JP2008051385A - 排塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵埃吸引力の調整作業を容易にできる排塵装置。
【解決手段】排塵装置10は、風選箱34と、多孔ダクト44と、排塵ダクト48と、吸引ブロワ50と、排出ホース54とを備える。吸引ブロワ50による塵埃吸引力の調整作業では、作業者は、排塵ダクト48を多孔ダクト44の軸方向に沿って移動させて多孔ダクト44の開口部46の開口面積(露出量)を調整することで、穀物混入がない状態で最大の塵埃吸引力を発生させるような塵埃吸引力を求める。ここで、風選箱34の正面壁34Cが透明であるので、作業者は、吸引ブロワ50による塵埃の吸引状態を、屋外の排出ホース54の排出口58で確認しなくても、屋内の風選箱34の正面壁34Cを通して風選箱34の内部を確認することで容易に把握できる。このため、吸引ブロワ50による塵埃吸引力の調整作業が容易となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、穀物乾燥機の機体に取り付けられる排塵装置に関する。
穀物乾燥機内で搬送される穀物から浮遊分離した塵埃を吸引して外部へ排出する排塵装置が提案されている(特許文献1)。
特許文献1に開示されている排塵装置は、穀粒乾燥機(穀物乾燥機)に取り付けられており、この排塵装置は、穀粒乾燥機の機体内部に設けられた搬送樋を流れる穀粒(穀物)から排塵ブロワーで塵埃を吸引して外部に排出する。
ところで、このような排塵装置では、排塵ブロワーによる塵埃吸引力の調整作業が必要である。塵埃吸引力の調整作業では、作業者は排塵パイプの排出口(排塵パイプの先端部)から排出される塵埃の中に穀粒が混ざっているかいないかを確認する。排塵パイプの排出口から排出された塵埃の中に穀粒が混ざっていた場合には、排塵パイプの基端部と連結されている調節筒の吸引口の開口面積(吸引口の露出量)を増加させて、排塵装置の塵埃吸引力を弱める。一方、排塵パイプの排出口から排出される塵埃の中に穀粒が混ざっていなかった場合には、調節筒の吸引口の開口面積を減少させて、排塵装置の塵埃吸引力を強める。このような調整作業を繰り返しながら、穀物混入がない状態で最大の塵埃吸引力を発生させるような吸引口の開口面積を求める作業が必要になる。
しかしながら、排塵装置の調節筒は穀粒乾燥機が設置されている建物の内部に配置されており、その一方で排塵パイプの排出口が建物の外部に配置されているため、作業者は、建物の内部と外部とを行き来して、排塵装置の塵埃吸引力が所望の吸引力となるまで、調節筒に設けられた吸引口の開口面積の調整を繰り返さなければならなかった。このため、塵埃の吸引力の調整作業が面倒であった。
特開平9−113135号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、塵埃吸引力の調整作業を容易にできる排塵装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、穀物乾燥装置の内部で穀物が搬送される連通路と連通し、塵埃を前記連通路から外部へ排出するための排塵通路と、前記排塵通路に設けられ、前記連通路から前記塵埃を吸引して外部に排出する吸引排出手段と、前記吸引排出手段による前記塵埃の吸引力を調整する吸引力調整手段と、少なくとも一部が光透過性を有し、前記排塵通路において前記吸引排出手段と前記連通路との間で前記吸引力調整手段の近傍に設けられ、内部に塵埃通過用の屈曲案内路を有し、前記吸引排出手段による前記塵埃の吸引状態が前記光透過性を有する部分を介して観察可能とされた風選箱と、を備えている。
請求項1に記載の発明では、作業者は、風選箱の光透過性を有する部分を介して、吸引排出手段による塵埃の吸引状態を観察することができる。しかも、この風選箱は、吸引力調整手段の近傍に設けられているので、作業者は、吸引排出手段による塵埃の吸引状態を風選箱で観察しながら吸引排出手段による塵埃の吸引力を吸引力調整手段で調整することができる。このため、作業者は、吸引排出手段による塵埃の吸引力の調整を容易にできる。
また、吸引排出手段によって連通路から吸引される塵埃は、風選箱内の屈曲案内路を通過する。このとき、仮に穀物が吸引排出手段の吸引力によって塵埃と一緒に屈曲案内路を通過しようとしても、穀物は屈曲案内路を通過することが困難である。このため、穀物が穀物乾燥装置の外部に排出されることを抑制できる。このように、穀物と塵埃とが屈曲案内路によって分離されるので、吸引排出手段による塵埃の吸引力をより強く設定できる。
本発明に係る排塵装置は、塵埃吸引力の調整作業を容易にできるという優れた効果を有している。
図1には、本発明の実施の形態に係る排塵装置10が取り付けられた穀物乾燥装置12の概略が斜視図にて示されている。また、図2には、排塵装置10が取り付けられた穀物乾燥装置12が正断面図にて示されている。また、図3には、排塵装置10の主要部が断面図にて示されており、図4には、排塵装置10の主要部が斜視図にて示されている。
まず、穀物乾燥装置12について説明する。
穀物乾燥装置12は、穀物(図2及び図3では、符号Kで示されている)を機体14内で循環させながら加熱乾燥させる所謂循環加熱方式の乾燥装置である。この穀物乾燥装置12は、機体14の上部に穀物貯留用のタンク15を有しており、このタンク15には、乾燥処理対象の穀物Kが貯留される。
タンク15の下方には、乾燥部17が設けられている。乾燥部17は、一対の排風路隔壁64を有している。排風路隔壁64は通気性を有している。各排風路隔壁64は、機体14の前面板14Cと後面板14Dとの間に架け渡されている。各排風路隔壁64は、機体14の各側面板(図1及び図2において、右側の側面板14A及び左側の側面板14B)から機体14の左右方向中央へ向けて下方に傾斜しており、一対の排風路隔壁64は漏斗状とされている。
これら一対の排風路隔壁64の機体14内側には、略菱形筒状の風胴板66が設けられている。風胴板66は、通気性を有している。風胴板66は機体14の前面板14Cと後面板14Dとの間に架け渡されると共に、風胴板66の下側は、対向する各排風路隔壁64に平行とされており、風胴板66の内部は熱風路68とされている。熱風路68に対応して機体14の前面板14Cには図示しないバーナを内装した火炉ケース11が取り付けられており、この火炉ケース11とこれの外気入口13が熱風路68に連通している。
風胴板66の上側と各排風路隔壁64の上部との間には、略菱形筒状の導風路隔壁70が設けられている。各導風路隔壁70は、通気性を有している。各導風路隔壁70は機体14の前面板14Cと後面板14Dとの間に架け渡されており、各導風路隔壁70の内部は導風路72とされている。各導風路隔壁70の下側は、対向する各排風路隔壁64に平行とされると共に、対向する風胴板66に平行とされている。
風胴板66の左側方及び右側方には、風胴板66と導風路隔壁70との間、導風路隔壁70と排風路隔壁64との間、及び、風胴板66と排風路隔壁64との間において、穀物流下路74が形成されている。各穀物流下路74には、タンク15内に貯蔵された穀物Kが自然流下式に案内される。
以上説明したような乾燥部17は、穀物流下路74を通過する穀物Kに熱風(図2の矢印W参照)を当てて加熱乾燥処理を施す。
また、各穀物流下路74の下端間には、円筒状のシャッタドラム76が設けられている。シャッタドラム76は、各穀物流下路74の下端を略閉塞すると共に、機体14の前面板14Cと後面板14Dとの間に架け渡されて軸心回りに回転可能とされている。シャッタドラム76の外周には、軸方向に長尺とされた矩形状のスリット78が一対形成されており、一方のスリット78はシャッタドラム76外周の前側に配置されると共に、他方のスリット78は、シャッタドラム76外周の後側かつ一方のスリット78の周方向反対側に配置されている。ここで、シャッタドラム76が回転して各スリット78が各穀物流下路74の下端に対面することで、各穀物流下路74内の穀物Kが各スリット78を経てシャッタドラム76内に流入し、さらにシャッタドラム76が回転して各スリット78が下向きとなることで、シャッタドラム76内に流入した穀物Kが下方へ排出される。
一対の排風路隔壁64の下方には、一対の張込流し板80が設けられている。各張込流し板80は、機体14の前面板14Cと後面板14Dとの間に架け渡されている。一対の張込流し板80は、それぞれ機体14の各側面板14A、14Bから機体14の左右方向中央へ向けて下方に傾斜されて、漏斗状とされている。また、各張込流し板80と各排風路隔壁64との間は排風路82とされている。
排風路82に対応して機体14の後面板14Dには図示しない吸引送風機を内装した排風ダクト23が取り付けられており、この排風ダクト23とこれに連なる排風ホース19が排風路82に連通している。排風ホース19は、穀物乾燥装置12を収容している建物の外壁(図示省略)を貫通しており、吸引送風機の吸引力によって前記火炉ケース11の外気入口13から取り入れた外気(乾燥風)を建物の外部へと排出する。
機体14の各側面板14A、14Bの下部には、張込ホッパ84が開閉可能に設けられている。各張込ホッパ84が開放されることで、穀物乾燥装置12は、機体14内へ穀物Kを張込み(供給)可能とされている。ここで、シャッタドラム76から排出された穀物K又は張込ホッパ84から張込まれた穀物Kは、各張込流し板80の下端間に流下する。
各張込流し板80の下端間の下方には、下搬送樋16が設けられている。下搬送樋16は、機体14の内部で水平に延びており、下搬送樋16の一端部が機体14の外部(前面板14C側)に露出(図1参照)して搬送方向下流側端部とされている。
この下搬送樋16内には、下スクリュウコンベヤ18が設けられている。下スクリュウコンベヤ18は軸方向を水平方向にして配置されており、下スクリュウコンベヤ18が図3の矢印A方向に回転することで穀物Kを下搬送樋16の他端部(搬送方向上流側端部)側から一端部(搬送方向下流側端部)側へと搬送する。
また、下搬送樋16の搬送方向下流側端部には、下搬送樋16の搬送方向下流側端部に連通して連絡部20が設けられている。この連絡部20は、下スクリュウコンベヤ18によって下搬送樋16の搬送方向下流側端部へと搬送され、跳出板21によって跳ね出された穀物Kを自然流下式に揚穀機22へと案内する。
揚穀機22は、略矩形筒状の揚穀塔24を備えている。揚穀塔24は、連絡部20を介して下搬送樋16と連結されて揚穀塔24の下端部が連絡部20に連通している。このため、揚穀塔24は、下搬送樋16の搬送方向下流側端部に搬送された穀物Kを、連絡部20を介して受け取ることができる。なお、下搬送樋16、連絡部20及び揚穀塔24が穀物K搬送用の連通路を構成している。
揚穀塔24の内部には、下プーリ26が揚穀塔24の下部で、軸方向を水平方向にして配置されている。また、揚穀塔24の内部には、上プーリ27(図2)も揚穀塔24の上部で同様に設けられており、これらの下プーリ26と上プーリ27との外周には、無端状ベルト28が巻き掛けられている。さらに、この無端状ベルト28の外周部分には、複数のバケット30が等間隔置きに設けられている。また、上プーリ27には、図示しない駆動装置が連結されており、上プーリ27は、駆動装置からの駆動力を受けて図2における反時計回り方向(図3の矢印B方向に相当する)に回転する。このため、上プーリ27が反時計回り方向に回転することで、無端状ベルト28が循環すると共に下プーリ26が反時計回り方向に回転し、バケット30が揚穀塔24の下部に供給された穀物Kを順次掬い上げる。
また、機体14の上端には、長尺樋状の上搬送樋88が設けられており、上搬送樋88の後端下面は機体14の前後方向中央部で開放されている。上搬送樋88内の前端は揚穀塔24内の上端に連通されており、揚穀塔24内の上端まで搬送された穀物Kが上搬送樋88内の前端に流下する。この上搬送樋88内には、上スクリュウコンベヤ86が設けられている。上スクリュウコンベヤ86は、軸方向を水平方向にして配置されており、この上スクリュウコンベヤ86によって、上搬送樋88内の前端に流下した穀物Kが後方へ搬送される。また、上搬送樋88内の前端は、開閉弁(図示せず)を有する排出口90とこれに連なる排出管91に連通されており、開閉弁が開くと上搬送樋88内の前端に流下した穀物Kが排出口90及び排出管91を経て循環式の穀物乾燥装置12から排出される。
また、上スクリュウコンベヤ86後端の下方には、円盤状の均分機92が回転可能に設けられている。上スクリュウコンベヤ86の後端(上搬送樋88内の後端)に搬送された穀物Kが、回転される均分機92の上面に流下することで、遠心力によってタンク15内へ均等に放散分配される。この上搬送樋88も穀物K搬送用の連通路を構成している。
次に、排塵装置10について説明する。
穀物乾燥装置12では、下搬送樋16及び連絡部20の上端部が天壁32によって閉塞されており、この天壁32に排塵装置10が取り付けられている。排塵装置10は底壁のない矩形箱状の風選箱34(風力選別箱)を備えており、この風選箱34が、天壁32に固着されている。風選箱34は、下搬送樋16と連絡部20との連結部分の上方に設けられており、風選箱34の下方では、天壁32が開口されている。このため、穀物乾燥装置12内部と排塵装置10とが、下搬送樋16と連絡部20との連結部分(穀物乾燥装置12の前側かつ下側)で連通されている。
図4に示されるように、風選箱34には、多孔ダクト44及び排塵ダクト48を介して吸引ブロワ50(図1)が連結されている。吸引ブロワ50は、機体14の後面板14D下部に取り付けられている。この吸引ブロワ50は、下搬送樋16及び連絡部20で搬送される穀物Kから浮遊分離された塵埃J(図5)を吸引して、排出ホース54の排出口58から排出する。排出ホース54は、穀物乾燥装置12を収容している建物の外壁(図示省略)を貫通しており、吸引ブロワ50の吸引排出力によって塵埃Jを上記の建物の外部へと排出する。なお、多孔ダクト44及び排塵ダクト48が吸引力調整手段を構成すると共に、同排塵ダクト48及び排出ホース54が排塵通路を構成している。そして、吸引ブロワ50が吸引排出手段を構成している。
ここで、風選箱34の正面壁34Cは透明とされている(光透過性を有している)。このため、吸引ブロワ50による塵埃Jの吸引状態が風選箱34の正面壁34Cを介して外部から観察可能とされている。
また、風選箱34の後面壁34D(穀物乾燥装置12の機体14側の壁)の上隅部には、多孔ダクト44が軸方向を水平にして取り付けられている。多孔ダクト44は、風選箱34の内部と連通しており、これによって下搬送樋16と連絡部20との連結部分と連通している。多孔ダクト44の周壁には、多数の開口部46が形成されており、多孔ダクト44の内部と外部とが連通している。
この多孔ダクト44は、先端部側が排塵ダクト48の先端部内に挿入されている。排塵ダクト48は多孔ダクト44と同軸的に連結されており、多孔ダクト44の軸方向に沿って移動可能とされている(図4及び図5の矢印C参照)。このため、排塵ダクト48が多孔ダクト44の軸方向に沿って移動されることで、多孔ダクト44の開口部46の開口面積(露出量)を増減させることができる。
排塵ダクト48の中間部は、図1及び図5に示されるように、揚穀機22の揚穀塔24の後面側(揚穀塔24と穀物乾燥装置12の機体14との間)へと取り廻されて、図2に示されるように、機体14の内下部で側面板14A付近に配設されている。
排塵ダクト48の基端部は、前述の吸引ブロワ50の吸引口に連結されている。このため、多孔ダクト44の開口部46の開口面積が増加されると吸引ブロワ50による塵埃Jの吸引力が弱められる一方、開口部46の開口面積が減少されると吸引ブロワ50による塵埃Jの吸引力が強められる。
また、風選箱34の内下部の一縁部分(図3において、右側の縁部分)には、板状の案内壁40が一体に設けられている。案内壁40は風選箱34の内下部の一縁部分から多孔ダクト44の口の下方を通って風選箱34の対角線方向へと延出しており、案内壁40の延出方向先端部は、風選箱34とは接触せずに途中で延出が止まっている。これにより、案内壁40は、下搬送樋16と連絡部20との連結部分から多孔ダクト44までの穀物Kや塵埃Jの移動経路を、これら2地点間の直線距離よりも長くし迂回させている。この結果、塵埃Jは下搬送樋16と連絡部20との連結部分から多孔ダクト44内へ吸引されるが、穀物Kは自重により落下し吸引されてしまうことを抑制している。
一方、風選箱34の内下部の一縁部分と対向する他縁部分(図3において、左側の縁部分)には、板状の案内壁42が一体に設けられている。案内壁42は、風選箱34の内下部の他縁部分から図3に示される風選箱34の対角線方向(ほぼ案内壁40の板厚方向)へと延びており、さらに案内壁42の中間部42Aは、案内壁40と離間した状態で案内壁40の延出方向と平行に延びている。さらに、この屈曲された案内壁42の中間部42Aに続く先端部42Bは、略直角に屈曲して風選箱34の内壁面上部に当接している。
これらの案内壁40と案内壁42とは互いに離間しており、ここに縦方向に昇るジグザグ状(葛折状)の屈曲案内路38が形成されている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
穀物乾燥装置12内において、穀物Kが下スクリュウコンベヤ18によって下搬送樋16上で搬送され、下搬送樋16の搬送方向下流側端部に搬送されると、この穀物Kは跳出板21によって連絡部20へ跳ね出される。連絡部20へ跳ね出された穀物Kは、自然流下式に揚穀機22の揚穀塔24の内下部へと案内される。この揚穀塔24内では、上プーリ27が図示しない駆動装置からの駆動力を受けて図3の反時計回り方向(矢印B参照)に回転することで、無端状ベルト28が循環すると共に下プーリ26が反時計回り方向に回転し、バケット30によって、揚穀機22の内下部に搬送された穀物Kが穀物乾燥装置12の上部へと掬い上げ搬送される。
このとき、穀物乾燥装置12に取り付けられている排塵装置10では、吸引ブロワ50が駆動し、穀物乾燥装置12の下搬送樋16と連絡部20との連結部分では、跳ね出された穀物Kから浮遊分離した塵埃Jが、天壁32に設けられた開口部36から風選箱34を介して吸引ブロワ50に吸引される。この吸引ブロワ50に吸引された塵埃Jは、吸引ブロワ50からの排気と共に排出ホース54の排出口58から排出される。このため、吸引ブロワ50によって吸引排出された塵埃Jは、穀物乾燥装置12を収容している建物の外部へと排出される。
ここで、吸引ブロワ50による塵埃Jの吸引力を調整する際には、作業者は、風選箱34の透明な正面壁34Cを通して、吸引ブロワ50の吸引状態を観察することができる。具体的には、風選箱34が排塵ダクト48及び多孔ダクト44の近傍に設けられているので、作業者は、吸引ブロワ50による塵埃Jの吸引状態を風選箱34で観察しながら排塵ダクト48を多孔ダクト44の軸方向に沿って移動させて多孔ダクト44の開口部46の開口面積を調整することで、吸引ブロワ50による塵埃Jの吸引力調整を容易にできる。
また、吸引ブロワ50によって下搬送樋16と連絡部20との連結部分から吸引される塵埃Jは、風選箱34内の屈曲案内路38を通過するが、このとき、仮に穀物Kが吸引ブロワ50の吸引力によって塵埃Jと一緒に屈曲案内路38を通過しようとしても、穀物Kは屈曲案内路38の案内壁40及び案内壁42の少なくとも一方に衝突し、または自重により途中で落下して屈曲案内路38を通過することが困難である。このため、穀物Kが穀物乾燥装置12の外部に排出されることを抑制できる。このように、穀物Kと塵埃Jとが屈曲案内路38によって分離される。従って、吸引ブロワ50による塵埃Jの吸引力を強く設定できる。
(変形例)
以上説明したように本実施の形態では、風選箱34の正面壁34Cが透明であるとしたが、本発明はこれに代えて、例えば、図6に示されるように、正面壁34Cの代わりとして、光透過性のない正面壁34Eに観察用開口部60を設けると共に、この観察用開口部60を透明板材の観察窓62で閉塞してもよい。このように、外壁部分が不透明な風選箱34に透明な観察窓62を設けて、作業者が吸引ブロワ50による塵埃Jの吸引力を観察できるようにしてもよい。
なお、観察用開口部60及び観察窓62は、風選箱34の正面壁34Eに設ける代わりとして、風選箱34の側壁(例えば、一側壁34B)に設けて、作業者が、風選箱34内での吸引ブロワ50による塵埃Jの吸引状態を観察できるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、風選箱34の正面壁34Cが透明であるとしたが、本発明はこれに代えて、例えば、風選箱34の外壁部分(外壁)の全てを透明とし、作業者が吸引ブロワ50による塵埃Jの吸引状態を観察できるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、排塵装置10(さらに言えば、風選箱34)を、揚穀機22と下スクリュウコンベヤ18との連結部分の近傍に設けたが、本発明はこれに代えて、排塵装置10(さらに言えば、風選箱34)を、例えば、揚穀機22と上スクリュウコンベヤ86との連結部分の近傍に設けてもよい。
本発明の実施の形態に係る排塵装置が穀物乾燥機に取り付けられた状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る排塵装置が穀物乾燥装置に取り付けられた状態を示す正断面図である。 本発明の実施の形態に係る排塵装置の要部を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る排塵装置の要部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る排塵装置の吸引力調整手段を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る排塵装置の変形例を示す、図4に対応した斜視図である。
符号の説明
10 排塵装置
12 穀物乾燥装置
16 搬送樋(連通路)
20 連絡部(連通路)
24 揚穀塔(連通路)
34 風選箱
34C 正面壁(風選箱の光透過性を有する部分)
38 屈曲案内路
44 多孔ダクト(吸引力調整手段)
48 排塵ダクト(吸引力調整手段、排塵通路)
50 吸引ブロワ(吸引排出手段)
54 排出ホース(排塵通路)
62 観察窓(風選箱の光透過性を有する部分)

Claims (1)

  1. 穀物乾燥装置の内部で穀物が搬送される連通路と連通し、塵埃を前記連通路から外部へ排出するための排塵通路と、
    前記排塵通路に設けられ、前記連通路から前記塵埃を吸引して外部に排出する吸引排出手段と、
    前記吸引排出手段による前記塵埃の吸引力を調整する吸引力調整手段と、
    少なくとも一部が光透過性を有し、前記排塵通路において前記吸引排出手段と前記連通路との間で前記吸引力調整手段の近傍に設けられ、内部に塵埃通過用の屈曲案内路を有し、前記吸引排出手段による前記塵埃の吸引状態が前記光透過性を有する部分を介して観察可能とされた風選箱と、
    を備えた排塵装置。
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