント投入機

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