JP3725969B2 - 建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置 - Google Patents

建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置に係り、さらに詳しくは、建設廃棄物を破砕して再利用する破砕設備に使用される建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建設廃棄物としての例えばアスファルト・コンクリート、コンクリート塊は、リサイクル法の指定副産物に指定され再生利用を促進するように定められているが、前記廃棄物を再生利用する場合、廃棄物を破砕して路盤材等に使用されるのが一般的である。また、アスファルト・コンクリートの場合には、路盤材以外にアスファルト合材として加熱されるのが一般的である。
【0003】
しかしながら、このアスファルト・コンクリート、コンクリート塊が各現場より工場(破砕設備)に入荷される場合、このアスファルト・コンクリート、コンクリート塊に木屑、ビニール袋、軍手等のゴミが混入されている場合が多く、このゴミが再生利用する際に問題となり、再生利用の妨げとなっている。
【0004】
このため、混入された木屑、ビニール袋、軍手等のゴミは、アスファルト・コンクリート、コンクリート塊に混入されたまま破砕設備を通過し、アスファルト・コンクリート、コンクリート塊と一緒に破砕された後、ベルトコンベアで搬送され、この搬送の際、例えばベルトコンベア上で作業者の目視によりゴミを除去するか、または破砕された後、オーバーサイズの篩で除去されている。さらに、除去されずに残ったゴミは、破砕設備の途中に設けられた水力選別機または複数の集塵装置によって製品と分別されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、水力選別機においてはゴミと再使用可能な細粒分が一緒に集塵され、なおかつ水処理の装置が必要となり装置が複雑大型化してしまい又集塵機でゴミを集塵すると、破砕された細粒分もゴミと一緒に集塵されてしまう。このため再使用可能な細粒分は、一次集塵機のノックアウトボックスまたはサイクロンでゴミを集塵し、細粒分はバグフィルタにより集塵されて再使用するようになっているが、一次集塵機で集塵したゴミには細粒分も混入するので再使用ができなくなり、細粒分を再使用するようにするためには複数の集塵機が必要になり、装置が大型化するという問題がある。
【0006】
また、ブロアにより吸込まれたゴミ、および破砕されたゴミが集塵機の風量調整ダンパーやダクトの曲り部分等に引っ掛かったり、そのゴミによる流速の変動により細粒分、特に細粒分の大きめのものがダクト内に堆積することがあり、ブロアの吸引能力の低下が生じるという問題がある。
【0007】
この発明の目的は、以上のような従来の技術に着目してなされたものであり、サイクロンやノックアウトボックス等を使用せずに建設廃棄物の細粒分を回収すると共に、集塵機の吸引能力の低下を生じさせないような建設廃棄物のゴミ回収装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1による発明の建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置は、再生利用すべく破砕された建設廃棄物から軽量なゴミを吸引して回収する建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置であって、前記ゴミが流れる吸込みダクトの途中位置に設けられ、ゴミの流れと交叉し且つ所定以上の大きさのゴミを付着させるフィルタを有する回転自在な回転回収体と、この回転回収体から落下させられた前記付着したゴミを貯蔵する気密保持されたゴミ貯蔵部と、このゴミ貯蔵部に堆積したゴミを除去するために開閉自在にされた蓋と、前記付着したゴミを前記ゴミ貯蔵部に落下させるための圧縮空気としての、前記吸い込みダクトから排出される吐出エアーの一部を前記回転回収体に吹付けるべく前記回転回収体の近傍に設けたゴミ除去用エアー吐出ノズルと、を備えてなることを特徴とするものである。
【0009】
従って、建設廃棄物を破砕しこれを回収して再生利用する際に、建設廃棄物に混ざっているゴミや破砕の際に発生するほこり等を除去すべく吸込みダクトによりゴミ等を吸込み、吸込みダクトの途中に設けられている回転回収体により再利用可能な細粒分を除いたゴミ等を除去する。
【0010】
また、回転する回転回収体に付着させることにより除去されたゴミ等は、回転回収体から除去されて気密を保持することにより、貯蔵部よりの吸込みエアーの影響が少なくなりゴミの落下が容易になりゴミ貯蔵部に堆積する。このゴミ貯蔵部に堆積したゴミ等は、蓋を開けて取除かれる。網取付用シールプレートに取付けた網部材の各々にわたって付着しているゴミ等を、この網部材の近傍に設けられているゴミ用エアー吐出ノズルより圧縮空 気としての、前記吸い込みダクトから排出される吐出エアーの一部を吹き付けることにより回転回収体の網部材から取除く。
【0011】
請求項2による発明の建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置は、再生利用すべく破砕された建設廃棄物から軽量なゴミを吸引して回収する建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置であって、前記ゴミが流れる吸込みダクトの途中位置に設けられ、ゴミの流れと交叉し且つ所定以上の大きさのゴミを付着させるフィルタを有する回転自在な回転回収体と、この回転回収体から落下させられた前記付着したゴミを貯蔵する気密保持されたゴミ貯蔵部と、このゴミ貯蔵部に堆積したゴミを除去するために開閉自在にされた蓋と、前記付着したゴミを前記ゴミ貯蔵部に落下させるための圧縮空気を前記回転回収体に吹付けるべく前記回転回収体の近傍に設けたゴミ除去用エアー吐出ノズルと、を備えてなり、前記回転回収体は、外側ケーシングにより覆われると共に、網部材のフィルタとこれに取り付けられる放射状の複数の網取付用シールプレートを有し、該網取付用シールプレートと前記外側ケーシングの隙間は、前記網取付用シールプレートにより区画された網部材のフィルタの各ブロック内の気密を保持すべく小さくされていることを特徴とするものである。
【0012】
従って、建設廃棄物を破砕しこれを回収して再生利用する際に、建設廃棄物に混ざっているゴミや破砕の際に発生するほこり等を除去すべく吸込みダクトによりゴミ等を吸込み、吸込みダクトの途中に設けられている回転回収体により再利用可能な細粒分を除いたゴミ等を除去する。
【0013】
また、回転する回転回収体に付着させることにより除去されたゴミ等は、回転回収体から除去されて気密を保持することにより、貯蔵部よりの吸込みエアーの影響が少なくなりゴミの落下が容易になりゴミ貯蔵部に堆積する。このゴミ貯蔵部に堆積したゴミ等は、蓋を開けて取除かれる。網取付用シールプレートに取付けた網部材の各々にわたって付着しているゴミ等を、この網部材の近傍に設けられているゴミ用エアー吐出ノズルより圧縮空気を吹き付けることにより回転回収体の網部材から取除く。
【0014】
前記回転回収体は、外側ケーシングにより覆われると共に、網部材のフィルタとこれに取り付けられる放射状の複数の網取付用シールプレートを有し、該網取付用シールプレートと前記外側ケーシングの隙間は、前記網取付用シールプレートにより区画された網部材のフィルタの各ブロック内の気密を保持すべく小さくされているので、ゴミ等は各々の空間を有する各ブロックの網部材に付着する。
【0015】
請求項による発明の建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置は、請求項1記載の建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置において、前記回転回収体は、外側ケーシングにより覆われると共に、網部材のフィルタとこれに取り付けられる放射状の複数の網取付用シールプレートを有し、該網取付用シールプレートと前記外側ケーシングの隙間は、前記網取付用シールプレートにより区画された網部材のフィルタの各ブロック内の気密を保持すべく小さくされていることを特徴とするものである。
【0016】
従って、吸込みダクトより流入する細粒分を含んだゴミは、細粒分は網部材を通過し所定の大きさのゴミは各ブロックごとに移動し、前記網取付用シールプレートにより区画された網部材のフィルタの各ブロック内の気密を保持すべく外側ケーシングと網取付用シールプレートの隙間を小さくしたことによって吸込みエアーの影響が少なくなり網部材よりゴミの剥落が容易になる。
【0017】
請求項4による発明の建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置は、請求項1、2または3記載の建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置において、前記回転回収体の回転回数または時間サイクルに応じて断続的に前記圧縮空気を吹付けること、を特徴とするものである。
【0018】
従って、網取付用シールプレートに取付けた網部材の各々にわたって付着しているゴミ等を定期的に網部材より取除く。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】
図4には、アスファルト・コンクリート、コンクリート塊等の建設廃棄物の処理の全体的な流れが示されている。図4において、原石Sは原石ホッパー1に投入された後、振動グリズリーフィーダー3に送られる。この振動グリズリーフィーダー3にて例えば粒径が40〜50mmより小さいものと大きいものとに分けられて、40〜50mmより小さい粒径の原石Sはベルトコンベア5、7を経て製品ストックヤード9Aにストックされる。
【0021】
前記振動グリズリーフィーダー3にて分けられた40〜50mmより大きい粒径の原石Sは一次クラッシャー11へ投入され、破砕されてベルトコンベア13へ送られる。アスファルト・コンクリート、コンクリート塊等の建設廃棄物からなる切削材Gは切削材ホッパー15に投入された後、前記ベルトコンベア13へ送られる。
【0022】
前記ベルトコンベア13に送られた一次クラッシャー11で破砕された砕石と切削材Gはこのベルトコンベア13で搬送され、二次クラッシャー17に送られる。この二次クラッシャー17で細粒分に破砕された後、ベルトコンベア19、21を経て振動篩い23に送られる。この振動篩い23で一定の大きさに振るい分けられて一定の大きさより細かい細粒分はベルトコンベア25を経て製品ストックヤード9Bにストックされる。
【0023】
前記振動篩い23で振るい分けられた一定の大きさより大きい細粒分はベルトコンベア27を経て前記ベルトコンベア13に搬送され、さらに再度二次クラッシャー17へ送られて破砕される。前記製品ストックヤード9A、9Bにストックされた製品は、アスファルト再生プラント、又は路盤材として使用される。
【0024】
例えばベルトコンベア13又は21の上方にはシュート29が設けられている。従って、ベルトコンベア19又は27上の建設廃棄物の細粒分およびゴミは、ベルトコンベア19又は27の走行移動によってベルトコンベア19又は27から落されてシュート29を経て、ベルトコンベア21又は13に移送されるものである。
【0025】
前記ベルトコンベア19とシュート29との間およびベルトコンベア27とシュート29との間には、軽量なゴミを吸込む吸込みフード31が取付けてあり、その構造は、特開平6−198210号公報に詳細に記載されており、集塵装置のゴミ回収装置を除いたものであるので説明を省略する。
【0026】
また、前記振動篩い23の構成も特開平6−198210号公報に記載されているものと同じものなので詳細な説明を省略する。この振動篩い23により一定以上の大きな細粒分が分別されて前述のようにベルトコンベア27へ搬送されてベルトコンベア13に至る。
【0027】
前記ベルトコンベア21と振動篩い23との間には、軽量なゴミを吸い込む吸い込みフードが取付けてあり、その構造は、特開平6−198210号公報に詳細を記載されており、集塵装置のゴミ回収装置を除いたものであるので詳細な説明を省略する。
【0028】
この発明に係る建設廃棄物用の集塵装置33は前記吸込みフード35より吹込まれた軽量なゴミを回収する装置である。よって前記ベルトコンベア21に振動篩い23との間より吸込む方式での実施例を説明する。図1〜図3を参照するに、この集塵装置33では、前記振動篩い23のほぼ中央位置より下流側上方に吸込みフード35が設けられており、この吸込みフード35は吸込みダクト37、39、41により吸込みブロア43に連結されている。前記吸込みダクト39部分にはこの発明に係る建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置45が設けられており、前記吸込みダクト39と吸込みダクト41の間にはバグフィルタ47が設けられている。
【0029】
前記ゴミ回収装置45の円形部分49には偏心した位置に穴51が設けられており、この穴51の前後に前記吸込みダクト39が接続されている。前記円形部分49の内部には所定の大きさの空間を有する回転回収体である網部材53のフィルタが網取付用シールプレート54に取付けてあり、網取付用シールプレート54により各々の空間を有するブロックとなっている。その網取付用シールプレート54はリング状の支持円筒55に固定されでおり、円形部分49のケーシングと網取付用シールプレート54およびリング状の支持円筒55は隙間を非常に小さくして各々ブロック内の気密性を高めている。リング状の支持円筒55は回転軸56により回転自在に軸支されており、モータ57により回転駆動されるようになっている。
【0030】
前記円形部分49において回転する前記網部材53の接線方向下方には、密封されたゴミ貯蔵部である直線部分61が設けられている。この直線部分61の上方において前記網部材53に近接した位置には、ゴミ除去用吐出エアー吹き出しノズル62が設けられている。このゴミ除去用吐出エアー吹き出しノズル62は接続管63に接続し吸込みブロア43の排出口67に接続しており吐出エアーが取り出される様に接続されている。また、接続管63の途中に開閉弁64が設けられている。前記直線部分61の下端には蓋65が開閉自在に設けられている。
この蓋65は常時閉じられており、内部にたまったゴミを取出す際に開けるようになっている。
【0031】
上記構成により、吸込みブロア43が作動すると、吸込みダクト37、39、41を介して吸込みフード35から空気が吸込まれて、吸込みブロア43に設けられている排気口67から排気する。
【0032】
このとき、振動篩い23の上方に設けられている吸込みフード35から振動篩い23の振動により浮き上がった細粒分Cやゴミが吸込まれ、吸込みダクト37を通ってゴミ回収装置45に導かれる。このゴミ回収装置45を通過する際に、吸込まれた空気に含まれる所定の大きさよりも大きなゴミが網部材53の前面(図1中右側面)に引っ掛かる。この網部材53の後方から前方へ向かって、前記吸込みブロア43の吐出側から接続管63を介してゴミ除去用エアー吐出しノズル62からエアーは吐出されているので、この網部材53の前面に引っ掛かっているゴミが除去される。除去されたゴミは貯蔵部分が気密性を上げているので、吸込みエアー等の影響を受けないから自然落下して直線部分61を通り蓋又は気密性を良くした開閉ゲートである蓋65部分にたまるので、蓋65を開けてゴミを取出して除去する。
【0033】
一方、ゴミ回収装置45の網部材53を透過した空気は吸込みダクト39を通ってバグフィルタ47に至り、このバグフィルタ47により前記網部材53を透過した細かな細粒分Cを回収する。バグフィルタ47を通った空気はほこり等が除去されてきれいになっており、吸込みブロア43の排気口67から放出される。
【0034】
以上の結果から、集塵装置33を小型化することができ、設置場所の選択範囲が広がる。また、ゴミを回収するゴミ回収装置45は、ゴミが発生しない箇所に設けることができるため、この装置の局部より発生するほこり等による故障を防止することができる。さらに、ゴミ回収装置45に開閉可能な点検口を取り付けることができるようにすれば、維持・補修が容易になる。
【0035】
図5には別の実施の形態が示されている。この集塵装置69では、前述の図1に示されている集塵装置33において水平な吸込みダクト39の途中位置に設けられているゴミ回収装置45の代わりに、吸込みフード35のすぐ上にある垂直な吸込みダクト37にゴミ回収装置71を設けたものである。
【0036】
従って、図6および図7に示されているように、ゴミ回収装置71の円形部分73は水平に設けられており、この円形部分73に接続されている直線部分75は円形部分73に直交して下方に設けられている。この円形部分73と直線部分75との接続位置には、網部材53により回収されたゴミを直線部分75に落下させるための開口部77(図7中ハッチング部分)が設けられている。
【0037】
その他の構造は前述の集塵装置33のものと同様なので、同じ部位には同じ符号を付して重複する説明は省略する。
【0038】
なお、このゴミ回収装置71では、上述した実施の形態と同様取付用シールプレート54と外側ケーシングである円形部分73との隙間を非常に小さくしてあるので、回転している網部材53に垂直なダクト37に接続した流入口51によりゴミが付着し網取付用シールプレートで仕切られたブロックが開口部分77に移動することにより、網部材53に付着したゴミを吸込みエアーの影響をなくし剥離させて直線部分75に落下させるようにしているが、前述の図1に示したゴミ回収装置45と同様に、図8に示されているように、エアー吐出口79aを下向きに有するゴミ除去用エアー吐出ノズル79を前記開口部77の上方に設けて、図示省略のコンプレッサー等の圧縮機からの圧縮空気によりゴミを剥離させるようにしてもよい。
【0039】
なお、この発明は前述の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その他の態様で実施し得るものである。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明による建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置では、建設廃棄物を破砕しこれを回収して再生利用する際に、建設廃棄物に混ざっているゴミや破砕の際に発生するほこり等を除去すべく吸込みダクトによりゴミ等を吸込んで、吸込みダクトの途中に設けられている回転回収体によりゴミ等を除去するので、コンパクトな装置によりゴミ等の除去を行うことができる。また、装置がコンパクトなので、所望の場所に取付けることが可能である。
【0041】
また、回転する回転回収体に付着させることにより除去されたゴミ等は、ゴミ貯蔵部の下部気密性がよいため、下部よりの吸込みエアーの影響が少なくゴミは自然落下し回転回収体から除去されてゴミ貯蔵部に堆積するので、長時間連続してゴミ等の除去を行うことができる。また、このゴミ貯蔵部に堆積したゴミ等は、蓋を開けて容易に取除かれるので、維持補修が容易である。網取付用シールプレートに取付けた網部材の各々にわたって付着しているゴミ等を、この網部材の近傍に設けられているゴミ用エアー吐出ノズル吐出口より圧縮空気としての、前記吸い込みダクトから排出される吐出エアーの一部を吹き付けることにより網部材から取除くので、長時間連続してゴミ等の除去を行うことができる。
【0042】
請求項2の発明による建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置では、建設廃棄物を破砕しこれを回収して再生利用する際に、建設廃棄物に混ざっているゴミや破砕の際に発生するほこり等を除去すべく吸込みダクトによりゴミ等を吸込んで、吸込みダクトの途中に設け られている回転回収体によりゴミ等を除去するので、コンパクトな装置によりゴミ等の除去を行うことができる。また、装置がコンパクトなので、所望の場所に取付けることが可能である。
【0043】
また、回転する回転回収体に付着させることにより除去されたゴミ等は、ゴミ貯蔵部の下部気密性がよいため、下部よりの吸込みエアーの影響が少なくゴミは自然落下し回転回収体から除去されてゴミ貯蔵部に堆積するので、長時間連続してゴミ等の除去を行うことができる。また、このゴミ貯蔵部に堆積したゴミ等は、蓋を開けて容易に取除かれるので、維持補修が容易である。網取付用シールプレートに取付けた網部材の各々にわたって付着しているゴミ等を、この網部材の近傍に設けられているゴミ用エアー吐出ノズル吐出口より圧縮空気を吹き付けることにより網部材から取除くので、長時間連続してゴミ等の除去を行うことができる。
【0044】
前記回転回収体は、外側ケーシングにより覆われると共に、網部材のフィルタとこれに取り付けられる放射状の複数の網取付用シールプレートを有し、該網取付用シールプレートと前記外側ケーシングの隙間は、前記網取付用シールプレートにより区画された網部材のフィルタの各ブロック内の気密を保持すべく小さくされているので、網部材よりゴミの剥落を容易にすることができる。
【0045】
請求項の発明による建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置では、前記回転回収体は、外側ケーシングにより覆われると共に、網部材のフィルタとこれに取り付けられる放射状の複数の網取付用シールプレートを有し、該網取付用シールプレートと前記外側ケーシングの隙間は、前記網取付用シールプレートにより区画された網部材のフィルタの各ブロック内の気密を保持すべく小さくされているので、網部材よりゴミの剥落を容易にすることができる。
【0046】
請求項4の発明による建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置では、圧縮空気を回転回数または時間サイクルにより断続的に網部材に吹付けるので、網部材の各々にわたって付着しているゴミ等を定期的に網部材より取除いて回収することができる。このため、ランニングコストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置を示す斜視図である。
【図2】 図1中II−II位置における断面図である。
【図3】 図2中III 方向から見た断面図である。
【図4】 建設廃棄物の処理の全体的な流れを示す流れ図である。
【図5】 別の実施の形態に係る図1に相当する図である。
【図6】 図5中VI−VI線に沿った断面図である。
【図7】 図6中VII −VII 位置から見た平面図である。
【図8】 図7の変形例である。
【符号の説明】
33 集塵装置
45、71 ゴミ回収装置
35 吸込みフード
37、39、41 吸込みダクト
49、73 円形部分(外側ケーシング)
53 網部材(回転回収体)
54 網取付用プレート
61、75 直線部分(ゴミ貯蔵部)
62、79 エアー吹出しノズル(吐出口)
65 蓋
69 集塵装置
G 切削材(建設廃棄物)

Claims (4)

  1. 再生利用すべく破砕された建設廃棄物から軽量なゴミを吸引して回収する建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置であって、前記ゴミが流れる吸込みダクトの途中位置に設けられ、ゴミの流れと交叉し且つ所定以上の大きさのゴミを付着させるフィルタを有する回転自在な回転回収体と、この回転回収体から落下させられた前記付着したゴミを貯蔵する気密保持されたゴミ貯蔵部と、このゴミ貯蔵部に堆積したゴミを除去するために開閉自在にされた蓋と、前記付着したゴミを前記ゴミ貯蔵部に落下させるための圧縮空気としての、前記吸い込みダクトから排出される吐出エアーの一部を前記回転回収体に吹付けるべく前記回転回収体の近傍に設けたゴミ除去用エアー吐出ノズルと、を備えてなることを特徴とする建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置。
  2. 再生利用すべく破砕された建設廃棄物から軽量なゴミを吸引して回収する建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置であって、前記ゴミが流れる吸込みダクトの途中位置に設けられ、ゴミの流れと交叉し且つ所定以上の大きさのゴミを付着させるフィルタを有する回転自在な回転回収体と、この回転回収体から落下させられた前記付着したゴミを貯蔵する気密保持されたゴミ貯蔵部と、このゴミ貯蔵部に堆積したゴミを除去するために開閉自在にされた蓋と、前記付着したゴミを前記ゴミ貯蔵部に落下させるための圧縮空気を前記回転回収体に吹付けるべく前記回転回収体の近傍に設けたゴミ除去用エアー吐出ノズルと、を備えてなり、前記回転回収体は、外側ケーシングにより覆われると共に、網部材のフィルタとこれに取り付けられる放射状の複数の網取付用シールプレートを有し、該網取付用シールプレートと前記外側ケーシングの隙間は、前記網取付用シールプレートにより区画された網部材のフィルタの各ブロック内の気密を保持すべく小さくされていることを特徴とする建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置。
  3. 前記回転回収体は、外側ケーシングにより覆われると共に、網部材のフィルタとこれに取り付けられる放射状の複数の網取付用シールプレートを有し、該網取付用シールプレートと前記外側ケーシングの隙間は、前記網取付用シールプレートにより区画された網部材のフィルタの各ブロック内の気密を保持すべく小さくされていることを特徴とする請求項1記載の建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置。
  4. 前記回転回収体の回転回数または時間サイクルに応じて断続的に前記圧縮空気を吹付けること、を特徴とする請求項1、2または3記載の建設廃棄物用集塵装置のゴミ回収装置。
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