JP2002239466A - 食品コンベアの夾雑物除去装置 - Google Patents

食品コンベアの夾雑物除去装置

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JP2002239466A
JP2002239466A JP2001036594A JP2001036594A JP2002239466A JP 2002239466 A JP2002239466 A JP 2002239466A JP 2001036594 A JP2001036594 A JP 2001036594A JP 2001036594 A JP2001036594 A JP 2001036594A JP 2002239466 A JP2002239466 A JP 2002239466A
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Japan
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conveyor
air
food
net
housing
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JP2001036594A
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English (en)
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Shizuo Hikita
静男 疋田
Yoshihisa Okamoto
能久 岡本
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KAMUSA SHOJI KK
Kamusa Shoji KK
Original Assignee
KAMUSA SHOJI KK
Kamusa Shoji KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内部を大気圧より低い圧力に保持した筐体の開
口部に環状に形成した網状のベルトによって覆い、この
ベルトへ向けて食品を投射することにより夾雑物を吸着
して除去する装置において、前記筐体の内部に作用する
負圧の漏洩を可及的に抑制する手段を設けた風力選別機
を得ることにある。 【解決手段】上記課題は、食品を投入するための第1コ
ンベアと風力選別機を設けた第2コンベアとを有し、前
記第1コンベアに食品を吹き飛ばすための空気ノズルを
設け、第2コンベアに設けた風力選別機に前記空気ノズ
ル方向へ開く開口と排風用送風機を備えた筐体を設ける
とともに、前記開口の前面を覆う周回ネットを前記筐体
の外面に巻回することによって構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシラス魚から煮干しを
製造するのに好適な食品コンベアに関するものであり、
特に、その食品コンベアに設けられた夾雑物除去装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、煮干しを製造する食品コンベアに
おいて、煮干しの材料であるシラス魚の中に混入する小
えびを排除するのに風選装置が使用されている(例え
ば、特開2000−229267号公報)。そこでは、
内部を負圧にした吸入箱が設けられ、その内部に案内ロ
ーラと、それに支持されてコンベアベルト形の移動する
ネットとが設けられている。そして、前段のコンベアか
ら吹き飛ばされてくるシラス魚を斜め下向きに設置され
た前記ネットで受けることによってシラス魚の中に混入
した小えびなどを吸着して分離する技術が記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
夾雑物除去装置では前記コンベアベルト形のネットの前
面が前記吸入箱の内部に支持したローラによって支持さ
れているので、このネットに付着した夾雑物を除去する
ため、ネットの後部を一旦吸入箱の外へ引き出す構成を
採っている。そこで、吸入箱にはネットを通過させるた
めの通過孔を多数設ける必要があり、その通過孔を通し
て吸入箱の中へ外部の空気が流入した。そのため、吸入
箱の内部の負圧を維持するのに大型の送風機を必要とし
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、食品を
投入するための第1コンベアと風力選別機を設けた第2
コンベアとを有し、前記第1コンベアに食品を吹き飛ば
すための空気ノズルを設け、第2コンベアに設けた風力
選別機に前記空気ノズル方向へ開く開口と排風用送風機
を備えた筐体を設けるとともに、前記開口の前面を覆う
周回ネットを前記筐体の外面に巻回することによって解
決される。そこでは、前記筐体は水平方向に配された上
下2本のガイドローラを支持した側板と両ガイドローラ
の背面に配された水平方向の上板と下板、およびそれら
上板と下板とを連結する裏板とで構成するのが好まし
い。
【0005】
【作用】第1コンベアによって移送された食品材料は、
空気ノズルにより第2コンベアに設けた風力選別機の周
回ネットへ向けて吹き飛ばされる。吹き飛ばされた食品
材料は周回ネットへ当たり重力によって第2コンベア上
へ落下する製品と、周回ネットによりごみ受け箱へ運ば
れる夾雑物とが分離される。
【0006】
【発明の実施の態様】図1中、10は本願発明の煮干し
製造の材料であるシラス魚の中から夾雑物を除去するた
めの除去装置である。除去装置10は茹で釜11からシ
ラス魚を引き上げるための引き上げコンベア12と、そ
れに連続して設けられた選別コンベア13とを有し、引
き上げコンベア12によって移送されてくるシラス魚
は、選別コンベア13とへと空中を飛んで移動する。
【0007】前記引き上げコンベア12は台枠12aに
傾斜して支持させたフレーム12bの下方端に支持され
た始端ローラ12cと、終端近傍に設けられた2個の終
端ローラ12d、12dの間に巻回させたコンベアベル
ト12eを有する。コンベアベルト12eは合成樹脂製
のネットによって表裏の通気が可能に作られており、電
動機12fによって下方から上方へ向けて駆動される。
上記引き上げコンベア12の始端をなす前記始端ローラ
12cは、茹で釜11の湯の中に浸漬されており、熱湯
とともに流動してくるシラス魚がコンベアベルト12e
によって茹で釜11の外へ引き上げられる。
【0008】引き上げコンベア12の終端にはコンベア
ベルト12eを2個の終端ローラ12d、12dによっ
て支持して傾斜させた傾斜部14が設けられ、その背面
には空気ノズル15がコンベアベルト12eを通して後
述する風力選別機20の前面へ向けて開口させてある。
よって、コンベアベルト12eにより移送されてくるシ
ラス魚は空気ノズル15から吹き出す強い空気流によっ
てコンベアベルト12eの上から離れ、風力選別機20
へ向けて吹き飛ばされる。すなわち、前記傾斜部を設け
ることにより、シラス魚を低い角度で次段の選別コンベ
ア13へ吹き飛ばすことが可能になる。
【0009】選別コンベア13は引き上げコンベア12
から移送されるシラス魚を下方から上方へ向けて移動さ
せ、終端に設けた製品の受け箱16へ送るもので、台枠
と一体によって支持される傾斜したフレーム13aを有
する。フレーム13aは上下のローラ13b、13cを
支持しており、それらのローラ13b、13cにはコン
ベアベルト13dが巻回され、駆動される。
【0010】20は選別コンベア13上に設置した風力
選別機である。風力選別機20は前段の引き上げコンベ
ア12から飛ばされてくるシラス魚の中から夾雑物を除
去するため設けられたもので、フレーム13a上に固定
したベース21に支脚22を介して支持した筐体23を
有する。
【0011】筐体23は図1、図2から明らかなよう
に、両側に配置された大きな側板31、31の間に、板
材を折曲げて上板32、下板33、および裏板34との
3枚からなる断面コ字状の部材を挟持して構成されてい
る。よって、筐体23は前記引き上げコンベア12に面
した前面と、排風筒23a、23aを設けた両側面も、
その排風筒23a、23aを介して大気に開口してい
る。25は前記排風筒23a、23a内に設けられた排
風用送風機である。
【0012】24は筐体23の前面に取り付けられた飛
散防止ネットである。飛散防止ネット24は前記筐体2
3の開口の直前に設けられており、上面および両側面の
3面を持つ略下向きコ字形をしている。かくて、引き上
げコンベア12から飛ばされてくるシラス魚が選別コン
ベア13の外へ飛散するのを防止するとともに、風力選
別機20の前面の開口へ案内する。
【0013】前記筐体23には前面の開口の上下の縁に
設けた2個と、後方に設けた3個からなるガイドローラ
26、26が設けてある。それらガイドローラ26、2
6は大きな側板31、31の間に回動自在に支持されて
おり、そこには前記引き上げコンベア12のコンベアベ
ルト12eと同一の材料によって作られた周回ネット2
7が巻きつけてある。よって、前記筐体23前面の開口
は周回ネット27によって覆われる。よって、筐体23
の内部は排風用送風機25が起動すると、空気が両排風
筒23aから側面へ排出される一方で、前面の開口から
大気が吸入されるから、周回ネット27の表面に負圧が
作用する。
【0014】また、前記後方に設けた3個のガイドロー
ラ26、26のうちの1個は、チェーンを介して駆動電
動機28に接続されており、周回ネット27はその駆動
電動機28によって駆動され、筐体23の外方で周回す
る。29は周回ネット27に付着した異物を排除する除
去手段であり、回転するブラシ29aと周回ネット27
の裏面へ向けて空気を吹き出すノズル29bとを有す
る。よって、周回ネット27に付着して周回してくる夾
雑物がごみ受け箱29cの中へ吹き飛ばされる。
【0015】除去装置10は以上のように構成されてい
るので、茹で釜11から引き上げられたシラス魚が引き
上げコンベア12上を傾斜部14に達すると、空気ノズ
ル15から吹き出す高速の空気によって吹き飛ばされ、
飛散防止ネット24内を通過して筐体23の前面にある
周回ネット27へ衝突する。衝突により速度を失ったシ
ラス魚は重力によって選別コンベア13のコンベアベル
ト13d上へ落下し、受け箱16の中へ運ばれる。
【0016】他方、シラス魚に混入した子えびその他の
夾雑物は嵩比重が小さい、すなわち、風体が大きい割り
に重量が軽いので、周回ネット27を通して筐体23の
中へ流入する空気の圧力によって、周回ネット27の外
面へ吸着される。よって、シラス魚と夾雑物とは、この
段階で分離される。
【0017】分離された夾雑物は周回ネット27ととも
に筐体23の上面へ移動すると、流入する空気の作用を
受けなくなるので、後上側のガイドローラ26に至ると
重力でごみ受け箱29cの中へ落下する。重力の作用だ
けでは落下しなかった夾雑物は周回ネット27が前記ガ
イドローラ26によって折り返された後、ブラシ29a
によって擦られた上、ノズル29bから噴出す空気によ
って排除されごみ受け箱29cの中へ落下する。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、周回ネットは
筐体の外面に巻回され、その一部が筐体の開口を覆うも
のであるから、筐体には周回ネットを挿通するための孔
を設ける必要がなく、構造が簡単であるとともに、吸引
圧力の損失がなく経済的な運転が可能になる。請求項2
の発明によれば、筐体を構成する側板に開口縁に沿って
ガイドローラを支持させたから、ガイドローラの支持構
造が簡単である。また、周回ネットが側板によって幅方
向に案内されるので開口からずれることがなく、吸引圧
力の損失を最少にすることができる。などの効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態である除去装置を備えた
コンベアの側面図である。
【図2】図1中のII―II断面図である。
【符号の説明】
10・・・・除去装置 11・・・・茹で釜 12・・・・引き上げコンベア 12a・・・台枠 12b・・・フレーム 12c・・・始端ローラ 12d・・・終端ローラ 12e・・・コンベアベルト 12f・・・電動機 13・・・・選別コンベア 13a・・・フレーム 13b,13c・・・ローラ 13d・・・コンベアベルト 14・・・・傾斜部 15・・・・空気ノズル 16・・・・受け箱 20・・・・風力選別機 21・・・・ベース 22・・・・支脚 23・・・・筐体 23a・・・排風筒 24・・・・飛散防止ネット 25・・・・排風用送風機 26・・・・ガイドローラ 27・・・・周回ネット 28・・・・駆動電動機 29・・・・除去手段 29a・・・ブラシ 29b・・・ノズル 29c・・・ごみ受け箱 31・・・・側板 32・・・・上板 33・・・・下板 34・・・・裏板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品を投入するための第1コンベアと風力
    選別機を設けた第2コンベアとを有し、前記第1コンベ
    アに食品を吹き飛ばすための空気ノズルを設け、第2コ
    ンベアに設けた風力選別機に前記空気ノズル方向へ開く
    開口と排風用送風機を備えた筐体を設けるとともに、前
    記開口の前面を覆う周回ネットを前記筐体の外面に巻回
    してなる食品コンベアの夾雑物除去装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記筐体は水平方向に
    配された上下2本のガイドローラを支持した側板と両ガ
    イドローラの背面に配された水平方向の上板と下板、お
    よびそれら上板と下板とを連結する裏板とで構成してな
    る食品コンベアの夾雑物除去装置。
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