JP2008057913A - 穀物乾燥装置における排塵機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】夾雑物を効率よく排除できる。
【解決手段】穀物に付着している夾雑物を剥ぎ取り、剥ぎ取った夾雑物をすぐに吸引排除するのではなく、一旦、上スクリュー64に搬送される穀物上に落下させてから、落下した穀物を排塵箱88から吸引排除する。これにより、籾に付着している芒や小麦表面を包んでいる甘皮などの小さな夾雑物だけでなく、上スクリュー64に搬送される穀物の上部に浮上してくる藁などの比較的大きな夾雑物も、上スクリューコンベヤ60の上部にある排塵箱88から排除できるので、効率よく夾雑物を排除することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、穀物を乾燥させる穀物乾燥装置における排塵機構に関する。
穀物を乾燥させる穀物乾燥装置としては、特許文献1及び特許文献2に開示される穀物乾燥装置が公知である。
特許文献1の穀物乾燥装置は、機体上部に設けられた上部コンベアを備え、この上部コンベアの上部には、排塵箱が設けられている。この排塵箱には、排塵ブロワーが接続されている。
この構成によれば、藁などの比較的大きな夾雑物が、上部コンベアによって搬送される穀物の上部に浮上し、上部コンベアの上部に設けられた排塵箱から吸引排除される。
特許文献2の穀物乾燥装置は、乾燥部を通過した穀物を上方へ搬送するバケットコンベアを備え、このバケットコンベアによって放出された穀物を下方に案内する多孔板製の案内板が装着されている。その案内板の後方には、排塵機と連通する排塵口が設けられている。
この構成によれば、籾に付いている芒や小麦表面を包んでいる甘皮などの小さな夾雑物を、案内板で積極的に剥ぎ取り、案内板の後方にある排塵口から吸引排除する。
特開平9−113135号公報 実開昭54−110573号公報
特許文献1の穀物乾燥装置では、穀物に付着する芒や甘皮などの小さな夾雑物が、穀物を循環している過程で穀物から剥がれるが、上部コンベアによって搬送される穀物の上部に浮上せず、上部コンベアの上部に設けられた排塵箱からは吸引排除されにくく、装置内に残留してしまっていた。
また、特許文献2の穀物乾燥装置では、穀物に付着する芒や甘皮などの小さな夾雑物を積極的に剥ぎ取って吸引除去するものの、藁などの比較的大きな夾雑物は、案内板の孔を通らず、案内板の後方にある排塵口から吸引排除されにくく、装置内に残留してしまっていた。
以上のように、特許文献1及び特許文献2の穀物乾燥装置では、夾雑物が装置内に残留してしまい、穀物からでる夾雑物を効率よく排除できなかった。
本発明は、上記事実を考慮し、夾雑物を効率よく排除できる穀物乾燥装置における排塵機構を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る排塵機構は、機体内の乾燥部を通過した穀物を上方へ搬送し、上部にある出口から前記穀物を放り出す昇降機と、前記昇降機によって放り出された穀物を、前記機体の上部にある投入口へ搬送する搬送手段と、前記昇降機と前記搬送手段との間に設けられ、前記昇降機によって放り出された穀物が当接して前記穀物に付着している夾雑物を剥がして、前記搬送手段によって搬送される穀物上に落下させる剥離板と、前記搬送手段の上部に設けられ、前記搬送手段によって搬送される穀物上に落下した夾雑物を吸引する吸引手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、機体内の乾燥部を通過した穀物は、昇降機によって上方へ搬送され、上方に搬送された穀物は、昇降機によって、上部にある昇降機の出口から放り出される。昇降機によって放り出された穀物は、搬送手段によって、機体の上部にある投入口へ搬送される。
ここで、請求項1の構成では、昇降機によって放り出された穀物が、昇降機と搬送手段との間に設けられた剥離板に当接して、穀物に付着している夾雑物が剥がれ、搬送手段によって搬送される穀物上に落下する。また、昇降機によって放り出された穀物に混入している藁なども、剥離板に当接し案内されて、搬送手段によって搬送される穀物上に落下する。
搬送手段によって搬送される穀物上に落下した夾雑物は、搬送手段の上部に設けられた吸引手段によって吸引される。
このように、請求項1では、穀物から剥ぎ取った夾雑物や穀物に混入していた夾雑物をすぐに吸引排除するのではなく、一旦、搬送手段に搬送される穀物上に落下させてから、穀物上に落下した夾雑物を吸引排除する。これにより、剥離板で剥ぎ取った芒や甘皮などの小さな夾雑物と、穀物に混入している藁などの比較的大きな夾雑物と、搬送手段によって搬送される穀物上へ浮上してくる藁などの比較的大きな夾雑物とを、それぞれ別の排塵ブロワーで吸引排除する必要もなく、簡単に一緒に吸引することができる。したがって、請求項1の発明によれば、夾雑物を効率よく吸引排除できる。
本発明は、上記構成としたので、夾雑物を効率よく排除できる。
以下に、本発明の穀物乾燥装置における排塵機構に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
図1には、本実施形態に係る循環式穀物乾燥装置10の外観が斜視図により示されている。また、図2には、循環式穀物乾燥装置10の構成が正面断面図により示されている。さらに、図3には、循環式穀物乾燥装置10の構成が側面断面図により示されている。
本実施形態に係る循環式穀物乾燥装置10は、図1、図2及び図3に示すように、内部に穀物Kが収容される機体12を備えている。この機体12は、上下に高く前後に長い直方体箱状とされている。
機体12内の上部は、穀槽14とされており、穀槽14内には穀物K(例えば籾)が貯蔵される。機体12内の下部には一対の排風路隔壁16が設けられており、各排風路隔壁16は通気性を有している。各排風路隔壁16は、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されると共に、機体12の各側面板から機体12の左右方向中央へ向けて下方に傾斜しており、一対の排風路隔壁16は漏斗状とされている。
一対の排風路隔壁16の機体12内側には、風胴板18が設けられており、風胴板18は、通気性を有すると共に、略菱形筒状とされている。風胴板18は機体12の前面板と後面板との間に架け渡されると共に、風胴板18の下側は、対向する各排風路隔壁16に平行とされており、風胴板18の内部は熱風路22とされている。熱風路22に対応して機体12の前面板には矩形状の外気入口26が形成されており、外気入口26は熱風路22に連通している。
風胴板18の上側と各排風路隔壁16の上部との間には、導風路隔壁32が設けられており、各導風路隔壁32は、通気性を有すると共に、略菱形筒状とされている。各導風路隔壁32は機体12の前面板と後面板との間に架け渡されており、各導風路隔壁32の内部は導風路34とされている。各導風路隔壁32の下側は、対向する各排風路隔壁16に平行とされると共に、対向する風胴板18に平行とされている。
風胴板18の左方及び右方には、風胴板18と導風路隔壁32との間、導風路隔壁32と排風路隔壁16との間、及び、風胴板18と排風路隔壁16との間において、乾燥部としての穀物流下路36が形成されており、各穀物流下路36には穀槽14内に貯蔵された穀物Kが流下(流動)する。
各穀物流下路36の下端間には、円筒状のシャッタドラム38が設けられており、シャッタドラム38は、各穀物流下路36の下端を略閉塞すると共に、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されて軸心回りに回転可能とされている。シャッタドラム38の外周には、軸方向に長尺とされた矩形状のスリット40が一対形成されており、一方のスリット40はシャッタドラム38外周の前側に配置されると共に、他方のスリット40は、シャッタドラム38外周の後側かつ一方のスリット40の周方向反対側に配置されている。ここで、シャッタドラム38が回転して各スリット40が各穀物流下路36の下端に対面することで、各穀物流下路36内の穀物Kが各スリット40を経てシャッタドラム38内に流入し、さらにシャッタドラム38が回転して各スリット40が下向きとなることで、シャッタドラム38内に流入した穀物Kが下方へ排出される。
一対の排風路隔壁16の下方には一対の張込流し板42が設けられており、各張込流し板42は、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されている。一対の張込流し板42は、それぞれ機体12の各側面板から機体12の左右方向中央へ向けて下方に傾斜されて、漏斗状とされている。また、各張込流し板42と各排風路隔壁16との間は排風路44とされている。
機体12の各側面板下部には張込ホッパ46が開閉可能に設けられており、各張込ホッパ46が開放されることで、機体12内へ穀物Kを張込み(供給)可能とされている。ここで、シャッタドラム38から排出された穀物Kまたは張込ホッパ46から張込まれた穀物Kは、各張込流し板42の下端間に流下する。
なお、図2において右側にある張込ホッパ46は開放された状態を示し、左側にある張込ホッパ46は閉止された状態を示す。
各張込流し板42の下端間には、下スクリューコンベヤ48が設けられており、下スクリューコンベヤ48は、後端が機体12の後面板に固定されると共に、前端が機体12の前面から前方に突出している。下スクリューコンベヤ48は、長尺樋状の下搬送樋50を有しており、機体12外における下搬送樋50の上面は閉塞されている。機体12内における下搬送樋50は排風路44に連通されており、下搬送樋50内には各張込流し板42の下端間に到達した穀物Kが流下する。下搬送樋50内には下スクリュー52が設けられており、下搬送樋50内に流下した穀物Kが下スクリュー52によって前方へ搬送される。
機体12の前方には、右側において昇降機54が立設されており、昇降機54の上部は機体12の上面板よりも上方へ突出している。昇降機54内には無端ベルト56が配置されており、無端ベルト56にはバケット58が一定間隔で取り付けられている。昇降機54内の下端部は下搬送樋50内の前端部に連通されており、下スクリューコンベヤ48(下搬送樋50内の前端部)から排出されて昇降機54内の下端部に堆積した穀物Kが、無端ベルト56の回転によりバケット58によって昇降機54内の上端部まで持上搬送される。持上搬送された穀物Kは、昇降機54の上部にある出口54Aから放り出される。
機体12の上端部には、搬送手段としての上スクリューコンベヤ60が設けられており、上スクリューコンベヤ60は、後端部が機体12の上部中央に配置されると共に、前端部が機体12の前面板から突出している。上スクリューコンベヤ60は、長尺樋状の上搬送樋62を有しており、上搬送樋62の後端部の下面は開放され、機体12へ穀物Kを投入するための投入口12Aとなっている。上搬送樋62内の前端部は昇降機54内の上端部と、後述の剥離室81を介して連通されており、昇降機54の出口54Aから放り出された穀物Kが上搬送樋62内の前端部に流下する。上搬送樋62内には上スクリュー64が設けられており、上搬送樋62内の前端部に流下した穀物Kが上スクリュー64によって後方へ搬送される。また、上搬送樋62内の前端部には、排出管66が接続可能な排出口67が設けられており、排出口67に排出管66を接続して上搬送樋62内の前端部が排出管66に連通された際は(図3参照)、上搬送樋62内の前端部に流下した穀物Kが排出管66を経て循環式穀物乾燥装置10から排出される。
上スクリューコンベヤ60後端部にある投入口12Aの下方には、円盤状の均分機68が回転可能に設けられており、上スクリューコンベヤ60の後端部(上搬送樋62内の後端部)に搬送され、投入口12Aから機体12内へ投入された穀物Kが、回転される均分機68の上面に流下することで、その遠心力によって穀槽14内へ均等に放散分配される。
機体12の前面下部には、左側部位において装置本体を構成する直方体箱状の火炉ケース70が設けられており、火炉ケース70の前面板にはスリット状の外気導入口72が複数形成されている。火炉ケース70の後面板は部分的に開放されており、火炉ケース70内は上記外気入口26に連通されている。また、火炉ケース70下面板の左側部位は開放されている。
機体12の前面下部には、火炉ケース70直下の左側において装置本体を構成する直方体箱状のバーナケース74が設けられている。バーナケース74の上面板は部分的に開放されており、バーナケース74内は火炉ケース70内に連通されている。また、バーナケース74内には、熱風生成手段としてのバーナ76が設けられている。
機体12の後面下部には、排風機78が設けられており、排風機78の一端部側が、各排風路44に接続され、排風機78内は排風路44と連通している。
排風機78の他端部側には、排風ダクト94の一端部が接続されている。排風ダクト94は、可撓性を有するビニール筒等とされて、他端部が作業場の窓等から作業場外へ出されている。
排風機78は、モータにより回転するファン等により構成されており、排風機78を作動させると、外気が、外気導入口72から火炉ケース70内及び外気入口26を経て熱風路22内に吸引流入され、さらに、風胴板18、各穀物流下路36、各排風路隔壁16、各排風路44を経て排風機78に吸引送風され、かつ、排風ダクト94を経て作業場外へ排風される。
外気導入口72から火炉ケース70内に導入された外気が、バーナ76によって熱風(乾燥風)にされて各穀物流下路36へ送風されることで、各穀物流下路36内の穀物Kが乾燥される。
機体12の前面下部には、火炉ケース70の直上において操作盤98が設けられている。操作盤98には、張込運転スイッチ及び乾燥運転スイッチ等の各種の操作スイッチが設けられており、操作盤98の各種の操作スイッチが操作されることで、循環式穀物乾燥装置10が運転及び制御される構成である。
ここで、穀物Kに混入する夾雑物や、穀物Kを循環する過程で穀物Kから分離する夾雑物を排除する排塵機構80について説明する。
排除されるべき夾雑物としては、藁などの比較的大きな夾雑物や、籾に付着している芒や小麦表面を包んでいる甘皮などの小さな夾雑物がある。
本実施形態に係る排塵機構80は、これらの夾雑物を排除するためのものであり、昇降機54の出口部分に取り付けられた剥離板83と、上スクリューコンベヤ60の上部に設けられた排塵箱88と、を備えている。
穀物Kが循環する循環経路上の昇降機54と上スクリューコンベヤ60との間には、剥離板83が配置される剥離室81が形成されており、この剥離室81は、一方の側部が昇降機54と連通し、他の3方の側部は側壁により囲まれている。また、剥離室81の下端部は、上スクリューコンベヤ60の上搬送樋62の上部と連通し、剥離室81の上端部は、上壁が設けられている。
剥離板83の一端部(上端部)は、昇降機54の上壁面に固定され、両側部は、剥離室81の側壁に固定されている。また、剥離板83は、昇降機54の出口54Aより斜め上方の外側に膨出するように湾曲しており、昇降機54のバケット58から放り出された穀物Kを上搬送樋62に案内するようになっている。
また、剥離板83には、スリット82が形成されており、穀物Kに付着した芒や甘皮などの小さな夾雑物をスリット82に引っ掛けることにより、穀物Kから夾雑物を剥がすようになっている。スリット82は、穀物Kが通過できないが、夾雑物は通過できる大きさとされており、例えば、横幅を穀物Kより小さくすると共に縦幅を夾雑物は通過できる程度に大きくした縦長のスリットとすることができる。
これにより、穀物Kや藁などの比較的大きな夾雑物が、剥離板83の下面(内側の面)で案内されて、上搬送樋62に落下するようになっている。一方、穀物Kから剥がれた小さな夾雑物は、スリット82を通って剥離板83の上面(外側の面)側から上搬送樋62に落下するようになっている。
排塵箱88は、直方体箱形状に形成され、その下部が、上搬送樋62とその前端側で連通している。排塵箱88の側面には、接続管90の先端部が接続されている。接続管90の後端部は、吸引手段としての排塵ブロワー92が設けられている。
排塵ブロワー92は、送風筒91を有し、この送風筒91の一端部が接続管90と連通し、送風筒91の他端部には、排気ダクト93が接続されている。送風筒91の内部には、送風ファン95が設けられており、排塵ブロワー92が駆動されることで、送風ファン95が送風筒91の中心軸を中心として回転されて、送風筒91内(排塵ブロワー92内)を接続管90から排気ダクト93へ向けて風が送風される。
なお、排塵箱88及び接続管90に通気孔を形成して、吸引時における排塵箱88内の圧力を調整することにより、夾雑物を吸引する吸引力を調整してもよい。
次に、本実施形態に係る循環式穀物乾燥装置10について、作用を説明する。
本実施形態の循環式穀物乾燥装置10では、操作盤98の張込運転スイッチを運転操作すると、下スクリューコンベヤ48、昇降機54、上スクリューコンベヤ60及び均分機68が駆動され、その後、張込ホッパ46を開放して穀物Kを機体12内へ張込む。機体12内へ張込まれた穀物Kは張込流し板42によって下スクリューコンベヤ48に案内され、下スクリューコンベヤ48から昇降機54、上スクリューコンベヤ60及び均分機68を経て、穀槽14内及び各穀物流下路36へ張り込まれる(貯蔵される)。穀物Kの張込処理終了後には、操作盤98の操作によりまたは自動的に、穀物Kの張込運転が停止される。
操作盤98の乾燥運転スイッチを運転操作すると、循環式穀物乾燥装置10の全体が運転されて、シャッタドラム38、下スクリューコンベヤ48、昇降機54、上スクリューコンベヤ60、均分機68、排風機78が駆動されると共に、バーナ76が点火される。
これにより、穀槽14内に貯蔵された穀物Kが、各穀物流下路36、シャッタドラム38、下スクリューコンベヤ48、昇降機54、上スクリューコンベヤ60及び均分機68を経て穀槽14に戻され、循環式穀物乾燥装置10内を循環される。
さらに、排風機78の駆動により、外気導入口72から火炉ケース70内に吸引導入された外気からバーナ76によって熱風が生成され、この熱風が外気入口26、熱風路22及び風胴板18を介して各穀物流下路36へ吸引送風されて各穀物流下路36内の穀物Kの水分を吸収することで、穀物Kが乾燥される。穀物Kの水分を吸収した後の熱風は、各排風路隔壁16、各排風路44を経て(通過して)排風機78に吸引送風され、さらに、排風ダクト94を経て作業場外へ排風される。
また、穀物Kは、必要に応じて所望の含水率に達するまで循環式穀物乾燥装置10内を循環され、さらに必要に応じて、シャッタドラム38の駆動が停止されると共に下スクリューコンベヤ48、昇降機54、上スクリューコンベヤ60及び均分機68の駆動が継続されて全ての穀物Kが穀槽14内及び各穀物流下路36に貯蔵されることで、穀物Kの乾燥処理が終了する。
穀物Kの乾燥処理が終了した後には、操作盤98の操作によりまたは自動的に、シャッタドラム38、下スクリューコンベヤ48及び昇降機54(必要に応じて更に上スクリューコンベヤ60及び均分機68)が駆動されると共に、上搬送樋62内の前端が排出管66に連通されることで、全ての穀物Kが排出管66を経て循環式穀物乾燥装置10から排出される。
ここで、本実施形態においては、以下のように、穀物Kを循環する過程で穀物Kから分離する夾雑物、穀物Kに混入する夾雑物が排除される。
昇降機54のバケット58によって持上搬送された穀物Kとそれに混入する藁などの夾雑物は、昇降機54の出口54Aから放り出され、剥離板83に当接する。穀物Kは剥離板83に当接すると、穀物Kに付着している芒や甘皮など夾雑物が、スリット82に引っかかり、穀物Kから剥がれる。剥離板83に当接した穀物Kと藁などの夾雑物は、剥離板83に案内されて上スクリューコンベヤ60の上搬送樋62に落下して、上スクリュー64に搬送される。穀物Kから剥がれた夾雑物は、スリット82を通過して剥離板83の上面(外面)側から、上スクリュー64に搬送される穀物Kの上に落下し、穀物Kと一緒に搬送される。上スクリュー64によって搬送される穀物Kは攪拌されることなく、比較的静止状態で搬送されるので、穀物K上に落下した夾雑物は、穀物Kの中に埋没せず、穀物Kの上に乗ったまま搬送される。
穀物K上に乗ったまま搬送される夾雑物は、上スクリューコンベヤ60の上部にある排塵箱88から、排塵ブロワー92によって吸引されて排除される。また、藁などの比較的大きな夾雑物は、上スクリュー64に搬送される穀物Kの中に埋没していても穀物Kの上部に浮上しやすく、上スクリューコンベヤ60の上部にある排塵箱88から、排塵ブロワー92によって吸引されて排除される。
以上のように、本実施形態では、穀物Kから剥ぎ取った夾雑物や穀物Kに混入していた夾雑物をすぐに吸引排除するのではなく、一旦、上スクリュー64に搬送される穀物K上に落下させてから、落下した穀物を吸引排除する。これにより、籾に付着している芒や小麦表面を包んでいる甘皮などの小さな夾雑物だけでなく、藁などの比較的大きな夾雑物も、上スクリューコンベヤ60の上部にある排塵箱88から排除できるので、効率よく夾雑物を排除することができる。
また、もうひとつ排塵ブロワーを設けて剥離板83の背面側から、剥離板83で剥がれた夾雑物を吸引排除する構成も考えられるが、本実施形態では、剥離板83の背面側から夾雑物を吸引する排塵ブロワーを設けず、単一の排塵ブロワーによって、夾雑物を排除するので、部品点数が低減でき、循環式穀物乾燥装置10の製造コストを抑えられる。
本発明は、本実施形態に限るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変形、変更、改良が可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る循環式穀物乾燥装置の外観を示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係る循環式穀物乾燥装置の構成を示す正面断面図である。 図3は、本実施形態に係る循環式穀物乾燥装置の構成を示す側面断面図である。 図4は、本実施形態に係る排塵機構を示す斜視図である。 図5は、本実施形態に係る排塵機構を示す断面図である。
符号の説明
10 循環式穀物乾燥装置(穀物乾燥装置)
12 機体
60 上スクリューコンベヤ(搬送手段)
80 排塵機構
83 剥離板
92 排塵ブロワー(吸引手段)
K 穀物

Claims (1)

  1. 機体内の乾燥部を通過した穀物を上方へ搬送し、上部にある出口から前記穀物を放り出す昇降機と、
    前記昇降機によって放り出された穀物を、前記機体の上部にある投入口へ搬送する搬送手段と、
    前記昇降機と前記搬送手段との間に設けられ、前記昇降機によって放り出された穀物が当接して前記穀物に付着している夾雑物を剥がして、前記搬送手段によって搬送される穀物上に落下させる剥離板と、
    前記搬送手段の上部に設けられ、前記搬送手段によって搬送される穀物上に落下した夾雑物を吸引する吸引手段と、
    を備えたことを特徴とする穀物乾燥装置における排塵機構。
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