JP3443533B2 - 食品の夾雑物除去装置 - Google Patents

食品の夾雑物除去装置

Info

Publication number
JP3443533B2
JP3443533B2 JP34782598A JP34782598A JP3443533B2 JP 3443533 B2 JP3443533 B2 JP 3443533B2 JP 34782598 A JP34782598 A JP 34782598A JP 34782598 A JP34782598 A JP 34782598A JP 3443533 B2 JP3443533 B2 JP 3443533B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
conveyor belt
conveyor
food
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34782598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000153233A (ja
Inventor
能久 岡本
静男 疋田
Original Assignee
静男 疋田
能久 岡本
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 静男 疋田, 能久 岡本 filed Critical 静男 疋田
Priority to JP34782598A priority Critical patent/JP3443533B2/ja
Publication of JP2000153233A publication Critical patent/JP2000153233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3443533B2 publication Critical patent/JP3443533B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は穀類や煮干しその他の
食品の夾雑物除去装置に関するもので、特に、食品中に
混入した夾雑物を風によって排除するための装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】一般に、穀類や煮干しのような比較的小
さい多数の食材からなる食品には、穀類を精製する際に
生じる殻や表皮が混入し易く、煮干しのような海産品に
は、海中に住むえびや小蛸など他の小動物が混入し易
い。そこで、従来はそのような夾雑物を除去する技術と
して、コンベアを流れる食品を一旦、風や振動によって
上方へ跳ね上げ、それに風を当てゝ嵩比重の小さいもの
(外形が大きい割りに重量の小さいもの)を遠くへ飛ば
して除去する装置が提案されている(例えば、特許第2
772903号公報)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、食品中
から分離された夾雑物が再び食品中へ戻らないよう風で
遠くへ飛ばすようにしていたので、空気流の先方へ囲い
作っても飛ばされた夾雑物を確実に捕捉することができ
ず、コンベアの周囲へ飛散させて作業環境を不衛生にす
る不具合があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記した課題は、コンベ
アベルトを備えた食品の搬送コンベアに、前記コンベア
ベルトの上方に位置してコンベアベルト側に開く吸引口
と、減圧手段とを備えた吸引箱を有する空気式の吸引手
段を設けると共に、前記コンベアベルトに載せられた食
品を前記吸引手段へ向けて気送するための選別ノズルを
設けたものにおいて、前記吸引手段の吸引口近傍に、吸
引空気と夾雑物とを分離する分離手段を設け、前記吸引
手段はコンベアベルトに対する吸引口の傾斜角を調整す
る角度調節手段を介して搬送コンベアに取り付けること
によって解決される。 【0005】 【作用】コンベアベルトによって搬送される被選別食品
は、選別ノズルによって吸引手段へ向けて吹き飛ばされ
る。このとき嵩比重の小さい夾雑物(以下、選別屑とい
う)は遠くへ飛ばされ吸引手段に到達し、嵩比重の大き
いもの(以下、選別品という)は吸引手段へ達する前に
再びコンベアベルトの上へ落下する。この過程が数度に
亘って繰り返される間に、選別屑が吸引手段によって選
別コンベアから排除され、選別品のみがコンベアベルト
の終端へ運ばれる。吸引箱は減圧手段によって内部が外
気より低圧に保たれており、選別ノズルから噴出する圧
気に随伴してくる被選別食品のうち、選別屑のみが吸引
箱の中へ吸引される。吸引手段には吸引口近傍に分離手
段が設けられ、吸引空気と選別屑とを分離して、空気を
吸引箱から外気へ放出し選別屑を吸引箱内へ残す。吸引
手段は角度調節手段によってコンベアベルトに対する吸
引口の傾斜角を調節することができ、吸引口の傾斜角を
被選別食品毎の性状に合わせて調節が行われる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本願に係る発明実施の一形
態を説明する。図1中、10は本願発明の実施である食
品の夾雑物除去装置を示す。夾雑物除去装置10は傾斜
して設けられた搬送コンベア20と、搬送コンベア20
のフレーム22に支持された送風手段30、およびその
上方に設置された夾雑物たる選別屑の吸引手段40など
からなっている。また、夾雑物除去装置10には必要に
応じて前記搬送コンベア20上へ被選別食品fを給送す
るための給送コンベア11、あるいは選別の済んだ製品
を取り出すための製品箱12などが設けられる。 【0007】搬送コンベア20はキャスタ付きの台枠2
1上に傾斜して支持されたフレーム22を有し、そのフ
レーム22の一端に設けた駆動ローラ23と他端に設け
た従動ローラ24との間に多数の透孔を有する、あるい
は網状に構成されたコンベアベルト25を捲回してあ
る。26は前記コンベアベルト25を図1中の矢印方向
へ駆動する減速機付きの電動機である。なお、この実施
例において、前記従動ローラ24は複数のローラ24
a、24aからなり、それらローラ24a、24aの間
にコンベアベルト25へ付着した被選別食品を除去する
ための清掃手段27が設けられている。この実施例にお
いて、清掃手段27は空気を噴出する空気ノズルを用い
ているが、回転ブラシ(図示してない)を用いてもよい
ことはもちろんである。 【0008】送風手段30はコンベアベルト25の裏面
から上方へ向けて開く選別ノズル31と、その選別ノズ
ル31に流量弁(図示してない)を介して連結された送
風機32とを有する。選別ノズル31は図2で示すよう
に、コンベアベルトの幅方向全長に亘って開口してお
り、コンベアベルトを横断して線状に配された噴口を有
する。よって、送風機32が運転されると、コンベアベ
ルト25の裏面からコンベアベルト25を通して上方へ
向けて圧気が噴出し、コンベアベルト25上の被選別食
品fを伴って後述する吸引手段40へ向けて流れる。よ
って、前記被選別食品fは選別ノズル31から吹き出す
圧気に随伴されて、コンベアベルト25上から吸引手段
40へ移動する。 【0009】夾雑物たる選別屑の吸引手段40は搬送コ
ンベア20のフレーム22に支持された吸引箱41を有
する。吸引箱41は概ね立方体をなし、コンベアベルト
25の進行方向に対向し下向きに傾斜して開く吸引口4
2を有すると共に、その両側壁には減圧手段たる送風機
43が吸込み口を内側にして取り付けられている。吸引
箱41のフレーム22に対する取り付けは角度調節手段
40aを介して行われている。すなわち、吸引箱41の
前側がピボットピン44によって回動可能に支持され、
後側が支持アーム45を介して他のピボットピン46に
よって支持されている。 【0010】支持アーム45は帯板状をなし、下端部が
他のピボットピン46によってフレーム22に枢支され
ている。支持アーム45の上端部には長手方向に沿って
数個の取付け孔45a、45aが設けられており、前記
吸引箱41の後側がボルト47によって固定されてい
る。かくて、吸引箱41はボルト47によって支持アー
ム45の上端に設けた数個の取付け孔45a、45aの
いずれかを選択し差し込むことによって前記吸引口24
の傾きを変化させることができる。すなわち、吸引口4
2の角度は、選別ノズル31から吹き出す圧気と共に吸
引口42まで吹き上げられたものゝ、吸引口42により
吸引されることなく再びコンベアベルト25の上へ戻る
被選別食品fが、前記選別ノズル31の位置より搬送コ
ンベアの上流側(図中の下方)となるよう調節される。 【0011】吸引箱41には吸引口42のすぐ裏面に位
置して、吸引口42から吸引される空気と、空気に随伴
する夾雑物とを分離するための分離手段50が設けられ
る。分離手段50には、一般的に使用されるスクリーン
方式やサイクロン方式が変形して使用される。図3〜図
6はスクリーン方式の分離手段50を示してある。 【0012】分離手段50は前記吸引口42の開口部を
内側から覆って設けたベルト51を有する。ベルト51
は上部に設けた第1ローラ52と下部に設けた2個の第
2ローラ53、53との間に略三角形に捲回されてい
る。図中矢印はベルト51の回転方向を示す。ベルト5
1は前記コンベアベルト25と同じ材料で作られてお
り、図示してない減速機付き電動機によって定速で一定
方向へ駆動される。55は清掃ノズルであり、ベルト5
1に付着した選別屑を吹き落とす構造となっている。5
6は吹き落とされた選別屑を受ける屑箱であり、57は
吸引箱41の内部を点検するための覗き窓であり、透明
な蓋が取り付けてある。 【0013】夾雑物除去装置10の動作を説明する。搬
送コンベア20が運転され給送コンベア11からコンベ
アベルト25上へ被選別食品fが給送されると、被選別
食品fはからコンベアベルト25上を薄い膜状となって
図中左方から右方へ搬送される。被選別食品fが選別ノ
ズル31の直上に達すると、選別ノズル31から吹き出
す風に飛ばされて上方の吸引手段40へ向けて舞い上が
り、嵩比重の小さい選別屑は吸引箱41内の負圧によっ
て吸引手段40に捕捉され、嵩比重の大きい選別品gは
自重により再びコンベアベルト25上へ落下し、選別ノ
ズル31から吹き出す風により再度、上方へ吹き上げら
れる。この過程が数回繰り返される間に選別品gは選別
ノズル31の直上を通過し搬送コンベア20の終端へ向
けた搬送が再開される。 【0014】一方、前記吸引口42によって吸引された
選別屑は随伴空気と共に吸引口42に達すると、吸引口
42を覆って設けられたベルト51を通して作用する吸
引箱41内の負圧の作用により、空気はベルト51を通
過して内部へ吸引されるが、選別屑はベルト51の表面
に吸着される結果、空気とは分離される。 【0015】ベルト51が吸引箱41の内部へ入ると、
内部の負圧はベルト51の表裏双方に作用するので、選
別屑の吸引作用は失われるが、ベルト51が第1ローラ
52の解き側と図6中、右側の第2ローラ53の巻き側
の間には大きな傾斜がないので、選別屑はベルト51の
上に載ったまゝ移動し、ベルト51が右側の第2ローラ
53を回った処で重力により吸引箱41の底部へ落下す
る。こゝで落下せずに残った選別屑はベルト51が前記
清掃ノズル55の下方を通過する際、下方へ向けて吹き
出す圧気により下方の屑箱56の中へ吹き落とされる。
なお、屑箱56は上方が開いた溝形をなし、内部へ水を
流すことにより、吹き落とされた選別屑を吸引箱41の
外へ取り出す。 【0016】 【発明の効果】本願発明によれば、吸引手段により吸引
された空気と選別屑とは分離手段によって分離され、選
別屑の激しい運動がなくなるので、その排除が容易にな
る他、搬送コンベアの回りに散乱するのを防止できる。
また、吸引手段の吸引口は角度調節手段によって、コン
ベアベルトに対する傾斜角を調整できるから、コンベア
ベルト上から吹き飛ばされてくる選別屑を効率よく吸引
でき、選別屑がコンベアベルトの近傍に散乱する不具合
がなくなる。などの効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本願発明の一実施例である、食品の夾雑物除去
装置の一部を断面して示す正面図である。 【図2】図1中のII−II断面図である。 【図3】図1中の矢視III図である。 【図4】図3の右側面図である。 【図5】図4中のV−V断面図である。 【図6】図5中のVI−VI断面図である。 【符号の説明】 10・・・・夾雑物除去装置 11・・・・給送コンベア 12・・・・製品箱 20・・・・搬送コンベア 21・・・・台枠 22・・・・フレーム 23・・・・駆動ローラ 24・・・・従動ローラ 24a・・・ローラ 25・・・・コンベアベルト 26・・・・減速機付きの電動機 27・・・・清掃手段(送風ノズル) 30・・・・送風手段 31・・・・選別ノズル 32・・・・送風機 40・・・・選別屑の吸引手段 40a・・・角度調節手段 41・・・・吸引箱 42・・・・吸引口 43・・・・送風機 44、46・・・・ピボットピン 45・・・・支持アーム 45a・・・取付け孔 47・・・・ボルト 50・・・・分離手段 51・・・・ベルト 52・・・・第1ローラ 53・・・・第2ローラ 55・・・・清掃ノズル 56・・・・屑箱 57・・・・覗き窓 f・・・・被選別食品

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】コンベアベルトを備えた食品の搬送コンベ
    アに、前記コンベアベルトの上方に位置してコンベアベ
    ルト側に開く吸引口と、減圧手段とを備えた吸引箱を有
    する空気式の吸引手段を設けると共に、前記コンベアベ
    ルトに載せられた食品を前記吸引手段へ向けて気送する
    ための選別ノズルを設けたものにおいて、前記吸引手段
    の吸引口近傍に、吸引空気と夾雑物とを分離する分離手
    段を設け、前記吸引手段はコンベアベルトに対する吸引
    口の傾斜角を調整する角度調節手段を介して搬送コンベ
    アに取り付けてある食品の夾雑物除去装置。
JP34782598A 1998-11-20 1998-11-20 食品の夾雑物除去装置 Expired - Fee Related JP3443533B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34782598A JP3443533B2 (ja) 1998-11-20 1998-11-20 食品の夾雑物除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34782598A JP3443533B2 (ja) 1998-11-20 1998-11-20 食品の夾雑物除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000153233A JP2000153233A (ja) 2000-06-06
JP3443533B2 true JP3443533B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=18392862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34782598A Expired - Fee Related JP3443533B2 (ja) 1998-11-20 1998-11-20 食品の夾雑物除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3443533B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002239466A (ja) * 2001-02-14 2002-08-27 Kamusa Shoji:Kk 食品コンベアの夾雑物除去装置
WO2011041828A1 (en) * 2009-10-05 2011-04-14 Ds Technology Pneumatic separation of loose materials
JP2016131960A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 株式会社カワクボ製作所 小魚選別装置
CN104986500B (zh) * 2015-05-31 2017-03-08 枞阳县田园面业有限责任公司 一种可移动式谷物传送机
CN105600512A (zh) * 2015-10-30 2016-05-25 新疆晨曦椒业有限公司 一种移动式散装辣椒收集设备
CN108820889A (zh) * 2018-07-09 2018-11-16 黄山市麦佰机械自动化有限公司 一种快速上料的自动上料机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000153233A (ja) 2000-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3443533B2 (ja) 食品の夾雑物除去装置
JP3975021B2 (ja) 選別コンベア装置
JP2000189053A (ja) 茶葉のふるい選別装置
JP2742995B2 (ja) 小魚等の選別装置
US3365059A (en) Apparatus for cleaning peanuts
JP3034228B2 (ja) 干し小魚の夾雑物除去装置
JP3573664B2 (ja) 脱穀機の選別装置
JP3822835B2 (ja) 脱穀機の二番処理装置
JP3264590B2 (ja) しらす干しの異物除去装置
JP3181486B2 (ja) 脱穀機の防塵装置
JPH10113047A (ja) 脱穀装置
JP2900925B2 (ja) 脱穀装置
JP2872991B1 (ja) 小魚等の不純物除去装置
JP3187970B2 (ja) 脱穀機の選別装置
JP2658960B2 (ja) 脱穀装置
JPS5912025Y2 (ja) 豆類脱粒機における選別装置
JPS5840829Y2 (ja) 大豆脱穀機
JPH11225561A (ja) 脱穀装置
JPS59132818A (ja) 脱穀機の選別装置
JPH05192032A (ja) 脱穀選別部構造
JP2848380B2 (ja) 脱穀装置
JP2001170506A (ja) 籾摺選別機の吸塵装置
JP2848381B2 (ja) 脱穀装置
JP2001204379A (ja) 小魚などの風選装置
JP2009055825A (ja) 脱穀装置における揺動選別装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees