JP2702654B2 - 建設廃棄物における集塵装置の回収装置 - Google Patents

建設廃棄物における集塵装置の回収装置

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JP2702654B2
JP2702654B2 JP5000008A JP893A JP2702654B2 JP 2702654 B2 JP2702654 B2 JP 2702654B2 JP 5000008 A JP5000008 A JP 5000008A JP 893 A JP893 A JP 893A JP 2702654 B2 JP2702654 B2 JP 2702654B2
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洋一 木内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、集塵装置の回収装置
に係り、更に詳細には、建設廃棄物を破砕して細粒分を
再利用する破砕設備に使用される建設廃棄物における集
塵装置の回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設廃棄物としての例えばアスファルト
・コンクリート、コンクリート塊は、リサイクル法の指
定副産物に指定され再生利用を促進する様定められてい
るが、前記廃棄物を再生利用する場合、廃棄物を破砕し
て路盤材等に使用される。また、アスファルト・コンク
リートの場合には、路盤材以外にアスファルト合材とし
て加熱して使用されるものである。
【0003】このアスファルト・コンクリート、コンク
リート塊が各現場より工場(破砕設備)に入荷される場
合、このアスファルト・コンクリート、コンクリート塊
に木屑、ビニール袋、軍手等のゴミが混入されている場
合が多く、このゴミが再生利用する場合に問題となり、
再生利用のさまたげとなっているのが現状である。
【0004】混入された木屑、ビニール袋、軍手等のゴ
ミは、アスファルト・コンクリート、コンクリート塊に
混入されたまま破砕設備を通過し、アスファルト・コン
クリート、コンクリート塊と一緒に破砕された後、ベル
トコンベアで搬送される。このコンベアで搬送される
際、例えばベルトコンベア上で作業者の目視によりゴミ
を除去するか、又は破砕された後、オーバサイズの篩で
除去されている。さらに除去されずに残ったゴミは、破
砕設備の途中に設けられた集塵装置の吐出空気又は吸込
空気によって製品と分別され、ブロアによってダクトを
経由し、集塵機で集塵されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の集塵機でゴミを集塵すると、破砕された細粒分もゴ
ミと一緒に集塵されてしまう。この細粒分は再使用可能
なため、一次集塵機のノックアウトボックス又はサイク
ロンでゴミを集塵し、細粒分はバグフィルタにより集塵
され再使用するようになっているが、一次集塵機で集塵
したゴミには細粒分も侵入し、複数の集塵機が必要にな
るという問題があった。
【0006】また、ブロワにより吸込まれたゴミ、及び
破砕されたゴミが集塵機の風量調整ダンパー又はダクト
の曲り部分等に引っかかったり、そのゴミによる流速の
変動により細粒分、特に細粒分の大きめのものがダクト
内に堆積することがあり、ブロワの吸引能力の低下が起
るという問題があった。
【0007】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、サイクロン及びノックアウトボックス等を使用
せずに建設廃棄物の再生材料からなる細粒分を回収する
と共に、集塵機の吸引能力の低下を生じさせないように
した建設廃棄物の集塵装置の回収装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1による発明の建設廃棄物における集塵装置
の回収装置は、破砕して再利用する細粒分Cからなる建
設廃棄物の流下位置に、吐出空気を吐出する吐出フード
33の吐出口と集塵機に吸込まれる吸込みフード35の
吸込口とを間隔をあけて対向して設け、該吸込みフード
35側の吸込口に、吐出フード33の吐出空気の流れに
対して交差方向に延設したゴミ回収装置37に網目状帯
39を設け、該網目状帯39を駆動ローラ41と従動ロ
ーラ43とにより回転自在に巻回し、付着したゴミを吸
込みフード35外に落下させて回収するゴミホッパー4
9を設け、前記吐出空気と接触して網目状帯39を通り
ゴミを除いて集塵機に吸引される再生材料の細粒分と、
ゴミと細粒分を除いてホッパー29のベルトコンベア2
1,13に流下する大きな細粒分とを回収することを特
徴とするものである。
【0009】請求項2による発明の建設廃棄物における
集塵装置の回収装置は、破砕して再利用する細粒分Cか
らなる建設廃棄物の流下位置に、吐出空気を吐出する吐
出フード33の吐出口と集塵機に吸込まれる吸込みフー
ド35の吸込口とを間隔をあけて対向して設け、該吸込
みフード35側の吸込口に、吐出フード33の吐出空気
の流れに対して交差方向に延設したゴミ回収装置37に
網目状帯39を設け、該網目状帯39をシリンダ53に
装着されたピストンロッド55を固定して伸縮自在に移
動し、付着したゴミを吸込みフード35外に落下させて
回収するゴミホッパー49,57を設け、前記吐出空気
と接触して網目状帯39を通りゴミを除いて集塵機に吸
引される再生材料の細粒分と、ゴミと細粒分を除いてホ
ッパー29のベルトコンベア21,13に流下する大き
な細粒分とを回収することを特徴とするものである。
【0010】請求項3による発明の建設廃棄物における
集塵装置の回収装置は、破砕して再利用する細粒分Cか
らなる建設廃棄物の流下位置に、起振体65の作動で振
動選別する振動篩23とダクト67から集塵機に吸込ま
れる吸込みフード69の吸込口とを間隔をあけて対向し
て設け、該吸込みフード69側の吸込口に、吸入空気の
流れに対して交差方向に延設したゴミ回収装置71に網
目状帯73を設け、該網目状帯73を駆動ローラ75と
従動ローラ77とにより回転自在に巻回し、付着したゴ
ミを吸込みフード69外に落下させて回収するゴミホッ
パー83を設け、前記振動篩23により浮き上ったゴミ
が網目状帯73を通りゴミを除いて集塵機に吸引される
再生材料の細粒分と、ゴミと細粒分を除いて振動篩23
からベルトコンベア27に流下する大きな細粒分Cとを
回収することを特徴とするものである。
【0011】請求項4による発明の建設廃棄物における
集塵装置の回収装置は、破砕して再利用する細粒分Cか
らなる建設廃棄物の流下位置に、起振体65の作動で振
動選別する振動篩23とダクト67から集塵機に吸込ま
れる吸込みフード69の吸込口とを間隔をあけて対向し
て設け、該吸込みフード69側の吸込口に、吸入空気の
流れに対して交差方向に延設したゴミ回収装置71に網
目状帯73を設け、該網目状帯73をシリンダ85に装
着されたピストンロッド87を固定して伸縮自在に移動
し、付着したゴミを吸込みフード69外に落下させて回
収するゴミホッパー83,89を設け、前記振動篩23
により浮き上ったゴミが網目状帯73を通りゴミを除い
て集塵機に吸引される再生材料の細粒分と、ゴミと細粒
分を除いて振動篩23からベルトコンベア27に流下す
る大きな細粒分Cとを回収することを特徴とするもので
ある。
【0012】
【作用】この発明の建設廃棄物における集塵装置の回収
装置を採用することにより、破砕設備で破砕された建設
廃棄物の細粒分はゴミと一緒に、吐出空気と吸込空気に
よって集塵装置のゴミ回収の吸込みフード内に送られ
る。この吸込みフード近傍に設けられた網目状帯からな
るゴミ回収装置に建設廃棄物のゴミが付着されて集塵機
には再生材料の細粒分のみが集塵される。
【0013】前記ゴミ回収装置に付着された建設廃棄物
のゴミは、この回収装置をゴミ回収の吸込みフード外に
網目状帯を回転自在に巻回することによってゴミ回収ホ
ッパーに回収され廃棄される。ゴミと細粒分とを除いた
大きな再生材料の細粒分は流下して回収される。
【0014】また、ゴミ回収装置は、この回収装置をゴ
ミ回収の吸込みフード外に網目状帯を伸縮自在に移動す
ることによってゴミ回収ホッパーに回収され廃棄され
る。
【0015】また、振動篩により浮き上ったゴミが網目
状帯を通りゴミを除いて集塵機に吸込まれ、再生材料の
細粒分として回収される。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0017】図6にはアスファルト・コンクリート、コ
ンクリート塊などの建設廃棄物を処理する破砕設備のフ
ローチャートが示されている。図6において、原石Sは
原石ホッパー1に投入された後、振動グリズリーフィー
ダ3に送られる。この振動グリズリーフィーダ3にて例
えば粒径が40〜50mmより小さいものと大きいものと
に分けられて、40〜50mmより小さい粒径の原石Sは
ベルトコンベア5,7を経て製品ストックヤード9Aに
ストックされる。
【0018】前記振動グリズリーフィーダ3にて分けら
れた40〜50mmより大きい粒径の原石Sは一次クラッ
シャ11へ投入され、破砕されてベルトコンベア13へ
送られる。アスファルト・コンクリート、コンクリート
塊などの建設廃棄物からなる切削材Gは切削材ホッパー
15に投入された後、前記ベルトコンベア13へ送られ
る。
【0019】このベルトコンベア13に送られた一次ク
ラッシャで破砕された砕石と切削材Gはこのベルトコン
ベア13で搬送され、二次クラッシャ17に送られる。
この二次クラッシャ17にて細粒分Cに破砕された後、
ベルトコンベア19,21を経て振動篩23に送られ
る。この振動篩23で一定の大きさに振い分けられて一
定の大きさより細かい細粒分Cはベルトコンベア25を
経て製品ストックヤード9Bにストックされる。
【0020】前記振動篩23で振い分けられた一定の大
きさより大きい細粒分Cはベルトコンベア27を経て前
記ベルトコンベア13に搬送され、さらに再度二次クラ
ッシャ17へ送られて破砕される。前記製品ストックヤ
ード9A,9Bにストックされた製品はアスファルト再
生プラントへ、又は路盤材として使用される。
【0021】例えばベルトコンベア21又は13の上方
にはシュート29が設けられている。したがって、ベル
トコンベア19又は27上の建設廃棄物の細粒分C及び
ゴミは、ベルトコンベア19又は27の走行移動によっ
てベルトコンベア19又は27から落されてシュート2
9を経て、ベルトコンベア21又は13に移送されるも
のである。
【0022】前記ベルトコンベア19(27)とシュー
ト29との間には、図1に示されているように集塵装置
31が設けられている。図1において、この集塵装置3
1は前記ベルトコンベア19(27)の下方位置に設け
られ、図示省略のブロワによって吐出空気を吐出させる
吐出フード33と、この吐出フード33と適宜な間隔で
もって相対向して設けられたゴミ回収の吸込みフード3
5と、この吸込みフード35の図1において吸込み空気
の風下側図示省略の集塵機及び吸込みブロワとで構成さ
れている。
【0023】前記吸込みフード35の先端部(図1にお
いて右端部)にはゴミ回収装置37が設けられている。
このゴミ回収装置37を構成している一部の網目状帯3
9が前記吐出空気の流れに対して交差方向の例えば直角
方向(図1において前後方向)に延伸して移動可能に設
けられている。
【0024】この網目状帯39はエンドレス状になって
おり、吸込みフード35の右側に回転自在に支承された
駆動ローラ41と、吸込みフード35の左側に回転自在
に支承された従動ローラ43とに巻回されている。前記
駆動ローラ41には出力軸45が装着されており、また
この出力軸45には駆動モータ47が連結されている。
【0025】上記構成により、駆動モータ47を駆動せ
しめると、出力軸45を介して駆動ローラ41が回転さ
れる。この駆動ローラ41の回転により網目状帯39が
矢印方向へ走行移動されることになる。
【0026】前記吸込みフード35の前側で、かつ網目
状帯39の左側の下方位置にはゴミホッパー49が設け
られている。また、このゴミホッパー49の下方位置に
はベルトコンベア51が設けられている。
【0027】上記構成により、建設廃棄物の細粒分Cと
ゴミがベルトコンベア19(27)から落されてホッパ
ー29を経てベルトコンベア21(13)上に載り次工
程へ移送されている間、吐出フード33から吸込みフー
ド35へ向けて吐出空気が吐出され吸込みブロワにより
集塵機に吸込まれている。この吐出、吸込両方の空気の
圧力により、ゴミは集塵機に吸込まれると共に網目状帯
39の網目の大きさより大きな細粒分Cを主体にしたゴ
ミが網目状帯39に噴き付けられると共に吸着される。
この時網目の大きさより大きな細粒分Cは比重が大きい
為網目状帯39に吸着されずそのまま落下する。
【0028】ゴミを吸着させた網目状帯39を駆動モー
タ47の駆動により矢印で示したごとく移動させて、ゴ
ミホッパー49の上に移動した時吸込空気及び吐出空気
の影響を受けなくなり重力によりゴミはホッパー49に
自然落下する。ゴミはゴミホッパー49を経てベルトコ
ンベア51上に載せて別の場所へ搬送されることにな
る。
【0029】このように、建設廃棄物のゴミは網目状帯
39に吸着(付着)されて回収されるようになり、ゴミ
と再生材料の細粒分Cと分けるサイクロン又はノックア
ウトボックスを使用することがなくなり、不要となる。
また、集塵機内の風量ダンパー又はダクトの曲り部分な
どにゴミやその為の細粒分Cが引っかかるようなことが
なくなり、ブロワの吸引能力の低下がなくなる。
【0030】図2には図1に代る他の実施例が示されて
いる。図2において図1における部品と同じ部品には同
一符号を付すと共に、異なっている点について説明す
る。すなわち、図2において網目状帯39の前端には、
シリンダ53に装着されたピストンロッド55の先端が
固定されている。また、吸込みフード35の左側にはゴ
ミホッパー49が設けられていると共に、吸込みフード
35の右側には別のゴミホッパー57が設けられてい
る。それ以外の構成は図1と同じであるため説明を省略
する。
【0031】上記構成により、建設廃棄物の細粒分Cと
ゴミがベルトコンベア19(27)から落とされてシュ
ート29を経てベルトコンベア21(13)上に載り次
工程へ移送されている間、吐出フード33から吸込みフ
ード35へ向けて吐出空気が吐出されて吸込みブロワに
より集塵機に吸込まれている。この吐出、吸込両方の空
気の圧力により、ゴミは集塵機に吸込まれると共に網目
状帯39の網目の大きさより大きな細粒分Cを主体とし
てゴミが網目状帯39に噴き付けられると共に吸着され
る。この時網目の大きさにより大きな細粒分Cは比重が
大きい為網目状帯39に吸着されずそのまま落下する。
【0032】ゴミを吸着させた網目状帯39をシリンダ
53の作動によりピストンロッド55を図2において突
出せしめると、網目状帯39が右側へ移動しゴミホッパ
ー57の直上位置に停止される。この状態において網目
状帯39に吸着されたゴミは吸込、吐出両方の空気の影
響を受けなくなり重力によりゴミはゴミホッパー57に
回収される。また、網目状帯39の左部にゴミが吸着さ
れた場合には、シリンダ53を作動させピストンロッド
55を縮めることにより図2に示した状態となって、ゴ
ミは吸込、吐出両方の空気の影響を受けなくなり重力に
よりゴミはゴミホッパー49に回収されることになる。
この実施例においても、上述した実施例と同様な効果を
奏するものである。
【0033】図6において、ベルトコンベア21と振動
篩23との間には、別の集塵装置59が設けられてい
る。この集塵装置59が設けられている振動篩23は図
4に示されているように、振動篩本体61内には、上下
方向へ複数段の網63A,63B,63Cが設けられて
いる。また図4の網63Aにおいて右上方位置には起振
体65が設けられている。
【0034】上記構成により、ベルトコンベア21上に
載せられて搬送されてきた前記細粒分C及びゴミは、起
振体65の作動で振動されている網63A上に載せられ
る。この網63Aの振動により網63Aの網目の大きさ
より小さな細粒分Cは落下し、網63B上に載る。網6
3Aの網目の大きさより大きな細粒分Cはベルトコンベ
ア27上に載せられる。
【0035】前記網63B上に載った細粒分Cは網63
Bの振動により網63Bの網目の大きさより小さな細粒
分Cは落下し網63C上に載る。網63Bの網目の大き
さより大きな細粒分Cは供給口61Aより落下し、図示
省略の例えばベルトコンベアで移送される。
【0036】前記網63C上に載った細粒分Cは網63
Cの振動により網63Cの網目の大きさより小さな細粒
分Cは供給口61Bより落下し、図示省略の例えばベル
トコンベアで移送される。また網63Cの網目の大きさ
より大きな細粒分Cは供給口61Cより落し、図示省略
の例えばベルトコンベアで移送される。
【0037】このように、ベルトコンベア21で搬送さ
れてきた細粒分Cは振動篩23によって数種類(本実施
例で3種類)の大きさに区分されることになる。
【0038】前記振動篩23のほぼ中央の上方位置、場
合によっては振動篩左端には、図3、図4に示されてい
るように集塵装置59が設けられている。この集塵装置
59は図示省略の集塵機及び吸込みブロワに連結された
ダクト67と、このダクト67の先端部には吸込みフー
ド69とで構成されている。
【0039】上記構成により、集塵機及び吸込みブロワ
を作動せしめると、吸込みフード69より吸込空気が矢
印のごとく吸込まれることになる。この吸込空気により
ゴミが集塵機へ吸引される。なお、ダクト67内にはダ
ンパー67Aが設けられているものもある。
【0040】前記吸込みフード69の先端部には回収装
置71が設けられている。この回収装置71の一部を構
成している回収体としての例えば網目状帯73が吸込空
気の流れに対して交差方向としての例えば直角方向(図
3において左右方向)へ延伸して移動可能に設けられて
いる。
【0041】この網目状帯73はエンドレス状となって
おり、吸込みフード69の図3において右側に回転自在
に支承された駆動ローラ75と、吸込みフード69の図
3において左側に回転自在に支承された従動ローラ77
とに巻回されている。前記駆動ローラ75には出力軸7
9が装着されており、またこの出力軸79には駆動モー
タ81が連結されている。
【0042】上記構成により、駆動モータ81を駆動せ
しめると、出力軸79を介して駆動ローラ75が回転さ
れる。この駆動ローラ75の回転により網目状帯73が
矢印方向へ走行移動されることになる。
【0043】前記振動篩23の右側で、かつ網目状帯7
3の右側の下方位置にはゴミホッパー83が設けられて
いる。
【0044】上記構成により、建設廃棄物の細粒分Cと
ゴミがベルトコンベア21から振動篩23へ送られて細
粒分Cを数種類の大きさに振い分けしている間、振動篩
により浮き上がったゴミは吸込みフード69からの吸込
空気と振動篩23の網下よりの吹き上げ空気により、網
目状帯73の網目の大きさより大きなゴミは網目状帯7
3に吸着される。
【0045】ゴミを吸着させた網目状帯73を駆動モー
タ81の駆動により矢印で示したごとく移動させて、ゴ
ミホッパー83の上に移動した時吸込空気の影響を受け
なくなり重力によりゴミはホッパー83に自然落下し、
ゴミホッパー83に一時的に貯留されるか図示省略の例
えばベルトコンベアによって別の場所に搬送される。上
述した構成と作用により、上述した実施例と同様の効果
を奏するものである。
【0046】図5には図3に代る他の実施例が示されて
いる。図5において図3における部品と同じ部品には同
一符号を付すと共に、異なっている点について説明す
る。すなわち、図5において網目状帯73の右端には、
シリンダ85に装着されているピストンロッド87の先
端が固定されている。また、前記振動篩23の右側には
ゴミホッパー83が設けられていると共に、振動篩23
の左側には別のゴミホッパー89が設けられている。そ
れ以外の構成は図3と同じであるため説明を省略する。
【0047】上記構成により、建設廃棄物の細粒分Cと
ゴミがベルトコンベア21から振動篩23へ送られて細
粒分Cを数種類の大きさに振い分けしている間、振動篩
により浮き上がったゴミは吸込みフード69からの吸込
空気と振動篩23の網下よりの吹き上げ空気により、網
目状帯73の網目の大きさにより大きなゴミが図5に示
したごとき状態の網目状帯73に吸着される。
【0048】この状態で、シリンダ85の作動によりピ
ストンロッド87を突出せしめて網目状帯73をゴミホ
ッパー89の直上に位置決め停止させる。この状態で網
目状帯73に吸着されているゴミは吸込空気の影響を受
けなくなり重力によりゴミはゴミホッパー89に一時的
に貯留されるか図示省略の例えばベルトコンベアによっ
て別の場所に搬送される。
【0049】また、網目状帯73の右部にゴミが吸着さ
れた場合には、シリンダ85を作動せしめてピストンロ
ッド87を縮めることにより図5に示した状態となっ
て、吸込空気の影響を受けなくなり重力によりゴミはゴ
ミホッパー83に一時的に貯留されるか図示省略の例え
ばベルトコンベアによって別の場所に搬送される。
【0050】この実施例においても、図3における実施
例と同様な効果を奏するものである。
【0051】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。上述した実施例にお
いて、図1,図2の吸込みフード35,69は網目状帯
39,73を覆っているが、このエンドレス状の網目状
帯39,73の帯間に吸込みフード35,69の吸込口
を設けてもよい。また、図4の振動篩23は網目状であ
るが、平板状の重力振動篩であってもよいものである。
【0052】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、建設廃棄物のゴミは網目
状帯に吸着(付着)されてゴミホッパーに回収される。
ゴミ以外の再生材料である細粒分は網目状帯を通過し、
吸込みフードから集塵機に回収され、ゴミと細粒分を除
いた流下する大きな細粒分はベルトコンベアに回収され
る。
【0053】建設廃棄物のゴミが回収装置に付着して回
収され、集塵機にはほとんど集塵されないようにしたの
で、サイクロン又はノックアウトボックスを使用するこ
とがなくなり不要となる。また、集塵機内のダンパー又
はダクトの曲り部分などにゴミやその為の細粒分が引っ
かかるようなことがなくなり、集塵機の吸引能力の低下
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した一実施例の集塵装置の斜視
図である。
【図2】図1に代る他の実施例の集塵装置の斜視図であ
る。
【図3】この発明を実施した他の実施例の集塵装置の斜
視図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿った断面図であ
る。
【図5】図3に代る他の実施例の集塵装置の斜視図であ
る。
【図6】この発明を実施するための建設廃棄物を処理す
る破砕設備のフローチャートである。
【符号の説明】
13,19,21 ベルトコンベア 23 振動篩 27 ベルトコンベア 29 シュート 31 集塵装置 33 吐出フード 35 吸込みフード 37 ゴミ回収装置 39 網目状帯(回収体) 49,57 ゴミホッパー 59 集塵装置 69 吸込みフード 71 回収装置 73 網目状帯 83,89 ゴミホッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B09B 5/00 ZAB B09B 5/00 ZABL

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕して再利用する細粒分Cからなる建
    設廃棄物の流下位置に、吐出空気を吐出する吐出フード
    33の吐出口と集塵機に吸込まれる吸込みフード35の
    吸込口とを間隔をあけて対向して設け、該吸込みフード
    35側の吸込口に、吐出フード33の吐出空気の流れに
    対して交差方向に延設したゴミ回収装置37に網目状帯
    39を設け、該網目状帯39を駆動ローラ41と従動ロ
    ーラ43とにより回転自在に巻回し、付着したゴミを吸
    込みフード35外に落下させて回収するゴミホッパー4
    9を設け、前記吐出空気と接触して網目状帯39を通り
    ゴミを除いて集塵機に吸引される再生材料の細粒分と、
    ゴミと細粒分を除いてホッパー29のベルトコンベア2
    1,13に流下する大きな細粒分とを回収する建設廃棄
    物における集塵装置の回収装置。
  2. 【請求項2】 破砕して再利用する細粒分Cからなる建
    設廃棄物の流下位置に、吐出空気を吐出する吐出フード
    33の吐出口と集塵機に吸込まれる吸込みフード35の
    吸込口とを間隔をあけて対向して設け、該吸込みフード
    35側の吸込口に、吐出フード33の吐出空気の流れに
    対して交差方向に延設したゴミ回収装置37に網目状帯
    39を設け、該網目状帯39をシリンダ53に装着され
    たピストンロッド55を固定して伸縮自在に移動し、付
    着したゴミを吸込みフード35外に落下させて回収する
    ゴミホッパー49,57を設け、前記吐出空気と接触し
    て網目状帯39を通りゴミを除いて集塵機に吸引される
    再生材料の細粒分と、ゴミと細粒分を除いてホッパー2
    9のベルトコンベア21,13に流下する大きな細粒分
    とを回収する建設廃棄物における集塵装置の回収装置。
  3. 【請求項3】 破砕して再利用する細粒分Cからなる建
    設廃棄物の流下位置に、起振体65の作動で振動する振
    動篩23とダクト67から集塵機に吸込まれる吸込みフ
    ード69の吸込口とを間隔をあけて対向して設け、該吸
    込みフード69側の吸込口に、吸入空気の流れに対して
    交差方向に延設したゴミ回収装置71に網目状帯73を
    設け、該網目状帯73を駆動ローラ75と従動ローラ7
    7とにより回転自在に巻回し、付着したゴミを吸込みフ
    ード69外に落下させて回収するゴミホッパー83を設
    け、前記振動篩23により浮き上ったゴミが網目状帯7
    3を通りゴミを除いて集塵機に吸引される再生材料の細
    粒分と、ゴミと細粒分を除いて振動篩23からベルトコ
    ンベア27に流下する大きな細粒分Cとを回収する建設
    廃棄物における集塵装置の回収装置。
  4. 【請求項4】 破砕して再利用する細粒分Cからなる建
    設廃棄物の流下位置に、起振体65の作動で振動する振
    動篩23とダクト67から集塵機に吸込まれる吸込みフ
    ード69の吸込口とを間隔をあけて対向して設け、該吸
    込みフード69側の吸込口に、吸入空気の流れに対して
    交差方向に延設したゴミ回収装置71に網目状帯73を
    設け、該網目状帯73をシリンダ85に装着されたピス
    トンロッド87を固定して伸縮自在に移動し、付着した
    ゴミを吸込みフード69外に落下させて回収するゴミホ
    ッパー83,89を設け、前記振動篩23により浮き上
    ったゴミが網目状帯73を通りゴミを除いて集塵機に吸
    引される再生材料の細粒分と、ゴミと細粒分を除いて振
    動篩23からベルトコンベア27に流下する大きな細粒
    分Cとを回収する建設廃棄物における集塵装置の回収装
    置。
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