JP7267529B2 - 穀物乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乾燥風が送風路の外側に送風されて穀物が乾燥される穀物乾燥装置に関する。
下記特許文献1に記載の穀物乾燥機では、熱風が熱風室に熱風供給口から供給されて穀物流下通路に送風されることで、穀物流下通路の穀物が乾燥される。さらに、穀物を乾燥させた熱風である排風が、熱風供給口に戻されて、熱風室に供給される。
しかしながら、この穀物乾燥機では、上述の如く、排風を熱風室の熱風供給口に戻す必要がある。このため、構成が複雑である。
特開2011-47630号公報
本発明は、上記事実を考慮し、構成を簡単にできる穀物乾燥装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の穀物乾燥装置は、穀物が収容される装置本体と、前記装置本体内に設けられると共に、供給口が設けられ、前記供給口から供給された乾燥風が外側に送風されて穀物が乾燥される送風路と、穀物を乾燥させた乾燥風である排風が前記装置本体外に向けて排出される排出路と、前記排出路に前記供給口とは別に設けられ、空気が前記排出路の排風によって加熱されて前記供給口を介さずに前記送風路に供給される加熱路と、を備える。
請求項2に記載の穀物乾燥装置は、請求項1に記載の穀物乾燥装置において、前記送風路に発生する負圧により前記加熱路の空気が前記送風路に供給される。
請求項3に記載の穀物乾燥装置は、請求項1又は請求項2に記載の穀物乾燥装置において、前記排出路の排風が収集される位置に前記加熱路が配置される。
請求項4に記載の穀物乾燥装置は、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の穀物乾燥装置において、前記排出路と前記加熱路との間に介在される状態で前記排出路の排風が前記加熱路の空気を加熱する介在部材を備える。
請求項5に記載の穀物乾燥装置は、請求項4に記載の穀物乾燥装置において、前記介在部材に設けられ、突出される突出部を備える。
請求項1に記載の穀物乾燥装置では、装置本体に穀物が収容されると共に、装置本体内に送風路が設けられており、送風路の供給口から供給された乾燥風が送風路の外側に送風されて、穀物が乾燥される。また、穀物を乾燥させた乾燥風である排風が排出路を介して装置本体外に向けて排出される。さらに、加熱路の空気が排出路の排風によって加熱されて送風路に供給される。
ここで、加熱路が排出路に送風路の供給口とは別に設けられる。このため、排風を供給口に供給する必要をなくすことができ、構成を簡単にできる。
請求項2に記載の穀物乾燥装置では、送風路に発生する負圧により加熱路の空気が送風路に供給される。このため、簡単な構成で加熱路の空気を送風路に供給できる。
請求項3に記載の穀物乾燥装置では、排出路の排風が収集される位置に加熱路が配置される。このため、加熱路の空気を加熱する排風の量を多くでき、加熱路の空気を効果的に加熱できる。
請求項4に記載の穀物乾燥装置では、排出路と加熱路との間に介在部材が介在される状態で、排出路の排風が加熱路の空気を加熱する。このため、加熱路の空気の湿度が低い状態で排出路の排風が加熱路の空気を加熱でき、排出路の排風による加熱路の空気の加熱効率を向上できる。
請求項5に記載の穀物乾燥装置では、介在部材の突出部が突出される。このため、排出路の排風の熱を効率良く加熱路の空気に伝達できる。
本発明の実施形態に係る穀物乾燥装置を示す左方から見た断面図である。 本発明の実施形態に係る穀物乾燥装置を示す前方から見た断面図(図1の2-2線断面図)である。 本発明の実施形態に係る穀物乾燥装置を示す上方から見た断面図(図1の3-3線断面図)である。 本発明の実施形態に係る穀物乾燥装置の主要部を示す左方から見た断面図である。
図1には、本発明の実施形態に係る穀物乾燥装置10(穀物遠赤外線乾燥装置)が左方から見た断面図にて示されており、図2には、穀物乾燥装置10が前方から見た断面図(図1の2-2線断面図)にて示されている。さらに、図3には、穀物乾燥装置10が上方から見た断面図(図1の3-3線断面図)にて示されている。なお、図面では、穀物乾燥装置10の前方を矢印FRで示し、穀物乾燥装置10の右方を矢印RHで示し、穀物乾燥装置10の上方を矢印UPで示す。
図1~図3に示す如く、本実施形態に係る穀物乾燥装置10は、装置本体としての機体12を備えており、機体12は、上下に高く前後に長い直方体形箱状にされている。
機体12内の上側部分は、収容室を構成する穀槽14にされており、穀槽14内には、穀物K(例えば籾)が貯留(収容)される。
機体12内の下側部分には、右側及び左側において、排風路隔壁16が設けられており、排風路隔壁16は、通気性を有すると共に、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されている。排風路隔壁16は、上下方向中間部が上下方向に延伸されると共に、上部及び下部が機体12の側面板から左右方向中央へ向けて下方に傾斜されており、一対の排風路隔壁16は、漏斗状とされている。
一対の排風路隔壁16間には、送風枠としての風胴板18が設けられており、風胴板18は、通気性を有すると共に、略六角形筒状にされている。風胴板18は、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されると共に、風胴板18の上下方向中間部及び下部は、対向する排風路隔壁16に平行にされており、風胴板18内は、送風路20にされている。機体12の前面板には、送風路20に対応して、供給口としての略矩形状の外気入口22が形成されており、外気入口22は、送風路20に連通している。
風胴板18の上部と各排風路隔壁16の上部との間には、導風路隔壁30が設けられており、導風路隔壁30は、通気性を有すると共に、略菱形筒状にされている。導風路隔壁30は、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されており、導風路隔壁30内は、導風路32にされている。導風路隔壁30の下側部分は、対向する排風路隔壁16に平行にされると共に、対向する風胴板18に平行にされている。
風胴板18の左方及び右方には、風胴板18と導風路隔壁30との間、導風路隔壁30と排風路隔壁16との間、及び、風胴板18と排風路隔壁16との間において、収容室を構成する穀物流下路34が形成されており、穀物流下路34には、穀槽14内に貯留された穀物Kが流下(流動)する。
一対の穀物流下路34の下端間には、風胴板18の下端の直下において、流動手段を構成する繰出手段としての円筒状のシャッタドラム36が設けられており、シャッタドラム36は、各穀物流下路34の下端を略閉塞すると共に、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されて軸回りに回転可能にされている。シャッタドラム36の外周には、矩形状のスリット38が一対形成されており、スリット38は、シャッタドラム36の軸方向に長尺にされている。一方のスリット38は、シャッタドラム36外周の前側に配置されており、他方のスリット38は、シャッタドラム36外周の後側かつ一方のスリット38の周方向反対側に配置されている。ここで、シャッタドラム36が回転してスリット38が穀物流下路34の下端に対面することで、穀物流下路34内の穀物Kがスリット38を経てシャッタドラム36内に流入し、更にシャッタドラム36が回転してスリット38が下向きとなることで、シャッタドラム36内に流入した穀物Kが下方へ排出される。
各排風路隔壁16の下方には、張込流し板40が設けられており、張込流し板40は、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されている。張込流し板40は、機体12の側面板から左右方向中央へ向けて下方に傾斜されており、一対の張込流し板40は、漏斗状にされている。また、機体12の側面板及び張込流し板40と排風路隔壁16との間は、排出路を構成する排風路42にされている。
機体12の各側面板の下部には、張込ホッパ44が開閉可能に設けられており、張込ホッパ44が開放されることで、機体12内へ穀物Kを張り込み(供給)可能にされている。ここで、シャッタドラム36から排出された穀物K又は張込ホッパ44から張り込まれた穀物Kは、一対の張込流し板40の下端間に流下する。
一対の張込流し板40の下端間には、流動手段を構成する下スクリューコンベヤ46が設けられており、下スクリューコンベヤ46は、後端が機体12の後面板に固定されると共に、前端が機体12の前面から前方に突出している。下スクリューコンベヤ46は、長尺樋状の下搬送樋48を有しており、機体12外における下搬送樋48の上面及び前面は、閉塞されている。機体12内における下搬送樋48は、排風路42に連通されており、下搬送樋48内には、一対の張込流し板40の下端間に到達した穀物Kが流下する。下搬送樋48内には、下スクリュー50が設けられており、下搬送樋48内に流下した穀物Kが下スクリュー50によって前方へ搬送される。
機体12の右側部分の前方には、流動手段を構成する昇降機52が立設されており、昇降機52の上部は、機体12の上面板よりも上方へ突出している。昇降機52内には、無端ベルト54が配置されており、無端ベルト54には、バケット56が一定間隔で取り付けられている。昇降機52内の下端は、下搬送樋48内の前端に連通されており、下スクリューコンベヤ46の前端(下搬送樋48内の前端)から排出されて昇降機52内の下端に堆積した穀物Kが、無端ベルト54の回転によりバケット56によって昇降機52内の上端まで持上搬送される。
機体12の上端には、流動手段を構成する上スクリューコンベヤ58が設けられており、上スクリューコンベヤ58は、後端が機体12の上面板中央直下に配置されると共に、前端が機体12の前面板から突出している。上スクリューコンベヤ58は、長尺樋状の上搬送樋60を有しており、上搬送樋60の後端下面は、開放されている。上搬送樋60内の前端は、昇降機52内の上端に連通されており、昇降機52内の上端まで搬送された穀物Kが上搬送樋60内の前端に流下する。上搬送樋60内には、上スクリュー62が設けられており、上搬送樋60内の前端に流下した穀物Kが上スクリュー62によって後方へ搬送される。また、上搬送樋60内の前端は、排出管64に連通可能とされており、上搬送樋60内の前端が排出管64に連通された際には、上搬送樋60内の前端に流下した穀物Kが排出管64を経て穀物乾燥装置10から排出される。
上スクリューコンベヤ58後端の下方には、流動手段を構成する円盤状の均分機66が回転可能に設けられており、上スクリューコンベヤ58の後端(上搬送樋60内の後端)に搬送された穀物Kが、回転される均分機66の上面に流下することで、遠心力によって穀槽14内へ均等に放散分配される。
機体12の前面下部には、昇降機52の左側において、略直方体形箱状の火炉ケース68が設けられており、火炉ケース68内は、上記外気入口22に連通されている。火炉ケース68の前面板には、スリット状の外気導入口72が複数形成されており、火炉ケース68内は、外気導入口72を介して機体12外に連通されている。
上記風胴板18内(送風路20)には、放射体としての遠赤外線放射体74が配置されている。遠赤外線放射体74は、円管状に形成されると共に、全体としてU字形に曲げられており、遠赤外線放射体74は、上側部分及び下側部分が前後方向に延伸されると共に、上側端及び下側端が外気入口22側に配置されている。遠赤外線放射体74は、下側部分が上側部分に対し拡径されており、遠赤外線放射体74の下側端には、挿入筒74Aが縮径されて形成されている。
遠赤外線放射体74の下側端には、乾燥風生成手段としてのバーナ76が固定されており、バーナ76は、先端側の燃焼筒76Aが遠赤外線放射体74の挿入筒74A内に挿入されると共に、火炉ケース68内に配置されている。
遠赤外線放射体74の上側端は、排気口78にされて、上記外気入口22の近傍において外気入口22に対向されており、バーナ76によって発生した加熱風(加熱された空気流)は、遠赤外線放射体74を加熱しながら、排気口78から送風路20に放出される。このため、送風路20の空気が加熱される。さらに、遠赤外線放射体74が当該加熱風によって加熱されて、遠赤外線放射体74から遠赤外線が放射される。
機体12の後面下部には、直方体形箱状の送風機取付台80(図4参照)が設けられており、送風機取付台80内は、排風室82にされて、上記各排風路42に連通されている。機体12の後面下部には、左右方向中央部において、介在部材(熱交換部)としての断面V字形板状の加熱板84が固定されており、加熱板84は、送風機取付台80内において上下方向に延伸されて、内部が断面三角形状の加熱路86にされている。加熱板84は、排風室82と加熱路86とを仕切っており、加熱路86は、上側が送風機取付台80の上面板によって閉塞されると共に、下側が送風機取付台80の下側に開放されている。加熱板84の後面には、突出部としてのV字形板状のフィン84Aが一体形成されており、フィン84Aは、上下方向に複数間隔を開けて配置されている。機体12の後面板下部には、矩形状の加熱入口88が形成されており、加熱入口88は、加熱路86の上端部を送風路20に連通させている。
送風機取付台80の後面には、排出路を構成する送風機92の前端が取り付けられると共に、送風機92の後端には、排出路を構成する排風ダクト94の一端が取り付けられており、排風ダクト94は、可撓性を有している。
これにより、送風機92が駆動されることで、機体12外の常温の外気が、火炉ケース68の前側から火炉ケース68の外気導入口72、火炉ケース68内及び外気入口22を経て送風路20に吸引流入されて、乾燥風にされ、さらに、風胴板18、穀物流下路34、排風路隔壁16、排風路42及び排風室82を経て送風機92内に吸引送風され、かつ、排風ダクト94を経て排風される。また、穀物流下路34の上部を送風される乾燥風は、導風路隔壁30及び導風路32を通過する。
しかも、バーナ76によって発生した加熱風により加熱された遠赤外線放射体74と遠赤外線放射体74の排気口78から送風路20に放出された加熱風とによって送風路20の乾燥風が加熱されて、熱風が生成されることで、熱風が穀物流下路34を通過する。そして、穀物流下路34を通過した熱風である排風が排風路隔壁16、排風路42、排風室82、送風機92内及び排風ダクト94内を経て排風される。また、遠赤外線放射体74から放射された遠赤外線も、穀物流下路34を通過する。
また、機体12外の常温の外気である追加風が、送風路20内に発生する負圧により送風機取付台80の下側から加熱路86及び加熱入口88を経て送風路20に吸引流入される。
しかも、排風室82の排風により加熱板84(複数のフィン84Aを含む)を介して追加風が加熱されて(追加風が排風室82の排風との熱交換により加熱されて)、温風が生成されることで、温風が穀物流下路34を通過する。そして、穀物流下路34を通過した温風である排風が排風路隔壁16、排風路42、排風室82、送風機92内及び排風ダクト94内を経て排風される。
機体12の前面下部には、制御装置としての操作盤(図示省略)が設けられており、操作盤は、穀物乾燥装置10の各駆動部に接続されている。操作盤には、張込運転スイッチ、乾燥運転スイッチ、排出運転スイッチ及び停止スイッチ等の各種の操作スイッチが設けられており、操作盤の各種の操作スイッチが操作されることで、穀物乾燥装置10が操作盤によって制御(運転及び停止等)される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成の穀物乾燥装置10では、操作盤の張込運転スイッチを運転操作すると、下スクリューコンベヤ46、昇降機52、上スクリューコンベヤ58及び均分機66が駆動されて、張込運転が開始され、その後、張込ホッパ44を開放して、刈り取ってきた穀物Kを機体12内へ張り込む。機体12内へ張り込まれた穀物Kは、張込流し板40によって下スクリューコンベヤ46に案内され、下スクリューコンベヤ46から昇降機52、上スクリューコンベヤ58及び均分機66を経て、穀槽14内及び各穀物流下路34へ搬送される(貯留される)。
張込運転が終了した後に、操作盤の乾燥運転スイッチを運転操作すると、シャッタドラム36、下スクリューコンベヤ46、昇降機52、上スクリューコンベヤ58、均分機66及び送風機92が駆動されると共に、バーナ76が点火されて、乾燥運転が開始される。
乾燥運転では、シャッタドラム36、下スクリューコンベヤ46、昇降機52、上スクリューコンベヤ58及び均分機66が駆動されることで、穀槽14内に貯留された穀物Kが、穀物流下路34、シャッタドラム36、下スクリューコンベヤ46、昇降機52、上スクリューコンベヤ58及び均分機66を経て穀槽14に戻されて、穀物乾燥装置10内を循環される。
さらに、機体12外からの乾燥風が、送風機92の駆動により、火炉ケース68の外気導入口72、火炉ケース68内及び機体12前面板の外気入口22を経て風胴板18内の送風路20に吸引導入されることで、送風路20において、乾燥風がバーナ76及び遠赤外線放射体74によって加熱されて、熱風が生成される。そして、熱風が、風胴板18を介して穀物流下路34へ吸引送風されて、穀物流下路34の穀物Kの水分を吸収することで、穀物Kが乾燥される(穀物流下路34の穀物Kは遠赤外線放射体74からの遠赤外線によっても加熱されて乾燥される)。穀物Kの水分を吸収した後の熱風である排風は、排風路隔壁16、排風路42、排風室82、送風機92内及び排風ダクト94内を経て排風される。
また、機体12外からの追加風が、送風路20内に発生する負圧により、送風機取付台80の下側から加熱板84内の加熱路86及び機体12後面板の加熱入口88を経て送風路20に吸引流入されることで、排風室82の排風により加熱板84(複数のフィン84Aを含む)を介して追加風が加熱されて、温風が生成される。そして、温風が、風胴板18を介して穀物流下路34へ吸引送風されて、穀物流下路34の穀物Kの水分を吸収することで、穀物Kが乾燥される。穀物Kの水分を吸収した後の温風である排風は、排風路隔壁16、排風路42、排風室82、送風機92内及び排風ダクト94内を経て排風される。
乾燥運転が終了した後に、操作盤の排出運転スイッチを運転操作すると、シャッタドラム36、下スクリューコンベヤ46、昇降機52、上スクリューコンベヤ58及び均分機66が駆動されて、排出運転が開始され、さらに、上搬送樋60内の前端が排出管64に連通されることで、穀物Kが排出管64を経て穀物乾燥装置10から排出される。
ここで、加熱路86及び加熱入口88が、排風室82に設けられて、外気入口22とは別に設けられている。このため、排風を外気入口22に供給して外気入口22から送風路20への乾燥風を排風によって加熱する必要をなくすことができ、穀物乾燥装置10の構成を簡単にできる。
さらに、送風機92の駆動により送風路20に発生する負圧によって、加熱路86の追加風が送風路20に供給される。このため、簡単な構成で加熱路86の追加風を送風路20に供給できる。
また、加熱路86が排風室82の送風機92内との接続位置に配置されて、左側の排風路42の排風と右側の排風路42の排風とが収集される位置に加熱路86が配置されている。このため、加熱路86の追加風を加熱する排風の量を多くでき、加熱路86の追加風を効果的に加熱できて、追加風により穀物Kを効果的に乾燥できる。
さらに、排風が加熱板84を介して加熱路86の追加風を加熱する。このため、追加風の湿度が低い状態で排風が追加風を加熱できて、排風が追加風を効率良く加熱でき、追加風により穀物Kを効率良く乾燥できて、穀物乾燥装置10の省エネルギー化を図ることができる。
しかも、加熱板84のフィン84Aが排風室82側に突出されている。このため、排出路42の排風の熱を効率良く加熱路86の追加風に伝達でき、排風が追加風を一層効率良く加熱できる。
なお、本実施形態では、加熱路86が排風室82に配置される。しかしながら、加熱路86が排風路42、送風機92内又は排風ダクト94内に配置されてもよい。
さらに、本実施形態では、加熱板84のフィン84Aが排風室82側に突出される。しかしながら、加熱板84のフィン84Aが加熱路86側に突出されてもよい。
10 穀物乾燥装置
12 機体(装置本体)
20 送風路
22 外気入口(供給口)
42 排風路(排出路)
82 排風室(排出路)
84 加熱板(介在部材)
84A フィン(突出部)
86 加熱路
92 送風機(排出路)
94 排風ダクト(排出路)
K 穀物

Claims (5)

  1. 穀物が収容される装置本体と、
    前記装置本体内に設けられると共に、供給口が設けられ、前記供給口から供給された乾燥風が外側に送風されて穀物が乾燥される送風路と、
    穀物を乾燥させた乾燥風である排風が前記装置本体外に向けて排出される排出路と、
    前記排出路に前記供給口とは別に設けられ、空気が前記排出路の排風によって加熱されて前記供給口を介さずに前記送風路に供給される加熱路と、
    を備える穀物乾燥装置。
  2. 前記送風路に発生する負圧により前記加熱路の空気が前記送風路に供給される請求項1記載の穀物乾燥装置。
  3. 前記排出路の排風が収集される位置に前記加熱路が配置される請求項1又は請求項2記載の穀物乾燥装置。
  4. 前記排出路と前記加熱路との間に介在される状態で前記排出路の排風が前記加熱路の空気を加熱する介在部材を備える請求項1~請求項3の何れか1項記載の穀物乾燥装置。
  5. 前記介在部材に設けられ、突出される突出部を備える請求項4記載の穀物乾燥装置。
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