JP3893307B2 - 穀物乾燥装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、穀物を乾燥する穀物乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば図6に示す循環型穀物乾燥装置100は、機体102を備えており、機体102内には穀物が循環流動される。機体102の前面には直方体箱状の火炉ケース104が設けられており、火炉ケース104内はバーナ(図示省略)に連通されている。
【0003】
機体102の後面には直方体箱状の送風機取付台106が設けられており、送風機取付台106内は機体102内に連通されている。送風機取付台106の後面には、複数のボルト及びナット(図示省略)による締結によって送風機108が取り付けられており、送風機108が駆動されることで、外気が火炉ケース104内に導入されてバーナによって熱風にされ、この熱風が機体102内に送風された後に送風機108に吸引される。これにより、熱風が機体102内で流動される穀物に送風されて、穀物が乾燥される。
【0004】
ところで、この循環型穀物乾燥装置100が狭い作業場に設置され、かつ、機体102の後面に対向する位置に窓がない場合には、送風機108の反機体102側に、複数のボルト及びナット(図示省略)による締結によって曲り管110の一端を取り付けて、曲り管110の他端を例えば左方へ開放させる。さらに、曲り管110の他端に、ビニール筒等とされた排風ダクト112の一端を取り付け、排風ダクト112の他端を窓から作業場外へ出す。これにより、送風機108に吸引された熱風が、曲り管110及び排風ダクト112を通過して作業場外へ排風される構成である。
【0005】
しかしながら、このような循環型穀物乾燥装置100では、上述の如く送風機取付台106に送風機108が取り付けられると共に、送風機108に曲り管110が取り付けられている。このため、送風機108の軸線方向(送風方向)が前後方向(機体102に対する曲り管110の突出長さ方向)に平行となって、送風機取付台106後面の後方に、送風機108の軸線方向長さと曲り管110の前後方向長さ(機体102に対する曲り管110の突出長さ)とを合わせた長さTのスペースが必要となり、広い設置スペースを必要とするという問題がある。
【0006】
さらに、曲り管110は、円筒状とされており、板金加工によって外側が内側に比し幅広に形成された多数の円筒110Aが、溶接によりつなぎ合わされて製作されている。このため、曲り管110の製作が困難であり、コストが高いという問題もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、設置スペースを狭くできる穀物乾燥装置またはコストを安くできる穀物乾燥装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の穀物乾燥装置は、内部に穀物が供給される装置本体と、前記装置本体の外側に設けられると共に一端の開放方向と他端の開放方向とが平行でない筒状とされ、かつ、一端の前記装置本体への取付角度を変更可能にされて他端の開放方向を変更可能にされ、前記装置本体内に連通された曲り管と、前記曲り管の反前記装置本体側に設けられ、駆動されることで前記曲り管を介して前記装置本体内に外気を吸引する送風手段と、前記装置本体に設けられ、前記装置本体内に吸引された外気から熱風を生成することで穀物が乾燥される熱風生成手段と、を備えている。
【0009】
請求項1に記載の穀物乾燥装置では、送風手段が駆動されることで、装置本体の外側に設けられた曲り管を介して装置本体内に外気が吸引され、この装置本体内に吸引された外気から熱風生成手段によって熱風が生成されることで、装置本体内に供給される穀物が乾燥される。
【0010】
ここで、曲り管は一端の開放方向と他端の開放方向とが平行でない筒状とされると共に、曲り管の反装置本体側に送風手段が設けられているため、送風手段の軸線方向(例えば送風方向)が装置本体に対する曲り管の突出長さ方向に平行とならず、装置本体に対する曲り管及び送風手段の突出長さを短くできる。これにより、穀物乾燥装置の設置スペースを狭くすることができる。
【0011】
請求項2に記載の穀物乾燥装置は、内部に穀物が供給される装置本体と、前記装置本体に設けられ、前記装置本体内に導入された外気から熱風を生成することで穀物が乾燥される熱風生成手段と、前記装置本体の外側に設けられると共に断面多角形状で一端の開放方向と他端の開放方向とが平行でない筒状とされ、かつ、一端の前記装置本体への取付角度を変更可能にされて他端の開放方向を変更可能にされ、前記装置本体内から排風される熱風が通過する曲り管と、を備えている。
【0012】
請求項2に記載の穀物乾燥装置では、装置本体内に導入された外気から熱風生成手段によって熱風が生成されることで、装置本体内に供給される穀物が乾燥される。また、装置本体の外側に設けられかつ一端の開放方向と他端の開放方向とが平行でない筒状とされた曲り管を、装置本体内から排風される熱風が通過する。
【0013】
ここで、曲り管が断面多角形状(角筒状)とされているため、この曲り管の製作に、従来の円筒状の曲り管の如き多数の円筒の形成及び多数の円筒の溶接によるつなぎ合わせが不要である。これにより、曲り管の製作を容易にでき、コストを安くすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図4には、本発明の穀物乾燥装置が適用されて構成された実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置10が縦断面図にて示されており、図5には、循環式穀物乾燥装置10が図4の5−5線に沿った縦断面図にて示されている。さらに、図1には、循環式穀物乾燥装置10が図5の1−1線に沿った横断面図にて示されている。
【0015】
本実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置10は、装置本体を構成する機体12を備えており、機体12は上下に高く前後に長い直方体箱状とされている。循環型穀物乾燥装置10は狭い作業場に設置されており、機体12の後面に対向する位置には窓が存在していない。
【0016】
機体12内の上部は穀槽14とされており、穀槽14内には穀物K(例えば籾)が貯蔵される。
【0017】
機体12内の下部には一対の排風路隔壁16が設けられており、各排風路隔壁16は通気性を有している。各排風路隔壁16は、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されると共に、機体12の各側面板から機体12の左右方向中央へ向けて下方に傾斜しており、一対の排風路隔壁16は漏斗状とされている。
【0018】
一対の排風路隔壁16の機体12内側には、風胴板18が設けられており、風胴板18は、通気性を有すると共に、略菱形筒状とされている。風胴板18は機体12の前面板と後面板との間に架け渡されると共に、風胴板18の下側は、対向する各排風路隔壁16に平行とされており、風胴板18の内部は熱風路22とされている。熱風路22に対応して機体12の前面板には矩形状の外気入口26が形成されており、外気入口26は熱風路22に連通している。
【0019】
風胴板18の上側と各排風路隔壁16の上部との間には、導風路隔壁32が設けられており、各導風路隔壁32は、通気性を有すると共に、略菱形筒状とされている。各導風路隔壁32は機体12の前面板と後面板との間に架け渡されており、各導風路隔壁32の内部は導風路34とされている。各導風路隔壁32の下側は、対向する各排風路隔壁16に平行とされると共に、対向する風胴板18に平行とされている。
【0020】
風胴板18の左方及び右方には、風胴板18と導風路隔壁32との間、導風路隔壁32と排風路隔壁16との間、及び、風胴板18と排風路隔壁16との間において、穀物流下路36が形成されており、各穀物流下路36には穀槽14内に貯蔵された穀物Kが流下(流動)する。
【0021】
各穀物流下路36の下端間には、円筒状のシャッタドラム38が設けられており、シャッタドラム38は、各穀物流下路36の下端を略閉塞すると共に、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されて軸心回りに回転可能とされている。シャッタドラム38の外周には、軸方向に長尺とされた矩形状のスリット40が一対形成されており、一方のスリット40はシャッタドラム38外周の前側に配置されると共に、他方のスリット40は、シャッタドラム38外周の後側かつ一方のスリット40の周方向反対側に配置されている。ここで、シャッタドラム38が回転して各スリット40が各穀物流下路36の下端に対面することで、各穀物流下路36内の穀物Kが各スリット40を経てシャッタドラム38内に流入し、さらにシャッタドラム38が回転して各スリット40が下向きとなることで、シャッタドラム38内に流入した穀物Kが下方へ排出される。
【0022】
一対の排風路隔壁16の下方には一対の張込流し板42が設けられており、各張込流し板42は、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されている。一対の張込流し板42は、それぞれ機体12の各側面板から機体12の左右方向中央へ向けて下方に傾斜されて、漏斗状とされている。また、各張込流し板42と各排風路隔壁16との間は排風路44とされている。
【0023】
機体12の各側面板下部には張込ホッパ46が開閉可能に設けられており、各張込ホッパ46が開放されることで、機体12内へ穀物Kを張込み(供給)可能とされている。ここで、シャッタドラム38から排出された穀物Kまたは張込ホッパ46から張込まれた穀物Kは、各張込流し板42の下端間に流下する。
【0024】
各張込流し板42の下端間には、下スクリューコンベヤ48が設けられており、下スクリューコンベヤ48は、後端が機体12の後面板に固定されると共に、前端が機体12の前面から前方に突出している。下スクリューコンベヤ48は、長尺樋状の下搬送樋50を有しており、機体12外における下搬送樋50の上面は閉塞されている。機体12内における下搬送樋50は排風路44に連通されており、下搬送樋50内には各張込流し板42の下端間に到達した穀物Kが流下する。下搬送樋50内には下スクリュー52が設けられており、下搬送樋50内に流下した穀物Kが下スクリュー52によって前方へ搬送される。
【0025】
機体12の前方には、右側において昇降機54が立設されており、昇降機54の上部は機体12の上面板よりも上方へ突出している。昇降機54内には無端ベルト56が配置されており、無端ベルト56にはバケット58が一定間隔で取り付けられている。昇降機54内の下端は下搬送樋50内の前端に連通されており、下スクリューコンベヤ48(下搬送樋50内の前端)から排出されて昇降機54内の下端に堆積した穀物Kが、無端ベルト56の回転によりバケット58によって昇降機54内の上端まで持上搬送される。
【0026】
機体12の上端には上スクリューコンベヤ60が設けられており、上スクリューコンベヤ60は、後端が機体12の上面板中央直下に配置されると共に、前端が機体12の前面板から突出している。上スクリューコンベヤ60は、長尺樋状の上搬送樋62を有しており、上搬送樋62の後端下面は開放されている。上搬送樋62内の前端は昇降機54内の上端に連通されており、昇降機54内の上端まで搬送された穀物Kが上搬送樋62内の前端に流下する。上搬送樋62内には上スクリュー64が設けられており、上搬送樋62内の前端に流下した穀物Kが上スクリュー64によって後方へ搬送される。また、上搬送樋62内の前端は排出管66に連通可能とされており、上搬送樋62内の前端が排出管66に連通された際には、上搬送樋62内の前端に流下した穀物Kが排出管66を経て循環式穀物乾燥装置10から排出される。
【0027】
上スクリューコンベヤ60後端の下方には円盤状の均分機68が回転可能に設けられており、上スクリューコンベヤ60の後端(上搬送樋62内の後端)に搬送された穀物Kが、回転される均分機68の上面に流下することで、遠心力によって穀槽14内へ均等に放散分配される。
【0028】
機体12の前面下部には、左側部位において装置本体を構成する直方体箱状の火炉ケース70が設けられており、火炉ケース70の前面板にはスリット状の外気導入口72が複数形成されている。火炉ケース70の後面板は部分的に開放されており、火炉ケース70内は上記外気入口26に連通されている。また、火炉ケース70下面板の左側部位は開放されている。
【0029】
機体12の前面下部には、火炉ケース70直下の左側において装置本体を構成する直方体箱状のバーナケース74が設けられている。バーナケース74の上面板は部分的に開放されており、バーナケース74内は火炉ケース70内に連通されている。また、バーナケース74内には、熱風生成手段としてのバーナ76が設けられている。
【0030】
機体12の後面下部には、装置本体を構成する直方体箱状の送風機取付台78が設けられており、送風機取付台78内は上記各排風路44に連通されている。送風機取付台78の後面(外側)には、曲り管84の一端が複数のボルト及びナット86による締結によって取り付けられている。曲り管84は、板金加工により、上面及び下面が略扇状の平面とされると共に、外周面が略円周面とされており、断面四角形状で軸線が内周角90°の略円弧状に曲げられた筒状とされている。また、曲り管84の一端(送風機取付台78側端)は円状に開口されて前方へ開放されかつ曲り管84内が送風機取付台78内に連通されると共に、曲り管84の他端(反送風機取付台78側端)は円状に開口されて左方へ開放されている。
【0031】
曲り管84の他端側には、送風手段としての送風機80が配置されている。送風機80は円筒状の送風筒88を有しており、送風筒88の一端が曲り管84の他端に複数のボルト及びナット90によって締結されることで、曲り管84の他端に送風機80が取り付けられている。送風筒88内には送風ファン92が設けられており、送風機80が駆動されることで、送風ファン92が回転されて、送風筒88内(送風機80内)を一端から他端へ向けて風が送風される。
【0032】
送風筒88(送風機80)の他端(反曲り管84側端)には、排風ダクト94の一端が複数のボルト及びナット96による締結によって取り付けられており、排風ダクト94は、可撓性を有するビニール筒等とされて、他端が作業場の窓等から作業場外へ出されている。
【0033】
ここで、送風機80が駆動されることで、外気が、外気導入口72から火炉ケース70内及び外気入口26を経て熱風路22内に吸引流入され、さらに、風胴板18、各穀物流下路36、各排風路隔壁16、各排風路44、送風機取付台78内及び曲り管84内を経て送風機80内(送風筒88内)に吸引送風され、かつ、排風ダクト94を経て作業場外へ排風される。また、各穀物流下路36の上部を送風される外気は、各導風路隔壁32及び各導風路34を通過する。
【0034】
また、外気導入口72から火炉ケース70内に導入された外気が、バーナ76によって熱風(乾燥風)にされて各穀物流下路36へ送風されることで、各穀物流下路36内の穀物Kが乾燥される。
【0035】
機体12の前面下部には、火炉ケース70の直上において操作盤82が設けられている。操作盤82には、張込運転スイッチ及び乾燥運転スイッチ等の各種の操作スイッチ(図示省略)が設けられており、操作盤82の各種の操作スイッチが操作されることで、循環式穀物乾燥装置10が運転及び制御される構成である。
【0036】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0037】
以上の構成の循環式穀物乾燥装置10では、操作盤82の張込運転スイッチを運転操作すると、下スクリューコンベヤ48、昇降機54、上スクリューコンベヤ60及び均分機68が駆動され、その後、張込ホッパ46を開放して穀物Kを機体12内へ張込む。機体12内へ張込まれた穀物Kは張込流し板42によって下スクリューコンベヤ48に案内され、下スクリューコンベヤ48から昇降機54、上スクリューコンベヤ60及び均分機68を経て、穀槽14内及び各穀物流下路36へ張り込まれる(貯蔵される)。穀物Kの張込処理終了後には、操作盤82の操作によりまたは自動的に、穀物Kの張込運転が停止される。
【0038】
操作盤82の乾燥運転スイッチを運転操作すると、循環式穀物乾燥装置10の全体が運転されて、シャッタドラム38、下スクリューコンベヤ48、昇降機54、上スクリューコンベヤ60、均分機68、送風機80が駆動されると共に、バーナ76が点火される。
【0039】
これにより、穀槽14内に貯蔵された穀物Kが、各穀物流下路36、シャッタドラム38、下スクリューコンベヤ48、昇降機54、上スクリューコンベヤ60及び均分機68を経て穀槽14に戻され、循環式穀物乾燥装置10内を循環される。
【0040】
さらに、送風機80の駆動により、外気導入口72から火炉ケース70内に吸引導入された外気からバーナ76によって熱風が生成され、この熱風が外気入口26、熱風路22及び風胴板18を介して各穀物流下路36へ吸引送風されて各穀物流下路36内の穀物Kの水分を吸収することで、穀物Kが乾燥される。穀物Kの水分を吸収した後の熱風は、各排風路隔壁16、各排風路44、送風機取付台78内及び曲り管84内を経て(通過して)送風機80に吸引送風され、さらに、排風ダクト94を経て作業場外へ排風される。
【0041】
また、穀物Kは、必要に応じて所望の含水率に達するまで循環式穀物乾燥装置10内を循環され、さらに必要に応じて、シャッタドラム38の駆動が停止されると共に下スクリューコンベヤ48、昇降機54、上スクリューコンベヤ60及び均分機68の駆動が継続されて全ての穀物Kが穀槽14内及び各穀物流下路36に貯蔵されることで、穀物Kの乾燥処理が終了する。
【0042】
穀物Kの乾燥処理が終了した後には、操作盤82の操作によりまたは自動的に、シャッタドラム38、下スクリューコンベヤ48及び昇降機54(必要に応じて更に上スクリューコンベヤ60及び均分機68)が駆動されると共に、上搬送樋62内の前端が排出管66に連通されることで、全ての穀物Kが排出管66を経て循環式穀物乾燥装置10から排出される。
【0043】
ここで、上記曲り管84は、一端(送風機取付台78側端)の開放方向が前方とされかつ他端(反送風機取付台78側端)の開放方向が左方とされて両者が垂直とされた筒状とされると共に、曲り管84の他端に送風機80が設けられている。このため、送風機80(送風筒88)の軸線方向(送風方向)が送風機取付台78に対する曲り管84の突出長さ方向(後方)に垂直となり、送風機取付台78に対する曲り管84及び送風機80の突出長さWを、送風機取付台78に対する曲り管84のみの突出長さにできて、短くすることができる。これにより、循環式穀物乾燥装置10の設置スペースを狭くすることができる。
【0044】
さらに、曲り管84が断面四角形状(四角筒状)とされているため、この曲り管84の製作に、従来の円筒状の曲り管の如き多数の円筒の形成及び多数の円筒の溶接によるつなぎ合わせが不要である。これにより、曲り管84の製作を容易にでき、コストを安くすることができる。
【0045】
なお、本実施の形態では、曲り管84の他端(反送風機取付台78側端)が左方へ開放された構成としたが、曲り管84の一端の送風機取付台78への取り付け角度は任意の角度に変更可能であり、曲り管の他端(反装置本体側端)を右方、上方、下方、斜め上方、斜め下方等他の任意の角度に開放させた構成としてもよい。
【0046】
さらに、曲り管84を断面四角形状とした構成としたが、曲り管は断面多角形状(角筒状)であればよく、曲り管の断面を三角形状や五角形状等他の多角形状とした構成としてもよい。
【0047】
また、曲り管84を軸線が内周角90°の略円弧状に曲げられた筒状とした構成としたが、曲り管は一端の開放方向と他端の開放方向とが平行でない筒状であればよく、例えば曲り管を軸線が屈曲された筒状や対向する面が三角形または台形とされた筒状とした構成としてもよい。
【0048】
【発明の効果】
請求項1に記載の穀物乾燥装置では、曲り管を一端の開放方向と他端の開放方向とが平行でない筒状とすると共に、曲り管の反装置本体側に送風手段を設けたため、装置本体に対する曲り管及び送風手段の突出長さを短くでき、穀物乾燥装置の設置スペースを狭くすることができる。
【0049】
請求項2に記載の穀物乾燥装置では、曲り管が断面多角形状とされているため、曲り管の製作を容易にでき、コストを安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置の図5の1−1線に沿った横断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置の主要部の右側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置の主要部の背面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置の前後方向に沿った縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置の図4の5−5線に沿った縦断面図である。
【図6】従来の循環式穀物乾燥装置の平面図である。
【符号の説明】
10 循環式穀物乾燥装置
12 機体(装置本体)
70 火炉ケース(装置本体)
74 バーナケース(装置本体)
76 バーナ(熱風生成手段)
78 送風機取付台(装置本体)
80 送風機(送風手段)
84 曲り管
K 穀物

Claims (2)

  1. 内部に穀物が供給される装置本体と、
    前記装置本体の外側に設けられると共に一端の開放方向と他端の開放方向とが平行でない筒状とされ、かつ、一端の前記装置本体への取付角度を変更可能にされて他端の開放方向を変更可能にされ、前記装置本体内に連通された曲り管と、
    前記曲り管の反前記装置本体側に設けられ、駆動されることで前記曲り管を介して前記装置本体内に外気を吸引する送風手段と、
    前記装置本体に設けられ、前記装置本体内に吸引された外気から熱風を生成することで穀物が乾燥される熱風生成手段と、
    を備えた穀物乾燥装置。
  2. 内部に穀物が供給される装置本体と、
    前記装置本体に設けられ、前記装置本体内に導入された外気から熱風を生成することで穀物が乾燥される熱風生成手段と、
    前記装置本体の外側に設けられると共に断面多角形状で一端の開放方向と他端の開放方向とが平行でない筒状とされ、かつ、一端の前記装置本体への取付角度を変更可能にされて他端の開放方向を変更可能にされ、前記装置本体内から排風される熱風が通過する曲り管と、
    を備えた穀物乾燥装置。
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