JPH05192032A - 脱穀選別部構造 - Google Patents

脱穀選別部構造

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JPH05192032A
JPH05192032A JP813692A JP813692A JPH05192032A JP H05192032 A JPH05192032 A JP H05192032A JP 813692 A JP813692 A JP 813692A JP 813692 A JP813692 A JP 813692A JP H05192032 A JPH05192032 A JP H05192032A
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JP
Japan
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air
threshing
blower
volume control
amount
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JP813692A
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Inventor
Yoshiyuki Kono
嘉之 河野
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二番物からの夾雑物の除去を図り選別能力を
高度なものにできる。 【構成】 選別装置Bの下方に配設した二番物回収スク
リュー搬送装置12の上方を横切る状態で選別装置Bに
対して選別風を送風する唐箕10を二番物回収スクリュ
ー搬送装置13の前方に配設した脱穀選別部構造におい
て、二番物回収スクリュー搬送装置12の二番物搬送路
における底面に形成した送風口17より上方に向けて送
風可能な送風装置19を設けるとともに、唐箕10の風
量制御と、送風装置19の風量制御とを同期するよう
に、唐箕10の風量制御手段と、送風装置19の風量制
御手段とを連係してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン等に搭載さ
れる脱穀選別部構造に関し、特に、選別装置の下方に配
設した二番物回収スクリュー搬送装置の上方を横切る状
態で前記選別装置に対して選別風を送風する唐箕を前記
二番物回収スクリュー搬送装置の前方に配設した脱穀選
別部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の脱穀選別構造としては、
例えば特開平3−80017号公報に開示されたものの
ように、選別処理された一番物を一番物回収スクリュー
搬送装置で機体の一側に配設したグレンタンク又は袋回
収用のクレンホッパ等へ横送りして貯留させるととも
に、選別された二番物を二番物回収スクリュー搬送装置
で機体の一側へ横送りし、その横送りされた二番物を扱
室又は選別装置へスロワ等の還元装置で還元させて再処
理するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
造のものにあっては、二番物の中に枝付き籾の他に単な
るわら屑等の夾雑物も多く混じっており、回収した二番
物をそのまま還元すると、多くの夾雑物によって選別作
業の性能低下を招来するという不具合があった。その
上、脱穀選別処理する処理物量が多い程選別性能の低下
により二番物中に混入する夾雑物量も高くなるものであ
り、夾雑物の除去も処理物量に対する夾雑物量に応じて
適宜行われることが望ましいものであった。本発明は、
上記実情に鑑みてなされたものであって、二番物からの
夾雑物の除去を図り選別能力を高度なものにできる脱穀
選別部構造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる脱穀選別
部構造は、上記目的を達成するために、冒記構造のもの
において、前記二番物回収スクリュー搬送装置の二番物
搬送路における底面に形成した送風口より上方に向けて
送風可能な送風装置を設けるとともに、前記唐箕の風量
制御と、前記送風装置の風量制御とを同期するように、
前記唐箕の風量制御手段と、前記送風装置の風量制御手
段とを連係してあることを特徴構成とする。かかる特徴
構成による作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】即ち、二番物は、その搬送途中に、二番物回収
スクリュー搬送装置の二番物搬送路における底面に形成
した送風口からの送風により選別作用を受け、枝付き籾
等より比重の小さい夾雑物は上方に吹き上げられ、その
吹き上げられた状態で唐箕からの送風により機体後方に
吹き出されていく。さらに、脱穀処理物量検出装置の処
理物量検出結果が大であるほど前記送風装置及び唐箕の
送風量が大となるように前記送風装置及び唐箕を同期し
て制御するから、脱穀処理物量に比例して二番物の量が
多くて夾雑物が分離吹き出しにくいときには、送風装置
及び唐箕の送風量が大となって強い送風にして、一番物
の量が少なくて夾雑物が分離吹き出しやすいときには、
夾雑物のみ吹き上げ、枝付き籾等の吹き上げを抑制する
よう送風量を小さくして弱い送風にする。
【0006】
【発明の効果】従って、一旦選別処理されて回収された
二番物を横送りする途中で、さらにその二番物から夾雑
物を送風によって除去させるので、殆ど夾雑物の無い高
度に選別処理された枝付き籾のみを還元できるようにな
って、選別能力を低下させる夾雑物の除去によりその還
元量を少ないものにできることから、選別性能をきわめ
て高いものにできるとともに、脱穀処理物量に応じて最
も適した送風状態で夾雑物の二番物からの除去を行え、
脱穀処理物量ひいては二番物量の多少にかかわらず、二
番物からの夾雑物の除去を良好に行えるに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1にコンバインに搭載された脱穀選別装置1を
示している。この脱穀選別装置1は、その上部がわに脱
穀装置A、中間部がわに選別装置B、下部がわに回収装
置Cを配設して構成している。脱穀装置Aには、刈取処
理された穀稈をフィードチェーン2で挟持搬送しながら
扱処理する扱胴3を扱室4に軸架するとともに、扱処理
された処理物を漏下させる受網5を扱胴3の下方がわに
張設している。選別装置Bには、受網5から漏下した処
理物を受け止めるグレンパン6、このグレンパン6の後
方に順に位置させたチャフシーブ7及びストローラック
8、そして、チャフシーブ7の下方に位置するグレンシ
ーブ9を、前後揺動駆動される左右の枠板に架設すると
ともに、前記グレンパン6の下方側に唐箕10を設けて
いる。回収装置Cには、グレンシーブ9の下方にグレン
シーブ9からの漏下物を回収して横一側に横送りする一
番物回収スクリュー搬送装置11を配設するとともに、
グレンシーブ9の上部後端、チャフシーブ7等からの漏
下物を回収して横一側に横送りする二番物回収スクリュ
ー搬送装置12を配設している。一番物回収スクリュー
搬送装置11の搬送終端部には、脱穀選別装置1に並設
された図示しないグレンタンクに一番物を揚送するスク
リュー式揚送装置を連動連結している。一方、二番物回
収スクリュー搬送装置の搬送終端部には、扱胴3の後方
がわに設けた拡散胴13Aと一体の処理胴13Bに二番
物を送り出すためのスロワー14を設けるとともに、処
理胴13Bからの処理物を扱室4へ還元するようにして
いる。尚、ストローラック8の上方には排塵用の横断流
ファン15を配設している。
【0008】図1及び図2に示すように、二番物回収ス
クリュー搬送装置12は、脱穀選別装置1の底ケース1
6に溝状に二番物用搬送経路底壁16Bを凹入形成して
スクリュー22の搬送経路を設けて構成している。そし
て、この二番物回収スクリュー搬送装置12の搬送終端
部における二番物用搬送経路底壁16Bに、開口部17
を形成し、その開口部17に籾等の漏下を規制する状態
でクリンプ網18を張設するとともに、クリンプ網18
を通して上方に向けて吹き出す送風がなされるように、
クリンプ網18の下方に、第2唐箕ファン19を軸架配
設している。第3唐箕ファン19は第1電動モータ20
で駆動されるように構成している。
【0009】そして、図1に示すように、前記フィード
チェーン2には、脱穀処理物量を検出するためにフィー
ドチェーン2で搬送される穀稈量を検出できるよう、フ
ィードチェーン2と相対向する挟持レール2Aの上下位
置変更を検出できる脱穀処理物量検出装置としての第1
ポテンショメータ21を設けている。
【0010】更に、図4及び図5に示すように、唐箕1
0は、その回転速度を変速して選別風量を変更調節でき
るようにしている。詳述すれば、唐箕10の回転軸10
Aに付設された入力プーリ22を、左右一対の半割りプ
ーリ部分22a,22bに分割構成しているとともに、
この左右一対の半割りプーリ部分22a,22bの間隔
を変更できるようにするため、唐箕10の回転軸10A
に固定した半割りプーリ部分22aに対し一方の半割り
プーリ部分22bを回転軸10Aに対して軸芯方向に摺
動自在にスプライン嵌合しており、半割りプーリ部分2
2bを半割りプーリ部分22aに対して遠近移動可能に
変位操作する操作機構23を半割りプーリ部分22bに
連係している。この操作機構23は、回転軸10Aを枢
支するボス24を脱穀ケース36に固定した固定ボス2
4aと前記半割りプーリ部分22bを支持し一体的に変
位される可動ボス24bとで構成し、固定ボス24aと
可動ボス24bとを互いに対向する縁部に形成したカム
面同士の接当案内で可動ボス24bの回動に伴いこの可
動ボス24bを遠近移動させるように構成しているとと
もに、可動ボス24bを回動操作するように、脱穀ケー
ス36に固定した送風量調整用の第2電動モータ25で
回動操作される螺軸26に螺着されたコマ部材27と、
可動ボス24bに突設した回動操作アーム28とをプシ
ュプルワイヤ29で連係して構成されている。そして、
コマ部材27の位置検出するための第2ポテンショメー
タ30をコマ部材27に連係させており、これによっ
て、コマ部材27の位置と、唐箕10の回転速度とを対
応させているので、第2ポテンショメータ30で唐箕1
0の回転速度の検出を代用している。
【0011】図3に示すように、前記第1ポテンショメ
ータ21及び第2ポテンショメータ30は、その出力信
号が入力されるように、制御手段を成す制御回路31に
接続しているとともに、この制御回路31からの出力信
号で駆動されるように、第1電動モータ20及び第2電
動モータ25は、制御回路31に接続されている。制御
回路31はマイコン等で構成されており、第1ポテンシ
ョメータ27での検出結果に基づいて、脱穀処理物量が
大であるほど、前記唐箕10及び第2唐箕ファン19を
高速で回転させるように、第1電動モータ21及び第2
電動モータ26を駆動する制御信号を出力している。
尚、第1ポテンショメータ21で検出された脱穀処理物
量の結果に比例するように唐箕10及び第2唐箕ファン
19を回転制御させている。
【0012】上記構成により、二番物回収スクリュー搬
送装置12で搬送される二番物に混在しているわら屑等
の夾雑物は、第2唐箕ファン19によるクリンプ網18
を通しての上方への送風によって上方に吹き上げられる
ことになり、その吹き上げられた夾雑物は前記唐箕10
からの唐箕風を受けて機体後方に送り出され排除される
ことになる。また、選別処理された二番物の量はフィー
ドチェーン2で搬送される穀稈量を検出することにより
間接的に検出できるとともに、その検出された脱穀処理
物量が大になるほど唐箕10及び第2唐箕ファン19を
高速に駆動するようにしているから、二番物の搬送量が
多い場合には、その搬送二番物に混在した夾雑物を除去
するための第2唐箕ファン19による選別用の送風を第
2唐箕ファン19の回転速度を速くして送風を強いもの
にし、量が多くて塊状となった一番物の籾に隠れた夾雑
物をも上方に吹き出せるようにしているとともに、唐箕
10による送風量も大となることで、多くの浮遊わら屑
を迅速に脱穀選別装置1から放出できる。一方、二番物
の搬送量が少ない場合には、枝付き籾が上方に飛散しな
いように、その搬送二番物に弱い送風を与えるように
し、唐箕10の送風も弱いものとする。
【0013】本発明は次のように実施しても良い。 (イ)図6に示すように、二番物回収スクリュー搬送装
置11の搬送終端部における搬送経路底壁16Bに、多
数の上下貫通して前後方向に長い孔32‥を搬送経路方
向に並設する状態で穿設しているとともに、その搬送経
路底壁16Bの下方には、前記上下貫通孔32‥から上
方に吹き出すよう送風する送風装置としてのブロア33
を第1電動モータ20で駆動可能に軸架配設し、前記各
上下貫通孔32‥には、下方からの送風時に大きく開口
し送風が弱い時には籾が漏下しないように小さく開口す
る送風口34を形成したポリウレタン樹脂製の弁部材3
5を設けること。そして、脱穀処理物量の図示しない検
出装置の検出結果に基づいて、脱穀処理物量が大である
程、ブロア33及び唐箕10(図示せず)を高速で回転
させて、送風量が大となるように図示しない制御手段で
制御すること。 (ロ)図7に示すように、二番物回収スクリュー搬送装
置11の搬送終端部における搬送経路底壁16Bに、送
風口としての多数の上下貫通孔36‥をパンチ加工で穿
設しているとともに、その搬送経路底壁16Bの下方に
は、前記上下貫通孔36‥から上方に吹き出すよう送風
する送風装置としての第2唐箕ファン19を第1電動モ
ータ20で駆動可能に軸架配設し、そして、脱穀処理物
量の図示しない検出装置の検出結果に基づいて、脱穀処
理物量が大である程、第2唐箕ファン19及び唐箕10
(図示せず)を高速で回転させて、送風量が大となるよ
うに図示しない制御手段で制御すること。 (ハ)送風口を一番物回収スクリュー搬送装置の搬送終
端部にのみ設けるものでなく、ほぼ全般にわたって設け
ること。 (ニ)送風装置と送風口とを管路等からなる送風路で接
続して、送風口の下方がわに送風装置を設けるものでな
く、送風口より離れた箇所に送風装置を設けること。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀選別部全体を示す縦断側面図
【図2】脱穀選別部を示す縦断後面図
【図3】唐箕並びに送風装置を制御する構造を示すブロ
ック図
【図4】唐箕及びその駆動を変速する構造を示す縦断後
面図
【図5】唐箕の駆動を変速する構造を示す側面図
【図6】別実施例としての送風口及び送風装置を示す縦
断後面図
【図7】別実施例としての送風口及び送風装置を示す縦
断後面図
【符号の説明】
10 唐箕 12 二番物回収スクリュー搬送装置 17 送風口 19 送風装置 B 選別装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選別装置(B)の下方に配設した二番物
    回収スクリュー搬送装置(12)の上方を横切る状態で
    前記選別装置(B)に対して選別風を送風する唐箕(1
    0)を前記二番物回収スクリュー搬送装置(12)の前
    方に配設した脱穀選別部構造において、前記二番物回収
    スクリュー搬送装置(12)の二番物搬送路における底
    面に形成した送風口(17)より上方に向けて送風可能
    な送風装置(19)を設けるとともに、前記唐箕(1
    0)の風量制御と、前記送風装置(19)の風量制御と
    を同期するように、前記唐箕(10)の風量制御手段
    と、前記送風装置(19)の風量制御手段とを連係して
    ある脱穀選別部構造。
JP813692A 1992-01-21 1992-01-21 脱穀選別部構造 Pending JPH05192032A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07170846A (ja) * 1993-12-21 1995-07-11 Iseki & Co Ltd 脱穀機における風選装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07170846A (ja) * 1993-12-21 1995-07-11 Iseki & Co Ltd 脱穀機における風選装置

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