JP3410973B2 - ダスト分離装置 - Google Patents

ダスト分離装置

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JP3410973B2
JP3410973B2 JP22538698A JP22538698A JP3410973B2 JP 3410973 B2 JP3410973 B2 JP 3410973B2 JP 22538698 A JP22538698 A JP 22538698A JP 22538698 A JP22538698 A JP 22538698A JP 3410973 B2 JP3410973 B2 JP 3410973B2
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定夫 上山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃車を解体しその
内装材を粉砕することなどによって大量に生じる破砕チ
ップと綿状ゴミとの混合物を分離する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車の内装材,シート,マット
等はゴム,ウレタン等により成形されたプラスチック材
と、これに弾性を与えるための屑状の繊維材との複合材
料によって成形されている。このため廃車を解体した際
に大量に生じるこうした内装材は従来ではリサイクルが
困難であり焼却処分する他なかった。しかし、こうした
廃棄物を焼却すると有害物質が排出され環境破壊につな
がるという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、廃車
解体によって出るこうした内装材等の廃棄物の有効な処
理方法の1つとなり得るダスト分離装置を提供しようと
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本発明に係る
ダスト分離装置は、廃車の内装材等を粉砕機によって粉
砕することにより出来る破砕チップと綿状ゴミとの混合
物を分離する装置であって、上部に真空吸引口を設け下
部に空気補給口を設けた縦円筒形の分離塔内に円形板を
その周囲に通気間隙が存するように水平に支持し、該円
形板上の中心部に空気輸送管によって前記混合物を搬入
させ、破砕チップを円形板の周縁部から落下させるとと
もに綿状ゴミを空気補給口から入って分離塔内を上昇す
る空気流に乗せて真空吸引口に吸引させるようにしたこ
とを特徴とする。
【0005】また本発明は上記にダスト分離装置おい
て、分離塔の略下半部を漏斗状に形成するとともに、該
分離塔内に円形板を上下動自在に吊下支持することによ
り通気間隙を調節可能にしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面と
共に説明する。図1にこの装置全体の系統図を示し、1
は内部にモータにより高速回転する刃材が設けられた回
転ブレード型の粉砕機である。廃車解体により出来た内
装材を該粉砕機1にホッパ2に投入することによって、
図4に示したように、2mm角程度の大きさのゴム或い
はプラスチック等の破砕チップ3に粉砕され、その粉砕
に伴い該内装材から分離した綿状ゴミ4が出来て、該粉
砕チップ3と綿状ゴミ4との混合物5が該粉砕機1の受
け皿6に排出される。
【0007】7は粉砕機1により排出された混合物5を
分離塔10に供給する空気輸送管8のファンモータであ
る。図2の縦断面図に示したように、分離塔10は下半
部が漏斗状なる縦円筒形を呈していて、その上部に真空
吸引口11が設けられ、下部に空気補給口12が設けら
れている。13は該分離塔10中に軸受14により回転
自在に支持されたハンドル軸、15は該ハンドル軸の外
端部に形成されたハンドル、16は該ハンドル軸13に
一端を巻回した吊下チェーンである。17は該吊下チェ
ーンに吊下支持された円形板で、これによって該円形板
17はその周囲に通気間隙18が存するように分離塔1
0内中心に水平に支持される。そして空気輸送管8の先
端開口19を該分離塔10内にて下向きとして該円形板
17の中心に相対向させる。なお、20は空気補給口1
2の下方に配置したチップ回収箱である。
【0008】21は分離塔10上部の真空吸引口11に
吸引側ダクト22を接続したファン、23は該ファン2
1の吹出側に設けられたサイクロン分離器、24は該サ
イクロン分離器23の下部シュート、25はボックス2
6にダストバッグ27をセットしてなる袋詰め機であ
る。なお28は該サイクロン分離器22上部の空気排気
口である。
【0009】この装置では、ファン21を運転し真空吸
引口11より分離塔10内の空気を吸引することによ
り、該分離塔内に図2に矢印で示したような空気補給口
から入って分離塔内を上昇する空気流を形成させる。そ
して円形板17上の中心部に空気輸送管8によって前記
混合物5を搬入させる。そうすると軽い綿状ゴミ4はそ
の空気流に乗って舞い上がり真空吸引口11に吸引され
サイクロン分離器23に送られる。また混合物5中の破
砕チップ3は重いため舞い上がることなく円形板17の
周縁部から落下し該分離塔の内壁面を滑り落ちチップ回
収箱20に落下する。こうして回収された破砕チップ3
は溶融し再生利用可能なものとなる。
【0010】また、サイクロン分離器23では遠心分離
作用によって空気とともに送られてきた綿状ゴミ4が分
離され、該綿状ゴミ4を下部シュート24を経てダスト
バッグ27中に排出させる。そして袋詰め機25のシリ
ンダを作動させて該綿状ゴミ4を該ダストバッグ27中
に圧縮して詰め込まれるようにする。
【0011】この分離塔10では、ハンドル15を操作
しハンドル軸13を回転させることによって吊下チェー
ン16に吊下支持された円形板17が上下動し通気間隙
18の大きさを調節可能であるので、内装材を粉砕する
ことによって出来た混合物5中の破砕チップ3の大きさ
や比重、或いは綿状ゴミ4の性状に合わせて両者の分離
が容易に行われ得るように最適な通気間隙18を設定す
ることができる。即ちこの通気間隙18を適宜設定する
ことによって該分離塔中を上昇する気流の速度を簡単に
調節できるので、チップ回収箱20に落下した破砕チッ
プ3の状況を見ながら該円形板17の高さを調節するこ
とによって常に好ましい分離状態が得られる。
【0012】なお、この実施形態では廃車を解体する際
に出る廃棄物について説明したが、本発明の分離装置は
新車製造時に出る破材を処理する際にも使用可能であ
る。
【0013】
【発明の効果】このように本発明に係るダスト分離装置
によれば、破砕チップと綿状ゴミとの分離が容易に行わ
れるようになるので、廃車解体等によって大量に出る内
装材等の廃棄物を焼却することなくリサイクルを可能に
する有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダスト分離装置の実施の形態を示
す全体の系統図。
【図2】図1の分離塔の拡大縦断面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】内装材粉砕物の斜視図。
【符号の説明】
1 粉砕機 3 破砕チップ 4 綿状ゴミ 5 混合物 8 空気輸送管 10 分離塔 11 真空吸引口 12 空気補給口 15 ハンドル 16 吊下チェーン 17 円形板 18 通気間隙 19 先端開口 20 チップ回収箱 21 ファン 22 吸引側ダクト 23 サイクロン分離器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃車の内装材等を粉砕機によって粉砕す
    ることにより出来る破砕チップと綿状ゴミとの混合物を
    分離する装置であって、上部に真空吸引口を設け下部に
    空気補給口を設けた縦円筒形の分離塔内に円形板をその
    周囲に通気間隙が存するように水平に支持し、該円形板
    上の中心部に空気輸送管によって前記混合物を搬入さ
    せ、破砕チップを円形板の周縁部から落下させるととも
    に綿状ゴミを空気補給口から入って分離塔内を上昇する
    空気流に乗せて真空吸引口に吸引させるようにしたこと
    を特徴とするダスト分離装置。
  2. 【請求項2】 分離塔の略下半部を漏斗状に形成すると
    ともに、該分離塔内に円形板を上下動自在に吊下支持す
    ることにより通気間隙を調節可能にした請求項1に記載
    のダスト分離装置。
JP22538698A 1998-07-23 1998-07-23 ダスト分離装置 Expired - Lifetime JP3410973B2 (ja)

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