JP4388672B2 - ロータリー式開袋装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、粉粒体を詰めた袋を開袋し粉粒体を袋から放出させるロータリー式開袋装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平6−40441号に開示された自動開袋装置によれば、図7に示す通り、袋体アシストパネル303及び袋体アシストチェアー305は、それぞれ駆動シャフト303a及び駆動シャフト305aによって、傾斜した状態に回動して停止し、輸送コンベア302を駆動して各種粉粒体を充填した袋Fを移送し、この袋Fを袋投入口301aからハウジング301の袋処理室Xに投下すると、袋Fは袋体アシストパネル303と袋体アシストチェアー305に滑り落ちて受け止められる。袋体アシストパネル303及び袋体アシストチェアー305は、駆動され、垂直な状態に戻り、袋Fは起立状態となる。次に、差込棒駆動アクチュエータ307aによって差込管307の先端部を起立状態の袋Fの上部に差し込んで袋Fを保持し、駆動シャフト305aによって袋体アシストチェアー305が袋Fから後方に回動して、袋Fは差込棒307から吊り下げられた状態となる。次に袋カッターアクチュエータ306aによって袋カッター306を動作させ、袋Fの底部を切り開いて、内部に充填されていた各種粉粒体を下方に全て落下させシューター301cから排出されるが、この際に、袋Fには、エアーノズル309から高圧パルスエアーが噴出されて外部から叩かれるため、袋Fの内部に残留した各種粉粒体は叩き落とされる。袋押込板アクチュエータ304aによって袋押込板304が移動され、袋Fを折込ローラー308の上・下のローラー面の間隙部分に二つ折りにしながら押し込む動作を行い、ハウジング301の袋排出口301bから袋Fは外部に放出される。
【0003】
このように上記従来技術によれば、袋を切り開いて内部の粉粒体を取り出す作業を自動的に行えることとなり、現場の作業員は悪環境下での重労働作業から解放される。また、差込棒307からエアーを噴出させるので、差込棒307によって多層の袋でも一枚の袋の場合と同様、各層間のズレやタワミを防止する事が可能となり、袋内を正圧に保持しながらしかもエアーの流れによって粉粒体の取り出しを促進でき、それら粉粒体の排出時間の短縮化が図れ、しかも袋内に粉粒体等の残留も極めて少なくできる等の優れた効果を奏するとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記の従来の技術では、袋Fの受入れ工程、差込棒の差込工程、開袋工程、袋吊り下げ工程、袋排出工程をすべてシーケンシャルに実施しなければならない。また、各工程に対応した駆動部が少なくとも5機構存在し、このため、駆動部に設置開袋処理空間を取られるとともに、駆動部のメンテナンス面やコスト面で改善すべき問題等がある。
そこで、本発明は、開袋装置の小型化、駆動部及び開袋工程の簡素化、メンテナンスやコスト面での改善等を課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するため、シーケンシャルな開袋工程に代えて、本発明者等は、各工程を並行的に行うことに着目し、本発明に至ったものである。即ち、請求項1記載の発明は、外部カバーと、該外部カバーの内部領域に回転可能に配置された中空の内部回転体と、前記外部カバーが固定されるとともに、前記内部回転体を回転可能に支持する支持部と、前記内部回転体を間欠的に回転駆動する駆動源と、前記内部回転体に配置され、袋に差し込み可能な差込部材を備え、該差込部材を前記内部回転体と外部カバーとの間の開袋処理空間に対して出没可能とし、異なる径方向に配置された複数個の袋差込保持部と、前記外部カバーに開口形成した袋投入口を設けた袋投入部と、前記開袋処理空間に設けられ前記袋を開袋する開袋部と、前記外部カバーに開口形成した袋排出口を設けた空袋排出部と、前記開袋に起因して前記開袋処理空間に落下する粉粒体を前記支持部に排出する粉粒体排出部と、を備え、前記各袋差込保持部は前記内部回転体とともに回転し、前記袋投入部及び前記空袋排出部の位置で同時に停止可能とされ、前記支持部の内部領域に前記駆動源が収容され、前記粉粒体排出部は、前記支持部の上面に設けた粉粒体排出口と、前記内部回転体の下部の外部側面に固定した羽根部とを備え、前記粉粒体排出口から粉粒体を前記支持部に排出させたことを特徴とするロータリー式開袋装置である。該構成によって1内部回転体が1回転する間に複数個の袋の開袋処理が可能となるとともに粉粒体の円滑な排出が可能となる。また、処理能力に対して小型化が可能となる。
【0007】
請求項記載の発明は粉粒体排出部、例えばテーブルフィーダ、シュート又はホッパを設けて強制的に外部に排出するので、排出効率が高まる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態のロータリー式開袋装置1について図面を参照して説明する。図1〜図4の通り、このロータリー式開袋装置1は、円筒状の外部カバー11と、外部カバー11の内部に開袋処理空間12を介在させて回転可能に同軸状に配置された中空の内部回転体2と、外部カバー11と内部回転体2とを支持する中空ケース状の支持部13とを備えている。この内部回転体2は、円筒状の内部ケース20と、内部ケース20と一体に結合した中空の中心回転軸21と、を備えている。内部回転体2は基部がくびれた形状となっている。外部カバー11と内部ケース20とは同心円状に配置され、その間に円環状の開袋処理空間12が形成されている。中心回転軸21は支持部13の中心に形成した支持ケース22によって垂直に保持され回転可能となっている。支持部13に収容され前述の内部回転体2を一体的に間欠的に回転させる駆動源14(図3参照)が設けられている。開袋処理空間12に落下した粉粒体を支持部13に排出する粉粒体排出部3が形成されている。
【0011】
ロータリー式開袋装置1は、相互に90度を成すように半径方向に配置された4個の袋差込保持部4と、外部カバー11に開口形成した袋投入口51を設けた袋投入部5と、袋投入部5から反時計方向に概ね45度をなす位置の外部カバー11に設けられ開袋処理空間12へ突出し袋Fを開袋する開袋部6と、袋投入部5から反時計方向に90度をなす位置の外部カバー11に設けられ半径方向に袋Fを叩く叩き部7と、袋投入部5から反時計方向に180度をなす位置の外部カバー11に設けられ半径方向に袋Fを圧縮する空袋圧縮部8と、袋投入部5から反時計方向に270度(時計方向に90度)をなす位置の外部カバー11に開口形成した袋排出口92を設けた空袋排出部9と、を備えている。つまり、袋投入部5、叩き部7、空袋圧縮部8及び空袋排出部9の順序で90度毎に配置され、開袋部6が袋投入部5と叩き部7との間に配置され、さらに前述の粉粒体排出部3、袋差込保持部4、叩き部7、空袋圧縮部8、駆動源14等の動作を制御する制御装置10等を備えたものである。
【0012】
また、以下、各要素を詳細に説明する。まず、ロータリー式開袋装置1の上部は二重構造である。即ち、外部カバー11側壁と内部回転体2側壁とで円環状(ドーナツ状)の開袋処理空間12が形成され、この空間で袋Fを開袋し粉粒体を取り出し、空袋を圧縮する等の開袋処理を行うものである。この開袋処理空間12は外気及び内部回転体2の内部と遮断され、内部回転体2は密閉構造であるが、天井面に脱着可能な透明アクリル板からなる透明カバー2aが設けられ、その内部が点検可能となっている。
【0013】
次に内部回転体2の支持ケース22は、図2、図3の通り、外周部23と、外周部23の内側、且つ、中心回転軸21の外側に形成された固定式のジャケット24と、中心回転軸21を回転可能に保持する保持器25(シール及びベアリングからなるユニット)を備えたものである。中心回転軸21へエアー供給源から管路24aを介してエアーが供給される。ジャケット24は、エアー供給用の環状溝26(図5参照)を備え、環状溝26に対応させて中心回転軸21にそれぞれ管状の空気導通部27(図5参照)が設けられている。つまり環状溝26にドーナツ状にエアーを供給し中心回転軸21の回転にかかわらずエアーの供給を円滑としている。中心回転軸21、後述するスクレーパ31、内部ケース20、袋差込保持部4は一体に結合し一体回転可能となっている。また、中心回転軸21は、中空軸であって上端部に8個のワンタッチ継手28(図4参照)が設けてあり、これらのワンタッチ継手28が後述するエアシリンダ42、55、72、82、及び4本の差込管41のそれぞれにチューブ29を介して連通し、エアを吸排できるようになっている。これにより差込管41を往復動させ、また、差込管41からエアーを噴射することができる。
【0014】
粉粒体排出部3は、テーブルフィーダ30を備え、内部回転体2から半径方向外部に向かって延び出すよう固定された複数枚(ここでは約90度間隔で直交する4枚)のスクレーパ31とスクレーパ31がその上面を回転する底板32を備えている。スクレーパ31は内部回転体2と一体回転し、回転駆動源は袋差込保持部4の駆動源14と共通化され、中心回転軸21の回転を有効に利用しているので、外部ケース11の高さが押えられる。また、中心回転軸21の回転を利用して、袋Fを保持しながら回転させるという動きと、このスクレーパ31で粉を掃いて排出させるという動きと兼ねている。従って、駆動源14が1系統で済むので、構造が簡素化できる。粉粒体排出部3は、支持部13の上面に貫設された排出口33を備え、さらに排出口33の下部に連設された粉粒体空気輸送部34を備えている。この粉粒体空気輸送部34は、排出口33と連通するロータリーバルブ35が連設され、ロータリーバルブ35に輸送管を備えた圧送アダプタ36が接続されている。
【0015】
それぞれの袋差込保持部4は、半径方向に伸縮する4本の差込管41を備え、4本の差込管41が方形にエアーシリンダ41から出没自在に設けられ、この差込管41は内部回転体2に4箇所設けた貫通孔(図示略)から開袋処理空間12に対して出没可能とされ、これにより袋Fに差し込み可能とし、この差込管41に対しエアーシリンダ42のエアコネクタ43,44からエアーが供給できるようになっている。また差込管41の先端部が閉じられ、周壁に複数のスリット又は孔が形成され、それからエアーが噴出することで、差込管41が袋Fに突き通された場合、袋F内部の粉粒体が流動化して排出が円滑化されるようになっている。4個の袋差込保持部4は、それぞれ、差込管41を開袋処理空間12に向かって出没させるための4本のエアーシリンダ42が半径方向に各々90度を成すように内部回転体2の内部領域に放射状に固定されている。
【0016】
袋投入部5は、外部カバー11に開口された袋投入口51と、袋投入口51の下部に水平に形成された袋受台52と、袋投入口51の下方の位置で袋受台52上部の外部カバー11の壁面に袋押え部53を備えている。この袋押え部53は、押え板54と押え板54を径方向に移動させる電磁弁付きのエアシリンダ55とを備えている。この袋押え部53は、壁面を利用すれば必要はないことがある。押え板54に差込管41が貫通できる孔56が貫設されている。袋Fは搬送手段、例えばベルトコンベア150で所定間隔で搬送され、袋投入口51から投入され、袋受台52に落下するようになっている。
【0017】
開袋部6は、カッタ61と、カッタ61を外部カバー11に固定する固定機構62とを備えている。固定式であるから安全性が一層高まる。カッタ61は外側から交換ができるようになっており、メンテナンスが容易である。カッタ61は刃先が袋投入部5の方向に向かって傾斜して配置されている。固定式に代えて駆動部を備えた可動式のカッタでも良い。
【0018】
叩き部7は、叩き板71と、叩き板71を径方向に往復動させる電磁弁付きのエアシリンダ72とを備え、袋Fを叩いたり揉みほぐして、袋Fから粉粒体をここで完全排出させる。叩き部7は、空袋排出部9と対向する位置に配置されている。叩き板71に差込管41が貫通できる孔73が貫設されている。
【0019】
空袋圧縮部8は、圧縮板81と、圧縮板81を径方向に往復動させる電磁弁付きのエアシリンダ82とを備え、袋Fを圧縮するものである。空袋圧縮部8は、袋投入部5と対向する位置に配置されている。圧縮板81に差込管41が貫通できる孔83が貫設されている。
【0020】
空袋排出部9は回動可能な可動式シュート91を備え、袋排出口92から空袋Gを落下させることができる。可動式シュート91を内側に倒すことによって、袋排出口92が開口し、開袋処理が終わったら可動式シュート91を戻せば袋排出口92が閉口され蓋の機能を果たす。
【0021】
駆動源14は、支持部13内の下部に設置されたモータ15と、モータ15の軸に固定されたスプロケット16と中心回転軸21の下端部に固定されたスプロケット17に巻き掛けられたチェーン18とを備えたものである。支持部13はレベルパッド19により支持されている。
【0022】
次に、開袋の制御を司る電子式の制御装置10について図6を参照して説明する。この制御装置10は、CPU101、RAM102、ROM103、カウンタ104、タイマ105、音声制御部106、入出力インタフェース107をバス107aにより相互に接続したものである。入出力インタフェース107には、モータ15、ロータリーバルブ35、エアシリンダ42,55,72,82、表示装置108、スピーカ109、入力装置109a、各種センサ110等が接続され、各種の入力信号や出力信号が入出力されるようになっている。CPU101が初期設定、或いは入力信号を受けて所定の演算等を行い、コマンド信号を前述した各部に供給している。RAM102は、開袋のための各種のデータを一時的に読み書きするものである。ROM103には開袋のプログラムが読み出し専用で格納されている。制御装置10は、各部に出力するコマンドを生成し、コマンドを出力することで、開袋制御を実行する。表示装置108は、液晶表示盤等からなるものであり、制御装置10に隣接して配置されている。表示装置108は、開袋に関しての各種のメッセージや図柄等を表示するものである。液晶表示盤、LED、CRT等、その他の種類の表示装置でも良い。スピーカ109は開袋に関しての各種のメッセージを音声出力するものである。カウンタ104は開袋計数カウンタとして機能するものであり、電源投入後、カウンタ104の開袋個数カウント値Gの初期値を「0」とし、各種入力信号を参照して、インクリメントするものである。さらに入力装置109aによって、回転速度等を所望値にセットすることができる。タイマ105は時間に関する演算処理等を行なうものである。音声制御部106は音源IC及び増幅器等から構成され、スピーカ109等の駆動制御を司るものである。
【0023】
ロータリー式開袋装置1の動作を説明する。矢印T方向から袋Fが順次投入されると、袋投入部5、叩き部7、空袋圧縮部8、空袋排出部9の各場所において並行して各処理を行い、内部回転体2が矢印Aの通り、1回転する間に袋Fを切開するとともに、差込管41からエアーの噴射を行い、4個の袋Fを開袋処理し排出する。即ち、制御装置10からモータ15に停止信号が出力され、図1に示す位置で内部回転体2が停止制御される。そして、制御装置10から4つの袋差込保持部4、袋押さえ部53、叩き部7、空袋圧縮部8にそれぞれ駆動信号が出力され、(1)袋受台52に置かれた袋Fに矢印Bに示す通り差込管41が貫通され、押え板54で袋Fを押さえてから外部カバー11側に退避させ、(2)差込管41が貫通されて保持されカッタ61によって切開された袋Fの内部に差込管41のスリットから空気を噴射するとともに矢印Cに示す通り袋Fを叩き板71で叩いて粉粒体を切開口から落下させた後、矢印Dの通り叩き板71を外部カバー11側に退避させ、(3)差込管41が貫通されて保持された袋Fを矢印Eの通り圧縮板81で圧縮してから、圧縮板81を矢印Hの通り外部カバー11側に退避させて空袋Gとし、(4)矢印Iの通り差込管41を内部ケース20に退避させ、空袋Gを可動式シュート91に放出する。これらの(1)〜(4)の処理が並行して実行される。
【0024】
次に、制御装置10からモータ15に駆動信号が出力され、図1に示す位置から矢印Aの通り内部回転体2を90度回動させた後に停止する駆動制御がなされる。そのとき、カッタ61が点線で示す袋Fを切開する。完全な切断とすると紙片が粉粒体に混じるので、粉粒体の落下が十分となる程度、例えば首の皮一枚程度つながるような切開状態とする。また、叩き部7から空袋圧縮部8まで回動する間に差込管41からエアーの噴射が行われ、袋Fに付着した粉粒体が払い落とされる。
【0025】
そして、制御装置10から4つの袋差込保持部4、袋押え部53、叩き部7、空袋圧縮部8にそれぞれ駆動信号が出力され、前述した(1)〜(4)の動作が並行して実行される。こうして矢印Tの通り次々にコンベア150で搬送されてくる袋Fが内部回転体2の回転に伴い開袋処理され、矢印Jの通り空袋Gは可動式シュート91から外部に排出され、開袋処理が実行される。制御のタイミングはタイマ105、位置検出センサ、近接センサ等の各種センサ(図示略)等によって実行される。
【0026】
また、矢印Kの通り粉粒体は開袋処理空間12を落下し、底板32上面に堆積するが、制御装置10からロータリーバルブ35に駆動信号が出力され、前記矢印Aの通りの回転に伴いスクレーパ31が回転することで、粉粒体が排出口33、ロータリーバルブ35、輸送管を備えた圧送アダプタ36を経て矢印Lの通り外部に排出される。
【0027】
以上説明した通り、本実施形態のロータリー式開袋装置1によれば、各種粉粒体を充填した袋の導入工程、開封工程、袋の叩き工程、空袋の圧縮工程、空袋排出工程、粉粒体排出工程が同時並行的に実施され、1つの袋Fの開袋処理が内部回転体2の1回転(正確には3/4回転)によって完了し、しかも、袋Fを差込管41で90度の間隔で吊り下げながら処理することで、小型化、駆動部の削減、空気圧系の簡素化、開袋処理の迅速化、メンテナンスや清掃の容易化、コスト削減が可能となる。さらに駆動部を開袋処理空間12と分離し、粉粒体の侵入を防止でき、故障の原因をなくすることができる。
【0028】
変更形態として図示は略すが、内部回転体2からエアーを噴出させることで、開袋処理空間12のクリーニングができる。例えば、スクレーパ31を中空とし、スリットを設けて、スリットからエアーを噴出させることが可能である。他の変更形態としては、中心回転軸21、駆動源14等を内部ケース20の上に移設し、スクレーパ31を省いて支持部13をホッパ形状とすることもできる。
【0029】
以上、本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で多くの設計変更を施し得ることができることは当然である。
【0030】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、開袋装置の小型化、駆動部及び開袋工程の簡素化、メンテナンスやコスト面での改善を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のロータリー式開袋装置の内部構造を示す平面図である。
【図2】同じく右側面図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】図3の矢視IV−IVから見た平面図である。
【図5】中心回転軸とジャケットの細部を示す断面図である。
【図6】制御装置のブロック図である。
【図7】従来技術を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ロータリー式開袋装置、11…外部カバー、12…開袋処理空間、
13…支持部、14…駆動源、15…モータ、16…スプロケット、
17…スプロケット、18…チェーン、19…レベルパッド、2…内部回転体、
20…内部ケース、21…中心回転軸、22…支持ケース、23…外周部、
24…ジャケット、25…保持器、26…環状溝、27…空気導通部、
28…ワンタッチ継手、29…チューブ、3…粉粒体排出部、
30…テーブルフィーダ、31…スクレーパ、33…排出口、
34…粉粒体空気輸送部、35…ロータリーバルブ、36…輸送管、
4…袋差込保持部、41…差込管、42…エアシリンダ、5…袋投入部、
51…袋投入口、52…袋受台、53…袋押え部、54…押え板、
55…エアシリンダ、56…孔、6…開袋部、61…カッタ、62…固定機構、
7…叩き部、71…叩き板、72…エアシリンダ、73…孔、8…空袋圧縮部、
81…圧縮板、82…エアシリンダ、83…孔、9…空袋排出部、
91…可動式シュート、92…袋排出口、10…制御装置、F…袋、G…空袋

Claims (1)

  1. 外部カバーと、
    該外部カバーの内部領域に回転可能に配置された中空の内部回転体と、
    前記外部カバーが固定されるとともに、前記内部回転体を回転可能に支持する支持部と、
    前記内部回転体を間欠的に回転駆動する駆動源と、
    前記内部回転体に配置され、袋に差し込み可能な差込部材を備え、該差込部材を前記内部回転体と外部カバーとの間の開袋処理空間に対して出没可能とし、異なる径方向に配置された複数個の袋差込保持部と、
    前記外部カバーに開口形成した袋投入口を設けた袋投入部と、
    前記開袋処理空間に設けられ前記袋を開袋する開袋部と、
    前記外部カバーに開口形成した袋排出口を設けた空袋排出部と、
    前記開袋に起因して前記開袋処理空間に落下する粉粒体を前記支持部に排出する粉粒体排出部と、を備え、
    前記各袋差込保持部は前記内部回転体とともに回転し、前記袋投入部及び前記空袋排出部の位置で同時に停止可能とされ、
    前記支持部の内部領域に前記駆動源が収容され、前記粉粒体排出部は、前記支持部の上面に設けた粉粒体排出口と、前記内部回転体の下部の外部側面に固定した羽根部とを備え、前記粉粒体排出口から粉粒体を前記支持部に排出させることを特徴とするロータリー式開袋装置
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