JP2003302162A - 穀物乾燥装置 - Google Patents

穀物乾燥装置

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JP2003302162A JP2002108161A JP2002108161A JP2003302162A JP 2003302162 A JP2003302162 A JP 2003302162A JP 2002108161 A JP2002108161 A JP 2002108161A JP 2002108161 A JP2002108161 A JP 2002108161A JP 2003302162 A JP2003302162 A JP 2003302162A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペースを狭くできると共にコストを安
くできる。 【解決手段】 循環式穀物乾燥装置10では、熱風が外
気入口26、熱風路22及び風胴板18を介して各穀物
流下路36へ送風されることで、各穀物流下路36を流
下する穀物Kが乾燥され、さらに、この熱風が各排風路
隔壁16、各排風路44、送風機取付台78内及び曲り
管84内を経て送風機80に吸引されて、排風ダクト9
4から排風される。ここで、曲り管84を一端と他端と
で開放方向が平行でない筒状とすると共に曲り管84の
反送風機取付台78側端に送風機80を設けたため、送
風機80の軸線方向が前後方向に平行とならず、送風機
取付台78に対する曲り管84及び送風機80の突出長
さWを短くできて、循環式穀物乾燥装置10の設置スペ
ースを狭くできる。さらに、曲り管84を四角筒状とし
たため、曲り管84の製作を容易にでき、コストを安く
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀物を乾燥する穀
物乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図6に示す循環型穀物乾燥装置1
00は、機体102を備えており、機体102内には穀
物が循環流動される。機体102の前面には直方体箱状
の火炉ケース104が設けられており、火炉ケース10
4内はバーナ(図示省略)に連通されている。
【0003】機体102の後面には直方体箱状の送風機
取付台106が設けられており、送風機取付台106内
は機体102内に連通されている。送風機取付台106
の後面には、複数のボルト及びナット(図示省略)によ
る締結によって送風機108が取り付けられており、送
風機108が駆動されることで、外気が火炉ケース10
4内に導入されてバーナによって熱風にされ、この熱風
が機体102内に送風された後に送風機108に吸引さ
れる。これにより、熱風が機体102内で流動される穀
物に送風されて、穀物が乾燥される。
【0004】ところで、この循環型穀物乾燥装置100
が狭い作業場に設置され、かつ、機体102の後面に対
向する位置に窓がない場合には、送風機108の反機体
102側に、複数のボルト及びナット(図示省略)によ
る締結によって曲り管110の一端を取り付けて、曲り
管110の他端を例えば左方へ開放させる。さらに、曲
り管110の他端に、ビニール筒等とされた排風ダクト
112の一端を取り付け、排風ダクト112の他端を窓
から作業場外へ出す。これにより、送風機108に吸引
された熱風が、曲り管110及び排風ダクト112を通
過して作業場外へ排風される構成である。
【0005】しかしながら、このような循環型穀物乾燥
装置100では、上述の如く送風機取付台106に送風
機108が取り付けられると共に、送風機108に曲り
管110が取り付けられている。このため、送風機10
8の軸線方向(送風方向)が前後方向(機体102に対
する曲り管110の突出長さ方向)に平行となって、送
風機取付台106後面の後方に、送風機108の軸線方
向長さと曲り管110の前後方向長さ(機体102に対
する曲り管110の突出長さ)とを合わせた長さTのス
ペースが必要となり、広い設置スペースを必要とすると
いう問題がある。
【0006】さらに、曲り管110は、円筒状とされて
おり、板金加工によって外側が内側に比し幅広に形成さ
れた多数の円筒110Aが、溶接によりつなぎ合わされ
て製作されている。このため、曲り管110の製作が困
難であり、コストが高いという問題もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、設置スペースを狭くできる穀物乾燥装置またはコ
ストを安くできる穀物乾燥装置を得ることが目的であ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の穀物乾
燥装置は、内部に穀物が供給される装置本体と、前記装
置本体の外側に設けられると共に一端の開放方向と他端
の開放方向とが平行でない筒状とされ、前記装置本体内
に連通された曲り管と、前記曲り管の反前記装置本体側
に設けられ、駆動されることで前記曲り管を介して前記
装置本体内に外気を吸引する送風手段と、前記装置本体
に設けられ、前記装置本体内に吸引された外気から熱風
を生成することで穀物が乾燥される熱風生成手段と、を
備えている。
【0009】請求項1に記載の穀物乾燥装置では、送風
手段が駆動されることで、装置本体の外側に設けられた
曲り管を介して装置本体内に外気が吸引され、この装置
本体内に吸引された外気から熱風生成手段によって熱風
が生成されることで、装置本体内に供給される穀物が乾
燥される。
【0010】ここで、曲り管は一端の開放方向と他端の
開放方向とが平行でない筒状とされると共に、曲り管の
反装置本体側に送風手段が設けられているため、送風手
段の軸線方向(例えば送風方向)が装置本体に対する曲
り管の突出長さ方向に平行とならず、装置本体に対する
曲り管及び送風手段の突出長さを短くできる。これによ
り、穀物乾燥装置の設置スペースを狭くすることができ
る。
【0011】請求項2に記載の穀物乾燥装置は、内部に
穀物が供給される装置本体と、前記装置本体に設けら
れ、前記装置本体内に導入された外気から熱風を生成す
ることで穀物が乾燥される熱風生成手段と、前記装置本
体の外側に設けられると共に断面多角形状で一端の開放
方向と他端の開放方向とが平行でない筒状とされ、前記
装置本体内から排風される熱風が通過する曲り管と、を
備えている。
【0012】請求項2に記載の穀物乾燥装置では、装置
本体内に導入された外気から熱風生成手段によって熱風
が生成されることで、装置本体内に供給される穀物が乾
燥される。また、装置本体の外側に設けられかつ一端の
開放方向と他端の開放方向とが平行でない筒状とされた
曲り管を、装置本体内から排風される熱風が通過する。
【0013】ここで、曲り管が断面多角形状(角筒状)
とされているため、この曲り管の製作に、従来の円筒状
の曲り管の如き多数の円筒の形成及び多数の円筒の溶接
によるつなぎ合わせが不要である。これにより、曲り管
の製作を容易にでき、コストを安くすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図4には、本発明の穀物乾燥装置
が適用されて構成された実施の形態に係る循環式穀物乾
燥装置10が縦断面図にて示されており、図5には、循
環式穀物乾燥装置10が図4の5−5線に沿った縦断面
図にて示されている。さらに、図1には、循環式穀物乾
燥装置10が図5の1−1線に沿った横断面図にて示さ
れている。
【0015】本実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置1
0は、装置本体を構成する機体12を備えており、機体
12は上下に高く前後に長い直方体箱状とされている。
循環型穀物乾燥装置10は狭い作業場に設置されてお
り、機体12の後面に対向する位置には窓が存在してい
ない。
【0016】機体12内の上部は穀槽14とされてお
り、穀槽14内には穀物K(例えば籾)が貯蔵される。
【0017】機体12内の下部には一対の排風路隔壁1
6が設けられており、各排風路隔壁16は通気性を有し
ている。各排風路隔壁16は、機体12の前面板と後面
板との間に架け渡されると共に、機体12の各側面板か
ら機体12の左右方向中央へ向けて下方に傾斜してお
り、一対の排風路隔壁16は漏斗状とされている。
【0018】一対の排風路隔壁16の機体12内側に
は、風胴板18が設けられており、風胴板18は、通気
性を有すると共に、略菱形筒状とされている。風胴板1
8は機体12の前面板と後面板との間に架け渡されると
共に、風胴板18の下側は、対向する各排風路隔壁16
に平行とされており、風胴板18の内部は熱風路22と
されている。熱風路22に対応して機体12の前面板に
は矩形状の外気入口26が形成されており、外気入口2
6は熱風路22に連通している。
【0019】風胴板18の上側と各排風路隔壁16の上
部との間には、導風路隔壁32が設けられており、各導
風路隔壁32は、通気性を有すると共に、略菱形筒状と
されている。各導風路隔壁32は機体12の前面板と後
面板との間に架け渡されており、各導風路隔壁32の内
部は導風路34とされている。各導風路隔壁32の下側
は、対向する各排風路隔壁16に平行とされると共に、
対向する風胴板18に平行とされている。
【0020】風胴板18の左方及び右方には、風胴板1
8と導風路隔壁32との間、導風路隔壁32と排風路隔
壁16との間、及び、風胴板18と排風路隔壁16との
間において、穀物流下路36が形成されており、各穀物
流下路36には穀槽14内に貯蔵された穀物Kが流下
(流動)する。
【0021】各穀物流下路36の下端間には、円筒状の
シャッタドラム38が設けられており、シャッタドラム
38は、各穀物流下路36の下端を略閉塞すると共に、
機体12の前面板と後面板との間に架け渡されて軸心回
りに回転可能とされている。シャッタドラム38の外周
には、軸方向に長尺とされた矩形状のスリット40が一
対形成されており、一方のスリット40はシャッタドラ
ム38外周の前側に配置されると共に、他方のスリット
40は、シャッタドラム38外周の後側かつ一方のスリ
ット40の周方向反対側に配置されている。ここで、シ
ャッタドラム38が回転して各スリット40が各穀物流
下路36の下端に対面することで、各穀物流下路36内
の穀物Kが各スリット40を経てシャッタドラム38内
に流入し、さらにシャッタドラム38が回転して各スリ
ット40が下向きとなることで、シャッタドラム38内
に流入した穀物Kが下方へ排出される。
【0022】一対の排風路隔壁16の下方には一対の張
込流し板42が設けられており、各張込流し板42は、
機体12の前面板と後面板との間に架け渡されている。
一対の張込流し板42は、それぞれ機体12の各側面板
から機体12の左右方向中央へ向けて下方に傾斜され
て、漏斗状とされている。また、各張込流し板42と各
排風路隔壁16との間は排風路44とされている。
【0023】機体12の各側面板下部には張込ホッパ4
6が開閉可能に設けられており、各張込ホッパ46が開
放されることで、機体12内へ穀物Kを張込み(供給)
可能とされている。ここで、シャッタドラム38から排
出された穀物Kまたは張込ホッパ46から張込まれた穀
物Kは、各張込流し板42の下端間に流下する。
【0024】各張込流し板42の下端間には、下スクリ
ューコンベヤ48が設けられており、下スクリューコン
ベヤ48は、後端が機体12の後面板に固定されると共
に、前端が機体12の前面から前方に突出している。下
スクリューコンベヤ48は、長尺樋状の下搬送樋50を
有しており、機体12外における下搬送樋50の上面は
閉塞されている。機体12内における下搬送樋50は排
風路44に連通されており、下搬送樋50内には各張込
流し板42の下端間に到達した穀物Kが流下する。下搬
送樋50内には下スクリュー52が設けられており、下
搬送樋50内に流下した穀物Kが下スクリュー52によ
って前方へ搬送される。
【0025】機体12の前方には、右側において昇降機
54が立設されており、昇降機54の上部は機体12の
上面板よりも上方へ突出している。昇降機54内には無
端ベルト56が配置されており、無端ベルト56にはバ
ケット58が一定間隔で取り付けられている。昇降機5
4内の下端は下搬送樋50内の前端に連通されており、
下スクリューコンベヤ48(下搬送樋50内の前端)か
ら排出されて昇降機54内の下端に堆積した穀物Kが、
無端ベルト56の回転によりバケット58によって昇降
機54内の上端まで持上搬送される。
【0026】機体12の上端には上スクリューコンベヤ
60が設けられており、上スクリューコンベヤ60は、
後端が機体12の上面板中央直下に配置されると共に、
前端が機体12の前面板から突出している。上スクリュ
ーコンベヤ60は、長尺樋状の上搬送樋62を有してお
り、上搬送樋62の後端下面は開放されている。上搬送
樋62内の前端は昇降機54内の上端に連通されてお
り、昇降機54内の上端まで搬送された穀物Kが上搬送
樋62内の前端に流下する。上搬送樋62内には上スク
リュー64が設けられており、上搬送樋62内の前端に
流下した穀物Kが上スクリュー64によって後方へ搬送
される。また、上搬送樋62内の前端は排出管66に連
通可能とされており、上搬送樋62内の前端が排出管6
6に連通された際には、上搬送樋62内の前端に流下し
た穀物Kが排出管66を経て循環式穀物乾燥装置10か
ら排出される。
【0027】上スクリューコンベヤ60後端の下方には
円盤状の均分機68が回転可能に設けられており、上ス
クリューコンベヤ60の後端(上搬送樋62内の後端)
に搬送された穀物Kが、回転される均分機68の上面に
流下することで、遠心力によって穀槽14内へ均等に放
散分配される。
【0028】機体12の前面下部には、左側部位におい
て装置本体を構成する直方体箱状の火炉ケース70が設
けられており、火炉ケース70の前面板にはスリット状
の外気導入口72が複数形成されている。火炉ケース7
0の後面板は部分的に開放されており、火炉ケース70
内は上記外気入口26に連通されている。また、火炉ケ
ース70下面板の左側部位は開放されている。
【0029】機体12の前面下部には、火炉ケース70
直下の左側において装置本体を構成する直方体箱状のバ
ーナケース74が設けられている。バーナケース74の
上面板は部分的に開放されており、バーナケース74内
は火炉ケース70内に連通されている。また、バーナケ
ース74内には、熱風生成手段としてのバーナ76が設
けられている。
【0030】機体12の後面下部には、装置本体を構成
する直方体箱状の送風機取付台78が設けられており、
送風機取付台78内は上記各排風路44に連通されてい
る。送風機取付台78の後面(外側)には、曲り管84
の一端が複数のボルト及びナット86による締結によっ
て取り付けられている。曲り管84は、板金加工によ
り、上面及び下面が略扇状の平面とされると共に、外周
面が略円周面とされており、断面四角形状で軸線が内周
角90°の略円弧状に曲げられた筒状とされている。ま
た、曲り管84の一端(送風機取付台78側端)は円状
に開口されて前方へ開放されかつ曲り管84内が送風機
取付台78内に連通されると共に、曲り管84の他端
(反送風機取付台78側端)は円状に開口されて左方へ
開放されている。
【0031】曲り管84の他端側には、送風手段として
の送風機80が配置されている。送風機80は円筒状の
送風筒88を有しており、送風筒88の一端が曲り管8
4の他端に複数のボルト及びナット90によって締結さ
れることで、曲り管84の他端に送風機80が取り付け
られている。送風筒88内には送風ファン92が設けら
れており、送風機80が駆動されることで、送風ファン
92が回転されて、送風筒88内(送風機80内)を一
端から他端へ向けて風が送風される。
【0032】送風筒88(送風機80)の他端(反曲り
管84側端)には、排風ダクト94の一端が複数のボル
ト及びナット96による締結によって取り付けられてお
り、排風ダクト94は、可撓性を有するビニール筒等と
されて、他端が作業場の窓等から作業場外へ出されてい
る。
【0033】ここで、送風機80が駆動されることで、
外気が、外気導入口72から火炉ケース70内及び外気
入口26を経て熱風路22内に吸引流入され、さらに、
風胴板18、各穀物流下路36、各排風路隔壁16、各
排風路44、送風機取付台78内及び曲り管84内を経
て送風機80内(送風筒88内)に吸引送風され、か
つ、排風ダクト94を経て作業場外へ排風される。ま
た、各穀物流下路36の上部を送風される外気は、各導
風路隔壁32及び各導風路34を通過する。
【0034】また、外気導入口72から火炉ケース70
内に導入された外気が、バーナ76によって熱風(乾燥
風)にされて各穀物流下路36へ送風されることで、各
穀物流下路36内の穀物Kが乾燥される。
【0035】機体12の前面下部には、火炉ケース70
の直上において操作盤82が設けられている。操作盤8
2には、張込運転スイッチ及び乾燥運転スイッチ等の各
種の操作スイッチ(図示省略)が設けられており、操作
盤82の各種の操作スイッチが操作されることで、循環
式穀物乾燥装置10が運転及び制御される構成である。
【0036】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0037】以上の構成の循環式穀物乾燥装置10で
は、操作盤82の張込運転スイッチを運転操作すると、
下スクリューコンベヤ48、昇降機54、上スクリュー
コンベヤ60及び均分機68が駆動され、その後、張込
ホッパ46を開放して穀物Kを機体12内へ張込む。機
体12内へ張込まれた穀物Kは張込流し板42によって
下スクリューコンベヤ48に案内され、下スクリューコ
ンベヤ48から昇降機54、上スクリューコンベヤ60
及び均分機68を経て、穀槽14内及び各穀物流下路3
6へ張り込まれる(貯蔵される)。穀物Kの張込処理終
了後には、操作盤82の操作によりまたは自動的に、穀
物Kの張込運転が停止される。
【0038】操作盤82の乾燥運転スイッチを運転操作
すると、循環式穀物乾燥装置10の全体が運転されて、
シャッタドラム38、下スクリューコンベヤ48、昇降
機54、上スクリューコンベヤ60、均分機68、送風
機80が駆動されると共に、バーナ76が点火される。
【0039】これにより、穀槽14内に貯蔵された穀物
Kが、各穀物流下路36、シャッタドラム38、下スク
リューコンベヤ48、昇降機54、上スクリューコンベ
ヤ60及び均分機68を経て穀槽14に戻され、循環式
穀物乾燥装置10内を循環される。
【0040】さらに、送風機80の駆動により、外気導
入口72から火炉ケース70内に吸引導入された外気か
らバーナ76によって熱風が生成され、この熱風が外気
入口26、熱風路22及び風胴板18を介して各穀物流
下路36へ吸引送風されて各穀物流下路36内の穀物K
の水分を吸収することで、穀物Kが乾燥される。穀物K
の水分を吸収した後の熱風は、各排風路隔壁16、各排
風路44、送風機取付台78内及び曲り管84内を経て
(通過して)送風機80に吸引送風され、さらに、排風
ダクト94を経て作業場外へ排風される。
【0041】また、穀物Kは、必要に応じて所望の含水
率に達するまで循環式穀物乾燥装置10内を循環され、
さらに必要に応じて、シャッタドラム38の駆動が停止
されると共に下スクリューコンベヤ48、昇降機54、
上スクリューコンベヤ60及び均分機68の駆動が継続
されて全ての穀物Kが穀槽14内及び各穀物流下路36
に貯蔵されることで、穀物Kの乾燥処理が終了する。
【0042】穀物Kの乾燥処理が終了した後には、操作
盤82の操作によりまたは自動的に、シャッタドラム3
8、下スクリューコンベヤ48及び昇降機54(必要に
応じて更に上スクリューコンベヤ60及び均分機68)
が駆動されると共に、上搬送樋62内の前端が排出管6
6に連通されることで、全ての穀物Kが排出管66を経
て循環式穀物乾燥装置10から排出される。
【0043】ここで、上記曲り管84は、一端(送風機
取付台78側端)の開放方向が前方とされかつ他端(反
送風機取付台78側端)の開放方向が左方とされて両者
が垂直とされた筒状とされると共に、曲り管84の他端
に送風機80が設けられている。このため、送風機80
(送風筒88)の軸線方向(送風方向)が送風機取付台
78に対する曲り管84の突出長さ方向(後方)に垂直
となり、送風機取付台78に対する曲り管84及び送風
機80の突出長さWを、送風機取付台78に対する曲り
管84のみの突出長さにできて、短くすることができ
る。これにより、循環式穀物乾燥装置10の設置スペー
スを狭くすることができる。
【0044】さらに、曲り管84が断面四角形状(四角
筒状)とされているため、この曲り管84の製作に、従
来の円筒状の曲り管の如き多数の円筒の形成及び多数の
円筒の溶接によるつなぎ合わせが不要である。これによ
り、曲り管84の製作を容易にでき、コストを安くする
ことができる。
【0045】なお、本実施の形態では、曲り管84の他
端(反送風機取付台78側端)が左方へ開放された構成
としたが、曲り管84の一端の送風機取付台78への取
り付け角度は任意の角度に変更可能であり、曲り管の他
端(反装置本体側端)を右方、上方、下方、斜め上方、
斜め下方等他の任意の角度に開放させた構成としてもよ
い。
【0046】さらに、曲り管84を断面四角形状とした
構成としたが、曲り管は断面多角形状(角筒状)であれ
ばよく、曲り管の断面を三角形状や五角形状等他の多角
形状とした構成としてもよい。
【0047】また、曲り管84を軸線が内周角90°の
略円弧状に曲げられた筒状とした構成としたが、曲り管
は一端の開放方向と他端の開放方向とが平行でない筒状
であればよく、例えば曲り管を軸線が屈曲された筒状や
対向する面が三角形または台形とされた筒状とした構成
としてもよい。
【0048】
【発明の効果】請求項1に記載の穀物乾燥装置では、曲
り管を一端の開放方向と他端の開放方向とが平行でない
筒状とすると共に、曲り管の反装置本体側に送風手段を
設けたため、装置本体に対する曲り管及び送風手段の突
出長さを短くでき、穀物乾燥装置の設置スペースを狭く
することができる。
【0049】請求項2に記載の穀物乾燥装置では、曲り
管が断面多角形状とされているため、曲り管の製作を容
易にでき、コストを安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置
の図5の1−1線に沿った横断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置
の主要部の右側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置
の主要部の背面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置
の前後方向に沿った縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置
の図4の5−5線に沿った縦断面図である。
【図6】従来の循環式穀物乾燥装置の平面図である。
【符号の説明】
10 循環式穀物乾燥装置 12 機体(装置本体) 70 火炉ケース(装置本体) 74 バーナケース(装置本体) 76 バーナ(熱風生成手段) 78 送風機取付台(装置本体) 80 送風機(送風手段) 84 曲り管 K 穀物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 睦 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 Fターム(参考) 3L113 AB03 AC03 AC40 AC56 BA03 DA16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に穀物が供給される装置本体と、 前記装置本体の外側に設けられると共に一端の開放方向
    と他端の開放方向とが平行でない筒状とされ、前記装置
    本体内に連通された曲り管と、 前記曲り管の反前記装置本体側に設けられ、駆動される
    ことで前記曲り管を介して前記装置本体内に外気を吸引
    する送風手段と、 前記装置本体に設けられ、前記装置本体内に吸引された
    外気から熱風を生成することで穀物が乾燥される熱風生
    成手段と、 を備えた穀物乾燥装置。
  2. 【請求項2】 内部に穀物が供給される装置本体と、 前記装置本体に設けられ、前記装置本体内に導入された
    外気から熱風を生成することで穀物が乾燥される熱風生
    成手段と、 前記装置本体の外側に設けられると共に断面多角形状で
    一端の開放方向と他端の開放方向とが平行でない筒状と
    され、前記装置本体内から排風される熱風が通過する曲
    り管と、 を備えた穀物乾燥装置。
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